教 育 こ ど も 委 員 会 記 録
1.会議の日時 令和4年3月22日(火)午前10時0分~午後2時12分 2.会議の場所 第4委員会室
3.会議の議事 下記のとおり 4.出席委員の氏名 下記のとおり
協議事項
(教育委員会)
1.陳情第130号 2022年度の保育・学童保育の予算増額を求める陳情(関係分)
2.陳情第134号 中学校給食センターの立地の見直しを求める陳情
3.陳情第138号 神戸市の小中学校で少人数学級を進めることを求める陳情 4.報 告 市立学校園における新型コロナウイルス感染症への対応について
(こども家庭局)
[令和3年度]
1.予算第43号議案 令和3年度神戸市一般会計補正予算(関係分)
2.第98号議案 指定管理者の指定の件(神戸市総合児童センターの児童センター)
3.陳情第129号 保育所等の最低基準と保育士の処遇の抜本的な改善を要請する意見書提 出を求める陳情
4.陳情第130号 2022年度の保育・学童保育の予算増額を求める陳情(関係分)
出席委員(欠は欠席委員)
委員長 吉 田 健 吾 副委員長 欠門 田 まゆみ
委 員 朝 倉 えつ子 林 まさひと 三木しんじろう たなびき 剛 小 林 るみ子 山下 てんせい 山 口 由 美 平 野 章 三 川 内 清 尚 大 澤 和 士
議 事
(午前10時0分開会)
○委員長(吉田健吾) おはようございます。
ただいまから教育こども委員会を開会いたします。
本日は、3月18日の本会議で本委員会に付託された議案及び陳情の審査並びに報告の聴取のた め、お集まりいただいた次第であります。
なお、門田副委員長より病気療養のため欠席する旨の届出がありましたので御報告申し上げて おきます。
まず初めに、本日の委員会は、新型コロナウイルス対応として、先日の市会運営委員会等で確 認されました2月議会における議会運営に基づき運営してまいりますので、御了承願います。
特に、効率的な審査を行うため、委員各位におかれましては、繰り返しの質疑や事前に確認で きるような簡易な質疑をできるだけお控えいただきますよう、よろしくお願いいたします。
また、当局におかれましてもより一層簡明な御答弁に努めていただき、効率的な委員会運営に 御協力をお願いいたします。
次に、写真撮影についてお諮りいたします。
自由民主党さん、日本維新の会さん、日本共産党さんから本委員会の模様を写真撮影したい旨 の申出がありましたので、許可いたしたいと存じますが御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(吉田健吾) 御異議がございませんので、許可することに決定いたしました。
次に、本日審査いたします陳情第130号、陳情第134号及び陳情第138号につきましては、陳情 者から口頭陳述の申出がありましたので、陳情第130号については、こども家庭局審査の冒頭に、
陳情第134号及び陳情第138号については、教育委員会審査の冒頭に口頭陳述を聴取したいと存じ ますが御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(吉田健吾) それでは、さよう決定いたしました。
それでは、これより順次各局の審査を行います。
(教育委員会)
○委員長(吉田健吾) これより、教育委員会関係の審査を行います。
最初に、口頭陳述の聴取に入りますが、この際、陳述人に申し上げます。
陳述の際は、最初にお住まいの区とお名前をおっしゃっていただき、内容を御要約の上、5分 以内に陳情を終えるようよろしくお願いいたします。
それでは、陳情第134号について、口頭陳述を聴取いたします。
陳述人の米澤さん、発言席へどうぞ。
失礼いたしました。陳情第134号については、口頭陳述の申出がございましたが、本日欠席す るとの連絡が入りましたので、御報告しておきます。
それでは、次に、陳情第138号について、口頭陳述を聴取いたします。
陳述人の尻池さん、発言席へどうぞ。
それでは、5分以内でお願いいたします。
○陳述人 中央区の尻池です。3月発行の教育委員会だよりにある、令和4年度予算紹介の少人数 学級の取組は、国の制度変更に合わせて段階的に引下げ、4年度は小学校3年生のみの対象です。
神戸市独自の対策は見受けられませんでした。子供の成長は待ったなしです。段階的では、今い る4年生、5年生、6年生の子供が恩恵を受けられないまま卒業していくことになります。
コロナ禍が始まり3年になりますが、子供たち、先生方の懸命なコロナ対策をしながらの頑張 り、保護者として間近に感じています。けれど、この状況を現場任せにしていていいのでしょう か。私自身、我が子の授業参観に行ったとき、教室は余っているのに40人定数にもかかわらず、
1学年は82人で2クラスとなっています。5年生ですが、席と席との距離の近さを見て、本当に 衝撃を受けました。感染対策の一番の基本の密を避けるということができない教室の状況を何と かできないのでしょうか。
私は、新婦人の会として、毎年、地域の学校訪問で学校と懇談する機会がありますが、どの学 校に行っても、少人数にするため先生を増やしてほしい、少人数が理想なんだけど定数が決めら れているから学校ではどうしようもないなど、切実な声を聞きます。どうか、神戸市として、独 自の政策で現場の声に耳を傾け、応えてください。子供たちが安心して学べる環境を整えてくだ さい。
学校行事や活動は、児童・生徒1人1人の個性を発揮できるように充実したサポートが必要な んです。学校が忙しくてそれができないから、いろいろ学校行事、縮小されています。けれど、
できるようにするために教職員を増やすことこそが求められています。それなのに、神戸市は令 和4年度の職員数を児童数の減少に応じて減らそうとしていますが、今いる職員数を減らすので はなく、クラス数を増やすこと、独自でできないのでしょうか。
ところで、OECDの1クラス平均人数を御存じですか。小学校が21人、中学校は23人です。
先進諸国では、学級当たりの人数を少なくしたほうが、児童・生徒の学力や精神状態などによい 効果があるという研究成果に基づき、懸命に少人数学級を推進しているのです。神戸市も教育日 本一をうたうのであれば、国任せにせず、独自で進めてこそ教育日本一にふさわしい神戸になる のではないでしょうか。
兵庫県では、国に先駆けて中学校の1つの学年で35人学級実施に踏み出すことになっています が、神戸市でも独自で取り組めるように求めたいと思っています。中学校はクラス数が減り、先 生が減るに従い部活動がなくなっていきます。訪問した学校も、陸上部、サッカー部、家庭科部 など、そしてさらにこれからも減らさざるを得ない状況とのことです。子供たちが自分の適正に 応じた好きな部活を選べなくなります。中学校生活における部活動は、学業以外の能力を発揮で きたり、部活動の仲間とのつながりも重要です。子供たちに多くの選択肢を残せるよう、中学校 で正規職員を増やす、少人数学級の要求は待ったなしなんです。神戸市の子供たちのためにぜひ よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○委員長(吉田健吾) 口頭陳述は終わりました。どうも御苦労さまでした。
先ほど、陳情第134号については、本日欠席するとの連絡が入りましたと私は申し上げました が、正しくは申出がありましたが陳述の順番になってもお越しになられませんでしたので、御報 告申し上げます。
なお、134号は、中学校給食センターの立地の見直しを求める陳情であることを、あわせて御 報告申し上げます。
それでは、陳情3件及び報告事項1件について、一括して当局の説明及び報告を求めます。
局長、座ったままで結構です。
○長谷川教育委員会事務局長 それでは、陳情3件、報告1件につきまして、一括して御説明申し 上げます。
初めに、陳情第130号2022年度の保育・学童保育の予算増額を求める陳情のうち、教育委員会 関係分につきまして御説明いたしますので、お手元の陳情文書表を御覧ください。
5.災害時の役割を担う公立保育所、公立幼稚園として、維持・存続ができるよう整備計画を 立てることについてでございます。
公立幼稚園は、基本的には神戸市地域防災計画における緊急避難場所及び避難所として位置づ けられていない状況でございます。公立幼稚園の整備につきましては、少子化の進行や保育所等 を選択する保護者の増加などにより、幼稚園に対するニーズが減少傾向となっていることから、
神戸っ子すこやかプラン2024において、幼稚園等での教育を希望する幼児数が、全市の幼稚園等 の定員枠を大幅に下回る見込みとなっております。公立幼稚園の今後の在り方につきましては、
こうした状況を勘案し、就学前教育・保育全体における公私立の役割を踏まえて検討していくこ ととしております。
次に、陳情第134号中学校給食センターの立地の見直しを求める陳情につきまして御説明いた しますので、お手元の陳情文書表を御覧ください。
中学校給食につきましては、全員喫食制への移行に向け、必要な調理体制を確保するため、新 たに北区と垂水区の2か所に給食センターの整備を計画しており、北区においては、藤原台南町 の市有地に、1日当たり最大1万1,000食程度の給食を調理することができる給食センターの整 備を予定しております。現在、近隣住民の皆様に順次説明を行っておりますが、近隣住民の一部 の方々から、給食センターが建設されることで、臭気や騒音等によって住環境が悪化したり、資 産価値が低下するのではないかといった御意見をお伺いしているところでございます。
陳情項目の1.給食センター(兵庫・長田・北区エリア)の一極集中を見直し、複数分散配置 を検討することにつきまして御説明いたします。
一極集中の問題点として、事業継続の点で脆弱であること、配送距離の面で不合理であること、
防災上も大きなリスクを抱えること等について示されております。
まず、事業継続についてでございますが、給食センターの整備運営事業は、PFI手法の活用 を予定しており、学校給食衛生管理基準やHACCPに基づき安全管理や衛生管理を徹底して運 営するとともに、災害時など不測の事態にも備え、事業者のバックアップ体制の構築など、十分 なリスク管理体制を確保することで、継続して安定的に給食を提供することが可能であると考え ております。
次に、配送についてでございますが、民間事業者の参入が難しいと見込まれる兵庫、北、長田、
須磨、垂水区につきまして、食数や配送範囲を考えると、最低2か所の給食センターを整備する 必要があり、うち1か所は北区に整備することが望ましいと考えております。また、当該建設予 定地は、幹線道路沿いに立地しており、学校給食衛生管理基準に基づく、調理後2時間以内の喫 食を遵守し、効率的かつ安全に給食を配送し、保温機能に優れた食缶を活用することで、温かい 給食を提供することが可能と考えております。
なお、配送車両につきましては、排ガス規制に適合した環境負荷の少ない車両を使用するなど、
可能な限り周辺環境に配慮してまいります。
次に、防災上のリスクについてでございますが、火災等による近隣住宅地への影響につきまし
ては、近隣住宅地との間にのり面があり、給食センターの建物と住宅とが直接接するものではご ざいません。また、当該建設予定地の前面道路は幅員も広く、消防車両による消火活動も可能で あると消防局に確認しております。日常的な施設の安全点検や定期的な防災訓練等を行い、防災 上のリスクの低減に努めてまいります。
なお、給食センターを複数施設に分散させて、同規模の食数を調理することは、整備面及び運 営面に要する経費が増加し、非効率であるとともに、新たな用地が必要となるため、全員喫食に 必要な調理体制を早期に確保していく上で、課題が大きいものと考えております。
続きまして、陳情項目の2.どうしても一極集中にせざるを得ない場合は、現候補地ではない 工場建設可能地を新たに選定することにつきまして御説明いたします。
給食センターの候補地につきましては、他の目的での利用が決まっていないこと、十分な敷地 面積が確保できること、電気、ガス、水道等のインフラが整備されていること、幹線道路に隣接、
または近接していることの4つの要件を満たすことを条件として、民有地も含めて検討した結果、
2か所の市有地を建設予定地として選定しており、現時点でほかに代替地となり得る適当な用地 はございません。
給食センターは、住環境の悪化を招くような施設ではないものと考えており、周辺の住環境と うまく調和を図りながら運営されている他都市の先進事例について、写真や動画も活用しながら 近隣住民の皆様にできる限り具体的な説明を行うなど、誠実な対応に努めているところでござい ます。
近隣住民の皆様の御理解を得られるよう、今後もより一層丁寧な説明に努め、生徒、保護者が 強く望む全ての生徒に温かい中学校給食の提供の早期実現に向け、全力で取り組んでまいります。
次に、陳情第138号神戸市の小・中学校で少人数学級を進めることを求める陳情につきまして 御説明いたしますので、お手元の陳情文書表を御覧ください。
本件は、1.神戸市独自で小・中学校の少人数学級を実現するため、正規の教職員を増やすこ と及び2.神戸市内の中学校でも、35人学級を次年度より導入することを求めるものでございま す。
本市の小・中学校の学級編制につきましては、原則として国の標準法の基準に基づき実施して おります。また、現行制度において、義務教育に係る教職員の人件費負担は、原則として国の責 任の下、適切に財政措置されるべきものであり、本市における各学校の教職員は、国から配当さ れる定数に基づいて配置してございます。国においては、小学校2年生から6年生までの学級編 制基準を、令和3年度から5年間で段階的に引き下げる方針が決定されており、今年度は小学校 1年生、2年生で、それぞれ35人学級編制を実施しております。さらに、本市においては、国の 加配制度の活用により、小学校3年生、4年生においても選択制で35人学級を実施し、これによ り、小学校1年生から小学校4年生で35人学級編制を実施しております。
令和4年度につきましては、国の法改正等に合わせて35人学級編制を小学校3年生まで実施し、
小学校4年生において、引き続き選択制による35人学級編制を実施する予定でございます。
しかしながら、市独自の取組として、前倒しで小学校の全学年を対象に35人学級編制を実施す ることや、中学校において35人学級編制を実施することは、教職員の配置や教室の整備等に係る 多額の財政負担を市独自で賄う必要があることや、人材確保の観点などからも課題が多く、困難 であると考えております。
なお、兵庫県において、令和4年度当初予算において教員の加配定数を活用し、中学校におけ
る35人学級編制の選択制による実施が計上されておりますが、これは、国から配当される定数の 工夫による対応であり、県として独自に財源を措置して、新たに人員を配置するものではなく、
あくまで選択制による対応であることから、全ての学校や特定の学年において35人学級編制の実 施を保障するものではないと聞いております。
本市においては、中学校の学級編制につきまして、既に従前より定数の範囲内で学校状況に応 じて国の学級編制基準を下回る少人数学級の実施を選択することも可能としておりますが、本市 独自の取組として、一律に制度として実施することは、財政負担や人材確保等の課題があり、困 難であると考えております。学級編制基準のさらなる改善については、教育環境のさらなる充実 を図るため、国に対し引き続き要望していきたいと考えており、本市としては、まずは国の制度 変更に合わせて段階的に小学校の35人学級編制を実施していく予定であり、計画的に優秀な教員 の確保等に取り組み、円滑に制度移行できるよう努めてまいりたいと考えております。
次に、報告、市立学校園における新型コロナウイルス感染症への対応についてを御説明いたし ますので、委員会資料の1ページを御覧ください。
1.市立学校園における感染確認状況でございますが、(1)感染者数につきましては、表の一 番下、総計欄を御覧ください。
令和4年3月10日までに児童・生徒合計で1万2,287名、教職員885名、総計1万3,172名の感 染を確認しております。なお、直近の3月18日まででは、児童・生徒数合計1万3,315名、教職 員968名、総計1万4,283名の感染を確認しております。
(2)学級閉鎖等の状況につきましては、3月10日時点では、学級閉鎖が37校園52学級となって おります。なお、直近の3月17日時点では、学級閉鎖が28校43学級、学年閉鎖が2校2学年とな っております。
2ページを御覧ください。
(3)感染不安等の理由により登校園していない児童・生徒等の人数につきまして、3月7日時 点で1,378名となっております。なお、直近の3月14日時点では、822名となっております。
オンラインによる学習支援につきましては、学級閉鎖等や感染または感染不安等の理由により 登校園していない児童・生徒に対して、オンラインによる個別面談、朝の会や短時間授業、デジ タルドリル等を組み合わせながら学習支援を行っております。
また、本市に緊急事態宣言またはまん延防止等重点措置が適用されている期間において、一定 の要件を満たす場合には出席扱いにすることとしております。
なお、昨日3月21日をもって、本市に適用されていたまん延防止等重点措置が解除されました ので、本日より、これまで見合わせておりました学校園行事や部活動等につきまして、感染防止 対策を徹底した上で実施していくこととしております。
以上、陳情3件、報告1件につきまして御説明申し上げました。何とぞよろしく御審議のほど お願い申し上げます。
○委員長(吉田健吾) 当局の説明及び報告は終わりました。
これより順次質疑を行います。
それでは、陳情第130号のうち、教育委員会関係分について御質疑はございませんか。
(なし)
○委員長(吉田健吾) それでは、次に、陳情第134号について御質疑はございませんか。
○委員(山口由美) 本陳情につきましては、我が会派の何名かの議員にも御相談があったようで
すので、ちょっと一つ確認をさせていただきたいと思います。
この陳情につきましては、押さえておくべき点としては、陳情者は中学校給食の提供手段はセ ンター方式で実施するということには理解を示されているのではないかと思いますし、ただ、北 区に建設される予定の給食センターについては、幾つか御懸念があるという、そういうふうに私 どもは捉えております。
一極集中に関する御懸念につきましては、これまでの説明会であったり、先ほどの御答弁のと おりかと思います。ただ、恐らく近隣住民の方から強い御懸念がある臭気や騒音等による住環境 の悪化、あるいは資産価値が低下するのではないかという点につきましては、先ほど御答弁の中 でも少し触れてはいただきましたけれども、改めてこの場で教育委員会の御見解を伺いたいと思 います。
○長谷川教育委員会事務局長 去年の12月から3月にかけて説明会をさせていただきました。近隣 住民の一部の方々から、給食センターが建設されることで、臭気ですとか、騒音等によって住環 境が悪化するのではないかとの意見を伺っております。具体的な御意見といたしましては、臭気、
騒音、害虫問題が心配だ、それによって住環境が悪化するのではないかという御不安、あるいは、
トラック等の交通量が増大することによって通学、通勤への影響が出るのではないかという御不 安、そして、近隣の土地の資産価値が低下するのではないかという御不安、それと、ほかの土地 がなかったのか、別の場所に移してほしい、そういった意見をいただいておるわけでございます。
先ほども御説明申し上げましたが、給食センターにつきましては、厳しい安全衛生基準を守り ながら、極めて衛生的に管理運営を行うものでございまして、周辺の住環境の悪化を招くような 施設では決してないものと我々は認識してございます。全国的にも住宅地の中に立地しているケ ースが少なくないことから、3月6日の説明会では、住宅地の中で整備運営されてございます、
川崎市ですとか、福岡市、そういった新しい事例につきまして、写真ですとか動画を活用しなが ら、より具体的な説明を行うなど、我々として精いっぱい誠実な対応に努めてまいったところで ございます。
資産価値につきましては、我々、不動産鑑定士にも確認させていただきました。給食センター が建設されることで、隣接地の地価が一律に下がることは考えにくいと専門家からもお聞きして いるところでございます。地元説明会でもその旨を説明させていただいてございます。
あわせまして、地元雇用の創出ですとか、地域の―― このセンターを防災拠点として活用いた だく、そういったことにつきましても説明をさせていただいてございまして、給食センターを設 置することによって、地域の皆さんにもメリットがあるというふうなお話もさせていただいては ございます。
近隣住民の皆様の理解はどうしても必要でございますので、御理解をいただけるように、今後 もより一層丁寧な説明に努め、生徒、それから保護者の皆さんが強く望んでいらっしゃいます温 かい全員喫食制の中学校給食早期実現に向けまして、我々、引き続き精いっぱい努力していきた いというふうに考えてございます。
○委員(山口由美) ありがとうございます。先ほどお話ありましたが、資産価値の低下の部分で、
しっかりと専門家の方にも御意見を聞いていただいてということでしたので、そういった客観的 な情報も加えながら、これからもしっかりと説明を果たしていただきたいというふうに思います し、基本的には住環境の悪化、あるいは資産価値の低下はないという教育委員会の御見解である ということを確認させていただきました。
以上です。
○委員長(吉田健吾) 他に御質疑はございませんでしょうか。
○委員(三木しんじろう) 給食センターは早くできることを望んでいるわけなんですけれども、
そのためにも地域の方々からこういう声がありまして、その中でちょっとお聞きしたいことがあ ります。
まず、この住民説明会というのは、今までに何回ぐらい行われて、今後、先ほどの御説明でも 理解を得るために説明されるということでしたけれども、今後の説明会といいますか、地域の 方々へのそうした対応というのはどういうふうにやられるのか、まずお聞きしたいと思います。
○長谷川教育委員会事務局長 建設予定地の、特に近隣の皆さんには十分に御理解いただく必要が あるというふうに我々考えてございまして、実は去年の9月から11月にかけまして、まずは地域 の自治会、そして婦人会、あるいはふれあいのまちづくり協議会などに説明を行った上で、12月 以降、近隣住民の皆様へ説明を行ってきておる、そういうことでございます。
北区の地元説明会につきましては、これまで個別相談会を含めまして25回の説明会を開催して ございます。説明会が内訳で申しますと19回と、個別の相談会が6回、合わせて25回という回数 になってございます。今後、引き続き―― あと何回ということはこの場では言いませんけども、
やはり住民の皆さんの不安を、しっかりとしたエビデンスを持って、具体的に説明して、不安解 消させていただく必要があるというふうに思いますので、できるだけ分かりやすい資料などを準 備しながら、丁寧な説明に努めていきたいというふうに考えてございます。
○委員(三木しんじろう) ありがとうございます。
予特でも質問させていただきましたエビデンスの提示というのは大変重要だと思っております し、また、今、6回の個別の説明というか、御質問もお受けしてるということなんですけども、
なかなか大きな説明会に来れないけれども個別に聞きたいという方もやっぱりいらっしゃると思 いますので、電話等、何か窓口をまた周辺の方々に御案内していただきたいというふうに要望さ せていただきます。
あともう1つお聞きしたいのが、敷地は、広さがあると思うんですけれども、今後、建設する に当たって、例えば、施設内のどの部分を活用するのか、住宅地から少し離れるとか、臭いや音 を軽減できるようなレイアウト、この辺についてはどのようにお考えかお聞きしたいと思います。
○長谷川教育委員会事務局長 その辺りの具体的な設計につきましては、PFIを実際する事業者 のこれから提案によるところでございます。我々も事業者に対して、近隣住民の皆さんの不安、
それは率直に申し上げていきますので、そういった近隣住民の皆さんの要望を踏まえて、しっか りと事業者のほうで対応していただく、そういう段取りになってございます。
○委員(三木しんじろう) ぜひ、こちらのほうも考慮していただきまして、設計のほうをしてい ただきたい。
それと最後に、完成後ですよね。いろいろ考えていただいて、住民の方々に御理解いただいて、
完成した後にもいろいろと、例えば、説明とちゃうやないか、音が出るやないか、臭いが出るや ないかというような御意見も出るかもしれないんですけれども、完成後の対応についてもしっか りと窓口を閉めてしまわないで聞き入れていただきたいと思うんですけれども、この辺りはどう いうふうなお考えか教えていただきたいと思います。
○長谷川教育委員会事務局長 もちろん我々、地域の皆様方としっかりとお約束はさせていただき ますので、その約束がほごにならないようにしっかりと指導していきながら対応していきたいと
いうふうに思いますし、もし何か具体的な事案が発生してまいりましたら、その解決には全力を 尽くしてまいる所存です。できるだけそういうものが出ないように努力してまいります。
○委員(三木しんじろう) 分かりました。子供たちの給食のために、ぜひとも地域の方にも御理 解いただくように、そして、進めていただきますようによろしくお願い申し上げます。
以上です。
○委員長(吉田健吾) 他に御質疑はございませんか。
○委員(林 まさひと) おはようございます。
この藤原台の地元の方の意見書につけられた資料―― 当局とのやり取りを見てますと、今言わ れたようなことが、これまでにも言われてて、それに対する反論というのが出ています。反論の ほうが理があるような気がするんですけれど、この都市計画で、この地域は今、用途地域という のはどういうふうになってるんですか。
○竹森教育委員会事務局学校支援部長 用途地域につきましては、第二種中高層住居専用地域でご ざいます。
○委員(林 まさひと) ここにそのままの地域で学校給食センターというのは、建てられないわ けですよね。それを確認。
○竹森教育委員会事務局学校支援部長 御指摘のとおりでございます。
○委員(林 まさひと) 用途地域の変更を都市計画で審議しないと変えられないというふうに思 います。都市局のほうに、先日、お聞きしたら、今、地元の反対の声もあって、用途地域変更の 手続についてはストップしていると。教育委員会で住民合意を進めてもらうように、それを待っ てるみたいな、そういう答弁であったんですが、都市局の判断、これはそちらでも同じように認 識されてますか。
○竹森教育委員会事務局学校支援部長 2月に都市計画変更の素案の縦覧を実施してございます。
その際、19件の反対意見を提出いただいたところでございまして、これまで予定していた都市計 画の変更手続、現在、一旦停止しているところでございます。
○委員(林 まさひと) 当初の予定では、2月に縦覧で意見募集をして、4月に地区計画、用途 地域等の計画案を縦覧し、意見募集―― パブコメをして、今年の6月、大体いつも開かれます都 市計画審議会で諮って、都市計画決定をする―― 用途地域がそこで初めて変わるわけですよね。
こういうスケジュールというのは、これから変更せざるを得ないと思うんですが、どのようにお 考えでしょうか。
○竹森教育委員会事務局学校支援部長 繰り返しになるかもしれませんけども、今現在の状況を受 けまして、今、都市計画の変更手続、一旦停止してございます。4月から、いわゆる案の縦覧、
これをもともとは予定しておったところでございますけども、現在それを行うことは難しいと考 えてございます。その後のスケジュールについては、今のところまだ申し上げられる段階ではご ざいません。
○委員(林 まさひと) そういう中で、都市局のほうの事業の進め方としては、かなり遅れると いうふうに思うわけですが、給食センターを造って早く供給するという教育委員会の立場とギャ ップがあると思いますが、教育委員会としてはこういう都市計画の決定の遅れ、これについては どういうふうに判断されてるんですか。
○竹森教育委員会事務局学校支援部長 私ども、予算でも提案させていただいてございますけども、
スケジュールとしましては、大きなスケジュールですけども、令和4年度中に事業者を選定しま
して、5年度から6年度にかけて建設を行い、令和6年度中の供用開始を目指してございます。
今はまだ事業者を選定する前の段階でございます。現時点でどの程度これが遅れるかということ を申し上げることはできませんけども、やはりこの状況が続きますと、何らかの影響は考えられ る、そう認識してございます。
○委員(林 まさひと) ここは都計審ではないんですが―― 事業者選定以前というのは当たり前 のことなんですよね。そんなことをすれば、教育委員会が暴走しているというふうに言わざるを 得ません。それで、住民の合意を得ずして無理やりにここに都市計画決定を行おうとすれば、こ の陳情者の方―― 今日は来られていませんけれど、文書を見ると、一部の方は法的手段にも訴え るというようなことも書かれてるわけですよね。なおかつ、ここは静かなところですと、そんな に車の通行もない、いわゆる閑静な、静かなところをわざわざ選んで、ここに居を移したにもか かわらず、そこが―― そういう自分たちが住もうとしていたエリアの雰囲気が変わってしまうと いうことでの反発というのも書かれているわけですよね。そういう心情的な問題も含めて、どう いうふうにこの方たちと対応されようとしてるんですか。
○長谷川教育委員会事務局長 交通量の話、先生のほうから出ましたけども、運送車両につきまし ては、小型トラック、我々、2トンから3トンぐらいのトラックを予定しておるんですけども、
車両の台数は十数台程度となる見込みでございます。また、食材は原則、前日の納品というふう なことになりますので、神戸市のほかの給食センターの例を見ましても、1日5台程度というこ とでございまして、あの道路の規模、それから交通量からしますと、そう大きな影響は出ないと いうふうに考えてございます。しっかりとこういった具体的な数字、そういったものも申し上げ ながら丁寧に説明をしていきたいというふうに考えてございます。
○委員(林 まさひと) ここから出ていく配送の車―― 戻ってくるというのは、それは数が少な いというふうには私も思いますけれど、ここで働いて―― 給食センターで働く方、どういうルー トで通勤されて、その中には車で来られる方は何人おられるのかとか、そういう想定というのは されてるんですか。
○竹森教育委員会事務局学校支援部長 これは地元の説明会でも御説明させていただいてございま すけども、従業員自体はトラックの配送をする乗員も含めまして100人弱を想定してございます。
ただ、場所につきましては、物理的にもそれほど広い駐車場のスペースは取れないわけでござい まして、今想定してますのが、マイクロバスである程度集約して通勤していただくと、そういっ たことを想定してございます。
○委員(林 まさひと) 車の台数というか、通行を減らすという方向だという答弁がされました けれど、こういう件に対しても、ここの方たちはよしとはされて―― 現状では―― いないわけで すよね。そこを解決しないと、これはもう暗礁に乗り上げるような、そういう事態になるんでは ないかというふうに思うんですけれども、一定のめどというのはどの辺でつけられているんでし ょうか。
○長谷川教育委員会事務局長 今の段階で我々、この時点までがめどという、そういう時点を持ち 合わせてるわけではございません。1つ1つ懸念をクリアにしながら誠実に対応していきたいと いうふうに考えてございます。
○委員(林 まさひと) 都市計画で用途変更される場合に、それぞれ今まででもかなり地元でい ろんな意見が出て、都市局が変更するという、都計審の中でも前回も大きな問題がありましたけ れども、やはり住民の声を聞かずに、こういう都市計画決定を進める、あるいは、一定のものを
造っていく、給食センターを造っていく、そういうやり方を押しつけるというのは絶対にやって はいけないことだというふうに思いますので、あくまでもここの方々に対しての丁寧な説明、い わゆる心情的に納得していただく、そういう努力が最後まで必要なので、見切り発車ということ は絶対してはいけないというふうに思います。
以上で終わります。
○委員長(吉田健吾) 他に御質疑はございませんでしょうか。
○委員(小林るみ子) 給食センターそのもののちょっと気になることで質問させていただきたい んですけれども、以前から言われていたことなんですけども、大量調理をするということで、も し食中毒が発生したときには、大変な被害になるんではないか、その影響が大きいんではないか ということは随分と言われてきたというふうに思います。その辺りはどのようにお考えなんでし ょうか。
○竹森教育委員会事務局学校支援部長 この前提としまして、給食センターにつきましては、極め て厳しい食品安全衛生基準、これに基づいて徹底した管理運営を行っていくということでござい ます。加えまして、食中毒、万が一の対策ということでありましたら、これから事業者と話をし ていくことになるんですけども、例えば、献立を2つに分けるですとか―― 同じ日に同じセンタ ーで作る場合であっても2つに献立を分けるですとか、そういった対応を今後検討してまいりた いと考えてございます。
○委員(小林るみ子) その辺のところは十分に考えられることですので、ぜひお願いいたします。
もう1点、それに関連してなんですけども、全国的に共同調理、センター方式というのが中学 校給食の場合はかなり広がってきてるというふうに思います。そういう意味では、これから中学 校の給食の場合はセンター方式になっていく、その方針のようなものがあるのかどうか、その辺 のところをちょっとお聞きしたいと思います。
○竹森教育委員会事務局学校支援部長 今回、私ども、中学校給食を全員喫食制に移行していくに 当たって、民間の方、参入意向も調査させていただきました。その結果、民間デリバリーと、そ れから給食センター、この2つの組合せを基本としまして、調理体制を確保していこうというこ とで決めてございます。この先、中学校給食を基本、給食センターでやっていくとか、そういっ たことは現時点では考えてございません。ただ、全国を見ますと、委員おっしゃられたように、
今、全国で令和2年9月で約3,300か所、しかもこの1~2年でかなりまた増えてきておると、
そういった状況につきましては認識してございます。
以上です。
○委員(小林るみ子) センター方式のいい点もあるんだと思うんですけども、やはり問題点、し っかりと見ていただいて、これからもお考えいただきたいというふうに思います。
○委員長(吉田健吾) 他に御質疑はございませんでしょうか。
○委員(朝倉えつ子) 私からもちょっとだけですけれども、本当にこの給食センターの中学校給 食の進め方そのものに、今回の陳情が本当に顕著に表れているのかなというふうに思っています。
それで、先ほど長谷川事務局長からも、今後のことについて結局はPFIでやるとすれば―― 事 業者の提案によるものだということになれば、本当に市民の皆さんが今いろいろ出してる疑問や 不安などを、どういうふうに市として本当に捉えていくのかということが非常に懸念されます。
しかも、今後のめどもつかないということになれば、本当にこれが、早く中学校給食をスタート させてほしいという保護者などの思いからだという教育委員会の、要はこれまでの答弁がそうな
らないという可能性だって私はあるんではないかというふうに思っていて、やっぱりしっかり今、
本当に立ち止まって、真摯にこういう地域の皆さんの声をしっかり受け止めて、立ち止まって検 証するということも本当に大事だと思うんですけども、その点いかがでしょうか。
○長谷川教育委員会事務局長 私ども決して民間事業者の方に無責任に丸投げしてお任せするつも り、毛頭ございません。PFIの枠組みを使いながら、しっかりと必要な事項を要求水準書に書 き上げて、それを遵守していただくということでございます。その途上で、地域の皆さんから寄 せられる要望、御意見、そういったものも我々誠実に事業者のほうに伝えてまいります。行政の 持っている知恵、それから、事業者のノウハウ、そういうふうなものを融合させながら、安心で きるセンターを造っていきたいというふうに考えてございます。
○委員(朝倉えつ子) でも結果的には、用途地域も変更しなければセンターも建てられないよう な中で、見切り発車でこの計画を進めているという在り方がやっぱり厳しく、私は問われている と思いますので、そちらをしっかり踏まえていただきたいということを強く指摘させていただき ます。
○委員長(吉田健吾) 他に御質疑はございませんでしょうか。
(なし)
○委員長(吉田健吾) 次に、陳情第138号について御質疑はございませんか。
○委員(朝倉えつ子) これまでも私たち会派も少人数学級の前倒し実施を繰り返し求めてきまし た。少子化であっても陳情者の方が言われたように、先生たちを増やして、クラスを増やしてい くことが今本当に求められてると思っています。ところが、先ほども陳述ありましたけど、来年 度、教育委員会では教員、小学校25人、中学校9人、特別支援学校10人、高校2人と人員が削減 されようとしています。これをやっぱり減らさずに、できる学校から少人数学級を前倒しでやる ということが大事ではないかと思うのですがいかがでしょうか。
○工藤教育委員会事務局総務部長 これは繰り返しの答弁で、長谷川事務局長からも御説明させて いただいておりますけども、やはり市の独自の取組として前倒しで35人学級編制を実施すること につきましては、財源面も含めまして課題が多く困難であるというふうに考えてございます。
○委員(朝倉えつ子) これまでも非常に財源負担が厳しくて、現実的に難しいというふうにおっ しゃってるんですけど、やっぱり教育にお金をかけないというのは、子供たちが本当に豊かに育 つ、伸び伸び育つはずがないというふうに私は思うんですけども、総括質疑でも市長は教育委員 会の予算を勝手に市長部局で決めているのではないと、私の質問に対して答弁されたんですけれ ども、教育委員会で十分議論して、予算編成会議で要求して、それを前提に議論して決定される というふうにも述べられました。教育委員会として、やはり市に対してもっと強く財源措置を求 めるべきではないでしょうか。市に対してきちんと要求をされているんでしょうか。されてない ということなんでしょうか。
○長谷川教育委員会事務局長 朝倉委員、教育にお金をかけないことはよくないというふうに今御 指摘ありましたけども、決してそんなことはございません。必要な予算はしっかりといただいて おります。私ども、必要な予算につきましては、市長のほうに予算要求をしっかりとさせていた だいて、措置させていただいております。
○委員(朝倉えつ子) 必要な予算なんですよね。どうして国が少人数学級に、段階的であれ踏み 出したのかというのは、今やっぱりコロナの感染拡大が広がる中で、本当に密な子供たちの教育 環境を解消していかなければいけないということ、これがあるのと、やはり先生たちや子供たち
自身がコロナで分散登校のときに本当によかったと―― 子供たちが喜んでくれたと。不登校の子 供も顔を見せてくれたという、この実感でもってより世論が高まって、国を挙げて少人数学級に 踏み出そうというふうになったんですよね。だから必要な予算なんですよね。陳述者の方も言わ れてましたけど、40人であっても実はそれを超えてるクラス編制になってる中で、本当に密を解 消できないということになっています。だから、教員の数を、少子化だからといって減らすんで はなくて、今こそここを減らさないで、しっかりと増やしていくことが大事なんじゃないでしょ うか。
それで、前回、12月の委員会で陳情も出されて、そのときに、林委員から質問させていただい たときに、教員確保はそんなに大変なのかというふうに質問しました。それに対して、教職員の 採用については一定の倍率もあると。ただ、大量に人材を確保していくことについては難しいと いうふうにお答えになりました。だけど、教員の採用試験結果見ますと、倍率が一定というより も7倍を超えているということで、優秀な人材云々というふうに言われるんですけども、人材育 成の観点も踏まえたら、やっぱり確保は十分可能だし、こういうところでもしっかりと人材確保 をしながら、一定できるところから進めるというのは大事ではないですか。その点はいかがです か。
○長谷川教育委員会事務局長 何度も繰り返しになりますけども、現行の制度におきまして、やは り義務教育に係る教職員の人件費負担、これは原則として国の責任の下でしっかりと財政措置さ れるべきものであるというふうに考えてございます。したがいまして、高等学校を含めて神戸市 における各学校の教職員は、国から配当される定数に基づいて配置しておるというふうなことで ございます。これを上回ることをやろうとすれば、全て市単独で行わなければならないというこ とになってございまして、非常に財政的にも難しいですし、人材確保の観点からも非常に難しい というふうに考えてございます。
先ほど、人材確保できるのではないかというふうな御指摘もございました。実際、全国的に見 ると神戸の場合は、まだ高い倍率を維持してございますけども、確実に倍率の低下が進んでござ います。私も面接に入らせていただいたりするんですけども、なかなか現実問題非常に厳しい状 況でございます。そんな中で、やはり大量に1度に採用するというふうなものは、教員の質の担 保、質の確保ということから考えると、いささか問題があるんじゃないかなというふうに考えて ございます。着実にしっかりと優秀な人材を確保しながら、国の制度に合わせて取り組んでいき たいというふうに考えてございます。
○委員(朝倉えつ子) 教員の質の確保とおっしゃいましたが、7倍ですから、700人以上の方が 募集されて100人ぐらい採用になってるわけですからね、そんなに―― 言い方悪いですけど、そ ういう人材ばかりなのかというふうに、ちょっとそれは違うんではないかなと思うんですけど、
先ほどから結局、国の責任で、方針で、基準でということなんですけど、やっぱり神戸市として、
市の教育委員会として子供たちにやっぱり少人数学級、今こそプレゼントしようという気持ちが なかなか私には伝わってこないのですけれども、その点を、立場をしっかり、はっきりしていた だきたいということと、やっぱり国が小学校で段階的でも35人に踏み出して、兵庫県も今度は中 学校1年生でも踏み出しているということで、これが本当に大きな流れになっているんですよね。
世界の国と比べても日本は本当に教育環境が遅れているということを先ほども言われましたけれ ど、本当にそのとおりで、そこを国に対してももっと強く働きかけるということと、神戸市に対 しても財源を確保するというスタンスを示していただきたいというふうに思いますけど、最後に
もう1度お願いします。
○長谷川教育委員会事務局長 朝倉先生に気持ちが伝わっていないのであれば、私としては非常に 寂しいというふうに考えてございます。国の制度の枠の中で、いろいろと工夫しながら我々取り 組んでまいりました。各学校のほうで選択制で対応いただけるような仕組みも我々つくってござ います。今回、兵庫県の取組が非常に評価されておるようでございますけども、実は、我々以前 からそういう取組はやってございます。ですから、その辺りの情報発信、もしできていないので あれば、我々反省するところではございますけども、我々国の制度も活用しながら、現場の要請 に合わせて柔軟に対応しておるつもりでございます。
○委員(朝倉えつ子) 本当にこれまでコロナで子供たちも、先生方もやはりかなり疲れてきてい るというふうに思いますし、教員の多忙化解消のためにも少人数学級というのは本当に効果があ ると思いますし、何より子供たちに少人数学級をプレゼントしようという実践をぜひ示していた だきたい、やっていただきたい。そしてやっぱり中学生、高校生も体の大きいクラスででもこれ を解消していかなければいけないと思いますので、もっと積極的に働きかけていただいて、前倒 し実施を改めて強く求めておきます。
○委員長(吉田健吾) 他に。
○委員(三木しんじろう) ちょっと今の話でお聞きしたいんですけれども、要するに兵庫県は教 員を新たに増加させることなく配当された定数で工夫して35人学級を行うということなんですけ れども、これ兵庫県ではちなみにどれぐらいの学校で行われるのか、もし分かれば教えていただ きたいんですけれども。
○工藤教育委員会事務局総務部長 兵庫県の取組は令和4年度からでございますので、実際どの程 度の学校で導入されるかは分からないんですけども、なかなかやはり既存の定数の中で少人数学 級を実施することにつきましては、よい面もあると思いますが、授業の持ちコマ数の影響等もあ りますので、なかなか多くの学校で導入されるのは難しいのではないかというのが今の我々の考 え方でございます。
○委員(三木しんじろう) これは今、長谷川事務局長の先ほどの答弁で、神戸市でもそういうこ とを過去から取り組んでらっしゃるということだったんですけれども、要は神戸市でも、工夫す れば市内の学校でも実施可能ということでよろしかったですか。
○長谷川教育委員会事務局長 既に工夫しながら少人数学級に取り組んでる中学校ございます。
○委員(三木しんじろう) それで、この工夫なんですけど、工夫というのは具体的にどんな工夫 なんですかね。これちょっと教えていただきたいんですけど。
○工藤教育委員会事務局総務部長 国のほうからは、いわゆる加配定数というのが配当されてまし て、例えば、中学校でしたら、本市の場合、常勤で130人分ぐらいの加配というものが配当され てございまして、この加配教員をどのように配置していくかということについては、先ほどの少 人数学級も含めて我々的には学校園の状況とかニーズに応じて実施していきたいと考えてござい まして、それは学校園とよく協議しながら、これまでも配置してきたところでございます。
○委員長(吉田健吾) 他に御質疑はございませんでしょうか。
○委員(林 まさひと) 1つ確認させてください。
35人学級を小学校で令和7年度までに6年生まで上げるということなんですけれども、市内全 域の小学校で順番に上げていく、場所と人数とかあると思うんですが、そういう準備は―― もう 予算つくのは分かってますから―― それは準備されてるんでしょうか。
○長谷川教育委員会事務局長 実際クラス数が増えることによって、物理的に教室が足りなくなる ようなことのないように、順次計画的に整備を進めていってございます。
○委員(林 まさひと) 文部科学省がもともとは40人学級から35人学級という方針を持っていた ようですけれども、いわゆる財務省のほうからお金を蹴られてきた。それが、コロナの中で国民 的な共通認識になって、少人数にするのが当たり前だという、そういう中で文部科学省も予算を 引っ張ったわけですよね。神戸市内でも、やはり教育委員会がそういう先頭に立って予算を引っ 張ってくると、そういう姿勢をぜひ強めていただきたいというふうに要望して終わります。
○委員長(吉田健吾) 他に御質疑はございませんでしょうか。
(なし)
○委員長(吉田健吾) 次に、報告事項、市立学校園における新型コロナウイルス感染症への対応 について御質疑はございませんか。
○委員(川内清尚) ちょっと確認も含めて質問させていただきたいんです。先ほど感染不安等を 理由に登校園していない児童・生徒の人数ということで御報告があったんですが、3月7日時点 でいいますね―― 1,378名ということで、もちろん学級閉鎖とか学年閉鎖とか、その辺が解除に なれば、このうちのほとんどの子が、児童が学校に行くと思うんですが、それでもまだ行けてな い子供のことがちょっと気になりまして。例えば、オンラインによる学習支援ということでは、
いろいろと御報告がありましたので、これはこれでええかなと思うんですが、それ以外の、例え ば、家庭での子供たちの居場所というんですか、そういったところがすごく気になりまして、例 えば、保護者のほうから何で行かんのやとか、それからまた、それに伴って虐待―― あっちゃな らないことなんですけど、そういったそれに近いようなことがないのかどうか。それからまた、
子供自身が精神的に追い詰められていないかどうか、その辺のところはいろいろと家庭訪問もさ れながら対応いただいてると聞いてるんですけど、すごいその辺が気になるんですけど、それの 対応、フォローについて、1点お伺いしたいなと。
もう1点、先ほどまん延防止等重点措置の解除によって、今までの行事とか部活とか、また復 活しますよという話があったんですが、もしまた感染者が出た場合は、今までどおりの対応でさ れていくのかどうか。例えば、部活において、また感染の子供たちが出たら今までどおりの対応 なのかどうか。それはもう学校ごとに任せるよじゃなくて、やっぱり教育委員会が大きな方針を どんと学校に出して、各学校で右往左往しないような形が一番かなと思うんですが、その辺のと ころと2点お伺いいたします。
○山下教育委員会事務局教育次長 まず1点目でございます。コロナ不安による登校できないお子 さんの、ある意味心のほうをどのようにつかんでいるかということかと考えます。それにつきま しては、先ほど委員御指摘いただきましたように、私どものほうもオンラインでのつながりだけ ではなく、連絡帳、あるいは中学校で採用しているような生活ノート類、そういったことを踏ま えて、あるいは保護者からの聞き取りも踏まえて、どういった心境で学校に出てこれていないの かとかいうようなことについては、把握に努めているところでございます。
一方で、御指摘のとおり、コロナ不安で登校できていないのか、あるいは他に理由があって不 登校傾向になっているのか、その辺りのしっかりとした見極めは非常に大事かと思ってございま すので、先ほど申し上げたような手だても含めてしっかりと子供たちの様子を学校のほうで把握 していきたいというふうに考えているところでございます。
2点目の今後でございます。はやっている株の変異もございますし、一方で対応していくため
の薬の開発も進んでございます。一概に感染者が増えて、状況が悪くなって、元に戻すかどうか ということではなく、やはりその時々の最新の知見も踏まえながら、今後については、そのとき の感染状況を踏まえて最善の教育活動の進め方については、改めてしっかりと検討していく必要 は出てくるのではないかと考えてございます。
○委員(川内清尚) 大体の概略というんですか、方向性は確認できたんですが、その部活の場合 に関しても、そういった感染者が例えば出た場合に、何かやっぱり方針が―― ある程度細かいと いうんですか、それが出てないと、なかなかすぐに―― どうしようああしようとかいう話になっ てしまわないかなという不安があるんですが。
○山下教育委員会事務局教育次長 失礼いたしました。その点でございます。やはり学校ごとに任 せるということなく、教育委員会のほうでしっかりとした方針、最新の知見を踏まえた方針をし っかりとお示しすることで子供たちの活動を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
○委員(川内清尚) 現時点では具体的な対策というのはまだ出てないわけですね。
○山下教育委員会事務局教育次長 今回、まん延防止等重点措置が解除になるということでござい ますので、例えば、部活動につきましては、それが発出される前の状態の活動ができるように戻 すということで通知を行っているところでございます。
○委員(川内清尚) ちょっと何かよく分からないですけど、もし、そしたら部活動やってて、感 染者が出た場合、いろいろと対策講じておられるということなんで、その辺は保護者の方にも、
こうなったらこうなるよというやっぱり手順というんですか、その辺は必要だと思いますので、
今日はもうこれ以上言いませんけど、ぜひ慌てないように、それからまた感染がそれによってさ らに拡大したとか、そういうことがないように、その点はよろしくお願いしたいと思います。
学校に行けてない子供たちのフォローについては、大体の大きな方針というんですか、考え方 は分かりました。ただ、100%は絶対その子供たちの心なり、精神面なり、つかめないと思いま すので、たとえ90%つかんだとしても、その10%の中でかなり苦しんでる子もいるかも分からな いんですね。その辺のところをぜひ細心の注意を払っていただいて、対策をお願いしたいと思う んですが、もう少しだけ。
○山下教育委員会事務局教育次長 御指摘のとおり、なかなか自分の心の状態を外へ出し切れない、
出すことが苦手という児童・生徒もいることと思います。そういったことも踏まえまして、私ど もとしましては、そういった心のSOSを発信していいんだよということを促していくような、
啓発の学習ビデオ―― 動画ですね―― これを各成長段階に応じて作成して、活用を始めたところ でございます。これは、スクールカウンセラーの力を借りて、そういったものを作っているとこ ろでございます。いずれにしましても、子供たち、外から見てるだけではなかなか十分心の中が つかみ切れないところもございますので、できるだけ自分からそういうSOSも発信できるよう な、周りからの我々の促しも進めてまいりたいというふうに考えてございます。
○委員長(吉田健吾) 他に御質疑は。
○委員(小林るみ子) 川内委員の質問と少しかぶってるんですけれども、ここに感染不安等の理 由により登校園していない児童・生徒等の人数と載っているんですけれども、学校に来てない子 の人数なんですけど、来てる子の中にもかなりやっぱり心が本当に壊れてる、つまずいてる、そ ういう子供たちってきっといるというふうに私は思っております。3年にわたるコロナ災害の中 で、そういう子供たちが必ずいるということを前提に考えていただきたい。来てないからその子 に対してというんじゃなくて、来てる子の中にもやはり十分な配慮が必要なんではないかなとい
うふうに思っております。
それで、オンラインによる学習支援―― 登校園してない児童に対して、学習保障や学校とのつ ながりの確保の観点からオンラインの学習をしてるということでされてるんだと思うんですけど も、これは、やがてコロナが収まっても、私は定着していくんだろうなというふうに思っており ます。GIGAスクール構想の前倒しになると思うんですけども、そうなってくると、ますます 子供たちの心というのがつかめなくなってくる可能性があるんではないかなということを危惧し ております。それで子供たちの情緒とか成長面、心身の成長面ですね、そういうのはやはり一遍 きちんと、どんな影響が出てきているのか、この3年にわたるコロナ災害の中でどんな影響が出 てきているのか、それはやっぱりきちんと把握しなければいけないんではないかなと思っており ますが、いかがでしょうか。
○河野教育委員会事務局担当部長 子供の心のケアアンケートということで、令和2年度に続きま して令和3年度も心のケアアンケート調査を、年間2回実施したところでございます。その結果 を基に、先ほど次長申し上げましたように、まずは子供たちの、自分の気持ちを伝えていいんだ よという、そういったビデオも作ってまいりましたし、また、子供たちは特に他の友達に心の中 の悩みを打ち明けたりするというようなこともございますので、第2弾としては、友人からの相 談への対処法というような動画も、現在、作成しており、令和4年度に向けましては、子供たち のネガティブな気持ちになったときの対処法であるとか、あるいは気持ちや体をリラックスさせ る方法であるとか、こういった動画を次々と学校に提供してまいりたいというふうに考えており ます。
いずれにいたしましても、心のケアアンケートという形で、現在の子供たちの心の中の様子と いうようなものの把握に努めてまいりたいと考えておるところでございます。
○委員(小林るみ子) 本当に微妙な課題だと思うんですけども、本当に子供たちにいろんな影響 が出てきてるというふうに思っておりますので、ぜひその辺のところの配慮、きちんとオンライ ン学習を進める一方でしていただきたいということを強く要望しておきます。
やはりどうしても足が学校に向かない子供がかなり増えてきている中で、学校とは違うもう1 つの居場所―― いつも言ってることなんですけども、フリースクールに限らずもう1つの居場所 というものをやはり教育委員会としても力を入れるような方向に行かなければいけないんではな いかというふうに思っていますが、その辺はどのようにお考えでしょうか。
○河野教育委員会事務局担当部長 この委員会でもこれまでも答弁させていただいておりますけれ ども、今の不登校対策が完全というようなわけではないことは重々承知しております。さらに今 後、一定の財源の中というようなこともございますけれども、私たち、不登校対策で何ができる かというようなところはございますけれども、今後の不登校対策の総合的かつ体系的な支援の在 り方については、学識経験者等の知見も得ながら検討していくこととしておりますので、今、そ の中において不登校対策、どのような形がいいのかというようなことについては検討してまいり たいと考えておるところでございます。
○委員(小林るみ子) もう不登校という言葉は、私はちょっともう古いというふうに、死語だと 思っております。学校に距離を置く子供たちというふうに今は言い換えられておりますので、そ こら辺の発想から、教育委員会としても変えなければいけないんではないかなと、そうでないと いつまでたっても学校に戻すことを考えていくんではないかというふうに思っております。法も 変わったこともありますので、ぜひ、学校に距離を置く子供たちがいかに地域の中で居場所を見