• 検索結果がありません。

別表第 1-2 改正後別表第 1-2 国際エネルギースタープログラムの対象製品基準 ( ディスプレイ ) 現行別表第 1-2 国際エネルギースタープログラムの対象製品基準 ( ディスプレイ ) 1. 対象範囲 (1) 対象機器要綱 4. 及び細則 6.(2) に該当し 外部電源装置を介して あるいは

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "別表第 1-2 改正後別表第 1-2 国際エネルギースタープログラムの対象製品基準 ( ディスプレイ ) 現行別表第 1-2 国際エネルギースタープログラムの対象製品基準 ( ディスプレイ ) 1. 対象範囲 (1) 対象機器要綱 4. 及び細則 6.(2) に該当し 外部電源装置を介して あるいは"

Copied!
71
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

国際エネルギースタープログラム制度運用細則の一部を改正する (傍線部分は改正部分) ○国際エネルギースタープログラム制度運用細則 改正後 現行 1.~5.変更なし 6.対象製品の定義 要綱4.に規定する対象機器の定義を以下のとおり補足する。 (1)変更なし (2)ディスプレイ 多くの場合において単一きょう体に収められている表示スクリー ンとその関連電子装置からなる市販の電子製品であり、主機能とし て、1)1 つ又は複数のVGA、DVI、HDMI、ディスプレイ ポート、IEE1394、USB等の入力によるコンピュータ、ワ ークステーション又はサーバーからの視覚情報、2)USBフラッ シュドライブ、メモリカード等の外部記憶装置からの視角情報、あ るいは3)ネットワーク接続からの視覚情報を表示する。 6.(3)~(8)変更なし 附則 この細則は、平成25 年○月○○日から施行する。 1.~5.変更なし 6.対象製品の定義 要綱4.に規定する対象機器の定義を以下のとおり補足する。 (1)変更なし (2)ディスプレイ 多くの場合において単一きょう体に収められている表示スクリー ンとその関連電子装置からなる市販の電子製品であり、主機能とし て、1)1 つ又は複数のVGA、DVI、HDMI、IEE139 4等の入力によるコンピュータ、ワークステーション又はサーバー からの視覚情報、あるいは2)USBフラッシュドライブ、メモリ カード又は無線インターネット接続からの視覚情報を表示する。一 般的なディスプレイ技術には、液晶表示(LCD)、発光ダイオー ド(LED)、陰極線管(CRT)、及びプラズマディスプレイパ ネル(PDP)がある。 6.(3)~(8)変更なし 附則 この細則は、平成21 年 10 月 30 日から施行する。

(2)

別表第 1-2 改正後 現行 別表第1-2 国際エネルギースタープログラムの対象製品基準(ディスプレイ) 1.対象範囲 (1)対象機器 要綱4.及び細則6.(2)に該当し、外部電源装置を介して、あるいは ブリッジまたはネットワーク接続を介して交流幹線電力から直接給電される 製品は、下記1.(2)に示される製品を除き、エネルギースター適合の対 象となる。適合の対象となる代表的な製品には、以下のものが含まれる。 ① コンピュータモニタ ② デジタルフォトフレーム ③ サイネージディスプレイ ④ 別表第1-2の定義及び適合基準値を満たす、キーボード、視 覚装置(ビジュアル)、マウス(KVM)の切り替え機能を有す るモニタや、その他の業界特有のディスプレイ等 (2)対象外製品 1)エネルギースタープログラムの他の製品基準の対象となる製品は、 別表第1-2に基づく適合の対象にはならない。 2)以下に示す製品は、別表第1-2に基づく適合の対象にはならない。 ① 可視対角線画面サイズが61インチを超える製品。 ② 一体型テレビチューナーを有する製品。 ③ 主にテレビジョン受信機として販売されるコンピュータ入力ポ ート(例:VGA)を有する製品を含めた、テレビジョン受信機 として販売される製品。 ④ コンポーネントテレビジョン受信機である製品。コンポーネン トテレビジョン受信機とは、単一のモデル又はシステム名称の 別表第1-2 国際エネルギースタープログラムの対象製品基準(ディスプレイ) 1.対象機器 要綱4.及び細則6.(2)に該当し、可視対角線画面サイズが60インチ 以下であるもの。

(3)

もとテレビジョン受信機として販売される2つ以上の分離した 構成装置(例:表示装置とチューナー)で構成されている製品 である。コンポーネントテレビジョン受信機は、2つ以上の電 力コードを有する可能性がある。 ⑤ 二重機能のテレビジョン受信機/コンピュータモニタとして販 売される、二重機能のテレビジョン受信機/コンピュータモニ タ。 ⑥ 携帯型のコンピュータ及び通信装置(例:タブレットコンピュ ータ、スレートコンピュータ、電子書籍リーダー、スマートフ ォン)。 ⑦ 電力管理機能を禁止する医療用装置のFDA(米国食品医薬品局) 基準を満たさなければならない、及び/又はスリープモードの 定義を満たす消費電力状態を持たない製品。 ⑧ シンクライアント、ウルトラシンクライアント、又はゼロクラ イアント。 2.適合要件及び適合基準 以下の該当する各要件及び基準をすべて満たす場合にのみ、そのモデルは エネルギースター適合となる。 (1)有効桁数と端数処理 1)すべての計算は、直接測定された(端数処理をしていない)数値を 用いて行うこと。 2)特に規定が無い限り、基準要件への準拠は、いかなる端数処理を行 うことなく、直接的に測定又は算出された数値を用いて評価するこ と。 3)公表用の報告値として届出する直接的に測定又は算出された数値は、 対応する基準要件に表されているとおりの最も近い有効桁数に四捨 2.適合要件及び適合基準 以下の各要件及び基準をすべて満たす場合にのみ、そのモデルはエネル ギースター適合となる。 可視対角線画面サイズが30 インチ以上 60 インチ以下のディスプレイにつ いては、2010 年 1 月 30 日以降においてエネルギースター適合となるものと する。

(4)

五入すること。

(2)一般要件

1)外部電源装置要件

ディスプレイが外部電源装置と共に出荷される場合、その外部電 源装置は、国際効率表示協定(International Efficiency Marking Protocol)におけるレベルV性能要件を満たすものであり、レベルV マークが表示されていること。(国際効率表示協定に関する情報 は、www.energystar.gov/powersuppliesにて入手可能。)

・ 外部電源装置は、単一電圧外部交流-直流及び交流-交流電源装 置のエネルギー消費効率算出用試験方法(Test Method for Calculating the Energy Efficiency of Single-Voltage External Ac-Dc and Ac-Ac Power Supplies)2004 年 8 月 11 日版を用いて

画面サイズ:本基準の対象となるディスプレイは、可視対角線画面サイ ズが60 インチ以下でなければならない。 電力源:ディスプレイ製品は、分離した交流壁コンセント、ACアダプタ と共に販売されるバッテリ装置、あるいはデータ接続/ネット ワーク接続から給電されなければならない。 テレビチューナー:一体型テレビチューナーを有する製品は、主として ディスプレイ又は二重機能のディスプレイ/テレビ として市場に出荷され、消費者に販売される場合に 限り、本基準のもとでエネルギースターに適合する ことができる。限定的にテレビとして市場に出荷さ れ販売されるテレビチューナーを有する製品は、本 基準における適合の対象ではない。 自動明るさ調節:自動明るさ調節(ABC:Automatic Brightness Control)対応のオンモード消費電力計算式を用いてデ ィスプレイをエネルギースター適合にするためには、 出荷時に初期設定により自動明るさ調節機能が有効に されていなければならない。 外部電源装置:ディスプレイが外部電源装置と共に出荷される場合、そ の外部電源装置は、米国エネルギースター適合又は、米 国エネルギースターの単一電圧外部電源装置基準(交流 交流変換又は交流直流変換)に規定される無負荷時及び 稼働モード時の効率基準を満たすものでなければならな い。(米国エネルギースターの外部電源装置基準及び試験 方法は、www.energystar.gov/powersuppliesにて入手可 能。)

(5)

試験したときに、レベルV要件を満たしていること。 2)電力管理機能要件 ① ディスプレイは、接続されているホスト装置又は内部的要因の いずれかによってオンモードから自動的にスリープモードに移 行するのに使用することができる電力管理機能が、少なくとも1 つ初期設定において有効にされていること(例:初期設定によ り有効にされているVESA ディスプレイ電力管理信号

(DPMS:Display Power Management Signaling)への対応)。 ② 1 つ又は複数の内部情報源から表示内容を生成するディスプレ イの場合は、自動的にスリープ又はオフモードに移行するため のセンサーやタイマーが、初期設定により有効にされているこ と。 ③ 内部初期設定移行時間を有し、この時間の経過後オンモードか らスリープモード又はオフモードに移行するディスプレイにつ いては、その初期設定移行時間を報告すること。 ④ コンピュータモニタは、ホストコンピュータとの接続が解除さ れてから15 分以内に、スリープモード又はオフモードに自動的 に移行すること。 (3)オンモード要件 1)別表第2-2により測定されたオンモード消費電力(PON)は、以 下の表1に従って算出され端数処理された最大オンモード消費電力 要件(PON_MAX)以下であること。 ① 計 算 式 1 に よ り 算 出 さ れ た 製 品 の 画 素 密 度 (DP) が 20,000pixels/in2よりも大きい場合は、計算式2を用いてPON_MAX の計算に使用する画面解像度を判断すること。 電力管理要件:ディスプレイは、自動的にスリープ又はオフモードに移 行する機構が少なくとも1 つ初期設定において有効にされ ていなければならない。例えば、データ接続又はネット ワ ー ク 接 続 が 、 デ ィ ス プ レ イ 電 力 管 理 信 号 (Display Power Management Signaling)のような標準的機構に 従い、ディスプレイの消費電力低減に対応していなけれ ばならない。表示内容を自ら生成するディスプレイの場 合は、自動的にスリープ又はオフモードに入るためのセ ンサーやタイマーが、初期設定により有効にされていな ければならない。 (1)オンモード消費電力要件 ディスプレイは、表1又は表2の計算式から算出される最大オン モード消費電力基準値を超えてはならない。最大オンモード消費電 力基準値は、ワットで表記され、小数点以下第1位に四捨五入される。

(6)

計算式1: 画素密度の計算 上記の式において、 ・ DPは、最も近い整数に四捨五入された製品の画素密度であ り、pixels/in2で表される。 ・ rは、画面解像度であり、メガピクセルで表される。 ・ Aは、可視画面面積であり、in2で表される。 計算式2: DP > 20,000pixels/in2の場合における解像度の計算 上記の式において、 ・ r1及びr2は、メガピクセルによる画面解像度であり、PON_MAX の計算に使用される。 ・ DPは、最も近い整数に四捨五入された製品の画素密度であ り、pixels/in2で表される。 ・ Aは、可視画面面積であり、in2で表される。 表1: 最大オンモード消費電力要件(PON MAX)の計算 製品機種 及び 対角線画面 サイズ d (インチ) PON MAX DP ≤ 20,000 pixels/in2の 場合(W) 計算式において、 ・r = メガピクセルによる 画面解像度 ・A = in2による可視画面 PON MAX DP > 20,000 pixels/in2の 場合(W) 計算式において、 ・r = メガピクセルによる画 面解像度 ・A = in2による可視画面面 表1:30 インチ未満のディスプレイに対する最大オンモード消費電力 区分 基準値(W) 対角線画面サイズ30インチ未満 画面解像度1.1MP以下 ≦ 6*(MP) + 0.05*(A)+ 3 対角線画面サイズ30インチ未満 画面解像度1.1MP超 ≦ 9*(MP) + 0.05*(A) + 3

A

r

D

P 6

10

×

=

6 1

10

000

,

20

A

r

=

×

2

(

6

)

10

000

,

20

A

D

r

=

P

×

(7)

面積 ・計算結果は、小数点以下 第1 位までのワット値 に四捨五入すること。 積 ・計算結果は、小数点以下第 1 位までのワット値に四 捨五入すること。 d < 12.0 (6.0 × r) + (0.05 × A) + 3.0 ((6.0 × r1) + (3.0 × r2) + (0.05 × A) + 3.0) 12.0 ≤ d < 17.0 (6.0 × r) + (0.01 × A) + 5.5 ((6.0 × r1) + (3.0 × r2) + (0.01 × A) + 5.5) 17.0 ≤ d < 23.0 (6.0 × r) + (0.025 × A) + 3.7 ((6.0 × r1) + (3.0 × r2) + (0.025 × A) + 3.7) 23.0 ≤ d < 25.0 (6.0 × r) + (0.06 × A) – 4.0 ((6.0 × r1) + (3.0 × r2) + (0.06 × A) – 4.0) 25.0 ≤ d ≤ 61.0 (6.0 × r) + (0.1 × A) – 14.5 ((6.0 × r1) + (3.0 × r2) + (0.1 × A) – 14.5) 30.0 ≤ d ≤ 61.0 (サイネージデ ィスプレイの 定義を満たす 製品に対して のみ適用) (0.27 × A) + 8.0 (0.27 × A) + 8.0 表2:30 インチ以上 60 インチ以下のディスプレイに対する 最大オンモード消費電力[2010 年1月 30 日以降] 区分 基準値(W) 対角線画面サイズ30インチ以上60インチ以下 すべての画面解像度 ≦ 0.27*(A) + 8 表1及び表2の基準式において、 MP:ディスプレイ解像度(メガピクセル) A:可視画面面積(平方インチ) オンモード消費電力基準値算出の例: 可 視 対 角 線 画 面 サ イ ズ が 19 イ ン チ 、 解 像 度 が 1440×900 ( す な わ ち 1,296,000 ピクセル=1.296 メガピクセル)、可視画面面積が 162 平方インチ のディスプレイを想定する。この ディスプレイには表1の≦ 9*(MP) + 0.05*(A) + 3 が適用され、以下のように計算される。 ((9 × 1.296) + (0.05 ×162)) + 3 = 22.768 上記の計算式の算出結果を小数点以下第1 位に四捨五入した数値

(8)

30 インチ以上 60 インチ以下のディスプレイの場合、オンモード消費電 力基準値の算出において解像度は不要であるが、その数値を届出書に記 載すること。 (22.8W)が、このディスプレイに対するオンモード消費電力基準値とな る。 表3では、更に 5 つの異なるディスプレイに対する、オンモード消費電力基 準値の例が示されている。 表3:オンモード消費電力基準値の例 対角線 画面 サイズ (インチ) 解像度 画面寸法 (インチ) 画面 面積 (平方 インチ) 基準値 (W) 水平×垂直 メガ ピクセル 数 7 800×480 0.384 5.9×3.5 21 6.4 19 1440×900 1.296 16.07× 10.05 162 22.8 26 1920×1200 2.304 21.7×13.5 293 38.4 42 1360×768 1.044 36×20 720 202.4 50 1920×1080 2.074 44×24 1056 293.1 注)解像度(メガピクセル)は、水平×垂直により算出されたピクセ ル数をメガピクセルに換算し、小数点以下第4 位で四捨五入して小 数点以下第3 位までの数値とする。 注)画面面積は、画面寸法の幅×高さにより算出された数値を、小数 点以下第1 位で四捨五入して整数とする。

(9)

2)性能強化ディスプレイ(enhanced-performance display)の定義を 満たす製品については、計算式3により算出された消費電力許容値 (PEP)を、表1に従って算出されたPON_MAXに追加すること。この 場合、別表第2-2により測定されたPONは、PON_MAXとPEPの合計 値以下であること。 計算式3: 性能強化ディスプレイのオンモード消費電力許容値の計算 上記の式において、 ・ PEP<27”は、対角線画面サイズが27 インチ未満の性能強化ディ スプレイに対するオンモード消費電力許容値であり、ワッ トで表される。 ・ PEP≥27”は、対角線画面サイズが27 インチ以上の性能強化ディ スプレイに対するオンモード消費電力許容値であり、ワッ トで表される。 ・ PON_MAXは、最大オンモード消費電力要件であり、ワットで 表される。 3)初期設定により自動明るさ調節機能が有効にされている製品につい ては、計算式4により算出されたオンモード消費電力低減率(RABC) が20%以上である場合において、計算式5により算出された消費電 力許容値(PABC)を、表1に従って算出されたPON_MAXに追加する こと。

① RABCが20%未満の場合は、PABCをPON_MAXに追加してはならない。

② 別表第2-2に従い自動明るさ調節機能を無効にして測定した PONは、PON_MAX以下であること。 ・ 自動明るさ調節機能を有するディスプレイのオンモード消費電力 自動明るさ調節機能は、周囲光条件に基づきディスプレイの輝度 を自動的に調整することにより、高輝度が初期設定されている場合 の輝度のオンモード消費電力に対する影響を弱めることができる。 これを考慮し、初期設定により自動明るさ調節機能を有効にして出 荷されるディスプレイの場合は、以下の計算式を用いてオンモード 消費電力を算出し、適合を判断する。 PO1 = (0.8 * Ph) + (0.2 * Pl) MAX ON EP

P

P

<27"

=

0

.

30

×

_ MAX ON EP

P

P

27"

=

0

.

75

×

_

(10)

計算式4: 初期設定により自動明るさ調節機能が有効にされている 製品のオンモード消費電力低減率の計算 上記の式において、 ・ RABCは、自動明るさ調節機能により生じるオンモード消費 電力低減率。 ・ P300は、300 luxの周囲光水準で試験したときのオンモード消 費電力測定値であり、ワットで表される。 ・ P10は、10 luxの周囲光水準で試験したときのオンモード消 費電力測定値であり、ワットで表される。 計算式5: 初期設定により自動明るさ調節機能が有効にされている 製品に対するオンモード消費電力許容値の計算 上記の式において、 ・ PABCは、オンモード消費電力許容値であり、ワットで表され る。 ・ PON_MAXは、最大オンモード消費電力要件であり、ワットで 表される。 4)低電圧直流電源により給電される製品については、計算式6により 算出されたPONが、表1に基づき算出されたPON_MAX以下であること 。 本式において、 PO1:ワットで表される平均オンモード消費電力。小数点以下第 1 位 に四捨五入される。 Ph:高周囲光条件(300 ルクス)におけるオンモード消費電力測定 値。 Pl:低周囲光条件(0 ルクス)におけるオンモード消費電力測定値。 なお本式は、ディスプレイが 20%の時間は低周囲光条件下にあること を想定している。





×

=

300 10 300

100

P

P

P

R

ABC MAX ON ABC

P

P

=

0

.

10

×

_

(11)

計算式6: 低電圧直流電源により給電される製品の オンモード消費電力の計算 上記の式において、 ・ PONは、算出されたオンモード消費電力であり、ワットで表 される。 ・ PLは、被試験機器を負荷として有する低電圧直流電源の交 流消費電力であり、ワットで表される。 ・ PSは、低電圧直流電源の交流電源装置の限界損失(marginal loss)であり、ワットで表される。 (4)スリープモード要件 1)表3又は表4に示されるブリッジ接続又はネットワーク能力のいず れも持たない製品のスリープモード消費電力測定値(PSLEEP)は、 表2に規定される最大スリープモード消費電力要件(PSLEEP_MAX) 以下であること。 表2: 最大スリープモード消費電力要件(PSLEEP_MAX) PSLEEP_MAX (W) (2)スリープモード及びオフモード消費電力要件 ディスプレイは、表4又は表5に示される最大スリープモード及び 最大オフモード消費電力基準値を超えてはならない。 複数のスリープモード(すなわち、スリープとディープスリープ) がある場合は、すべてのスリープモードにおいて、スリープモード基 準値を満たさなければならない。例えば、ディスプレイを測定した際 に、スリープモード測定値が3W及びディープスリープ測定値が 2Wで ある場合、一方のスリープモードの測定値が基準値を超えているため、 このモデルはエネルギースターに適合しない。 表4:30 インチ未満のディスプレイに対する最大スリープ及び オフモード消費電力 動作モード 基準値(W) スリープモード ≦ 2 オフモード ≦ 1 表5:30 インチ以上 60 インチ以下のディスプレイに対する最大スリープ S L ON

P

P

P

=

(12)

0.5 2)表3又は表4に示されるブリッジ接続、ネットワーク能力、あるい は追加能力のうちの1つ以上を有する製品のスリープモード消費電 力測定値(PSLEEP)は、計算式7により算出された最大ブリッジ/ ネットワーク接続時スリープモード消費電力要件(PSLEEP_AP)以下 であること。 計算式7: 最大ブリッジ/ネットワーク接続時 スリープモード消費電力要件の計算 上記の式において、 ・ PSLEEP_APは、追加的な消費電力を要する能力と共に試験され た製品に対する、最大スリープモード消費電力要件であり、 ワットで表される。 ・ PSLEEP_MAXは、表2に規定されている最大スリープモード消 費電力要件であり、ワットで表される。 ・ PDNは、表3に規定されている、スリープモード試験の間に わたり接続され有効にされているブリッジ接続及び/又は ネットワーク能力に対する消費電力許容値の合計であり、 ワットで表される。 ・ PADDは、表4に規定されている、スリープモード試験の間 にわたり有効にされている追加能力に対する消費電力許容 及びオフモード消費電力[2010 年 1 月 30 日以降] 動作モード 基準値(W) スリープモード ≦ 2 オフモード ≦ 1 ADD DN MAX SLEEP AP SLEEP

P

P

P

P

_

=

_

+

+

(13)

値の合計であり、ワットで表される。 表3: ブリッジ接続又はネットワーク能力に対する スリープモード消費電力許容値 能力 対象となる種類 PDN(W) ブリッジ接続 USB 1.x 0.1 USB 2.x 0.5 USB 3.x、ディスプレイポート(非映 像接続)、サンダーボルト 0.7 ネットワーク Wi-Fi 2.0 ファストイーサネット 0.2 ギガビットイーサネット 1.0 表4: 追加能力に対するスリープモード消費電力許容値 能力 対象となる種類 PADD (W) センサー 占有センサー 0.5 メモリ フラッシュメモリカード/スマートカー ドリーダー、カメラインターフェース、 ピクトブリッジ 0.2 例1)スリープモード試験の間にわたり接続され有効にされている 唯一のブリッジ接続又はネットワーク能力としてWi-Fiを有 しているが、スリープモード試験の間にわたり有効にされて いる追加能力の無いデジタルフォトフレームには、2.0 Wの Wi-Fi追加許容値が与えられる。PSLEEP_AP = PSLEEP_MAX +

PDN + PADDの計算式に従い、PSLEEP_AP = 0.5W + 2.0W + 0W

= 2.5Wとなる。

例2)USB 3.x及びディスプレイポート(非映像接続)のブリッジ 接続能力を有するコンピュータモニタは、USB 3.xのみを接

(14)

続し有効にして試験すること。スリープモード試験の間にわ たり有効にされている追加能力は無いと仮定した場合、この ディスプレイには、0.7WのUSB 3.x追加許容値が与えられる。 PSLEEP_AP = PSLEEP_MAX + PDN + PADDの 計 算 式 に 従 い 、

PSLEEP_AP = 0.5W + 0.7W + 0W = 1.2Wとなる。 例3)ブリッジ接続及びネットワーク能力としてUSB 3.xとWi-Fi を有するコンピュータモニタは、スリープモード試験の間に わたり両方の能力を接続し有効にして試験すること。スリー プモード試験の間にわたり有効にされている追加能力は無い と仮定した場合、このディスプレイには、0.7WのUSB 3.x追 加許容値と2.0WのWi-Fi追加許容値が与えられる。PSLEEP_AP

= PSLEEP_MAX + PDN + PADDの計算式に従い、PSLEEP_AP =

0.5W + (0.7W + 2.0W) + 0W = 3.2Wとなる。 3)2つ以上のスリープモード(例:「スリープ」と「ディープスリープ」) を提供する製品については、いずれのスリープモードで測定された スリープモード消費電力(PSLEEP)も、ブリッジ又はネットワーク 接続能力の無い製品の場合にはPSLEEP_MAXを、ブリッジ接続又はネ ットワーク接続のような追加の消費電力を要する能力と共に試験さ れる製品の場合にはPSLEEP_APを超えてはならない。製品に手動で選 択可能な多様なスリープモードがある場合、あるいは製品が別の方 法(例:遠隔操作またはホストPCをスリープに移行させる)によ りスリープモードに移行可能な場合には、別表第2-2の3.(5) に 従 っ て 測 定 し た と き に 最 大 の ス リ ー プ モ ー ド 消 費 電 力 測 定 値 (PSLEEP)となるスリープモードのPSLEEPが、適合を目的に報告さ れるPSLEEPとなる。製品が多様なスリープモードを自動的に移行す る場合には、別表第2-2の3.(5)において測定されたすべて のスリープモードの平均PSLEEPが、適合を目的に報告されるPSLEEP となる。

(15)

(5)オフモード要件 製品は、適合の対象となるために、オフモードを備えている必要はな い。オフモードを提供する製品については、オフモード消費電力測定値 (POFF)が、表5に規定される最大オフモード消費電力要件(POFF_MAX) 以下であること。 表5: 最大オフモード消費電力要件(POFF_MAX) POFF_MAX (W) 0.5 (6)輝度報告要件 最大公表及び最大測定輝度をすべての製品について報告すること。出 荷時輝度は、初期設定により自動明るさ調節機能が有効にされている製 品を除いたすべての製品について報告すること。 3.試験要件 (1)試験方法 別表第2-2に示される測定方法を使用して、エネルギースター適合 を判断すること。 (2)試験に必要な台数 1)下記5.に定義されている代表モデルの機器1台を試験用に選択す ること。 2)製品群(ファミリー)の適合については、その製品群における各製 品区分について最大の消費電力を示す製品構成を代表モデルと見な すこと。 (3)国際市場における適合

(16)

エネルギースター適合製品としての販売及び促進を予定する各市場の 該当する入力電圧/周波数の組み合わせにおいて、製品の適合試験を行 うこと。 4.その他 (1)ユーザーインターフェース規格 製造事業者は、IEEE P1621:オフィス/消費者環境において使用さ れる電子機器の電力制御におけるユーザーインターフェース要素の規格 (Standard for User Interface Elements in Power Control of Electronic Devices Employed in Office/Consumer Environments)と いうユーザーインターフェース規格に従って、製品を設計することが奨 励される。詳細については、http://eetd.LBL.gov/Controlsを参照する。 なお、IEEE P1621の採用はエネルギースター適合の要件ではないが、 製造事業者がIEEE P1621を採用していない場合において、経済産業省 は当該製造事業者に対しその理由を提供するように求める。 (2)適合の有効期限 国際エネルギースタープログラムの適合製品は、その製品の製造日時 点で有効な基準を満たしていなければならない(製造日とは、各機器に 固有のものであり、その機器が完全に組み立てられたとされる日(例: 年月)である)。旧基準における適合製品は、その製品モデルの廃止ま で適合が自動的に認められるものではない。追加製造分を含め現行基準 に適合しない場合、その製品は適合製品と見なされない。 5.用語の定義 別表第1-2における用語の定義は、以下のとおりとする。 (1)製品機種 3.その他 適合の有効期限:国際エネルギースタープログラムの適合製品は、そ の製品の製造日時点で有効な基準を満たしていなけれ ばならない(製造日とは、各機器に固有のものであり、 その機器が完全に組み立てられたとされる日(例:年 月)である)。旧基準における適合製品は、その製品 モデルの廃止まで適合が自動的に認められるものでは ない。追加製造分を含め現行基準に適合しない場合、 その製品は適合製品とみなされない。 4.用語の定義 別表第1-2における用語の定義は、以下のとおりとする。

(17)

電子ディスプレイ (ディスプレイ):多くの場合において単一きょう体に収められている 表示画面と関連電子装置を有する市販の製品であり、 主機能として、(1)1つ又は複数の入力(例:VGA、 DVI、HDMI、ディスプレイポート、IEEE 1394、USB) を介したコンピュータ、ワークステーション又はサー バーからの視覚情報、(2)外部記憶装置(例:USB フラッシュドライブ、メモリカード)からの視覚情報、 又は(3)ネットワーク接続からの視覚情報を表示す る。 ・コンピュータモニタ 一般的に対角線画面サイズが12インチよりも大き く 、 画 素 密 度 が5,000 ピ ク セ ル 毎 平 方 イ ン チ (pixels/in2)を超える電子機器であり、コンピュ ータのユーザーインターフェースや動作中のプログ ラムを表示することにより、使用者が主にキーボー ドやマウスを使用してコンピュータを操作できるよ うにする。 ・性能強化ディスプレイ(enhanced-performance display) 以下の特性及び機能のすべてを有するコンピュー タモニタ。 - 画面カバーガラスの有無に関わらず、少なく とも85°の水平視角において最低60:1のコン トラスト比が測定される。 - 2.3メガピクセル(MP)以上の基本解像度。 - IEC 61966 2-1により規定されている、少な くともsRGBの色域サイズ。色空間における 変化は、規定のsRGB色の99%以上に対応して いる限り許容される。

(18)

・デジタルフォトフレーム 主機能がデジタル画像を表示することである、一般 的に対角線画面サイズが12インチ未満の電子機器。 また本製品は、予約タイマー、占有センサー、音響、 映像、あるいはブルートゥース又は無線接続性とい った特性を有する可能性がある。 ・サイネージディスプレイ 一般的に対角線画面サイズが12インチよりも大き く、画素密度が5,000pixels/in2以下の電子機器。本 製品は主に、小売り又は百貨店、飲食店、博物館、 ホテル、屋外会場、空港、会議室、あるいは教室な ど、卓上での使用を基本としない環境において複数 の人に見られることを目的とする場所で使用され る、業務用表示板(サイネージ)として販売されて いる。 (2)電源装置 外部電源装置:外部電源アダプタとも呼ばれる。ディスプレイきょう体の 外部にある物理的に別のきょう体に収められており、デ ィスプレイに給電するために幹線電力源からの線間電圧 交流入力を、より低い直流電圧に変換するように設計さ れている構成装置。外部電源装置は、取外し可能又は固 定の配線による雄/雌型の電気的接続、ケーブル、コー ド、あるいはその他の配線によりディスプレイに接続さ れる。 (3)動作モード オンモード:製品は稼働しており、主機能を1つ以上提供しているとき の消費電力モード。一般用語である「稼働(active)」、「使 用時(in use)」、及び「通常動作(normal operation)」も 外部電源装置:ディスプレイ筐体の外部にある個別の物理的筐体に収 められており、ディスプレイに給電するために幹線電力 源からの線間電圧交流入力を、より低い直流電圧に変換 するように設計されている構成装置。外部電源装置は、 取外し可能又は固定の配線による雄/雌型の電気的接 続、ケーブル、コード、あるいはその他の配線によりデ ィスプレイに接続されなければならない。 オンモード:ディスプレイの動作モードの1つであり、このモードの ときディスプレイは、1)電力源に接続され、2)すべ ての機械的(ハード)電源スイッチが入っており、3) 主機能である画像の表示を実行している。 スリープモード: ディスプレイの動作モードの1つであり、このモー

(19)

本モードを説明するものである。本モードにおける消費電 力は、一般的にスリープモードやオフモードにおける消費 電力よりも大きい。 スリープモード:接続している装置又は内部要因から信号を受信した後 に製品が移行する消費電力モード。また製品は、使用 者の入力により生じた信号に基づいて本モードに移行 することもある。なお本モードに移行した製品は、接 続されている装置、ネットワーク、遠隔操作装置、及 び/又は内部要因から信号を受け取ったときに復帰し なければならない。本モードの間、製品は、製品情報 又は状態表示あるいはセンサーを利用した機能のよう な利用者指向又は保護機能の可能性を除いて、可視画 像を生成していない。なお内部要因とは例えばタイマ ーや占有センサーである。また電力制御は使用者によ る入力の例ではない。 オフモード:製品は電力源に接続しているが、オンモード又はスリープ モードのいずれの機能も提供していないときの消費電力モ ード。本モードは不定時間にわたり持続する可能性がある。 製品は、使用者による電源スイッチ又は制御装置の直接的 な操作によってのみ、本モードを終了することができる。 一部の製品については本モードを持たない可能性がある。 (4)製品特性と周囲光条件 輝度:任意の方向に進む光の単位面積あたりの光度の測光値であり、カ ンデラ毎平方メートル(cd/m2)で表される。輝度はディスプレ イの明るさ設定を示している。 ・最大公表輝度 オンモード既定設定においてディスプレイが実現することがで きる最大輝度であり、製造事業者により例えば取扱説明書にお いて指定されている。 ドのときディスプレイは、1)電力源に接続され、2) すべての機械的(ハード)電源スイッチが入っており、 3)接続されている機器(例:コンピュータ、ゲーム 機、セットトップボックス)からの信号受信、又はス リープタイマーや占有センサーのような内部機能の誘 因事象により低電力モードに入っている。接続されて いる機器からの信号受信又は内部機能の誘因事象によ りスリープモードから復帰可能であるという点で、ス リープモードは「ソフト」低電力状態とみなされる。 オフモード:ディスプレイの動作モードの1つであり、このモードの ときディスプレイは、1)電力源に接続され、2)電源 スイッチによる起動を待機し、3)いかなる機能も提供 していない。使用者がディスプレイをオフモードから復 帰させるためには、機械的スイッチを操作しなければな らない。このようなスイッチが複数ある場合、測定者は 最も容易に利用できるスイッチを使用すること。 輝度:任意の方向に進む光の単位面積あたりの光度の測光値。特定領 域を通過、あるいはそこから放出されて、任意の立体角内に入 る 光 量 を 表 す 。 輝 度 の 標 準 単 位 は カ ン デ ラ 毎 平 方 メ ー ト ル (cd/m2)である。

(20)

・最大測定輝度 明るさやコントラストなどの制御を手動で設定することにより ディスプレイが実現することができる最大輝度。 ・出荷時輝度 製造事業者が一般家庭又は該当する市場の用途のために選択し た、工場出荷時の初期既定設定におけるディスプレイの輝度。 自動明るさ調節機能が初期設定により有効にされているディス プレイの出荷時輝度は、そのディスプレイが設置される場所の 周囲光条件に応じて変化する可能性がある。 画面面積:可視画面の幅を可視画面の高さで乗算したものであり、平方 インチ(in2)で表される。 自動明るさ調節

(ABC:Automatic Brightness Control):周囲光に応じてディスプレ イの明るさを調節する自動 機構。 周囲光条件:居間や事務所など、ディスプレイの周囲環境における光の 照度の組み合わせ。 ブリッジ接続:2つのハブ制御装置間における物理的接続であり、USB 又はファイヤワイヤが一般的であるが、これらに限定さ れない。主に、ポートをより便利な位置に移動させたり、 あるいは利用可能なポート数を増やしたりする目的のた めに、ポートの拡張を可能にする。 ネットワーク能力:ネットワークに接続されたときに、IPアドレスを取 得する能力。 占有センサー:ディスプレイの正面又は周囲における人物の存在を検知 するために使用される装置。占有センサーは主に、ディ スプレイをオンモードとスリープ又はオフモードの間で 切り替えるために使用される。 (5)製品群(ファミリー)と代表モデル 自 動 明 る さ 調 節 : デ ィ ス プ レ イ に 関 し て 自 動 明 度 調 節 (ABC : Automatic Brightness Control)とは、周囲光に応じ てディスプレイの明度を調節する自動機構である。

(21)

製品群(ファミリー):同一ブランドのもとで製造され、同一のサイズ 及び解像度の画面を有するがハードウェア構成 に違いがある可能性のある単一きょう体に収め られている、ディスプレイの一群。 例)対角線画面サイズが21インチ、解像度が2.074 メガピクセル(MP)の同一モデル系列の2つの コンピュータモニタは、内蔵スピーカーやカメ ラ等の特性に違いがあっても、製品群として適 合にすることができる。 代表モデル:エネルギースター適合を目的に試験され、エネルギースタ ー適合製品として販売及びラベル表示される予定の製品 構成。

(22)

別表第 2-2 改正後 現行 別表第2-2 国際エネルギースタープログラムの対象製品の測定方法(ディスプレイ) 参加事業者は、届出する製品について以下の測定方法に従って試験を実施 し、別表第1-2の要件に準拠していることを確認すること。 1.試験設定 A)試験設定と計測装置 本測定方法のすべての部分に関する試験設定と計測装置は、特 段の記載が無い限り、IEC 62301, Ed 2.0「家電製品の待機時消費 電力の測定(Measurement of Household Appliance Standby Power)」の第4章「測定の一般条件(General Conditions for Measurement)」における要件に従うこと。要件の矛盾が発生した 場合には、本測定方法が優先する。 別表第2-2 国際エネルギースタープログラムの対象製品の測定方法(ディスプレイ) 参加事業者は、届出する製品について以下の測定方法に従い試験を実施し、 別表第1-2の基準を満たす製品モデルを自己認証しなければならない。 参加事業者は、試験の実施に関して社内試験所又は独立試験所のどちら かを選択できるが、試験と較正の有効性を確保する品質管理方法を有する施 設でなければならない。ISO/IEC 17025国際規格における試験及び較正を 実施する試験所の能力に関する一般要件に準じた施設にて、これら試験を実 施することが推奨される。 1.測定条件と測定装置 測定を開始する前に、以下の説明に従い測定条件と測定装置を調整す る。 (1)消費電力測定と電力源 ディスプレイの平均有効消費電力は、オンモード、スリープモード、 及びオフモードにおいて測定される。試験を実施する際、以下の指示に 従い調整を行なう必要がない限り、測定されるディスプレイの製品モデ ルは、顧客に出荷するときと同じ状態(例:構成及び設定)でなければ ならない。 ①消費電力は、ディスプレイとコンセント/電力源との間の位置で計測

(23)

B)交流入力電力 交流幹線電力から電力供給を受けることができる製品につい ては、外部電源装置が共に出荷されている場合には外部電源装置 を接続し、その後、表1に規定される目的の市場に適した電圧源に 接続すること。 表1: 製品に対する入力電力要件 される。 ②ディスプレイの電力が、幹線電力源、USB、IEEE1394、パワーオー バーイーサネット、電話システム、あるいは他の方法又は複数方法 の組み合わせからもたらされる場合、その製品が消費する(交流か ら直流への変換損失を考慮した)正味交流電力を、エネルギースタ ー適合に用いなければならない。 ③標準低電圧直流電源(例:USB、USB PlusPower、IEEE 1394、パ ワーオーバーイーサネット)により給電されるディスプレイの場合 は、交流電力で動作する当該直流電力に適した電力供給源を使用す ること。この交流電力で動作する電力供給源の消費電力量は、ディ スプレイの消費電力として測定及び記録される。 ④USBにより電力を供給されるディスプレイの場合は、そのディスプレ イ専用の電力供給されているハブを使用すること。パワーオーバーイ ーサネット又はUSB PlusPowerにより電力を供給されるディスプレ イについては、ディスプレイとの接続有り及び接続無しの両方で配電 装置を測定し、2 つの読み取り値の差をそのディスプレイの消費電力 として記録してよい。測定者は、この方法において、給電と配電の非 効率性を考慮した機器の直流電力消費が適切に反映されていること を確認すること。 ⑤交流電源及び標準低電圧直流電源の両方から電力供給を受けることが 可能なディスプレイについては、交流電力による動作中に試験を行う こと。 (2)電源電圧条件 測定は、販売を予定する国や地域の電源電圧条件で行う。電源電圧 条件及び環境条件については、表1を参照する。 表1:電源電圧条件及び環境条件

(24)

市場 電圧 電圧 許容 範囲 最大 全高調波 歪み 周波数 周波数 許容範囲 北米、台湾 115 V ac +/- 1.0 % 5.0% 60 Hz +/- 1.0 % 欧州、豪州、 ニュージーランド 230 V ac +/- 1.0 % 5.0% 50 Hz +/- 1.0 % 日本 100 V ac +/- 1.0 % 5.0% 50 Hz又は 60 Hz +/- 1.0 % C)低電圧直流入力電力 1)低電圧直流電源がその製品にとって唯一利用可能な電力源であ る(すなわち、交流プラグ又は外部電源装置が利用できない )場合に限り、その製品には、低電圧直流電源を使用し(例 :ネットワーク又はデータ接続を介して)給電することがで きる。 2)低電圧直流により給電される製品は、試験のため直流電力の交 流電源と共に構成されていること(例:交流給電されている ユニバーサルシリアルバス(USB)ハブ)。 3)USBハブ電源アダプタは、以下の特性を備えていなければなら ない。 a)電圧定格:5 V b)電流範囲:2 A~3 A 4)被試験機器の消費電力には、本測定方法の下記2.(3)に従 い測定された以下の消費電力が含まれていること。 a)被試験機器を負荷として有する低電圧直流電源の交流消費 電力(PL) 電源電圧: 日本: 北米/台湾: 欧 州 / 豪 州 / ニュージー ランド: 100(±1%)ボルトAC、50 Hz(±1%) /60 Hz(± 1%) 115(±1%)ボルトAC、60 Hz(±1%) 230(±1%)ボルトAC、50 Hz(±1%) 注記:最大消費電力が1.5kWを超える 製品に対して、電圧範囲は±4%である。 全 高 調 波 歪 み (THD)(電圧) <2% THD(最大消費電力が 1.5kW を超える製品に対 しては、<5% THD) 周囲温度: 23°C ± 5°C 相対湿度: 10-80 %

(25)

b)無負荷時の低電圧直流電源の交流消費電力(PS) D)周囲温度 周囲温度は、23℃±5℃であること。 E)相対湿度 相対湿度は、10%~80%であること。 F)被試験機器の配置 1)被試験機器の正面四隅はすべて、垂直基準面(例:壁)から等 距離にあること。 2)被試験機器の正面下方二隅は、水平基準面(例:床)から等距 離にあること。 G)光源 1)ランプの種類 a)標準スペクトルのフラッド型反射鏡付きハロゲンランプ。 本ランプは、10 CFR 430.2 - 定義1に規定されている「 変調スペクトル(Modified spectrum)」の定義を満たして いないこと。 b)定格明るさ:980±5%ルーメン [参照1]http://www.gpo.gov/fdsys/pkg/CFR-2011-title10-vol3/pdf/ CFR-2011-title10-vol3-sec430-2.pdf 2) 初期設定において自動明るさ調節機能が有効にされている製品 を試験する際の光源の配置 a)ランプと被試験機器の自動明るさ調節センサーとの間に 障害物(例:拡散媒体、艶消しランプカバー等)が無い ようにすること。 b)ランプの中心は、自動明るさ調節センサーの中心から5フィ ートの距離に位置していること。 c)ランプの中心は、被試験機器の自動明るさ調節センサーの 中心に対して水平角0°に調整されていること。 d)ランプの中心は、床面に対して、被試験機器の自動明る さ調節センサーの中心と同じ高さに調整されているこ

(26)

と(すなわち光源は、被試験機器の自動明るさ調節セン サーの中心に対して垂直角0°の位置にあること)。 e)試験室の内面(すなわち、床、天井、及び壁)が被試験機 器の自動明るさ調節センサーの中心から2フィート未満の 範囲内に存在しないようにすること。 f)照度値はランプの入力電圧を変化させて得ること。 g)被試験機器と光源の配置に関する詳細は、以下の図1及び 図2に示されている。 注記: ・ 垂直基準面に対してD1=D2とする。 ・ D1及びD2は、被試験機器の正面の隅が垂直基準面から2フィ ート以上離れた位置にあることを示している。 ・ D3及びD4は、光センサーの中心が室内壁から2フィート以上 離れた位置にあることを示している。 図1: 試験設定-上面図 980±5%ルーメンの フラッド型反射鏡付きラン プ 電圧 調整器 光センサー 照度計 垂直基準面 試験室の内面 (壁) 被試験機器

(27)

注記: ・ 垂直基準面に対してD1=D2とする。 ・ D1及びD2は、被試験機器の正面の隅が垂直基準面から2フィ ート以上離れた位置にあることを示している。 ・ 目標の照度が達成された後は、消費電力測定のため照度計を取 り外す。 ・ 水平基準面(例:床)に対してH1=H2とする。 ・ H3及びH4は、光センサーの中心が床から2フィート以上、及 び天井から2フィート以上離れた位置でなければならないこ とを示している。 ・ 目標の照度が達成された後は、消費電力測定のため照度計を取 り外す。 H)電力測定器 電力測定器は、以下の特性を有すること。 (3)測定装置 測定装置については、以下の要件を満たす適切な計測器を用いる。 980±5%ルーメンの フラッド型反射鏡付きランプ 電圧 調整器 照度計 垂直 基準面 光センサー 天井 床 被試験機器 図2: 試験設定 - 側面図

(28)

1)波高率 a)定格範囲値における有効電流の波高率が3以上。 b)電流範囲の下限が10mA以下。 2)最低周波数応答 a)3.0 kHz 3)最低分解能 a)10W以下の消費電力測定値に対して0.01W。 b)10W超100W以下の消費電力測定値に対して0.1W。 c)100Wを超える消費電力測定値に対して1.0W。 I)測光装置 1)輝度測定は、以下のいずれかを使用して実施すること。 a)接触式測定器 b)非接触式測定器 2)すべての測光装置は、以下の仕様を満たしていること。 a)精度:デジタル表示値の±2%(±2デジット) b)受入角度:3度以下 測光装置の総合的な精度は、目標照度の2%値と表示値の最下位 桁の2デジットによる許容値との絶対和(±)を取ることにより得 られる。例えば、測光装置が200 nitsの画面の明るさを測定したと きに「200.0」と表示する場合において、200 nitsの2%は4.0 nitsで ある。またこの表示値の最下位桁は0.1nitsであり、その「2デジッ ト」とは0.2 nitsを意味する。よって表示値は、測光装置の総合的 計測器の特性:使用を認められる計測器は、以下の特性を有する。 ・定格範囲値における有効電流の波高率が3 以上 ・電流範囲の下限が10mA 以下 計測器の分解能:使用を認められる計測器は、以下の分解能を有する。 ・10W以下の消費電力測定値に対して 0.01W以下 ・10W超 100W以下の消費電力測定値に対して 0.1W以下 ・100Wを超える消費電力測定値に対して1W以下 上記に加えて、以下の特性が奨励される。 ・最低3 kHzの周波数応答

・ 米 国 標 準 技 術 局 (NIST:the U.S. National Institute of Standards and Technology)に由来する規格による較正 計測器については、測定者が選択した時間間隔にわたり平均消費電 力を測定可能であることが望ましい(最も正確な装置は、積算消費電力 量を経過時間で除すという内部的数値計算を行う)。代替案として、計 測器は、0.1mWh以下の消費電力量分解能で、測定者が選択した時間間 隔にわたる消費電力量を積算し、1 秒以下の分解能で表示された時間を 積算できなければならない。

(29)

な精度を加味して200±4.2 nits(4 nits + 0.2 nits)と考えられる。 この精度は測光装置に固有のものであり、実際の光測定における許 容とは見なされない。光測定の精度は、下記1.J)4)に規定さ れる許容範囲内であること。 J)測定精度 1) 0.5W以上の数値を伴う消費電力は、95%の信頼水準において2% 以下の不確実性で測定されること。 2)0.5W未満の数値を伴う消費電力は、95%の信頼水準において 0.01W以下の不確実性で測定されること。 3)すべての周囲光値(luxで測定される)は、被試験機器の自動 明るさ調節センサーの位置において、センサーに直接光を入 射させて、またIEC 62087 Ed. 3.0試験信号のメインメニュ ーを製品に表示させて測定すること。IEC 62087試験信号形 式に対応していない製品については、VESA FPDM2 FK試 験信号を製品に表示して周囲光値を測定すること。 4)周囲光値は、以下の許容範囲内で測定されていること。 a)10 luxにおいて、周囲光は±1.0 luxの範囲内であること。 b)300 luxにおいて、周囲光は±9.0 luxの範囲内であること。 2.試験実施 (1)IEC 62087 Ed. 3.0の実施に関する指針 A)工場出荷時の初期設定における試験 消費電力測定は、本測定方法において別に規定されている場合 を除き、使用者が設定可能な選択肢をすべて工場出荷時の初期値に 設定し、スリープモード及びオンモード試験の間、製品を出荷時の 状態にして実施すること。 1)画像水準調整は、本測定方法における指示に従い実施するこ と。 (4)精度 0.5W以上の消費電力は、95%の信頼水準において 2%以下の不確実 性で測定される。0.5 W未満の消費電力は、95%の信頼水準において 0.01 W以下の不確実性で測定される。 すべての測定値は、ワットで記録され、小数点以下第 1 位に四捨五 入される。

(30)

2)初期起動(スタートアップ)時に「強制メニュー」を含む製品 は、「標準」又は「家庭用」画像設定で試験すること。「標準 」設定又は同等の設定が無い場合には、製造事業者が推奨す る初期設定を試験に使用し、試験報告書に記録すること。「 強制メニュー」の無い製品については、初期画像設定で試験す ること。 B)ポイント・オブ・デプロイメント(POD)モジュール 任意のPODモジュールは設定しないこと。 C)複数のスリープモード 製品に複数のスリープモードがある場合は、すべてのスリープ モードにおいて消費電力を測定し記録すること。すべてのスリープ モード試験は、下記3.(5)に従い実施すること。 (2)消費電力測定の条件 A)消費電力測定値 1)消費電力は、電力源と被試験機器との間の位置で測定すること。 無停電電源装置を、電力測定器と被試験機器の間に接続して はならない。電力測定器は、オンモード、スリープモード、 及びオフモードの消費電力データがすべて完全に記録される まで、そのままにしておくこと。 2)消費電力測定値は、1秒あたり1回以上の読み取り速度で直接的 に測定された(端数処理をしていない)数値として、ワット で記録すること。 3)消費電力測定値は、電圧測定値が1%の範囲内に安定した後に 記録すること。 B)暗室条件 1)特段の規定がない限り、被試験機器をオフモードにしてその画 面上で測定した照度は、1.0 lux以下であること。被試験機器 にオフモードが無い場合、照度は、被試験機器の電源コード の接続を解除し、その画面上で測定すること。 (5)暗室条件 すべての輝度試験は暗室条件下において実施すること。ディスプレ イのオフモードにおける画面照度測定値(E)は、1.0 ルクス以下でなけ ればならない。測定値は、ディスプレイがオフモードのときに、測光装 置(LMD:Light Measurement Device)を用いて、ディスプレイ画面 中央に対して垂直な位置で読み取ること(VESA FPDM規格 2.0、301-2F

(31)

C)被試験機器の構成と制御 1)周辺機器とネットワーク接続 a)被試験機器のUSBポート又は他のデータポートに、外部周 辺機器(例:マウス、キーボード、外部ハードディスク ドライブ(HDD)等)を接続しないこと。 b)ブリッジ接続 被試験機器が別表第1-2の5.における定義に基づ いたブリッジ接続に対応する場合には、ブリッジ接続を被 試験機器とホストマシンとの間で確立させる。この接続は 、以下の望ましい順に確立させること。1つの接続のみを確 立し、その接続が試験の間にわたり維持されているように すること。 ① サンダーボルト ② USB ③ ファイヤワイヤ(IEEE 1394) 項を参照)。 (6)光測定方法 照度や輝度などの光測定を行う必要がある場合は、ディスプレイを 暗室条件下に設置し、測光装置(LMD)を使用する。ディスプレイ画面 の中央に対して垂直の位置で測光装置により測定を行う(VESA FPDM 規格2.0、付属資料A115を参照)。測定する画面の表面積は、可視画面の 高さと幅の10%に等しい長さの辺を持つ長方形の面積相当を超えない限 り、最低500ピクセルの範囲を対象とすること(この長方形の面積相当を 超える場合は、境界値を適用する)。ただし、いかなる場合も照光面積は 、測光装置が測定する面積よりも小さくてはいけない(VESA FPDM規格 2.0、301-2H項を参照)。 2.測定の準備及び構成 測定を開始する前に、以下の説明に従い測定するディスプレイの設定 及び構成などを適切に調整する。

(32)

④ その他 ディスプレイのブリッジ接続の例には、以下のものが 含まれる可能性がある。 ・ ディスプレイが2つの異なる種類のポート(例:サン ダーボルトとイーサネット)間でデータを変換する 場合には、イーサネット接続としてサンダーボルト を、あるいはその逆にサンダーボルト接続としてイ ーサネットを使用することが認められる。 ・ USBハブ制御装置を使用することにより、ディスプ レイを介してUSBキーボード/マウスを他のシス テム(例:ホストシステム)に接続できるようにす る。 c)ネットワーク接続 被試験機器にネットワーク能力がある(すなわち、あ るネットワークに合わせて設定され、そのネットワークに 接続しているときに、IPアドレスを取得する能力がある) 場合は、ネットワーク能力を始動させて、被試験機器を有 効状態の物理的ネットワーク(例:WiFi、イーサネット等 )に接続すること。この物理的ネットワークは、被試験機 器のネットワーク機能の最高及び最低データ速度に対応し ていること。有効接続とは、ネットワークプロトコルの物 理層を介した有効状態の物理的接続と定義される。イーサ ネットの場合、その接続は、標準Cat 5e以上のイーサネッ トケーブルを介した、イーサネットスイッチ又はルーター に対するものであること。WiFiの場合には、機器を無線ア クセスポイントに接続し、その近くで試験すること。試験 実施者は、以下の点に留意し、当該プロトコルのアドレス 層を設定すること。 ① インターネットプロトコル(IP)v4及びIPv6には近 隣探索(neighbor discovery)能力があり、通常、

(33)

限定的かつルーティング不可の接続を自動的に設 定する。

② 自動IPを使用すると被試験機器が通常の動作をしな い場合は、192.168.1.x ネットワークアドレス交 換(NAT:Network Address Translation)のアド レス空間におけるアドレスを用いて、手動又は動的 ホスト構成プロトコル(DHCP:Dynamic Host Configuration Protocol)を使用することにより、IP を設定することができる。ネットワークは、NAT アドレス空間及び/又は自動IPに対応するように 設定されていること。 d)被試験機器は、(例えば、リンク速度が変化するときの)短 い無効時間を除き、試験の間、ネットワークに対する有効 接続を維持すること。被試験機器に複数のネットワーク能 力がある場合は、以下の望ましい順に従って接続を1つだ け確立すること。 ① Wi-Fi(電気電子技術者協会(Institution of Electrical and Electronics Engineers)- IEEE 802.11-20072

② イーサネット(IEEE 802.3)。被試験機器が省電力型 イーサネット(IEEE 802.3az-2010 Energy Efficient Ethernet3)に対応する場合には、IEEE

802.3azに対応する装置に接続すること。 ③ サンダーボルト ④ USB ⑤ ファイヤワイヤ(IEEE 1394) ⑥ その他 [参照2]IEEE 802 - システム間における電気通信及び情報交 換-ローカル及び大都市圏ネットワーク-第11部 :無線LAN媒体アクセス制御(MAC)及び物理層 (PHY)の仕様(Telecommunications and

(34)

information exchange between systems - Local and metropolitan area network – Part 11: Wireless LAN Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY)Specifications) [ 参 照3] 第 3部 : 衝 突 検 出 型 キ ャ リ ア 検 知 多 重 ア ク セ ス

(CSMA/CD)の利用方法及び物理層の仕様-改 正5:省電力型イーサネットのための媒体アクセス 制御設定値、物理層、及び管理設定値(Part 3: Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection (CSMA/CD) Access Method and Physical Layer Specifications - Amendment 5: Media Access Control Parameters, Physical Layers, and Management Parameters for Energy-Efficient Ethernet) e) ブリッジ接続及びネットワーク接続の両方の機能を実行可 能な単一接続を有する被試験機器の場合は、その接続が、 各機能について被試験機器が対応する最も好ましい接続 であるという条件のもと、1つのコネクタを使用してこれ ら機能に対応することができる。 f) データ/ネットワーク能力の無い被試験機器の場合、その被 試験機器は出荷時の状態で試験すること。 g) 内蔵型スピーカーや、別表第1-2又は2-2において特 に扱われていないその他の製品特性及び機能は、出荷時 の電力構成に設定されていなければならない。 h)占有センサー、フラッシュメモリカード/スマートカード リーダー、カメラインターフェース、ピクトブリッジの ような、その他の能力の有無を記録すること。 (2)装置の変更 回路の取外しなどの装置の変更、あるいは一般使用者が利用できな い他の操作は認められない。 (3)アナログ及びデジタルインターフェースのディスプレイ ディスプレイにアナログインターフェースが装備されていない場 合(すなわち、本試験方法の目的において、デジタルインターフェース のみ有すると定義されるデジタルインターフェースディスプレイ)を除

(35)

2)信号インターフェース a)被試験機器に複数の信号インターフェースがある場合は、 以下の一覧において一番目に利用可能なインターフェー スを使用して試験すること。 ① サンダーボルト ② ディスプレイポート ③ HDMI ④ DVI ⑤ VGA ⑥ 他のデジタルインターフェース ⑦ 他のアナログインターフェース き、参加事業者は、アナログインターフェースを用いて測定を実施しな ければならない。デジタルインターフェースディスプレイについては、 3.測定方法に記載されるデジタルインターフェースディスプレイの明 度調節方法を参照し、デジタル信号発生器を用いて測定すること。 (4)複数の電圧/周波数の組み合わせで動作可能なモデル 参加事業者は、エネルギースター適合製品として販売を予定する各 市場の電源電圧条件に基づき製品モデルを試験し、適合を判断する。各 市場の電源電圧条件及び環境条件については、1.(2)を参照するこ と。 (5)外部電源装置 外部電源装置と共に出荷されるディスプレイの場合は、すべての試 験において、共に出荷される外部電源装置を使用しなければならない。 別の電源装置を代用することはできない。 (6)色調節 すべての色調節(色相、彩度、ガンマなど)は、工場出荷時の初期 設定にする。

(36)

3)占有センサー 被試験機器に占有センサーがある場合は、その占有センサ ーの設定を出荷時状態にして試験すること。出荷時において占 有センサーが有効にされている被試験機器については、以下の とおりにすること。 a)被試験機器が低電力状態(例:スリープモード又はオフモ ード)に移行するのを防ぐために、暖機運転、安定化、 輝度試験、及びオンモードのすべてにわたり、人物がひ とり占有センサーの近くにいること。被試験機器は、暖機 時間、安定化時間、輝度試験、及びオンモード試験の間 、オンモードの状態を維持していること。 b)被試験機器が高電力状態(例:オンモード)に移行するの を防ぐために、スリープモード及びオフモード試験の間は 、占有センサーの近くに誰もいないようにすること。被試 験機器は、スリープモード又はオフモード試験の間、それ ぞれスリープモード又はオフモードの状態を維持してい ること。 D)解像度及び垂直走査周波数(リフレッシュレート) 1)固定画素ディスプレイ a) 画素形式は製品取扱説明書に指定されている基本水準に設 定すること。 b)非陰極線管(非CRT)ディスプレイの場合、垂直走査周波 数は、製品取扱説明書において別の垂直走査周波数初期 値が指定されていない限り、60Hzに設定すること。取扱 説明書に別の垂直走査周波数初期値が指定されている場合 には、その指定された初期値を使用すること。 c) 陰極線管(CRT)ディスプレイの場合、画素形式は、製品 取扱説明書に指定されているとおりに、75Hzの垂直走査 周波数で動作するように設計されている最高解像度に設定 されていること。画素形式タイミングの標準的な業界規格 (7)解像度及び垂直走査周波数(リフレッシュレート) ディスプレイの表示技術に基づき、以下のどちらかに従い解像度及 び垂直走査周波数を調整する。 ・CRTの画素形式は、75Hzの垂直走査周波数における動作を目的とす る最高解像度の推奨画素形式に設定する。また測定には、VESAの 独立モニタタイミング(DMT:Discrete Monitor Timing)、又は最 新の業界標準画素形式タイミングを使用しなければならない。CRTデ ィスプレイは、測定される画素形式において、参加事業者が提示する 品質仕様のすべてを満たすことができなければならない。 ・LCD及び他の固定画素技術を用いた製品の場合は、画素形式を基本水 準に設定する。LCD垂直走査周波数は、参加事業者が他の垂直走査周 波数を特に推奨していない限り 60Hzに設定するが、参加事業者の推 奨がある場合は、その推奨周波数を使用する。 (8)暖機運転

(37)

を試験に使用すること。垂直走査周波数は75Hzに設定す ること。 E)バッテリで動作する製品 1)幹線電力に接続されていないときはバッテリを使用して動作す るように設計されている製品については、すべての試験にお いてバッテリを取り外すこと。バッテリパックの無い動作が 対応可能な構成ではない被試験機器については、試験開始の 前までにバッテリを満充電状態にして、試験の間そのままに しておくこと。バッテリが満充電状態であることを確保する ために、以下の手順を実行する。 a)バッテリが満充電状態であることを示すインジケーターを 有する製品については、充電完了が表示された後、追加5 時間にわたり充電を継続する。 b)充電インジケーターは無いが、製造事業者の製品取扱説明 書において、当該バッテリ又はバッテリの当該容量の充 電が完了する予定時間が示されている場合には、製造事 業者による予定時間が経過した後、追加5時間にわたり充電 を継続する。 c) 充電インジケーターも無く、製品取扱説明書に充電完了予 定時間の記載も無いが、充電電流が被試験機器又は製品 取扱説明書に明示されている場合には、算出した試験時間 の1時間後に充電を終わらせるか、あるいは上記のいずれ も該当しない場合には、充電時間を24時間とする。 F)入力信号水準の精度 測定を実施する前に、ディスプレイを最低20分間暖機運転しなけれ ばならない(VESA FPDM規格2.0、301-2D項又は305-3項を参照)。 (9)安定性 すべての消費電力測定値は、計測器の読み取りが3 分間にわたり 1% の範囲内に安定した後に記録すること(IEC 4.3.1 項を参照)。

参照

Outline

関連したドキュメント

環境局では、これに準拠し、毒性ガス、可燃性ガス、支燃性ガスを取り扱う高圧ガス保安法 対象の第 1 種製造所、第

解体の対象となる 施設(以下「解体対象施設」という。)は,表4-1 に示す廃止措置対 象 施設のうち,放射性

このうち、放 射化汚 染については 、放射 能レベルの比較的 高い原子炉 領域設備等を対象 に 時間的減衰を考慮す る。機器及び配管の

このうち、放 射化汚 染については 、放射 能レベルの比較的 高い原子炉 領域設備等を対象 に 時間的減衰を考慮す る。機器及び配管の

このうち、放 射化汚 染については 、放射 能レベルの比較的 高い原子炉 領域設備等を対象 に 時間的減衰を考慮す る。機器及び配管の

このうち、放 射化汚 染については 、放射 能レベルの比較的 高い原子炉 領域設備等を対象 に 時間的減衰を考慮す る。機器及び配管の

このうち、放 射化汚 染については 、放射 能レベルの比較的 高い原子炉 領域設備等を対象 に 時間的減衰を考慮す る。機器及び配管の

このうち、放 射化汚 染については 、放射 能レベルの比較的 高い原子炉 領域設備等を対象 に 時間的減衰を考慮す る。機器及び配管の