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Monte Carlo simulation of the acquisition conditions for 177Lu molecular imaging of hepatic tumors

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Academic year: 2022

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九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

Monte Carlo simulation of the acquisition conditions for 177Lu molecular imaging of hepatic tumors

関川, 祐矢

http://hdl.handle.net/2324/4784455

出版情報:九州大学, 2021, 博士(保健学), 課程博士 バージョン:

権利関係:Public access to the fulltext file is restricted for unavoidable reason (2)

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氏 名:関川 祐矢

論 文 名:Monte Carlo simulation of the acquisition conditions for 177Lu molecular imaging of hepatic tumors

(肝内腫瘍の177Lu分子イメージングに対する収集条件のモンテカルロ シミュレーションに関する研究)

区 分:甲

論 文 内 容 の 要 旨

近年,神経内分泌腫瘍の罹患率は年々増加傾向にある.神経内分泌腫瘍に対する核医学治療 peptide receptor radionuclide therapy(PRRT)として177Lu標識の放射性標識化合物が用いられてい

る. 177Lu による PRRT は同時に行う診断的検査により,治療効果や有害事象の予測が期待されて

おり,治療と診断を融合したTheranosticsとして注目されている.Theranosticsにより,腫瘍の吸収 線量を推定することで治療効果を事前に予測することできる.また,線量測定結果から治療計 画を見直すことで治療効果を改善できる.この製剤として,177Lu-DOTATATE が世界中で用いら れているが,国内では承認されたばかりであり,177Luを用いたPRRTの普及が期待されている.

このため臨床使用に先立ち,177Lu-SPECT のイメージングプロトコルと治療効果予測を確立す る必要がある.本論文では,モンテカルロシミュレーションを用いて,177Lu-SPECTにおける最適 なコリメータ,放射能濃度比および収集時間と検出能の関係を検討した.シミュレーションには National Electrical Manufacturers Association International Electrotechnical Commissionの規格に準 拠したボディファントムを想定した幾何学的配置を設定した.177Lu から放出される γ 線のう

ち,208 keVのγ線の放出割合が最も多い(10.41 %).よって,エネルギーピークおよびエネ

ルギー範囲を208 ± 20.8 keVとした.投影数は 96 projection / 360°とし,回転半径は230 mmと した.有効視野40×40 cmに対し,マトリクスサイズ128×128,ピクセルサイズは3.13×3.13 mm とした.SPECT 画像は核医学研究教育用プログラムパッケージ Prominence ProcessorTM version 3.1(日本メジフィジックス株式会社,大阪,日本)を用いて再構成した.投影画像に対して,

Butterworthフィルタ(カットオフ周波数:0.50 cycle/cm,次数:8)を用いて前処理した.投影 画像の再構成にはordered subset expectation maximization methodを用い,繰り返し回数8回,サ

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ブセット数 6 とした.再構成画像に対し,Chang法を用いて減弱補正を行った.散乱補正は行 わなかった.再構成アルゴリズムおよび各種補正法は先行研究に基づいた.コリメータの検討は 視覚的評価,contrast recovery coefficient(CRC)とcontrast-to-noise ratio(CNR),検出光子割合より 総合的に行った. CRCは放射能濃度分布の正確性を表す指標,CNRは放射能集積部の検出能を表 す指標である.拡張低エネルギー汎用型コリメータは他のコリメータと比較してCRC,CNRは 明らかな差はなかったが,直接光子の検出感度に優れていることが明らかとなった.よって,推奨 コリメータはELEGPとした.放射能濃度比の検討は,CRCおよびCNRより評価した.先行研究 により,CNR が5より大きければ検出可能であり,直径22 mmにおいて放射能濃度比4.16の 時CNRは5より大きくとなり,放射能濃度比2.08の時,CNRは5以下となった.よって,腫 瘍/肝臓比が4.16以下になると直径10,13 mmは検出不可能とした.収集時間の検討は5段階評価 による視覚的評価およびCRC,CNRによる物理的評価を行った.視覚的評価は,SPECT画像にて

10 mm球の検出能とバックグラウンドの均一性を評価し,10mm球の検出能とバックグラウン

ドの均一性の合計スコアが 6 以上であれば,臨床的に適切な画像を描出できると判断した.こ の結果,投与後6時間および24時間では,収集時間が6分以上で合計スコアが6を超えた.投 与後72時間では,収集時間が3分以上で合計スコアが6を超えた.投与後24時間および72時 間のCNRは,投与後 6 時間のCNRよりも高かった.13-37mm 球のCNRは,いずれの収集時 刻および収集時間においても5以上であった.10mm球のCNRは,投与後6 時間および24 時 間においては,いずれにおいても,収集時間6分以上で5以上であった.投与後72時間におい て,10mm 球のCNRは収集時間 1.5 分以上で 5以上であった.よって,177Lu-SPECT画像にお いて,コリメータはELEGPを用いた場合,収集時間を長くすることにより画質は改善された.

推奨する収集時間は,投与後6時間および24時間で6分以上,72時間で3分以上であった.

以上のことより, 177Lu-SPECTを用いたイメージングおよび線量測定に最適な収集条件が明らか となった.本研究により神経内分泌腫瘍の肝転移に対する 177Lu-SPECT の線量測定およびイメ ージングの適切な収集条件をモンテカルロシミュレーションを用いて決定でき,神経内分泌腫 瘍の診断および治療効果判定に大きく寄与する事が期待される.

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