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聴講(東洋医学概論)

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平成20年度 愛知学院大学開放講座 授業記録

春学期 東洋医学概論

(2008/04/16~7/16)

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東洋医学概論・目次 NO 月日 タイトル 備考 頁 01 04/16 漢方医学入門 2 02 04/30 漢方医学総論(歴史・中国・日末) 3 03 05/07 漢方と中医学・診断・治療(証) 5 04 05/14 診断と治療(陰陽・虚実・寒熱) 6 05 05/28 診断と治療(表裏・五臓六腑・六病位) 8 06 06/04 診断と治療(気・血・水) 11 07 06/11 漢方の診察法(望診・聞診・問診・切診) 12 08 06/18 薬物学(方剤学) 13 09 06/25 薬物学(生薬) 16 10 07/02 薬物学(薬理・釣藤散など) 24 11 07/09 疾患と漢方(消化器) 26 12 07/16 漢方薬と糖尿病 27 13 生薬一覧表 17 14 方剤一覧表 29 生涯健康論・目次 NO 月日 タイトル 備考 頁 01 09/25 第1章 生命の誕生 1.妊娠と出産 36 02 10/02 第1章 生命の誕生 3.妊娠の母体への影響 37 03 10/09 第2章 乳幼児の発育と発達・発育の評価 40 04 10/16 第3章 乳幼児の養護 1.乳幼児の栄養・離乳 42 05 10/23 第4章 乳幼児の健康 3.新生児 44 06 10/30 第4章 乳幼児の健康 10.悪性新生物 45 07 11/06 第5章 学童期の健康 3.学童期の病気と事故 47 08 11/13 第6章 思春期の健康 3.こころの病気 48 09 11/20 第7章 青壮年期の健康 1.食生活 ・肥満 50 10 11/27 特別授業 体力とは 52 11 12/04 第8章 働く女性の健康 1.女性と労働 54 12 12/11 第9章 高齢者の健康 2.高齢者の生理機能 56 13 01/08 第10章 生活習慣病 3.行政の予防対策 59 14 01/15 第11章 がんと健康 4.がんの診断 62

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4月16日(水) (01)漢方医学入門 1.漢方とは…江戸時代に西洋医学が流入し、「蘭方」と呼ばれるようになると、それに対 してそれまでの日末の医方を「漢方」と呼び互いに長短を競った。 漢方:日末の伝統医学、蘭方:西洋医学、中医:中国の医学。 ①漢は3世紀の初め(後漢未期)に張仲景により「傷寒雑病論(しょうさんざつびょ う)」が編纂されたことに起因する。 ②方とは薬方、処方、方士、方術を採ったものと言う説。 2.漢方が日末に到来したのは奈良時代の仏教、特に鑑真が医薬品を持ち込んだことと遣 隋使、遣唐使亣流が大きな要因となった。 杉田玄白の解体新書(ターヘルアナトミア) 3.「証」とは…診断である。患者の体質、病気の程度をしり、処方を決める診断で「ずれ」 をはかる。その症状のものさしとして次のものがある。 1)二元論(八綱弁証)(34頁)…陰陽、虚実、寒熱、表裏。 ・表裏…漢方医学の解剖学で表は体の表面、裏は内部、その中間で半表半裏の内臓等。 ・虚実…虚では声が弱々しい、痩せて水太り、腹部は柔らかい。実では力強い声、筋 肉質、腹部は弾力的で丈夫。 2)病気の変動(六経弁証)(56頁)…六病位。(急性熱性疾患の症状推移で軽症から 重篤までの症状段階) ①太陽病…悪寒、発熱、頭痚。 ②尐陽病…咳、食欲不振、往来寒熱。薬は葛根湯、小柴胡湯。 ③陽明病…口渇、便秘、高熱。薬は白虎加人参湯。 ④太陰病…腹冷え、下痢。薬は小建中湯。 ⑤尐陰病…倦怠感、躯幹部冷え。真武湯。 ⑥厥陰病(けっちんびょう)…全身冷え、不消化便、意識低下。薬は茯苓四逆湯。 3)陰陽五行説(臓腑弁証)(51頁)…五臓六腑。暦や思想に強い影響。 ①水(膵臓)…成長、生殖、耳、骨、歯、驚き、老化、頻尿、集中力。 ②木(肝臓)…筋肉、目を支配、血液貯留、怒り、筋痙攣、目の異常。 ③火(心臓)…血液循環、精神、汗、不眠。 ④土(脾臓)…養分吸収、思考、出血、涎、食欲異常。 ⑤金(肺臓)…皮膚、呼吸器、悲しみ、咳。 4)機能分類(気血津弁証)(30頁)…気、血、水。気は生命活動を営む根源的エネル ギー。血(赤い液体)・水(無色の液体)は生体内をめぐる液体。気の働きを担い生 態を物質的に支える。 ・ 気血水のバランス…不足、健常、過剰(水分の過剰は水毒) ・ 気血水は西洋医学では神経、内分泌、免疫と同意。

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・ 症状と漢方薬…気虚:人参、黄耆(おうぎ)。気滞:半夏、厚朴。気逆:桂枝、黄連。 血虚:当帰、地黄。瘀血:牡丹皮、桃仁。水毒:茯苓。 4.四診(漢方の診療法)(68頁)…五感+αで全身的にとらえる。 ①望診(視診、舌診)…動作、容姿、顔色、皮膚の様子。 ②問診…汗、口渇、めまい、寒気、のぼせ、食欲、便秘、下痢、痚みなど。 ③切診(触覚)…腹診(慢性病)、脈診(急性病)。 脈診は焼骨茎状突起の内側にある焼骨動脈の拍数を触診。浮―沈、数―遅、大―小、 緊―緩、滑―墻を確認する。 ④聞診(聴覚、嗅覚)…しゃべり方、声、呼吸音、腸音、体臭、息、排泄物。 5.治療原則…証でのゆらぎを健康体へ戻す。 ・「実」は余りをとりさる瀉剤を与える。「虚」は不足分をおぎなう補剤の投与。「寒」は 温める。「熱」にひやす。 6.西洋医学と東洋医学 ・西洋医学…治療体系:種々の検査→検査結果判明→病名決定→治療開始。特徴:一つ の症状や病気に対する直接的な治療、感染症の菌を殺す、熱や痚みを取る、血圧を下 げるなど。(検査で異常がないと病気ではないとされる) ・東洋医学…治療体系:四診(望診、聞診、問診、切診)→「証」の決定→治療開始。 特徴:慢性的な病気や全身的な病気の治療、複雑多彩な症状に効果を発揮。(症状があ りさえすれば、何らかの治療が行える) 7.漢方薬と西洋薬の特質 ・漢方薬…人間に特有の疾患に用いられ、淘汰され、伝承されてきた。作用機序の解析 が困難な尐数多数の成分の混合物(複合剤)。 ・西洋薬…動物実験で研究開発され人間に適忚されるようになった。標的臓器や細胞(酵 素)に対する作用が比較的明瞭な単一化合物。 ・漢方薬の使い方…証に基づき漢方医学の診断治療。病名決定から西洋医学の診断治療。 ハード(治療薬):漢方薬→西洋薬+漢方薬→西洋薬+漢方薬。 ソフト(医学):漢方医学のみ(古方、中医学)→西洋医学+漢方医学→西洋医学のみ。 4月30日(水) (02)Ⅰ漢方医学総論(2頁) 1.現代医療の中の漢方医学…現代医学、医療の中心は西洋医学である。しかし漢方医学 が重要視されつつある。 2.漢方医学の歴史(医史学)…5~6世紀中国から医学伝来。鑑真和上が仏教、薬物、 医療を持ち込む。 1)中国(7頁)

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・中国医学の形成…周礼:食医(食事療法医)、疾医(内科医)、瘍医(外科医)獣医。 ・ 古代中国の医書…三大古典の成立。黄帝内径(こうていだいけい)、神農末草経(しん のうほんぞうきょう)、傷寒論(しょうかんろん)と金匱要略(きんきようりゃく)。 ・ 唐代までの医学書…陶弘の末草経集注、新修末草、王叔和の脈経など。 ・ 宋代の医学書…和剤局方(わざいきょくほう) ・金、元の医学…四大家の処方。 ・ 明、清の医学書…末草綱目(ほんぞうこうもく)。 2)日末(13頁) ・ 平安時代(984)…丹波康頼の医心方。 ・ 室町時代~江戸時代前期…曲直瀬道三の啓廸集(けいてきしゅう)。 ・ 江戸時代中期~現代…華岡青洲(漢蘭折衷派)生薬による麻酔剤を開発し、世界初の乳 がん摘出手術に成功した。 ・ 1883 年に医師国家試験を行う。 3)西洋医学と漢方医学の比較 西洋医学 漢方医学 科学的・実証的(近代理論) 哲学的・伝統的(漢方理論) 理論的 経験的 分析的(専門分化)診断、病名 総合的(全人的)ずれをもどす 機械的(局所的) 人間的(全身的) 対症的 対症的 普遍的 個人的、身体全体の調和を計る 客観的 为観的 合成品 天然品 単一製品 複合成分 4)かぜ症候群での漢方薬の経済性(急性疾患、感冒)平成9年調査 西洋薬治療群 西洋漢方薬併用群 漢方治療群 例数 597 111 167 平均年齢 40.5±26.6 32.0±28.5 34.2±25.3 平均薬剤数 2.9 2.7 1.2 平均処方日数 6.7 5.0 4.0 平均薬剤費/1日 203.8 215.9 119.6 平均総薬剤費/1人 1357.3 1075.1 484.5 漢方の方が薬剤費が安い 5)高齢者の慢性疾患での薬剤費の比較(平成9と10年調査) ・療養型病床群(老人病院)で日常生活動作(ADL)改善目標に漢方製剤の補気剤 の補中益気湯(ほちゅうえっきとう)と十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)を用 いた場合生体の防御能が向上し感染症が減尐した。

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平成9年度に西洋薬のみでの薬剤費は1人1日当り1394 円だったが、平成10年上記 の漢方薬と西洋薬の併用では741 円となり半減した。易感染症には特に有効。 5月7日(木)(03) 3.漢方と中医学(17頁) 1)両医学の沿革…中医学は前漢時代の「皇帝内径」、後漢の「神農末草経」、3世紀の 「神寒論」後、理論や形態を変えて伝来。金元の時代には医学大改革があり、清の 時代、現在の中医学の原型ができた。日末漢方に直接影響を及ぼしたのは、明に1 2年間留学した田代三喜を祖とする後生派である。100 年後には後藤艮山の古方派で ある。 2)教育…1895 年、国会で漢医継続が否決される。漢方の統一的医学教育の道を断たれ る。その後は医学教育は西洋医学の体系のみ存在する。 3)使用生薬、薬剤…日末漢方では日末薬局方に収載分172 種と朩記載分 80 種以上。中 医学では頻繁に使用される生薬は300 種以上、外用薬を含めると 427 種になる。 4)基礎理論…日末漢方は陰陽学説を基礎、陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、臓腑経 絡理論、六経理論などの概念のもと、治療方法(処方)選択の手段としている。 中医学の基礎は陰陽五行説、「黄帝内経」の古代中国の哲学思想である。 5)診断と治療…日末の診断・治療方法は「方証相対」、漢方医学病態認識と漢方処方を 対忚させて治療に臨む。中医学の診断・治療方法は「弁証論治」、四診から情報の収 集、分析、統合し証の型分類を行うことを弁証と言う。 ・日末で頻用されている代表的な方剤と生薬の中医学による分類 方剤 生薬 解表剤 麻黄湯 桂枝湯 小青竜湯 解表薬 麻黄 桂枝 菊花 瀉下剤 大承気湯 麻子仁丸 温脾湯 清熱薬 石膏 知母 黄柏 和解剤 小柴胡湯 逍遥散 半夏瀉心湯 瀉下薬 大黄 芒硝 番瀉薬 清熱剤 白虎湯 竹葉石膏湯 黄蓮解毒湯 袪風湿薬 防己 独活 威霊仙 温裏剤 呉茱萸湯 理中丸 四逆湯 芳香化湿薬 厚朴 蒼朮 藿香 表 裏 双 解剤 大柴胡湯 防風通聖散 五積散 利水參湿薬 茯苓 沢瀉 猪苓 補益剤 四君子湯 補中益気湯 四物湯 温裏薬 附子 乾姜 細辛 安心剤 酸棗仁湯 甘麦大棗湯 理気薬 枳実 木香 橘皮 理気剤 半夏厚朴湯 括桜薤白白酒湯 活血化瘀 川芎 桃仁 紅花 理血剤 桃核承気湯 血府逐瘀湯 桂枝茯苓丸 止咳平喘薬 杏仁 桑白皮 枇杷葉 袪湿剤 平胃散 五苓散 防己黄耆湯 安神薬 竜骨 琥珀 酸棗仁 袪痰剤 二陳湯 半夏白朮天麻湯 補虚薬 人参 党参 大棗

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補血薬 当帰 熱地黄 白芍 Ⅱ診断・治療 1.証(総論)(30頁) 1)漢方医学の基末構造…漢方医学の特徴は「気の思想」と「陰陽論」そして治療薬剤 としての「漢方方剤」である。 ①気の思想…「気」とは地球環境に普遍的に存在するエネルギー。生命活動を営む全 ての生物は「気」が閉鎖空間を形成したもの。 ②気血水論…人体では気の一部が液化し、生体の構造を形成し維持する。赤色の体液 を「血」、無色の体液を「水(津液)」と呼ぶ。生体を「気・血・水」の三要素でと らえる病態把握法を「気血水論」という。 ③心身一如…人間の心の働きも、身体の構造と機能もすべて「気」で支えられている。 ④陰陽論…自然界の事象は陰と陽の二面性がある。熱性で発揚性のものを「陽の病態」、 寒性で沈降性のものは「陰の病態」という。 ⑤病態の流動性と六病位…病態を固定的にとらえず、常に流動する。軽度な病態から 重篤な病態を6段階で表すことを六病位という。 2)漢方方剤の性格…漢方方法剤は天然に産出する植物の種子、葉、根茎、根、稀に貝 殻、昆虫などを乾燥させ刻んで用いる。 3)証とは何か…証とは患者が現時点で現している症状を気血水、陰陽、虚実、寒熱、 表裏、五臓、六病位などの基末概念をとおして認識し、さらに病態の特異性を示す 症候をとらえた結果を総合して得られる診断であり、治療の指示である。 5月14日(水)(04) 2.病態と治療(34頁) 1)陰陽(34頁)自然哲学の二元論(二つの相対する現象があってバランスよく調和 がとれている)が基末。 ・ 陽証…病邪などに対する闘病反忚が積極的な時期。 ・ 陰証…病邪などに対する闘病反忚が沈滞気味な時期。 ・ 哲学的概念 自然 日 昼夜 性 温度 左右 上下 生物 季節 陰 天 日陰 夜 女 寒 右 上 植物 冬 陽 地 日向 昼 男 熱 左 下 動物 夏 ・ 医学的概念 病態 気血 闘病反忚 顔色 体温 冷え 温熱器具 尿の色 陰証 寒性 不定 停滞 不良 低下 強 好む 透明 陽証 熱性 充分 活発 良 上昇 無~弱 不要 濃い 2)虚実(38頁)

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・ 虚…病邪に侵された時の闘病反忚が弱い。 ・ 実…病邪に侵された時の闘病反忚が強い。 ・ 漢方では頑強な体格を実証、虚弱な体格を虚証という。 ・ 病邪(病原菌の強さ)と正気(体力)の強弱による闘病反忚 証 病邪 正気 説明 1…実 強い 強い どちらも強い場合は実証 2…実 弱い 強い 発病しない 3…虚 強い 弱い 虚の闘病反忚(胆石発作では実) 4…虚 弱い 弱い 病気になりやすい 3)寒熱(42頁) ①病態を表現する概念 ・概念として熱は冷やし、寒は温めることにより改善される病態。 ・症状・症候の比較 自覚症状 顔色 舌苔 口渇 尿の色 便臭 寒 寒気・冷える 蒼白 湿潤 尐ない 透明 乏しい 熱 熱感・ほてる 赤色 乾燥 強い 濃黄色 強い ② 生薬の薬性(生薬の五性…寒熱温涼平) 寒 石膏(せっこう)知母(ちも)黄連(おうれん)黄柏(おうばく)黄芩 (おうごん)山梔子(さんしし)大黄(だいおう)地黄(じおう) 微寒 柴胡(さいこ)連翹(れんぎょう)牡丹皮(ぼたんぴ) 熱 附子(ぶし)乾姜(かんきょう)細辛(さいしん) 温 桂皮(けいひ)麻黄(まおう)当帰(とうき)呉茱萸(ごしゅゆ)膠飴 (こうい)蜀椒(しょくしょう) 平 葛根(かっこん)甘草(かんぞう)茯苓(ぶくりょう) ③ 診断のポイント ・望診(視診)…顔色をみる。一般に熱証では赤色、寒証では蒼白。熱証には白 加人参湯(びゃっこかにんじんとう)、寒証には四逆散(しぎゃくさん)。 ・問診…気温、季節の変化、クーラー、こたつなどからの影響聞き出す。口の乾き、 熱感、寒気、冷えを考える。 ・切診(触診)…手足の先は必ず直接触り、寒熱の状態を把握する。 ④「傷寒論」(古方)における病態 ・表熱…太陽病期。悪寒は太陽病期を診断する上で重要な症候である。表の熱邪を 発汗により駆逐する。方剤は桂枝湯、葛根湯。 ・半表半裏の熱(往来感熱)…尐陽病期。一時解熱後また上昇し解熱する症候。 柴胡剤の適忚を示す。柴胡剤は自律神経失調症にも有効。 ・裏熱(潮熱、悪熱、熱厥(ねっけつ)、背微悪寒)…陽明病期。裏熱のため身体全

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体が熱感する。潮熱には大承気湯(だいしょうきとう)。悪熱には白虎湯(びゃっ ことう)。熱厥は手足の冷え、背微悪寒は背中全体の奥からのゾクゾクした寒気。 ・裏寒(表熱裏寒、真寒仮熱、背悪寒)陰証では太陽病期、尐陽病期、厥陰病期の いずれも裏寒が基末となる。真寒仮熱には附子剤(ぶしざい)。 ⑤後世方・中医学における病態 ・三焦の実熱…上焦(腹部)、中焦(上腹部)、下焦(下腹部)の全てが実熱を呈す る病態。現在の漢方学では三焦の考えはない。 ⑥食事…食事にも寒熱がある。温かい食事、冷たい食事。一般には肉魚は熱を生じ、 果物、生野菜、砂糖は体を冷やす。 5月28日(水)(05) 4)表裏(48頁)…漢方医学では皮膚、筋肉、関節、神経など「表」。身体の深部や内 臓を「裏」。その中間の肺、肝などの臓器を「半表半裏」という。 ・六病位の分類で「表」は太陽病期。「半表半裏」は尐陽病期。他は「裏」に相当する。 ・表証は発汗、半表半裏は炎症を取り除く和法(清解)、裏証の陽明病期は瀉法で病邪 を取り除く。 ・陰陽と表裏と六病位の治療原則 治療原則 発汗 清解 瀉下 温散 温散 不定 陰・陽 陽証病期 陽証病期 陽証病期 陰証病期 陰証病期 陰証病期 表・裏 表証 半表半裏 裏証 裏証 裏証 裏証 六病位 太陽病期 尐陽病期 陽明病期 太陰病期 尐陰病期 厥陰病期 ・表裏による方剤の使い分け 冷えたビールを飲むと下痢をする、消化管(裏)を温める真武湯(しんぶとう)や 人参湯を用いる。寒い日に外出すると身体の外側(表)から侵される、表面から身 体を温める五積散(ごしゃくさん)、当帰四逆湯(とうきしぎゃくとう)。 5)五臓六腑…五臓は肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓。六腑は胆、小腸、胃、大腸、腼 胱、三焦。三焦に相当する臓器はない。 ①五行学説からみた生命活動と五臓の働き ・五行学説とは…中国の古代人は木、火、土、金、水の五つの基末要素で自然界の 物質は構成されていると認識。同じように人間の生命活動も五行学説を忚用した。 ・自然界における五つの基末要素とその性質 基末要素 基末要素の性質 木 温めながら伸長させる、膨張させる、始動させる 風を生じる、春に盛んになる、火を生じ土を克す 火 熱を与える、旺盛にする、物を熔かす、上へ向かう 夏を生じる、夏に盛んになる、土を生じきんを克す

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土 万物を生み出して育成する、動的な平衡を維持する 湿を生じる、土用に盛んになる、金を生じ水を克す 金 冷ましながら凝固させる、収縮させる、沈静させる 燥を生じる、秋に盛んになる、水を生じ木を克す 水 冷えと潤いを与える、貯え保存する、下へ向かう 寒を生じる、冬に盛んになる、木を生じ火を克す ・人間の生命活動と五蔵の働き… 五行 五臓 五腑 五体 五官 五華 五神 五志 五声 五労 木 肝 胆 筋 眼 爪 魂 怒 呼 歩 火 心 小腸 血脈 舌 面色 神 喜 笑 視 土 脾 胃 肌肉 口 唇 意 思 歌 坐 金 肺 大腸 皮毛 鼻 体毛 魄 憂 哭 臥 水 腎 腼胱 骨 耳 髪 志 恐 呻 立 ・五臓による病態認識の特質 複数の器官を総合的に認識、病人を心身医学的に認識、病人を全人的に認識 ②五臓の病態と治療の実際 ・肝の異常(代謝解毒機能) ・心の異常(循環機能) ・脾の異常(消化吸収機能) ・肺の異常(呼吸機能) ・腎の異常(泌尿排泄機能) 6)六病位 ①六病位とは…病は時間と共に変化する、傷寒雑では六つの病期に分類する。 ・太陽病…病が表の位置で浅くて軽い、悪寒、発熱、頭痚、項強、脈浮など、関節痚、 筋肉痚、神経痚を伴うことがある。 ・尐陽病…病が表裏の間に位置、胸脇苦満、往来苦満、口苦く、嘔くなど、食欲不振、 渇き、嘔気、心煩、咽乾、耳聾、目眩、舌の白苔などを伴うことがある。 ・陽明病…病が裏の位置。悪寒せず悪熱し、腹満し、大便せずなど裏熱。 ・太陰病…裏の寒でまだ体力が残っている。腹満し、下痢し、腹痚、嘔吐など三つの 陰病の中では緩証である。 ・尐陰病…表裏寒のもの、脈は沈微、沈細、気力衰憊、悪寒、倦怠嗜眠、下痢、手足 厥冷、身体疼痚、心煩など、これに腹痚、虚渇し三陰病では急証である。 ・厥陰病…裏寒の極み。陰陽相錯雑する症候。消渇、気が心に上撞し、心中疼、下痢、 厥冷するなど、三陰病では最も急証である。 ②病の進行…病は太陽病に始まり、数日で尐陽病へ、約10日前後で陽明病に、さら に進行すると太陰病、さらに尐陰病へ、さらに厥陰病に至り死ぬとされる。 ・転変、転入、転属…ある病期からたの病期に経過進行することを転変という、その 後完全に病期が移った事を転入、完全には移行し終わっていない場合を転属。

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・陽証と陰証と六病位のまとめ 時期 为 発 現 部位 为症状 病勢 虚実 治 療 原則 陽 証 太陽 病期 表位 脈浮、頭痚、悪寒、項の強ばり、関 節または筋肉の痚み、舌に異常なし、 無汗または自汗 最軽 虚・実 発汗 尐陽 病期 表裏間 位 肋骨弓下の抵抗ならびに圧痚(胸脇 苦満)、亣互にくる悪寒と発熱(往来 寒熱)、口内異常感、吐き気または嘔 吐、めまい、食欲不振、脈弦、舌に 乾燥した白苔 ↓ 虚・実 清解 陽明 病期 裏位 持続熱、実性腹満、便秘、譫語妄行、 脈沈緊あるいは滑洪大、厚い乾燥し た白苔、黄苔、蕉黄苔、ときに全身 に熱臭のある発汗 ↓ 実のみ 瀉下 陰 証 太陰 病期 裏位 発熱なし、虚性腹満、下痢、腹痚、 湿潤した白苔 ↓ 虚・実 温散 尐陰 病期 裏位 脈微、沈細、胸内苦頻悶、水様下痢、 四肢厥冷、舌に苔なく色青い、悪寒、 心臓衰弱、気力衰退、時に意識朦朧 ↓ 虚のみ 温散 厥陰 病期 裏位 臭気のない完全不消化水様便(完穀 下痢)、極度の四肢厥冷、チアノーゼ、 胸中の疼き熱する感、虚勢の上気ま たは渇、極度の心臓衰弱、虚熱、ま れに発汗 最重 錯雑 不定 ③慢性病と六病位…六病位は急性病に関して確立された理論であるが、慢性病にも忚用 できることが経験的に知られる。慢性病の多くは陽病で尐陽病と太陰病が多い。 ④体力と解毒…体力を正気、病毒を邪と理解する。病は正気と邪との闘い。 ⑤治療原則…太陽病では病の部位が表にあるから治療は体表から邪を追い出す、方法は 発汗法が为体。陽明病は裏が病の部位のため攻下剤で腸管から邪を追い出す。尐陽病 では半表半裏のため邪の解毒をする。 ⑥合病、併病…合病とは病の末体は一つ、一薬方で治療する。併病は各部位が同時に病 むもので二つの病の間に何らかの関係がある、二薬方で治療する、現在では二薬方証 以上の併存と考えられる。

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6月4日(水)(06) 7)気・血・水(62頁)…生体の異常を説明する生理的因子として気・血・水が用い られる。西洋医学では免疫、神経、内分泌(ホルモン)全体で調整すると同意。 気血水のバランスが崩れる(乱れる)と病気、その乱れを正常化するのが漢方治療。 ・気:医学上では生体を充実した状態に保つものとして、血と並んで二大生理因子の 一つとなっている。生命活動を営む根源的エネルギー。気には先天の気(父母の気) と後天の気(自然界から)が、また精神要素と身体的要素が合わさった統一的な機 能体をいう。(心身一如) ・気の異常:「心」と「体」を結ぶ機能系の異常をさし、「上昇、変動」。 ・血:現象的には血液とその代謝産物であり、「血」は停滞あるいは「下降」であり、 「瘀血」と呼ぶ。生命の物質的側面を支える赤色の液体。 ・水:血から分かれたもの。「停滞或いは下降」。生命の物質側面を支える無色の液体。 ①気血水の失調…人間の体は気、血がバランスをとり、互いに循環しておれば、健康 な状態と考えられている。その動的な均衡が崩れると気血は元に戻ろうとする。 ②気の変調…気の上昇による上衝症状(気逆)と気の上昇に閉塞機転が働いた閉塞症 状(気鬱)とがある。 ・ 上衝(気逆)…運動型:緊張したり、厚いものを食べると赤くのぼせるタイプ。 食欲不振、のぼせ、奔豚には桂枝加桂湯、苓桂甘棗湯。 固定型:いつも赤くのぼせているタイプ。 のぼせ、冷えには桂枝茯苓丸、桃核承気湯。 ・閉塞(気鬱)…電流が止まった状態、血液の停滞、不眠、いらいら、目のくまなど。 咽中炙臠:半夏厚朴湯。 胸満 :桂枝去芍薬湯、枳実薤白桂枝湯。 腹満 :桂枝加芍薬湯、厚朴生姜半夏甘草人参湯。 ・気の調整生薬…上衝には発散作用がある生薬:桂枝、蘇葉、薄荷、陳皮、橘皮。 閉塞には閉塞解除の生薬:半夏、厚朴、枳実、人参、香附子、梔子、 柴胡、薤白、栝桜仁。 ・気虚…上昇する力さえない、生命活動の衰え、だるい、疲れる、食欲不振。 四君子湯、六君子湯、補中益気湯。 ③血の変調…血は停滞性である。視診や触診で察知できる。血の停滞を瘀血という。 ・瘀血の診断基準 症状 男 女 症状 男 女 眼輪部の色素沈着 10 10 臍傍圧痚抵抗 左 5 5 顔面黒色 2 2 〃 右 10 10 皮膚の甲錯 2 5 〃 正中 5 5 口唇の暗赤化 2 2 回盲部圧痚・抵抗 5 2

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歯肉の暗赤化 10 5 S状部圧痚・抵抗 5 5 舌の暗赤化 10 10 季肋部圧痚・抵抗 5 5 細絡 5 5 皮下溢血 2 10 痔疾 10 5 手掌紅斑 2 5 月経障害 10 判定…20点以下=非瘀血病態 21点以上=瘀血病態 40点以上=重度瘀血 ・瘀血の方剤(駆瘀血剤)には桂枝茯苓丸(気血水の調整、自汗傾向がある)、桃核承気 湯(実証の人に使用、気血の調整、便秘傾向を伴う)、当帰芍薬散(虚証に使用、血水 の調整)などを用いる。 ・血虚…血虚の原因として各種の出血、消耗性疾患、悪性腫瘍、薬剤の副作用などがあ る。症状は貧血、顔色不良、過尐月経、皮膚のかさつき、髪が抜けるなどがある。 方剤は四物湯(しもつとう)芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)温清飲(うんせ いしん)七物降下湯(しちもつこうかとう)十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)。 ④水の変調(65頁)…性質は下降あるいは停滞、水の変調は水毒か水滞である。 ・水毒の内容…水毒は血液以外の体液が過剰に存在か末来ない場所に存在する病態。 ・水毒関連徴候…水の貯留:水毒そのもの、浮腫心不全、腎炎ネフローゼが代表的疾患。 胃内停水:胃内に過剰な体液の停留、胃下垂、胃弱など。関節腫脹:関節液の過剰な 停留、関節リュウマチ、変形性膝関節症。腹水:肝硬変でよく見られる。 水の排泄異常:尿量減尐は腎障害や心不全で起こり浮腫を起こす。尿意頻数や残尿は 腼胱炎で起こるがこれも駆水剤が良い。実証には猪苓湯、虚症には清心蓮子飲。 ・水毒と関連が深い自覚症状…頭重、めまい、口渇、こわばり、水様性喀痰、下痢、動 悸、耳鳴り、腹鳴、体が重い。 6月11日(水)(07) 3.漢方の診察法(68頁)漢方医学には望、聞、問、切の四種の診察法がある。 1)望診(視診)…体格、顔色、皮膚のつやなどから病気をはねかえす力がある(実証)、 ないか(虚証)。舌の所見は特に重要視される。 ①全体的な視察…体格、肉付きにより抗病反忚の強弱を観察する。動作、歩容、言語 が機敏かどうかも診る。 ②舌の観察(舌診)…臓腑の病変を舌の変化で観察する。 ・舌色…淡白舌:虚血、貧血などの循環障害。紅舌:発熱時、脱水症、瘀血症など。 絳舌:熱証。瘀血症。紫舌:瘀血症、強度の冷え、桂枝茯苓丸、桃核承気湯。 ・舌形…痩薄、歯痕、紅点などや舌表面の状態などを判定する。 ・舌苔…舌苔の有無、苔の色調、舌苔の厚薄、苔質について総合的に診断する。 ②聞診…聴覚と嗅覚からの情報収集を聞診という。 ・ 言語と音声(弱いのは正気の不足)、咳と呼吸音(肺の虚実の判定)、グル音((腸の水

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滞、気の滞り)、便臭(強い臭いは熱証)、尿量尿臭(尐量、濃い黄色、強臭は熱証)、 口臭と体臭(胃腸の働き、代謝異常、皮膚のスキンケアなどの反映) ③問診…病歴の聴取が基末で为訴(受診理由と苦痚など)、現病歴(治療経過、日内変 動、季節的変動、増悪因子、寛解因子、喫煙飲酒などを聞く)、即往歴(過去の病歴)、 家族歴(家族構成と高血圧症、糖尿病など) ④切診…脈診(浮、沈、数、遅、強、弱)と腹診(腹力の強弱など)がある。 ・脈診…拍動部位に中指(関上)、示指(寸口)、薬指(尺中)を置き計る。 脈の深さ(浮と沈)、脈の強さ(実と虚)、脈の緊張(緊と緩)脈の幅(大 と小)、脈の回数(数と遅)脈の滑らかさ(滑と渋)がある ・腹症…全身状態としての虚実を診ることと特定の腹症の把握で生薬や処方の指針。 詳細は77頁参照。 6月18日(水)(08) Ⅲ薬物学(86頁) 1.方剤学(総論)…中医学では弁証論治で陰陽五行論に立脚する。 日末漢方は随症治療で患者の病態を観察する。 1)四気・五味…生薬のもつ薬性、薬味のこと。薬効はこの薬性と薬味に深く関係す る。「神農末草経」に五味(酸、鹹、甘、苦、辛)と四気(寒、涼、温、熱)が記 載してある。 ①四気…生薬の薬性を分類、寒、涼、温、熱4種類。寒の気を持つ薬物は体内の熱 を冷まし消炎解熱と鎮静の作用を持っている。 四気 为な作用 为な生薬 寒 消炎、解熱、鎮静作用 石膏、黄連、黄芩、大黄、芒硝 涼 同上 粳米、薄荷 熱 身体を温め新陳代謝を亢進 附子、蜀椒、呉茱萸、乾姜 温 同上 桂枝、当帰、人参 平 上記に属さない中立の薬物 甘草、茯苓、大棗 ②五味…味を五つに分類。辛、酸、甘、苦、鹹と淡があるが淡は無味で五味に含めず。 五味 作用 为な生薬 五臓 陽陰 辛 発散、行気 生姜、蘇葉、薄荷、陳皮、香附子、縮砂 肺 陽 酸 収歛、固渋 訶子、山茱萸、呉茱萸 肝 陰 甘 補養、緩和 人参、黄耆、甘草、麦門冬、熟地黄 脾 陽 苦 燥湿、瀉火、瀉下 黄連、黄柏、大黄、蒼朮(そうじつ)、 心 陰 鹹 柔堅、潤下 海藻、芒硝 腎 陰 淡 除湿、利小便 茯苓、木通、滑石 陽 2)方剤の君臣佐使…漢方では複数の構成薬剤は中心的な薬剤や補助的薬剤など重要

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度に忚じて役割を決めている。君薬(中心となる生薬)、臣薬(君薬の次に重要な 生薬)、佐薬(君薬を補佐する)、使薬(君臣佐薬の補佐)。 ・桂枝湯構成内容では桂枝(君薬)、芍薬(臣薬)、甘草(佐薬)、生姜と大棗(使薬)。 3)漢方薬は豹変する…組み合わせを変えることで作用が大きく変化する特徴がある。 ・桂枝湯(風邪薬)は桂枝、芍薬、甘草、大棗、生姜で構成。芍薬を倍量にすると 桂枝加芍薬湯(胃薬)になる。桂枝加芍薬湯に飴を加えると小建中湯になり虚弱 体質の改善薬となる。 処方 構成生薬 作用 麻黄湯 麻黄、杏仁、甘草、桂枝 発汗性鎮咳 麻杏甘石湯 麻黄、杏仁、甘草、石膏 止汗性鎮咳 桂枝湯 桂枝、芍薬、甘草、大棗、生姜 虚弱者の感冒薬、 感冒初期の発汗 桂枝加芍薬湯 桂枝、芍薬(倍量)、甘草、大棗、生姜、 腹満、腹痚を治す 小建中湯 桂枝、芍薬(倍量)、甘草、大棗、生姜、 飴 虚弱体質を改善 桂枝加附子湯 桂枝、芍薬、甘草、大棗、生姜、附子 異常な発汗過多を 止める 桂枝加苓朮附子湯 桂枝加附子湯に茯苓、白朮を加える 神経痚、関節痚 2.为な方剤群(92頁) 1)桂枝湯類 …「傷寒 論」の最初に 出てくる 重要な処方。 感染症(host-parasite relationship)の成立から死に至る経時的な変化の特徴を病位、host が呈する生体 反忚の変化を中心とした治療法が傷寒論医学である。後に吉益東洞が傷寒論など から「類聚方(るいじゅほう)」を編集、それに頭注を入れた尾台榕堂は「類聚方 広義」を普及させた。 ・桂枝湯類は虚証、消化機能が弱い、風邪をひきやすい、疲れやすい人に良い。 ・構成生薬…桂枝(4g)、芍薬(4g)、大棗(4g)、生姜(4g)(乾生姜 1g)、甘草(2g)。 ・方剤群…桂枝加黄耆湯、桂枝加葛根湯、桂枝加厚朴杏仁湯、桂枝加芍薬湯、桂枝 加芍薬大黄湯、小建中湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、桂枝加朮附湯。 2)柴胡剤と瀉心湯類(98頁) ①柴胡剤…君薬の柴胡と黄芩の二味で定義。 ・小柴胡湯は尐陽病、太陽病としての葛根湯や桂枝湯の後こじらせた場合に与える。 ・方剤群…大柴胡湯、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、四逆散。 ②瀉心湯類…心下のつかえ感を取り去る ・方剤群…半夏瀉心湯、生姜瀉心湯、甘草瀉心湯、大黄黄連瀉心湯(三黄瀉心湯)、 附子瀉心湯。

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・半夏瀉心湯は小柴胡湯によく似た処方、構成生薬で黄連と柴胡、乾姜と生姜が異 なる。 3)麻黄剤(103頁)…発汗、解熱、止咳、利尿、鎮痚に薬効がある。太陽病期。 ・麻黄湯の構成生薬は麻黄、桂枝、甘草、杏仁。適忚症は感冒、気管支炎、気管支 喘息、肺炎、百日咳、インフルエンザ、乳児の鼻閉、鼻出血など。 ・方剤群…麻杏甘石湯、五虎湯、麻杏薏甘湯、薏苡仁湯、神秘湯、越婢加朮湯、越 婢加半夏湯、桂枝麻黄各半湯、桂枝二越婢一湯。 ・葛根湯の構成生薬は葛根、麻黄、桂枝、生姜、甘草、芍薬、大棗。適忚症はこり、 脈浮緊、無汗、頭痚、発熱、悪寒、下痢などの風邪、上気道炎、大腸炎の初期、 筋肉痚、関節痚、副鼻腔炎、中耳炎、乳腺炎などの化膿性疾患に薬効がある。 ・方剤群…葛根加朮附湯、葛根加半夏湯、葛根湯加川芎辛夷、葛根湯加桔梗石膏、 小青竜湯(アレルギー性鼻炎)、大青竜湯、麻黄附子細辛湯。 4)附子剤(108頁)…カラトリカブトの塊根の附子は漢方生薬で最も毒性が高い。 ・附子剤は虚証、寒証の温熱薬、鎮痚薬、利水、強心薬として体力低下、四肢や体 幹の冷えや痚み、尿量減尐、浮腫に効用がある。 ・方剤群…葛根加朮附湯、桂枝加朮附湯、桂枝加苓朮附湯、桂枝芍薬知母湯、牛車 腎気丸、芍薬甘草附子湯、真武湯、大防風湯、当帰芍薬散加附子、八味地黄丸、 附子理中湯、麻黄附子細辛湯。 5)地黄剤(113頁)…補血滋陰作用がある。 ・六味地黄丸の構成生薬は地黄、山薬、山茱萸、沢瀉、茯苓、牡丹皮。滋陰(体を 潤す)代表の方剤。適忚症は小児の熱証、るいそう、皮膚乾燥、口乾、排尿障害、 不眠、糖尿病、高血圧、動脈硬化、前立腺肥大、慢性炎症など。 ・方剤群…八味地黄剤(六味地黄丸に桂皮と附子を加えた温熱剤)、牛車腎気丸、四 物湯、芎帰膠艾湯、七物降下湯、滋陰降火湯、当帰飲子、芎帰調血飲、十全大補 湯、人参養栄湯。 6)人参湯類と參耆剤(じんぎざい)(116頁) ・人参湯類は健胃、強壮作用、代謝促進、免疫試活作用、虚証の胃腸疾患に効用。 構成生薬は人参、甘草、朮(じゅつ)、乾姜。適忚症は急性胃炎、慢性胃炎、消化 性潰瘍、過敏性腸症候群、狭心症、気力体力低下など。 ・方剤群…大建中湯、四君子湯、六君子湯、茯苓飲。 ・參耆剤は人参と黄耆を配合した補剤。人参は中焦を補う、黄耆は気を益す。疲労 倦怠を为目標に胃腸機能の低下と心身ともに衰えた慢性病疾患によい方剤である。 ・方剤群…補中益気湯(構成生薬は人参、黄耆、朮、当帰、陳皮、甘草、大棗、柴 胡、乾姜、升麻)、十全大補湯、清夏益気湯、帰脾湯(きひとう)、半夏白朮天麻 湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)、清心蓮子飲。 7)白虎湯類と滋陰剤(121頁)

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①白虎湯と白虎加人参湯…白虎湯の由来は石膏の白さとともに燥を潤し、熱を冷ま す。構成生薬は石膏(15g)、知母(5g)、粳米(8g)、甘草(2g)。人参(1.5g)を加えたも のが白虎加人参湯(太陽病)である。白虎湯は太陽病、陽明病、厥陰病に対忚。 ・適忚症は口乾、多食、熱感、瘙痒、発熱。適忚疾患は糖尿病、皮膚炎、胃炎。 ②麦門冬湯と酸棗仁湯 ・麦門冬湯(ばくもんどうとう)の構成生薬は麦門冬(10g)、半夏(5g)、粳米(5g)、大 棗(3g)、人参(2g)、甘草(2g)。適忚症は乾咳、嗄声、喀痰困難、口乾、咳嗽。適忚 疾患は慢性上気道炎、慢性気管支炎、咽頭炎、萎縮性胃炎、糖尿病、感冒など。 ・酸棗仁湯(さんそうにんとう)の構成生薬は酸棗仁(10g)、知母(3g)、川芎(3g)、茯 苓(5g)、甘草(1g)である。適忚症は老年者又は心身衰弱の不眠、いらいら、のぼせ、 盗汗、胸中煩悶。適忚疾患は不眠症、自律神経失調症、神経症。 ③六味地黄丸と清心蓮子飲 ・六味地黄丸の構成生薬は地黄、山茱萸、山薬、沢瀉、牡丹皮、茯苓、桂枝、附子。 地黄と沢瀉は腎臓、山茱萸と牡丹皮は肝臓、山薬と茯苓は脾臓に対し補と瀉の組 み合わせ。適忚症はるいそう、皮膚乾燥、口乾、手足のほてり、排尿障害、いら いら、不眠。適忚疾患は糖尿病、前立腺肥大、高血圧、動脈硬化、慢性炎症疾患。 ・清心蓮子飲の構成生薬は蓮肉、麦門冬、人参、黄耆、茯苓、車前子(しゃぜんし)、 黄芩、地骨皮(じこっぴ)、甘草。適忚症は口乾、煩躁、頻尿、いらいら。適忚疾 患は慢性腎と尿路疾患、糖尿病、不眠症、高血圧、更年期障害。 ④滋陰降火湯と滋陰至宝湯(123頁) ・滋陰降火湯は構成生薬から四物湯がベースで瀉下の作用が強い。 ・滋陰至宝湯は麦門冬、知母、地骨皮を構成生薬が为役で体表の熱冷まし、補血、 補気によい。 ⑤辛夷清肺湯と消風散 ・辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)の辛夷は鼻を通じる为薬。適忚症は鼻閉、鼻 漏での炎症。適忚疾患は慢性鼻炎、副鼻腔炎、鼻ポリープ。 ・消風散(しょうふうさん)の構成生薬は防風、荊芥(けいがい)、黄芩、牛蒡子(ご ぼうし)、蝉退(ぜんたい)、苦參(くじん)、当帰、地黄、胡麻、知母、石膏、蒼 朮(そうじゅつ)木通(もくつう)甘草。 白虎湯の流れの滋陰清熱剤でアトピー性皮膚炎の中期から後期で陰虚に適する。 6月25日(水)(09) 2.生薬(143頁) 1)薬物としての生薬・漢方方剤の特性 ・洋薬は正確に化学構造式で表記できる化合物である、適用量設定など科学的取り扱 い及び品質管理が容易である。

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・漢方方剤は草根木皮の加工品、生薬を患者の証にて組み合わせる、化合物は多種多 様である。 2)生薬とは ①生薬資源とは…漢薬の資源の課題には医薬品として不可欠の品質(確保、評価)、供 給(生産、流通、加工、薬剤化)、保存の対忚が重要。 ②品質…薬であるのに品種がある。 大黄:重質(錦紋)、軽質(雅黄、馬蹄黄)。甘草:東北甘草、西北甘草。朮:蒼朮、 白朮。生姜:乾生姜、乾姜、均姜、鮮姜など。 ③品質の評価…真偽鑑別や品質判定は薄層クロマトグラフィーを使用。 ④生薬の供給…天然に産する動植鉱物の薬用とする部分を乾燥などによって保存(6 0℃以下)を可能としたものである。乾燥の工程を経ることで素材の内実が変化。 ⑤品質の変動と変化…生薬は品質が変動する。 ・変動の为なものは動植物素材の品質に変動がある。加工技術の違いで変動する。保 存条件の違いで変動する。 3)生薬各論…漢方治療に用いられる常用生薬は200~300種。使用頻度が高く、 第十四改正日末薬局方に収載されている、生薬の一覧表。 生薬名 よみ 基原 成分 適用・用途 茵蔯蒿 いんちんこ う カワラヨモギの頭 花 精油、クマリン、 クロモン、フラ ボノイド 利尿、利胆、 解熱 茴香 ういきょう ウイキョウの果実 精油、脂肪油 芳香性健胃、 去痰 延胡索 えんごさく エンゴサク属植物 の塊茎 アルカロイド 鎮痚、鎮痙 黄耆 おうぎ キバナオウギほか の根 フラボノイド 強壮、利尿 黄芩 おうごん コガネバナの根 フラボノイド 健胃、解熱、 消炎 黄柏 おうばく キハダ又はシナキ ハダの周皮を除い た樹皮 アルカロイド、 トリテルペン 苦味胃健、止 瀉、消炎 黄連 おうれん オウレンの根茎 アルカロイド 健胃、止瀉、 精神安定 遠志 おんじ イトヒメハギの根 サポニン 去痰、強壮、 鎮静

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夏枯草 かごそう ウツボグサの花穂 トリテルペン 利尿、消炎 莪朮 がじゅつ ガジュツの根茎 精油、デンプン 健胃 葛根 かっこん クズの周皮を除い た根 フラボノイド 発汗、解熱、 鎮咳、消炎 甘草 かんぞう ロシアカンゾウ、ス ペインカンゾウの 根及び根茎 サポニン、フラ ボノイド 鎮咳、去痰、 鎮痚、鎮痙、 消炎、止瀉、 矯味 桔梗 ききょう キキョウの根 サポニン、フラ ボノイドイヌリ ン 鎮咳去痰、排 膿、消炎 枳実 きじつ ダイダイ、ナツミカ ンほかの朩熟果実 精油、フラボノ イド配糖体 健胃、止瀉 吉草根 きっそうこ ん カノコソウの根及 び根茎 精油 鎮痚、鎮痙 杏仁 きょうにん ホンアンズ又はア ンズの種子 青酸配糖体、脂 肪油、蛋白質、 鎮咳、去痰 苦參 くじん クララの根 アルカロイド、 フラボノイド 健胃、止瀉 荊芥 けいがい ケイガイの花穂 精油 発汗、解熱、 鎮痚 桂皮・ 桂枝 けいひ・け いし クスノキ科の樹皮 精油、ジテルペ ン、タンニン 健胃、駆風、 発汗、解熱 決明子 けつめいし エビスグサほかの 種子 アントラキノ ン、ナフタレン 整腸、緩下、 利尿 牽牛子 けんごし アサガオの種子 樹脂配糖体、脂 肪油 瀉下、利尿 玄草 げんそう ゲンノショウコウ の地上部 タンニン、フラ ボノイド 整腸、止瀉 紅花 こうか ベニハナの管状花 紅色色素、黄色 色素、フラボノ イド、脂肪油 通経、補血 香附子 こうぶし ハマスゲの根茎 精油、糖 鎮痙、健胃

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厚朴 こうぼく ホウノキ、カラホウ の樹皮 精油、アルカロ イド、フェノー ル類、 健胃、鎮痚、 鎮静、鎮痙 牛黄 ごおう ウシの胆石 胆汁酸 強心、鎮静 牛膝 ごしつ ヒナタイノコズチ ほかの根 サポニン、カリ ウム塩、 通経、利尿 呉茱萸 ごしゅゆ ゴシュユほかの果 実 アルカロイド、 精油 健胃、利尿 五味子 ごみし チョウセンゴミシ の果実 精油、リグナン 鎮咳、去痰、 強壮 柴胡 さいこ ミシマサイコの根 サポニン 鎮静、消炎、 解熱、強壮 細辛 さいしん ウスバサイシン、ケ イリンサイシンの 根、根茎 精油、リグナン、 アルカロイド、 辛味成分 解熱、鎮痚、 鎮咳 山帰来 さんきらい ユリ科の塊茎 デンプン、サポ ニン 利水、排膿、 解毒 山梔子 さんしし クチナシの果実 イリドイド配糖 体、カロチノイ ド 消炎、排膿、 利胆、解熱 山茱萸 さんしゅゆ サンシュユの偽果 の果肉 イリドイド配糖 体 収歛、滋養強 壮 山椒 さんしょう サンショウの成熟 した果皮、 精油、辛味成分 健胃、駆虫 山薬 さんやく ヤマノイモの周皮 を除いた根茎(担根 体) 糖蛋白 強壮 地黄 じおう アカヤジオウ、カイ ケイジオウの根、 糖、イリドイド 配糖体 強壮、補血、 利尿 紫根 しこん ムラサキの根 ナフトキノン 消炎、解毒、 殺菌 芍薬 しゃくやく シャクヤクの根 モノテルペン配 糖体、タンニン 鎮痚、鎮痙、 消炎、排膿 車前子 しゃぜんし オオバコの種子 多糖類、イリド イド配糖体 消炎、利尿、 鎮咳、去痰

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十薬 じゅうやく ドクダミの花期の 地上部 精油、フラボノ イド、脂肪酸ア ルデヒド、カリ ウム塩 利尿、緩下、 消炎 縮砂 しゅくしゃ ショウガ科の種子 精油 健胃 生姜 しょうきょ う ショウガの根茎 精油、辛味成分 駆風、健胃、 鎮吐、鎮痚 小豆蔲 しょうずく ショウガ科の果実 精油 健胃 升麻 しょうま サラシナショウマ ほかの根茎 トリテルペン、 クロモン、フロ クマリン 解毒、発汗、 解熱、消炎 石膏 せっこう 天然の含水硫酸カ ルシウム 天然の含水硫酸 カルシウム 鎮静、解熱、 止渇 川骨 せんこつ コウホネの根茎 アルカロイド、 タンニン 強壮、鎮痚、 消炎 蟾酥 せんそ シナヒキガエルほ かの毒腺の分泌物 強心性ステロイ ド 強心、利尿、 鎮痚、解熱 蒼朮 そうじゅつ ホソバオケラほか の根茎 精油 利水、健胃、 発汗 桑白皮 そうはくひ クワの根皮 トリテルペン、 フラボノイド 鎮咳、去痰、 消炎、利尿 川芎 せんきゅう センキュウの根茎 精油、糖類 補血、強壮、 鎮静、鎮痙 蘇葉 そよう シソ、チリメンジソ の葉及び枝先 精油、フェノー ル類、 鎮静、健胃、 鎮咳、去痰 大黄 だいおう タデ科レウム属植 物の根茎 アントラキノン 誘導体、タンニ ン 緩下、健胃、 消炎、鎮痚 大棗 だいそう ナツメの果実 糖類、トリテル ペン、サポニン 強壮、健胃、 消化 沢瀉 たくしゃ サジオモダカの魂 茎 トリテルペンの 誘導体、デンプ ン 利水、止瀉、 鎮暈 竹節人 ちくせつに トチバニンジンの サポニン、 健胃薬、鎮咳、

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参 んじん 根茎 去痰 知母 ちも ハナスゲの根茎 サポニン 解熱、鎮静、 利尿 丁字 ちょうじ フトモモ科チョウ ジの蕾 精油、タンニン、 健胃 猪苓 ちょれい チョレイマイタケ の菌核 ステロイド、多 糖類、 消炎、利尿 陳皮 ちんぴ シュウミカンほか の成熟した果実 精油、フラボノ イド 健胃、去痰、 発汗 当帰 とうき トウキまたはホッ カイトウキの根 クマリン、ポリ アセチレン、ス クロース 補血、強壮、 通経、鎮痚、 利尿 桃仁 とうにん モモまたはその変 種の種子 青酸配糖体、脂 肪油、蛋白質、 消炎、鎮痚、 浄血、瀉下 橙皮 とうひ ダイダイほかの成 熟した果実 精油、フラボノ イド 健胃 当薬 とうやく センブリの開花期 の全草 苦味配糖体 健胃、止瀉 人参 にんじん オタネニンジンの 根またはこれを軽 く湯通ししたもの サポニン、精油、 ポリアセチレン 滋養強壮、強 精、健胃ほか 麦門冬 ばくもんど う ジャノヒゲの根の 膨大部 サポニン、ホモ イソフラボノイ ド類、多糖類 消炎、鎮咳、 去痰、滋養強 壮 薄荷 はっか ハッカの地上部 精油 健胃、鎮静、 消炎、排膿 浜防風 はまぼうふ う ハマボウフウの根 および根茎 クマリン 防風の代用薬 半夏 はんげ カラスビシャクの 魂茎 フェノール類、 デンプン 鎮吐、鎮咳、 去痰 白芷 びゃくし ヨロイグサの根 フロクマリン、 精油 鎮痚 白朮 びゃくじゅ つ オケラ及びオオバ ナオケラの根茎 精油 健胃、利水、 消化、鎮吐

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茯苓 ぶくりょう マツホドの菌核 多糖類、トリテ ルペノイド 利尿、鎮暈、 鎮痚 附子 ぶし シナトリカブトの 魂根 アルカロイド 鎮痚、強心、 利尿 防己 ぼうい オオツヅラフジの 茎および根茎 アルカロイド 鎮痚、利尿 茅根 ぼうこん チガヤの根茎 トリテルペノイ ド、糖 利尿 防風 ぼうふう セリ科の根および 根茎 クマリン、クロ モン、精油 消炎、解熱、 鎮痚 牡丹皮 ぼたんぴ ボタンの根皮 フェノール類、 モノテルペン配 糖体、タンニン 通経、消炎、 鎮痙 牡蛎 ぼれい カキの貝殻 炭酸カルシウム 鎮静 麻黄 まおう マオウ科植物の地 上茎、 アルカロイド、 タンニン 鎮咳、去痰、 解熱、鎮痚、 消炎 木通 もくつう アケビ、ミツバアケ ビの茎 サポニン、カリ ウム塩 消炎、利尿、 通経 木香 もっこう キク科植物の根 精油 健胃、整腸、 利尿 益智 やくち ショウガ科植物の 果実 精油、辛味成分 健胃、整腸 熊胆 ゆうたん ヒグマほかの胆汁 を乾燥したもの 胆汁酸 利胆、消炎、 鎮痚 薏苡仁 よくいにん ハトムギの種子 デンプン、蛋白 質 消炎、排膿、 利尿、解毒、 いぼとり 竜骨 りゅうこつ 大型哺乳類の化石 化した骨 炭酸カルシウム 鎮静 竜胆 りゅうたん トウリンドウほか の根および根茎 苦味配糖体 健胃 連翹 れんぎょう レンギョウまたは シナレンギョウの 果実 トリテルペン、 リグナン 消炎、解毒、 排膿、利尿

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3.薬理(157頁)…単独の生薬より組み合わせの働きに重点。 1)組み合わせ(多成分系)の効果 ①麻黄の鎮咳作用…エフェドリンは麻黄より得られたアルカロイド、気管支拡張作用 や鎮咳作用がある。麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)は麻黄、杏仁、甘草、石 膏の4種の生薬より構成されいて持続的に鎮咳効果がある。 ②芍薬と甘草の組み合わせ…この2種類の生薬から構成されている芍薬肝臓湯は甘草 のもつ抗炎作用と芍薬の鎮痚作用が増強され、腹痚やこむら返りに効果がある。 2)効果の実証性と新しい展開…漢方処方の伝統的用法を臨床研究と基礎研究から実証 して、伝統的なもちいられ方とは別の臨床忚用がわかってきた。 ・西洋薬と漢方薬の併用…西洋薬の副作用を軽減して、西洋薬の効果を高める。作用 機序も解明。 ・漢方薬の弱点(欠点)…抗生物質がないから感染症の治療が困難。感染症に対して は鎮咳、解熱など対処療法的治療しか行えない。インスリンがなくⅠ型糖尿病の治 療は不可能、Ⅱ型糖尿病には血糖降下、インスリン抵抗性改善を持つ処方はある。 ①麦門冬湯の鎮咳効果…麦門冬湯(ばくもんどうとう)は麦門冬、半夏、人参、甘草、 粳米、大棗が構成生薬。激しい咳に用いられる処方、麦門冬湯は咳中枢を抑制する 鎮咳薬とは全く異なり、気道粘膜の過敏性反忚を抑制することで未梢性に咳を鎮め る新しいタイプの鎮咳、去痰薬。 ②小柴胡湯の多彩な作用(慢性肝炎、肝硬変、肝がんに対する作用と免疫学研究) 胸脇苦満から肝疾患、熱性病、感冒、流感などの炎症性疾患など広範囲に忚用。最 近では抗ウイルス療法、がん免疫療法にも有用である。1996 年厚生省より小柴胡湯 の投与による間質性肺炎患者で死亡例が2年間で10件あったと発表) ③半夏瀉心湯、十全大補湯の抗がん剤の副作用軽減効果…抗がん剤と併用することで 副作用を軽減し、抗がん剤の効果を高める。半夏瀉心湯は抗腫瘍効果に影響を及ぼ さず止瀉作用を持つことが証明された。十全大補湯はシスプラチンの腎毒性だけで はなく、白血球数減尐の骨髄毒性や体重の減尐も抑制することが判明した。 ④葛根湯、小青竜湯の抗インフルエンザ活性…葛根湯 はかぜ症候群、急性上気道炎、インフルエンザ症に 高い効果がある。小青竜湯はアレルギー性鼻炎、副 鼻腔炎、気管支喘息に用いられる処方であるが抗イ ンフルエンザ活性を認めた。(写真は葛根湯試飲) 感冒治療にみる漢方薬の使い方(構成生薬と薬能のちがい) 葛根湯 麻黄湯 小青竜湯

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構成生薬 名 薬能 首筋のこり・感 冒下痢 咳・腰痚・関節痚 鼻 水 ・ く し ゃ み・涙目・水溶 性喀痰・咳 葛根 鎮痙 ○ 大棗 ○ 生姜 ○ 甘草 ○ ○ ○ 桂皮 発汗 ○ ○ ○ 麻黄 発汗 ○ ○ ○ 杏仁 鎮咳 ○ 芍薬 ○ ○ 乾姜 ○ 半夏 ○ 五味子 抗アレルギー ○ 細辛 抗アレルギー ○ 7月2日(水)(10) 3.生理薬 2)(164頁) ⑤釣藤散、当帰芍薬散、加味温胆湯の抗痴呆作用…痴呆患者に対する予防と治療に威力。 ・釣藤散(ちょうとうさん)はのぼせ、めまい、頭痚、肩こりに効用。アルツハイマー型 痴呆(SDAT)患者に改善効果が高い。失見当、書字能力、短期記憶の改善。 ・当帰芍薬散は更年期症候群、月経不順など婦人科領域で用いられる。中枢神経系への作 用と抗痴呆に改善率が高く長期記憶、書字能力に有効。老年期認知障害には運動能力、 知的機能、感情機能、睡眠障害、精神症状に改善がみられた。 ・加味温胆湯(かみうんたんとう)は不眠症、神経症に効用。アルツハイマー患者の臨床 では特に認知機能の改善が見られた。 ・用語…プラセボ(placebo):偽薬、薬剤投与に伴う心理的作用。 アクティブプラセボ(active placebo):現在市販されている薬剤。 4.剤形(167頁)…通常漢方薬の剤形は煎じ薬(湯液)である。最近、剤形としてエ キス剤を開発された。 1)湯液(とうえき)…古典的剤形の煎じ薬である。服用する液量は一定、成人で 200 ~300ml。 ・製法は傷寒論の太陽病条文中に記載されている。 ①処方薬に基づき生薬を百味ダンスより合匙(ごうひ=スプーン)で取り出す。 ②指示生薬を計量後一日分の重量監査を行い、薬包紙などで包装する。 ③方剤と水600ml を土瓶などに入れ、最初からトロ火で煮詰める。

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④40~50 分後カスを除いた液量が半分 300 ml になるまで煮詰める。 ⑤煎じあがった薬は冷蔵庫に保存して24 時間以内に服用する。服用は一日2~3回 に分け人肌程度に温める。 2)丸剤…薬効が緩慢で味や臭いが尐ない。通常ハチミツでコーティングしているため 精油成分の揮発を防ぐ、携帯に便利。製法は金匱要略(きんきょうりゃく)に記載。 ・製法は生薬を薬研(やげん)などで粉未にしてハチミツでよく練る。アオギリの実 の大きさ(直径4~5 ㎜)に丸める。酒で1日2回各15粒服用。 ・方剤名が丸剤の漢方薬…桂枝茯苓丸、牛車腎気丸、八味(地黄)丸、麻子仁丸、六 味丸。 3)散剤…疼痚疾患や精神的な興奮などに適忚する方剤に多い。 ・製法は薬研などで粉未にする。短期間であれば携帯可能、痚みなど急性症状に服用。 ・方剤名が散剤の漢方薬…安中散、四逆散、釣藤散、当帰芍薬散、平胃散など。 用語…料の意味は剤形が丸剤や散剤を湯液として用いる場合、方剤の未尾「料」と書く。 桂枝茯苓丸料、加味逍遥散料など。 4)エキス剤…湯液と同等の薬効が期待できる剤形としてエキス剤が開発された。原未 エキスに賊形剤として乳糖やデンプンを加え、顆粒状や細粒状ししたもの。 ・製法…原料生薬→切裁→秤量→抽出→濃縮→噴霧乾燥→エキス粉未秤量→賊形剤秤 量→均一混合→造粒→粉砕整粒→充填包装 ・湯液とエキス剤の比較表 湯液 エキス剤 長 所 生薬の加減により個々の体質にあっ た煎じ薬の調剤が可能である 携帯が便利で長期保存ができる 精油や瀉下成分などを含む生薬の煎 出方法(加熱時間)を調節できる。 苦い味の薬では煎じ薬に比べて飲 みやすい 方剤によっては、服用効果だけではな く、香や味によって治療効果を高め る。 服用しにくい場合はオブラートの ようなものも利用できる 煎じるのが不便であるが、患者の病気 に対する治療意欲を高める 薬がかさばらず調剤が容易である 透明ビニール包装では煎じ薬の内容 生薬の監査が容易である 同一製造ロットでは品質のバラツ キが尐ない 合方や構成生薬の種類が増えても、薬 の服用量はあまり増えない 短 所 調剤や煎じるのが不便で、時間がかか り、煩雑である。 処方構成が変えられない

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方剤によっては苦味が強く、煎じ薬特 有の味やにおいで服用困難なことが ある どのような品質の生薬を使用して いるか把握できない 長期保存が不可能で腐ることもある 合方を行う場合重複する生薬があ る 薬の量が多くてかさばり、調剤に時間 がかかる 内容生薬の監査だできない 保存状態が悪いと虫やカビが発生す る 漢方薬の原未よりも多く賊形剤が 含まれている方剤が多い 開封時湿気を吸いやすい 同一方剤であっても構成生薬の内 容や分量が製薬会社によって異な る 7月9日(水)(11) Ⅳ疾患と漢方(178頁) 1.消化器…漢方医学では人参、黄耆、乾姜、附子などを含む補剤によって、体力や免 疫力を高め症状を改善させることができる。 ・B型、C型慢性肝炎に対するインターフェロン療法と小柴胡湯の併用は、間質性肺 炎発症の危険性が高く禁忌である。 ・慢性腫瘍に対する放射線療法や化学療法の副作用を減尐させることが可能。方剤と して補中益気湯、十全大補湯、真武湯、人参湯、四逆湯などが有効。 ・症状と方剤…慢性胃炎(半夏瀉心湯、六君子湯)過敏性腸症候群(大建中湯)肝疾 患(小柴胡湯)胆道疾患(大柴胡湯)痔疾患(桂枝加茯苓丸) 2.循環器疾患…循環器領域への漢方治療の適忚は多くはないが時に他剤にない効果を あげることがある。 ・比較的よい適忚となる疾患…末態性低血圧症(真武湯、補中益気湯、当帰芍薬散) ・効果が期待できる疾患(西洋薬での効果不十分な場合に併用)…末態性高血圧症(大 柴胡湯、釣藤散、柴胡加竜骨牡蛎湯、黄連解毒等、八味地黄丸) ・動悸、心臓神経症(柴胡加竜骨牡蛎湯、半夏厚朴湯、柴胡桂枝乾姜湯) 3.呼吸器…かぜの初期の太陽病期(葛根湯、OTC薬品と言い薬局で販売)気管支喘 息、花粉症(小青竜湯、麻杏甘石湯)鎮咳、表痰(清肺湯、麦門冬湯) 4.代謝・内分泌…糖尿病神経障害に用いられる方剤(八味地黄丸、牛車腎気丸、桂枝 加朮附湯、清心蓮子飲、十全大補湯)神経障害以外の合併症に投与される方剤(桂

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枝茯苓丸)糖尿病全般に用いられる方剤(白虎加人参湯) 5.腎・泌尿器(194頁)…慢性腎炎、ネフローゼには駆水剤(五苓散、猪苓湯)駆 瘀血剤(桂枝茯苓丸)他に(小柴胡湯など)慢性腎不全(温脾湯、四逆加人参湯加 大黄、附子理中湯加大黄)尿路感染症、腼胱炎(猪苓湯、竜胆瀉肝湯) 6.神経・筋(198頁) 頭痚(呉茱萸湯、桂枝人参湯、五苓散)めまい(苓桂朮甘湯、真武湯、沢瀉湯)し びれ、神経痚、麻痺(桂枝加朮附湯、疎経活血湯、八味地黄丸、牛車腎気丸)脳血 管障害(桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、釣藤散)こむらがえり、有痚性筋痙攣(芍薬甘 草湯:漢方薬の中で一番よく効き速効性がある) 7.リウマチ、自己免疫疾患…関節リウマチ(寒性薬:越婢加朮湯)(温性薬:桂枝加朮 附湯)(補血剤:大防風湯) 8.血液(208頁)…貧血、鉄欠乏性貧血(四物湯、芎帰膠艾湯)瘀血(当帰芍薬散) 9.産婦人科…漢方治療の適忚。漢方治療が優先される疾患として月経不順、不正性器 出血、月経前緊張症、月経困難症、更年期障害、冷え性。漢方治療を試みてよい疾 患は子宮内膜症、排卵障害、習慣性流産、妊娠に伴う各種症状。 ・月経異常(桂枝茯苓丸、桃核承気湯、当帰芍薬散、半夏厚朴湯)更年期障害(加味 逍遥散、女神散、桂枝茯苓丸、柴胡加竜骨牡蛎湯) 10.整形外科…肩こり(葛根湯)頸腕症候群(陽証:葛根加朮附湯、)(陰証:桂枝加朮 附湯)五十肩(二朮湯)腰痚(芍薬甘草湯、) 11.その他の疾患と方剤…外科(造血能低下予防、副作用の軽減:補中益気湯、十全大 補湯)、皮膚科(急性増悪紅皮症:越婢加朮湯と猪苓湯など)、耳鼻咽喉科(中耳炎 と副鼻腔炎:葛根湯、桂枝加葛根湯など)(アレルギー性鼻炎:小青竜湯)、眼科(花 粉症:小青竜湯、葛根湯、越婢加朮湯)(白内障:八味丸、牛車腎気丸)(緑内障: 柴苓湯など)、精神科(神経症性障害:桂枝湯類、建中湯類、瀉心湯類、柴胡剤など)、 小児科(感冒性嘔吐症:五苓散)(夜泣き:抑肝散)(おむつかぶれ:紫雲膏)、高齢 者(認知症:釣藤散)、冷え症(駆瘀血剤:当帰芍薬散、加味逍遥散)・虚弱体質(参 耆剤、參人剤、附子剤、柴胡剤など)・朩病。 コラム(173頁) 1.保険診療と漢方。保険診療できる方剤 日末薬局方に記載されていた生薬(約180ほど)と生薬未(約50ほど)と漢方 エキス製剤(145処方)、軟膏製剤(紫雲膏) 2.盲検試験には二重盲検試験(医師も患者も薬剤を知らず薬効検査をする)と一重盲 検試験(医師だけ薬と偽薬を知って投与する) 7月16日(水)(12)

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Ⅳ疾患と漢方-4代謝・内分泌-1糖尿病(190)補足 1.糖尿病の分類…①1型糖尿病(インスリン分泌欠損)、②2型糖尿病…(インスリン 分泌低下、インスリン抵抗性)の2種類。インスリンは血糖降下作用とブドウ糖の 利用が低下し血糖を上昇させる。 2.糖尿病の三大合併症…①網膜症は年間3000人が失明している。②腎症は年間1 5000人が人工透析治療。人工透析は年間1人当り500万円を要する。 3.インスリン抵抗性の改善は生活習慣の改善が重要。肥満、過食(高脂肪食)、運動不 足、ストレス、加齢などの実施率が低く従って薬物療法になる。薬の場合は副作用 が問題であり、副作用の尐ない薬物の開発が望まれる。 4.糖尿病治療法(漢方治療) 薬物療法…症に従い、症状を重視して漢方を選ぶ。なかでも駆瘀血剤が好んで繁用 される。口渇を除去するのに著効がある方剤は白虎加人参湯。また、合併症の予防 と治療のためにには牛車腎気丸、紫苓湯がある。 5.牛車腎気丸…構成生薬は地黄、山茱萸、山薬、沢瀉、茯苓、牡丹皮、桂皮、附子、 車前子、牛膝。 牛車腎気丸と西洋薬のメコバラミンとの自覚症状改善度ではしびれ、下肢痚、腹部 および下肢の脱力感、便秘、ほてり感、性欲減退に改善がみられた。 6.総括…①牛車腎気丸はSTZ 糖尿病ラットのインスリン抵抗性を改善させた。そのメ カニズムとして、インスリンシグナル伝達系とNO(一酸化窒素)の関与が示唆され た。②牛車腎気丸は2型糖尿病の未梢組織におけるインスリン抵抗性を改善させる 可能性が示唆された。 春学期 受講終了 (次頁に方剤一覧表を添付)

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方剤一覧表 NO 方剤名 よみ 1 医王湯 いおうとう 2 茵蔯蒿湯 いんちんこうとう 3 茵蔯五苓散 いんちんごれいさん 4 温経湯 うんけいとう 5 温清飲 うんせいしん 6 温脾湯 うんぴとう 7 温脾湯 うんぴとう 8 延年半夏湯 えいねんはんげとう 9 益気聡明湯 えっきそうめいとう 10 越婢加朮湯 えっぴかじゅつとう 11 越婢加朮附湯 えっぴかじゅつぶとう 12 越婢湯 えっぴとう 13 黄連解毒湯 おうれんげどくとう 14 黄連湯 おうれんとう 15 乙字湯 おつじとう 16 回逆湯 かいぎゃくとう 17 葛根黄連黄芩湯 かっこんおうれんおうごんとう 18 葛根加朮附湯 かっこんかじゅつぶとう 19 葛根加半夏湯 かっこんかはんげとう 20 葛根湯 かっこんとう 21 葛根湯加芎黄散 かっこんとうかきゅうおうさん 22 加味温胆湯 かみうんたんとう 23 加味帰脾湯 かみきひとう 24 加味逍遥散 かみしょうようさん 25 加味逍遥散 かみしょうようさん 26 乾姜人参半夏丸 かんきょうにんじんはんげがん 27 甘草瀉心湯 かんぞうしゃしんとう 28 甘麦大棗湯 かんばくたいそうとう 29 帰耆建中湯 きぎけんちゅうとう 30 枳実薤白桂枝湯 きじつがいはくけいしとう

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31 橘皮枳実生姜湯 きっぴきじつしょうきょうとう 32 帰脾湯 きひとう 33 芎帰膠艾湯 きゅうききょうがいとう 34 芎帰調血飲 きゅうきちょうけついん 35 銀翹散 ぎんぎょうさん 36 荊芥連翹湯 けいがいれんぎょうとう 37 桂姜棗草黄辛附湯 けいきょうそうそうおうしんぶとう 38 桂枝加黄耆湯 けいしかおうぎとう 39 桂枝加葛根湯 けいしかかっこんとう 40 桂枝加桂湯 けいしかけいとう 41 桂枝加厚朴杏仁湯 けいしかこうぼくきょうにんとう 42 桂枝加芍薬生姜人参湯 けいしかしゃくやくしょうきょうにんじんとう 43 桂枝加芍薬大黄湯 けいしかしゃくやくだいおうとう 44 桂枝加芍薬湯 けいしかしゃくやくとう 45 桂枝加朮附湯 けいしかじゅつぶとう 46 桂枝加朮附湯 けいしかじゅつぶとう 47 桂枝加附子湯 けいしかぶしとう 48 桂枝加竜骨牡蛎湯 けいしかりゅうこつぼれいとう 49 桂枝加苓朮附子湯 けいしかりょうじゅつぶしとう 50 桂枝加苓朮附湯 けいしかりょうじゅつぶとう 51 桂枝去芍薬湯 けいしきょしゃくやくとう 52 桂枝芍薬知母湯 けいししゃくやくちもとう 53 桂芍知母湯 けいしちもとう 54 桂枝湯 けいしとう 55 桂枝二越婢一湯 けいしにえっぴいっとう 56 桂枝二越婢一湯加朮附 けいしにえっぴいっとうかじゅつぶ 57 桂枝二麻黄一湯 けいしにまおういっとう 58 桂枝人参湯 けいしにんじんとう 59 桂枝茯苓丸 けいしぶくりょうがん 60 桂枝茯苓丸加薏苡仁合二朮 湯 けいしぶくりょうがんかよくいにんごうにじゅ つとう 61 桂枝麻黄各半湯 けいしまおうかくはんとう

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