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あいまいな要望に対する 旅行プラン提案システム

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(1)

中央大学理工学部情報工学科 卒業論文

あいまいな要望に対する 旅行プラン提案システム

学籍番号

02D8104022K

松永  芳人

指導教員  田口  東  教授

2006

3

(2)

あらまし

  本研究では,旅行を計画している人の特性やあいまいな要望から,その人に適した旅行 プランを提案するシステムを構築する.

まず,本研究で対象とする観光地を

JTB

宿泊白書

2004[1]から抽出し,国内の一般的な

旅行の動向を調べる.また,対象とする観光地および,宿に関する情報を旅行パンフレッ トと旅行サイトから抽出する.次に,アンケートを取り,旅行に対する要望と,旅行の中 で考慮される項目との関連性を見出す.以上で抽出した情報と,システム利用者の特性や 要望から,各旅行プランに対して優先度を付ける.その優先度を用いて,システム利用者 に対して提案する旅行プランを決定する.また,その実行例を示す.

キーワード:旅行プラン,あいまいな要望,旅行の中で考慮される項目,宿泊人数比,

適正宿泊料金,適正アクセス時間

(3)

目次

1

はじめに

... 1

2

使用データ

... 2

2.1 JTB

データ

...2

2.2 宿データ ...3

2.3 観光地データ ...5

2.4 交通データ...5

2.5 アンケートデータ ...8

2.5.1  要望と項目の抽出 ...9

2.5.2 観光地,宿に関する要望...10

3

旅行プラン提案システム

... 11

3.1 システム概要 ...11

3.2 システムの流れ ...11

3.2.1 アンケートデータの集計...12

3.2.2 入力...15

3.2.3 ウエイトの計算 ...16

3.2.4 候補地の絞りこみ ...18

3.2.5 優先度の計算 ...19

3.2.6 優先度付け ...23

3.2.7 出力...23

4

実行結果

... 25

4.1 実行例...25

4.2 入力による提案プランの違い ...26

4.2.1 性別...26

4.2.2 要望...28

4.2.3 出発月 ...29

4.2.4 同行者 ...30

4.2.5 予算...31

4.2.6 目的地 ...32

4.3 宿泊料金,アクセス時間,項目の満足度 ...33

(4)

5

おわりに

... 35

5.1 まとめ...35

5.2 今後の課題...35

謝辞

... 37

参考文献

... 38

付録

A

付録

B

(5)

1

章  はじめに

旅行の計画を立てるときに,あらかじめ明確な目的や目的地,予算などを決定せずに,「ゆ っくりしたい」,「〜な所へ行きたい」といった,あいまいな要望を持って代理店等に行き,

係員に相談しながら旅行プランを決定することは多い.その際には,旅行を計画している 人の要望だけでなく,その人の性別や年齢といった特性も考慮される.一方,現在では,

インターネット上でも旅行の予約や検索は可能である.しかし,旅行者の特性やあいまい な要望に対して旅行プランを提案するようなシステムは見られない.このようなシステム が実現できれば,自分の要望を満たすプランを,たくさんのパンフレットや膨大な

Web

のデータから探したり,求めるプランが存在するかを調べるために代理店まで足を運ぶ,

といった買い手側の手間を軽減することができる.また,代理店の店員が客の相談を受け,

その人に適した旅行プランを探すという手間も軽減することができる.さらに,システム を利用する人に対して,その人がそれまで知らなかった観光地や旅行プランを知ってもら うこともできる.これらのことは,日本全国の旅行者数を増やすことにつながり,新たな 販売機会を増やすことができると考えられる.

そこで本研究では,旅行を計画している人の特性やあいまいな要望に対して,その人に 適した旅行プランを導き出すシステムを構築することを目的とする.

(6)

2

章  使用データ

2.1

 

JTB

データ

 

JTB

宿泊白書

2004 [1]

は,

JTB

グループにおける

2003

年度の宿泊券販売データを基に,

国内宿泊旅行の全国の動向だけでなく,都道府県や主要観光地別の動向を分析したデータ である.このデータから,国内の一般的な旅行の動向を調べることができる.以後,この データを

JTB

データと呼ぶ.

 

JTB

データに記載されている,全国もしくは観光地ごとの宿泊人数と宿泊料金のデータ の中から,以下のデータを抽出し,利用する.

・  観光地別出発地域別の宿泊人数  :観光地別に集計した各地域ブロックを出発地とす

2003

年度の宿泊人数.

・  観光地別宿泊人数の月別構成比  :観光地別に集計した各月の宿泊人数が,その観光     地の

2003

年度の宿泊人数に占める割合を百分率     で表したもの.

・  食事タイプ別の平均宿泊料金 :1泊食事なし,1泊朝食付き,1

2

食付き,そ

れぞれの

2003

年度の平均宿泊料金.

  地域ブロックとは,全国を

12

の地域に分けたものである(表

2.1).宿泊地を地域ブロック

で表わす場合,この

12

の地域ブロックで表わす.出発地は,北関東ブロックと首都圏ブロ ックは関東ブロック,九州ブロックと沖縄ブロックは九州・沖縄ブロックとし,全国を

10

の地域に分けて表わす.

 

JTB

データでは,100 箇所の観光地を主要観光地として選んでいる.これは,全国を北 海道・東北ブロック,関東・甲信越ブロック,北陸・東海・中京ブロック,近畿・中国・

四国ブロック,九州・沖縄ブロックの

5

地域に分け,それぞれの地域から“学生団体”を 除く宿泊人数の多い順に

20

箇所ずつ抜粋したものである.ここで,“学生団体”とは学校 教育の一環として実施された団体旅行のことを指す.また,USJ 地区は主要観光地に含ま れないが,大阪・東大阪に含まれる宿泊人数の多い地区として別掲されている.以後,

JTB

データの主要観光地に

USJ

地区を加えた

101

箇所の観光地を観光地と呼ぶ.宿泊地を観光 地で表わす場合,この

101

箇所の観光地で表わす.各観光地の名称を,その観光地がある 県ごとにまとめ,付録に記載する.

(7)

2.1

  地域ブロック名と各地域ブロックに含まれる県 地域ブロック名 各地域ブロックに含まれる県

北海道 北海道

東北 青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県 北関東 茨城県,栃木県,群馬県

首都圏 埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県 北陸 富山県,石川県,福井県

甲信越 新潟県,長野県,山梨県

東海・中京 岐阜県,静岡県,愛知県,三重県

近畿 滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県 中国 鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県

四国 徳島県,香川県,愛媛県,高知県

九州 福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県 沖縄 沖縄県

2.2

  宿データ

  株式会社

JTB

から発行されている旅行パンフレット

25

冊(以下,パンフレットと呼ぶ)

から,各観光地にある宿の情報を抽出する.以後,このデータを宿データと呼ぶ. パンフ レットは,JTBデータの観光地を宿泊地とする旅行プランの,2005

12

月の料金が記載 されているものを利用する.同じ宿であっても,宿泊する部屋や食事のメニューなどの宿 泊条件によって宿泊料金が異なることがある.そのため,宿泊条件ごとに

1

つのプランと して扱う.観光地

1

箇所につき

5

プラン程度を目安とし,観光地

101

箇所について合計

479

プランの宿の情報を抽出する.各プランには以下の情報が含まれる.

・  プラン名

      宿の名称をプラン名とする.ただし,

1

軒の宿に宿泊条件が異なる複数のプランが     存在する場合には,それぞれのプランを区別できるようにする.

・ 

1

泊あたりの宿泊料金

      宿泊料金は,同じプランでも

1

部屋あたりの宿泊人数,宿泊する時期によって異     なる.本研究では,2005

12

1

日(木)に

2

人で

1

部屋に宿泊する場合の

1

    当たりの料金を採用する.ただし,京都・奈良・大津にある宿は,2005

12

4

    日(日)以降の料金しか記載されていなかったため,2005

12

8

日(木)に

2

  人で

1

部屋に宿泊する場合の

1

人当たりの料金を採用する.対象とする宿の

1

泊あ

(8)

・  チェックイン時間

・  チェックアウト時間

・  部屋の広さ

・  部屋からの眺望

      海,山,川,湖,庭を対象とし,部屋の窓から見えるかどうか.

・  部屋のタイプ

      和室,洋室,和洋室のいずれか.

・  アメニティ

        ドライヤー,1人につき浴衣

2

枚,朝刊が無料で利用できるか.

・  朝食

      宿泊料金に朝食代金が含まれているか.

・  夕食

      宿泊料金に夕食代金が含まれているか.

・  食事場所

      食事場所が部屋または個室か,それ以外か.

・  食事メニュー

      和食,中華,フレンチ,イタリアン,バイキング,懐石料理,会席料理のいずれ     か.

・  風呂・温泉

      部屋風呂,大浴場,温泉,サウナ,露天風呂,貸切風呂,部屋温泉風呂が利用で     きるかどうか.

・  プールの有無

・  駐車場の有無

・  無料送迎の有無

      宿の付近にある駅,バス停,空港から無料送迎があるか.

・  交通アクセス

      宿の付近にある駅,空港,インターチェンジからのアクセス情報.駅,空港から     のアクセスの場合,アクセス方法は徒歩,バス,タクシーのいずれかであり,駅,

    空港からの所要時間で表わす.インターチェンジからのアクセスの場合,アクセス     方法は車であり,インターチェンジからの所要時間もしくは距離で表わす.

(9)

50000 40000

30000 20000

10000 0

宿泊料金[円]

100

80

60

40

20

0 プ ラ ン 数 [ プ ラ ン ]

 

図 2.1  宿泊料金 

2.3

  観光地データ

  パンフレットと,株式会社

JTB

の運営するウェブサイト[4]の観光地情報から,各観光地 の情報を抽出する.以後,このデータを観光地データと呼ぶ.各観光地の観光地データに は以下の情報が含まれる.

・  歴史的な観光地であるか

・  都会的な観光地であるか

・  特産物があるか

・  イベント・祭が催されるか

・  テーマパークがあるか

・  美術館・博物館があるか

・  山があるか

・  海があるか

・  森があるか

・  川があるか

・  湖があるか

2.4

  交通データ

  各観光地へのアクセスの情報を,パンフレットと,株式会社 駅前探検倶楽部が運営して いるウェブサイト[3](以下,駅前探検倶楽部と呼ぶ)から抽出する.以後,このデータを 交通データと呼ぶ.

 

JTB

が販売している旅行プランのうち,宿泊地付近の駅または空港までの交通手段と宿 泊をまとめて販売しているものをセットプランと呼ぶ.セットプランには交通手段として 鉄道を利用するもの(以下,鉄道セットプランと呼ぶ)と,飛行機を利用するもの(以下,

(10)

  各観光地の交通データには以下の情報が含まれる.

(1)最寄り駅

  各観光地を宿泊地とする鉄道セットプランについている乗車券の往路の下車駅を,各観 光地の最寄り駅とする.ただし,北海道・九州・沖縄ブロックにある観光地と,東京都区 部,横浜,成田,幕張,舞浜,市川・船橋・新浦安については以下のようにする.

・  北海道ブロックにある観光地

  鉄道セットプランはパンフレットに記載されているが,下車駅は観光地ごとに設定 されておらず,指定された駅の中から下車駅を選択する方式である.よって,各観光 地に分類されている宿の最寄り駅のうちの

1

つをその観光地の最寄り駅とする.

・  九州ブロックにある観光地

  鉄道セットプランがパンフレットに記載されていない.よって,各観光地に分類さ れている宿の最寄り駅のうちの

1

つをその観光地の最寄り駅とする.

・  沖縄ブロックにある観光地

  鉄道セットプランが存在せず,付近に鉄道の駅がない観光地が多いので,各観光地 のある島の空港をその観光地の最寄り駅とする.

・  東京都区部,横浜,成田,幕張,舞浜,市川・船橋・新浦安

  鉄道セットプランがパンフレットに記載されていない.よって,各観光地に分類さ れている宿の最寄り駅のうちの

1

つをその観光地の最寄り駅とする.

(2)アクセス方法の数と種類

  パンフレットを参照し,各観光地へのアクセス方法の種類と数を決定する.

  各観光地は,その観光地を宿泊地とするセットプランがパンフレットに記載されている かどうか,また,記載されている場合にはセットプラン種類によって以下の

4

つのグルー プに分類する.

(i)鉄道セットプランと航空セットプランの両方がパンフレットに記載されていない観光地 (ii)鉄道セットプランだけがパンフレットに記載されている観光地

(iii)航空セットプランだけがパンフレットに記載されている観光地

(iv)鉄道セットプランと航空セットプランの両方がパンフレットに記載されている観光地

 

(i),(ii)に属する観光地は,飛行機での移動を含まないアクセス方法を 1

通り持つ.(iii)

に属する観光地は,飛行機での移動を含むアクセス方法を

1

通り持つ.(iv)に属する観光地 は,飛行機での移動を含むアクセス方法と,飛行機での移動を含まないアクセス方法を

1

通りずつ持つ.

(11)

(3)アクセス方法

  駅前探検倶楽部の乗り換え案内サービスとは,乗車駅,下車駅,日付,出発時間もしく は到着時間,距離

100km

以下の有料特急を利用するかどうか,優先表示条件(料金順,時 間順,乗り換え回数順のいずれか)を指定すると,指定した条件を満たすアクセス方法を 検索し,所要時間,交通費を優先表示条件の順に表示するサービスである.このサービス を利用し,以下のように各観光地のアクセス方法を調べる.

  飛行機での移動を含むアクセス方法を調べる場合,羽田空港第

1

ビル駅と羽田空港第

2

ビル駅のうち,利用する飛行機へ搭乗できる駅を乗車駅とする.飛行機での移動を含まな いアクセス方法を調べる場合,東京駅を乗車駅とする.下車駅は各観光地の最寄り駅とす る.出発日時を

2005

12

1

日正午とし,距離

100km

以下の有料特急は利用しない.

以上の条件で,乗り換え回数が最小であるアクセス方法の中で,アクセス時間が最短のも のを各観光地のアクセス方法として使用する.各観光地のアクセス料金とアクセス時間は,

採用したアクセス方法の料金と所要時間を使用する.ただし,採用したアクセス方法に飛 行機での移動が含まれる場合,その観光地のアクセス料金は,航空券の料金を

JAL

の前売

21

を適用した料金としたときの金額とする.前売り

21

とは,JALが提供しているサー ビスの

1

つであり,搭乗日の

21

日前までに航空券を購入すると料金が割り引かれるという ものである.対象とする観光地のアクセス料金の分布を図

2.2

に,アクセス時間の分布を図

2.3

に示す.

30000 25000

20000 15000

10000 5000

0

ア ク セ ス 料金[円]

25

20

15

10

5

0 ア ク セ ス 方 法 [ 個 ]

 

(12)

400 300

200 100

0

ア ク セ ス 時間[分]

20

15

10

5

0 ア ク セ ス 方 法 [ 個 ]

  図 2.3  アクセス時間

2.5

  アンケートデータ

  旅行者の旅行に対するニーズを調べるために,

2

回のアンケートを実施した.これらのア ンケートから抽出したデータをアンケートデータと呼ぶ.使用したアンケートは,付録に 記載する.

 

1

回目のアンケートは,旅行者のあいまいな要望(以下,要望と呼ぶ)と,旅行の中で考 慮される項目(以下,項目と呼ぶ)にはどのようなものがあるかを調べるためのものであ る.20歳代の学生を対象とし,男性

14

人,女性

11

人から回答を得た.

 

2

回目のアンケートは,各要望・同行者・季節と項目との関係や,旅行者の宿泊料金,ア クセス時間に対する要望を調べるためのものである.20 歳代の学生を対象とし,男性

23

人,女性

12

人から回答を得た.

  同行者・季節は,以下のように分類する.

<同行者>

・  一人

・  夫婦・カップル

・  同姓の友達

・  男女混合の友達

・  中学生以下の子供のいる家族

・  高校生以上の学生の子供のいる家族

・  社会人の子供のいる家族

(13)

<季節>

・  春(3〜5月)

・  夏(6〜9月)

・  秋(10〜11月)

・  冬(12〜2月)

2.5.1

  要望と項目の抽出

 

1

回目のアンケートの結果,98個の要望と

49

個の項目が得られた.本研究では,その中 から以下の

22

個の要望と

22

個の項目を使用する.

<要望>

・  手軽に行きたい

・  安く行きたい

・  ちょっと贅沢に

・  都会の生活から抜け出したい

・  田舎の生活から抜け出したい

・  歴史にふれる

・  季節を感じる

・  自然を感じる

・  山に行きたい

・  海に行きたい

・  森に行きたい

・  川に行きたい

・  湖に行きたい

・  テニスがしたい

・  買い物がしたい

・  ゴルフがしたい

・  スキー・スノーボードがしたい

・  美味しいものが食べたい

・  のんびりリラックスしたい

・  文化施設を見て回りたい

・  思いっきり遊びたい

・  みんなでわいわいしたい

<項目>

旅行全体に関する項目

・  予算の安さ

宿に関する項目

・  眺望の良さ

・  朝食付き

・  夕食付き

・  洋室

・  和室

・  アメニティ

・  風呂・温泉

・  最寄り駅から無料送迎がある

出発地から目的地の距離に関する項目

・  近い

・  遠い

(14)

目的地に関する項目

・  特産物がある

・  イベント・祭が催される

・  歴史的な観光地である

・  都会的な観光地である

・  テーマパークがある

・  美術館・博物館がある

・  山がある

・  海がある

・  森がある

・  川がある

・  湖がある

2.5.2

  観光地,宿に関する要望

 

2

回目のアンケートの回答から,以下のデータを抽出し使用する.

・  各要望・同行者・季節ごとに,旅行の中で各項目を重視あるいは考慮するか

・  同行者ごとに,部屋風呂,大浴場,温泉,サウナ,露天風呂,貸切風呂,部屋温泉風 呂に対して,宿泊施設についていると良いと思う順位(1〜5位)

・  ドライヤー,浴衣,朝刊に対して,宿泊施設についていると良いと思う順位(1〜3 位)

・  安く旅行に行きたいときの宿泊費の上限額

・  贅沢だと感じる宿泊費の下限額

・  手軽に行けると感じるアクセス時間の上限

・  遠すぎると感じるアクセス時間

(15)

3

章  旅行プラン提案システム

3.1

  システム概要

  システム利用者の特性や要望から,JTB データ,宿データ,観光地データ,アンケート データを用いて,システム利用者に適した旅行プランを導き出すシステムを構築する.こ こで,旅行プランとは宿泊施設として利用する宿と,その宿がある観光地までのアクセス 方法からなる.システム利用者は学生を対象とし,出発地は関東ブロックとする.以後,

このシステムのことを単にシステムと呼ぶ.また,このシステムを利用して旅行を計画し ている人をシステム利用者と呼ぶ.システムの流れを以下に示す.

    ステップ

0

:アンケートデータの集計     ステップ1 :入力

    ステップ

2

:ウエイトの計算     ステップ

3

:候補地の絞り込み     ステップ

4

:優先度の計算     ステップ

5

:優先度付け     ステップ

6

:出力

  事前に,アンケートデータを回答者の性別ごとに集計し,各要望・同行者・季節に対す る各項目の重要度を求める.アンケートデータの集計結果をアンケート集計データと呼ぶ.

以下で,アンケート集計データを使用する場合は,システム利用者と同じ性別の回答者の アンケート集計データを使用するものとする.

  最初のステップとして,システム利用者に特性・要望を入力してもらう.次に,特性・

要望とアンケート集計データから各項目のウエイトを求める.さらに,特性・要望とアン ケート集計データから目的地の候補となる観光地を絞り込む.また,このステップでは,

各候補地へのアクセス方法を決定する.その後,JTB データ,観光地データ,宿データ,

各項目のウエイト,アンケート集計データから,各候補地と候補地にある宿に対する優先 度を求める.このとき,最小二乗法を利用する[2].最後に,各宿とその宿のある観光地の 優先度から各旅行プランの優先度を求め,優先度の最も高い

3

つの旅行プランを提案する.

3.2

  システムの流れ

  システムの流れに沿って,提案する旅行プランの導出方法を説明する.

  この節で使用する集合を表わす記号を以下に示す.

(16)

C

:選択肢全体の集合

D

:要望全体の集合

M

:同行者全体の集合

S

:季節全体の集合

I

:項目全体の集合

1

G

:グループ

1

に属する項目全体の集合

G1 t

:グループ

1

に属する項目の中で観光地に関する項目の集合

G1 h

:グループ

1

に属する項目の中で,“眺望のよさ”“風呂・温泉”,“アメニティ”以外       で宿に関する項目の集合

2

G :グループ 2

に属する項目全体の集合

A

:アメニティの種類(ドライヤー,1人につき浴衣

2

枚,朝刊)全体の集合

B

:風呂・温泉の種類(部屋風呂,大浴場,温泉,サウナ,露天風呂,貸切風呂,部屋温       泉風呂)全体の集合

V

:眺望の対象(海,山,川,湖,庭)全体の集合

Q

:候補地全体の集合

H

Q

にある宿全体の集合

3.2.1  アンケートデータの集計

  各要望・同行者・季節に対して,各項目を重視するか考慮するかを回答してもらったア ンケートの結果を集計し,各要望・同行者・季節に対する各項目の重要度を求める.

 

22

個の項目を

2

つのグループにわけ,グループ

1

とグループ

2

とする.

<グループ

1

の項目>

・  眺望の良さ

・  朝食付き

・  夕食付き

・  洋室

・  和室

・  アメニティ

・  風呂・温泉

・  最寄り駅から無料送迎がある

・  特産物がある

・  イベント・祭りが催される

・  歴史的な観光地である

・  都会的な観光地である

・  テーマパークがある

・  美術館・博物館などがある

・  山がある

・  海がある

・  森がある

・  川がある

・  湖がある

(17)

<グループ

2

の項目>

・  予算の安さ

・  出発地から目的地が近い

・  出発地から目的地が遠い

(1)要望・同行者・季節に対する各項目の重要度

  アンケートデータから,各要望・同行者・季節に対する各項目の重要度を求める.以下,

すべての要望・同行者・季節を選択肢と呼ぶ.

  選択肢

i ( ) C

に対して,項目

j ( ) I

を“重視する”と回答した人数を

n ij 1

,“考慮する”

と回答した人数を

n ij 2

とする.このとき,選択肢

i

,項目

j

に対し

f ij

を以下の式で求める:

( 2 0 . 3 )

1 + ×

= ij ij

ij n n

f

iC , ∀ jI (3.1)

選択肢

i

に対する

G 1

に属する項目

j ( G 1 )

の重要度

F ij

を以下の式で求める:

∑ ∈

=

1 '

' G j

ij ij ij

f

F f

iC , ∀ jG 1 (3.2)

選択肢

i

に対する

G 2

に属する項目

j ( ) G 2

の重要度

F ij

を以下の式で求める.ただし,

N

はシステム利用者と同じ性別のアンケート回答者数である:

N f

F ij = ij /

iC , ∀ jG 2 (3.3)

  例えば,システム利用者と同じ性別のアンケート回答者数を

15( N = 15

)で,選択肢

“手軽に行きたい”に対して,項目“予算の安さ”を“重視する”とした回答者数が

8

n 1 ij = 8

),

“考慮する”とした回答者数が

3

n ij 2 = 3

)であったとする.このとき,“手軽に行きたい”

に対する“予算の安さ”の

f ij

の値は以下のようになる:

( 3 0 . 3 ) 8 . 9

8 + × =

ij =

f

  選択肢“手軽に行きたい”に対する項目 “予算の安さ”の

f ij

の値が

9.8

であるとする.

“予算の安さ”は

G 2

に属するので,“手軽に行きたい”に対する“予算の安さ”の重要度

F ij

は以下のように求めることができる:

6533 . 0 15 / 8 .

9 =

ij =

F

同様に,各選択肢に対する,

G 2

に属するすべての項目の重要度を求めることができる.

(18)

2

)同行者に対する風呂・温泉の重要度

  同行者

m ( M )

に対して風呂・温泉

b ( ) B

を“

k

番目にあると良いと思う”と回答した 人数を

n mb k

とする.ただし,

k { 1 , 2 , 3 , 4 , 5 }

である.このとき,同行者

m

に対する風呂・

温泉

b

の重要度を

F mb bath

とし,以下の式で求める:

∑ ∈

=

B b

bath mb bath bath mb

mb f

F f

' '

mM , ∀ bB (3.4)

ただし,

f mb bath

は以下のように定義する:

( 2 0 . 3 ) ( 3 0 . 2 ) ( 4 0 . 1 ) ( 5 0 . 05 )

1 + × + × + × + ×

= mb mb mb mb mb

bath

mb n n n n n

f

mM , ∀ bB (3.5)

  例えば,同行者“同性の友達”に対して,風呂・温泉“部屋風呂”を“1 番目にあると 良いと思う”とした回答者数が

1( n 1 mb = 1

),“2番目にあると良いと思う”とした回答者 数が

0

n mb 2 = 0

),“3番目にあると良いと思う”とした回答者数が

3( n mb 3 = 3

),“4番目 にあると良いと思う”とした回答者数が

2( n mb 4 = 2

),“5番目にあると良いと思う”とし た回答者数が

5( n mb 5 = 5

)であったとする.このとき,“同性の友達”に対する“部屋風 呂”の

f mb bath

の値は以下のようになる:

( 0 0 . 3 ) ( 3 0 . 2 ) ( 2 0 . 1 ) ( 5 0 . 05 ) 2 . 05

1 + × + × + × + × =

=

bath

f mb

同様に,各同行者に対する,各種風呂・温泉の

f mb bath

の値を求めることができる.ここで は,“同性の友達”に対する

f mb bath

の値は,“大浴場”に関して

8.24,

“温泉”に関して

3.11,

“サウナ”に関して

2.67,

“露天風呂”に関して

8.35,

“貸切風呂”に関して

2.23,

“部屋 温泉風呂”に関して

5.01

であるとする.このとき,“同性の友達”に対する“部屋風呂”

の重要度は以下のようになる:

0.0648 5.01

2.23 8.35 2.67 3.11 8.24 2.05

2.05 =

+ + + + +

= +

bath

F mb

同様に,各同行者に対する各種風呂・温泉の重要度を求めることができる.

(3)アメニティの重要度

  アメニティ

a ( ) A

を“

k

番目にあると良いと思う”と回答した人数を

n a k

とする.ただし,

{ } 1 , 2 , 3

k

である.このとき,アメニティ

a

の重要度を

F a amenity

とし,以下の式で求める:

(19)

∑ ∈

=

A a

amenity a amenity amenity a

a f

F f

' '

aA (3.6)

ただし,

f a amenity

は以下のように定義する:

( 2 0 . 3 ) ( 3 0 . 2 )

1 + × + ×

= a a a

amenity

a n n n

f

aA (3.7)

  例えば,アメニティ“ドライヤー”に対して“1 番目にあると良いと思う”とした回答 者数が

4( n 1 a = 4

),“2番目にあると良いと思う”とした回答者数が

2( n a 2 = 2

),“3 目にあると良いと思う”とした回答者数が

3( n a 3 = 3

)であったとする.このとき“ドラ イヤー”の

f a amenity

の値は以下のようになる:

( 2 0.3 ) ( 3 0.2 ) 5.2

4 + × + × =

=

amenity

f a

同様に,各種アメニティの

f a amenity

の値を求めることができる.ここでは,“1人につき浴

2

枚”に関しては

7.8,“朝刊無料”に関しては 6.1

であるとする.このとき,“ドライ ヤー”の重要度は以下のようになる:

0.2723 6.1

7.8 5.2

5.2

1

=

+

= +

amenity

F a

同様に,各種アメニティの重要度を求めることができる.

3.2.2

  入力

  システム利用者が入力するデータは性別,要望,同行者,出発月,目的地,予算である.

性別,同行者,予算は表 (3.1) から

1

つずつ選択する.要望は,2.5.1 節の要望から選択 し,合計が

10

点になるように選択した要望にポイントを割り振る.出発月は

1〜12

月か ら指定する.目的地は任意入力とし,入力する場合は

2.1

節の地域ブロックと県から選択 し,複数選択することも可能である.

(20)

3.1  性別・同行者・予算

性別 男性

女性 一人

夫婦・カップル 同性のみの友達 男女混合の友達

中学生以下の子供を含む家族 高校生以上の子供を含む家族 同行者

社会人の子供を含む家族

1

万円未満

1

万円以上

2

万円未満

2

万円以上

4

万円未満

4

万円以上

6

万円未満

6

万円以上

7

万円未満

7

万円以上

8

万円未満

8

万円以上

予算

指定しない

3.2.3  ウエイトの計算

  各選択肢に対する各項目の重要度と入力から,各項目と各種風呂・温泉,各種アメニテ ィのウエイトを求める.

  要望・同行者・出発する季節(以下,季節と呼ぶ)が各項目のウエイトに与える全影響

1

として,それぞれの影響の強さを

0.5,0.25,0.25

と仮定する.

  要望

d ( ) D

にシステム利用者が割り振ったポイントを

P d

と表わす.ポイントを割り振 られなかった要望には

0

ポイントが割り振られたと考える.このとき,要望

d

の得点

X d

以下の式で求める.ここで,正規化のために

0.1

を掛けている:

5 . 0 1 . 0 ×

×

= d

d P

X

dD (3.8)

  システム利用者が選択した同行者と,出発月が含まれる季節の得点は

0.25

とする.選択 されなかった同行者と,出発月が含まれる季節の得点は

0

とする.

  選択肢

c ( ) C

の得点

X c

に応じて,項目

j ( ) I

のウエイト

W j

を以下の式で求める:

( )

(21)

  項目“風呂・温泉”のウエイトを

W bath

とし,風呂・温泉

b ( ) B

のウエイト

W b bath

を以

下の式で求める:

m bath mb bath bath

b W F X

W = × ×

bB , ∀ mM (3.10)

項目“アメニティ”のウエイトを

W amenity

とし,アメニティ

a ( ) A

のウエイト

W a amenity

を以

下の式で求める:

amenity a amenity amenity

a W F

W = ×

aA (3.11)

  ここで,

G1 h

に属する項目,各種風呂・温泉,各種アメニティのウエイトは,宿や観光 地に対する要望全体を

1

としたときの,それぞれが要望全体の中に占める割合を表わして いる.

G 2

に属する項目のウエイトは,アンケートの全回答者数を

1

としたときの,各項 目を重視する人数が全回答者数の中に占める割合を表わしている.

  例えば,システム利用者が,要望として“手軽に行きたい”(10点),同行者として“同 性の友達”,出発月として

1

月を選択したとする.このとき,“手軽に行きたい”の得点は 以下のようになる:

0.5 0.5 0.1

10 × × =

c =

X

“同性の友達”の得点は

0.25,“冬(12〜2

月)”の得点は

0.25

となる.

  “手軽に行きたい”,“同性の友達”,“冬(12〜2月)”対する,項目“夕食付き”の重要 度がそれぞれ

0.4114,0.3221,0.5342

であるとする.このとき,“夕食付き”のウエイト

W j

は以下のようになる:

( ) ( ) ( )

0.4198

 .

0.13355

0.080525 0.2057

0.25 0.5342 0.25

0.3221 0.5

0.4114

= +

+

=

× +

× +

×

j = W

同様に,すべての項目についてウエイトを求めることができる.

  ここで,“風呂・温泉”のウエイトが

0.5321

であったとする.さらに,“同性の友達”に 対する“部屋風呂”の重要度が

0.0692

であるとする.このとき,“部屋風呂”のウエイト

bath

W b

は以下のようになる:

0.0368 0.0692

0.5321 × =

=

bath

W b

同様に,各種風呂・温泉のウエイトを求めることができる.

  また,“ドライヤー”の重要度が

0.2723

であるとする.さらに,“アメニティ”の重要

度が

0.1860

であるとする.このとき,“ドライヤー”の重要度

W a amenity

は以下のようにな

(22)

0506 . 0 2723 . 0 1860 .

0 × =

=

amenity

W a

同様に,各種アメニティのウエイトを求めることができる.

3.2.4

  候補地の絞り込み

  システム利用者の特性や要望とアンケート集計データから,目的地の候補を絞り込む.

目的地の候補となる観光地を候補地と呼ぶ.候補地の絞り込みは以下の手順で行なう.

    手順

1  :目的地による絞り込み

    手順

2  :予算による絞り込み

    手順

3  :要望による絞り込み

(1)目的地による絞り込み

  目的地として選択された地域に含まれる観光地を候補地とする.目的地を入力しない場 合には,全観光地を候補地とする.

(2)予算とアンケート集計データによる絞り込み

  システム利用者の指定した予算では行くことができない観光地と,アクセス時間が長す ぎる観光地を,候補地全体の集合

Q

から除外する.さらに,各候補地へのアクセス方法を 決定する.

  各観光地にある宿のうち,最も宿泊料金の安い宿の宿泊料金を,その観光地の最安宿泊 料金と呼ぶ.アンケートの“旅行するには長すぎると感じるアクセス時間”の回答の平均 値をアクセス時間の上限とする.このとき,各候補地のアクセス方法の中で,

    条件

1:アクセス時間がアクセス時間の上限を超えない

    条件

2:往復の交通費と,その観光地の最安宿泊料金の和が予算の上限を超えない

の両方を満たさないものを除外する.各候補地について,残っているアクセス方法の数に 応じて以下のようにする.

・  アクセス方法が

1

つも無くなった観光地      

Q

から除外する.

・  アクセス方法が

1

つだけ残っている観光地       残っているアクセス方法を採用する.

(23)

・  アクセス方法が複数残っている観光地

      項目“予算の安さ”のウエイト

W

安さと表わす.残っているアクセス方法の中で,

   

W

安さ

0.5

以上であれば,交通費が最も安いアクセス方法を,

W

安さ

0.5

未満で     あれば,アクセス時間が最も短いアクセス方法をその観光地へのアクセス方法と     して採用する.

(3)要望による絞り込み

  システム利用者の要望をかなえられない観光地を

Q

から除外する.この手順は,特定の 要望に

5

ポイント以上割り振られた場合に行なう.表

3.1

に絞り込みを行なう要望と,

Q

から除外される観光地の条件を示す.

3.1  要望による絞り込み

3.2.5  優先度の計算

  候補地

q ( ) Q

に対して

3

つの優先度

P1 spot q

P2 spot q

P3 spot q

,候補地全体の集合

Q

にあ

る宿

h ( H )

に対して

2

つの優先度

P1 hotel h

P2 hotel h

を求める.

P1 q spot

は観光地にあるものに 関する優先度,

P1 hotel h

は宿にあるものに関する優先度である.

P1 spot q

P1 hotel h

の合計は最 大で

1

をとる.

P2 spot q

JTB

データから導かれる優先度,

P2 hotel h

は各宿の宿泊料金から 導かれる優先度,

P3 spot q

は各候補地のアクセス時間から導かれる優先度であり,それぞれ 最大で

1

をとる.

絞り込みを行なう要望

Q

から除外する観光地

都会の生活から抜け出したい 項目“都会的な観光地である”を満たす観光地 歴史に触れる 項目“歴史的な観光地である”を満たさない観光地 山に行きたい 項目“山がある”を満たさない観光地

海に行きたい 項目“海がある”を満たさない観光地 森に行きたい 項目“森がある”を満たさない観光地 川に行きたい 項目“川がある”を満たさない観光地 湖に行きたい 項目“湖がある”を満たさない観光地

美術館・博物館がある 項目“美術館や博物館などがある”を満たさない観光地

(24)

(1)優先度

P1 hotel h

 

G1 h

に属する各項目,各種風呂・温泉,各種アメニティのウエイトと宿データから,

Q

にある宿

h ( H )

に対して優先度

P1 hotel h

を求める.

 

W view

を項目“眺望の良さ”のウエイト,

D hv view

を宿

h

の部屋から眺望の対象

v ( ) V

が見

えれば

1,見えなければ 0

である変数とする.眺望の対象は

6

種類あり,それぞれの重み

は等しいと仮定し,“眺望の良さ”のウエイトを

6

等分した値を各眺望の対象のウエイト と考え,宿

h

の眺望による優先度

P1 view h

を以下の式で求める:

∑ ∈

⎟ ⎠

⎜ ⎞

⎛ × ×

=

V v

view hv view

view

h W D

P 6

1 1

hH (3.12)

 

D hb bath

を宿

h

に風呂・温泉

b ( ) B

があれば

1,なければ 0

である変数として,宿

h

の風呂・

温泉による優先度

P1 bath h

を以下の式で求める:

( )

∑ ∈

×

=

B

1

b

bath hb bath b bath

h W D

P

hH (3.13)

 

D ha amenity

を宿

h

にアメニティ

a ( ) A

があれば

1,なければ 0

である変数として,宿

h

のア

メニティによる優先度

P 1 amenity h

を以下の式で求める:

( )

∑ ∈

×

=

A a

amenity ha amenity a amenity

h W D

P1

hH (3.14)

 

D hj hotel

を,

G1 h

に属する項目

j ( ∈ G 1 h )

を宿

h

が満たしていれば

1,満たしていなければ 0

である変数とする.宿

h

の優先度

P1 hotel h

を以下の式で求める:

( ) amenity h

bath h view h G

j

hotel hj j hotel

h W D P P P

P

h

1 1

1 1

1

+ +

+

×

= ∑

hH (3.15)

(2)優先度

P1 spot q

 

G1 t

に属する各項目のウエイトと観光地データから,候補地

q ( ) Q

に対して優先度

spot

P1 q

を求める.

 

D qj spot

を,

G1 t

に属する項目

j ( ∈ G 1 t )

を候補地

q

が満たしていれば

1,満たしていなけれ

0

である変数とする.候補地

q

の優先度

P1 spot q

を以下の式で求める:

( )

∑ ∈

×

=

G

t

j

spot qj j spot

q W D

P

1

1

qQ (3.16)

表 2.1   地域ブロック名と各地域ブロックに含まれる県 地域ブロック名  各地域ブロックに含まれる県  北海道  北海道  東北  青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県  北関東  茨城県,栃木県,群馬県  首都圏  埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県  北陸  富山県,石川県,福井県  甲信越  新潟県,長野県,山梨県  東海・中京  岐阜県,静岡県,愛知県,三重県  近畿  滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県  中国  鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県  四国  徳島県,
表 3.1  性別・同行者・予算  性別  男性  女性  一人  夫婦・カップル  同性のみの友達  男女混合の友達  中学生以下の子供を含む家族  高校生以上の子供を含む家族 同行者  社会人の子供を含む家族  1 万円未満  1 万円以上 2 万円未満  2 万円以上 4 万円未満  4 万円以上 6 万円未満  6 万円以上 7 万円未満  7 万円以上 8 万円未満  8 万円以上 予算  指定しない  3.2.3  ウエイトの計算    各選択肢に対する各項目の重要度と入力から,各項目と各種風呂

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