ドル・円(1)
【先週レビュー】 先週レポートで≪足元で「米金利上 昇なのにドル高」「米金利上昇なのに NY株安」「円安なのに日本株高」な どの、これまでの一般的な市場認識が 通じないチグハグな動きが続いてい る。VIXショック以降のポジション 整理が終わっていないことに加えて、FRBの資産縮小で米債需給の悪化や、各 国中央銀行勢によるドル保有縮小の動きが背景にあるかもしれない。~中略)。 またトランプ米大統領は、「いくつかの国は同盟国と呼ばれるが、通商関係では 同盟ではないと述べ、貿易の不均衡を是正していく姿勢を示した。米商務省は1 6日、中国など外国製の鉄鋼、アルミニウムに対する貿易制裁案を発表。米中間 選挙を控え、通商問題に対する懸念が強まると、ドル安要因になる。 ~中略)。中期的には米10年金利が3.0%に達して安定してくれば、長期 運用機関にとっては米国債の割安感が徐々に強まる可能性。テクニカルポイント の107円割れで売りが加速したが、今度は、104.32円(9/2 高値)~心 理的節目105円のテクニカルポイントに近づけば、巻き戻しの動きも想定され る。週末の下ヒゲ安値は当面の底値候補となる可能性もあるが信頼性は低い≫と したが、先週は、VIX指数は20割れ水準で安定。通貨オプション市場の短期 ボラティリティーの上昇も一服する中、米FOMC議事録(1月30・31日分) では、短期的な景気見通しの堅調さが示され金利上昇となり、ドルの買い戻しの 動きとなった。21日には108円近くまで戻したが、その後は、米株式市場が 早期利上げを嫌って下げに転じたため、上げ一服。週末にかけて、ダウが反発も、 米債利回りが低下、ドル売り圧力につながり、戻りは限定的。 ブラードセントルイス連銀総裁は、年内4回の利上げの必要性には懐疑的とコ メント。この日に伝わったFOMCメンバーの発言も慎重姿勢を堅持。 22日に公表された1月の欧州中央銀行(ECB)理事会の議事録では、「フ ォワードガイダンスの調整はまだ早いとの見解で一致」「一部の当局者はQEの 緩和バイアスをなくすよう望んだ」といった見解が示された。ドル・円(2)
【週末の海外市場】 週末のドル円は、米国債利回りが下 げ幅を拡大する中、ドル円は上値の重 い展開が続き、ロンドン・フィキシン グにかけて一時106.50円付近ま で下落。ただし、米株式相場が取引終 了にかけて上げ幅を拡大したことで、ドル買い円売りの動きに。それでも、米長 期金利が低下(債券価格の上昇)で、日米金利差の縮小観測から円売りは限定的。 様子見姿勢が強く一方向に持ち高を傾ける勢いは乏しかった。パウエル米連邦 準備理事会(FRB)議長は27日と3月1日に上下両院で議会証言に臨む。下 院では当初予定していた28日から27日に繰り上げられた。 3月1日にはFRBが物価指標として重視する個人消費支出(PCE)の発表 を控えている。金融政策の正常化ペースを見極めようという雰囲気が強かった。 CFTC建玉明細(2/20 現在)によると大口投機家玉は、108,338枚の 売り越し。前週(115,509枚の売り越し)から縮小。 ユーロは対ドルで6営業日ぶりに反落。連日でユーロが大幅に上昇し、16日 の東京市場では一時3年2ヶ月ぶりのユーロ高・ドル安水準を付けた事もあり、 NY市場では3連休を控えて、利益確定や持ち高調整のユーロ売り・ドル買いが 優勢だった。 週末のNY株式市場は、続伸。16日以来1週間ぶりに2万5000ドル台を 回復。米長期金利の指標である10年物の米国債利回りと変動性指数(VIX) がともに低下し、市場心理が改善した。取引終了にかけて買いの勢いが増し、ダ ウ平均はこの日の高値圏で終えた。FRBが年2回、議会に提出する金融政策報 告書で「さらなる緩やかな利上げが正当化される」との見方が示されたが、イン フレ圧力や賃金上昇の加速に対しては強い警戒感が見られず、利上げペースが速 まるとの懸念がやや和らぎ、株の買い安心感につながった。 NYダウは、25,309.99ドル(前日比+347.51ドル)。 ナスダック総合指数は、7,337.391ポイント(前日比+127.305)。ドル・円(3)
【今週見通し・戦略】 今週は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受け、米金利・ 株価がどのように動くか見極めようとしている向きが多い。 FRB議長は半期に一度の金融政策報告書の議会提出にあわせて上下両院で 証言する。下院金融サービス委員会での証言は27日に行われる予定。 FRBは、27日の議会証言に先立って公表した金融政策報告書で、国内経済 の底堅さを踏まえ、段階的な追加利上げが正当化されるとの認識を示している。 FRBが21日公表した1月30━31日の連邦公開市場委員会(FOMC) の議事要旨では、インフレや景気見通しに自信を深めたことが明らかになってお り、3月の利上げ観測が高まり、NY株価に耐久性が出てくると、ドル買いが意 識される。2月21日高値を上抜くと、ダブルボトムも意識される。企業のリパ トリエーション(本国への資金還流)が材料にされやすい時間帯でもある。 一方、金利上昇をNY株価が嫌気したり、地政学リスクがクローズアップする と、上値は抑えられやすい。また、米商務省は16日、輸入制限の6案を公表。 全輸出国を対象にした場合、日本を含む各国に広く影響が出る。輸入制限は、米 通商拡大法232条に基づくもので、海外からの輸入増加が「国家安全保障の脅 威になる」と判断すれば大統領に発動権限を認めている。同法の規定により、ト ランプ氏は鉄鋼を4月11日まで、アルミは19日までに結論を出す。11月の 中間選挙の前哨戦となる東部ペンシルベニア州の下院補選(3月13日投票)直 前の発表を検討していると報じられており、ドルの戻りは売られやすい。 今週は、3月の利上げを見極める上で、新築住宅販売件数、耐久財受注、コン ファレンス・ボード消費者信頼感指数、個人所得・個人支出、ISM製造業景況 指数などが注目指標。 欧州中央銀行(ECB)が22日に公表した1月25日の理事会の議事要旨で は、政策の正常化の伝達スタンスを変更するのは時期尚早との考えが示されてい た。ユーロの弱地合いがドルの下値支持要因。イタリアの総選挙が3月4日に迫 っており、反体制派政党「五つ星運動」に関する観測報道などで政治不安が再燃 すれば、ユーロは売られる可能性。 5日には、イスラエルのネタニヤフ首相とトランプ大統領の会談が予定されて おり、地政学リスクの変化にも注意。東京金(2/23 帳入値:4,562 円)
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【先週レビュー】 先週レポートで≪世界的な株価調整に 一服感が出てくれば、市場の関心は米3月 利上げ動向に移行する。過去の利上げ局面 同様、利上げまでは上値が抑えられる可能 性もあるが、そこで示現する安値は、その 後の上昇再開へ向けた良い買い場になる と見る。冬季パラリンピック(3月9日~ 18日)終了までは、米国も軍事オプショ ンは行使しないとしているが、その後に予定されている米韓合同軍事演習が実施 されるのか否かが焦点。アメリカに到達する弾道弾について、9月にはミサイル が完成するとも見られ、それまでの時間稼ぎを米国が許すか否か、中国・ロシア を交えた大国間の思惑が交錯しそう。起訴勧告を受けたイスラエルのネタニヤフ 首相が3月5日にホワイトハウスで、トランプ大統領と会談予定。イランとの対 立が浮上してくると北朝鮮問題は後方にずれ込む可能性も≫としたが、先週のN Y金(4月限)は、米長期金利の高止まりを背景としたドル買いが優勢となった 事を嫌気して始まった。安値拾いの買いなどが入って底堅く推移後、FOMC議 事録発表を受けて売り買いが交錯した後、前週のドル売りが急速に進行した反動 からの巻戻しでドル買いが優勢となり、NY金は戻りを売られた。週末にかけて、 ECBが公表した定例理事会議事要旨で、「今年の早い時期」にガイダンスを見 直す可能性が示唆され、対ユーロでドル売りが優勢となった事で、下値は限定的 に。 東京市場は、NY金の下落に加えて、円高が上値を抑えて下値試しの流れとな った。1月9日高値を起点にした下降チャネル継続。 週末のNY金(4月限)は、反落。高寄りしたのち、ドル安一服に上値を抑え られた。ユーロの上値の重さや、実需筋が高値での買いを見送ったことを受けて 軟調となった。CFTC建玉明細(2/20 現在)によると大口投機家玉は、19 0,922枚の買い越し。前週(175,606枚の買い越し)から拡大。東京金(2/23 帳入値:4,562 円)
(2)
【今週見通し・戦略】 NY金は、米連邦公開市場委員会(FO MC)議事録で利上げ見通しが示され、米 国債利回り上昇に伴うドル高を嫌気してい るが、財政赤字拡大に対する懸念があるこ とや、米大統領経済報告で貿易赤字に強い 不満「為替レートでの調整が一つの重要な 機能になる」が示されており、ドルの上値・NY金の下値は、それぞれ限定的と 見る。地政学リスクも、金の下値支持要因。 平昌冬季オリンピックが閉幕した。パラリンピック(3月9日~18日)終了 までは、米国も軍事オプションは行使しないとしているが、その後に予定されて いる米韓合同軍事演習は、北朝鮮側の歩み寄りがなければ、強行されるだろう。 ウクライナ政変は、ソチ・オリンピック閉会式の目前で起きた。 米韓合同軍事演習に参加するため、米空母級6隻が朝鮮半島近海に集結中。空 母6隻体制は、湾岸戦争やイラク戦争を超え、過去最大級。 トランプ米大統領は23日、ホワイトハウスで共同記者会見し、核・弾道ミサ イル開発を進める北朝鮮への対応について、「制裁に効果がなければ第2段階に 移行せざるを得ない」と述べ、「第2段階は手荒な内容になる」と警告。 また、「北朝鮮はならず者国家だ。(核放棄に向けた)合意ができれば最高だが、 できなければ何かが起きることになる。今に分かる」と述べ、北朝鮮に改めて核 放棄を迫った。 一方、韓国大統領府によると、北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長ら代表団は 25日、文在寅大統領との会談で、米国と対話を行う「十分な用意がある」と表 明。米朝それぞれに歩み寄りがあるのか否かに注目。 同時に中東情勢の地政学リスクも高まりを見せている。シリア陣営でのイスラ エルとイランとの軍事衝突で、長年対立する両者の戦闘拡大が懸念されている。 さらに、トルコ軍がシリア北西部アフリンを支配するクルド人勢力「人民防衛部 隊」(YPG)に越境攻撃をするなど、紛争の構図が複雑化している。 イスラエルのネタニヤフ首相は、3月5日にホワイトハウスでトランプ大統領 と会談する予定。2正面作戦は困難と見られ、トランプ大統領が、中東と北朝鮮 のどちらを優先するかに注目したい。東京白金(2/23 帳入値:3,431 円)
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【前週レビュー】 先週レポートで≪南ア・ランドの反発に加 えて、金と比較して株価との相関が高いNY 白金は、株価の自律反発に追随しているが、 東京市場は円高が相殺して上値は重い。心理 的節目3500円が上値抵抗。NY株価は下 げ一服したものの、短期的に、ここから上値 を伸ばすのも考え難く、3月の利上げを織り込むまでは、戻りは売られやすい か?一方、円高一服は東京市場の下値支持要因≫としたが、先週のNY白金(4 月限)は、米長期金利の上昇からのドル続伸と金安につれ安となって始まった。 1000ドルの節目は維持したが、戻り鈍く引けた。その後も、米FOMC議事 録発表後のドル高が圧迫要因になった。欧州中央銀行(ECB)が公表した定例 理事会議事要旨で、「今年の早い時期」にガイダンスを見直す可能性が示唆され、 対ユーロでドル売りが優勢となった事で、ドル売りの流れが継続。白金市場の下 値を支えた。また、NY株価も金利が落ち着きを見せたことから安心感が広がり、 割安な銘柄を中心に買い戻しが先行した事も一因。 東京市場も、海外高+円高で1月高値を起点とした下降トレンド継続。 週末のNY白金(4月限)は、小反落。時間外取引ではユーロの上値の重さな どを受けて軟調となった。日中取引では株高などを背景としたパラジウム堅調が 下支えとなった。CFTC建玉明細(2/20 現在)によると大口投機家玉は、4 1,753枚の買い越し。前週(38,371枚の買い越し)から拡大。 【今週見通し・戦略】 金同様、米利上げ動向の行方が焦点。独自要因では、南アのラマポーザ大統領 は16日の演説で、「停滞した経済を立て直す」と述べた。また新政権は高い失 業率や財政赤字の改善に取り組むと強調し、汚職の捜査にも取り組むと誓ったが、 かなりの部分、織り込み済み。南ア・ランドの上昇の継続性がポイント。英JM 報告では、2018年も小幅な供給過剰になるとの見通しを示しており、上値抑 制要因。東京ゴム(2/23 帳入値
:
188.6 円)
【先週レビュー】 既存レポートで≪これまでの支持線 だった187.8円(2017/11/21 安値) ~心理的節目190円が上値抵抗帯に 変化。円高一服で自律反発も予想され るが、中国勢の旧正月明けまでは、薄 商いの中、大きく動き難いか?≫とし たが、先週は、週初は中国が休場で市 場参加者が少ない中、軟調に始まった 後は、円高一服や原油高もあり、前週 付けた179.2円(2/16 安値)を起 点とした自律反発となった。連休明け の上海ゴムが堅調に始まった事も一因。 一方、心理的節目190円~201 7年10月安値(191.1円)が上 値抵抗帯として機能。 【今週見通し・戦略】 世界の3大天然ゴム生産国だったマレーシアが、ベトナムだけでなく、中国、 インドに抜かれ世界第6位まで順位を下げている。ベトナムはタイに追いつき追 い越せという姿勢で増産体制にあり、中国とインドは増え続ける国内の天然ゴム 消費に対応するため国内産ゴムを増やし続けている。3位から5位までのベトナ ム、中国、インドの天然ゴム生産はすでに年間100万トンを超え、世界の天然 ゴム生産高増加の一因となっている。特にベトナムの今年の生産は130万トン を超えることが予想されている。中国も120万トンを超えてくる見通し。 1月16日高値~2月16日安値までの下げ幅に対する38.2%戻しは19 3.4円。半値戻しは197.8円。 1-3月で実施されていた3ヵ国(タイ・インドネシア・マレーシア)の輸出 削減期間が終了するが、延長されなければ4月以降に輸出削減分が市場に放出さ れる恐れが上値抑制要因。ドル円の105円の攻防と合わせて、延長の有無に注 視したい。東京米国産大豆(2/23 帳入値:47,650 円)
【先週レビュー】 先週レポートでは≪米農務省需給報告に よると、アルゼンチン産大豆の生産見通しは、 5400万トンと、1月予想(5600万ト ン)から下方修正されたが、さらに下方修正 予想があるため、シカゴは勢いが加速してい るが、東京は流動性に難≫としたが、先週の シカゴ大豆(3月限)は、アルゼンチン産地では降雨が見られたものの、作柄が 改善するには不十分な雨量との見方が強いうえ、今後1週間、同地では乾燥した 天気が広がるとの予測が発表されたことで買われて始まった。その後、アルゼン チン産地の乾燥懸念を手掛かりにして続伸場面したが、米農務省農業フォーラム において今春の米国の大豆作付面積が9000万エーカーと前年度を下回る見 通しが示されたが、その一方で米国内在庫の拡大が背景となって価格が下落する との見込みが明らかにされたことで反落。東京市場は、引き続き、監査なき内継 続。 週末のシカゴ大豆(3月限)は、反発。週間輸出成約高は、今年度積みにキ ャンセルが出たことで急減していたものの、前日に続き、デイリーで大口の輸出 成約が報告されたことで、弱気のセンチメントは相殺。アルゼンチン産地で乾燥 した天気が続くとの予報で買い直される展開となった。アルゼンチンのロサリオ 穀物取引所は21日、高温乾燥に干ばつの悪影響を受けて、17/18年度の同 国に大豆の収穫見通しを5200万トンから4650万トンに下方修正。 CFTC建玉明細(2/20 現在)によると大口投機家玉は、106,866枚の 買い越し。前週(51,163枚の買い越し)から拡大。 【米農務省発表の週間純輸出成約高(2月15日までの一週間)】 大 豆:11万3000トン(事前予想レンジ:60万~110万トン) 【今週の見通し・戦略】 USDA農業アウトレットフォーラムで、作付面積は前年度を下回る見通し が示されたが、大豆は作付けが4月後半のため、材料視されるのはまだ先になり そう。東京市場は、引き続き流動性に難がある状況が継続。東京とうもろこし(2/16 帳入値:22,830 円)
【先週レビュー】 先週レポートでは≪米国のバージニア州 で農業フォーラムがあり、米国産農産物の作 付面積、生産予想が公表される予定。作付面 積減少を織り込みながらの上昇で、一旦、知 ったら終いで利食いが入る可能性には注意 ≫としたが、先週のシカゴコーン(3月限) は、米プレーンでの降雨予測を受けて小麦市場が大幅安となったことに追随安と なって始まった。その後、大豆市場の上値追いに追随した買いで反発。ただ、米 プレーンでの降雨により小麦市場が続落したことが売りを呼んだため上値は抑 えられた。一方、米農務省(USDA)農業フォーラムにおいて示された今春の 作付面積が9000万エーカーで前年度を下回るとの見方が発表されたことに 加え、旺盛な需要が背景とされて価格見通しが引き上げられたことが下値を支え た。 東京市場は、新甫限月が上鞘発会した事で、先限つなぎ足は、22,500円 台回復した前週の流れを引き継ぎ、シカゴ高を反映して堅調となった。 週末のシカゴコーン(3月限)は、小幅安。週間輸出成約高は前週より減少し たものの、事前予想レンジのほぼ上限と高水準だったが、低調だった大豆がいっ たん下落したこともあり、買い意欲は強まらず、その後の大豆の戻りにも追随で きず、最近のレンジ内での小幅なもみ合いに終始した。 CFTC建玉明細(2/20 現在)によると大口投機家玉は、165,932枚の 買い越し。前週(133,972枚の買い越し)から拡大。 【米農務省発表の週間純輸出成約高(2月15日までの一週間)】 コーン:162万0900トン(事前予想レンジ:100万~160万トン) 小 麦: 38万2500トン(事前予想レンジ:25万~60万トン) 【今週の見通し・戦略】 3月限は28日に受け渡し通知開始日を迎えることから、週半ばから手仕舞い 売りを警戒したい。 心理的節目370㌣水準が上値抵抗。東京原油/ガソリン/灯油(1)
【先週レビュー】 先週レポートでは≪株価下落が一服して 自立反騰した事や、産油国の減産姿勢維持 で、2017年6月安値~2018年1月 25日高値までの上昇に対する38.2% 押しと重なる雲の下限で下支えられて反 発。1月高値~2月安値までの下げ幅に対 する38.2%戻しを達成した。半値戻し は62.36ドル。61.8%戻しは63. 38ドル。週末段階で、一目均衡表(日足)の雲の上限を上抜いたが、3月にか けて65ドル水準を回復できなければ、日柄経過と共に雲の上から中へ、そして 下方へ落ち込むこととなる。 NY原油とブレント原油の鞘を見ると、年初の6ドル台後半から直近は3ドル 付近まで約1カ月半で、3ドル以上縮小。昨年8月以降続いたブレント原油の異 常な上鞘が修正されている。NY原油の限月間サヤを見ると、昨年7月のブレン ト原油の上サヤ拡大前は、順鞘(期近安の期先高)だったのが、直近は逆鞘(期 近高の期先安)に変化しており、NY原油の現物需給の引き締まりを示唆≫とし たが、先週のNY原油(4月限)は、イランやイスラエルが軍事行動を示唆し中 東の緊迫感が高まっていることや、受け渡し地である米オクラホマ州クッシング の在庫が減少を続けるとの期待感から買い優勢で始まった。 シェール増産思惑や、米週間石油在庫統計を控えて売りが優勢となる場面もあ ったが、米エネルギー情報局(EIA)週報で、原油在庫が予想外に減少したこ とが手がかりに急反発。原油輸出量が急拡大し、日量204万4000バレルと 大台の200万バレルを上回ったことが原油在庫の取り崩しにつながった。 【米石油リグ稼動数】 米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが23日公表した統計によると、同日 までの1週間の国内石油リグ稼働数は、前週比1基増の799基と、2015年 4月以来の高水準。前年同週の稼働数は602基。東京原油/ガソリン/灯油(2)
【週末のNY市場】 週末のNY原油(3月限)は、続伸。米 国産の原油生産量は高水準だが、米石油協 会(API)、米エネルギー情報曲(EIA) の週報で、ともに在庫が減少していたこと で、センチメントが強まるなか、この日は リビアの油田の稼働停止の報も支援材料と なった。リビアのエル・フィール油田(日 量7万バレル)が、反乱のため稼働を停止している。現在のところ、再開の見込 みは立っていない。また、サウジアラビアのファリハ・エネルギー相が需給につ いて強気のコメントをしたことも好感された。サウジアラビアのファリハ・エネ ルギー相は、訪問中のインドで、石油市場は需給が均衡しており、今年も在庫は 減少するだろうと語った。CFTC建玉明細(2/20 現在)によると大口投機家 玉は、原油が689,366枚の買い越し。前週(712,261枚の買い越し) から縮小。ヒーティングオイルが21,136枚の買い越し。前週(28,326 枚の買い越し)から縮小。改質ガソリンが79,232枚の買い越し。前週(8 6,435枚の買い越し)から縮小。 【NY原油見通し】 NY原油は、株価下落が一服して自立反 発。1月高値~2月安値までの下げ幅に対 する61.8%戻しを達成。ブレント原油 は半値戻しに留まっており、NY原油の現 物需給の引き締まりを示唆。 過去の季節傾向では、暖房需要期が終了 し、夏のガソリン需要が始まる端境の春に 安値を付ける傾向。米在庫減少が材料視さ れているが、徐々に在庫の変化は増加に転じていく時間帯に。株価がさらに上値 を試す流れとなれば、1月高値も意識されるが、中東の供給障害を伴う地政学リ スクの高まりがなければ、ダブルトップとなる可能性も。東京原油/ガソリン/灯油(3)
【EIA米週間在庫(エネルギー情報局)】 前週比 原油 4億2210万バレル 184万1000バレル増加 クッシング 3267万バレル 364万2000バレル減少 ガソリン 2億4907万バレル 359万9000増加 留出油 1億4137万バレル 45万9000減少 原油生産量 1027万1000バレル 2万バレル増加 製油所稼働率 89.9% 前週比2.7%減少 【製油所稼働率】 石油元売り・精製各社の製油所で停止中のトッパー(常圧蒸留装置)は23日現 在、停止中のトッパー(常圧蒸留装置)は1基、現有能力(30トッパー・日量3 51万8,800バレル)に対する停止率は3.4%で変らない。 停止能力の内訳は、東日本がゼロ、西日本は 12 万バレル。東京原油/ガソリン/灯油(4)
【東京ドバイ原油】(2/23 帳入値:41,350 円) 先週レポートで≪東京ドバイ原油は、価格 帯別出来高の厚い2017年12月7日安値 (40,610円)~基準線(42,130円) が上値抵抗帯。40,000円水準で保合いに 移行か?≫としたが、先週の東京ドバイ原油は、円高で上値が抑えられる場面も あったが、海外原油高を背景に、2月15日安値を起点とした上昇トレンド継続。 1月高値~2月安値までの下げ幅に対する38.2%戻し達成。半値戻しは42, 220円。61.8%戻しは、43,050円。海外原油市場は堅調だが、円高 ドル安が続いており、東京市場は一目均衡表の雲で抵抗を受けるか? 【バージガソリン】(2/23 帳入値:56,460 円) 石油連盟週報(11~17日)によると、ガ ソリンの週末在庫は、前週比前週比5.0%減 の163万6334キロリットル。週間原油処 理量は1.0%増の367万8900キロリッ トル。出荷量は、ガソリンが1.2%減の92 万8589キロリットル。先週レポートで≪心理的節目55,000円は価格帯 別出来高の厚い支持線≫としたが、先週は海外原油高も円高が相殺して狭いレン ジでの保合い継続。55000円の下値支持が意識され始めているものの上値も 重い。灯油と比べて上値の重い印象。 【バージ灯油】(2/23 帳入値:55,950 円) 石油連盟週報によると、週末在庫は、前週比 1.7%減の125万3600キロリットル。 出荷量は、13.9%減の53万4620キロ リットル。先週レポートで≪52,000円~ 53500円が下値支持帯≫としたが、先週は 53,750円(2/15 安値)を起点に上昇継続。製油所トラブルから3月限が納 会週に急騰したことも一因。価格帯別出来高の厚い雲の下限が上値抵抗として意 識される流れ。週間予定(2/26~3/4)
■「チャート画像は、株式会社みんかぶ社の Win-Station(R)によるものです。当該画像 の著作権は、同社に帰属します。」
東京パラジウム 3,524.0 +91.0 (+2.7%) 950 1,423 3,877.0 3,300.0 海外商品市場 前週末終値 NY金($/onz) 1,330.3 -25.9 (-1.9%) NY白金($/onz) 998.8 -13.5 (-1.3%) NY銀(¢/onz) 16.480 -.2 (-1.4%) LMEアルミ(3ヶ月、$/t) 2,140.0 -68.0 (-3.1%) ロコ・ロンドン(PM、$/onz) 1,328.0 -24.1 (-1.8%) CRB指数 195.99 +2.41 (+1.2%) 為替・株式市場 前週末終値 ドル円 107.01 +1.01 (+1.0%) ユーロドル 1.2294 -0.023 (-1.9%) 日経平均株価 21,892.78 +172.53 (+0.8%) NYダウ 25,309.99 +90.61 (+0.4%) S&P 500 2,747.30 +15.08 (+0.6%) NADAQ 7,337.39 +97.92 (+1.4%) DAX 12,483.79 +31.83 (+0.3%) ハンセン指数 31,267.17 +151.74 (+0.5%) 上海総合株価指数 3,289.02 +89.87 (+2.8%) 注)国内商品市場は先限価格、海外商品市場は期近価格、為替は東京17時現在。 週間変動幅(率) 週間変動幅(率) 4350 4400 4450 4500 4550 4600 4650 4700 4750 4800 2017/11/1 2017/12/15 2018/2/1 東京金先限(日足終値) 5MA 25MA 100 105 2017/9/27 2017/11/10 2017/12/25 2018/2/9 1100 1150 1200 1250 1300 1350 1400 2017/11/3 2017/12/18 2018/2/1 NY金期近(日足終値) 5MA 25MA
東京ゴム 188.6 +7.1 (+3.9%) 31,620 33,308 216.3 179.2 海外商品市場 前週末終値 NY原油(ドル/バレル) 63.55 +2.00 (+3.2%) NYRBOB(ドル/ガロン) 1.9896 +0.0576 (+3.0%) NYヒーティングオイル(¢/ガロン) 1.9726 +0.0622 (+3.3%) IPEブレント(ドル/バレル) 67.31 +2.47 (+3.8%) CRB指数 195.99 +2.41 (+1.2%) 原油・石油関連統計 最新週 国内ガソリン在庫 1,636,334 -85,319 (-5.0%) 国内灯油在庫 1,253,600 -21,315 (-1.7%) 国内軽油在庫 1,240,669 -76,666 (-5.8%) 国内レギュラー価格(円/l) 144.70 -0.20 (-0.1%) 米国原油在庫 420,479 -1,616 (-0.4%) 米国ガソリン在庫 249,334 +261 (+0.1%) 米国ディスティレート在庫 138,945 -2,422 (-1.7%) 米製油所稼働率(%) 92.50 +4.40 (--) *在庫の単位は国内が(Kl)、米国が(1000B/D) 参照:石油連盟、石油情報センター、EIA(米エネルギー情報局) 注)国内商品市場は先限価格、海外商品市場は期近価格、為替は東京17時現在。 週間変動幅(率) 週間変動幅(率) 48000 50000 52000 54000 56000 58000 60000 62000 2017/11/1 2017/12/15 2018/2/1 東京灯油先限(日足終値) 5MA 25MA 40000 45000 50000 55000 60000 65000 2017/11/1 2017/12/15 2018/2/1 東京ガソリン先限(日足終値) 5MA 25MA 30 40 2017/10/2 2017/11/13 2017/12/27 2018/2/9
東京小豆 13,580 -190 (-1.4%) 169 1,271 13,790 12,590 海外商品市場 前週末終値 シカゴコーン(¢/Bu) 366.25 -1.25 (-0.3%) シカゴ大豆(¢/Bu) 1,036.25 +14.75 (+1.4%) シカゴ小麦(¢/Bu) 452.25 -5.50 (-1.2%) NYコーヒー(¢/ポンド) 119.45 +1.50 (+1.3%) NY砂糖(¢/ポンド) 13.46 +0.18 (+1.4%) CRB指数 195.99 +2.41 (+1.2%) 穀物関連統計 最新週 週間輸出成約高(コーン) 1769.6 -80.9 (2/1) 週間輸出成約高(大豆) 743.2 +384.3 (2/1) 週間輸出検証高(コーン) 938,099.0 +91,991.0 (2/15) 週間輸出検証高(大豆) 960,066.0 -378,809.0 (2/15) 作柄(コーン、良以上) 66.0 ±0 (10/29) 作柄(大豆、良以上) 61.0 ±0 (10/15) *輸出統計の単位は(1000Bu)、作柄は全体に占める割合(%) 参照:USDA(米農務省) 注)国内商品市場は先限価格、海外商品市場は期近価格、為替は東京17時現在。 それぞれの価格の週間変動幅は前々週終値との比較。また統計数値に関しては最新週と前週値との比較。 前週比/データ日付 週間変動幅(率) 44000 44500 45000 45500 46000 46500 47000 47500 48000 48500 49000 2017/11/1 2017/12/15 2018/2/1 東京一般大豆先限(日足終値) 5MA 25MA 20000 20500 21000 21500 22000 22500 23000 2017/11/1 2017/12/15 2018/2/1 東京コーン先限(日足終値) 5MA 25MA 11500 12000 2017/9/27 2017/11/10 2017/12/25 2018/2/9
仕組み、リスク等を十分にご理解、ご確認のうえ、ご検討下さいますようお願い致します。 ○当社の取引証拠金の額に対する取引金額の割合は、商品や約定値段によって異なります ので現時点では明示できませんが、通常取引では概ね 20 倍~280 倍程度、損失限定取引で は概ね 1~10 倍程度となります。また、お客様が最初に預託する取引証拠金の額は、各商 品により異なり、通常取引の最高額は1枚当たり 187,500 円、損失限定取引の最高額は1 枚当たり 4,682,000 円です。ただし、通常取引は、その後の相場の変動によっては追加の証 拠金が必要になる場合がありますのでご注意ください。追加に必要となる証拠金の額は、 商品や相場の変動によって異なります。 ○建玉時及び決済時の取引手数料は商品や取引形態によって異なり、片道 1 枚あたりの取 引手数料(税込)は以下の通りです。 対面取引(通常取引) 1,360 円~12,420 円 対面取引(損失限定取引) 1,965 円~17,388 円 コールセンター取引 864 円~2,160 円 オンライン取引 195 円~390 円 (上記の証拠金及び手数料は平成 30 年 1 月 31 日の帳入値をもって算出) 当社ディスクローズ資料は本支店および日本商品先物取引協会(ホームページ)で閲覧で きます。 お客様相談窓口 ・日産証券株式会社 CX営業管理部 TEL:0120-050-633 ・日本商品先物取引協会相談センター URL:https://www.nisshokyo.or.jp/ 日産証券株式会社(〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町 1-38-11) 関東財務局長(金商)第 131 号 金融商品取引業者 商品先物取引業者 加入協会 日本証券業協会・日本商品先物取引協会・一般社団法人金融先物取引業協会