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OFFICE INFORMATION ニッポナリアと対外交渉史料の魅力
(29)うで、この調べは前の藩主である斉
なりまさ昌からの 直々の命によって、漂流の顛末を儒臣の前川文 蔵が聞きとって記録しました。さらに、天保 十五(1844)年にこの記録に基づいて、前川温 という人物が本文を書き、酒井輝の撰、郡波希 顔の序文、守住定輝の絵で作られた『亜
あ墨
ぼく新
しん話
わ』(全四巻)でこの漂流の話が世間に広がり ました。その後、この話は藩医であった井上黙 が弘化三(1846)年に『亜墨竹枝』として発表 し、さらに嘉永七(1854)年には霞湖漁叟の撰 で木版本の『海外異聞』が刊行されました。
『海外異聞』(本学図書館所蔵)