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1・2ページ 震災から5年、新しく生まれた絆 広報うらやすバックナンバー(平成27年度)|浦安市公式サイト

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(1)

 東日本大震災から5年が経過しようとしています。本市では 広い範囲で液状化現象が発生し、市民生活に大きな混乱や影響 がありました。皆さんは、あの時、どのようなことを感じたで しょうか。

 震災直後から市民の皆さんが一丸となって復旧・復興に取り 組み、危機を乗り越え、新しく生まれた“絆”があります。  今回は、未来へ進む市民の皆さんや地域での取り組みをご紹 介します。いま一度、“人と人とのつながり”について一緒に 考えてみましょう。

東日本日本本本本大震大震災災から55年年がが経過経過しようとうとして ますす 本市本市では

震災から5年、

新しく生まれた

は 響 で で

り は

⇩下妻市で行った梨狩り(詳しくは、2面へ)

発行/浦安市

所在/ 〒279-8501 千葉県浦安市    猫実 一丁目1番1号 編集/市長公室広聴広報課 ☎047・351・1111(代表) http://www.city.urayasu.lg.jp

災害発生時の心得 3面

原付バイクや軽自動車の廃車などの手続き ほか 5面

主 な 内 容

生活に不安や困りごとがある方を支援します 4面

わたしの育児ダイアリー 6・7面 明るい選挙推進大会 ほか 12面

No.

1045

2016 年

(平成 28 年)

日発行

各記事に掲載している を確認し、市ホームページ上の「広報ページID検索」に入力すると、検索結果が出ます。これにより、記事を探す手間を省けます

残り1年

KEY WORD

 今年も早いもので3月・弥生とな りました。

 旧暦で1月は“睦月”、親類知人が 互いに往来し、仲睦まじくする月と か、2月の“如月”は「着更着」とも書 き、寒さで着物をさらに重ねて着る ことから付けられたそうです。  春の声が聞こえてきそうな3月の “弥生”は、“弥(いや)”は「いよいよ」、 “生(おい)”は「生い茂る」からも分か

るように、草木が芽吹くことを意味 し、待ちに待った春にふさわしい何 とも優雅な呼び名です。

 震災から5周年の春を迎えました が、〝市街地液状化対策事業〟も残 すところ1年となりました。  住民の皆様の努力と〝復興・液状 化対策プロジェクトチーム〟の頑張 りの成果として、弁天2丁目の3街 区45戸の同意が得たことから、昨 年の12月議会で承認され、まもな

く工事の着工となります。

 このチームは、醍醐恵二リーダー を中心に、8人の若手職員で構成さ れ、16地区4103宅地に対して住民 説明会を行ってきました。

 それぞれの地区の地質調査・宅地 現況調査、そして具体的な事業計画 案の説明会と、11カ月の間に239 回にも及びました。それ以前の地区 勉強会などを加えると合計436回に もなります。

 これまで、既存宅地の液状化対策 は世界にも例がなく、住民の皆様か らも、マンパワーを増強したらとの 声も多く聞きましたが、「少数だから こそ精鋭にならざるを得ない」を合 言葉に、結成以来土曜・日曜を返上 し、住民の皆様へ対応してきました。  同意に至るまでの住民の皆様は、 自己負担を強いられながらも、将来 の安心のため決断をされたことに対 し、改めて心から敬意を表します。  この〝市街地液状化対策事業〟 は、国の復興交付金を活用できる液 状化対策に関する唯一の制度です。  次なる震災に備えて浦安の大地を

液状化から守りうるいくつかの工法 から、地盤工学や土木工学の日本の トップレベルの先生たちによる“市 街地液状化対策実現可能性検討委員 会”での、調査検討を踏まえ、個々 の宅地に格子状の地中壁をつくる 「格子状地盤改良工法」が浦安市に 最も効果的であると市として結論を 出しました。

 千葉市などでは、最も安価で自己 負担が抑えられる「地下水位低下工 法」で行いますが、浦安市の地盤状 況でこの工法で行った場合、地盤沈 下の恐れが非常に大きいことから、 推奨しないとの結論に至りました。  この結論を出すまで、委員会でコ ンピューターによるシミュレーショ ンや、国土交通省の研究所で遠心載 荷型実験を行ったほか、実際に市内 で二つの工法の現場実証実験も行っ てきました。

 これら考えうる全てのことを行っ た末の結論ですが、何といっても最

大の課題は「自己負担」です。  当初は首を縦に振らなかった国と の交渉の結果、宅地部分に掛かる費 用の半額を、さらに市でも100万円 を上限に独自助成を行うなど、実際 に掛かる費用の3分の1以下にま で、抑え込んできています。  近く工事に着手するのは、最も早 く説明会を開催し、工事への同意を いただいた45宅地ですが、これか ら他の地区についても、同意が得ら れた地区から議会に議案として提出 するなど、必要な手続きを経て工事 に着手していきます。

 平成28年度中の工事完了を踏ま え、議会の日程を考えると、残され た時間は半年と考えています。この ような中でも、最後まで悔いのない よう頑張るとの決意を新たにしてい るプロジェクトチームです。

(2)

他市町村と深まるつながり

元町・中町・新町をつなぐ絆

と深

つながり

と深

つながり

市役所へのお問い合わせは 

☎ 351・1111

 各担当課へ

2

広報うらやす

 No.

1045 2016年

(平成28年)3月1日号

地域の新たなコミュニティー

 東野地区は、マンションや戸建ての住宅と総合福祉センターなど の福祉施設が隣接する地域です。震災後、東野自治会を中心に東野 地区のさまざまな方々が連携し、新たなコミュニティーが生まれて います。どのような取り組みなのか、東野自治会の増山会長にお話 を伺いました。

 液状化による被害を受けた中町・新町と大きな被害は なかった元町。震災当時、これら地域のなかでさまざま な助け合いが行われ、改めて、元町・中町・新町の絆を 確認することができました。

 そして、この絆、地域の協力体制の充実を目的に平成 24年11月に「浦安市自治会自主防災組織連絡協議会」 が設立されました。

 液状化により大きな被害を受けた本市は、近隣の自 治体やこれまで交流のあった自治体からたくさんのご 支援、ご協力をいただきました。

 感謝の気持ちとともに、お互いに助け合うことの大 切さを痛感し、県外など遠方のさまざまな自治体と災 害協定を結びました。

震 災 で 気 づ い た こ と

 震災前から東野自治会として初期消火訓練などの防災訓練は毎年行っていました。しか し、震災の時、避難所がどこなのか分からない住民の方がいて、その時、自治会という組織 単独ではなく、東野という地域全体で防災対策に取り組む必要があると感じました。

拠 点 を 中 心 に 地 域 が 一 つ に

 震災で分かったのは、東野小学校が東野地区の拠点になるという ことでした。そこで、この拠点を中心に東野地区が一つになるた め、学校、マンション管理組合、福祉施設など、さまざまな方々に 一緒になって防災対策に取り組んでもらうよう声をかけたのです。  皆さんの協力があって、「東野小学校避難所開設・運営マニュア ル」の策定や「東野地区総合防災訓練」の実施という結果に結びつ きました。

こ の つ な が り を 未 来 へ

 マニュアル作成や訓練実施に向けて、多い時は1カ月に1回、会 議を行っていました。大変でしたが、地域のさまざまな方々と顔を 合わせるようになり、新しいコミュニティーが生まれていると感じ

ました。皆さんの努力と協力で、昨年11月に実施した防災訓練では600人近い参加人数と なり、とても大きな成果となりました。

 この新たな地域のつながりは、これからも発展させて いきたいと思っています。

⇧昨年11月に実施した防災訓練の様子

 下妻市との災害協定締結をきっかけに交流が本格化 し、行われたイベントが「いいな!下ツアー」です。  このイベントは、浦安市の小・中学生とその保護者 が、下妻市の観光施設や貸農園を見学したり、農園な どで収穫体験をして、下妻市の魅力を満喫するととも に、下妻市の方々と交流することを目的としていま す。参加者の中から 「職員の方々の親切 な対応のおかげで下 妻市の魅力を楽しめ た」など、相互交流 の大切さを実感する 声も聞くことができ ました。

いいな!下ツアー

 協議会では元町、中 町、新町の方々が各地区 ごと、または、一堂に会 し、訓練や研修会、意見 交換を行っています。マ ンションの自治会、戸建 て住宅の自治会など地域 の特性による課題や先進

的な取り組みを話し合うなど、ここで得られた情報を基に、 それぞれの自治会の防災力や地域の連携が向上しています。

貴重な情報交換の機会

 図上訓練などのさまざま訓 練を実施。顔と顔を合わせる ことで今までにない交流が生 まれ、訓練を通して、一緒に悩 み、一つの答えを出すなど共 通認識を持ち、地域と地域が つながって市全体で取り組む 意識と体制を強化しています。

顔と顔を合わせて

 災害時に地域と地域つなぐ有効な手段として 地域防災無線があります。協議会では震災の経 験から無線の重要性を認識、昨年8月と今年1 月に、平日の夜や土曜日などを利用して地域同 士で通信し合うなど実効性のある訓練を行って います。

地域間で実効性のある訓練の実施

お母さんたちの取り組み

浦 安 を 少 し で も 安 心 で き る ま ち に し た い

 震災時、私は都内で働いていて、子どもたちは浦安にいました。私 は、徒歩で帰宅していたため、子どもたちとはすぐに会えなく、不安で はがゆい思いをしました。この時、浦安を離れていても子どもたちが安

心していられるまちにしたいと思ったことが活動を始めるきっかけとなりました。

地域とのつながりを持つことの大切さを実感

 安心していられるまちを考えたとき、ご近所や知らない方でも自然と誰かが気にかけてくれ るような、地域や社会の見守りがあったらいいな、と考えました。そ

こで、私は、多くの方が交流できるよう、防災という誰にとっ ても必要不可欠で、世代を問わず考えることのできるテーマ を中心に、各地域でディスカッションの場を設けました。 こういった活動を続けていくと、参加者から「ふだんは 知り合う機会がなかったけど、たくさんの人と関わり を持つことができてよかった」など、つながりを実 感する声が聞こえてきました。中には、私の活動に 一緒に携わってくれる方もいました。こうして多く の方がつながりを持ち合うことで、みんなで助け合 うことのできるきっかけとなっていると私自身はも ちろん多くの方に感じてもらえてよかったと思いま す。この先もこうした地域とつながるきっかけづく りの活動を続けていくので、皆さんどうぞ参加してみ てください。

身近にある絆

震災の時、Iさん家族は、お父さんもお 母さんも仕事中で、小学校3年生の長男 はひとり自宅で机の下に隠れていました。そこへ、ふだんからあいさつを したり、お互いの状況を知っていた近所の方が飛び込んできて、一緒に小 学校まで避難してくれたそうです。両親がいない状況のなか、子どもはど

んなに不安だったでしょう。また、その子を思う両親はどんなに心配だっ たでしょうか。Iさんは、近所の方の助けがこんなにもありがたいものだ と改めて感じ、今でももちろんあいさつをしたり、交流をしています。  いざという時、近所の方々はお互いを支え合う大切な存在です。ふだん からのちょっとしたあいさつや交流が絆を育むのではないでしょうか。

 震災を経て、浦安を少しでも安心なところにしたい、という思い から防災をテーマとした活動を始めた和田玲子さん。和田さんが行 ってきた活動や活動を通じて気づいたことを伺ってきました。

⇧ 東野地区総合防災訓練 のチラシ

地 験

参照

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