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第5部 保育園・幼稚園・認定こども園と小学校との連携 就学前「保育・教育」指針改訂(平成28年度)|浦安市公式サイト

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(1)

第Ⅴ部

保育園・幼稚園・認定

(2)

第Ⅴ部

保育園・幼稚園・認定こども園と小学校との連携

子どもの発達と学びをつなぐ幼・保・小の連携

(1)5歳児の発達段階と特徴

5歳児は、身体の成長面からみて、成人の形態に近づき、その成長の速度は今まで に比べゆっくりとなってきます。下半身の成長が上半身に追いついてくる時期でもあ り、体形的に「小さな成人」と言えるほどになります。それに伴い、平衡感覚がかな り発達してきます。運動機能も、ホップ、スキップ、ジャンプをすることなどが上達 し、多様な動きができるようになります。また、音楽に合わせてリズムをとったり、 踊ったり、ボール遊びや縄跳びができるようになるなど、視覚的に聴覚的に捉えた情 報を、手足を中心とした体全体で表現できるようになってきます。さらに、手先の動 きも繊細さを増し、箸や鉛筆、筆、クレヨンなども上手に使えるようになり、ひもを 結ぶことや絵を描く技術も高まります。

生活面では、5歳児は、衣服の着脱や洗顔、歯磨き、排泄などがほぼできるように なり、家事の手伝いや当番活動等、仕事への参加意識も高まります。これによって、 自己有用感や達成感、所属感が強くなります。進んで手伝いをすることができるよう になり、生活の中で自信を高め、信頼を獲得するようになります。遊びも、より複雑 なルールや協調性、共同性が必要なごっこ遊びを好むようになり、友達の要求を理解 したり、自分の考えや気持ちを伝えたりする必要性を強く認識するようになります。 このような、友達との関わりを通して、きまりや約束を守ることや他者への思いやり の心が育ちます。

(2)学びをつなぐ幼・保・小の教育

保育所保育指針や幼稚園教育要領では、発達の側面から、心身の健康に関する領域 を「健康」、人との関わりに関する領域を「人間関係」、身近な環境との関わりに関す る領域を「環境」、言葉の獲得に関する領域を「言葉」、感性と表現に関する領域を「表 現」としてまとめ、示しています。これらに示す「ねらい」が総合的に達成されるよ う保育・教育を行うことにより、生きる力の基礎づくりを行います。就学前の教育の 基本は、学びの成立への第一である「為すこと(体験)によって学ぶ」ということで す。

幼児が遊びを通じて学ぶことの大切さを知り、積極的に物事に関わろうとする気持 ちをもつようになる過程こそが、小学校以降の学習意欲へとつながり、課題意識をも ち、自ら考え、課題に主体的に取り組み、解決していこうとする態度を育てることに つながります。

就学前の教育は、義務教育の基礎を培うことはもとより、義務教育以降の教育の基 礎、つまり、生涯にわたる教育の基礎を培う重要なものです。

ここでは、幼・保・小の具体的な事例を通して、学びのつながりや発達段階に応じ たねらいを示すことによって、それぞれの教育がめざす子どもの姿を明らかにしてい ます。

(3)

浦安市の幼保小連携教育の考え方

それぞれの 教育の充実

保育者・教師間の 相互理解

育てたい力

育てたい力

遊びを中心とした

総合的な指導

各教科等を

通しての指導

改訂「浦安市教育ビジョン」より

人間関係力 熱中力

体力

基礎生活力

学びと育ちをつなぐ ためのポイント

①見合う ②語り合う ③理解し合う

①子どもでつなぐ ②保育者・教師でつなぐ ③カリキュラムでつなぐ ④保護者との連携でつなぐ

生活や学びの連続性 段 差 を 小 さ く す る こ と で 、 子 ど も の 生 活 の 変 化 へ の 戸 惑 い が 減 り 、 意欲を取り戻す

達成感

段 差 を あ え て 残 し 、 そ れ を 乗 り 越 え た と き の 喜 び か ら 、 意 欲 が 向 上 する

◇滑らかな接続 ◇必要な段差

<幼保小連携・小中連携>から<幼保小中連携>へ

未来に向かって夢を持ち、豊かに生きる浦安っ子の育成

郷土愛 (誇り)

健やかな体 (体) 豊かな心

(徳) 確かな学力

(知)

豊かな かかわり (参画・交流)

(4)

子どもの学びと育ちをつなぐ「4つのポイント」

浦安市では、子ども達の学びと育ちをつなげていくために「4つのポイント」を設定し

ています。それぞれに「~でつなぐ」という視点のもと、中学校区の実態に合わせて様々な

実践に取り組んできました。

ここでは、

それぞれのポイントにおける具体的な取組例を紹介

します。

具体的な取組例

これらの活動は、園児にとっては小学校生活への期待や親近感につながります。また、

小・中学生にとっては、思いやりの心を育み、自分の成長を振り返る機会となります。そ

れによって自尊感情の高まりが期待できます。

取組①

幼稚園児と保育園児の交流

(ゲームやお正月遊び)

取組②

園児と小学生

(1年生、5年生)

との交流

取組③

幼稚園と小学校で

合同避難訓練

を実施

取組④

園児・児童生徒の作品を展示し、鑑賞する

「ミニ作品展」

の開催

取組⑤

園児と中学生との交流

取組②

活動例

市内A幼稚園年長児とB小学校5年児童との交流活動

(1) 目的

幼稚園側の目的・・・運動会に向けて、走り方やリレーのバトンパスの向上を図る。

5年生との交流を通して、小学生への憧れの気持ちを育む。

小学校側の目的・・・園児との交流を通じて、自己の成長を実感すると共に、小さい子

への思いやりのある行動の仕方を身に付けさせる。

(2) 内容

2学期に運動会を控えたA幼稚園の年長児に、

B小学校5年生児童が、

走り方のコツ

やバトンパスの仕方を教える。

(3) 成果

園児にとっての成果…運動会でのリレーに向けて期待を膨らますことができた。

小学生への憧れの気持ちが芽生えた。

児童にとっての成果…自分達が役に立ったという達成感を味わうことができ、自尊

感情の高まりが見られた。

(5)

○交流活動後の感想

<A幼稚園教諭>

・リレーに対しての意欲が高まって良かった。

・小学生への憧れの気持ちが芽生えた。

・次の活動を楽しみにしている様子がたくさ

ん見られて良かった。

<B小学校教諭>

・児童の主体的な活動場面が多々見られた。

・児童は、人に何かを教えることの楽しさ

を味わうことができた。

・達成感を味わえたことで、日頃の様子に

変化が見られた。

<A幼稚園保護者>

・小学生のお兄さん、お姉さんに優しくして

もらって、

とても楽しかったと嬉しそうだっ

た。

・お兄さんに作ってもらった手作りのバトン

を大事にして次を楽しみにしている。

・引き続き交流活動をしてもらいたい。

また、自分の子はC小学校に入学するので、

C小学校とも交流してほしい。

幼稚園の先生に園児と接する時に注意する ことを聞きに行きました。

園児の目線に合わせて、覗き込むように話 をしていました。

ここまで足を上げ てごらん! 5年生が、交流活動の中の遊びを自分達で

(6)

幼稚園、保育園、小学校、中学校の教職員間の相互理解を深めることで、就学前から義

務教育9年間の学びと育ちを意識し、

接続期における滑らかな接続と必要な段差に向けた

指導方法等の工夫や改善を図ることができます。

取組①

異校種間の授業参観・保育参観・授業の実施

取組②

異校種間の行事(運動会、学習発表会など)参観の実施

取組③

浦安市の「幼保小中連携の日」を活用して合同研修会を実施

取組④

小学校の「入学のしおり」を、入学予定者が在籍する園に配付

取組①

活動例

小学校教諭による年長児への授業

取組③

活動例

合同研修会

の開催

(1)目的及び内容

この研修会では、

講師による幼保小連携教育の必要性と在り方、

及び推進のための実

践例などについて、

講演を聞いたのち、

学校種による教育の違いや共通点、

今後の連携

のための手だてについて話し合いました。

(7)

幼保小中連携・一貫教育を推進し、幼稚園・認定こども園、保育園の「アプローチカリ

キュラム」

小学校入学後の

「スタートカリキュラム」

が作成され、

実践されてきました。

しかし、

さらに理解を深め、

双方の質の向上を図ることが大切であると考え、

カリキュラ

ムの見直しと作成を行いました。

それぞれの園や学校の実態を踏まえ、

各園・各学校に応

じたカリキュラムの作成・実践を行っていきます。

P86

参照)

就学に向けては、保護者も子ども達同様、様々な不安や課題を抱えています。子ども

の育ちを支えるためには、

その不安を解消することも大切なことだと考えます。

そこで、

保護者との連携を図り深めるための手だても考えています。

取組①

保護者と小学校教職員との関わり

取組②

保護者や地域への広報活動

取組①

活動例

市立D保育園の保護者会へ小学校教頭が参加

<保育園保護者の感想>

・入学前に学校の先生の話を聞くことができ良かった。

・小学校の様子が分かり、安心した。

・先生の温かい人柄を感じ、安心した。

・入学前に、要望を伝えることができて良かった。

・学校を身近に感じ、親近感をもてた。

・ミニ作品展の鑑賞に小学校に訪問した際、小学校の先生

方の応対がよく、学校生活への安心感をもつことができた。また、先生方と会うこと

ができたのも良かった。

・すでに小学生、中学生の子どもがいるが、上の子ども達の時には、このような取り組

みはなかったが、よい取り組みだと思うので続けてほしい。

取組②

活動例

園だよりや学校だより

による、

保護者や地域への広報活動

保護者との連携でつなぐ

カリキュラムでつなぐ

○○幼稚園 おひさま通信 平成○○年○月○日号より

C保育園とは、三学期も引き続き交流活動を行います。1月は幼 稚園で、こまやカルタなどの「お正月遊び」をして交流を深めてい きます。小学校に入ったら同じクラスの仲間になる人がいるかもし れません。今から新しい友達作りの準備です。

小学校とは、1月と2月に、D小学校の5年生と一緒に、校庭や体 育館で遊びます。当日は、5年生とペアになって、こまや鬼ごっこ などをして遊ぶ予定です。

なぜ5年生と交流するのか?と思う方もいるでしょう。それは、1 年生が入学すると新6年生がお世話をしてくれるからです。 H小学校との交流も、ただ今、調整・計画中です。詳細が決まりま したらお知らせいたします。

△△小学校 学校便り 平成○○年○月号より ◆「幼保小連携教育」を進めています。

1 月28 日(月)には、E 幼稚園の年長児と本校5 年生 児童が今年度初めての交流会を行いました。5 年生と園 児がペアを作り羽根つき、こま回し、お手玉やすごろく などのお正月遊びを中心に、仲よく遊びました。5 年生 の優しい表情がとても印象的でした。今後は、1 年生も 交流を行います。また、保育園とも交流をしていきます。

(8)

保育園・幼稚園・認定こども園から小学校への学びのつながり

保育園・幼稚園・認定こども園の教育は、幼児期の特性から、この時期に育みたい資質・能力 は、小学校のように教科指導で育むのではなく、幼児の自発的な活動である遊びや生活の中で、 美しさを感じたり、不思議さに気付いたり、できるようになったことなどを使いながら、試した り、いろいろ工夫したりすることを通じて育むことが重要です。

次期学習指導要領の改訂に向けた中央審議会の中、幼児教育部会のとりまとめ案では、「幼児期 において育みたい資質・能力」として3つの柱を整理し、その上で目指す具体的な「幼児期の終 わりまでに育ってほしい10の姿」が目標として提案されています。(下図参照)

平成28年8月26日の幼児教育部会における審議のとりまとめ

幼児期において育みたい資質・能力

遊びや生活の中で、豊かな体験を通じて何を感じたり、何に気付いたり、何が分かった り、何ができるようになるのか。

遊びや生活の中で、気付いたこと、できるようになったことなども使いながら、どう考 えたり、試したり、工夫したり、表現したりするか。

心情、意欲、態度が育つ中で、いかによりよい生活を営むか。

知識・技能の基礎

思考力・判断力・表現力等の基礎

学びに向かう力、人間性

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿

健康な心と体

自立心

協同性

道徳性・

規範意識の

芽生え

社会生活との

関わり

思考力の

芽生え

自然とのかかわり・ 数量・図形

文字等への関心・ 感覚

言葉による

伝え合い

豊かな感性と

表現力

(9)

事例 今度は、僕達がカレーパーティーをしよう!幼稚園・認定こども園5歳児 6月上旬

・ポ

調

・異年

交流

・幼児の自発性を大切にし た見守りと声かけ

・幼児の発想への認 めや関心

・活動の流れの見通し ・幼児のやる気を高める

提示

これまでの過程

『カレーライス』の絵本を見て、年中時に年長組がカレーを作ってくれたことを思い出し、 自分達もカレーを作って、みんなに食べさせてあげようという話になった。

話し合い

カレーの絵本を見た後に 「僕たちが年中だった時、

年長さんがカレーを 作ってくれたよね」 「僕たちも作ろうよ」

『自立心』

「 年 中 さ ん や 年 少 さ ん の 分も作らなきゃ」 「 た く さ ん カ レ ー を 作 る

から、いっぱい買い物し なきゃ」

『数量への関心・感覚』

カレーの手遊びを楽しみ、 カ レ ー 作 り に 必 要 な 材 料 を考える

「人参も買わなきゃ」 「ルーも!」

『思考力の芽生え』

自 分 で 買 い た い 物 を み ん なで決める

「僕は、じゃがいもを買い

たい」

「私は、カレールー」

『協同性』

買い物体験

徒 歩 で ス ー パ ー ま で の 通 り道

「自転車来てるよ」 「信号、青になった!進ん

で進んで」

『健康な心と体』

『道徳性・規範意識の

芽生え』

レジに行き、店員さんと 「これください」 「ありがとう」

『社会生活との関わり』

スーパーでお買い物 「 じ ゃ が い も は ど こ に あ

るんだろう?」

「 あ っ た ! じ ゃ が い も 1 個、2個…。2個ゲット したよ!」

「○○君、大きい声出さな いよ」

『数量への関心』

『道徳性・規範意識の

芽生え』

ポスター作り

明 日 は い よ い よ 、 カ レーパーティー 「 み ん な に 知 ら せ よ

うよ」

「 ポ ス タ ー を 作 ろ う」

「いいね」

『思考力の芽生え』

ポ ス タ ー を 作 り 始 め ると

「 ポ ス タ ー に 何 を 描 く?」

「“ 残 さ な い で 食 べ てね”は?」 「 で も 人 参 食 べ ら れ

な い 子 が い た ら ど うする?」

『豊かな感性と

表現』

『協同性』

学びの過程

自分のこととして、よく見る・よく聞く・予想する・気付く 気付いたことを言葉に表す

話し合い 折り合い 役割の分担・意識 思いや考えの伝え合い 相手の考えの受容

昨年招待してもらった経験からパーティーへの期待感 年長としての喜び 自発性

買い物で使ったカード

年中組に届けたポスター

教師の援助

(10)

・ 幼 児 が 支 え 合 え る よ う な 関 係作りと時間の確保 ・安全に配慮した場の設定

・年長としての自覚を高める 認めや励まし

・感謝される喜びへの共感

・学級全体での振り返りの 視点の提示

・満足感や充実感への共感

この経験を通して、どうなったか?

年中組や年少組に感謝の気持ちを伝えられ、満足感や達成感を味わうことができ、年 長としての自覚をさらに高めることができた。

調理体験

<配膳>

年中・年少組にカレーを運 ぶ

「どうぞ」 「ありがとう」

「レストランの人みたい」

『言葉による伝え合い』

長くカットされた人参や じゃがいもを切ってみる 「3つに切るよ」 「4つになっちゃった」 「大丈夫、大丈夫」

『健康な心と体』

『数量への関心・感覚』

身支度

まずは、エプロンと三角巾を つけて…

「後ろで結べない」

「やってあげるから座って」 「ありがとう」

『自立心』

<振り返り>

カレーパーティーから2 日後、年中組が手紙を持 って来て

「 カ レ ー を 作 っ て く れ て、ありがとう」 「どういたしまして」 「また作らなきゃ」

『言葉による伝え合い』

『自立心』

<会場準備>

年 中 組 と 一 緒 に 食 べ ら れ るように、みんなで準備 「 年 中 さ ん の イ ス も 運 ん

であげよう」

「 私 と ペ ア の 年 中 さ ん は 2 人 だ か ら 、 椅 子 3 つ だ」

『社会生活との関わり』

『数量への関心・意欲』

異年齢交流

生活の中での数量の捉え 感謝されることへの感動

協力 やさしさ 思いやり 気遣い 思いの伝え合い

安心感 自発性 自己有能感 年長としての自覚 達成感 充実感 次への意欲

年中組からの手紙

事例の中の『 』は、「幼

児期の終わりまでに

育ってほしい10の姿」

(P81)に基づいてい

(11)

保育者の援助

環境構成

事例 ドッジボール! 保育園 5歳児 10月下旬~

誘い合い・話し合い・ドッジボール・

り返り・異年

交流

・活動の流れの見通し ・役割分担・ルールの確認 ・園児の提案への共感

・提案の実現に向けた環境設定

・時間の確保と提示 ・園児の頑張りへの

見守りと声かけ

これまでの過程

小さい頃からのボール遊びの経験や年長児の姿を通して、ドッジボールへの興味・関心が 芽生えた。発達年齢を捉えた転がしドッジボールから始まり、ボールを転がす、ボールから 逃げる等の動きの獲得や、遊びのルールが分かるようになってきた。

誘い合い

自由遊びの時間に

「ドッジボールやる人?」

『自立心』

友達の誘いかけを聞いて 「入れて!」

『健康な心と体』

話し合い

人数が集まり

「チーム分けと色決め しよう」

「元外野決めもね!」

『数量への関心』

『協同性』

<ルールの確認> 「元外野はいつ

入る?」 「2人になったら入ろ

うよ!」

『道徳性の芽生え』

ドッジボール

<ゲーム開始> 「誰に当てよう

かな?」 「逃げて!」

『思考力の芽生え』

『健康な心と体』

学びの過程

友達との目的や見通しの共有 話し合い 協力

(12)

・解決策の手立てと提示 ・状況に応じてのルール

の確認

・一人一人の楽しさ ・気付き等の把握と理解

・遊びの振り返り、次への見通し ・自分の課題を考え、達成できる援助

・年長としての自覚を 認める

・役割分担・ルールの 確認

この経験を通して、どうなったか?

ボールの上手投げ、下手投げ等、体全体を協応させながら、様々な投げ方ができるよ うになり、友達を誘い合い自発的にやろうとする姿が見られるようになった。こうした 年長児の姿を見て、異年齢児も刺激を受け、転がしドッジボールを一緒に行う日が続く ようになった。

対 戦 チ ー ム の 内 野 が い な くなり

「やったー、勝ったー!」 「もう1回やろう」

『健康な心と体』

<トラブル発生> 「ぼくが先に取ったー」 「ぼくが先だよ」

「○○ちゃんが先だったよー」 「じゃあ、じゃんけんで決めよ」 だ ん だ ん 、 じ ゃ ん け ん で は 納 得 できなくなっていく・・・

ドッジボール

相 手 の ボ ー ル を 受 け 止 め よ うとして

「当たっちゃったけど、当て て戻ってくるぞ!」

『豊かな感性と表現』

異年齢交流

年下の子も

「ぼくもやりたい」と、 参加

「転がしドッジボールに しよう」

『社会生活との関わり』

お 互 い の 内 野 の 人 数 を 見 て

「5対2だぞ!」

「そろそろ元外野、中に 入って!」

『数量への関心・感覚』

振り返り

葛藤・自分への向き合い 達成感 充実感 思いやり 気遣い

思いや考えの伝え合い・相手の考えの受容 次への意欲 ボールが当たってしまい

「当たっちゃった。もう、や める」

「次、また当てればいいんだ よ」

「よし、それならやってみよ う」

『言葉による伝え合い』

『協同性』

保 育 者 と 一 緒 に 考 え ながら、ルールを再確 認 し 気 持 ち の 折 り 合 いをつけていく

事例の中の『 』

(13)

7歳

・・・・・・・・・・・15歳・・・・・・18歳

小学校

中学校

高等学校他

幼児期の学びや体験を生かした教育活動

~小学校以降の学習基盤の形成~

資料

浦安市幼・保・小連携

アプローチカリキュラム・スタートカリキュラム

幼児期から小学校へ学びと育ちを豊かにつなぐ

0歳・・・・・3歳

5歳

6歳

保育園

認定こども園

幼稚園

学びの芽生え・学びの基礎となる

保育・教育活動

浦安市小中連携・一貫

カリキュラムの指針

浦安市就学前「保育・教育」指針

いきいき浦安っ子

浦安市幼・保・小連携

アプローチカリキュラム&

(5歳児10月~

スタートカリキュラム

小学1年4・5月)

アプローチカリキュラム

「遊び」を通して行う総合的な指導から

学びの芽生え

学ぶということを意識しているわけではなく、

楽しいことや好きなことに

集中することを通して様々なことを学んでいく。

○小学校の学びを前倒しするのではなく、「やりたい、伝えたい」と いう気持ちが高まるような教育・保育の工夫をします。

○「遊びこむ」体験を充実させ、自分の気持ちや行動を調整する力を 養います。

配慮事項

スタートカリキュラム

教科等の学習を中心とした指導へ

自覚的な学び

学 ぶ と い う こ と に つ い て 意 識 が あ り 、 集 中 す る 時 間 と 休 息 等 の 区 別 が つ

き、計画的に学びを進めることができる。

○幼児期に培った力を基礎として、学習中心の生活につなげていくよ う、指導内容や学習方法を工夫します。

○安心して学べる環境を整え、個に寄り添いながら、「学校って楽し いな。明日は何があるのかな。」という意欲や自信を養い、学びの 配慮事項

<今日的な課題>

アプローチ&スタートカリキュラムの必要性

・少子化

・核家族化

・人間関係の希薄化

・地縁的なつながりの希薄化

・生活習慣の欠如

・コミュニケーション能力の低下

・社会性の未熟さ

・情報化による直接体験の不足

・自制心や規範意識の希薄化

社会の変化

生活や育ちの変化

・学びをつなぎ、子ども達

の 豊 か な 生 活 と 育 ち を

支えるための「連携」

・幼児教育から小学校教育

(14)

7歳

・・・・・・・・・・・15歳・・・・・・18歳

小学校

中学校

高等学校他

幼児期の学びや体験を生かした教育活動

~小学校以降の学習基盤の形成~

資料

浦安市幼・保・小連携

アプローチカリキュラム・スタートカリキュラム

幼児期から小学校へ学びと育ちを豊かにつなぐ

0歳・・・・・3歳

5歳

6歳

保育園

認定こども園

幼稚園

学びの芽生え・学びの基礎となる

保育・教育活動

浦安市小中連携・一貫

カリキュラムの指針

浦安市就学前「保育・教育」指針

いきいき浦安っ子

浦安市幼・保・小連携

アプローチカリキュラム&

(5歳児10月~

スタートカリキュラム

小学1年4・5月)

アプローチカリキュラム

「遊び」を通して行う総合的な指導から

学びの芽生え

学ぶということを意識しているわけではなく、

楽しいことや好きなことに

集中することを通して様々なことを学んでいく。

○小学校の学びを前倒しするのではなく、「やりたい、伝えたい」と

いう気持ちが高まるような教育・保育の工夫をします。

○「遊びこむ」体験を充実させ、自分の気持ちや行動を調整する力を 養います。

配慮事項

スタートカリキュラム

教科等の学習を中心とした指導へ

自覚的な学び

学 ぶ と い う こ と に つ い て 意 識 が あ り 、 集 中 す る 時 間 と 休 息 等 の 区 別 が つ

き、計画的に学びを進めることができる。

○幼児期に培った力を基礎として、学習中心の生活につなげていくよ う、指導内容や学習方法を工夫します。

○安心して学べる環境を整え、個に寄り添いながら、「学校って楽し いな。明日は何があるのかな。」という意欲や自信を養い、学びの 動機付けを図ります。

配慮事項

<今日的な課題>

アプローチ&スタートカリキュラムの必要性

・少子化

・核家族化

・人間関係の希薄化

・地縁的なつながりの希薄化

・生活習慣の欠如

・コミュニケーション能力の低下

・社会性の未熟さ

・情報化による直接体験の不足

・自制心や規範意識の希薄化

社会の変化

生活や育ちの変化

・学びをつなぎ、子ども達

の 豊 か な 生 活 と 育 ち を

支えるための「連携」

・幼児教育から小学校教育

(15)

5歳1月~3月(就学に期待を高め、進学することを意識する時期)

・危険な遊び方や場所に気付き、自分で判断して安全に行動しようとする。 ・健康な生活に興味をもち、生活に必要な習慣やリズムを身に付ける。 (※ハンカチの使用、午睡なしでの生活への切替)

・活動の区切りや時間を意識しながら生活する。 ・就学への期待をもち、自信をもって行動する。

・友達とルールを考えながら、十分に体を動かす遊びに取り組む。 ・自分の遊びや生活の場を整えようとする。

・自分たちの活動を振り返りながら、当番の仕事の引き継ぎをする。

・大勢の友達と目的を共有し、実現するために、保育者や友達と相談しながら見通しをもって遊びを進める。 ・目的に向かって課題に根気強く取り組んだり、工夫したりしてやり遂げた喜びや充実感を味わう。

・共通の課題に向けて挑戦したり、話し合ったり、役割を分担したりして、目的を果たす喜びを味わう。 ・学級全体で一つの活動などに取り組んだり、共通のイメージをもってそれぞれの遊びをつなげたりする。 ・友達とのかかわりを深め、思いやりをもつ。

・お正月あそび(こま・カルタ・トランプ・すごろく等) ・カルタ作りや書初め体験

・修了に向けて(当番活動の引き継ぎ・修了作品の作成・アルバムの表紙作り等) ・小学校訪問(授業体験・給食体験)

保育園での教育・保育実践)

・季節の移り変わりとともに生活にも変化があることを知る。 ・冬の自然現象に興味をもち、見たり試したりする。

・生活の中で数や文字の必要性や便利さに気付き、書いたり、読んだり、比べたり、分けたりする。 ・就学することを喜び、自分の成長に自信と自覚をもつとともに、身近な人に感謝の気持ちをもつ。 ・考えたこと、感じたことをいろいろな方法で表現する

時期

5歳

10月~12月(小学校に期待感を高める時期)

○規則正しい生活ができる。

○自分のことは自分でできる。

・危険な場所が分かり安全に気を付けて行動する。

・健康な生活や病気の予防に関心をもち、意識して行動する。 ・自分の所持品の整理や脱いだ服の始末を進んで行う。 ・園や学級のものも自分のものと同じように片付ける。 ・生活に必要な活動を自分から進んで行う。

・先を見通したり、時間を意識したりしながら友達と声を掛け合って生活する。 ・困ったときは自分で考えたり、周りの人に聞いたりする。

・共同で使う遊具を大切にする。

○思いや考えを言葉で伝えることができる。

○きまりや約束を守ることができる。

・生活の場に応じた言葉の使い方や表現の仕方が分かる。 ・自分の経験したことや考えたことを相手に分かるように話す。

・友達の話をよく聞き、遊びのイメージを共有しながら、自分たちで遊びを進めていく。 ・地域の人や高齢者、異年齢の子どもとふれあい、人の役に立つ喜びを味わう。

・物事の良し悪しを自分で考えて行動し、問題が生じたときは自分たちで解決しようとする。 ・友達とのかかわりや生活を通して、きまりの必要性や大切さが分かる。

・友達と役割を分担したり、交代したりしながら遊ぶ楽しさを味わう。 ・活動に合わせてルールを考えたり、工夫したりしながら遊ぶ。 ・遊びを楽しむ中で互いの良さを認め合う。

○様々な遊びや体験をする。(体を動かす・自然とふれあう

など)

○文字や数に興味をもつ。

・身近な環境に積極的にかかわり、生活の中に取り入れたり、物の仕組みに関心をもって使ったり し、生活を豊かにする。

・飼育動物や昆虫等の世話を通して、生体や飼い方に興味をもつ。 (絵本・図鑑・事典などを活用する)

・遊びの中で使う物の数や人の数を考えたり、数の多少を比べたりする。 (リレーやドッジボールのチーム分けやゲームの勝敗等)

・遊びの中で文字や数字、絵文字等に興味をもち、読んだり、遊びの中に取り入れて遊んだりする。 ・物語や話の続きに興味をもち、クラスの友達と楽しんで聞く。(長編の物語の読み聞かせ)

・友達と一緒にリズミカルな動きを楽しむ。

・絵本や物語に親しみ、イメージを豊かにし、イメージを膨らませて遊んだり、演じたりして遊ぶ。 (劇遊びのストーリーを作ったり、動きを考えたりする。)

・発育測定 ・避難訓練 ・当番活動(出席調べ・飼育当番・弁当当番)

・地域の方々との交流(子育てすこやか広場・昔遊び・サッカー、体操、お茶会等の体験活動・小 学生や中学生との交流等)

・グループや学級全体の活動に向けての話し合い(グループ活動・運動会・音楽会・生活発表会) ・絵本の読み聞かせ(「いやいやえん」や「エルマーの冒険」等の続きの絵本)

アプローチカリキュラム(幼稚園・認定こども園・

(16)

5歳1月~3月(就学に期待を高め、進学することを意識する時期)

・危険な遊び方や場所に気付き、自分で判断して安全に行動しようとする。 ・健康な生活に興味をもち、生活に必要な習慣やリズムを身に付ける。 (※ハンカチの使用、午睡なしでの生活への切替)

・活動の区切りや時間を意識しながら生活する。 ・就学への期待をもち、自信をもって行動する。

・友達とルールを考えながら、十分に体を動かす遊びに取り組む。 ・自分の遊びや生活の場を整えようとする。

・自分たちの活動を振り返りながら、当番の仕事の引き継ぎをする。

・大勢の友達と目的を共有し、実現するために、保育者や友達と相談しながら見通しをもって遊びを進める。 ・目的に向かって課題に根気強く取り組んだり、工夫したりしてやり遂げた喜びや充実感を味わう。

・共通の課題に向けて挑戦したり、話し合ったり、役割を分担したりして、目的を果たす喜びを味わう。 ・学級全体で一つの活動などに取り組んだり、共通のイメージをもってそれぞれの遊びをつなげたりする。 ・友達とのかかわりを深め、思いやりをもつ。

・お正月あそび(こま・カルタ・トランプ・すごろく等) ・カルタ作りや書初め体験

・修了に向けて(当番活動の引き継ぎ・修了作品の作成・アルバムの表紙作り等) ・小学校訪問(授業体験・給食体験)

保育園での教育・保育実践)

・季節の移り変わりとともに生活にも変化があることを知る。 ・冬の自然現象に興味をもち、見たり試したりする。

・生活の中で数や文字の必要性や便利さに気付き、書いたり、読んだり、比べたり、分けたりする。 ・就学することを喜び、自分の成長に自信と自覚をもつとともに、身近な人に感謝の気持ちをもつ。 ・考えたこと、感じたことをいろいろな方法で表現する

時期

5歳

10月~12月(小学校に期待感を高める時期)

○規則正しい生活ができる。

○自分のことは自分でできる。

・危険な場所が分かり安全に気を付けて行動する。

・健康な生活や病気の予防に関心をもち、意識して行動する。 ・自分の所持品の整理や脱いだ服の始末を進んで行う。 ・園や学級のものも自分のものと同じように片付ける。 ・生活に必要な活動を自分から進んで行う。

・先を見通したり、時間を意識したりしながら友達と声を掛け合って生活する。 ・困ったときは自分で考えたり、周りの人に聞いたりする。

・共同で使う遊具を大切にする。

○思いや考えを言葉で伝えることができる。

○きまりや約束を守ることができる。

・生活の場に応じた言葉の使い方や表現の仕方が分かる。 ・自分の経験したことや考えたことを相手に分かるように話す。

・友達の話をよく聞き、遊びのイメージを共有しながら、自分たちで遊びを進めていく。 ・地域の人や高齢者、異年齢の子どもとふれあい、人の役に立つ喜びを味わう。

・物事の良し悪しを自分で考えて行動し、問題が生じたときは自分たちで解決しようとする。 ・友達とのかかわりや生活を通して、きまりの必要性や大切さが分かる。

・友達と役割を分担したり、交代したりしながら遊ぶ楽しさを味わう。 ・活動に合わせてルールを考えたり、工夫したりしながら遊ぶ。 ・遊びを楽しむ中で互いの良さを認め合う。

○様々な遊びや体験をする。(体を動かす・自然とふれあう

など)

○文字や数に興味をもつ。

・身近な環境に積極的にかかわり、生活の中に取り入れたり、物の仕組みに関心をもって使ったり し、生活を豊かにする。

・飼育動物や昆虫等の世話を通して、生体や飼い方に興味をもつ。 (絵本・図鑑・事典などを活用する)

・遊びの中で使う物の数や人の数を考えたり、数の多少を比べたりする。 (リレーやドッジボールのチーム分けやゲームの勝敗等)

・遊びの中で文字や数字、絵文字等に興味をもち、読んだり、遊びの中に取り入れて遊んだりする。 ・物語や話の続きに興味をもち、クラスの友達と楽しんで聞く。(長編の物語の読み聞かせ)

・友達と一緒にリズミカルな動きを楽しむ。

・絵本や物語に親しみ、イメージを豊かにし、イメージを膨らませて遊んだり、演じたりして遊ぶ。 (劇遊びのストーリーを作ったり、動きを考えたりする。)

・発育測定 ・避難訓練 ・当番活動(出席調べ・飼育当番・弁当当番)

・地域の方々との交流(子育てすこやか広場・昔遊び・サッカー、体操、お茶会等の体験活動・小 学生や中学生との交流等)

・グループや学級全体の活動に向けての話し合い(グループ活動・運動会・音楽会・生活発表会) ・絵本の読み聞かせ(「いやいやえん」や「エルマーの冒険」等の続きの絵本)

アプローチカリキュラム(幼稚園・認定こども園・

(17)

たとえ新入生でも「ゼロからのスタートではない」ことを重視する

幼児期の経験を生かし育てる力・めざす姿

○自分のことが自分でできる。自分でできることを増やす。

・決められた通学路を通って登下校をする。

・朝、授業、帰りの支度をひとりでする。提出物を出す。 ・学校の決まりを守る。

・時と場に応じた挨拶や返事をする。

・場に応じた整列の仕方を覚え、静かに待ったり、順番を守ったりする。 ・場に応じて必要な我慢をする。

・自分の体の具合など、自分で話す。 ・机の中やロッカーの中の整頓をする。

・自分の持ち物やみんなが使うものを大切に扱う。 ・食事のマナーを守り、楽しく食べる。

<生活の中で>

○クラスのことをみんなでできる。友達との活動を楽しむことができる。

・男女を問わず、友達と遊んだり、活動したりする。 ・「ごめんなさい」や「ありがとう」を素直に言う。 ・上級生(主に2年生や6年生)とかかわりをもつ。 ・係や当番活動を協力して取り組む。

・給食の時間を友達と楽しむ。

<学習の中で>

○学校生活にかかわる人・場所・物に関心を持ち、学習に取り組むことができる。

・「学校探検」等で校内の様子に慣れるとともに使い方のルールを知り、友達や先生と学ぶ楽しさを 味わう。

・校内の自然の観察やアサガオの栽培を通して、自然とのかかわりを楽しむ。 ・友達の発表を聞き、感想や意見をもつ。

・図工等の作品作りを一緒に楽しんだり鑑賞しあったりする。

・音楽や体育、特別活動等の活動でペアを作ったり、グループを作ったりしながら自分や友達の良さ に気付く。

○生き生きと学習することができる。

・話を最後まで聞く。

・鉛筆を正しく持ち、丁寧に書く。

・発表のルールを知り、手を挙げて発表をする。

・自分の考えや思いをもち、相手にわかるように話したり絵などで表したりする。 ・道具を安全に大切に扱う。

・自然とのふれあいをとおし、季節を味わう。 ・失敗をおそれずに挑戦し、最後までがんばる。

・かけっこや鬼遊び・遊具遊び等で思い切り体を動かす。

・児童の「(教科書を使って)早く勉強したい」という期待感や「大丈夫かな」という不安感に寄り 添う。

・モジュール学習を取り入れ、児童の実態に応じて、徐々に45分の授業に慣れるようにする。 ・生活科を核とした合科的な指導や体験的な活動等を取り入れる。

・時計の絵等を活用して、活動の見通しが持てるようにする。

・一人ひとりの児童にきめ細かく対応するため、少人数教育推進教員や補助教員等の活用を工夫する。 ・週単位の学年便りや学級便りを活用して家庭との連携を図る。

スタートカリキュラム

(小学校での教育活動実践)

1年生:4月~5月

(18)

<スタートカリキュラム編成の手順>

幼児期の子どもの姿を理解する

幼・保との連携を図り、実態を把握する。

期待する成長の姿を具体的に話し合い、共有する

学校・学年目標との関連を図る。

スタートカリキュラムを編成する。

成長の姿(目指す姿)を月の単位で明らかにする。

<例>

以 下 の 視 点 で 学 習 を 3

類 型 に 分 類 し 、 重 点 の

置 き 方 を 考 え て 単 元 や

学習活動を配列する。

4月第1~2週

4月第3週~末頃

5月頃

6月頃

7月頃

成長の姿(目指す姿)

・心をほぐす。

・安心感をもつ。

・ 先 生 や 友 達 と 仲

良くする。

・学校や学級、学習の

ル ー ル を 守 っ て 生

活する。

・先生や友達とのかか

わ り や 学 習 を 楽 し

む。

・自分でできることは

自分で行う。

・かかわりを広げる。

・主体的に取り組む。

・学校の時程に従って生活する。

♥ 安 心 感 ・ 人 間 関 係 づ

くり

重点の置き方

♦合科的な学習

☆ 教 科 等 を 中 心 と し た

学習

単元の構成を工夫し、配列する(生活科との合科等)

単元計画に基づいた学習活動を週の単位で計画する。

<例>

1日目 2日目 3日目 4日目 5日目

朝 <めあて>

○朝の支度の仕方を知る。困ったときは6年生に聞くことができる。

○朝の会の進行に慣れる。

1 道徳

挨拶と返事 学校の約束

生活

校舎めぐり

学活

朝の過ごし方・廊下の 歩き方・並び方

生活

校舎めぐり

国語

線のおけいこ 自分の名前

国語

「なかよし」 ひらがなの練習 読み聞かせ

2 入学式(行事1)

・小学校の一員としての 喜びを感じる。 ・教室や会場の環境を味

わう。

学級活動(1)

・教室や座席・トイレの 位置を知る。 ・担任の名前を知る。 ・友達を知る。 ・返事や挨拶の仕方を知

る。

国語

自分の紹介

音楽

「校歌を覚えよう」

算数

「かずとすうじ」

国語

鉛筆の持ち方 線のおけいこ

体育

体育着の着方・整列の 仕方・準備体操の仕方 遊具遊び・鬼遊び

生活

「春の花を見つけよう」

発育測定(行事1)

発育測定を正しく受け よう

3 学活

下校の支度の仕方 下校の決まり

音楽

校歌の練習

道徳

交通安全とマナー

図工

絵「自分の顔」

算数

「かずとすうじ」

学活

ふれあいゲーム

(19)

1 学期

2 学期

3 学期

○1 年生の手伝い

・始業前・支度・遊び

・給食・清掃

○ペア活動

○生活科での交流

・学校探検

○「1 年生を迎える会」

○ 小 学 校 の 運 動 会 の 参

加・見学

○ 小 学 校 の プ ー ル で 水

遊び活動

○合同引き渡し訓練

○作品交流

○ 小 学 校 の 児 童 会 活 動

「お祭り」への参加・

見学

○小学校の校庭や体育館

を使って運動会の実施

○小学校を使って避難訓練

○遊びなどの交流

○幼・保での職場見学

○幼・保での職場体験

○幼・保での交流活動

(家庭科)

○小学校の学校探検

・授業や給食の見学

○小学校の校庭を使って

「凧揚げ」遊び

○小学校の図書室利用

◆ 情 報 交 換 ( 入 学 後 の 様

子)

◆授業・保育参観(※)

◆評議員会議

◆授業・保育参観(※)

◆評議員会議

○保護者会等に参加

「入学」に向けての

講話

他)

◆授業・保育参観(※)

◆情報交換(入学前の様子)

◆評議員会議

※授業参観は「学校訪問」

「計画訪問」の他、参観週間を設けている場合もあります。

※ 幼・保 とは、

「幼稚園・認定こども園・保育園」

を表します。

また、小 及び学年表示は小学校を、

中 は中学校を表します。

(上表は一例ですので参考にしてください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

幼稚園・認定こども園・保育園・小学校・中学校

<年間を通した連携や「かかわり」>(例)

1・6年

1・2年

幼・保

幼・保・小・中

幼・保

幼・保・5年

幼・保・6年

幼・保・中

幼・保・5年

幼・保

・平成14年度 「幼小連携に関する調査研究」開始 ・平成17年度 「小中連携教育検討委員会」発足 ・平成20~22年度 「幼保小連携教育協議会」実践報告

(舞浜小学校・舞浜幼稚園)(入船南小学校・入船南幼稚園・入船保育園) ・平成22年度 「浦安市教育ビジョン」策定

・平成23~25年度 「幼保小連携教育協議会」実践報告

(日の出小学校・日の出南小学校・日の出幼稚園・日の出保育園) ・平成26年度 全市での「幼保小中連携の日」を設定

・平成27年度 「改訂 浦安市教育ビジョン」後期5か年計画 策定

本市の取組

(20)

~ 今日は何日?お便り帳の

今日の場所に出席シールを貼ろう ~

~ 自分の名札をきちんとしまおう ~

~ 衣服が汚れたら自分で着替えよう ~

~ グループの仲間は誰かな? ~

~ 今日のお当番は誰かな? ~

お 弁 当 の 準 備 や 飼 育 物 の 世

話 の 当 番 グ ル ー プ が 分 か る ようにする。

自分で考えて動けるように

(21)

◆生活に見通しをもつ◆

◆安全に生活する◆

~ 今日の予定は何かな? ~

~ お片付けの時間は? ~

~ きれいに並べよう! ~

色や数字で並ぶ場所や片付ける場所を示す。 一 日 の 流 れ を 意 識 し て 活 動

ができるようにする。

き ま り を 守 っ て 行 動 できるようにする。

(22)

◆気持ちよく生活する◆

~ ていねいにしっかりと

歯を磨こう! ~

~ お道具箱の中はきれいにしよう! ~

~ 教材は大きさや形をそろえて ~

~ 分かりやすく表示する ~

~ 表示があると片付けやすい! ~

種 類 や 大 き さ を 表 示 す る こ

とで、進んで整理整頓するこ

(23)

◆季節を感じる◆

~ 絵本は表紙が見えるように ~

種類や大きさ、配置の工夫で、文 字や数量、図形への興味や関心を

もたせることができる。

~ 春の壁面装飾 ~

~ 秋の自然物を使った作品作り ~

(24)

自主的に整理・整頓できるように、 ロッカーの使い方を掲示する。

鉛筆の持ち方など、身に付け させたい資料を掲示する。

模型時計や時間割を掲示し、 見 通 し を も っ て 生 活 で き る

(25)

季 節 の 素 材 を 取 り 入 れ た 環境作りをする。

当 番 の 仕 事 内 容 が 分 か る

ように掲示する。

児 童 の 作 品 に は 、 評 価 の

参照

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