• 検索結果がありません。

分野 電子計算機等 オフィス機器等 家電製品 エアコンディショナー等 温水器等 照明 特定調達品目エコマーク関連業界団体 品目名称類型番号 プロジェクタ 主たる団体名等 調査年度 145 JBMIA H26 電子計算機 119 JEITA シュレッダー 電気冷蔵庫電気冷凍庫電気冷凍冷蔵庫 テレビジョ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "分野 電子計算機等 オフィス機器等 家電製品 エアコンディショナー等 温水器等 照明 特定調達品目エコマーク関連業界団体 品目名称類型番号 プロジェクタ 主たる団体名等 調査年度 145 JBMIA H26 電子計算機 119 JEITA シュレッダー 電気冷蔵庫電気冷凍庫電気冷凍冷蔵庫 テレビジョ"

Copied!
22
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平成 27 年度 環境配慮型製品の国際展開促進に係る調査検討業務

<調査結果の概要(抜粋)>

1-1 事業者、業界団体のニーズ調査

(2.事業者、業界団体のニーズ調査参照) 各 国 の GPP 基 準 の 調 和 や 環 境 ラ ベ ル 機 関 同 士 の 相 互 認 証 の 実 施 な ど に 関 す る 日 本 の 様々な分野の事業者や団体によるニーズを的確に把握・収集するために、平成 25、26 年 度に引き続き、海外の GPP や環境ラベル制度に関心を持っていると推測される「シュレ ッダー」(グリーン購入法では「オフィス機器等」の品目に分類)および「太陽光発電シス テム」(グリーン購入法では「設備」の品目に分類)の 2 分野 2 品目を対象に、関連する事 業者団体・事業者に対してヒアリング形式で調査を行った。 調査の結果、シュレッダーについては、世界ではアジア地域で生産された安価なシュレ ッダーが多く、国際展開が期待しにくい品目であること、および国内でも安全性や価格が 優先され、環境性能がほとんど重視されていない状況にあり、海外の GPP や環境ラベル についての意識は高くはないことが把握できた。 太陽光発電システムについては、日本だけでなく世界各国でも盛んに導入されているが、 日本企業が積極的に海外展開を図っている例は少なく、日本国内での FIT 制度の後押しも あり、国内市場がほとんどを占めている。ただし、一部の事業者では海外展開を図ってい るケースも確認できたが、海外の GPP や環境ラベルに関する意識は低調であった。以上 より、本年度調査を実施した「シュレッダー」と「太陽光発電システム」の 2 品目につい ては、日本の事業者は国内で活動しているケースが多く、日本国外への輸出は進んでいな い現状にあることが明らかになった。 本年度までに得られた事業者・業界団体のニーズ調査を表 1-1 にまとめた。 表 1-1. 事業者、業界団体の国際展開に関するニーズ調査結果のまとめ 分 野 特 定 調 達 品 目 エ コ マ ー ク 関 連 業 界 団 体 調 査 年 度 ヒ ア リ ン グ 対 象 者 ニ ー ズ 調 査 の 結 果 品 目 名 称 類 型 番 号 主 た る 団 体名 等 国 際 展 開 の 状 海 外 ラ ベ ル等 の 関 心 主 な 意 見 等 文 具 類 ボ ー ル ペ ン 、 バ イ ン ダ ー 等 112 (一 社 )全 日本 文 具 協 会 H25 業 界 団 体 へ の ヒ ア リ ン グ 、 主 要 な 事 業 者 8 社 に ア ン ケ ー ト 調 査 を 実 施 (7 社 か ら 回 答 ) ま た 、1 社 を 追 加 ヒ ア リ ン グ 実 施 筆 記 具 は 品 質 が 高 い た め 、 全 世 界 へ 展 開 し て い る(他 は 海 外 展 開 が 少 な い ) 低 事 業 者 は 海 外 展 開 を あ ま り 意 識 し て い な い 一 部 事 業 者 で 海 外 環 境 ラ ベ ル を 取 得 し て い る 事 例 が あ る が 、 全 体 的 に は 意 識 が 低 調 で あ る 日 本 の G 法 や エ コ マ ー ク に 対 応 す る 製 品 を 海 外 で 販 売 す る ケ ー ス は 非 常 に 稀 で あ る 単 価 が 安 い 商 品 の た め 、 手 続 き 面 の 共 通 化 が 進 む こ と は 歓 迎 す る と の 意 見 が あ る 一 般 論 し て 海 外 基 準 と の 共 通 化 を 望 む 声 が あ る オ フ ィ ス 家 具 等 い す ・ 机 等 130 ( 一 社 ) 日 本 オ フ ィ ス 家 具 協 会 H25 業 界 団 体 へ の ヒ ア リ ン グ 、主 要 な 事 業 者 3 社 に ア ン ケ ー ト 調 査 を 実 施 (1 社 か ら 回 答 ) 輸 出 が 少 な い ( 一 部 ア ジ ア 等 ) 環 境 よ り も 安 全 性 が 最 優 先 さ れ て お り 、 海 外 環 境 ラ ベ ル を 取 得 し た 実 績 が な い 家 具 は 大 き い た め 輸 送 効 率 が 悪 い こ と 、 日 本 の 商 品 と は サ イ ズ や デ ザ イ ン 等 の 規 格 が 異 な る た め 、 日 本 向 け 仕 様 の 商 品 を そ の ま ま 出 荷 す る こ と が で き な い 各 国 規 格 等 の 情 報 収 集 が 難 し い 一 般 論 し て 海 外 基 準 と の 共 通 化 を 望 む 声 が あ る 画 像 機 器 等 コ ピ ー 機 等 プ リ ン タ 等 155 JBMIA、 JEITA H25 業 界 団 体 へ の ヒ ア リ ン グ 、業 界 団 体 を 通 じ て 15 社 に ア ン ケ ー ト 調 査 を 実 施 (10 社 か ら 回 答 ) 全 世 界 に 展 開 (海 外 比 率 が 高 い ) 多 く の 事 業 者 が 海 外 環 境 ラ ベ ル を 取 得 し て お り 、 GPP、 環 境 ラ ベ ル の 意 識 が 高 い 海 外 環 境 ラ ベ ル の 基 準 策 定 時 に 意 見 を 言 え る 場 や 制 度 の 透 明 性 に 関 す る 要 望 、 工 場 監 査 に 関 す る 要 望 が 多 い 最 新 動 向 を タ イ ム リ ー に 把 握 し た い 、 相 互 認 証 を 拡 大 し て 欲 し い 等 の 意 見 も 多 い 参考資料 2

(2)

分 野 特 定 調 達 品 目 エ コ マ ー ク 関 連 業 界 団 体 調 査 年 度 ヒ ア リ ン グ 対 象 者 ニ ー ズ 調 査 の 結 果 品 目 名 称 類 型 番 号 主 た る 団 体名 等 国 際 展 開 の 状 海 外 ラ ベ ル等 の 関 心 主 な 意 見 等 プ ロ ジ ェ ク タ 145 JBMIA H26 国 内 主 要 4 社 に ヒ ア リ ン グ を 実 施 全 世 界 に 展 開 (海 外 比 率 が 高 い ) 高 ・ 各 国 の 環 境 ラ ベ ル を 取 得 し て い る ・ プ ロ ジ ェ ク タ は 今 後 海 外 で も 普 及 が 進 ん で い く と 期 待 さ れ る 商 品 で あ る ・ 相 互 認 証 の 要 望 は 高 い ・ 化 学 物 質 、 工 場 監 査 、 基 準 の 設 定 方 法 に 関 す る 課 題 が あ る 電 子 計 算 機 等 電 子 計 算 機 119 JEITA H25 1 社 に ヒ ア リ ン グ を 実 施 (2 社 に ヒ ア リ ン グ 依 頼 ) 全 世 界 で 展 開 し て い る が 、 日 系 事 業 者 は ト ッ プ 5 に 入 っ て い な い 中 環 境 ラ ベ ル の 取 得 し て い る ケ ー ス も あ っ た が 、相 互 認 証 の 要 望 は そ れ ほ ど 高 く な い EPEAT を 意 識 し て い る 事 業 者 は 多 い 現 地 法 人 で 対 応 す る た め 、海 外 展 開 に つ い て は 意 識 さ れ て い な い 省 エ ネ 基 準 や 化 学 物 質 基 準 等 の 統 一 化 を 望 む 声 が あ る 現 地 語 の 基 準 の 翻 訳 、改 定 情 報 な ど の 情 報 が あ る と 有 益 で あ る オ フ ィ ス 機 器 等 シ ュ レ ッ ダ ー - JBMIA (一 社 )全 日 本 文 具 協 会 H27 業 界 団 体 へ の ヒ ア リ ン グ を 実 施 、 主 要 な 事 業 者 に 3 社 に ヒ ア リ ン グ を 実 施 輸 出 は 少 な い 低 世 界 で は ア ジ ア 地 域 で 生 産 さ れ た 安 価 な シ ュ レ ッ ダ ー が 多 く 、 国 際 展 開 が 進 み に く い 分 野 で あ る 安 全 性 や 価 格 が 優 先 さ れ 、 環 境 性 能 に つ い て は ほ と ん ど 重 視 さ れ て い な い 状 況 に あ る GPP、 環 境 ラ ベ ル へ の 意 識 は 低 い 家 電 製 品 電 気 冷 蔵 庫 電 気 冷 凍 庫 電 気 冷 凍 冷 蔵 庫 - JEMA H25 業 界 団 体 へ の ヒ ア リ ン グ を 実 施 中 国 、 東 南 ア ジ ア 等 一 部 の み 低 ・ 各 国 の 文 化 や 生 活 ス タ イ ル に 大 き く 影 響 を 受 け る 製 品 で あ り 、 グ ロ ー バ ル 展 開 が 難 し い 分 野 で あ る ・ コ ン シ ュ ー マ ー 向 け 製 品 で あ る こ と か ら GPP や 環 境 ラ ベ ル へ の 意 識 が 低 い テ レ ビ ジ ョ ン 受 信 機 152 JEITA H25 業 界 団 体 へ の ヒ ア リ ン グ を 実 施 、 主 要 な 事 業 者 に 3 社 に ヒ ア リ ン グ を 実 施 全 世 界 に 展 開 し て い る 低 ・ テ レ ビ の 視 聴 環 境 、 放 送 方 式 等 が 各 国 で 異 な る ・ コ ン シ ュ ー マ ー 向 け 製 品 で あ る こ と か ら GPP や 環 境 ラ ベ ル へ の 意 識 が 低 い エ ア コ ン デ ィ シ ョ ナ ー 等 エ ア コ ン デ ィ シ ョ ナ ー - (一 社 )日 本 冷 凍 空 調 工 業 会 /JEMA H25 業 界 団 体 2 団 体 へ の ヒ ア リ ン グ (主 要 1 社 に ヒ ア リ ン グ を 依 頼 し た が 辞 退 ) 全 世 界 に 展 開 し て い る 低 ・ 各 国 の 生 活 ス タ イ ル に 大 き く 影 響 を 受 け る 製 品 で あ り 、 価 格 等 の 面 か ら 普 及 し て い る 機 器 が 異 な る ・ 一 部 の 事 業 者 で 海 外 環 境 ラ ベ ル を 取 得 し て い る ケ ー ス が あ っ た が 、 現 地 法 人 で 行 っ て い る た め 情 報 は 得 ら れ な か っ た ・ 省 エ ネ ラ ベ ル 、 MEPS 基 準 へ の 関 心 は 高 い 温 水 器 等 ガ ス 調 理 機 器 - (一 社 )日 本 ガ ス 石 油 機 器 工 業 会 H25 業 界 団 体 へ の ヒ ア リ ン グ 主 要 3 社 に ヒ ア リ ン グ ま た は ア ン ケ ー ト 調 査 を 実 施 全 世 界 に 展 開 (輸 入 が 多 い ) 低 ・ ガ ス 品 質 、法 規 制 、生 活 様 式 が 異 な る た め 、製 品 規 格 が 異 な る ・ 安 全 性 に 関 す る 法 律 や 規 格 が 最 も 重 視 さ れ 、必 ず 対 応 し な け れ ば な ら な い ・ 韓 国 環 境 ラ ベ ル を 取 得 し て い る 事 例 有 り ・ GPP、環 境 ラ ベ ル に 関 す る 情 報 は 事 業 者 等 で 把 握 し て い な い た め 実 態 が つ か め る と よ い と の 意 見 有 り ・ 環 境 ラ ベ ル に 関 す る セ ミ ナ ー 等 の 実 施 や 検 定 制 度 の 国 際 整 合 性 を 希 望 す る 等 の 意 見 有 り 照 明 電 球 形 状 の ラ ン プ 150 (一 社 )日 本 照 明 工 業 会 H25 主 要 事 業 者 3 社 に ア ン ケ ー ト 調 査 を 実 施 全 世 界 に 展 開 低 ・ 国 外 で の 販 売 比 率 は 多 く は な い ・ 海 外 環 境 ラ ベ ル の 取 得 情 報 は 得 ら れ な か っ た ・ LED は 開 発 段 階 で 年 々 性 能 が 変 わ る 分 野 で あ る ・ IEC 規 格 等 の 策 定 や 国 際 的 な 試 験 方 法 の 整 備 が 進 め ら れ て い る (省 エ ネ ラ ベ ル の 需 要 は あ る ) ・ GPP や 環 境 ラ ベ ル に 関 す る 意 識 は 低 い 繊 維 繊 維 関 係 103~ 105 日 本 化 学 繊 維 協 会 等 H25 業 界 団 体 お よ び 主 要 事 業 者 1 社 に ヒ ア リ ン グ を 実 施 輸 出 は 少 な い 低 ・ 輸 入 が 圧 倒 的 に 多 く 、 輸 出 は 極 め て 低 い た め 、 今 後 も 海 外 展 開 が 期 待 さ れ に く い 分 野 で あ る ・ 海 外 環 境 ラ ベ ル 等 の 取 得 事 例 は な い ・ 海 外 で は 再 生 材 料 等 を 使 用 す る 基 準 は 少 な く 、 化 学 物 質 に つ い て は 国 際 規 格 エ コ テ ッ ク ス 規 格 100 等 の 認 証 を 受 け る 事 例 が あ る ・ GPP や 海 外 環 境 ラ ベ ル の 関 心 を 持 つ 事 業 者 が 一 部 で あ っ た が 、 全 体 と し て の 意 識 は 低 い 設 備 太 陽 光 発 電 シ ス テ ム 135 (一 社 )太 陽 光 発 電 協 会 H27 業 界 団 体 お よ び 主 要 事 業 者 1 社 に ヒ ア リ ン グ を 実 施 輸 出 は 少 な い 低 太 陽 光 発 電 シ ス テ ム に つ い て は 、 日 本 だ け で な く 世 界 各 国 で も 盛 ん に 導 入 さ れ て い る が 、 日 本 企 業 が 積 極 的 に 海 外 展 開 を 図 っ て い る 例 は 少 な く 、 FIT 制 度 の 後 押 し も あ り 、 国 内 市 場 が ほ と ん ど を 占 め て い る 一 部 の 事 業 者 で は 海 外 展 開 を 図 っ て お り 、 今 後 の 国 内 制 度 の 動 向 次 第 で は 、 海 外 展 開 が 増 え る 可 能 性 は あ る と 思 わ れ る が 、GPP や 環 境 ラ ベ ル に 関 す る 意 識 は 低 い 公 共 工 事 資 材 - 衛 生 器 具 ・ 自 動 水 栓 ・ 自 動 洗 浄 装 置 及 び そ の 組 み 156~ 158 (一 社 )日 本 バ ル ブ 工 業 会 (一 社 )日 本 衛 生 設 備 機 器 工 業 会 H25 (一 部 )、 H26 業 界 団 体 3 団 体 、主 要 事 業 者 3 社 に ヒ ア リ ン グ 事 業 者 に よ り 海 外 展 開 状 況 は 異 な る 。 (地 産 地 消 低 海 外 環 境 ラ ベ ル 取 得 例 有 り 現 地 法 人 で 独 自 に 取 得 し て い る た め 、 課 題 等 は 把 握 し て い な い 米 国 や シ ン ガ ポ ー ル 等 の 節 水 基 準 が 高 い レ ベ ル に あ り 、 こ れ ら を 目 標 に 設 計 を し て い る 事 例 が あ る 洗 浄 機 能 や 節 水 機 構 は 同 じ だ が 、 デ ザ イ ン や 原 料 は

(3)

分 野 特 定 調 達 品 目 エ コ マ ー ク 関 連 業 界 団 体 調 査 年 度 ヒ ア リ ン グ 対 象 者 ニ ー ズ 調 査 の 結 果 品 目 名 称 類 型 番 号 主 た る 団 体名 等 国 際 展 開 の 状 海 外 ラ ベ ル等 の 関 心 主 な 意 見 等 込 み 小 便 器 ・ 洋 風 便 器 型 、 輸 出 型 ) 現 地 に よ っ て 異 な る 上 下 水 道 の 設 計 や 整 備 状 況 に よ り 異 な る 現 地 と ダ イ レ ク ト に 情 報 共 有 で き な い た め 、GPP や 環 境 ラ ベ ル の 情 報 が 得 ら れ る 場 の 設 置 を 希 望 す る 声 有 り

JBMIA: (一 社 )ビ ジ ネ ス 機 械 ・ 情 報 シ ス テ ム 産 業 協 会 、 JEITA: (一 社 )電 子 情 報 技 術 産 業 協 会 、 JEMA: (一 社 )日 本 電 機 工 業 会

1-2 グリーン公共調達および環境ラベル基準の海外基準との整合状況検証

(3.グリーン公共調達および環境ラベル基準の海外基準との整合状況検証参照) グリーン公共調達(GPP)に関し、海外との基準の整合の可能性を調べるため、各国・地 域の GPP 制度についてその制度内容や位置付けを正確に把握することが重要である。平 成 26 年度の調査では、欧州連合(EU)、ドイツ、アメリカ、カナダ、中国、韓国および台 湾の GPP 制度について調査を行った。平成 27 年度はこれらの国・地域に、新たにスウェ ーデン、ノルウェー、イタリア、ブラジル、香港、オーストラリアを加えた合計 13 カ国・ 地域に関して GPP 制度に関する最新情報を入手し調査した。 平成 27 年度に調査した 13 カ国・地域全てにおいて、何らかの GPP に関する法律やガ イドラインが存在している。EU 加盟国では、2014 年 2 月に公布された EU 改正公共調達 指令 2014/24/EC、2014/25/EC を受けて、国内の法制化が進められている国が多かった。 表 1-2 に調査を実施した GPP と環境ラベル制度をまとめた。 表 1-2. 主な主要国・地域のグリーン公共調達制度のまとめ 国・地 域 グリーン公 共 調 達 (GPP) タイプ I 環 境 ラベル 有 無 関 連 法 規 、概 要 主 導 省 庁・機 関 有 無 ラベル名 称・実 施 状 況 等 EU

EC は、COM (2008) 400 において 2010 年までに EU 加 盟 国 における公 共 調 達 の 50%が EU GPP Core 基 準 に準 じた調 達 を行 うことを目 標 に掲 げている。 2014 年 2 月 に改 正 公 共 調 達 指 令 2014/25/EU、 2014/24/EU が公 布 され、2016 年 4 月までに改 正 公 共 調 達 指 令 に基 づいて加 盟 国 内 での法 制 化 を進 める ことになっている。 EC では、様 々なツールキットの開 発 や、グッドプラクテ ィスの紹 介 等 、加 盟 国 の GPP 導 入 をサポートしてい る。その一つが、EU GPP 基 準 で 21 カテゴリの基 準 が公 開 されている(この基 準 を用 いて調 達することは義 務とはされていない)。 ●自 主 的 な GPP とは別 に、政 府 調 達 において調 達 が 義 務 付 けられている規 則 EU エネルギースタープログラム規 則 (Energy Star Regulation – No106/2008) クリーンでエネルギー効 率 のよい一 般 道 路 車 両 の 推 進 に関 する指 令 (Clean Vehicles Directive – 2009/33/EC)

エネルギー効 率 化 指 令 (Energy Efficiency Directive – 2012/27/EU)

建 築 物 のエネルギー性 能 に係 る指 令 (Energy Performance of Buildings Directive、 EPBD-2010/31/EU) 欧 州 委 員 会 (EC)

EU 圏 内 では、EC が実 施する EU・エ コ ラ ベ ル (1993 年 制 度 開 始 ) や 、 ド イ ツ・ブルーエンジェル、北 欧 5 カ国ノル ディックスワンなどのタイプ I 環 境 ラベ ルが存 在 している。 改 正 公 共 調 達 指 令 では、調 達 者 が入 札 仕 様 書 などにタイプ I 環 境 ラベル製 品 を 指 定 す る こ と が で き る よ う に な っ た。

(4)

国・地 域 グリーン公 共 調 達 (GPP) タイプ I 環 境 ラベル 有 無 関 連 法 規 、概 要 主 導 省 庁・機 関 有 無 ラベル名 称・実 施 状 況 等 ドイツ

連 邦 政 府 と州 政 府 それぞれが行 政 規 則 ・ガイドライン を作 成 し、GPP に取 組んでいる。 連 邦 政 府 ・州 政 府 ともに行 政 規 則 に係 る品 目 の調 達 には GPP の順 守 が義 務 付 けられているが、ガイドライ ンの順 守 は推 奨 レベルとなっている。連 邦 政 府 におい て行 政 規 則 には、ICT 機 器 ・木 材・木 製 品 の 3 つが 挙 げられている。 UBA は、公 共 機 関 に対 して調 達 方 針 に GPP を導 入 するよう推 奨 しており、調 達 時 の要 求 仕 様 にブルーエ ンジェル基 準 を参 考 にした環 境 仕 様 を盛 り込 むよう奨 励 し、ガイドラインを作 成 している。 なお、EU 改 正 公 共 調 達 指 令 を受けて、ドイツ連 邦 政 府 の公 共 調 達 規 則 が 2016 年 1 月 に改 正 された (2016 年 4 月 発 効 )。 州 政 府 以 下 の公 共 機 関 における ICT 機 器 の調 達 に ついては、ドイツ情 報 技 術 ・通 信 ・ニューメディア産 業 連 合 会 (BITKOM) が策 定 した ガイドラ インの順 守 を 推 奨 している。 経 済 エネ ルギー 省 、ドイツ 連 邦 環 境 庁 (UBA)

ブ ル ーエ ン ジ ェ ル (連 邦 環 境 ・ 自 然 保 護 ・ 建 設 ・ 原 子 力 安 全 省 、 連 邦 環 境 庁 、品 質 保 証 ・表 示 協 会 、環 境 ラベル 審 査 会 ) 1978 年 制 度 開 始 、122 の商 品 カテゴ リに対 して、約 12,000 商 品・サービス が認 定 されている。 エコマークとの相 互 認 証 を実 施 。 行 政 規 則 に基 づく ICT 機 器 の調 達 に ついては、調 達 者は EU エネルギーラ ベ ル や エ コデ ザ イ ン ラ ベ ル 、ブ ル ーエ ンジェル、EU・エコラベル、エネルギー スタープログラム、もしくはそれらと同 等 の 環 境 ラ ベ ル 基 準 を 引 用 し て 使 用 す ることができるとしている。ただし、ブル ー エ ン ジ ェ ル 取 得 ま で は 求 め て い な い。 ス ウ ェ ー デン

2007 年「スウェーデン公 共 調 達 法【2007:1091】」 2007 年「水、エネルギー、輸 送 、郵 便 サービスに係 る 調 達 法【2007:1092】 「公 共 調 達 のための国 家 機 関」が公 共 調 達 ガイドライ ンおよび GPP 基 準 を策 定・公 表 されている。 ガイドラインは全 ての公 共 機 関 を対 象とし、順 守 は調 達 者 の自 主 性 に任 せられている。8 商 品 グループに 111 品 目の GPP 基 準 が策 定 されている。 なお、EU 改 正 公 共 調 達 指 令 に対 応 する国 内 法 整 備 が進められている。 公 共 調 達 のための 国 家 機 関 (The National Agency for Public Procurem ent)

ノ ル デ ィ ッ ク ス ワ ン ( 北 欧 エ コ ラ ベ ル 委 員 会 ) 1989 年 制 度 開 始 、北 欧 5 カ国 が実 施 するタイプ I 環 境 ラベル。1989 年 制 度 開 始 。56 の基 準 において、9,000 以 上 の 商 品 お よ び サ ー ビ ス ( ラ イ セ ン ス 数:1,934、企 業 数:約 1,600 社 )が認 定を受けている。エコマークと 2002 年 か ら 相 互 認 証 を 実 施 。 そ の 他 に 、 SSNC、TCO の環 境 ラベルが存 在 す る。 公 共 調 達 ガイドラインでは、環 境 ラベ ルの取 得 を条 件 とすることはできない が、要 求 仕 様 に適 合 しているかどうか の判 断 の目 安として活 用 することがで きるとしている。 ノ ル ウ ェ ー

2001 年「公 共 調 達 法 (LOV-1999-07-16-69)」 2007 年「公 共 調 達 規 則 (FOR-2006-04-07-402)」 上 記 規 則 では「可 能 な限 り製 品 の性 能や機 能 のため の具 体 的 な環 境 基 準 を満たしている必 要 があること」 等 が記 載 され、関 連 項 には欧 州 の環 境ラベルまたは 同 等 のラベル等 の活 用 がうたわれている。 DIFI のウェブサイトでは、カテゴリごとに EU、スウェー デン等の近 隣 諸 国 の GPP ガイドラインや環 境 ラベルな ど既 存 の環 境 関 連 の要 求 事 項 を紹 介 し、参 照 するよう 案 内 している。 なお、EU 改 正 公 共 調 達 指 令 に対 応 する国 内 法 整 備 が進められている。 公 共 調 達・電 子 政 府 庁 (DIFI)

EU・エコラベルやノルディックスワンが タイプ I 環 境 ラベルとして存 在 する。 (上 記 参 照 ) GPP における環 境 ラベルの位 置 付 け はスウェーデンと同 じである。

イタリア

2006 年 Law 296/2006 (Law 2007 Finance Act)

に基づき、2008 年 に「GPP に関 する国 家 行 動 計 画 (The PAN GPP)」が策 定 され、2013 年 に省 令 (Ministerial Decree 10th april 2013)により改 定 さ れた。The PAN GPP では、GPP 制 度 の概 要 を記 すと ともに国 家 目 標 を定め、ミニマム環 境 基 準 (CAM)を策 定 することを定めている。 2016 年の「天 然 資 源 の過 度 の使 用 の規 制とグリーン 経 済 の環 境 対 策 促 進 に関 する規 定」(Law221/2015) により、地 方 自 治 体 や学 校などの全 ての公 共 機 関 に 対 して、CAM に準 じた調 達を行 うことが義 務 付 けた。 なお、EU 改 正 公 共 調 達 指 令 に対 応 する国 内 法 整 備 が進められている。 環 境・国 土 海 洋 保 全 省 (MATTM)

EU・エコラベル(上 述 の通 り) EU・エコラベルやその他 のタイプ I 環 境ラベル認 定 製 品は、GPP 基 準 に適 合 しているとみなすことが可 能 である。 EU ・ エ コラ ベ ル 商 品 は イ タ リ ア が 最 も 多い。 アメリカ

大 統 領 令 により連 邦 政 府 機 関 のグリーン公 共 調 達 が 義 務 付 けられており、連 邦 調 達 規 則 な ど に 持 続 可 能 環 境 保 護 庁

グリーンシール(Green Seal Inc.) 1989 年 制 度 開 始 、民 間 団 体 が実 施

(5)

国・地 域 グリーン公 共 調 達 (GPP) タイプ I 環 境 ラベル 有 無 関 連 法 規 、概 要 主 導 省 庁・機 関 有 無 ラベル名 称・実 施 状 況 等 な 調 達 に 関 す る 規 定 が 存 在 す る 。 2015 年 の大 統 領 令 13693 号 では、全 体 的 目 標とし て、連 邦 政 府 機 関 が達 成 すべき温 室 効 果 ガスの排 出 量 が 定 め ら れ 、 そ の 個 別 の 目 標 と し て 持 続 可 能 な 購 買 や調 達 の推 進 についても、調 達 時 に考 慮 すべき持 続 可 能 な製 品 やサービスを規 定 している。 ●優 先 調 達 が義 務 付けられている指 令・規 則 ・エネルギースタープログラム ・連 邦 エネルギー管 理プログラム(FEMP) ・包 括 的 物 品 調 達 ガイドライン(CPG) ・バイオプリファードプログラム ・電 子 製 品 環 境 アセスメントツール(EPEAT) その他、推 奨 されるプログラムが多 数 存 在 する。 (EPA) するタイプ I 環 境ラベル。31 商 品・サ ービスの基 準 、約 4,000 の商 品・サー ビスを認 証 している。 カナダ

2006 年「グリーン調 達 方 針 (PGP)」 PWGSC が GPP に関する情 報 提 供 の他 、導 入 促 進 ツ ールの開 発 や促 進 等 を行 い、公 共 調 達 におけるサポ ートを担 っている。調 達 仕 様 の環 境 基 準 に関 するツー ルの 1 つとして、PWGSC は商 品 カテゴリごとに、調 達 時 に順 守 を義 務 付 ける項 目 や配 慮 されていることが望 ましい項 目 等 が記 載 された調 達 スコアカードを公 開 し ている。 公 共 事 業・政 府 サ ービス省 (PWGSC)

エコロゴ(UL.) 1988 年 制 度 開 始 、70 の商 品カテゴリ があり、6,564 商 品 (ライセンス数 :323 社 )の認 定 実 績 がある。 環 境 性 能 を 満 た す 判 断 の 目 安 と し て 環 境 ラベルの活 用 が推 奨 されており、 エコロゴ、グリーンシールの活 用 が望 ま しいとされている。 ブラジル

1993 年に公 共 調 達 が法 制 化 されている。 持 続 可 能 な公 共 調 達 のためのイニシアチブとしては、 2010 年に MPOG が発 令 した「基 準 指 令 (IN 01 2010)」において連 邦 政 府 の行 政 機 関 に調 達 時 に考 慮 すべき持 続 可 能 性 基 準 について明 記された。 2012 年の大 統 領 令 No.7746 は、持 続 可 能 な開 発 を 促 進 するために持 続 可 能 性 に関 するガイドラインを定 めている。 2016 年 8 月 のリオデジャネイロオリンピックに向 けて、 2014 年「持 続 可 能 なサプライチェーンガイド Version2」(Rio2016 組 織 委 員 会 )が公 開 された。調 達 物 品 の調 達 、食 品 や雇 用 などのオリンピック運 営 に ついて、持 続 可 能 性 の実 現 を要 求 している。タイプ I 環 境 ラベルについては取 得 が推 奨 されている。 予 算 管 理 省 (MPOG)、 持 続 可 能 な行 政に 関 する省 庁 間 委 員 会 (CISAP)

ABNT-環 境 品 質 ラベル(ブラジル技 術 規 格 協 会 ) 上 記 以 外 に、タイプ I 環 境ラベルとして は、ブラジル・エコラベルが存 在 する。 中国

2002 年「中 華 人 民 共 和 国 政 府 調 達 法 」 2004 年「省エネ商 品 、政 府 調 達 の実 施 に関する意 見」と「省エネ商 品 、政 府 調 達 品 リスト」(財 政 部・国 家 発 展 改 革 委 員 会 )を発 布 。 全 ての公 共 機 関 は調 達 品 リストからの調 達 が求められている(必 須・推 奨 の品 目 あり)。 リストに掲 載 されるには、省 エネ認 証 (節 能 ラベル)の認 証 が必 要 である。 2006 年 「環 境 ラベル商 品 、政 府 調 達 の実 施 に 関 す る 意 見 」 な ら び に 「 環 境 ラ ベ ル 商 品 、政 府 調 達 品 リスト」(財 政 部 と環 境 保 護 総 局 (現:環 境 保 護 部 ))を発 布 。 全 ての公 共 機 関 は調 達 品 リストからの調 達 が求められ ている。リストに掲 載 されるには、中 国・環 境 ラベルの 認 証 が必 要 である。 中 国 環 境 保 護 部 、 国 家 発 展 改 革 委 員 会 、財 政 部

中 国 ・ 環 境 ラ ベ ル (( 中 国 環 境 保 護 部 環 境 認 証 セ ン タ ー 、 中 環 連 合 ( 北 京 ) 環 境 認 証 センター有 限 公 司 ) 1994 年 制 度 開 始 、中 国 環 境 保 護 部 が所 有 する環 境 ラベル。97 カテゴリ、 150,000 製 品 以 上 (約 2,400 社 ) 韓国

2005 年 「環 境 配 慮 型 商 品 の購 入 促 進 法 」により、中 央 政 府・地 方 公 共 団 体 884、および関 連 する約 3 万 機 関 が対 象 。 環 境 配 慮 型 商 品 の調 達 が義 務 付 けられ、韓 国 ・環 境 ラベル認 定 商 品 もしくはグッドリサイ クル認 定 商 品 は環 境 配 慮 型 商 品 と 位 置 付 けられている。 環 境 省 、韓 国 環 境 産 業 技 術 院 、 韓 国 調 達 庁

韓 国 ・環 境 ラベル(韓 国 環 境 産 業 技 術 院 ) 1992 年 制 度 開 始 、「環 境 技 術 と環 境 産 業 支 援 法 」第 17 条 に基 づく国 家 の 環 境 ラベル。156 カテゴリ、16,732 商 品・サービス(2,767 社 )

(6)

国・地 域 グリーン公 共 調 達 (GPP) タイプ I 環 境 ラベル 有 無 関 連 法 規 、概 要 主 導 省 庁・機 関 有 無 ラベル名 称・実 施 状 況 等 台湾

1998 年「政 府 調 達 法」が公 布 され、第 96 条 にて「政 府 機 関 は、タイプ I 環 境 ラベルであるグリーンマーク認 定 商 品 、またはそれと同 等か類 似 の機 能を有 する商 品を優 先 的 に調 達 し、その際に 10%まで金 額を優 遇 できる」と定めている。 1999 年 に「政 府 機 関 による環 境 配 慮 型 商 品 の優 先 調 達 における施 策」 中 央 省 庁 や地 方 公 共 団 体 、公 立 学 校 、国 立 病 院 など の約 30,000 機 関 が対 象 機 関 となっている。 154 の対 象 品 目 が設 定 され、そのうち 34 品 目は台 湾・ グリーン マ ーク認 定 製 品 を 優 先 的 に 購 入 す る 品 目 に 指 定 され、80%以 上 の調 達 率 (指 定 調 達 品 目 調 達 率 ) を 満 た す こ と が 義 務 化 さ れ て い る ( 中 央 政 府 機 関 は 92%以 上)。 2002 年「資 源リサイクル法」が公 布 され、公 共 機 関 に 対 して原 材 料 のうち一 定 以 上 の再 生 材 料 を使 用 した 商 品 を優 先 的 に調 達 するよう定 めた。「公 共 機 関 に対 する優 先 調 達 品 目 の第 1 群」では、台 湾・グリーンマー ク認 定 商 品 は基 準を満たすものとされ、対 象 品 目 につ いて年 間 調 達 比 率 が定められている。 台 湾 環 境 保 護 署 (台 湾 EPA)

台 湾・グリーンマーク(環 境 開 発 財 団 ) 1992 年 制 度 開 始 、 151 の 商 品 ・ サ ー ビ ス の 基 準 お い て 、 5,046)商 品 ・ サ ー ビ ス 、企 業 数:332 社 が 認 定 を 受 け て い る 。 エコマークと相 互 認 証 協 定 を締 結 。 香港

2000 年に政 府 (香 港 特 別 行 政 区 )の調 達 規 制 が、商 品・サービス調 達 の際 に環 境 配 慮を考 慮 することを要 求 するように修 正 されている。香 港 環 境 保 護 局 では、 23 のカテゴリ、150 のグリーン調 達 品 目 リスおよび推 奨 される環 境 仕 様 を定めている。法 的 な強 制 力 はなく、 推 奨 されるガイドラインとして運 用 がされている。 香 港 環 境 保 護 局

香 港 ・ グリーン ラ ベル(香 港 グリ ーン 協 議 会 ) 2000 年 制 度 開 始 、60 商 品 カテゴリの 基 準 があり、約 200 商 品 が認 定 を受け ている。 エコマークと相 互 認 証 協 定 を締 結 。 香 港 では、タイプ I 環 境 ラベルとして HKFEP が運 営 する香 港 ・エコラベル も存 在 する。 オ ー ス ト ラリア

SPP を規 定 した法 規 制 はないものの、オーストラリア環 境 省 は「持 続 可 能 な調 達 ガイド」を発 行 し、公 的 機 関 に SPP の導 入・実 施 を推 奨 している。 2010 年に COAG は、国 内 における資 源 の有 効 活 用 を目 的 に廃 棄 物 マネジメントと資 源 回 収 について 6 つ の重 要 指 針と 16 の優 先 的 戦 略 を定めた「廃 棄 物 削 減・資 源 回 収 強 化 (NWP: Less Waste, More Resources)」を公 表 した。その中 で、製 品 /サービス/イ ンフラの重 要 な調 達 者 である全 ての政 府 機 関 は、持 続 可 能 な調 達 方 針を盛 り込 み、かつその取 組を促 進 させ、持 続 可 能 な製 品/サービス/インフラの市 場 の形 成・拡 大 を図 るプログラムやサービスを展 開 することが 明 記 された。 2010 年には、オーストラリア環 境 省 主 導 による「オース トラリア政 府 ICT 持 続 可 能 性 に関 する計 画 2010 年 ~ 2015 年(Australian Government ICT

Sustainable Plan)」が連 邦 政 府 により承 認 された。 ICT 機 器の公 共 調 達 に適 用 すべき基 準を示 してい る。6 つの必 須 環 境 基 準 の一 項 目の ES1 の適 合 証 明 の 1 つとして日 本 エコマークの取 得 が明 記 されている。 オーストラ リア環 境 省 (Ministry of Environ ment)、オ ーストラリ ア連 邦 政 府 協 議 会 (COAG)

環 境 チョイス・オーストラリア(良 好 な環 境 の選 択 オーストラリア) 2001 年 制 度 開 始 、約 22 商 品カテゴリ の基 準 があり、約 120 社 が認 定を受け ている。 ① 日本のグリーン購入法と海外グリーン公共調達基準の整合状況調査 平成 25、26 年度の調査で、日本のグリーン購入法の特定調達品目に照らして EU、アメ リカ、中国および韓国における GPP の対象品目を整理し、日本と共通の品目がある国に ついては、特定調達品目の判断の基準と各国の最新の海外 GPP 基準について、整合状況 の調査を行った。その概要を表 1-3 に示す。 文具類、オフィス家具(木製を除く)、制服・作業服において、日本では再生材料の使用

(7)

を主な判断基準としているのに対して、各国では有害物質の観点を取り上げているなど、 全般的に、日本の基準と海外の基準の主要な観点が異なっており整合していない例が多く 見られる。また、上記以外の分野については、省エネまたは節水性能の“観点”の面では一 致しているものの、具体的な基準レベルでの”整合性”という面では評価方法の差異が多く みられた。 平成 27 年度は、過去の事業者・事業者団体へのニーズ調査で環境ラベルの相互認証の 推進や基準の共通化の要望が高かったプリンタ(コピー機等も含む)、プロジェクタ、電子 計算機について、対象国・地域をタイ、台湾、ベトナムに拡大し、日本のグリーン購入法 の基準との整合状況の調査を実施した。 表 1-3. 日本のグリーン購入法の基準と海外グリーン公共調達基準の整合状況 対象 (大 分 類 ) 調査品目 公共調達基準 (平 成 27 年 度 調 査 分 ) 日本と海外基準の整合状況 EU 米 国 中 国 韓 国 タ イ 台 湾 ベ ト ナ ム 文具 類 ボ ー ル ペ ン 、バ イ ン ダ ー 等 - ○ C - ○ G バ イ ン ダ ー な ど の 一 部 の 品 目 に つ い て は 再 生材料の使用の観点が共通しているが、基準 レベルが異なり、文具類全般的には主要な観 点が異なり整合していない オ フ ィ ス 家 具 等 いす、机、棚 等 ○ A ○ C ○ E ○ G、H 木製家具は合法性の観点が共通している 金 属 製 や プ ラ ス チ ッ ク 製 の 家 具 な ど は 主 要 な観点が異なり基準の整合性はない 画像 機器 等 コピー機等 プリンタ等 ○ A、B ○ D、B ○ E、 F(★ プ リ ン タ ) ○ G ○ A ○ I ○ J 省エネ、有害物質に関する観点、基準レベル は多くの国で概ね共通している プロジェクタ - - ○ E、F ○ G - ○ I - 省エネ、有害物質に関する観点は共通してい るが、省エネの基準レベルは各国で異なる 電子 計算 機等 電子計算機 ○ A、B ○ D、B ○ E、F★ ○ G - ○ I - 省エネ、有害物質に関する観点、基準レベル は概ね共通している 家電 製品 テレビジョン 受信機 - ○ D、B ○ E、F★ ○ G 省エネ、有害物質に関する観点は共通してい るが、省エネの基準レベルは各国で異なる エ ア コ ン デ ィ シ ョ ナ ー 等 エアコンディ ショナー - ○ B ○ F★ ○ G 省エネに関する観点は共通しているが、評価 方法は異なる 温水 器等 ガス調理機器 - ○ B ○ E - 省エネに関する観点は共通しているが、評価 方法は各国で異なる 照明 電球形状のラ ンプ(LED) ○ A ○ B - ○ G 省 エ ネ 、 寿 命 に 関 す る 観 点 は 共 通 し て い る が、基準レベルは各国で異なる 制 服 ・ 作 業 服 制服、作業服 等 ○ A - - ○ G 主要な観点が異なり整合していない 公共 工事 資 材 - 衛 生 器 具 ・ 自 動 水 栓 ○ A - ○ E、F★ ○ G 節水性能に関する観点は共通しているが、基 準レベルは各国で異なる ・自 動 洗 浄 装 置 及 び そ の 組 み 込 み 小 便 器 ○ A - ○ E ○ G 節水性能に関する観点は共通しているが、基 準レベルは各国で異なる ・洋風便器 ○ A - ○ E、F★ ○ G 節水性能に関する観点は共通しているが、基 準レベルは各国で異なる

○ : 基 準 が 設 定 さ れ て い る 、 - : 基 準 が 設 定 さ れ て い な い 、 A: GPP(Green Public Procurement)、 B: ENERGY STAR Program、 C: CPG(Comprehensive Procurement Guidelines)、 D: EPEAT(Electronic Product Environmental Assessment Tool)、 E: 中 国 ・ 環 境 ラ ベ ル 、 F: 省 エ ネ 製 品 ラ ベ ル (★ 印 : 必 須 、 印 無 : 推 奨 )、 G: 韓 国 ・ 環 境 ラ ベ ル 、 H: GR(Good Recycle)、 I: 台 湾 ・ グ リ ー ン マ ー ク 、 J: 省 エ ネ 認 証 ラ ベ ル

(8)

② 環境ラベル基準の国際整合状況検証 環境ラベル基準の国際整合状況検証は、平成 25、26 年度の調査において 14 品目に対し てドイツ・ブルーエンジェル、EU・エコラベル、北米・エコロゴ、中国・環境ラベル、韓 国・環境ラベル、タイ・グリーンラベルおよび台湾・グリーンマークを対象に、日本のエ コマーク基準との整合状況を認定基準項目ごとに比較表に整理し考察している。平成 27 年度は、そのうち相互認証の要望が比較的高い「画像機器(複写機、プリンタ)」、「プロジ ェクタ」および「パーソナルコンピュータ」について対象国・地域を広げて調査を行うと ともに、平成 26 年度までに調査した国・地域においても基準が変更されているかどうか を確認し、変更がある場合には比較表等を更新した。 結果としては、GPP 基準の整合状況の検証と同様に、文具類、オフィス家具(木製を除 く)、制服・作業服において、エコマーク基準では再生材料の使用を主な判断基準としてい るのに対して、各国の環境ラベルでは有害物質の観点を取り上げているなど、全般的に、 日本のエコマーク基準と海外の環境ラベル基準の主要な観点が異なり整合性が低い傾向が 見られた。また、上記以外の分野については、省エネまたは節水性能の“観点”の面では 一致しているものの、具体的な基準レベルでの”整合性”という面では評価方法の差異が 多くみられた。なお、事業者が海外環境ラベルとの相互認証に積極的な複写機・プリンタ 等の分野では、各国の基準の主要な”観点”が共通しており、基準の”整合性”も図られつつ ある。本年度、新たに調査を実施した北欧・ノルディックスワン、ニュージーランド(NZ)・ 環境チョイス、ベトナム・グリーンラベル、ブラジル・環境品質ラベルについても、複写 機・プリンタ分野では基準の共通部分が他の分野と比べて比較的多かった。下表 1-4 に環 境ラベルの海外基準との整合状況をまとめた。 表 1-4 .環境ラベル基準における日本のエコマーク基準と海外基準との整合状況 (大 分 野 ) エ コ マ ー ク 商 品 類 型 環 境 ラ ベ ル (平 成 27 年 度調 査 分 ) 基 準 の 整 合 状 況 独 国 E U 北 米 中 国 韓 国 タ イ 台 湾 北 欧 N Z ベ ト ナ ム ブ ラ ジ ル 文 具 類 No.112 文 具・ 事 務 用 品 - - ○ △ 注 1 ○ ○ ○ 多 く の 品 目 は 、日 本 と 海 外 基 準 の 主 要 な 観 点 (再 生 材 料 )が 異 な り 整 合 し て い な い オ フ ィ ス 家 具 等 No.130 家 具 ○ 木 製 ○ 木 製 ○ オ フ ィ ス 家 具 ○ 家 具 ○ 木 製 ○ 家 具 ○ 木 製 多 く の 品 目 は 、日 本 と 海 外 の 基 準 の 主 要 な 観 点 (再 生 材 料 )が 異 な り 整 合 性 し て い な い 木 製 家 具 で は 、木 材 の 合 法 性 の 観 点 が 共 通 し て い る 画 像 機 器 等 No.155 複 写 機・プ リ ン タ な ど の 画 像 機 器 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 基 準 の 主 要 な 観 点 (省 エ ネ 、 有 害 物 質 、 3R 設 計 、 包 装 材 料 、回 収・リ サ イ ク ル )は 、基 準 レ ベ ル で も 多 く の 国 で 概 ね 共 通 し て い る No.145 プ ロ ジ ェ ク タ ○ - - ○ ○ ○ ○ ○ - - - 基 準 の 主 要 な 観 点 (省 エ ネ 、 有 害 物 質 )は 共 通 し て お り 、 基 準 レ ベ ル で 共 通 す る 国 も 多 い 電 子 計 算 機 等 No.119 パ ー ソ ナ ル コ ン ピ ュ ー タ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ ○ - ○ ○ 基 準 の 主 要 な 観 点 (省 エ ネ 、有 害 物 質 、3R 設 計 )は 共 通 し て い る が 、基 準 レ ベ ル で の 整 合 は 図 ら れ て い な い 部 分 が あ る 家 電 製 品 No.152 テ レ ビ ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 基 準 の 主 要 な 観 点 (省 エ ネ 、有 害 物 質 、3R 設 計 )は 共 通 し て い る が 、基 準 レ ベ ル で の 整 合 は 図 ら れ て い な い 部 分 が あ る エ ア コ ン 設 定 な し - - - ○ ○ ○ ○ 日 本 で は 基 準 が 設 定 さ れ て い な い 他 の 各 国 の 基 準 の 主 要 な 観 点 (省 エ ネ )は 共 通 し て い る が 、 評 価 方 法 は 異 な る ガ ス 調 理 機 器 設 定 な し ○ - - ○ - - - 日 本 で は 基 準 が 設 定 さ れ て い な い 他 の 各 国 の 基 準 の 主 要 な 観 点 (省 エ ネ )は 共 通 し て い る が 、 評 価 方 法 は 異 な る

(9)

(大 分 野 ) エ コ マ ー ク 商 品 類 型 環 境 ラ ベ ル (平 成 27 年 度調 査 分 ) 基 準 の 整 合 状 況 独 国 E U 北 米 中 国 韓 国 タ イ 台 湾 北 欧 N Z ベ ト ナ ム ブ ラ ジ ル 照 明 No.150 電 球 形 LED ラ ン プ ○ ○ - ○ ○ ○ - 基 準 の 主 要 な 観 点 (省 エ ネ 、 有 害 物 質 )は 共 通 し て いる が 、 基 準 レ ベ ル の 整 合 は み ら れ な い 制 服 ・ 作 業 服 No.103 衣 服 ○ ○ - ○ ○ ○ ○ 日 本 と 海 外 の 基 準 設 定 の 主 要 な 観 点 が 異 な り 整 合 し て い な い 公 共 工 事 資 材 -衛 生 陶 器 No.156 便 器 な ど の 衛 生 器 具 - 大 便 器 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 基 準 の 主 要 な 観 点 (節 水 性 能 、 有 害 物 質 )は 共 通 し て い る が 、 基 準 レ ベ ル で の 整 合 は み ら れ な い - 小 便 器 - ○ - ○ ○ - - 基 準 の 主 要 な 観 点 (節 水 性 能 、 有 害 物 質 )は 共 通 し て い る が 、 基 準 の 整 合 は み ら れ な い No.157 給 水 栓 - 自 動 水 栓 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 基 準 の 主 要 な 観 点 (節 水 性 能 、 有 害 物 質 )は 共 通 し てい る が 、 基 準 の 整 合 は み ら れ な い No.158 節 水 器 具 - シ ャ ワ ヘ ッ ド ○ ○ ○ - ○ ○ - 基 準 の 主 要 な 観 点 (節 水 性 能 、 有 害 物 質 )は 共 通 し てい る が 、 基 準 の 整 合 は み ら れ な い 注 1) 文 具 一 般 の 基 準 で あ り 、 筆 記 具 の 基 準 で は な い 。

1-3 環境ラベルの相互認証に係る調査

(4.環境ラベル相互認証に係る調査参照) ①環境ラベルの日中韓相互認証に係る調査 日中韓 3 カ国は日中韓環境産業円卓会議のもと、2005 年から日本のエコマーク、中国・ 環境ラベルおよび韓国・環境ラベル制度との間で基準の共通化および相互認証の実施に向 けた検討を継続しており、2007 年に日中韓 3 カ国で初めての共通基準「パーソナルコン ピュータ(PC)」が合意され、その後、2012 年には「複合機(プリンタ・複写機)」、2013 年に「DVD 機器」、2014 年に「テレビ」の共通基準に関する合意書が締結された。また、 2012 年には「日中韓環境ラベル間における MRA ベース認証手順に関する合意書」および 「日中韓の相互認証の運用に係わる規則」が締結され、これにより相互認証の実施方法が 定まり、日中韓 3 カ国の相互認証が開始された。これらの成果としては、日韓間において は、2016 年 2 月末時点で 345 件が相互認証の仕組みを利用して、韓国・環境ラベルの取 得が行われるなど、着実に活用実績があがってきている。一方、中国・環境ラベルとの相 互認証についての実施方法は定められているが、2015 年 7 月に試験運用を活用した中国・ 環境ラベルの申請においては、相互認証による申請負荷削減等の効果が得られなかった。 そのため、適正な実施に向けて粘り強く要請を続ける必要がある。 平成 27 年度は、平成 26 年度に共通基準化を行う対象として選定された、プロジェクタ について 2015 年(平成 27 年)4 月の日中韓環境ラベル実務者会議(中国・北京)(以下「実務 者会議」という)で共通基準項目が合意され、同 4 月の第 1 回日中韓環境ビジネス円卓会議 (TREB、中国・上海)で共通基準の合意書を締結した。また、実務者会議では「PC」およ び「複合機(プリンタ)」の共通基準の改定も行い、同月付で共通基準の改定の覚書を取り 交わした。 2015 年 4 月の実務者会議では、次の共通基準を作成する商品カテゴリとして「塗料」 および「文具類」が選定され、2016 年(平成 28 年)3 月の日中韓環境ラベル実務者会議で 共通基準策定の協議を行い、共通基準項目の合意に至った。その成果は、2016 年(平成 28

(10)

年)4 月に静岡で開催される第 2 回 TREB で報告し、共通基準の合意書を締結することとな っている。今後は「シュレッダー」および「繊維製品」を対象に 3 カ国の共通基準化の協 議を進めること、および 3 カ国で共通基準を策定する対象となる商品カテゴリの選定方法 に関するガイドラインの策定(中国提案)、インターネットを活用した情報交換のプラット フォームの構築や電話会議の開催等(韓国提案)により、より一層緊密に協力を進めること としている。現時点での対象カテゴリは下表 1-5 の通りとなっている。 表 1-5. 日中韓 3 カ国で共通基準を設定している商品カテゴリ 対象商品カテゴリ 対応する各国の基準 状況 共通基準名 日本 中国 韓国 パーソナルコンピュータ (PC) [CJK-01-2007(B)] No.119Ver.2 HJ2536-20 14 EL144、 EL145、 EL147 各国基準が数度改定されている ことから、2015 年 4 月に共通基 準項目の再設定を実施し、覚書 を取り交わした。 複合機 (MFD) プリンタ [CJK-02-2009(C)] No.155Ver.1 HJ2512-20 12 EL142 各国基準が数度改定されている ことから、2015 年 4 月に共通基 準項目の再設定を実施し、覚書 を取り交わした。 複写機 [CJK-03-2009(A)] No.117Ver.2 HJ/T424-2 008 EL141 中国の基準改定終了後に共通基 準の改定を実施する。 DVD 機器 [CJK-04-2013(A)] No.149Ver.2 HJ2511-20 12 EL432 2013 年 10 月に共通基準の合意 書が締結され、相互認証が開始 された。 テレビ [CJK-05-2014(A)] No.152Ver.2 HJ2506-20 11 EL431 2014 年 11 月に共通基準の合意 書が締結され、相互認証が開始 された。 プロジェクタ [CJK-06-2015(A)] No.145Ver.1 HJ2516-20 12 EL146 2015 年 4 月に共通基準の合意 書が締結され、相互認証が開始 された。 塗料 - No.126 Ver.2 HJ2537-20 14 EL241 2016 年 3 月に共通基準策定の 協議が実施され、2016 年 4 月に 共通基準の合意書を締結するこ ととなった。 文房具 - No.112 Ver.2 HJ572- 2010 EL108 2016 年 3 月に共通基準策定の 協議を実施され、2016 年 4 月に 共通基準の合意書が締結される こととなった。 シュレッダー - - HJ2509-20 12 EL150 2016 年 3 月に共通基準を作成 するカテゴリに選定された。日 本の基準が作成され以降、3 カ 国の共通基準が作成される (2017 年春)。 繊維製品(衣類) - No.103-105 Ver.3 HJ/T307-2 006 (現在基準の 見直し中) EL311 2016 年 3 月に共通基準を作成 するカテゴリに選定された。

(11)

②その他の海外環境ラベルとの相互認証に関する調査 日本のエコマークを運営する(公財)日本環境協会が海外の環境ラベル機関と相互認証協 定を締結しているのは、2016 年 3 月時点で 10 機関である(表 1-6)。そのうち、相互認証 の手順が決定し、相互認証の実務が開始している環境ラベルは、北欧 5 カ国・ノルディッ クスワン、韓国・環境ラベル、中国・環境ラベル、ニュージーランド・環境チョイス、タ イ・グリーンラベルおよびドイツ・ブルーエンジェルである。また、ノルディックスワン、 韓国・環境ラベル、ニュージーランド・環境チョイスについては、累計 700 機種以上の相 互認証の実績が上がっている。平成 27 年度は、タイ・グリーンラベルで相互認証を活用 した認定商品が 2015 年(平成 27 年)に初めて 8 機種誕生したほか、ドイツ・ブルーエンジ ェルでも、2015 年(平成 27 年)10 月に認証手順の規則及び共通基準の合意と相互認証が開 始され、近いうちに相互認証を活用した認定商品が誕生する見込みとなっている。 平成 27 年度は、ノルディックスワンに対してテレビ・プロジェクタの共通基準策定に 向けて、協議を開始したほか、タイ・グリーンラベルに対してはプロジェクタ、台湾・グ リーンマークに対しては画像機器の共通基準策定に向けた協議を進めている。平成 28 年 度にはこれらの成果が上がるものと期待される。 ③ 環境ラベルの相互認証の拡大に向けた調査検討 平成 26 年度までの本業務で実施した事業者、業界団体のニーズ調査では、複写機・プ リンタ、プロジェクタの事業者が特に国際展開に積極的であり、多くの海外環境ラベルを 取得し、相互認証を望んでいる実態が明らかになった。日本のエコマークを運営する(公財) 日本環境協会と海外環境ラベル機関との相互認証の更なる拡大を図るため、2015 年 3 月 時点では相互認証協定を締結していなかった香港・グリーンラベルおよびシンガポール・ グリーンラベルとの協議状況を調査した。香港・グリーンラベルおよびシンガポール・グ リーンラベルは、それぞれ 2015 年 10 月に、日本のエコマークとの相互認証協定(基本協 定)および附属書として認証手順等の規則の締結を行った。両機関とも「画像機器(複写機・ プリンタ)」について共通基準の策定を行うことで合意しており、平成 28 年度中に相互認 証の実務が開始できるように、協議を進めることとしている。 本章で報告した日本エコマークと相互認証協定を締結している海外環境ラベル 10 機関 の実施状況を表 1-6 に示す。

(12)

表1-6. 日本エコマークと相互認証協定を締結している海外環境ラベル 10 機関の状況 ロゴマーク 国・地域 北欧 5 カ国 大韓民国 中華人民共和国 ニュージーランド 環境ラベル名 ノルディックスワ ン 韓国・環境ラベル 中国・環境ラベル ニュージーランド・ 環境チョイス 環境ラベル機関 (運営機関) 北欧エコラベル委 員会 韓国環境産業技術 院(KEITI) 中国環境保護部環 境認証センター (ECC)、中環連合(北 京)認証センター有 限公司(CEC) ニュージーランド エコラベリング ト ラスト(NZET) 基本協定の締結 ○ ○ ○ ○ 認証方法の合意 ○ ○ ○ ○ 共通基準の設定 複写機、プリンタ (画像機器) PC、複写機、プリ ンタ、DVD 機器、 テレビ、プロジェク タ PC、複写機、プリ ンタ、DVD 機器、 テレビ、プロジェク タ 複写機、プリンタ 実務の開始時期 2002 年 2010 年 2012 年 2004 年 相互認証の 活用実績 2010 年度以降 62 機種 345 機種 (2016/1/31) − 306 機種 (2016/2) 取組状況 課題等 画 像 機 器 の 共 通 基 準を再設定し、覚書 を 2015 年 4 月に締 結し、画像機器の相 互認証を再開した。 現在、TV、プロジェ ク タ の 共 通 基 準 を 協議中。 認 証 ま で の 期 間 の 短 縮 が メ リ ッ ト と し て 報 告 さ れ て い る(2~4 週間→1 週 間)。 日中韓 3 カ国で協議 を進めている。 2015 年 は プ ロ ジ ェ ク タ の 共 通 基 準 の 合 意 、 PC と プ リ ン タ の 共 通 基 準 の 改 定を行った。 2016 年 3 月に 3 カ 国 の 実 務 者 協 議 を 開催し、塗料、文房 具 の 共 通 基 準 を 策 定した。 次の品目として、シ ュレッダー、繊維製 品 (衣 類 )の 協 議 を 進 める。 基 本 的 に は 韓 国 と 同 じ。 相 互 認 証 の 実 務 に つ い て 試 験 運 用 を 実 施 し た が 、 中 国 側 で 相 互 認 証 が 進 ま な か っ た た め 、 今 後 解 決 に 向 け て 取 組 を 進 め る。 NZET への申請時に エ コ マ ー ク 認 定 商 品 で あ る こ と を 伝 え る と 、 原 則 、 審 査 に 係 る 証 明 書 類 の 提 出 が 免 除 さ れ 、 NZ 環 境 チ ョ イ ス を 取 得 で き る。

(13)

ロゴマーク 国・地域 タイ 台湾 北米(カナダ) ドイツ 環境ラベル名 グリーンラベル グリーンマーク エコロゴ ブルーエンジェル 環境ラベル機関 (運営機関) タイ環境研究所 (TEI) 環境発展財団 (EDF) UL Environment, Inc. ドイツ連邦環境・自 然保護・建設・原子 力安全省(BMUB)、 ドイツ連邦環境庁 (UBA)、ドイツ品質 保証・表示協会 (RAL gGmbH) 基本協定の締結 ○ ○ ○ ○ 認証方法の合意 ○ - ○ ○ 共通基準の設定 複写機、プリンタ - - 複写機、プリンタ (画像機器) 実務の開始時期 2014 年 - 2015 年 相互認証の 活用実績 ○ - - 実施中 取組状況 課題等 2015 年 9 月に相互 認 証 を 活 用 し た 認 証 例 が 誕 生 し た ( 日 →タイ) 次の品目として、プ ロ ジ ェ ク タ を 協 議 中 画 像 機 器 の 相 互 認 証 実 施 に 向 け て 協 議 を 進 め て い る (2015 年 7 月、10 月 に協議を実施)。 今 後 、 画 像 機 器 の 相 互 認 証 実 施 に 向 け て 協議を進める。 2015 年 8 月にドイツ で協議を実施、2015 年 10 月 に 認 証手 順 の 規 則 と 共 通 基 準 の 合 意 書 を 締 結 し 、 相 互 認 証 が 開 始 さ れ た。

(14)

ロゴマーク 国・地域 香港 シンガポール 環境ラベル名 グリーンラベル グリーンラベル 環境ラベル機関 (運営機関) グリーン協議会 (GC) シンガポール環境 協議会(SEC) 基本協定の締結 ○ ○ 認証方法の合意 ○ ○ 共通基準の設定 - - 実務の開始時期 - - 相互認証の 活用実績 - - 取組状況 課題等 2015 年 10 月に相互 認 証 の 基 本 協 定 を 締結。 今後、画像機器の相 互 認 証 実 施 に 向 け て協議を進める。 2015 年 10 月に相互 認 証 の 基 本 協 定 を 締結。 今 後 、 画 像 機 器 の 相 互 認 証 実 施 に 向 け て 協議を進める。

1-4 海外環境ラベル取得に係る手続および審査プロセスの調査

(5.海外環境ラベル取得に係る手続および審査プロセスの調査参照) 海外環境ラベル取得に係る手続および審査プロセスの情報は、海外の環境ラベル取得の ために、最初に把握しておくべき基礎的情報である。しかし、海外の環境ラベル機関では、 手続や審査プロセスを公開していない、または現地語以外では公開していない機関がある。 そのため本業務では、海外環境ラベル取得に係る手続き等に関して調査を実施し、本報告 書にまとめるとともに、事業者が適宜活用可能なように環境省のホームページへの掲載も 行った。 調査の対象としては、平成 26 年度までの調査でドイツ・ブルーエンジェル、EU・エコ ラベル、北米・エコロゴ、中国・環境ラベル、韓国・環境ラベル、タイ・グリーンラベル および台湾・グリーンマークの 7 ラベルに関してまとめたが、平成 27 年度は、香港・グ

(15)

リーンラベル、シンガポール・グリーンラベル、ベトナム・グリーンラベルおよび北欧 5 カ国・ノルディックスワンについて、環境ラベル取得のための手続きや審査方法・費用、 ならびに基準策定方法について調査を実施し、整理した。 平成 27 年度に調査した 4 ラベルについては、ベトナム・グリーンラベルおよびノルデ ィックスワンが国等の機関により運営されており、特にベトナムは環境ラベルの申請料や ライセンス料を徴収していないのが、特徴的である。

1-5 グリーン公共調達および環境ラベル基準の国際調和に係る主要国との

議論

(6.グリーン公共調達および環境ラベル基準の国際調和に係る主要国との議論参照) 日本の環境配慮型製品を国際市場に浸透させていくための方策のひとつとして、各国の グリーン公共調達制度への対応や環境ラベルの制度の活用が考えられる。これらの制度や 基準は各国ごとに異なる場合が多く、過去に実施された国内事業者へのニーズ調査におい ても各国の情報が収集しにくいという声や基準の調和を求める声がある。一方、UNEP 等 の支援により ASEAN 各国では新たに GPP 制度や環境ラベル制度が構築・展開されるケ ースも増えており、関係国との対話や的確な情報把握が重要と考えられる。 平成 26 年度に引き続き、平成 27 年度においても 12 月のエコプロダクツ 2015 の開催 に併せて担当者意見交換会・国際シンポジウムを開催した。1 日目に担当者意見交換会、2 日目の午前には日本の環境配慮製品やサービス、行政・ラベル機関等の取組を紹介するた めにエコプロダクツ 2015 の視察案内を行った他、同日午後には国際シンポジウムを開催 した。 ◆「グリーン公共調達制度および環境ラベル制度に関する担当者意見交換会」 日 時 2015 年 12 月 9 日(水)10:00~16:00 会 場 東京ベイ有明ワシントンホテル 3F アイリス A 主 催 環境省、(公財)日本環境協会 言 語 日英同時通訳 出席者 25 名 インドネシア、タイ、ベトナム、ドイツ、韓国、中国(海外招聘者:9 名)、日本国環境省、日本環境協会他 ◆国際シンポジウム「世界のグリーン公共調達と環境ラベルの最新動向」 日 時 2015 年 12 月 10 日(木)13:30~16:30 会 場 東京ビッグサイト 会議棟 6 階 607・608 会議室 主 催 環境省、(公財)日本環境協会 言 語 日英同時通訳 参加者 事前登録者数 194 名、当日参加者数 162 名 講演者 日本、EU、ドイツ、タイ、韓国、中国

(16)

担当者意見交換会では、日本を含む ASEAN 各国の発表の場と参加国の担当者全員が発 言できる機会を設けた。インドネシアでは、10YFP SCP 政策の最初のステップとして、 主にタイプ I とタイプ II 環境ラベルを活用する形で GPP に取組んでおり、GPP の製品基 準は現在はなく、今後作成予定という状況であった。タイでは、GPP は第 2 次計画段階と して取組まれており、公的機関を含めた約 2,000 機関に対象機関を拡大し、レポートシス テムなどモニタリングの強化などを進めるとともに、今後 GPP に関わる法律の制定を目 指してレビューを行っている状況であった。ベトナムでは、GPP に係る規則の最初の草案 を作成している段階であり、予算や環境法体系への組み込みなどの課題を抱えている状況 であった。意見交換の中では、日本だけなくドイツ、韓国、中国の最新の GPP の取組状 況、課題が紹介され、各国の制度の違いとともに、予算や適合製品の拡大、GPP の実施率 や認知度の向上などの各国の抱える課題が明らかになった。 国際シンポジウムでは、最初に基調講演として日本のグリーン公共調達と環境ラベルの 現状と課題や最新事例紹介が行われ、招聘者に対して日本の取組をアピールするとともに、 EU、ドイツ、タイ、韓国および中国から GPP 制度や環境ラベルの最新動向の講演が行わ れた。国際シンポジウムには 162 名が出席し、日本の事業者等の参加者の関心も非常に高 かった。特に今回は、EU の改正公共調達指令による法整備や、ドイツ・ブルーエンジェ ルの画像機器基準の改定が進められている最中であったことから、画像機器に関係する事 業者の関心が非常に高く、シンポジウム終了後にはブルーエンジェル基準担当者と関係業 界との顔合わせや意見交換も行われるなど有意義な機会としても活用された。 SDGs の目標 12.1 において「開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消 費と生産に関する 10 年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策 を 講 じ る 。」 と さ れ て い る 中 、 日 本 で こ の よ う な 国 際 会 議 を 主 導 す る こ と で 、 参 加 す る ASEAN 諸国等は日本の GPP 制度への理解を深め、日本を参考にした制度構築が進むこと が期待される。一方で、招聘者からは昨年度に引き続き「日本のグリーン購入法とタイプ I 環境ラベル(エコマーク)との関係が理解しにくい」との声が聞かれ、日本の制度の仕組み や利点が十分に海外に理解されるには、海外の GPP 政策担当者や環境ラベル機関の担当 者を招聘した国際シンポジウムを継続するとともに、研修など教育の場を併せて提供する といった、招聘者に有益な機会をさらにステップアップして提供することも一案と考えら れる。

1-6 新興国(

ASEAN

等)のグリーン公共調達等の調査

(7.新興国(ASEAN等)のグリーン公共調達等の調査参照) 東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟する 10 カ国が域内の貿易自由化や市場統合などを 通じて成長加速を目指す広域経済連携の枠組み「ASEAN 経済共同体(AEC)」が 2015 年末 に発足した。ASEAN 域内の人口は 6 億 2000 万人で、域内総生産が 2 兆 5000 億ドルに達 する巨大な経済圏でもあり、世界各国から注目されている。UNEP では 10YFP に基づき、 SPP プログラムや GPP と環境ラベルに関する ASEAN 地域のネットワーク(Asia-Pacific GPPEL ネットワーク)、EU やドイツなど複数のプログラムやプロジェクトが実施され、 ASEAN 諸国では GPP や環境ラベルの制度が構築されつつあり、最新の動向を把握するこ

(17)

とが重要である。 本業務では ASEAN10 カ国を対象に、各国の GPP およびタイプ I 環境ラベル制度の概 要と国の政策での位置付け、実効性、制度を構築する上で他の国・機関等からの支援の有 無についても調査・分析することを目的に平成 26 年度に引き続き調査を行った。ASEAN 加盟 10 カ国中、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシ アの 6 カ国が GPP に関して法整備が進められており、このうちインドネシア、タイ、ベ トナム、およびマレーシアは、環境ラベルと GPP が密接な関係を持つため、今後も多角 的に情報収集し分析する必要がある。なお、タイ以外の国では実効段階まで進んでいない 国が多いが、EU などの支援によりフィリピン、マレーシアでパイロットプロジェクトが 進展しており、今後も継続的に情報収集を実施することが求められる。下表 1-7 に ASEAN 各国の GPP と環境ラベル制度をまとめた。 表 1-7. 新興国(ASEAN 等)のグリーン公共調達制度のまとめ 国・地 域 グリーン公 共 調 達 (GPP) タイプ I 環 境 ラベル 有 無 関 連 法 規 、概 要 主 導 省 庁・機 関 有 無 ラベル名 称・実 施 状 況 等 イ ン ド ネ シ ア ○ 「環 境 保 護 と管 理 に関する法 律 」(Low No.32/2009) 「政 府 の製 品 やサービスの調 達 に関する大 統 領 規 則」 (No. 54/2010)

SCP in Five Year Plan(2015~2019)

「国 家 中 期 開 発 計 画」(RPJMN) (2015~2019)、他 GPP に関する法 整 備 や基 準 策 定 等 を整 備 中 である。 タイプ I、II 環 境 ラベル制 度 の GPP への活 用を考 えて いるとしているが、本 年 度 は目 立 った動 きはない。 インドネ シア 環 境・林 業 省 ○ エコラベル・インドネシア(インドネシア 環 境 省 ) 2003 年から JICA の支 援 のもと制 度 開 始 、カテゴ リ数 (基 準 数 )13、26 商 品 (6 社) カンボジア × GPP に関する法 律はなく、2012 年 2 月 に公 共 調 達 の ルールや手 続 きなどを定 めた公 共 調 達 法 (No. NS / RKM / 0112/004)が成 立 したばかりである。 2013 年 3 月 に環 境 省 が議 長 を務める「持 続 可 能 な開 発 のための国 民 評 議 会 の事 務 総 局 が策 定 した「グリー ン 成 長 におけ る 国 家 政 策 」 お よ び「 グリーン 成 長 に 関 する国 家 戦 略 計 画 (2013 年 ~2030 年) 」の中 で、一 般 的 な責 務 として環 境 配 慮 型 商 品 の販 売 等 を進 める こと が明 記 され た 。た だし、 具 体 的 な 品 目 や 基 準 、 実 施 方 法 は決 定 されていない。 × カンボジアのタイプ I 環 境ラベルは現 在 のところ制 度 化 されていない。 シ ン ガ ポ ール ○ GPP に関 する法 律 はないが、GPP のガイドラインによ り実 施が推 奨 されている。 シ ン ガ ポ ー ル の エ ネ ル ギ ー 効 率 化 を 推 進 す る た め E2PO イ ニ シ ア チ ブ ( Energy Efficiency Program

Office)(2009 年 ) 「 環 境 持 続 可 能 性 を リ ー ド す る 公 共 セ ク タ ー (PSTLES)」イニシアチブを 2006 年 から実 施 してい る。主 に、オフィス製 品 のエネルギー効 率 と、公 的 ビル ディングの建 設 、維 持 、改 修 に関 して、GPP に取 組 む ことが推 奨 されている。 国 家 環 境 庁 ○ シン ガポ ー ル・ グリ ーン ラベ ル (シンガ ポール環 境 協 議 会 ) 1992 年 に環 境 省 主 導 で制 度 開 始 、 51 カテゴリ、3,000 商 品 以 上 (770 社 以 上 ) ・エコマークと相 互 認 証 協 定 を締 結 。

タイ ○ Green Public Procurement Plan (1st , 2nd)

2008 年に第 1 次 GPP プラン(閣 議 決 定 )で中 央 政 府 への GPP を推 奨 (実 質 上 はほぼ義 務 化 )し、現 在 、第 2 次 GPP プランを実 施 中 (全 ての公 共 機 関 を対 象 )。 対 象 品 目 は 19 商 品 、5 サービスが設 定 され、年 々拡 大 してい る。実 施 状 況 の把 握 や効 果 の推 計 も行 わ れ ている。 2015 年 2 月 4 日 、官 報 に公 表 された「電 子 市 場 ・電 子 取 引 に関 する調 達 ガイドライ ンの首 相 府 通 知 」には、タイ・グリーンラベ ルもしくはグリーンカート製 品 を調 達 するよう明 記 されて いる。 天 然 資 源 ・ 環 境 省 公 害 監 視 局 (PCD) ○ タイ・グリーンラベル(タイ環 境 研 究 所 ) 1994 年 制 度 開 始 、107 カテゴリ、519 商 品 (68 社 ) ・グリーンラベル基 準 は、GPP 基 準 よ り も 10% 程 度 厳 し い 基 準 と な っ て お り、GPP に活 用 されている。 ・エコマークと相 互 認 証 協 定 を締 結 。

表 1-6.  日本エコマークと相互認証協定を締結している海外環境ラベル 10 機関の状況  ロゴマーク  国・地域  北欧 5 カ国  大韓民国  中華人民共和国  ニュージーランド  環境ラベル名  ノルディックスワ ン  韓国・環境ラベル  中国・環境ラベル  ニュージーランド・ 環境チョイス  環境ラベル機関  (運営機関)  北欧エコラベル委員会  韓国環境産業技術院(KEITI)  中国環境保護部環境認証センター (ECC)、中環連合(北 京)認証センター有 限公司(CEC)  ニュージーランド

参照

関連したドキュメント

当所6号機は、平成 24 年2月に電気事業法にもとづき「保安規程 *1 電気事業用 電気工作物(原子力発電工作物) 」の第

発電機構成部品 より発生する熱の 冷却媒体として用 いる水素ガスや起 動・停止時の置換 用等で用いられる

金属プレス加工 電子機器組立て 溶接 工場板金 電気機器組立て 工業包装 めっき プリント配線版製造.

電気設備保守グループ 設備電源グループ 所内電源グループ 配電・電路グループ 冷却・監視設備計装グループ 水処理・滞留水計装グループ

電気設備保守グループ 設備電源グループ 所内電源グループ 配電・電路グループ 冷却・監視設備計装グループ 水処理・滞留水計装グループ

さらに、1 号機、2 号機及び 3

機器製品番号 A重油 3,4号機 電源車(緊急時対策所)100kVA 440V 2台 メーカー名称. 機器製品番号 A重油 3,4号機

機器製品番号 A重油 3,4号機 電源車(緊急時対策所)100kVA 440V 2台 メーカー名称. 機器製品番号 A重油 3,4号機