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CONTENTS
【特集】 ■ 『注目されるフィリピン』 1 独立行政法人 国際協力機構 関西国際センター 所長 西野 恭子 氏 【トピックス】 ■ 『日本での中国商品商談のチャンス』 7 一般社団法人 日中経済貿易センター 経済交流グループ本部長 理事 池田 稔 氏 【アジアビジネス情報】 ■ アジアニュース・主要経済指標 11みなと銀行 国際業務部アジア室
1. 本資料記載の情報は、法律上、会計上、税務上の助言を含むものではありません。法律上、会計上、税務上の助言を必要とされる場合は、そ れぞれの専門家にご相談ください。 2.著作権 本誌記載の情報の著作権は原則として弊行に帰属します。いかなる目的であれ、本誌の一部また は全部について無断で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、貸与等を行うことを禁止します。 3.免責 本誌記載の情報は、 弊行が信頼できると考える各方面から取得しておりますが、その内容の正確性、信頼性、完全性を保証するものではありません。ここに記載された 内容は事前の連絡無しに変更されることもあります。弊行は当該情報に起因して発生した損害については、その内容如何にかかわらず一切責任を 負いません。また、本稿の中で、意見にわたる部分は、筆者の個人的意見であり、筆者の所属する組織の見解を代表するものではありません。2016 年 4 月
58
号
ア ジ ア 室 通 信
2018 年 5 月
83
号
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『注目されるフィリピン』
独立行政法人国際協力機構
関西国際センター 所長 西野 恭子 氏
1.フィリピンは左遷先? 「アジア室通信」をご覧になっている皆様は、フィリピンについてどのような印象をお持ちで しょうか。 大ヒットドラマ「半沢直樹」では、半沢直樹と対立する支店長が悪事を暴かれ、その結果、 対立していた支店長がフィリピンにある子会社に左遷されるシーンがあります。「半沢直樹」 はフィリピンでも多くの邦人駐在員が見ていたそうですが、駐在員の間では「あれはないで すよね」、「わかってないなあ」という会話がされていたとか。 一般的な日本人にとってフィリピンは左遷先というイメージだとすれば、それは大きな間違 いです。なぜ間違いなのか? 本稿ではフィリピン経済の可能性について述べたいと思いま す。 2.なぜフィリピンに注目すべきなのか? 40 代、50 代の方にフィリピンのイメージを聞くと「アジアの病人」とか「クローニー資本主義」、 「若王子さん事件」等、経済が低調で治安も悪い、という印象が強いと思いますが、最近そ のイメージは急速にかわりつつあります。 国際協力銀行が毎年行っている「我が国製造業企業の海外事業展開に関する調査報告」I の 2017 年度海外直接投資アンケート結果では、将来の投資先として有望とみられる国の順 位を 8 位にまで押し上げています。同じ ASEAN 地域では、ベトナム(3 位)、タイ(4 位)、イン ドネシア(5 位)に次ぐ順位となっており、ミャンマー(9 位)やマレーシア(11 位)、シンガポー ル(14 位)、カンボジア(20 位)を上回っています。 その理由は何でしょうか。 ① 堅調な経済成長と ASEAN の中で遜色のない購買力 まず、マクロ経済が順調であることが挙げられます。2016 年の GDP 成長率は 6.9%、2017 年も 6.9%(7-9 月期)と順調に推移しており、世界銀行は 2018 年も 6.7%の成長が見込まれ ると予測しています。 Ihttps://www.jbic.go.jp/wp-content/uploads/press_ja/2017/11/58812/shiryo00.pdf2
この経済成長のおかげで、一人当たり GDP は 3,580 ドルにまで増加しています。周辺国と の比較では、インドネシアが 3,400 ドル、ベトナムが 2,050 ドルですから、いわゆる VIP (Vietnam, Indonesia, Philippines)諸国のなかでは最も高いということになります。
ちなみに一人当たり GDP が 3,000 ドルを超えると本格的に自動車需要が伸びると言われ ています。 【グラフ1.国民総所得(GNI)比較】 マクロ経済の基礎要件も安定的に推移しており、インフレ率は 2~3%程度、財政赤字も GDP 比で 0.3%、経常収支黒字も GDP 比で 0.2%と健全な値を示しています。 フィリピン経済の特徴の一つとして、GDP の 7 割を個人消費が占めていることが挙げられ ます。このことから、フィリピンでは個人消費が GDP 成長をけん引していると言えます。 また、海外出稼ぎ労働者からの送金も、2016 年には約 269 億ドルにも上っており、フィリピ ンの GDP の約1割を占めています。 ちなみに昨年「フィリピンパブ嬢の社会学」(中島弘象著、新潮新書)IIという本が評判にな りましたが、フィリピンパブで働いている方々の内情もさることながら、本国で送金を受ける 側の留守家族のお金の使いっぷりも大変印象的でした。 ② 圧倒的に若い人口構成 もう一つのフィリピン経済の特徴として、若年人口が多く、いわゆる「人口ボーナス」が長期 間にわたって続くことが挙げられます。フィリピンの人口は 2015 年に 1 億人を超えました。こ れはインドネシアに次ぐ人口規模で、今後も生産年齢人口は 2080 年まで続くと見込まれて います。中国やベトナムの生産年齢人口が減少に転じつつあるのとは対照的です。 IIhttps://www.amazon.co.jp/dp/B01MRCO8YJ/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8 &btkr=1
3 したがって、フィリピンは今後市場としても有望であり、また若い労働力の供給源としても期 待できる国ということになります。先述の JBIC 海外投資アンケートでも、フィリピン将来の投 資先として有望と考える理由として、「現地マーケットの今後の成長性」と「安価な労働力」が 上位に来ています。 【グラフ2.フィリピンの人口構成図】 ③ ドゥテルテ政権の経済政策 フィリピンでは 2016 年の大統領選挙の結果、ドゥテルテ大統領が就任しました。ドゥテルテ 大統領は率直な物言いが話題になることもありますが、フィリピンでは、これまでの歴代大 統領と比べても極めて高い支持率を保っています。 前のアキノ政権のマクロ経済政策は国際的にも高い評価を受けていましたが、ドゥテルテ 政権もその堅実なマクロ運営方針を踏襲しています。 同政権が掲げる経済・社会上の政策のポイントは以下の通りです。
ドゥテルテ政権の 0+10 point Socioeconomic Agenda
0 治安 1 前政権のマクロ経済政策の踏襲 2 累進課税改革、徴税効率化 3 ビジネス環境整備・競争促進(外資規制緩和) 4 インフラ投資の対 GDP 比 5%までの増加 5 農業・地方の生産性向上 6 投資促進のための土地保有制度強化 7 産業界のニーズに対応する人材育成 8 科学技術振興 9 社会保障制度改革 10 リプロダクティブヘルス、家族計画強化
4 また、2017 年 4 月には「ドゥテルテノミクス」を発表し、インフラ投資の加速や持続可能な開 発、包括的成長、投資促進を強く打ち出しました。特に、長年フィリピンの課題とされてきた インフラ投資に関しては、2022 年の任期期間中に約 18.5 兆円の投資を行うとした点が注目 されています。 3.フィリピンの課題と今後の展望 成長著しいフィリピン経済ですが、課題はないのでしょうか。0+10 point Socioeconomic Agenda の各項目が、裏を返せばフィリピン経済の課題と言うことができます。即ち治安の改 善、投資環境整備、貧困対策、人材育成等です。 投資を行う日本企業の観点からは、治安のほか、法制度などビジネス環境が整っている か、運輸や電力といった適切なインフラが整っているか、優秀な人材が確保できるか、が関 心事となります。 ① 深化する日比関係 日比両国は極めて密接な関係にあります。フィリピンにとって、日本は最大の輸出先国、 かつ最大の直接投資受入国であり、また ODA の金額も日本が第一位です。 両国の首脳間の往来も頻繁であり、2017 年 1 月には安倍首相がフィリピンを訪問し、今後 5 年間で 1 兆円の経済支援(ODA、民間投資等)を表明したほか、2017 年 10 月の日比首脳 会談でも日比両国の「戦略的パートナーシップ」を更に強化することが確認されています。 【グラフ3.フィリピンへの日本からの直接投資残高】 (出所:JETRO) ② フィリピンの課題に即した ODA フィリピンの開発を促進するため、国際協力機構(JICA)は、フィリピン政府に対して様々な 支援を行っています。例えば、マニラ首都圏では交通インフラが需要に追い付いておらず、 輸送コストの高さが問題となっていますが、JICA ではマニラ首都圏の運輸交通にかかるマ 90 100 110 120 130 2011 2012 2013 2014 2015
フィリピンへの日本からの
直接投資残高
5 スタープランを提供した他、同計画に沿って鉄道や地下鉄、道路等の整備を資金協力で支 援しています。 また、ハード面のインフラ整備だけでなく、日本企業を含む企業の投資環境整備のために、 例えば競争法策定支援など、ソフト面での協力も行っています。 こうした支援を行う上では、フィリピン政府との協議はもちろんですが、日本企業の皆様か らの意見も頂戴しながら計画をたてるように心がけています。 日本とフィリピンは、その地理関係や政治体制の類似性などから、今後も引き続き外交的 にも経済的にも密接なつながりをもった国となることは間違いありません。「アジア室通信」 でも中国やベトナムに比べて登場回数が少ないフィリピンですが、首都マニラには JICA の ほか、JETRO なども事務所を設置して日本企業のフィリピンでの活動を支援しておられます。 若く、成長著しいフィリピンにもぜひ注目していただければと思います。
6 【独立行政法人 国際協力機構(JICA)ご紹介】 JICA は、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、東京の本部をはじ め、国内に 14 ヵ所、海外に約 90 ヵ所の拠点を有し、開発途上国への技術協力、有償資金協 力、無償資金協力等の国際協力を実施しています。 「信頼で世界をつなぐ」というビジョンを掲げ、多様な援助手法を組み合わせ、最適な解決 策を提供することで、開発途上国が抱える課題の解決を支援しています。 最近では、日本企業の優れた技術やノウハウを活用して途上国の課題を解決するべく、 日本企業の海外展開支援に力を入れており、2012 年度に中小企業海外展開支援事業、翌 2013 年度に民間技術普及促進事業、2017 年度には途上国の課題解決型ビジネス(SDGs ビジネス)調査といった事業を開始しました。 国内拠点の一つである関西国際センターは、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、 和歌山県における JICA 事業の総合窓口として、関西地域と開発途上国の架け橋になるべく、 地域とともに、国際協力事業を展開しています。 地域の優れた技術や知見を活かし、年間約 1800 名の開発途上国からの技術研修員、留 学生の受け入れや、自治体、NGO/NPO、民間企業、大学等と連携した国際協力事業、開 発途上国や国際協力への理解促進のための開発教育・グローバル人材育成支援などを、 幅広く展開しています。 昨年 12 月には、2015 年国連サミットにおいて合意された「持続可能な開発目標(SDGs)」 の実現に向けて、関西地域の産官学民と共に「関西 SDGs プラットフォーム」を立ち上げ、関 西での SDGs の浸透、SDGs 達成に向けた取組みの促進に取り組んでいます。
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『日本での中国商品商談のチャンス』
一般社団法人日中経済貿易センター
経済交流グループ本部長
理事 池田 稔 氏
改めて提起する必要はありませんが、中国は日本にとって最大の貿易パートナーです。 財務省の統計によりますと、2017 年の対中国貿易総額は 333,377 億円(輸出 148,917 億 円、輸入 184,460 億円)で第一位、第二位のアメリカは貿易総額 231,870 億円(輸出 151,111 億円、輸入 80,759 億円)であり、特に輸入総額については中国が全体の中でも圧倒的なシ ェアを占めています。 【表1.2017 年 日本との貿易高ランキング(国・地域別)】 (財務省統計より日中経済貿易センター作成) 中国からの輸入金額 184,460 億円を日本の人口 1 億 2670 万人(2017 年 10 月)で割ると 145,588 円、つまり日本人一人当たり中国からの輸入金額は 14.5 万円余りとなります。 2017年 日本との貿易高ランキング(国・地域別) 日本からの輸出高 日本の輸入高 国・地域 金額(億円) 前年同期比(%) 前年の金額(億円) 国・地域 金額(億円) 前年同期比(%) 前年の金額(億円) 1 アメリカ 151,111 6.8 141,428 1 中国 184,460 8.4 170,189 2 中国 148,917 20.5 123,614 2 アメリカ 80,759 10.3 73,221 3 韓国 59,783 19.1 50,204 3 オーストラリア 43,702 31.6 33,210 4 台湾 45,581 6.8 42,677 4 韓国 31,543 15.9 27,220 5 香港 39,742 8.8 36,515 5 サウジアラビア 31,148 46.6 21,248 6 タイ 33,009 11.0 29,744 6 台湾 28,469 14.1 24,953 7 シンガポール 25,406 17.9 21,546 7 ドイツ 26,266 9.7 23,945 8 ドイツ 21,246 10.8 19,170 8 タイ 25,493 16.4 21,896 9 オーストラリア 17,955 17.2 15,320 9 アラブ首長国 23,261 23.7 18,802 10 ベトナム 16,882 19.7 14,106 10 インドネシア 22,234 11.8 19,888 11 イギリス 15,392 3.8 14,833 11 マレーシア 21,614 15.1 18,780 12 インドネシア 15,020 22.1 12,300 12 ベトナム 20,782 17.7 17,660 13 マレーシア 14,313 8.6 13,182 13 ロシア 15,539 26.6 12,273 14 オランダ 13,949 8.7 12,829 14 カタール 12,332 4.0 11,853 15 メキシコ 12,638 9.2 11,578 15 カナダ 12,265 22.3 10,027 輸出総額 782,907 11.8 700,357 輸入総額 753,049 14.0 660,4198 この数字は輸入時の金額ですから、これに税金や物流費用、そして企業の利益などを乗 せていくと、実際の最終消費者の購買価格では一人 20 万円近くになるのではないでしょうか。 4 人家族なら年間約 80 万円の Made in China を購入していることになります。通関統計によ ると輸入金額の Top5は電話機、衣類・同付属品、電算機(含周辺機器)、音響映像機器(含 部品)、金属製品であり、「あぁ、なるほど」の結果でしょう。 では日本企業の皆さんは、どのような方法で輸入商材を見つけ、商談しているのでしょう か?最近ではインターネットや、アリババをはじめとする EC サイトも多く利用されているよう ですが、やはり現物、サンプルを手に取り品質を確認する作業が必要でしょうし、数量、金額 といった条件面のネゴ、または商談相手に誠意があるか、信用できるかは会って話をして確 認したいものです。 中国の交通が便利になったとは言え、面積が大きいので各地の公司や工場を訪問する のは大変です。やはり便利で多くのサプライヤーと接触できる商談の機会は古くから展示 会・商談会がその王道ではないでしょうか? 日中貿易に古くから携わる方の中には、毎年春と秋に広州で開催される「中国輸出入商 品交易会(広州交易会)」に参加されている方も多いことでしょう。まだ自由に中国国内を移 動できない頃は広州交易会が唯一ともいえる貿易商談の機会でありました。 また、近年は春に上海で開催される「中国華東輸出入商品交易会」には日本から多くの バイヤーが訪れ、商談が進められています。 現在中国では、「会展経済(会議・展示会経済)」と言われるほど各地で会議や展示会が たくさん開催されていますので、各種専門分野の展示会に参加されるバイヤーも多いことで しょう。 しかし、いずれも中国へ行き、展示会に参加するのは費用、時間も掛かることから、日本 国内でも中国の様々な地域・商材を対象とした展示会が開催され、日本での中国商品商談 のチャンスが提供されていますので、当センターが協力する展示会・商談会を紹介させてい ただきます。 (開催済みのものを含む) 「第 20 回 中国山東省輸出商品展示商談会」 会期:3 月 13 日~15 日 会場:マイドームおおさか
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毎年 3 月に大阪で開催され、2018 年で第 20 回を迎えた展示商談会です。山東省商務庁 が山東省内の優秀な企業を誘致し出展します。今年は出展者数約 200 社、繊維・アパレル、 日用雑貨、文化製品などが展示されました。
「第 32 回 AFF(Asia Fashion Fair)大阪 2018」 会期:4 月 10 日~12 日 会場:マイドームおおさか 2003 年から開催され、現在、春は大阪、秋は東京で開催される中国が日本で開催する最 大級の繊維・ファッションの OEM/ODM 展示会です。中紡公司が厳選する約 320 社がアパレ ル、服飾品、素材などを展示されます。 「第 22 回 江蘇省輸出商品展示会」 会期:5 月 22 日~24 日 会場:マイドーム大阪 毎年 5 月に大阪で開催され、江蘇省商務庁が江蘇省内のアパレル、ホームファブリック、 靴、帽子、日用雑貨、ギフトなど今年は 160 社、240 ブースを組織し展示される予定です。 これらの展示会には対日ビジネス経験の豊富な企業が多く出展し、日本語を話す商談員 も多くいます。これから新たに中国からの輸入を検討される企業、これまでとは異なる仕入 れ先を検討される方など、日本国内で気軽に中国商品を見て、商談することができる展示 会です。様々なルートでの商材開拓がありますが、これら日本で開催される中国の展示会を ご活用されてはいかがでしょうか?
10 【筆者ご紹介】 池田 稔(いけだ みのる) 一般社団法人日中経済貿易センター 経済交流グループ本部長 1987 年京都外国語大学卒業後、一般社団法人日中経済貿易センターへ入所し現在に至る。 主な担当事業・業務 対中輸出及び対中輸入促進事業、対中投資促進事業、研修生受入事業など 通訳:関西経済連合会訪中団、各種訪日団、訪中団、産業セミナーなど 執筆 ダイセン「繊維ニュース」上海ビジネスウォッチ、毎日新聞「エコノミスト」チャイナウォッチ、 ワールドウォッチなど 【一般社団法人 日中経済貿易センターセンターご紹介】 名称 一般社団法人日中経済貿易センター(1954 年 11 月設立) 事業内容 *対中国、対日本への貿易・投資コンサルティング *中国訪日団の受入れ *訪中団の派遣 *日本で開催される中国展示会、展示商談会の受入れ *中国で開催される国際展示会への日本企業の出展とりまとめ *Web サイト「JCCNET」コンサルティングサービスの提供 JCCNET https://jccnet.japanchina.jp/ *技能実習生の受入れ(東南アジア) *月刊会報誌「JCC マンスリー」等の資料配布 *各種経済交流行事の開催
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アジアニュース・主 要 経 済指 標
【中国】 広州市(中国広東省)で開催されていた国内最大の貿易見本市である、第 123 回広州交 易会第 1 期が 5 日間の会期を終え 19 日に閉幕した。 同市商務委員会は今回の見本市には、広州企業 257 社が出展、成約総額は 10 億米ドル (約 1,100 億円)を超えたと発表した。また、中央政府が提唱しているシルクロード経済圏構 想「一帯一路」の沿線国家・地域に関して、協力関係を強化していることから、2017 年の広 州市との貿易伸び率は 24.64%で、全国平均を上回ったと説明した。 会期中に出展企業・団体 600 社を対象に実施した調査結果によると、第 2 四半期(4~6 月) の貿易見通しについて、53.7%が「増える」と答え、前年同期比で 10.2 ポイント上昇。通年見 通しでは 56.5%が「増える」と答え、比率は前年同期比 0.2 ポイント拡大した。 貿易増加市場(複数回答)の予測に関しては、59.1%が「アジア」、36.2%が「北米」、45.9% が「欧州」、40.2%が「アフリカ」と回答した。 【ベトナム】 国際通貨基金(IMF)のデータによると、ベトナムから中国への輸出はこの 10 年間で 15 倍 に拡大し、2017 年は 506 億ドルに達した。その一方で、15 年間にわたりベトナムにとって最 大の輸出相手国だった米国への輸出が 10 年で約 4 倍増の 465 億ドルにとどまったため、 中国が米国を抜いてベトナム最大の輸出市場となった。 ブルームバーグによると、米国が保護主義的な貿易政策を強める中で中国はアジア地域 への影響を拡大しており、ベトナム統計総局のデータによれば、18 年 1~3 月におけるベト ナムの対中輸出は前年同期比 33.5%も増加したが、対米輸出は 20%増にとどまった。 こうした状況について、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の在シンガポール・エ コノミストのユージニア・ビクトリーノ氏は、「アジアの貿易の中心は明らかに米国から中国へ 移行した」と指摘。「保護主義は何の利益にもならない。アジア諸国は今後、貿易面で中国 の存在が米国を上回っていることをいっそう認識するようになるだろう」と語った。 ベトナム人エコノミストのレ・ダン・ゾアン氏(国連開発政策委員会メンバー)は、「ベトナム は中国依存を避けるために市場の多様化を進める必要がある」と指摘し、米国を除く 11 ヵ国 が署名した環太平洋連携協定(TPP)の新協定「TPP11」や発効が迫る欧州連合(EU)・ベト ナム自由貿易協定(EVFTA)の恩恵を享受できるための準備をしておかなければならないと 話した。12 (出所)各国(地域)統計,政府発表,ブルームバーグ ■通貨 (対ドル為替相場、年末・月末時点相場) 13,892 51.980 66.6613 6.3336 7.8475 1,076.65 29.628 1.3236 31.590 63.5863 109.19 6.2887 7.8229 1,067.75 29.144 1.3121 3.8985 22,705 13,389 51.295 3.9195 22,760 31.327 66.1590 63.1253 インド INR 52.170 44.788 46.870 フィリピン PHP 13,473 12,412 13,850 インドネシア IDR 22,475 21,388 ベトナム VND 4.2935 3.4965 マレーシア MYR 36.058 35.799 32.880 タイ THB 1.4131 1.3217 シンガポール SGD 32.828 31.642 台湾 TWD 1,176.01 1,087.60 韓国 KRW 香港 HKD 7.7509 7.7559 7.7545 中国 CNY 6.4935 6.9502 6.2052 109.05 120.38 119.44 日本 JPY 2015年12月 2017年12月 2018年 3月 2018年 1月 2018年 2月 2018年 4月 2016年 12月 2014年12月 116.96 1,207.82 32.254 1.4468 49.730 32.580 67.9250 4.4862 22,761 4.0465 22,698 13,568 7.8140 1,070.65 112.69 6.5067 29.800 1.3360 49.920 63.8713 13,768 31.385 31.188 3.8635 22,794 106.28 6.2911 7.8488 1,063.55 29.116 1.3115 65.1775 106.68 6.3310 7.8261 1,083.10 29.222 1.3248 3.9170 22,759 13,745 52.110 65.1775 ■株価 (年末・月末時点相場) 1,778.02 1,863.47 1,050.26 5,919.24 7,721.02 10,692.30 2018年 4月 22,467.87 3,082.23 30,280.67 2,492.40 10,553.43 3,577.21 1,174.46 6,188.99 7,979.83 10,113.70 2018年 3月 21,454.30 3,168.90 30,093.38 2,445.85 10,906.22 3,427.97 1,776.26 1,863.46 579.03 7,946.35 1,542.94 1,753.71 2,880.76 8,185.80 8,282.70 インド NIFTY 指数 6,952.08 7,230.57 フィリピン フィリピン 総合指数 4,593.01 5,296.71 5,226.95 インドネシア ジャカルタ 総合指数 545.63 ベトナム ベトナムVN 指数 1,692.51 1,641.73 1,761.25 マレーシア クアラルンプール 総合指数 1,288.02 1,497.67 タイ SET指数 2,882.73 3,365.15 シンガポール ST指数 8,338.06 9,307.26 台湾加権 指数 台湾 1,961.31 1,915.59 韓国 韓国総合 株価指数 21,914.40 23,605.04 中国 上海総合 指数 3,539.18 3,234.68 19,033.71 17,450.77 日経平均 株価 日本 2014年12月 2015年12月 6,840.64 664.87 3,103.64 22,000.56 2,026.46 9,253.50 香港 香港 恒生指数 2016年12月 19,114.37 10,642.86 10,530.70 2017年12月 22,764.94 3,307.17 29,919.15 2,467.49 3,402.92 1,796.81 984.24 6,355.65 8,558.42 2018年 1月 23,098.29 3,480.83 32,887.27 2,566.46 11,103.79 3,533.99 1,826.86 1,868.58 1,110.36 6,605.63 8,764.01 11,027.70 2018年 2月 22,068.24 3,259.41 30,844.72 2,427.36 10,815.47 3,517.94 1,830.13 1,856.20 1,121.54 6,597.22 8,475.29 10,492.85 ■政策金利 (年末・月末時点) ※日銀は金融市場調節を2013年4月よりマネタリーベースに変更。コール市場加重平均レート(短資協会発表)を参考記載。 ※ 6.000 2.100 1.500 3.250 6.250 6.500 3.000 2018年 4月 ▲0.068 4.350 2.000 1.500 1.375 1.500 3.250 6.250 6.500 3.000 2018年 3月 ▲0.068 4.350 2.000 1.500 1.375 6.000 KORP7DR Index 5.600 0.066 無担保 コール翌日 7.500 8.000 4.000 INRPYLD Index 6.750 7.750 6.500 0.038 インド フィリピン PPCBOND Index インドネシア IDBIRATE Index マレーシア MAOPRATE Index 2.000 BTRR1DAY Index タイ 0.770 シンガポール 中銀SFBR 1.875 2.000 韓国 香港 0.500 HKBASE Index 中国 CHLR12M Index 日本 2014年12月 1.500 1.625 3.000 6.500 6.250 1.210 1.500 3.250 4.000 2015年12月 4.350 0.750 ベトナム 1.250 3.250 2016年12月 ▲0.058 4.350 1.000 1.375 1.170 1.500 3.000 VNREFINC Index 6.500 6.500 1.530 6.000 2.150 1.500
シンガポールは金融市場調節を為替レートにより実施。中央銀行翌日物貸出金利(Standing Facility Borrowing Rate)を参考記載。
台湾 TAREDSC Index 2017年12月 ▲0.062 4.350 1.750 1.500 1.375 3.000 6.250 6.500 3.000 6.000 2018年 1月 ▲0.005 4.350 1.750 1.500 1.375 1.470 1.500 3.250 6.250 6.500 3.000 2018年 2月 ▲0.053 4.350 1.750 1.500 1.375 1.310 1.500 3.250 6.250 6.500 3.000 6.000 ■実質GDP成長率 (前年比、前年同期比) ※空欄は数値算定中 6.81 5.01 6.20 2.80 3.30 4.02 1.38 6.90 2.40 2015年 2014年 1.95 3.28 2.90 5.00 0.80 0.38 7.30 2.80 0.81 日本 中国 香港 韓国 3.30 シンガポール 3.60 タイ マレーシア 3.80 3.10 2.86 台湾 インドネシア 5.07 6.70 2017年 1.70 4.88 6.68 2016年 0.93 6.70 2.00 7.10 ベトナム インド 6.40 7.40 6.90 4.20 6.00 1.98 5.01 5.98 2.80 1.41 6.21 6.90 7.38 3.90 5.90 8.20 フィリピン 6.10 1.40 3.04 2.80 6.80 2018年 1-3月 ■CPI消費者物価指数 (前年比、前年同月比) ※空欄は数値算定中 4.28 0.20 0.79 1.30 2.66 3.40 4.30 2018年 3月 1.10 2.10 2.60 1.30 1.57 5.07 0.00 0.68 2.70 2.65 3.25 3.40 2018年 1月 1.40 1.50 1.70 1.00 2014年 1.03 1.90 日本 中国 シンガポール タイ マレーシア ベトナム インドネシア フィリピン インド 6.71 1.20 6.42 1.99 4.43 4.18 2.73 1.30 1.84 0.80 1.44 3.00 0.70 ▲0.31 ▲0.52 ▲0.90 2.10 0.60 1.43 4.91 2016年 ▲0.13 2.01 2.42 1.00 2015年 1.40 1.78 4.96 6.38 3.16 4.74 3.53 0.19 4.44 2018年 2月 1.50 2.90 3.10 1.40 2.19 0.42 1.40 3.18 3.80 香港 韓国 台湾 3.15 0.50 2.09 ▲0.53 0.89 2.86 3.33 0.62 0.59 0.67 3.88 2.60 3.81 2018年 4月 1.07 2.75 2017年 0.48 1.55 1.48 1.50
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