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4. 東南アジアから西アジアにおける民主化と 経済発展

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Academic year: 2021

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【研究の目的と概要】

目的

 中東地域のジャスミン革命やタイ、フィリピンの民主化闘争にみられるように、経済発展が進んだア ジア地域では草の根の人々が政治的な権利を要求する運動が21世紀に入り一層顕著になっている。軍、

政治エリート、富裕層、宗教団体が握ってきた既得権益への挑戦が広範囲にみられる。その背景には経 済的発展で獲得した富が公平に分配されない格差の拡大や、教育の進展による「草の根」レベルの人々 の政治的覚醒、宗教団体も含む権威主義体制による自由抑圧への反発など、地域によって様々な要因が 複雑に絡み合っている。この大きな運動の背景には、世界資本主義への包摂やスマートフォンに代表さ れるインターネット技術が引き起こした情報革命という世界レベルでの潮流が共通して根底にある。

 本プロジェクトでは、世界資本主義包摂に対するそれぞれの地域の実態に即して考慮しつつ、東南ア ジアから中東にいたる民主化運動とグローバル経済のもたらした光と影を地域の視点を積み上げる形で 民主化進行と経済発展の実態に迫りたい。

概要

 アジアにおいてはイスラム圏の諸国においては原理主義的な宗教運動の拡大や、民主主義の進展と後 退が並走している。比較的民主主義が定着したと思われたタイにおいても、軍部の政治介入や街頭政治 による混乱から、経済発展の進展が必ずしも民主主義の進展をもたらしていない現実がある。本研究は 学際的な研究視点から、この民主化の進展と民主化の後退がそれぞれの国の状況の下でどのような要因 から引き起こされているのかを広域アジアの視点から検討する。アジアの民主化の多様性をそれぞれの 地域の実態に即して分析すること、そしてそれらの分析を通して、共通する何らかの研究視点が提示で きるかを検証したい。

【研究計画】

1.研究に必要な基礎資料の読み込みを各研究者が行う。

2.実態把握のための現地調査を可能な限り行う。

3.年に3回程度研究会を行う。

4.専門分野の講師を招き研究に関連する研究会兼講演を行う。

共同研究紹介

4. 東南アジアから西アジアにおける民主化と 経済発展

【研究代表者】山本博史(経済学部教授)

【研究分担者】 〔学内〕後藤晃(経済学部教授)、菅原昭(経済学部非常勤講師)、高城玲(経営学部准教 授)、永野善子(人間科学部教授)、 平川均(経済学部非常勤講師)

〔学外〕ケイワン・アブドリ(東京大学先端科学研究センター客員研究員)、森元晶文(立教大 学経済学部助教)

参照

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