• 検索結果がありません。

MAC アドレスを用いた IP トレースバック技術の提案 01j078

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "MAC アドレスを用いた IP トレースバック技術の提案 01j078"

Copied!
12
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

MACアドレスを用いた IPトレースバック技術の提案

01j078 播磨 宏和 渡邊研究室

1. はじめに

インターネット人口の増大に伴い,セキュリティに かかわる被害規模が拡大している.その中でもサービ ス不能攻撃(DoS攻撃)は防御が難しく,巧妙に身元 を隠してシステムを機能不全にしてしまう.この攻撃 に対して攻撃者の身元を探索する技術として IP トレ ースバックが盛んに研究されている[1].しかし,こ れまでの IPトレースバックは大量の攻撃パケットを 会席する必要があったり,高性能な CPU が必要とな るなどの課題がある.

本研究ではルータに残された攻撃パケットの MAC アドレス情報から攻撃ルートの上位ルータを特定し,

攻撃源までの経路を追跡するトレースバック方式を提 案する.

2. 既存のIPトレースバック技術とその課題

Input-debugging方式はルータのデバッグ機能を利用 したものであるが,近年攻撃ツールの発達により攻撃 パケットの特徴抽出が困難になっている.

逆探知パケットおよび,マーキング方式は各ルータ において,通過するパケットについてある確率で経路 情報の一部をのせる方式であるが,攻撃パケット数が 少ない場合には,発信源を特定できない.

Hashトレースバック方式はパケットのダイジェス トを利用するので攻撃パケットが1個あれば発信源を 特定できるが,大きな記憶容量や高いハッシュ処理能 力が必要とされるため,コスト面において不利になる.

3. 提案方式

提案方式は既存のトレースバック技術とは異なり,

ルータに残された攻撃パケットの送信元 MACアドレ スを手がかりとして攻撃側のエッジルータまでを追跡 する.

DoS攻撃では大量の攻撃パケットが被害ホストへと 送信されることから,ルータは同じ宛先 IPアドレス のパケットを大量に受信することになる.このとき,

上流ルータから受信した攻撃パケットの送信元 MAC アドレスと宛先 IP アドレスの組アドレスをルータに 記録しておくことで,攻撃対象ホストに対する攻撃の 経路を推測する手がかりを得る.

提案方式では図1のように情報を記録するテーブル

1,テーブル 2を保持しており,それぞれカウント値

が設けられている.

ルータはパケット転送時にパケットの宛先 IP アドレ スとその転送回数をテーブル 1に記録する.このテー ブルは一定間隔で消去する.カウント値が一定時間内 にある閾値を超えた場合,その時のパケットの IP

ドレスとMACアドレスの組をテーブル2へと記録す る.

テ ーブ ル 1 テ ーブ ル 2

D estination IP Address

… …

… … M_ip V_ip

… … N_ip

COUNT値

… …

… … 73 1015

… … 28

Destination IP Address

… … V_ip V_ip

… …

… … V_ip

S ource M AC Address

… … P_mac X _mac

… …

… … O _mac

C OUNT 値

… … 25 34

… …

… … 4

1.テーブルの保持

このようにしてテーブル 2には上流ルータの MAC アドレスが記録される.テーブル2は長時間保持する.

被害ホストは攻撃を受けると,MAC アドレスを頼 りに上流ルータに対して逆探知のための問合せパケッ トを送信する.問合せパケットには被害ホストの IP アドレスが含まれており,受信したルータはテーブル 2を用いて被害ホストのIPアドレスから送信元MAC アドレスを割り出す.

次にルータは自分自身の IPアドレス情報を加え,

割り出したMACアドレスのうちカウント値が最も大 きなルータに対して問い合わせを行う.各ルータがこ れらの操作を同様に行うことで,攻撃ホストのエッジ ルータまで問合わせていく.

問合せパケットには最終的に被害ホストからエッジ ルータまでの IPアドレスが書き込まれることから,

このルータまでが発信源までの攻撃経路となる( 2)

問合わせ

被害ホスト ルータX ルータY ルータZ 攻撃ホスト

問合わせ 問合わせ

ルータZ ルータY

ルータX ルータX ルータX

ルータY

ルータのIPアドレス追加 経路情報の通知

2.問合せパケット

4. むすび

本研究では,MACアドレスを用いたIPトレースバ ックの提案を行った.今後は本方式を実装することに より本方式の有効性やルータにかかる負荷などについ て既存技術と比較していく.

参考文献

[1]門森 雄基,大江 将史:IP トレースバック技術,

IPSJ Magazine Vol.42(Dec.2001)

[2]岡崎 直宣,河村 栄寿,朴 美娘:サービス不能攻撃

の経路追跡手法の効率化に関する検討,情報処理 学会論文誌 Vol.44,No12(Dec.2003)

(2)

MAC アドレスを用いた

IP トレースバック技術の提案

名城大学理工学部 渡邊研究室

01J078 播磨宏和 The proposal of IP trace back technology

using MAC Address

(3)

2

z

セキュリティに関わる被害規模の拡大

z

サービス不能攻撃(

DoS

攻撃)

z

大量のパケットを送信

z

身元の特定は困難

身元の隠蔽、偽造

z

攻撃パケットの発信源を特定する手段が必要 IP トレースバック技術

研究の背景

被害ホスト 攻撃ホスト

攻撃パス

(4)

z

IP トレースバック技術

z

ルータ機能の追加

z

既存技術

z Input-debugging

方式

z ICMP

トレースバック方式

z

マーキング方式

z Hash-based

方式

IP トレースバック技術とは

被害ホスト 攻撃ホスト

攻撃パス 追跡パス

(5)

4

z

IP ヘッダ内の未使用ビットにマーキング

z IP

ヘッダ(

Identification

フィールド)

z 2

つのルータのアドレス

z

収集したマーキングパケットから攻撃経路を再構築

z

欠点

z

攻撃経路の構築に膨大な時間が必要

z

アプリケーションとの親和性が低い

既存技術 ~マーキング方式~

ルータA ルータB ルータC ルータD

A(+)B

B(+)C

C(+)D

攻撃経路

=A

B

C

D

攻撃ホスト 被害ホスト

パケットの流れ

(6)

z

ハッシュ関数を用いてビットマップを生成、通過記録を保存

z

ビットマップがルータに保存されているかを確認することで攻撃経路を再構築

z

欠点

z

大きな記憶容量や高いハッシュ処理能力が必要

既存技術 ~ Hash-based 方式~

IPヘッダ

不変な部分

H1(P)

H2(P)

Hk(P) n bit

1

1 1

2n bit

ビットマップ

Source Address Destination Address Identification

Checksum

TTL Protocol

Fragment Offset Total Lenght Header

Lenght TOS

Version

Options Payload

(7)

6

Attack Host

IP Address : A_ip Mac Address : A_mac

Router Y

IP Address : Y1_ip Mac Address : Y1_mac Router X

IP Address : X1_ip Mac Address : X1_mac

IP Address : Y2_ip Mac Address : Y2_mac IP Address : X2_ip Mac Address : X2_mac

Victim Host

IP Address : V_ip Mac Address : V_mac Router Z

IP Address : Z1_ip Mac Address : Z1_mac IP Address : Z2_ip Mac Address : Z2_mac

提案技術の原理

z

これまでのIPトレースバック技術とは異なる手法

z

ルータに記録されたMACアドレスにより上位のノードを特定し、発信元を追跡する

A_mac

X1_mac F_ip V_ip Data

X2_mac

Y1_mac F_ip V_ip Data

Y2_mac

Z1_mac F_ip V_ip Data

Ethernet Header IP Header Data 送信元

宛先 送信元 宛先 Data

パケット内容

攻撃パケット 追跡

Z2_mac

V_mac F_ip V_ip Data

(8)

7

Destination IP

Address COUNT値

動作概要

z

テーブル

2

1.

組アドレス*を記録

2.

カウント値の加算

3.

長期保存

z

テーブル

1

1.

宛先IPアドレスを記録

2.

カウント値の加算

3.

時間単位で消去

4.

閾値を超えたらテーブル2に保存*

*

攻撃経路の判断材料

*

組アドレス

9

送信元MACアドレス

9 宛先IPアドレス

Source MAC Address Destination IP

Address COUNT値

テーブル1 テーブル2

V_IP

被害ホストV 攻撃ホスト A

1001 閾値:1000

H_IP

・・・・・ ・・・・・

V_IP X_MAC 761

V_IP

・・・・・

Y_MAC

・・・・・ ・・・・・

3 一般ホストH

ルータ Y

ルータ X

(9)

8

攻撃経路の追跡

問合せパケットに自分自身の

IP

アドレスを追加

攻撃ホスト A 被害ホスト V ルータ X ルータ Y ルータ Z

ルータ X ルータ Y ルータ Z ルータ X

ルータ Y ルータ X

攻撃ホストからは応答が無い

追跡継続 追跡継続 追跡継続 応答無し

該当テーブル無し

該当テーブル無し

攻撃経路の通知

エッジルータは被害ホストに攻撃経路を通知する

(10)

評価

z

利点

z

ルータが自律的に動作 → 管理コストは低い

z

パケットに改良を加えない → 親和性問題が発生しない

z

複雑な動作を行わない → ルータに掛かる負担は軽い

(11)

10

むすび

z

まとめ

z MAC

アドレスを用いた

IP

トレースバック技術の手法について提 案した

z

今後は、提案システムを実装して有効性を確認するとともに既 存技術との比較を行う

z

現在の状況

z Windows OS

にて擬似的なテーブル作成プログラムを開発

z

情報の格納、上位ルータの特定を確認した

z

今後の課題

z

モジュールを

FreeBSD

のカーネルに組込み、より実践的な開

発を行う

(12)

おわり

参照

関連したドキュメント

できないため対策が困難なものとなっている.また,DoS 攻撃や

電話の呼び出しと通話のパケットは,ここで構 築されたトンネルを通して行う.呼び出し処理は,通常の

ラベルスイッチング技術を利用した仮想 IP 層の提案 Virtual IP Layer Based On Label Switching 内田 良隆† 三瓶 史彦‡ 石川 憲洋† Yoshitaka Uchida Humihiko

するパケットであるかを判断する。中継する場合は、 保存している経路表に基づき Previous

近年,

近年,

するパケットであるかを判断する。中継する場合は、 保存している経路表に基づき Previous

ⓒ 2013 Information Processing Society of Japan.. 廣津らの研究 [8] では,攻撃的なトラフィックの解析の