平成 30 年度 千歳駅前広場再整備基本計画策定業務 仕様書
1.業務名称
平成 30 年度 千歳駅前広場再整備基本計画策定業務
2.目 的
JR千歳駅は、通勤・通学・観光等1日約 17, 000 人の乗降がある本市を代表する
駅であるが、現状においては、広場内におけるバス路線と歩行者動線の輻輳や送迎車
両の需要増など様々な課題を抱えている。
本業務は、これらの課題の解決に加え、インバウンドの増加やバス路線再編に伴う
千歳駅バス乗り場の利用者増、駅前広場周辺におけるホテルの建設や増築など、新た
な状況変化に対応するとともに、バリアフリー化や景観デザインなども幅広く検討し、
千歳市の玄関口としてふさわしい交通結節機能、交流機能を兼ね備えた駅前広場に再
整備することを目的とする。
なお、「千歳駅前広場再整備基本計画」(以下、「基本計画」という。)は、平成 29、
30 年度の2か年で策定することとしており、今年度は基本計画策定の最終年度である
ことから、業務の実施に当たっては前年度に実施した、「平成 29 年度千歳駅前広場再
整備基本計画策定業務」(以下、「昨年度業務」という。)や千歳駅前広場に係るこれ
までの整備経過を十分に精査・把握すること。
3.業務期間
契約締結日から平成 31 年3月 29 日まで
4.業務対象範囲
本業務の対象区域は、以下のとおりとするが、駅前広場と密接に関わる施設や交
差点等との関係性についても考慮すること。
・千歳駅前広場(西):面積 5, 500 ㎡、中央大通、計画決定:S52. 07. 10
・千歳駅交通広場(東):面積 4, 000 ㎡、鉄北通、計画決定:S39. 03. 17
計画変更:H13. 06. 22
・千歳駅1号連絡歩道 :延長 70m、幅員 7m、計画決定:H13. 06. 22
・千歳駅2号連絡歩道 :延長 50m、幅員 7m、計画決定:H13. 06. 22
・千歳駅バス専用道 :延長 150m、幅員 11m、計画決定:H13. 06. 22
・川北側道 :延長 280m、幅員 6m、計画決定:H13. 06. 22
※ 駅前広場と密接に関係する、鉄北通、中央大通、栄通、千歳ステーションプラザ(千
歳駅バス待合所)、広場に面して新たに建設されるホテル、郵便局など周辺施設や近
5.提供資料
業務の実施に当たり、既存資料として提供するものは、以下のとおりである。
1)平成 25 年 千歳駅周辺交通実態調査(東口:3/ 5・7/ 17、西口:3/ 14・10/ 16)
①交通量
・歩行者及び自転車の方向別交通量
・ロータリーの交通量(普通車、大型車、タクシー)
②ピーク台数
・乗降場の10分間最大停車台数(普通車、大型車、タクシー)
・駐車場の10分間最大駐車台数
・タクシープールの10分間最大停車台数
2)平成 26 年 千歳駅周辺利用実態調査
①千歳駅利用者の属性別及び時間帯別の利用実態
②交通結節点における交通手段別交通量及びヒアリング
・千歳駅前広場の一般車乗降場、タクシープール、30 分駐車場の利用実態
・千歳駅前交差点の交通実態
・千歳駅自転車駐車場の利用実態及び違法駐輪
・バス専用道路における歩行者の横断状況
・ヒアリング(利用目的、交通手段の選択理由、公共交通の不満等)
③駅周辺主要駐車場利用実態及び違法駐車調査
3)平成 29 年 千歳駅周辺利用実態調査
①駅前広場交通量調査
・千歳駅前広場の一般車乗降場、タクシープール、30 分駐車場の利用実態
・千歳駅前広場の歩行者及び自転車の利用実態
・バス専用道路における歩行者の横断状況
②駅周辺交差点交通量調査
・方向別通過台数
・車種
・横断歩行者及び自転車数
③景観調査結果
④立木調査結果
4)アンケート調査(駅前広場について、バスの利用方法等について)
5)バスOD調査(平成 26 年 10 月、平成 29 年 1 月、平成 29 年 6 月、平成 30
年 1 月)
6)えきまち空間ワークショップの研究報告
7)千歳市交通戦略プラン
8)千歳市第2期都市計画マスタープラン
9)平成 29 年度千歳駅前広場再整備基本計画策定業務成果品一式
・会議資料及び会議録
・関係機関ヒアリング結果
6.業務内容
基本計画の策定に関する検討内容の構成は以下に示すとおりである。また、下記の
検討内容や協議会における結果等については、最終的に報告書としてとりまとめを行
うこと。
なお、基本計画の策定に当たっては、多岐にわたる関係者との調整はもとより、ワ
ークショップやパブリックコメント等において市民の意見を取り入れるなど十分調
査・検討を行い、実際の利用ニーズに合った計画となるよう配慮すること。
(1)現況・経過の整理
昨年度業務において実施した内容は、次のとおりである。本業務は、基本計画策
定の最終年であることから、実施に当たっては昨年度業務の内容や千歳駅前広場に
係るこれまでの整備経過を十分に精査・把握すること。
○ 昨年度業務において実施した内容
1)施設規模の算定
駅前広場利用者数を基に、バス、タクシー、自家用車、歩行者、自転車、バス
待合環境空間等の規模を算出。
現行のバス路線やダイヤをもとに、バスターミナルを含め、バスバースの必要
数を算出。
2)配置計画の検討
駅前広場内におけるバス、タクシー、自動車、送迎バス等の配置を検討。
3)1)、2)及び以下の内容を踏まえ、3案以上の動線・配置比較検討案(概
算工事費含む)を作成。
・交通機能(一般車、自転車、タクシー、路線バス、送迎バス等)について、
現在の利用状況を踏まえたシミュレーションを行い、より利便性の高い再配置
案を検討
・広場内における安全で利便性の高い歩行者動線の確保
(2)レイアウト(案)の精査と再検討
昨年度業務で作成したレイアウト(案)及び、追加の案を再度検討すること。
なお、検討に当たっては、次の事項に留意すること。
○ 交通機能に関する事項
1)駅前広場内の車両動線に係る問題点・課題
2)駅前広場内の歩行者動線に係る問題点・課題
3)駅前広場内におけるバス、タクシー、自動車、送迎バス等の動線及び配置
4)バス路線の配置、運行系統及び運行時刻
5)駅前広場内における安全で利便性の高い歩行者動線の確保
6)近接する交差点の交通処理方法
○ 空間機能に関する事項
1)市民・来街者(観光客等)が憩い、集うための交流機能の確保
2)千歳のシンボルとなる景観デザインの構築
3)誰もが移動しやすい案内誘導方法
4)近年増加傾向にある外国人を含む観光客への対応
5)一体的利用を含めた周辺施設との連携
6)東口バス乗り場付近の待合環境の改善と動線強化
7)駅2階改札口側の千歳駅2号連絡歩道の改修
8)東口広場と西口広場との連携
○ 管理方法に関する事項
1)積雪(除雪)時や冬期間においても機能・景観・安全性を損なわない構造
2)ライフサイクルコストに優れた構造
○ 共通事項
1)シェルター、待合所、エスカレーター、エレベーター及びベデストリアンデ
ッキの活用についての検討
2)レイアウト(案)が既設構造物を含めた形で構造上、整備可能なものである
ことの確認
3)今後、協議が必要となり得る関係機関の整理
レイアウト(案)の作成に当たっては、関係機関との協議を行い、レイアウト(案)
どおりの工事施工が可能であることを確認すること。また、各協議に必要な資料を作
成するとともに協議後は速やかに議事録を作成し担当員に提出すること。
これらを踏まえ3案以上のレイアウト(案)を作成し、各案の概算工事費を算出す
(3)最終レイアウト(案)の決定
(2)で作成したレイアウト(案)を基に、最終的なレイアウト(案)を決定す
る。
(4)基本計画図の作成
(3)で決定した最終レイアウト(案)の基本計画図等を作成する。
作成すべきものは次のとおりである。
1)交通附帯施設基本図
2)広場附帯施設基本図
3)植栽計画基本図
4)主要断面図
5)鳥瞰図
6)その他、基本計画策定に必要なもの(概算工事費等)
なお、これらの基本計画図等については、整備完了時の施設配置や景観イメージ
と比較した際に大きな差異がないように留意すること。
(5)基本計画(案)の作成
上記(1)∼(4)により作成した最終レイアウト(案)や駅前広場の整備内容
等について、協議会等の意見を踏まえ「千歳駅前広場再整備基本計画(案)」と「千
歳駅前広場再整備基本計画−概要版−(案)(A3両面カラー程度)」を作成するこ
と。
(6)パブリックコメントの実施
「千歳駅前広場再整備基本計画(案)(概要版含む)」のパブリックコメントを実
施する。
パブリックコメントの実施に当たっては、資料作成、意見整理及び対応方法の検
討等を行うこと。
(7)業務の完了
パブリックコメントの結果を精査した上で、「千歳駅前広場再整備基本計画(案)」
(8)協議会、ワークショップの運営支援
計画内容の具体的な検討に当たり、業務期間内に、「千歳市地域公共交通活性
化協議会」及び「えきまち空間WS」を実施する。
基本計画の検討にあたっては、各会議における意見を反映し、計画案の検討・
調整を図り、それらの開催に係る資料作成及び意見整理等会議の運営補助(議事
録作成等含む)を行う。また、「えきまち空間WS」開催ごとにニュースレター
を作成すること。
・協議会開催回数 5回程度
・ワークショップ開催回数 6回程度
(※ 市は日程調整、会場の確保、会議の主催、協議会委員への報酬支払を行う。)
7.事務手続き・成果品
(1)打合せ協議
業務に係る打合せは次の時期に行う。また、打合せ後は速やかに議事録を作成し、
担当員に提出する。
・業務着手時、中間報告時、成果品納品時
・協議会・ワークショップ等開催時
・その他、本市が必要と認めた場合
(2)成果品
・毎回の会議の資料(必要部数、データ一式)
・毎回の会議の会議録及び会議録概要版(1部、データ一式)
・基本計画図の各データ(CAD 図は j ww形式とし、鳥瞰図は PDF 形式とする)
・基本計画(くるみ製本 50 部程度、データ一式)
・基本計画−概要版−(製本不要、50 部程度)
8.成果品の帰属に対する責任の範囲
成果品の所有権及び著作権は委託者に帰属し、委託者の承諾なしに使用し又は公表
してはならない。
また、受託者は著作者人格権を行使しない。
9.秘密の保持
受託者は、業務の遂行により知りえた事項を他人に漏らしてはならない。
10.その他
・成果品のレイアウト、体裁等については市と協議すること。
・市から提供された資料は、その管理に万全を期すとともに、本業務の遂行以外の
目的で使用してはならない。
・業務の遂行については、市と十分な協議を行うこと。
・市が必要とするデータについては、随時提出を求めることができる。
・本仕様書に記載されていない事項又は疑義を生じた場合は、委託者、受託者協議