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■■@● ≡

明治学院大学図書館

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明治学院大学図書館

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●     0b     

j

作(20歳代)

和田英作の手紙(資料(1)に解説あり)青山四郎氏所蔵

(4)

6

明治学院史資料集第十集書刊に際して

 ﹁明治学院百年史﹂および﹁明治学院百年史資料集﹂全七巻の刊行に引き続き﹁明治学院史資料

集﹂の編纂を開始した本学が︑そこに収録する最初の資料として︑三浦徹牧師の手記﹁恥か記﹂を

とり上げたのは︑明治学院百年史編纂のためにたまたま閲読の機会を得たこの手記が︑日本プロテ

スタント史研究上きわめて貴重な史実や逸話に富み︑単に学院百年史編纂の資料として独占するに

は余りにも貴重なものであることを知ったからであった︵資料集第八集所収工藤英一教授による解

題参照︶︒

 かくて︑資料集第八集において﹁恥か記﹂全六巻コニ八章︵昭和五三・一二・二二︶を︑同第九

集において﹁続恥か記﹂全五巻九五章を掲載し︑これを紹介した︵昭和五七・七・二五︶︒ これに

引き続き︑この第一〇集以後三集にわたり﹁続続恥か記﹂を掲載︑紹介の予定である︒今回は︑そ

のうち一巻一章から四巻六七章までの分を刊行し閲読の用に供するものである︵但し︑目次に関し

ては今回全巻にわたり公開する︶︒

 本資料集が広く日本プロテスタント史および日本近代史の研究のために役立つものであることを

(5)

祈念しつつ︑無縫草本資料集の一層の充実発展のための学院内外関係者各位の御支援を吃うもので

ある︒ なお︑本資料集の刊行にあたって︑本学兼任講師岡崎一義の御指導と御協力を得たことを付記し︑

深く感謝の意を表する次第である︒

昭和五十九年三月一日

明治学院大学図書館長

   高  田

β

(6)

明治学院三冠早宮第十集発刊に際して⁝⁝⁝−⁝⁝⁝・⁝−⁝⁝⁝⁝⁝・−⁝高

    凡  例

三浦徹手記続続恥か記

  第一巻︵第一章〜第十三章︶⁝⁝⁝⁝・⁝⁝・:⁝⁝⁝⁝

  第二巻︵第十四章〜第三十二章︶⁝:⁝⁝⁝⁝⁝・:⁝:

  第三巻︵第三十三章〜第四十九章︶・⁝⁝⁝⁝⁝⁝・:⁝

  第四巻︵第四十九章〜第六十七章︶⁝⁝⁝⁝⁝・⁝・⁝:

資料︵1︶  和田英作の訳詩と明治学院−⁝⁝⁝⁝⁝:・:

資料︵2︶  ある日の沖野岩三郎−新資料紹介一・⁝ 田.

 武iii マ雄iii

144   137   105    ブi3    43

(7)

二︑

 、

五︑   凡  例翻刻に際しては忠実を期し︑単に文字を翻刻するだけでなく︑できる限り原型に近い形で翻刻した︒従っ       ︹ゆえ︺︹ζときら︺て︑﹁引用国語﹂の各層の行間の不統一や︑﹁故に故に﹂という一見誤植と思える箇所も︑全て原稿通りである︒漢字は原則として新字体を用いたが︑.﹁當﹂とコ当﹂のように書き分けている場合︑また﹁撲﹂のように当時慣用されていた文字は︑そのまま残した︒仮名つかい︑平仮名︑片仮名は原稿通りとしたが︑変体仮名は通行の文字に改めた︒誤字︑脱字︑また当時の用法から見ても一般的でないと思われる文字は︑ ︹︺で補訂したが︑補訂しがたい場合は︹ママ︺とした︒なお︑筆者は﹁己﹂と﹁已﹂を共に﹁巳﹂と表記しているが︑これは筆者の癖でもあり︑また一々補訂すると読みづらくもなるので︑この文字については文意により﹁己﹂か﹁已﹂とした︒抹消文字は﹇ ﹈で示し︑抹消文字の横に記されている訂正文字は︑そのまま﹇ ﹈の横に示した︒

6

4

(8)

続続恥か記㍊七三韓第

続続恥か記のはしかき

 続恥か記の成りし頃はもはやかくこともあらさるべしと思ひ

しに又思ひいつることあり︑見聞することあり︑此のこと︑彼

の事と手帳に記して備忘としたり︑光一年の五月までは聖経課

程発行の為に寸暇なく︑いつ筆とること二なるべきか知るよし

もなかりしが同月中より課程のことは他にまかせ︑少しは三三   しを得へ﹇ん﹈と思ひしは空頼にて六月よりは病にかエり︑病院に      其の入り︑七︑八︑九月は休養し︑﹇十月﹈頃よりや玉筆とる時のあ

るにまかせ︑さてとて手帳に記したるを種とし︑暇さへあれば

筆をとりて遂に又第一章より第百三十四章に至りぬ︑然し此の

分にてはまだかくこともあらんかとて第九巻には白紙をさへ附

しおきたり︑第百光四章にて筆を卜したるは計二年二月六日に

てありけり︑

       盛岡下の橋の寓居に

  明治計二年二月八日       二州楼主人識 続続恥か三

目 録

         第 第三第第第第第三第_

九八七六五四三ニー巻 雲章章章章章章章章

高慢は無い時がない 金田米蔵氏 平生はおちがひなさる 某教師の妻女 役人を止めれば信濃なります鑛の 何だコソナ馬鹿 大会議員某氏の言 隠れし財宝責善の床及び中村中佐の海 然う鯖を読まれてたまるものか騒筋 慣れ最何ともありません鷹塑物 幸福の死とは分らん.尾野重俊氏 金さんの為だよ 上総魚売女

続続恥か記 第一巻

(9)

続続恥か記 第二巻

町 十 章

第十一章

第十二章

第十三章 忘物があります コルネス氏の下脾自分を先の位讐早きなさい町回の妻彼等は+五六世期の古物です謀三三の

返答に困って居ます 蒲生某氏のこと

第二巻

 第十四章 私には関係がありません 下脾の無口

 第十五章 手本が無くては⁝⁝ 夏雄翁の彫刻

第+六章含だけは内分に⁝納鮒鑑三氏と勅語

 第十七章 話しませうか 大海囎にあひし人海彌を語る

      師範学校長の食言及び県 第十八章決して妨げません      知事の言第+九章.伍を為なす藩とし喜ん犠馨の遁

 第 廿︑.章︐我は神より出でたり モールス氏の癖説

 第廿一章あ玉︑穿れなら⁝⁝渡辺某氏と安息日

第廿二章藻全︹三景︺経る硫篇辮玉璽

第+三章其の日の利潤を皆献げます庸哺至重 第三四章第三五章第三六章第三七章第十八章第三九章第三十章第三十一章第三十二章第三巻 第三十三章 第三十四章 第三十五章 第ゴ一十山ハ立早

 第三十七章 説教場は酔眠の好場所螺金次郎氏の      コ      地震を知ったので助かった㍊柳蔵王の目塗土がなかった 麹町教会々堂のごと斯ういふ時は宗教 国司仙吉氏のことあの教理を説いてください叢氏婆の祈祷の聴かれ方 戸締りと盗賊偶像教徒の名聞 金比羅の献金近くても矢張遠し 気のもちやう不孝者は無事でした霧に助かりし人の信用がならん 二分金の贋物﹁断然信者とはならん騰の飲酒生徒を暴回らなけれぽ論じません 阪本長老のこと不義の交際はし喜ん藷寡言中村

あの語は何にありますか雛講官と僧

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ρ

(10)

O

 第三十八章

 第三十九章

 第四十章

 第四十一章

 第四十二章

 第四十三章

 第四十四章

 第四十五章

 第四十六章

 第四十七章

 第四十八章

 第四十九章

第四巻

 第五十章 已に汽車出来致居候.金比羅の鉄道恐入りますが劣でも御話しください欝宮近在の求道者迷妄 村井某氏の強飯分業として基督を研究す 越後某氏の旅行考へちがひです鑛鱗蕩鵬ちがひと山田氏は信じました 喜の音酒客を救ふとう一本の猫だ 勝気の老人東京の鰻は甘い 岩倉公の逸事聖言に救はれました佐倉の信者騙術を回る首とつりがへの印は押せ喜ん噸の失手拭の捻切り 尚村栄左工門氏の逸事バイブルウ←ン難媒珍フルウーマン

  どうぞ返してくらッし

続続恥か記  第一巻 盛岡の人賞与より金をもらふ 第五十一章第五十二章第五十三章第五十四章第五十五章第五十六章第五十七章第五十八章第五十九章第六十章第六十一章第六十二立早〃第六十三出早第六十四章 神でないから罪を赦しません胴弥陀の.﹂打明けんのは芒いもの古平訊小野放すからいけません 亀の夫婦と津波

ステ・コ躍は轟の先生誤子の量.蓋開

孔子は更に大なり 山田某の癖説

人間は馬鹿なものだ 鴉の話

恩を忘るな 森林乱伐の寓号一ロ

人足は何方でも同じもの ゴブル氏の薯﹂と

決して無益であり喜ん難立教問答の

信者になると儲けることができ喜ん倣

某の誤解全権者がないから 和船難破

頓遽ですが正直島津拘堂氏の逸事

却って馬鹿にせられたるを知らざらんや

木塚代五郎氏のこと

早く言へばよいものを騰鑑夫人と某

(11)

   続続恥か記 第一三

三六十五章 翌日も亦箱根山 二日続けて箱根山を越すr

第六十六章内事は相談もできん 九戸郡の不幹

回六十七章 彼等は印度語を解せり 明暦新誌の無学

第五巻第六+八章

 第六十九章

第七+章 第七十一章

 第七十二章

 第七十三章

 第七十四章

 第七十五章

 第七十六章 實に言語道断佐田介石の愚私より三三儲けます 上前をはねる柔や仏教ても乱暴ぜよとはいひ喜ん嚇の畳屋余の家に闊卸す壮士役者に餐を造らせてやった動乱失敗貴駐は何回湿りや伊藤退歳と古事記実に御話に秀喜ん九戸郡の無学

影野よ鐙驕

をる時に剥きますもの馳轟王氏の頓

山のことは智喜ん・離の囎の璽 第七十七章第七十八章三七+九章第八+章第八±章第八十二章第六巻 第八十三章 第八十四章

第八至五章

 第八十六章

第八+七章

筑八+八章

 第八十九章 だから気をおつけ・某氏の猜層己の袴の裏は木綿だよ 原田粟生翁の逸事夘どは何のこどだらゲ︑祖父の頓智        恭公の逸事早く支度せよあれは折衷ができない 江川先生の卓見法の護罠度弄行す鞭平手の制呆の道霞奇妙芋袈三三竃

不許豊適意山門 寺院の自家用垂絹

私は製が回忌ん強通倫の士・原ゆ

集ると思人にな惹 中村先隼の田口

實に社会の藻惑いたね︑麟氏米国の︑飴を子供に遣っても誓ござい享か淋

乙治の狢智

火の番でござい 幕末官吏の収賄

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・雫

(12)

q

第九十章

第九十一章

第九十二章

第九十三章

第九十四章

第九十五章

第九十六章

第九+七章

・第九+八章

第九十九章

第百 章 切捨を許す 韮山の士狐慧に馬鹿にせらる天狗に撰はれました 大暑澤三郎氏の欺煽献金はできます 水川氏の献金皇天にまします鉄拳小阪啓之助氏の奇行

つい癖になって 魔上の言

馬術を学ばんので大周甚助氏の撃

娘には洗礼を受けさせ喜ん黎東野

浮雲ければ掃除を止めなければなりませ

ん 水野閣老の言質

祈祷と観音には失望しました 蠣釧輔平氏

五厘でも買へませんか 物もら沿⑭強情

宣教師等と径庭はない︐福沢翁のこと 第百三章第百四章第百五章第百六章第百七章第百八章第百九章第百十章第百十二章第百十二章第百十三章

第百十四章

第七巻     一 ↑β けへ    第八︑巻一第亘.章髪御する術堀涯の籍﹂  筈+留出弓

筈二章廃娼の善後簿三三です囎導川某の存

    続続恥か記 第一巻 囚徒の塀破り㌦各々其の道に賢し名誉を思ふのです 漁川岸の蕎麦名は同じく大砲です\基仏の真偽不具の自由 鵜飼某の閉口資格がない禰氏子照尻馬くまつゐ穫いっとな美婦に弔⁝養の奇婚礼服でなければ⁝−弊鹿鳴選入るを神の大能 磐梯山の破裂を人力にして見る火事は向ふでした 大板屋主人の狼狽夫婦無言 仙周某底妻と隔離す此れば甘くいった方ぽかり連年の島家で祈れば適しことです某茂の祈祷観

死幸・

 福 に

 死 ぬ・

 と

 は 精

 神 錯

 乱 で

 せ  う

於北 る海 某道

(13)

続続恥

第百十六章

第百十七章

第百十入園

第百十九章

第百二十章

第百孝一章

第百一壬一章

第百︑一一+三章

第百二+四章

第百孝五章

第百二+六章

第百識+七章

第百雫八章

第百一一+九章

第百三十章  か記  第一巻礼拝しません 高等中学校長の偽善目が逸れるから 里計器試験の結果何故今︑いふか 石川舜台の似而非論大工が廃る 椎山重次郎の逸事基督教も亦利己主義なり入智慧は失敗です鵯蘭書高重罪は火のやうです鳥打のいたづら其の死て栄光を顕す 野上球平氏の死四銭で八丈組一反横井元峰の猜智社会の為に妻奏り喜ん解溜ン氏      ︹庖︺宗近はグニヤリ 奈洩の刺身四丁道徳の大本が破れた 封建制度の廃止肇不断は事を緒言璃索話の

人煙むは教会の呪認勲教会の松平

教会には種々の人がある筈上野氏の言 第九巻 第百三心懸 第百三+二章 第百三三章 第百ゴ不四章 第百三圭章 第百三士一章 第百三+七章 第害口慧十八嵜早 第百三+九章 第百四十章 第百四±章 第百四+二章 鱗即需口四十三立早 第百四+四章

第百四+五章 天皇陛下の謙卑︑仁慈 岩倉邸行幸︐遂に靴を脱ぎました 武部氏三条公に謁す我知らず洒落てしまふ 詫間氏のこと善きも悪きも神の摂理 某氏の言外四頭サ 本多保氏狐を得贋札は見させん 善き側のみ示して教養す忘れてくれんなや囎目時家籔かれし人耶蟹近擾流行り憲ん囑讐の責.拝領だから用ゐます 村瀬氏の目貫積極の⁝教 基教の特色謙遜鴇とちがひます誰の謙は不塁献金は習慣にするがど擁氏兄弟の水祈祷せざるは大胆に過ぐ 余が瀕の犬襖関野が必要 飯野と上の山信徒の歌手続があるので無暗には悉ません魏

6

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(14)

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第十巻第百四+六章

 第百四+七章

 第百四+八章

 第百四+九章

 第百五十章

 第百五+一章

 第百五+冨立早

 第百五+三章

 第百五西章

 第百畢五章

 第百畢六章 間の土車人造七不思議 福島米沢線の特色人を頼む教会は栄えません 米沢教会同庸の力 和戸教会ノ兄弟釜石の大国櫨基督教は西洋の古物にあらず内顧の憂 牧師を思はざるは会員の損孔子の自覚 罪なしと思ふは大胆に過ぐ其の忍耐には感じ覧た謹天主教徒の主の+字架は苦痛の緩和剤古墨太郎氏悟道と信仰 大洲鉄然と佐久間嘉七氏の相違

フルペッキ博士の謙⁝徳

旧本人だと思ったンだフルペッキ氏の和語

第十幽巻第夏+七章教は嫌だが伊肇んは善い三三る伊

    続続恥か記  第一巻 第百五+八章第百三九章第百六十章第百六士章第百六士三早尾百置物章第百六茜雲第百論理章第百李六章第百李七章第百六+八章第百李九章第百七+章 祈祷は釣の如し 余と釣魯國守兵の交代 悪者の攻撃妾を諌めて不首尾となった馳乱倫と高基督教徒の光明 真山三三僻み根生があるから⁝⁝ 三人気質信者風飯坂にて信者と知らる神経です 雨宮︑村上二氏の局鋤諄50員貯αq盛世祈祷にて救はる希望は人を動かす 盛世の看護同情は實験よりす       余の赤痢堅雪罪は次第に恐れざるに至る       者に司る経験鳥尾得庵の無責任下等動物に道徳があり享か鍛道端

(15)

引用聖語創世記 続続恥か記 第一巻

旧約の部

  一︒三七︵二σ︶

農響︐.+七︒土11+三︵西八︶

 廿︒廿︵一三二︶

称旧記   十九︒三六︵一六四︶

 廿七︒三十︵一四二︶

民数紀略申命記   四・二︵五五︶  四︒三六︵一一一一︶

 六・四︑五︵七六︶  廿八︒一︵八七︶ ロヨシ ユアロ約書回書   一 十二二︒八︵六四︶

ロは じロ旧師記.

 ル ツロ路旧記

 サムエル 撤母三三

撤母耳下

列王紀略上

 十九・十一

列王紀略下 ︒十七︑十八︵一五〇︶〇十

 o)八  廿廿・一

 (全世三茜

一〇)()

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.◎

(16)

歴代志三三

歴代志略下.  一五︒十五︵三三︶

窒磯

︹ネへ︐ミヤ︺尼希米亜

 エステル 以士帖

 ヨ プロ約百記   四・八︵ ︶  二・十三︑十四︵三︶

 十一︐︒十二.︵七三︶  十一・十二︑ 十一二︵九四︶

 十五︒四︵一四三︶ 廿一︐︒十五︵.一四三︶

 廿一二〇十一二︵一三四︶   一二十一二〇十︵七一︶

   続続恥か記 第一巻

a

詩篇  一・一−一三︵三六︶ 四・四︵一三二︶

 九︒九︵二七︶ 九︒十七︵三二︶ 廿︒七︵一四七︶

 廿二︒三十︑三十一︵五九︶ 廿四︒三︑四︵一〇七︶

 三六・十︵八九︶  廿七・四.︵七山ハ︶

 廿九︒三11九︵二〇︶  三十ご︒.三︵七八︶

三士.宅︵二七︶三斗二・八三三

 三十三︒十︑十一 ︵=二四︶

三+三.士→+墾四七︶一一蓋.+︵三六︶

 三十七︒十一︵一五五︶.  三十七︒三二︵二九︶

 三十七︒三十七︵一〇〇︶  四十︒四︵三三︶

四+六・;三二︶辛五・竺一三二六︶

六+二つ九︵西七︶七+パ・共︵三七︶

 九十一︒二︵二七︶  九十二ゆ十四︑.十五︵六︶

 百一︒五﹂︵七四︶  百十九︒八十六︵五︶

 百十九︒九十六︵五︶  百十九︒九十七︵五︶

 百十九・百五︵四六︶. 百十九︒百十八︵五︶

(17)

続続恥か記 第一巻

百十九︒三叉九︵五︶

百十九︒百四十︵五︶

三十九︒百七十ご︵五︶ 三十九︒赤螺︵五︶百十九︒百四十︵五︶

 百三十九︒六︵六八︶

箴言  一︒五︵七二︶  一︒七︵六七︶

 一︒十六︵八八︶   二・十三十五︵八三︶

 三︒廿一︑廿二︵七五︶ 三︒七︵六三︶

ヒ三・十三︵七五︶ 三︒光ゴ一︵=九︶ 四︒七︵七九︶

 四︒十四︑十五︵八五︶  四︒十九︵六七︶

 五︒ユロニ︑ †一二︵一一三︶   六︒四︵一一一︶

 六・十二十四︵一二四︶  六︒十六︑十七︵九︶

 六︒廿三11廿六︵一〇〇︶ 九︒八︵五六︶

 九︒九︵七二︶﹂九︒十三︵四九︶  十︒五︵四八︶

 十・光︵八八︶  十︒量四︵八八︶

 十一・十二︵六三︶ 十二︒四︵二八︶

 十二︒十三︵一〇六︶  十二︒十五︵六三︶

 十二︒十九︵一八︶  十二︒廿三︵九七︶ 十三︒一二︵九七︶   十三〇十一 ︵六九︶十三︒十四︵四八Y  十三︒十六︵四七︶十四︒十七︵五八︶  十四・廿九︵五八︶十四︒三二︵八二︶  十四︒計四︵八七︶十五︒一 ︵五八︶   一五〇五︵一一三︶十五︒ユμ一 ︵六六︶   十五︒一二十一二︵九五︶十六︒一︵;西︶ 十六︒九︵;西︶十六︒十八︵一五五︶  十七・四︵七七︶︑十八・二︵四七︶  .十入︒六︑七・︵四七︶十九︒二︑三︵六八︶  十九︑︒五︵一八︶十九︒十三︵一=一︶  十九・十四︵二八︶十九・廿一︵;西︶  廿︒十四︵一一八︶廿︒三三︵六九︶  昔︒廿八︵八○︶昔一・九︵二二︶ 十一︒十九︵=二︶廿二︒一︵一〇四︶  三二・廿九︵四︶三三︒九︵八一︶ 廿四・十二︵一二右︶三五︒十一 ︵六六︶  二五︒十二ご︵七四︶三六︒四11六︵四七︶ 四七︒九︵一四六︶

廿七︒十四︵八六︶  二七︒十五︵二二︶

(18)

六七・十七︑十九︵一六三︶  甘七︒廿一︵七七︶

三八・一︵五〇︶  廿九︒三︵一〇二︶

二九︒五︵七七︶  三十︒六︵=三ハ︶

三十一︒十︑十一 ︵二八︶   三十一︒三十︵二八︶ 三+一・三︵三九〜 光三・+五︑+六 蛋⁝四十六︒十︵;西︶  五十四︒十三︵一二一︶五十五・一︑二︵三〇︶  五十九︒七︵一〇三︶

四十九・十五︵一三七︶

伝道回書   四・九︑十︵一四六︶

五・十九︵五七︶

七〇廿三︵三八︶

八︒十一鉾一瓢︶ 七︒十七︵八八︶八・六11十四︵三二︶︐ 八︒︐十七︵七三︶  エ レ ミヤロ耶利米亜書   二︒廿八︵三三︶  五︒七︵一二五︶ 十・二︵一六四︶  十四︒十四二〇五︶ 十七・五︵一二九︶  十七︒七︵一六六︶

 十七︒十︵=一七︶  光二︒十八︵=一五︶

雅歌哀歌三︒廿一︑廿五︑廿六︵=ハ六︶

 イザヤ 以賓亜書

 十四︒廿六︑ 一︒二︵五七︶   一︒一二︵一二︶

廿七バ一三四︶  廿九︒十四︵四八︶  エゼキエルロ以西図書十八︒廿︵一二七︶

続続恥か記 第一巻

(19)

続続恥か記

 ダニエルロ但以理書

 ホ セ ァロ何西阿書

 ヨエルロ約耳書

 ア モ スロ亜慶士書

 オ パ デ ヤロ阿巴底亜書

 ヨ ナロ約掌書

ロミ カロ米迦書

 ナホムロ掌翁書     第一巻十二〇十三︵四四︶五︒十二︵八九︶一︒七︑八︵九一︶ 入︒七︵一三七︶ ロバパククロ恰巴四書

 ゼバニヤロ西番雅書

 ハガイロ恰基書

ハゼ カ リ ヤ 撒加利亜書

ロマ ラ キロ馬拉基書

︐三・十四︑  一︒十四︵一七〇︶

十六︵二二四︶

    新約の部

難伝 五・八︵δ七︶.︐五・+六酪琴W

 五・四十八︵一〇〇︶  六・一11四︵三〇︶

9

(20)

9

.穆

六︒九︑十︑十二︵一一四︶  六︒昔四︵九八︶

六・三六・︵一三五︶  七︒六︵コ五︶

七・七︵二九︶ 七︒十二︵一四〇︶

七︒十五︵四二︶ 七・廿一︵三七︶

十︒十・二︵四四︶   十︒十六︵一八︶

十︒量二︵六四︶  十.︒咀爪七︑計八︵九六︶

±・+七三三︶土・廿九M一瑚︶一.︶

十二︒十九︑廿︵=ハニ︶  十三・計︵二四︶

十三︒四十四︵五︶ 十四︒三︑四︵一六〇︶

十六︒三︵二五︶  十八・十九︵=四︶

十八・廿︵八六︶  廿︒廿一︑三二︵一三︶

廿二σ十一︑十二一一四〇軌W  塩干︒廿九︵四五︶

廿三・三︵八︶ 三三︒四︵+六︶

廿三︒五︵一一六︶  廿三︒廿八︵五二︶

廿四︒四︑五︵四二︶  廿四・十二︵一一六︶

昔四︒十三︵一五二︶  廿四︒量二︵二五︶

廿四︒四十三︑四十四︵二六︶  廿五︒十三︵二六︶

  続続恥か記 第一巻 廿六︒廿四︵五三︶十H六〇四十一 ︵二九︶廿入︒十八︵六一︶馬写

廿六・七九︵一五九︶

 廿八︒十三︵七八︶

廿八︒十九︵一四九︶

二・七︵五一︶九・三九︑四十︵三七︶

 ル カロ路加伝   六・四九︵五六︶  九︒十六︵六四︶

 九︒六十一︑六十二︵六〇︶ 十四︒十六11廿︵一九︶

 十六・八尾弧W  十六︒廿五︵三二︶

 十六︒冊⁝︑冊 一︵七︶  十八︒七︵一三四︶

 十一︒四︵九二︶

 ヨハネロ約翰伝   三︒十︵二八︶  五︒十四︵一五四︶

 五︒光九︵五︶  六︒淵七︵;西︶

17

(21)

  続続恥か記 第一三

九︒二︵四〇︶  十・十二︑十三︵一三七︶

十三︒十五︵一四四︶  十四・十三︑十四︵=ハ五︶

十六・冊二︑光三︵一五三︶  十七・十五︵一五四︶

使徒行伝  四︒廿︵一七︶  十七・十一

 十九・珊二︵七〇︶  廿︒光五︵九二︶ ︵三九︶ ヨリントロ亘円林多晶則童目   六・十︵一︶   入・十三︵三四︶ 九・十六︵一七︶ 九・十七11廿三︵=ハニ︶. 九︒廿五︵一三三︶ 九︒十二ー−廿八︵六一︶ 十三・四︵九三︶ 十三︒四︑五︵二︶ 十五・五十五︵二︶  十六ゆ一︵一四二︶

寄林多後書九︒七︵一四二︶十三︒八︵九〇︶

 ロ マロ羅馬書  二・十五一一動辺W  二・十八11廿二

 三︒八︵一四一︶  三︒十四︵四一︶

 四・四︑五︵一二〇︶  七︒三四︵一五一︶

 八・三四︵六五︶  十一︒六︵九九︶

 十二Q三︵一四一︶  十二・十二︵六五︶

 十二〇十五︵一四八︶  十二・十六︵一一︶

 十三・十四︵四一︶  十四・廿一︵三四︶ ︵五四︶ ガラテヤロ加三太書六〇二︵一四八︶

山ハ

B十︵七一︶

 エ ペ ソロ三三所書  四︒十四︵四四︶

 四︒十七u十九︵一六九︶  四︒廿四

 五︒三八︵一一︶ ︵二〇︶

(22)

9

.鳩

六・+六. 蓋バ︶六・+窒五一九︶

 ピリピロ腓立回書. .

 二︒十三︵一

.三︒十四︵一

 コロサイロ寄羅西書 二・三九︶一七︶

ロテ サ ロ ニ ケロ三聖羅尼迦前書

帖撒羅尼迦後書 三﹂︵一四一︶ 二︒.廿一 .二︒蓋七︵;コ︶︵⁝.V

一二

Z二︵五三︶   一ご︒十︵二〇︶

五︒︑十七︵一五八﹀

一二

Z十山ハ︵五︶

ロテ モ テロ提摩太前書   二・十二︵一四︶

  続続恥か記 第一巻

而閏

nよ1一一 ︵五六︶ 六︒.一二︑ 五︵一三六︶

提三太後書

 テトスロ提多書

腓冒 利ζ 門ど

一り十一二︵一三六︶   一二︒十六︵五︶

二︒七︑八︵五六︶ .二︒十一︵三七︶

   希只

十十十六伯ブ 三二二.。来召

。・。四書 十十二八.五 六.

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(23)

   雅写 三.一.各邑

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続.

ハペテロロ彼得前⁝壷日    二︒十一血︵一五七︶

 四σ八︵九三︶ 四︒十五︵六一︶

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彼得後書二︒一 ︵一〇五︶ 二2廿一 ︵一五︶

五︒八︵一五九︶.

二〇一二︵三七︶  ユ ダロ猶太書.黙示録 ︐ 二︒十︵四四︶ 三︒十五︑十六︵=一八︶ 三二・十八︑十九︵五五︶

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二︒十五︵五三︶

約翰第二書

約翰第三書

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(24)

O

第一章動さんの為だよ

 ○保羅コリント人に教へて曰はく﹁爾曹は価を以て買はれた

  るものなればなり旧故に神のものなる爾曹⁝⁝神の栄を顕

  すべし﹂︵悪臣Y

蝕に一人の武士あり︑武士道として武芸を忌むべし︑其武芸を

工むるや善し︑然れども武芸を修むる者必ずしも善果同じから

ず︑試に甲者に問はば彼云はん︑武芸の上達は我が一身の利な

り︑我が一身の栄誉なり︑刻苦精励して其悪落を極めたらんに

は富貴︑利運思ひの侭ならん︑然れども亦乙者は云はん︑余は

君恩に浴すること数代︑今や事なくして高禄に飽けり︑余不敏

なりといへども争でか君恩の深きを思はさらんや︑日夜切瑳琢

摩して武芸に汲々たるものは後日有事の日君の御馬前にありて

力を致し︑君を泰山の安に置きまつりて以て山海の恩に報いん

が為なり︑視よ︑武芸を修むるは甲乙一なり︑然れども其動機

の相反すること天洲も蕾ならざるなり︑蓋し甲は自己一身の為

にして乙は其主の為にせるが故なり︑夫れ吾人々類の此世にあ

るや喪神の御選の為なるは勿論なれども特に基督の救極に異り

たるものは何事を為すも主の為にせるの動機あらざるべからず︑

続続恥か記 第一巻 否︑救極を得たるもの鼠至情たるなり︑吾人は主の為に活き主の為に死すべし︑吾人主を信じて主の為に徳を修めんか︑其得る所吾人の徳たりといへども亦主の為たるべし︑吾人の修徳︑堅信︑行為皆主の為たるべきなり︑明治初年の三余が父母と僧に上⁝総菊間村にありし時八幡町より来る女の魚売あり︑屡々余が家にも出入せしを以て彼が女の身にして何故に飴売たりしやを問ひしに彼女は快潤に︑勧告の口調を以て答へて曰はく﹁金さんの為だよ﹂︑ 其仔細を問へぽ彼女の夫久しく病に臥して自ら其職を為す能はず︑自ら代りて此職を為すなりと︑彼は魚を買ひて魚を売り︑利を得て以て自ら養へり︑然れども彼は自己一身の為にせるにあらず︑其動機は高尚なり︑殊勝なり︑優美なりしにあらずや︑吾人信徒たる者若し自己の為に生活したらんには患難に遭ひて之に堪ゆる能はず︑不義に逢ひて之を避くる能はず︑不義を蒙りて忍ぶ能はず︑不親切︑不実意を以てする者あるも之に善を為すの勇を失ひ︑又わが為す所に成功なしと見たる時失望せざるを得んや︑之に反して我が動機主にあらんか︑凡て皆他人の為︑自己の為にあらざるが故に失望せず︑反って成功を必ずべきなり︑あΣ︑動機の神にあるものは福なるかな︒

21

(25)

第二章 続続恥か記 第一巻

幸福な死とは分らん

 寄林多前書に曰はく﹁死よ爾の刺は安に在るや︑陰府よ爾の

回覧にあるや﹂︵針蛭︑

.世に死ほど恐しく嫌はしきものなし︑世人が千辛︑万苦を忍び︑

汲々として世務に齪齪せるもの富貴︑名誉︑生命の為にあらざ

るはなし︑世に恐怖すべきもの少からずといへども其恐怖すべ

き理由を問は父其重なるものは生命の危きを思へぽなり︑試に

視よ︑火事恐るべしといへども其身無関係の地にありたらんに

は反って愉快なるべし︑地震恐るべしといへども其身地震に関

係なき位地にあらんには或は快哉を叫ばんも知るべからず︑然

らば若し世より死の一事を除去らんか︑世の恐怖すべきもの十

中の八九は其跡を見ざるに至らん︑然れども基督の教へたまふ

所によれば吾人罪を赦されて救極を得たるものは﹁我を信ずる

者死するとも活くべし﹂︑ 縦し此世の生命は終ることありとも

其終ると同時に永遠にして且つ真正の生命を得るものなり︑然

れば信者の為には死は死にあらずして生命に入るの門なり︑死

は萬事の終局にあらずして反って成功の初期なり︑然らば基督

の徒にとりては死は恐怖すべきものにあらずして反って歓迎す べきなり︑基督信徒が泰然自若として死の刺を蔑視するもの宜ならずや︑然れども回れ信仰なきものN決して理解する能はざ︑る所なり︑余が友尾野重俊氏は播州龍野の人室田彰徳氏の第二子なり︑明治八年の頃英国宣教師ダビツドソン氏の和語教師たり︑氏は何か思ふ所ありて其業を余に譲る︑是れ余が氏を知るの始なり︑氏は理性言語に巧なるを以てダ氏は若し氏をして英語を学はしめたらんには国家の用を為すこと多からんと旅費を給してスコットランドの父の許に送らんとす︑氏はダ氏より久しく教を聞きしが未だ決する所あらず︑然れどもダ氏の懇勧によりて遂に八年九月廿六日ダ氏より洗礼を領したり︑然し今より思へば氏は當時真正の信仰はあらざりしが如し︑翌十月氏は横浜を発して蘇国に航したりしが是れぞ此世に氏を見るの最後にてありき︑氏はダ氏が父の家にありて勉学に絵念あらざりしが蘇国の気候      九は大に氏の健康を害し︑翌﹇十﹈年七八月の頃肺患に罹り︑医師の歓誘によりて九月鞍壷を発して帰途に就けり︑然れども不幸︐病勢は次第に増し︑地中海を航する頃は其事の二三日に迫るの状況となりき︑船中知る人とてもあらざりしが清国に航する一

宣教師あり︑親しく氏を看護せり︑氏は其生命の旦夕に迫れる

O

(26)

を知り︑一日宣教師に請ひ︑氏が父︑即ち室田氏への書信を口       九三代書せしめたり︑氏は期せるが如く其翌日︑即ち九月廿﹇六﹈

日を以て船中に死し︑モル三島近傍に水葬せられき︑氏が代書

せしめし書信は後︑室田氏の手に落ちしが氏は固より英文を解

せず︑又劉氏の実兄某氏は仏文を解したれども英文を解せず︑

妓を以て劉田氏は其書の解釈をダビツドソン氏に乞へり︑氏は

之を解きしが詞田氏は書中の一句﹁余は喜びて幸に死しまうし

候﹂に至りて解せざるものx如し︑死は人の好まざる所︑殊に

彼春秋に富み︑異域の鬼となるに尚ほ幸福なりとは分らざる所

なりと︑之より教義の徒となりて其日は去りしが後屡々ダ氏を

訪ひて問ふ所あり︑遂にワデル氏の和語教師となり︑氏より道

を学び︑初めて幸福の死を味ひ︑旧来の漢学主義を棄て玉信徒

となり︑尚ほ葺手町教会に長老となりて熱心教の為に尽くす所

ありき︑あΣ︑響教徒にあらざれば真に死を解釈すること能

はず︑教外の人は之を恐れて已を得ず之を迎へ︑信徒は之を見

ること栄誉の冠星の如し︑死よ爾の刺は安にあるや︒バイ・ント

パウロノ言比較

続続恥か記 第一巻 第三章慣れしば何ともありません

 約百日はく﹁彼悪を口に甘しとし︑舌の底に蔵め︑愛しみて

捨てず之言の中に含量る﹂︵廿︒十二及ヒ十三︶︑

箴言に曰はく﹁彼等は響き途をはなれて幽暗き路に低み︑悪

を行書楽表悪者のいつはりを悦ぶ﹂︵葭+三︑Y

とは悪者の状態にあらずや︑悪を為すもの其初期を見れば極め

て小なり︑零露初期に於ては小罪あるも大に驚き︑大に怒る︑

然れども不幸罪を犯して厳しく之を自責し︑強ひて之を宣るに

あらざれぽ遂には一の習慣となりて決して薫る能はざるなり︑

彼の酒に溺る玉露初より薫る玉にあらず︑初めて之を味ふや︑

其味の甘からざるのみならず︑酔ゑぽ其苦痛甚し︑然れども其

習慣となるや︑蕾に翠黛の美なるのみならず其酔心地いふべか

らず︑罪又之と同じからざらんや︑吾人は罪あるを見ば直に悔      任ゆべし︑一時間たりとも放﹇棄﹈すべからず︑放任すること屡な

れば遂に習慣となりて之を棄てんこと手足を切断するの苦に優

るものあり︑

余曽て鋼に遊ぶ︑蔵前に電気の見世物あり︑余は余の奇好心

に促されて其場に入りしに諸種の電気器を陳列しありて年の頃

(27)

続続恥か記 第一巻

      かなだらひ三十前後の壮漢一々之を説明せり︑遂に一個の真鍮隠金盟に水

を盛り︑中に二十銭の銀貨二三個を投じたるものあり︑説明者

辮じ来りて曰はく﹁何方様にても此水中に御手を入れられて銀

貨をお取り遊ばせぽ一個なり︑二個なり御景物として進上いた

します﹂と︑是く聞くや︑見物の一人水中に手を入れしが其指

頭のいまだ銀貨に達せざるに堪へざるものあるかの如く手を引

きたり︑他の者又試みたれども亦同じ︑又種々工夫を凝らして

四五回試みし者ありしが同じく奏功せず︑配れ盟中の水に電気

を通じたるが故に其水に触る﹂者は皆電気の伝通によりて之を

為し得ざるなり︑余は極めて神速に摘去りたらんには電気の伝

はること少く必ず奏功すべしと思へり︑余は廿銭貨を欲しとは

一せざるも説明者を驚かしくれんと急激に手を入れたり︑去れど

能はざりき︑又試みたり︑其結果は同じ︑三回︑四回︑余は七

八回試みたれども遂に失敗し︑唯得たるは全身を浸せる流汗の

みなりき︑此時説明者は余が側に来り︑是くせぽ取り得べしと

落附払って水中の銀貨を摘めり︑初め余は彼が其時電流の道を

断つならんと思ひしが遂に彼と同時に水中に手を投じたり︑彼

は平然⁝知らざるもの玉如くなりしが余は全身に感じて遂に得る

能はざりき︑余は彼に問へり﹁如何にして摘得るや﹂と︑彼日 はく﹁慣れΣば何ともありません﹂︑あ瓦︑罪悪に煮る工者彼の電と同じからざらんや︑恐れても慎むべきは罪なり︑悪なり︒第四章然う鯖を読まれてたまるものか

 箴言に曰はく﹁汝其業に巧なる人を見るか斯かる人は王の前

霊たをかならず賎し薯の前にた主︵廿二︒廿九︶︑

人自己の業に巧ならんとせば励まざるべからず︑励むもの自ら

巧になりて必ず王の前に立つ︵成功︶に至らん︑

︐明治三年余は藩命によりて藩士廿人許と上京し︑浜町の藩邸に

あり︑日々大手前の第一大隊の営所に通ひて仏式の豊実を学ぶ︑

演習は日々午前のみにして午後は敢て為すべきことなt︑小人

は閑居して不善を為すと聞きしが廿余人の壮者何等の制裁なく

して閑居せるが故に一目午後より夜にかけ人形町若くは両国辺

散歩せざるなく︑寄席に入り︑揚弓店をひやかし︑酢︑天麩羅

の立食︑悪事の外何事にても為さ過ることなかりき︑当時余童

の多く立食せる天蝉茸店は人形町より芳町に入らんとせる角に

あるものなり︑何故に此店に多く食ひしゃは知らざれども其飯

の茶飯なると面白き主人とありしによりたるならん︑主人は年

の頃六十歳以上にして常に鼻下に手拭の鉢巻を為せり︑其故を

(28)

O

問へば鼻水の鍋中に落つるを防ぐなり︑其言語によりて考ふれ

ぽ若き頃は消防夫など為したるものならん︑蓋し江戸児の粋な

るものなりしなり︑然るに彼が﹇長ぐ﹈其職業に巧なる長く勉励

したる功の見るべきものあり︑何ぞや︑時としては吾人六七人︑

六尺の屋台店にはみださんまでに列し︑右より左より或は銀魚︑

或は貝の柱︑或は鰻︑ソラ茶なり︑ソラ飯なり︑其忙しきこと

目の回らんばかりなり︑而して食終りて﹁我は何を何個︑聖楽

椀価何程なりや﹂と問へば老人ロ中に九句を繰返して何程と答

へ曽て一文を強ちたることなし︑然し余の驚きたるは其のみな

らず︑時としては自ら食ひて而して其何個なりしかを知らざる

ことあり︑其知らざるよしを述べて﹁余は何程食ひしゃ﹂と問

へば何程多数の人食ぴ居りても誰は何程と即答して又誤ちたる

ことなし︑蝕に於て余は後に自ら食ふ所を数へず︑其向より数

へざるよしを告げて後に其筋を問ふを常とせり︑余は彼の巧妙

なる伎禰に感じて彼に問ひたることあり︑数人立ちて右より左       ︹架︺より︑時としては箸の十字火をさえ見ることあるによく鯖を読

まる二ことなきを得るやと︑彼は日ふ﹁数十年間此商売を為し

て数人一時に食はる蕊は毎日毎夜のことなり︑毎日毎夜然う鯖

を読まれてたまるものか﹂︑ 余は然もあらんとて感服せり︑然

続続恥か記 第一巻 るに其後余の大に疑念を懐きたるものあり︑余が同学中に○○○○○といふ人あり︑性︑悪戯に長し︑吾人の彼の天麩羅店に共に食する時戯に屡々鯖を読めり︑彼人は﹁我食ひしものは何程﹂と問へば老人の何程と即答するを知るが故に鯖を読まんとする時は﹁己の食ったのは何が何個︑何が何個﹂と数に於て実際よりも減じ︑又価貴きもの玉代りに賎しきものを挙げて以て老人を欺けるなり︑余は○○・氏より此事実を聞きて老人の高言敢て信ずるに足らず︑彼巧なりといへども氏に欺かる瓦所ありと︑然れども老人は常に欺かれざるを誇れり︑戴に於て余は此店に食ふ毎に○○氏の食ひし物質と数と価とを記憶し︑又余の物質と数と価とを記憶しおき︑後に氏の価と対照して考ふれば其割合の同じからざるものあるを見たり︑よって氏が鯖苛みの実際と価とを建設すれぽ氏は老人を欺くと思ひ居たれど却って氏は老人に欺かれ居りしなり︑讐へば氏が五厘の品四個を食ひて之を三個といへば老人は疾既に其四個なるを知るが故に彼が胸算には二銭と算せられ︑又七厘の品一個︑五厘の品五個と告ぐるも其実○○氏が七厘の品二個を食ひたる時は氏の言には頓着せずして三銭二厘とは云はず三銭九厘と答ふ︑斯くて○○氏は老人を欺き得たりとして得々たるも何ぞ知らん︑老人の伎備

(29)

続続恥か記 第一巻

に載せられて価は食ひし程払ひ︑労力損を為し﹇を﹈居らんとは︑

彼はよく憾言に励みて此巧妙の手腕を有するに至りしなり︒

第五章隠れし財宝

       し  ら基督曰はく﹁爾曹聖書に永生ありと意ひて之を探索ぶこの聖

書は我ξいて証する者なり﹂︵約五︒三十九︶︑

側羅曰はく﹁聖書はみな神の黙示にして教講と督責また人を

して道摩せしめ又藝を学堪む乏益あり﹂︵毒等

至論はく﹁天国は畑に着れたる宝の如し人見いださば之を

適し喜び帰り其所有を尽く売りて其畑を買ふなり﹂︵太十三︒四十四︶︑

聖詩に曰はく﹁汝の馨は笠実なり﹂︵百十九︒八十六︶︑全く日      はてはく﹁我もろ一の純全に限あるをみたりされど汝のいまし

めはいと広と︵全九十六︶︑このゆゑにもろ一のことに係る汝

の一切のさとしをモとおもふ﹂︵雄︑汝のあかしは妙な

りL︵三百廿九︶︑なんちの聖言はいときよし此故に汝の僕はこれ

を零し︵全百四十︶︑わが舌はみ・とぽを謳ふべしなんちの一切

のい歩めは義なれぽなり﹂︵全百七十二︶︑聖言うちひらくれぽ

光をはなちて嚢るものをさとからしむL︵全百三十︶︑﹁我なん  ちの法をいつくしむこといかばかりそやわれ割目これを深く

おもふし︵全九十七︶︑なんちの・の法はわがために重の.﹂がね

白銀にもまされりし︵馨︑

今日まで世人の最も貴みたる書物を何ぞと問は貸聖書と答へん︑

最もよく人を慰め︑人に気力を与ふる書物を何ぞと問は父聖書

と答へん︑人を化するに最も能力ある書物を何ぞと問は罫聖書

と答へん︑人の最も深く愛読する書物を何ぞと問はゴ聖書と答

へん︑世界に於て最も多く丸まる玉書物を何ぞと問はぽ聖書と

答へん︑世界に克て最も広く流布せる書物は何ぞと問は黛聖書

と答へん︵今日已に三百余程の語に訳さる︶︑ 然れば凡そ其真

価値を味ひたるものは古今と︑貴賎とを論ぜず聖書を敬はざる

ものあることなし︑若し聖書につける諸大家の言を集め来りし

ならぼ蓋し際限あらざるべし︑然れば聖書は僅に六十六巻なれ      ︹を︺ども読むものは其初巻に復る毎に新書の読むの感あり︑踊れ読

過する毎に隠れたる財宝を発見するが故なり︑然れば古より大

     ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  ヘ  へ入︑学士輩の聖書に就きて賛辞を呈したるもの枚挙するに邊あ

らざるなり︑実に聖書は財宝中の財宝たるなり︑

余は明治十五年より毎年日光に遊ぶを余が習慣の如くせり︑同

所に遊ぶことの多きが故に自ら日光廟の建築︑及び附近の山川

(30)

は殊に余の興味を年功とする所にして弥々棄難き念あり︑遂に

自ら日光を称して第二の故郷といふに至れり︑余が同所の建築

物中にて其規摸の小なるに拘らず其費を惜まず善美を尽くせる

に驚きたるもの二個あり︑一は東照宮の拝殿にして一は大遺骨

の本殿なり︑而して此二個は普通此両所に参拝する者の容易く

見る能はざる所なり︑東照宮の拝殿は本殿を除きて最も美しき

楽ならんが総坪数は四十八坪あり︑中央三十二坪は人の入りて

礼拝する所にして常に高麗縁の畳六十四枚を敷き︑殿中にある

ものは幣束︑神鏡等の二三種に過さず︑正面は一基八万両を費

したりといふ堆朱の柱旧基を列し︑其間は簾を垂れたるのみ︑

一見したる所陽明門の日暮し見飽かずといふに比して美なりと

いふべからず︑然れども余が初めて十五年に見物したる時畳の

表替に際したるものと見え側のもの二三枚を除きてありしが余

は此時床板の騰色塗なりしを見たり︑普通の建築物なりしなら

んには人目に触れざる所は縦し塗りたりとも是くまで心を用み

しことあらざるべし︑然れども直れ日光の日光たる所にして五

十六万八千両︵当時の小判にて此高なれぽ今の相場にして五百

万円ならん︑此金高を要したるよしは旧幕府︵雑誌︶に見えた

続続恥か記 第一回 り︶を費したる所以なり︑余は日光案内三十五頁に左の言を附記したり誰謂砺叩二譲受灘語万円といへば日光は 余明治十五年の夏見物したる時畳の修繕に際し皆︵此字出入 なるべし︶除きて其床板をあらはしたり三十坪の拝殿皆研出 しの言色にして恰も一枚の板の如く其後毎歳見物したれども 常に畳を敷きたるを以て却って余輩の目には格別の感想を与 へざりき余は敢て当局者に望む一隅の二三畳を除き置きて見 物人に床の一部を示されんことを︑研出し塗板を以て床とするさへ他に類なかるべきに恰も一板の板の如く塗上げたるは実に珍しきことなり︑其他の一個は大三殿の本殿なり︑是は平生人の入らざる所なるを以て多くは人の見ざる所︑余は十九年に津田仙氏に日光に会し︑氏が三晃会員たるの因によりて之に入るの特典を得たり︑其結構︑善美筆も言も其十一を尽くす能はず︑唯其費用を忌まざりし大胆なるに驚かんのみ︑思ふに東照宮の本殿は一層善美なるものあらん︑余はいまだ之を見ざるを遺憾とせり︑視よ畳の下の床板︑密閉したる戸扉中の本殿其美見るもの驚かざるはなからん︑然れども唯普通の参拝人として畳の上に座し︑拝殿に座せるのみにては其善︑其美を見る能はざるなり︑聖書を見るもの宣之に似た

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緒 言  第圏節 第二節 第四章 第一節 第二節 第五章 第口節 第二節第六章第七章

第一章 ブッダの涅槃と葬儀 第二章 舎利八分伝説の検証 第三章 仏塔の原語 第四章 仏塔の起源 第五章 仏塔の構造と供養法 第六章 仏舎利塔以前の仏塔 第二部

操作は前章と同じです。但し中継子機の ACSH は、親機では無く中継器が送信する電波を受信します。本機を 前章①の操作で

平成25年3月1日 東京都北区長.. 第1章 第2章 第3 章 第4章 第5章 第6章 第7 章

乗次 章子 非常勤講師 社会学部 春学期 English Communication A11 乗次 章子 非常勤講師 社会学部 春学期 English Communication A23 乗次 章子

第1章 生物多様性とは 第2章 東京における生物多様性の現状と課題 第3章 東京の将来像 ( 案 ) 資料編第4章 将来像の実現に向けた

乗次 章子 非常勤講師 社会学部 春学期 English Communication A 11 乗次 章子 非常勤講師 社会学部 春学期 English Communication A 18 乗次 章子