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最 3 話 100 切りのための 脱 力み その 1 皆さん こんにちは 大森睦弘です 第 1 話 第 2 話では 何故 力む のか と言うことを確認して ではどうしたら良いのかと言う 脱 力み のための 基本的な点をご紹介してきました 第 3 話として 100 切りのための脱 力み というお話をさ

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最3話 100 切りのための「脱・力み」その1

皆さん、こんにちは、大森睦弘です。 第1話、第2話では、何故「力む」のか、と言うことを確認して、ではどうしたら良いの かと言う、「脱・力み」のための、基本的な点をご紹介してきました。 第3話として、「100 切りのための脱・力み」というお話をさせていただきます。 スコアが 100 を切ったことの無い方でも、できる事をまとめてみました。 しかし、もっと上級レベルのプレーヤーの方であっても、取り入れて頂くべきことをたく さん盛り込んでいます。 誰だって不調な日というのはあります。 そんな時、何を考えたら良いのか。 そして、初心に返ってみることで、さらなる上達のための、何かのヒントがあるかもしれ ませんね。 頭の中の力みをとる 何年もゴルフやっているのに、なかなか 100 を切れない。 そんな方が、実に多いのです。 なんと、約8割の方が、100 を切れないというのが統計です。 スコアメイクの要は、ドライバーショットとアプローチ・パターと言われています。 100 切りが目標なら、ドライバーでは、大怪我しないことです。 飛距離は 70 台に突入を目指すときに必要になりますが、それまでは、もっと重要な問題が たくさんあります。 まずは、考え方を変えることで、「力み」がなくなる方法をお伝えしておきます。 「そんなの、わかっている。」と言う貴方、ちゃんと考え直してみてくださいね。 本当に、真剣に考えていただきたいこととは、次の3つです。 (1)ボギーを貴方のパーと考える。 (2)ドライバーとアイアンショットで、フェアウェイキープだけを優先させて打つ。 (3)100 ヤード以下の練習を9割以上にする。 これだけのことを、本当に実行していただけたら、良いのです。 パーオンとは、2パットでパーが取れる打数でグリーンオンすることです。 例えば、ミドルホールなら2オン、と言うことです。 出来ないことを、出来るだろうということで、賭けに出ることは、大叩きこそすれ、良い ことはなく、まさに宝くじを狙うようなものです。 全部ボギーなら 90 ですから、ボギー狙いに徹して失敗が9回以下に抑えられれば、100 切 り達成です。

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そして、100 を切りたければ、まずは大叩きを減らすことです。 気楽にショットを考えてください。 例えば、ミドルホールでボギー狙いの3オンなら、100 ヤード前後のショット3回でグリー ンに立つ事となります。 この戦略を実行するにあたり、まずドライバーショットについて考えてみます。 ドライバーはボールをなるだけ高く上げなければ、大怪我は激減します。 ぐんぐんと高く上がるビックボールは、ひとまず 100 を切ってからにしましょう。 ドライバーショットはトップで良いのです。 トップで良いのなら、めちゃ振りしなくても、良いです。 ダフリ、トップに曲がりなし、とも言われます。 ティーアップするドライバーでは、めちゃ振りしようとしなければ、ほとんどダフること はありません。 そして、トップすることを狙います。 トップすれば、どうやっても OB になるほどは曲がりません。 チョロまではいかなくても、ラインを出すようなイメージで、ゆったりターゲット方向に クラブヘッドを振り出してあげれば良いのです。 下半身は目一杯ですが、上半身はゆったり振り切ることが大切です。 300 ヤードのミドルなら、180 ヤードぐらいまでドライバーで飛ばし、次にアイアンで 100 ヤードぐらいの安全なところにボールを運びます。 そして、70 ヤード前後のアプローチショットでグリーンを狙う。 うまくグリーンに乗って2パットならボギーです。 ドライバーで 200 ヤード、アイアンで 150 ヤード、350 ヤード先のグリーンセンターに乗せ ると考えるより、ドライバーで 180 ヤード、アイアンで 100 ヤード、そして 70 ヤードのア プローチの方が、気が楽です。 ドライバーとアイアンは、かなり適当に打てばいいのです。 距離もあなたの最大飛距離などなくても、とにかくフェアウェイにボールを置いておけば 良いのです。 そうしたら、ずいぶん力みなくスイングできますね。 戦略だけで「脱・力み」が達成できる可能性が見えてきませんか。 ドライバーでなんとかフェアウェイなり、あまり深くはないラフとかにボールを置けたな ら、次は 100 ヤード前後のアイアンショットで次に打ちやすいところを狙えば良いのです。 ここまでくると、アプローチなど、100 ヤード以下でのショットが、スコアを減らせる可能 性の大部分となります。 と言うことで、アプローチとパターです。 でも、練習は 100 ヤード以上の長い距離の練習ばかり。 そして、フルショットがほとんど、と言うことが現状ではないでしょうか。

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残り 100 ヤードから 50 ヤードぐらいのところから、いかに3打以内で上がるか。 この練習にできるだけの労力、時間と球数をさいてあげれば良いのです。 100 ヤード以下のショットでは、どうやっても「力み」なんて、ゼロです。 そして、大怪我なく、ダフリとか3パットが9回以下なら 100 を切れる、という感じでし ょうか。

ダフりゼロの極意

フェアウェイの絶好の位置にボールを置けて、残り 100 ヤード以下という時は一番気にな るのがダフリですね。 また、ショートアイアンでのトップは大怪我の元なので、絶対トップは防ぎたいという気 持ちもよぎります。 実は、トップの原因はダフリの原因とほとんど同じ場合が多いのです。 ダフリを防止できるような事を行えば、トップ防止にもなります。 ダフリは、90%リリースが早過ぎることが原因です。 その他、下半身より上半身が先に動いてしまうとか、ダウンスイングで右肩が下がるとか、 ヘッドアップとか、そもそもセットアップが悪くて、ダフるということもあります。 リリースが早すぎてダフル、と言うことはどういうことなのでしょうか。 試しに、極端な例として、ゆっくりで良いので、次の事をやってみてください。 トップから、上半身の形をキープして、クラブを絶対リリースさせないようにして、地面 にクラブヘッドを当てられますか。 絶対、出来ないはずです。 いくら、トップからセットアップの位置よりも腰や頭などを低くしても、クラブヘッドは 地面に到達しません。 クラブはリリースされなければ、地面には届かないのです。 ダフることなんて出来ないのです。 それではゴルフスイングにならないじゃないか、と言うことですが、少しずつリリースし ていってみると、だんだんゴルフのスイングになります。 手元がボールを過ぎてから、クラブが急激にリリースされるイメージ。 これがハンドファーストでのボールヒットなのです。 実際には、どんなにリリースしないようにしたとしても、グリップが胸の高さぐらいから はリリースされます。 そこでリリースタイミングを確認することは、映像でも難しいのですが、ちょっとした確 認方法があります。 それは、6番アイアン〜 PW のショットで、ターフがとれているかどうかです。 ターフをわざととらないというショット方法もありますが、基本はこれら6番アイアン以

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下の番手ではターフがとれることがノーマルです。 最近のアイアンは低重心になり、上から打ち込むようなショットでなく、払い打ってもボ ールが上がるように打つ事が可能となっています。 しかし、できるだけボールとクラブの間に芝をかませないで、ボールをクリーンに打ちぬ く確率をアップするためには、ある程度はダウンブロー軌道でボールヒットさせた方が良 いです。 練習場と実際のラウンドでは状況が異なり、なかなかラウンドで結果が出せないのは、ラ ウンドでの状況に対応できるような練習をやっていないで、練習場でうまく打てればいい、 というショットになっている場合もあるのです。 クラブヘッドとボールの間に芝が噛む程、ボールにスピンがかかりにくくなり、せっかく グリーンに落ちたのに、ころがってグリーン奥に出てしまう。 そして、グリーン奥は下りのショットになっていたりするので、グリーン手前よりは難し い状況が多いのです。 また、飛ぶボールは表面が硬くスピンがかかりにくいという事も多いので、グリーンを狙 う場合は、できるだけ芝を絡ませたくないのです。 いづれにしても、ターフがとれないということは、リリースが早くて、クラブヘッドの最 下点か、その先ぐらいでボールヒットしている場合が多いのです。 通常6番アイアン〜PW では、ボールの先に1ドル札の半分の長さぐらいの形で、ターフが 取れることが理想です。 ターフの形があまり深すぎたり、形が悪いと、手で無理やり上から打ち込んだ結果となり ます。 それだけターフというものは、大切な事を教えてくれる先生なのです。 ボールヒットに向かって、リリースされながら、要するに加速されながら、最下点に向か ってボールヒットさせます。 リリースを早めてしまう原因をみてみましょう。 トップからいきなり上半身のパワーを目一杯出しに行くと、ほぼ確実にリリースは早くな ります。 100 を切れない方のほとんどは、スライス打ちです。 そのスライスになる原因が、やはりトップからいきなりフルパワーを出そうとしてしまう ことなのです。 このようにトップからフルパワーを出そうとすると、外から入って左に抜けていきます。 そうするとボールは左に出て、クラブフェースが閉じなければボールが大きく右に曲がる スライスになります。 トップから力を思いっきり出そうとするのと、トップから下半身が動くのでは、全然クラ ブの軌道が違います。 下半身よりも先に上半身が動くことで、下半身のパワーを出せず、結局手でクラブを振り

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回すということにもなったりします。 第2話の上半身のところで詳しくお話していますが、トップから手首のヒンジをより深く 作りながら、クラブを腰の高さまで落としてきます。 ヒンジ、蝶番(ちょうつがい)とは、右手の甲側に折れる事を言います。 トップからダウンスイングにかけて、手首を柔らかく使うことで、体の回転により手首は 自然に右手甲側に折れます。 このヒンジを、自分からほどかないような感じで、スイングすることがものすごく大切で す。 トップまでいって、ダウンスイングを開始するとヒンジができます。 このヒンジを自分から解きにいかないことです。 解きにいかないで、トップから手首を柔らかく使うとヒンジができてきます。 そして腰のあたりからヒンジは急激に開放されます。 自分で開放するのではなく、自然に腰のターンが遅くなってくるとヒンジが開放される感 じが大切なのです。 さらに詳しく言うと、手首のコックは大分頑張って解かないようにしても、グリップが胸 の高さぐらいになると解け始めます。 しかし、ヒンジは腰の高さまではキープできます。 また、下半身においても、トップからは、一旦重心を落としてくるような「間」がほしい ですね。 第1話の「下半身の使い方」のところで詳しくお話していますが、トップからいきなり右 足で地面を蹴るように腰を回そうとするのではないのです。 トップからは、一旦、両股関節が少し入る「間」が欲しいのです。 この「間」があることで、トップからフルパワーでクラブを振り回す動きを押さえること も出来ます。 ダフリの原因のその他のものに関しては、スタンスの幅が広すぎて、下半身のパワーを抑 えようとして、逆に手が動いて、クラブのリリースが早くなり、ダフル、ということもあ ります。 その他にも、フルショットではなく、比較的手で調節する場合もダフることが多いです。 比較的短いアプローチで、下りなどで転がせない状況。 その時に微妙な手のタッチを使いたくなって、下半身の動きが止まる。 そして、思ったより早くクラブがリリースされてしまうというパターンです。 本当は、どんな小さなショットでもしっかりと下半身を動かしてショットするとリリース が早まることはありません。 また、重心がボールの先に落ちてこなくて、重心がボールの後ろにあるままクラブをリリ ースしてしまった場合も、ダフりやすいです。 本当は重心が、ボールよりも先にきたところでリリースされればダフらないのですが、ま

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だ重心がボールよりも手前にあるところでクラブがリリースされると、ダフる事になりま す。 これも上半身がでしゃばって動いた結果、下半身がしっかりターンできなくて、重心が移 動されなかったということになります。 下半身よりも、上半身が先にターンしようとすると、下半身が動きにくくなるのです。 何故かと言いますと、上半身がターンしようとすると、上半身の下にある下半身は、上半 身が回転しようとしている方向とは反対の回転力を受けるからです。 また、クラブがリリースされると、慣性モーメント(回りにくさ)が大きくなり、やはり 回転しづらくなります。 スケート競技で、ターンの終わりに手を広げて回転を遅くしていますね。 これと同じように、クラブがリリースされるとクラブヘッドが体の近くから遠くに離れる と回転しにくくなるのです。 クラブは体の近くにあった方が回転しやいのですが、リリースが解けてクラブが段々体よ りも遠いところに行くと回転しにくくなります。 リリースが早くなって下半身が動きづらくなるのです。 また、セットアップよりも高い姿勢でボールを打とうとすると、クラブヘッドがボールに 届かない気がして、リリースを本能的に早めてしまうことになります。 試しに、セットアップからさらに伸び上がってトップを作って、そこから重心(頭など) を落とさないで、ボールを打ってみてください。 ほぼ 100%リリースが早くなります。 頭の下がり具合の程度によって、ダフりもトップもあります。 頭が下がらなければ、トップ。 頭が下がりすぎると、ダフリ。 頭が下がりすぎると言うのは、トップに向かって上体が浮いたり、トップまでは良いので すがそこから状態を起こしながら頭が上がると届かない気がして頭を下げてしまうのです。 そうすると、下げすぎてダフる。 そのような微調整が必要になってしまって、ダフリやトップがおきてしまいます。 実際トップから重心が落ちてこないで、リリースが早くなるという例は、かなり多いと言 えます。 さらに、セットアップの問題で、無理やり重心移動しなければ、ボールの先に重心が落ち てこないという事も多いのです。 ほとんどの方はこのセットアップが悪いという問題を抱えています。 このセットアップは、ダフリにもつながるのですが、ゴルフスイング全体を悪くしている ほとんどの原因でもあるのです。 この後、セットアップに関連したお話をしてみたいと思います。

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クラブフェースの向き

実は簡単な様で、セットアップでクラブフェースを正しくセットできていない場合が、も のすごく多いです。 そして、それがスイングを悪くしている諸悪の根源です。 クラブフェースが本来あるべき所にないと、スイング中にどこかで修正しなければならな くなります。 その修正するための動きが、無駄な動きでもあり、自然にクラブが振られることを妨げて しまうのです。 「力み」の原因となるのです。 また、上半身よりも下半身を積極的に動かしたいのですが、手がいろいろ何かやらなけれ ばならないほど、上半身を動かす事になってしまいます。 また、基本的なスイングの物理ですが、クラブフェースの向きと、スタンスの向き、この 2つは、ボールの飛び方に、大きく影響を与えます。 クラブヘッドは、ボールを右に曲げたり、左に曲げたりするときでも、基本、通常ショッ ト(バンカーショットの一部やプローチの一部とパッティング以外)では、ターゲット方 向に向けます。 「ボールは軌道方向に飛び出して、クラブフェースの向きの方向に戻ってくる。」と覚えて おいてください。 これだけ覚えておけば、打とうとしたボールに対するクラブフェースの向きと、スタンス が簡単にセットできます。 そして、実はあまり打つことはないのですが、曲げないつもりのストレートボールを打つ なら、スタンスはクラブフェースのリーディングエッジと直角です。 フェード(少し左に出てターゲットに戻る)なら、スタンスを少し左に向けます。 スライスならスタンスの向け方をより大げさにします。 ドロー(少し右に出てターゲットに戻る)なら、スタンスを少し右に向けます。 フックならスタンスの向け方をより大げさにします。 クラブフェースのリーディングエッジとスタンスの関係で、ボールの左右方向への飛び出 しかたと曲がり方が決まりますが、クラブフェースの立つ角度、要するにクラブシャフト をターゲット方向に対して、どの角度でセットするかによって、ボールの打ち出しの角度 が変わります。 低いボールを打ちたければ、クラブシャフトはターゲット方向に倒れます。 高いボールを打つときは、クラブシャフトはターゲットとは反対方向、真っ直ぐに戻って きます。 真っすぐよりも後方に倒れることはほとんどありません。 必ずシャフトが、ターゲット方向に対して垂直から少し前か、大分前か、と言う感じです。

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これはボールの位置の変化とも言えます。 要するに、ボールの高さがクラブシャフトの傾きにより、変化するということになるので す。 ボールの高さは、打ち出し方向だけではなく、ボールのバックスピン量によっても変化し ます。 バックスピンが多ければそれだけ高くあがりやすくなります。 バックスピンはヘッドの下の方に当たるほど多くなります。 ギア効果ですね。 また、ボール初速が早いほど、ぐんぐん上がっていく力があるわけですから、ボールの到 達点は高くなります。 また、クラブフェースを正確にターゲットに合わせているなら、クラブフェースが、スタ ンスをとる場合の重要な基準となります。 ボールとスパット(目印)を結ぶライン(ターゲットライン)は、体から離れてセットア プします。 そうすると、足とそのターゲットラインが平行なのかとか、どれぐらいの角度になってい るか、感じにくいですね。 しかし、クラブフェースのリーディングエッジは、目の前に真っ直ぐ見えているし、クラ ブフェースとグリップはつながっていて、クラブフェースの向きは、手の感覚でも感じる ことができるのです。 ですから、クラブフェースを正しくセットすることが、大切です。 それに合わせて入ってゆくことが、やさしく正しいセットアップができるための要となっ ています。 セットアップでのお勧めの方法は、クラブヘッドをセットしてから、そこに足踏みしなが ら入ってゆく方法です。 ボールとターゲットを結んだ仮想的なライン(ターゲットライン)をイメージで描きます。 そして、クラブヘッドのリーディングエッジ(クラブの下側)を、そのターゲットライン に直角に合わせます。 このようにしながら、ボールの後ろにクラブヘッドをセットします。 そこから、セットしたクラブヘッドを、できるだけ動かさないようにして、気持よく振れ そうなところに、足踏みをして入っていきます。 この足踏みをすることで、最適な足のポジションを探しながら入っていくことが出来ます。 目印となった、体の入るところの基準を教えてくれるクラブフェースに対して、体をセッ トすれば良いのです。 練習場や、実際に芝の上でも同じですが、練習の時にクラブヘッドを合わせる合わせ方を ご紹介します。

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実際に練習場であれば床にモノを置いたり、練習の時であれば芝の上にモノを置いたり出 来ます。 クラブをもう1本用意します。 ボールの体に近い側、10cmぐらいのところに、今行おうとしているショットには使わな いクラブのシャフトを、ターゲット方向に向けておきます。 そして、その床に置いたクラブに直角にクラブヘッドのリーディングエッジをセットしま す。 よく足元にバーを置いたり、マットのラインを使う場合もありますが、クラブヘッドを正 しくセットしたいので、できるだけヘッド(ボール)に近い所に基準を置くようにします。 ボールに近いところから、どうなった良いのだろうと考えていく事も大切なのです。 ボール、クラブヘッド、シャフト、手、肩、と言う感じです。 クラブフェースを正しく合わせる方法と、その御利益は、わかっていただけたでしょうか。 セットアップが悪いと、スイング中に、何か調整しなければならなくなります。 動きの中で調整が少ないほど、すばやく動けて、ボールを強く叩けます。 本当に簡単な手順を守っていただくだけで、できてしまいますので、絶対試してみてくだ さい。 そして、力みのないスイングへの第一歩を手に入れてください。

セットアップで足踏み

セットアップでもう1つ。 クラブフェースのところで少し触れさせていただいたことですが、足踏みについてです。 クラブフェースを正しくセットしたら、そこに入ってゆく。 でも、「クラブの何センチのところに右足をおいて、そして左足は…。」と、考えると、頭 がおかしくなりそうですね。 そこで、人間の本能を利用します。 セットしたクラブヘッドに対して、気持よくクラブを振れそうに感じるところを、足踏み をしながら探すのです。 最初のうちは、よくわからないかもしれませんが、さっきよりは、こっちの方が気持ち良 いとか、今のはだめだった、など経験値を積むことで、ピッタリのポジションがわかって きます。 ここで注意していただきたいことがあります。 それは、クラブヘッドをセットして足踏みするときに、クラブヘッドのことをおろそかに しないことです。 足踏みすることに集中し過ぎて、クラブヘッドの向きが大きく変わってしまっては意味が ありません。

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先ほど、クラブフェースをセットするところで、少し触れさせていただいた、ボール位置 について。 100 を切れたら、そろそろ打ちたいボールの高さに対して、ボールを置く位置を、体の左右 方向のどのあたりに置くか、調整を初めても良いです。 それまでは、クラブシャフトの長さに対して、気持よく振れそうなところを探すことから 考えるだけで十分です。 また、ボールに対してどの程度スピンをかけたいかによって、ボールヒットの位置とか、 クラブフェースのボールへの侵入角度が決まってきます。 しかし、スピンをかける場合は、単にスピンがたくさんかかれば良いというものでもなく、 どれぐらいかかって欲しいかもコントロールする必要がありますので、クラブの入れ方は 難しいと言えます。 スピンをかけるように打ったつもりが、かからなかったとか、かかり過ぎたとかでは、グ リーンに落ちてからのコントロールはできないことになります。 また、ボールも大きく影響してきますので、スピンコントロールは難しいと考えてくださ い。 スピンをかけたい時ほど、できるだけロフトの大きなクラブを使って、急角度で、クラブ ヘッドのスコアライン下から2本目ぐらいのところにボールをヒットさせます。 ボールが右足寄りになるということです。 長いクラブよりも短いクラブの方が、ボールが右足寄りになります。 左足寄りになるほど、クラブヘッドの侵入角度は浅くなります。 右足寄りになるほど、クラブヘッドの侵入角度はキツくなります。 ボールにスピンをかけたい時ほど、右足寄りになります。 その他、ボールにスピンをかけるのに、ボールの下にクラブフェースを滑らせるように、 できるだけ高速に入れるという方法もあります。 アプローチショットなら、バウンスをボールの手前に当てて、そのままボールの下を滑ら せます。 しかし、ボールに入るところがかなり微妙ですので、トップしてしまう確率もアップして しまい、かなり危険なショットとなります。 スピンをかけたい時ほど、クラブヘッドを早く振っても、飛ばないように、同じクラブを 使おうとしても、クラブフェースを開きます。 しかし、その場合はスピンが真っ直ぐにかからないため、落ちてからの転がる方向が難し くなります。 その為、大分練習して、どれぐらい落ちてから転がって曲がるのか、イメージできるよう にしておかなければなりません。 また、グリーンのどんな傾斜に落ちるかによっても、スピンの効き方は変わります。 当然ですが、上り斜面に落ちるほどスピンでは止まりやすくなります。

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どのように止めるかをコントロールするためには、グリーンの形状を知って、ピンポイン トで狙い撃ちすることが必要になってきます。 スピンに関しては、このような感じです。 100 を切れない段階でしたら、スピンはショットで変えることは、まずはあきらめてくださ い。 その代わり、短めのクラブでしっかり振れば、スピン多め。 長めのクラブで弱めに振れば、スピン少なめと考えて、クラブ選択でスピンを調整する様 にしてください。 そうすれば、クラブを振る強さを調整する方法を、覚えればスピンコントロールが出来る 事になります。 シャフトが短くなるほど、気持よくクラブを振れるボール位置は、左踵から体の真ん中方 向に移動します。 長いクラブに比べて、それより短いクラブの場合には、もう少し右足寄りになってきます。 (左足踵から体の真ん中方向に移動します。) 距離調整をするアプローチショットでは、スタンスを狭めますが、シャフトの長さで決ま る左足からのボールまでの距離を同じにしていると、スタンスが狭いほど右足寄りに、ボ ールが寄って来ます。 第3話その1エンディング 引き続き、第3話「100 切りのための脱・力み」その2をお楽しみください。 引き続き 100 切のための「脱・力み」その2をお楽しみください。

参照

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