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E-1 航 空 法(抜粋)
(昭和二十七年七月十五日法律第二百三十一号) 最終改正:平成二六年六月一三日法律第七〇号 (この法律の目的) 第一条 この法律は、国際民間航空条約の規定並びに同条約の附属書として採択された標準、方式及び 手続に準拠して、航空機の航行の安全及び航空機の航行に起因する障害の防止を図るための方法を 定め、並びに航空機を運航して営む事業の適正かつ合理的な運営を確保して輸送の安全を確保する とともにその利用者の利便の増進を図ることにより、航空の発達を図り、もつて公共の福祉を増進 することを目的とする。 (定義) 第二条 この法律において「航空機」とは、人が乗つて航空の用に供することができる飛行機、回転翼 航空機、滑空機及び飛行船その他政令で定める航空の用に供することができる機器をいう。 1~11 略 12 この法律において「航空交通管制区」とは、地表又は水面から二百メートル以上の高さの空域であ つて、航空交通の安全のために国土交通大臣が告示で指定するものをいう。 13 この法律において「航空交通管制圏」とは、航空機の離陸及び着陸が頻繁に実施される国土交通大 臣が告示で指定する空港等並びにその付近の上空の空域であつて、空港等及びその上空における航空 交通の安全のために国土交通大臣が告示で指定するものをいう。 14 この法律において「航空交通情報圏」とは、前項に規定する空港等以外の国土交通大臣が告示で指 定する空港等及びその付近の上空の空域であつて、空港等及びその上空における航空交通の安全のた めに国土交通大臣が告示で指定するものをいう。 15 この法律において「計器気象状態」とは、視程及び雲の状況を考慮して国土交通省令で定める視界 上不良な気象状態をいう。 16 この法律において「計器飛行」とは、航空機の姿勢、高度、位置及び針路の測定を計器にのみ依存 して行なう飛行をいう。 17 この法律において「計器飛行方式」とは、次に掲げる飛行の方式をいう。 一 第十三項の国土交通大臣が指定する空港等からの離陸及びこれに引き続く上昇飛行又は同項の 国土交通大臣が指定する空港等への着陸及びそのための降下飛行を、航空交通管制圏又は航空交通 管制区において、国土交通大臣が定める経路又は第九十六条第一項の規定により国土交通大臣が与 える指示による経路により、かつ、その他の飛行の方法について同項の規定により国土交通大臣が 与える指示に常時従つて行なう飛行の方式 二 第十四項の国土交通大臣が指定する空港等からの離陸及びこれに引き続く上昇飛行又は同項の 国土交通大臣が指定する空港等への着陸及びそのための降下飛行を、航空交通情報圏(航空交通管 制区である部分を除く。)において、国土交通大臣が定める経路により、かつ、第九十六条の二第 一項の規定により国土交通大臣が提供する情報を常時聴取して行う飛行の方式 三 第一号に規定する飛行以外の航空交通管制区における飛行を第九十六条第一項の規定により国 土交通大臣が経路その他の飛行の方法について与える指示に常時従つて行う飛行の方式 (耐空証明) 第十条 国土交通大臣は、申請により、航空機(国土交通省令で定める滑空機を除く。以下この章にお2 E- (耐空証明の有効期間) 第十四条 耐空証明の有効期間は、一年とする。但し、航空運送事業の用に供する航空機については、 国土交通大臣が定める期間とする。 (機長の権限) 第七十三条 機長(機長に事故があるときは、機長に代わつてその職務を行なうべきものとされている 者。以下同じ。)は、当該航空機に乗り組んでその職務を行う者を指揮監督する。 (出発前の確認) 第七十三条の二 機長は、国土交通省令で定めるところにより、航空機が航行に支障がないことその他 運航に必要な準備が整つていることを確認した後でなければ、航空機を出発させてはならない。 (離着陸の場所) 第七十九条 航空機(国土交通省令で定める航空機を除く。)は、陸上にあつては空港等以外の場所にお いて、水上にあつては国土交通省令で定める場所において、離陸し、又は着陸してはならない。た だし、国土交通大臣の許可を受けた場合は、この限りでない。 (飛行の禁止区域) 第八十条 航空機は、国土交通省令で定める航空機の飛行に関し危険を生ずるおそれがある区域の上空 を飛行してはならない。但し、国土交通大臣の許可を受けた場合は、この限りでない。 (最低安全高度) 第八十一条 航空機は、離陸又は着陸を行う場合を除いて、地上又は水上の人又は物件の安全及び航空 機の安全を考慮して国土交通省令で定める高度以下の高度で飛行してはならない。但し、国土交通 大臣の許可を受けた場合は、この限りでない。 (捜索又は救助のための特例) 第八十一条の二 前三条の規定は、国土交通省令で定める航空機が航空機の事故、海難その他の事故に 際し捜索又は救助のために行なう航行については、適用しない。 (爆発物等の輸送禁止) 第八十六条 爆発性又は易燃性を有する物件その他人に危害を与え、又は他の物件を損傷するおそれの ある物件で国土交通省令で定めるものは、航空機で輸送してはならない。 2 何人も、前項の物件を航空機内に持ち込んではならない。 (物件の曳航) 第八十八条 航空機による物件の曳航は、国土交通省令で定める安全上の基準に従つて行わなければな らない。 (物件の投下) 第八十九条 何人も、航空機から物件を投下してはならない。但し、地上又は水上の人又は物件に危害
3 E- ない。 (計器気象状態における飛行) 第九十四条 航空機は、計器気象状態においては、航空交通管制区、航空交通管制圏又は航空交通情報 圏にあつては計器飛行方式により飛行しなければならず、その他の空域にあつては飛行してはなら ない。ただし、予測することができない急激な天候の悪化その他のやむを得ない事由がある場合又 は国土交通大臣の許可を受けた場合は、この限りでない。 (飛行計画及びその承認) 第九十七条 航空機は、計器飛行方式により、航空交通管制圏若しくは航空交通情報圏に係る空港等か ら出発し、又は航空交通管制区、航空交通管制圏若しくは航空交通情報圏を飛行しようとするとき は、国土交通省令で定めるところにより国土交通大臣に飛行計画を通報し、その承認を受けなけれ ばならない。承認を受けた飛行計画を変更しようとするときも、同様とする。 2 航空機は、前項の場合を除き、飛行しようとするとき(国土交通省令で定める場合を除く。)は、国 土交通省令で定めるところにより国土交通大臣に飛行計画を通報しなければならない。ただし、あら かじめ飛行計画を通報することが困難な場合として国土交通省令で定める場合には、飛行を開始した 後でも、国土交通省令で定めるところにより国土交通大臣に飛行計画を通報することができる。 3 第一項又は前項の規定により、飛行計画の承認を受け、又は飛行計画を通報した航空機は、第九十 六条第一項の国土交通大臣の指示に従うほか、飛行計画に従つて航行しなければならない。ただし、 通信機の故障があつた場合において国土交通省令で定める方法に従つて航行するときは、この限りで ない。 4 第一項又は第二項の規定により、飛行計画の承認を受け、又は飛行計画を通報した航空機は、航空 交通管制区、航空交通管制圏又は航空交通情報圏において航行している間は、国土交通大臣に当該航 空機の位置、飛行状態その他国土交通省令で定める事項を通報しなければならない。 (到着の通知) 第九十八条 前条の規定により、飛行計画の承認を受け、又は飛行計画を通報した航空機の機長は、当 該航空機が飛行計画で定めた飛行を終つたときは、遅滞なく国土交通大臣にその旨を通知しなけれ ばならない。
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E-2 航空法施行規則(抜粋)
(昭和二十七年七月三十一日運輸省令第五十六号) 最終改正:平成二六年一〇月一六日国土交通省令第八二号 (計器気象状態) 第五条 法第二条第十五項の国土交通省令で定める視界上不良な気象状態は、次の各号に掲げる航空機 の区分に応じ当該各号に掲げる気象状態(以下「有視界気象状態」という。)以外の気象状態とする。 二 三千メートル未満の高度で飛行する航空機(次号及び第四号に掲げる航空機を除く。)次に掲げる 航空機の区分に応じそれぞれに掲げる気象状態 イ 航空交通管制区(以下「管制区」という。)、航空交通管制圏(以下「管制圏」という。)又は航 空交通情報圏(以下「情報圏」という。)を飛行する航空機、次に揚げる条件に適合する気象状態 (1)飛行視程が五千メートル以上であること。 (2)航空機からの垂直距離が上方に百五十メートル、下方に三百メートルである範囲内に雲が ないこと。 (3)航空機からの水平距離が六百メートルである範囲内に雲がないこと。 ロ 管制区、管制圏及び情報圏以外の空域を飛行する航空機、次に掲げる条件に適合する気象状態 (1)飛行視程が千五百メートル以上であること。 (2)航空機からの垂直距離が上方に百五十メートル、下方に三百メートルである範囲内に雲が ないこと。 (3)航空機からの水平距離が六百メートルである範囲内に雲がないこと。 三 管制区、管制圏及び情報圏以外の空域を地表又は水面から三百メートル以下の高度で飛行する航 空機(次号に掲げる航空機を除く。)次に掲げる条件に適合する気象状態(他の物件との衝突を避け ることができる速度で飛行するヘリコプターについては、イに掲げるものを除く。) イ 飛行視程が千五百メートル以上であること。 ロ 航空機が雲から離れて飛行でき、かつ、操縦者が地表又は水面を引き続き視認することができ ること。 四 管制圏又は情報圏内にある空港等並びに管制圏及び情報圏外にある国土交通大臣が告示で指定し た空港等において、離陸し、又は着陸しようとする航空機 次に掲げる条件に適合する気象状態 イ 地上視程が五千メートル(当該空港等が管制圏内にある空港等であつて国土交通大臣が告示で 指定したものである場合にあつては、八千メートル)以上であること。 ロ 雲高が地表又は水面から三百メートル(当該空港等がイの国土交通大臣が告示で指定したもの である場合にあつては、四百五十メートル)以上であること。 (有視界飛行方式) 第五条の二 有視界飛行方式とは、計器飛行方式以外の飛行の方式をいう。 (飛行場以外の場所において離着陸ができる航空機) 第百七十二条 法第七十九条 の規定により、国土交通省令で定める航空機は、滑空機をいう。 第百七十二条の二 法第七十九条ただし書の許可を受けようとする者は、次に掲げる事項を記載した申5 E- 臣に提出しなければならない。 一 氏名及び住所 二 航空機の型式並びに航空機の国籍及び登録記号 三 離陸し、又は着陸する日時及び場所(当該場所の略図を添付すること。) 四 離陸し、又は着陸する理由 五 事故を防止するための措置 六 飛行計画の概要(飛行の目的、日時及び径路を明記すること。) 七 操縦者の氏名及び資格 八 その他参考となる事項 (最低安全高度) 第百七十四条 法第八十一条の規定による航空機の最低安全高度は、次のとおりとする。 一 有視界飛行方式により飛行する航空機にあつては、飛行中動力装置のみが停止した場合に地上又 は水上の人又は物件に危険を及ぼすことなく着陸できる高度及び次の高度のうちいずれか高いもの イ 人又は家屋の密集している地域の上空にあつては、当該航空機を中心として水平距離六百メー トルの範囲内の最も高い障害物の上端から三百メートルの高度 ロ 人又は家屋のない地域及び広い水面の上空にあつては、地上又は水上の人又は物件から百五十 メートル以上の距離を保つて飛行することのできる高度 ハ イ及びロに規定する地域以外の地域の上空にあつては、地表面又は水面から百五十メートル以 上の高度 二 計器飛行方式により飛行する航空機にあつては、告示で定める高度 (最低安全高度の飛行の許可) 第百七十五条 法第八十一条但書の許可を受けようとする者は、左に掲げる事項を記載した申請書を国 土交通大臣に提出しなければならない。 一 氏名及び住所 二 航空機の型式並びに航空機の国籍及び登録記号 三 飛行計画の概要(飛行の目的、日時、径路及び高度を明記すること。) 四 最低安全高度以下の高度で飛行する理由 五 操縦者の氏名及び資格 六 同乗者の氏名及び同乗の目的 七 その他参考となる事項 (捜索又は救助のための特例) 第百七十六条 法第八一条の二の国土交通省令で定める航空機は、次のとおりとする。 一 国土交通省、防衛庁、警察庁、都道府県警察又は地方公共団体の消防機関の使用する航空機であ って捜索又は救助を任務とするもの 二 前号に掲げる機関の依頼又は通報により捜索又は救助を行なう航空機 三 救急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する特別措置法(平成十九年法律第百三号) 第五条第一項に規定する病院の使用する救急医療用ヘリコプター(同法第二条に規定する救急医療 用ヘリコプターをいう。)であつて救助を業務とするもの
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E-3 消防組織法(抜粋)
(昭和二十二年十二月二十三日法律第二百二十六号) 最終改正:平成二六年五月三〇日法律第四二号 (消防の任務) 第一条 消防は、その施設及び人員を活用して、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するととも に、水火災又は地震等の災害を防除し、及びこれらの災害による被害を軽減するほか、災害等 による傷病者の搬送を適切に行うことを任務とする。 (市町村の消防に関する責任) 第六条 市町村は、当該市町村の区域における消防を十分に果すべき責任を有する。 (市町村の消防の管理) 第七条 市町村の消防は、条例に従い、市町村長がこれを管理する。 (市町村の消防に要する費用) 第八条 市町村の消防に要する費用は、当該市町村がこれを負担しなければならない。 (消防機関) 第九条 市町村は、その消防事務を処理するため、左に掲げる機関の全部又は一部を設けなければなら ない。 一 消防本部 二 消防署 三 消防団 (都道府県の消防に関する所掌事務) 第二十九条 都道府県は、市町村の消防が十分に行われるよう消防に関する当該都道府県と市町村との 連絡及び市町村相互間の連絡協調を図るほか、消防に関し、次に掲げる事務をつかさどる。 一 消防職員及び消防団員の教養訓練に関する事項 二 市町村相互間における消防職員の人事交流のあつせんに関する事項 三 消防統計及び消防情報に関する事項 四 消防施設の強化拡充の指導及び助成に関する事項 五 消防思想の普及宣伝に関する事項 六 消防の用に供する設備、機械器具及び資材の性能試験に関する事項 七 市町村の消防計画の作成の指導に関する事項 八 消防の応援及び緊急消防援助隊に関する事項 九 市町村の消防が行う人命の救助に係る活動の指導に関する事項 十 傷病者の搬送及び傷病者の受入れの実施に関する基準に関する事項 十一 市町村の行う救急業務の指導に関する事項 十二 消防に関する市街地の等級化に関する事項(消防庁長官が指定する市に係るものを除く。) 十三 前各号に掲げるもののほか、法律(法律に基づく命令を含む。)に基づきその権限に属する事7 E- (都道府県の航空消防隊) 第三十条 前条に規定するもののほか、都道府県は、その区域内の市町村の長の要請に応じ、航空機を 用いて、当該市町村の消防を支援することができる。 2 都道府県知事及び市町村長は、前項の規定に基づく市町村の消防の支援に関して協定することがで きる。 3 都道府県知事は、第一項の規定に基づく市町村の消防の支援のため、都道府県の規則で定めるとこ ろにより、航空消防隊を設けるものとする。 (市町村の消防と消防庁長官等の管理との関係) 第三十六条 市町村の消防は、消防庁長官又は都道府県知事の運営管理又は行政管理に服することはな い。 (消防庁長官の助言、勧告及び指導) 第三十七条 消防庁長官は、必要に応じ、消防に関する事項について都道府県又は市町村に対して助言 を与え、勧告し、又は指導を行うことができる。 (都道府県知事の勧告、指導及び助言) 第三十八条 都道府県知事は、必要に応じ、消防に関する事項について市町村に対して勧告し、指導し、 又は助言を与えることができる。この場合における勧告、指導及び助言は、消防庁長官の行う勧告、 指導及び助言の趣旨に沿うものでなければならない。 (市町村の消防の相互の応援) 第三十九条 市町村は、必要に応じ、消防に関し相互に応援するように努めなければならない。 2 市町村長は、消防の相互の応援に関して協定することができる。 (消防、警察及び関係機関の相互協力等) 第四十二条 消防及び警察は、国民の生命、身体及び財産の保護のために相互に協力をしなければなら ない。 2 消防庁、警察庁、都道府県警察、都道府県知事、市町村長及び水防法に規定する水防管理者は、相 互間において、地震、台風、水火災等の非常事態の場合における災害の防御の措置に関しあらかじめ 協定することができる。これらの災害に際して消防が警察を応援する場合は、運営管理は警察がこれ を留保し、消防職員は、警察権を行使してはならない。これらの災害に際して警察が消防を応援する 場合は、災害区域内の消防に関係のある警察の指揮は、消防が行う。 (非常事態における都道府県知事の指示) 第四十三条 都道府県知事は、地震、台風、水火災等の非常事態の場合において、緊急の必要があると きは、市町村長、市町村の消防長又は水防法に規定する水防管理者に対して、前条第二項の規定によ る協定の実施その他災害の防御の措置に関し、必要な指示をすることができる。この場合における指 示は、消防庁長官の行う勧告、指導及び助言の趣旨に沿うものでなければならない。 (非常事態における消防庁長官等の措置要求等) 第四十四条 消防庁長官は、地震、台風、水火災等の非常事態の場合において、これらの災害が発生した
8 E- は支援(以下「消防の応援等」という。)に関し、当該災害発生市町村の属する都道府県の知事から 要請があり、かつ、必要があると認めるときは、当該都道府県以外の都道府県の知事に対し、当該災 害発生市町村の消防の応援等のため必要な措置をとることを求めることができる。 2 消防庁長官は、前項に規定する場合において、当該災害の規模等に照らし緊急を要し、同項の要請 を待ついとまがないと認められるときは、同項の要請を待たないで、緊急に消防の応援等を必要とす ると認められる災害発生市町村のため、当該災害発生市町村の属する都道府県以外の都道府県の知事 に対し、当該必要な措置をとることを求めることができる。この場合において、消防庁長官は、当該 災害発生市町村の属する都道府県の知事に対し、速やかにその旨を通知するものとする。 3 都道府県知事は、前二項の規定による消防庁長官の求めに応じ当該必要な措置をとる場合において、 必要があると認めるときは、その区域内の市町村の長に対し、消防機関(第九条に規定する機関をい う。以下同じ。)の職員の応援出動等の措置をとることを求めることができる。 4 消防庁長官は、第一項又は第二項の場合において、人命の救助等のために特に緊急を要し、かつ、 広域的に消防機関の職員の応援出動等の措置を的確かつ迅速にとる必要があると認められるときは、 緊急に当該応援出動等の措置を必要とすると認められる災害発生市町村のため、当該災害発生市町村 以外の市町村の長に対し、当該応援出動等の措置をとることを自ら求めることができる。この場合に おいて、消防庁長官は、第一項の場合にあつては当該応援出動等の措置をとることを求めた市町村の 属する都道府県の知事に対し、第二項の場合にあつては当該都道府県の知事及び当該災害発生市町村 の属する都道府県の知事に対し、速やかにその旨を通知するものとする。 5 消防庁長官は、第一項、第二項又は前項に規定する場合において、大規模地震対策特別措置法第三 条第一項に規定する地震防災対策強化地域に係る著しい地震災害その他の大規模な災害又は毒性物質 の発散その他の政令で定める原因により生ずる特殊な災害に対処するために特別の必要があると認め られるときは、当該特別の必要があると認められる災害発生市町村のため、当該災害発生市町村の属 する都道府県以外の都道府県の知事又は当該都道府県内の市町村の長に対し、第四十五条第一項に規 定する緊急消防援助隊(以下この条から第四十四条の三までにおいて「緊急消防援助隊」という。) の出動のため必要な措置をとることを指示することができる。この場合において、消防庁長官は、当 該災害発生市町村の属する都道府県の知事及び当該出動のため必要な措置をとることを指示した市町 村の属する都道府県の知事に対し、速やかにその旨を通知するものとする。 6 都道府県知事は、前項の規定による消防庁長官の指示に基づき、その区域内の市町村の長に対し、 緊急消防援助隊の出動の措置をとることを指示することができる。 7 前各項の規定は、大規模地震対策特別措置法第二条第十三号の警戒宣言が発せられた場合に準用す る。 8 消防庁長官は、第一項、第二項若しくは第四項又は第五項の規定により、災害発生市町村のため、 当該災害発生市町村以外の災害発生市町村において既に行動している緊急消防援助隊の出動のため必 要な措置をとることを求め又は指示するときは、あらかじめ、当該緊急消防援助隊が行動している災 害発生市町村(以下この項及び第四十四条の三第一項において「緊急消防援助隊行動市町村」という。) の長及び当該緊急消防援助隊行動市町村の属する都道府県の知事の意見を聴くものとする。ただし、 当該災害の規模等に照らし緊急を要し、あらかじめ、意見を聴くいとまがないと認められるときは、 この限りでない。 (緊急消防援助隊) 第四十五条 緊急消防援助隊とは、第四十四条第一項、第二項若しくは第四項の規定による求めに応じ、 又は同条第五項の規定による指示に基づき、消防の応援等を行うことを任務として、都道府県又は市 町村に属する消防に関する人員及び施設により構成される部隊をいう。
9 E- 成及び施設の整備等に係る基本的な事項に関する計画を策定し、公表するものとする。これを変更し たときも、同様とする。 3 総務大臣は、前項の計画を策定し、又は変更しようとするときは、あらかじめ財務大臣と協議する ものとする。 4 消防庁長官は、政令で定めるところにより、都道府県知事又は市町村長の申請に基づき、必要と認 める人員及び施設を緊急消防援助隊として登録するものとする。 5 消防庁長官は、第二項の計画に照らして必要があると認めるときは、都道府県知事又は市町村長に 対し、前項の登録について協力を求めることができる。
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E-4 緊急消防援助隊に関する政令
(平成十五年八月二十九日政令第三百七十九号) 最終改正:平成一八年六月十四日政令第二百一四号 内閣は、消防組織法(昭和二十二年法律第二百二十六号)第二十四条の四第四項の規定に基づき、及 び同項の規定を実施するため、この政令を制定する。 (特殊災害の原因) 第一条 消防組織法(以下「法」という。)第四十四条第五項の政令で定める原因は、毒性物質(化学兵 器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律(平成七年法律第六十五号)第二条第一項に規定する 毒性物質をいう。)若しくはこれと同等の毒性を有する物質の発散、生物剤(細菌兵器(生物兵器) 及び毒素兵器の開発、生産及び貯蔵の禁止並びに廃棄に関する条約等の実施に関する法律(昭和五 十七年法律第六十一号)第二条第一項に規定する生物剤をいう。)若しくは毒素(同条第二項に規定 する毒素をいう。)の発散、放射性物質若しくは放射線の異常な水準の放出又はこれらの発散若しく は放出のおそれがある事故とする。 (登録の審査) 第二条 消防庁長官は、法第四十五条第四項の規定による登録に当たっては、同項の申請に係る人員及 び施設が同条第二項の計画に適合するかどうかを審査するものとする。 (登録の通知) 第三条 消防庁長官は、法第四十五条第四項の規定による登録をしたときはその旨及びその登録の内容 を、同項の規定による登録をしないこととしたときはその旨を、遅滞なく、同項の申請をした都道 府県知事又は市町村長に通知するものとする。 2 消防庁長官は、前項の規定により登録をした旨及びその登録の内容を市町村長に通知したときは、 遅滞なく、当該登録の内容を当該市町村の属する都道府県の知事に通知するものとする。 (登録の公表) 第四条 消防庁長官は、毎年少なくとも一回、法第四十五条第四項の規定による登録の状況を公表する ものとする。 (活動に要する経費の国庫負担) 第五条 法第四十九条第一項の政令で定める経費は、次に掲げる経費とし、国がその全部を負担する。 一 緊急消防援助隊の隊員の特殊勤務手当、時間外勤務手当、管理職員特別勤務手当、夜間勤務手 当、休日勤務手当及び旅費 二 緊急消防援助隊の活動のために使用した当該緊急消防援助隊の施設に係る修繕料及び役務費並 びに当該活動のために使用したことにより当該施設が滅失した場合における当該滅失した施設に 代わるべきものの購入費 三 前二号に掲げるもののほか、緊急消防援助隊の活動のために要した燃料費、消耗品費、賃借料 その他の物件費E- 11 (施設整備に係る国庫補助) 第六条 法第四十九条第二項の政令で定める施設は、次に掲げる施設とする。 一 消防ポンプ自動車、救助工作車、救急自動車その他の消防用自動車 二 航空機及び消防艇 三 救助用資機材、救急用資機材その他の消防用資機材 四 消防救急デジタル無線設備(消防活動に係るデジタル信号による通信を行うための無線設備を いう。)その他の消防に関する情報通信を行うための施設 2 法第四十九条第二項の規定により国が行う補助の割合は、前項に掲げる施設の種類及び規格ごと に総務大臣が定める基準額の二分の一とする。
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E-5 緊急消防援助隊の編成及び施設の整備等に係る
基本的な事項に関する計画等(抜粋)
策定 平成16年2月6日 最終変更:平成21年3月2日 第4章 緊急消防援助隊の出動計画等 1 出動決定のための措置等 (3)災害の規模等に照らし出動が予想される場合、震度6弱(東京都特別区及び地方自治法(昭和22年法律第67 号)第252条の19第1項に規定する指定都市(以下「政令市等」という。)については震度5強)以上の地震災 害が発生した場合、大津波警報が発表された場合又は噴火警報(居住地域)が発表された場合においては、出 動が予想される消防機関の長及び都道府県に設置された航空消防隊の隊長は、速やかに緊急消防援助隊の出動 の準備を行うものとする。 2 基本的な出動計画 (1)第一次出動都道府県大隊 ア 大規模災害又は特殊災害が発生した場合に、原則として第一次的に応援出動する都道府県大隊を第一次出 動都道府県大隊とし、災害が発生した都道府県(以下「災害発生都道府県」という。)ごとの第一次出動都 道府県大隊を別表第4のとおりとする。 イ アにかかわらず、航空小隊については第一次出動航空小隊とし、長官が別に定めるところによるものとす る。 ウ 大規模災害又は特殊災害が発生したとの情報を得た場合、当該災害発生都道府県に係る第一次出動都道府 県大隊は、速やか に応援出動の準備を行った後、長官が別に定めるところにより、参集を開始するものと する。 (2)出動準備都道府県大隊 ア (1)の第一次出動都道府県大隊のほか、大規模災害又は特殊災害が発生したとの情報を得た場合に速や かに応援出動の準備を行う都道府県大隊を出動準備都道府県大隊とし、災害発生都道府県ごとの出動準備都 道府県大隊を別表第5のとおりとする。 イ アにかかわらず、航空小隊については出動準備航空小隊とし、長官が別に定めるところによるものとする。 (別表第4、第5省略)13 E-
E-6 緊急消防援助隊運用要綱
(平成16年3月26日 消防震第19号) 改正:平成26年3月26日 消防広第75号 第1章 総則 (目的) 第1条 この要綱は、消防組織法(昭和22年法律第226号。以下「法」という。)、緊急消防援助隊に関する政令 (平成15年政令第379号)及び緊急消防援助隊の編成及び施設の整備等に係る基本的な事項に関する計画(平成16 年消防震第9号。以下「基本計画」という。)に定めるもののほか、緊急消防援助隊の出動、活動等について、 必要な事項を定めることを目的とする。 (用語の定義) 第2条 この要綱において使用する用語は、法及び基本計画において使用する用語の例によるほか、次の各号に掲 げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。 (1)被災地消防本部とは、被災地を管轄する消防本部をいう。 (2)指揮本部とは、被災地消防本部の指揮本部をいう。 (3)応援等とは、法第44条第1項の消防の応援等をいう。 (4)受援都道府県とは、緊急消防援助隊による応援等を受ける又は受けた被災地の属する都道府県をいう。 (5)応援都道府県とは、緊急消防援助隊を出動させる又は出動させた都道府県をいう。 (6)代表消防機関代行とは、代表消防機関が被災等によりその任務を遂行できない場合にその任務を代行する消 防機関をいう。 (7)登録市町村とは、緊急消防援助隊として登録された小隊等が属する市町村(東京都特別区並びに市町村の消 防の一部事務組合及び広域連合を含む。)をいう。 (8)登録都道府県とは、緊急消防援助隊として登録された航空消防隊の属する都道府県をいう。 (9)C災害とは、毒性物質若しくはこれと同等の毒性を有する物質の発散又はそのおそれがある事故により生ず る災害をいう。 (10)B災害とは、生物剤若しくは毒素の発散又はそのおそれがある事故により生ずる災害をいう。 (11)N災害とは、放射性物質若しくは放射線の異常な水準の放出又はそのおそれがある事故により生ずる災害を いう。 (12)消防庁ヘリコプターとは、法第50条の規定に基づき、都道府県又は市町村が無償使用しているヘリコプター (以下「消防庁ヘリ」という。)をいう。 (13)進出拠点とは、緊急消防援助隊が被災地に進出するための目標とする拠点(一時的に集結する場所を含む。) をいう。 (14)迅速出動とは、法第44条の規定に基づき、あらかじめ消防庁長官(以下「長官」という。)と都道府県知事 及び市町村長の間で一定条件付きの緊急消防援助隊の出動等に関する措置要求等の準備行為を行っておき、災 害等の規模が該当条件を満たした場合に当該措置要求等を行い、これに応じて出動することをいう。 (15)震央管轄都道府県とは、迅速出動が適用となる地震が発生した場合の、当該地震の震央が存する都道府県を いう。 (16)震央管轄消防本部とは、迅速出動が適用となる地震が発生した場合の、当該地震の震央が存する市町村を管 轄する消防本部をいう。 (17)最大震度都道府県とは、迅速出動が適用となる地震が発生した場合の、最大震度を計測した都道府県をいう。 (18)陸上先遣隊とは、迅速出動が適用となる地震発生後、直ちに出動する中隊をいう。 (19)部隊移動とは、法第44条の規定に基づく長官の措置の求め又は指示により、被災地において既に行動してい る緊急消防援助隊が都道府県をまたいで別の被災地に出動すること、又は法第44条の3の規定に基づく都道府 県知事の指示により、被災地において既に行動している緊急消防援助隊が当該都道府県内の別の被災地に出動 することをいう。 (20)アクションプランとは、基本計画第4章4に基づき、長官が定める出動マニュアルをいう。14 E- 第2章 緊急消防援助隊の編成及び装備等の基準 (都道府県大隊の編成) 第3条 都道府県大隊の編成は、基本計画に定めるところによるほか、次のとおりとし、第45条に規定する緊急消 防援助隊都道府県大隊応援等実施計画(以下「応援等実施計画」という。)に定めておくものとする。 (1)都道府県大隊指揮隊は、原則として、代表消防機関(代表消防機関が被災等によりその任務を遂行できな い場合は、代表消防機関代行。以下同じ。)の指揮隊をもって編成するものとする。 (2)大隊は、都道府県ごとに編成するものとし、「(○○都道府県)大隊」と呼称する。 (3)中隊は、都道府県内の緊急消防援助隊登録状況に応じて、複数の消防本部からなるブロックごと、消防本部 ごと、消火、救助、救急等の任務ごと等に編成するものとし、「(第○)中隊」、「(○○消防本部)中隊」、 「(消火)中隊」等と呼称する。 なお、各中隊長は、都道府県大隊長が指定するものとする。 (4)小隊は、車両、航空機若しくは消防艇又は付加された任務ごとに編成するものとし、「(○○)小隊」と呼 称する。 (5)C災害、B災害及びN災害に対応する中隊は、毒劇物等対応小隊等特別の装備を保有し、かつ特別な教育訓 練を受けた小隊により編成するものとする。 (6)航空中隊及び水上中隊は、機体特性等を考慮し、別に編成することができるものとする。 (統合機動部隊の編成) 第4条 統合機動部隊の編成は、基本計画に定めるところによるほか、次のとおりとし、応援等実施計画に定めて おくものとする。 (1)統合機動部隊指揮隊は、原則として、代表消防機関の指揮隊をもって編成するものとする。 (2)統合機動部隊は、原則として、統合機動部隊指揮隊、消火小隊、救助小隊、救急小隊、後方支援小隊及び通 信支援小隊をもって編成するものとする。 (3)統合機動部隊は、迅速な集結及び出動が可能な機動力のある車両の中から、応援先都道府県に応じて、事前 に指定しておくものとする。 (4)統合機動部隊は、都道府県ごとに編成するものとし、「(○○都道府県)統合機動部隊」と呼称する。 (エネルギー・産業基盤災害即応部隊(ドラゴンハイパー・コマンドユニット)の編成) 第5条 エネルギー・産業基盤災害即応部隊は、基本計画に定めるところによるほか、次のとおりとし、応援等実 施計画に定めておくものとする。 (1)エネルギー・産業基盤災害即応部隊指揮隊は、基本計画に基づき指定されたエネルギー・産業基盤災害即応 部隊長の属する消防本部の指揮隊をもって編成するものとする。 (2)エネルギー・産業基盤災害即応部隊は、原則として、エネルギー・産業基盤災害即応部隊指揮隊、消火小隊、 特殊災害小隊、特殊装備小隊、後方支援小隊、通信支援小隊及び水上小隊をもって編成するものとする。 (3)エネルギー・産業基盤災害即応部隊は、都道府県ごとに編成するものとし、「(○○都道府県)エネルギー ・産業基盤災害即応部隊」と呼称する。 (特殊災害小隊の装備等の基準) 第6条 基本計画第2章第4節9に定める特殊災害小隊の装備等の基準は、おおむね次のとおりとする。 (1)毒劇物等対応小隊 ア 毒劇物等対応小隊は、一般の毒劇物災害、C災害、B災害又はN災害に対応するための特別な教育訓練を 受けた隊員5人以上で編成されるものであること。 イ 毒劇物等対応小隊は、ウの資機材を搬送することのできる車両を備えること。 ウ 毒劇物等対応小隊は、一般の毒劇物災害、C災害及びB災害又はN災害に対応した次に掲げる資機材を備 えること。 (ア)一般の毒劇物災害対応小隊 呼吸保護用器具、防毒マスク及び化学防護服(又は陽圧式化学防護服) (イ)C災害及びB災害対応小隊
15 E- 陽圧式化学防護服、化学防護服、携帯型生物剤検知装置、有毒ガス検知管、化学剤検知紙、携帯型化学 剤検知機、除染シャワー、除染剤散布器及び防毒マスク (ウ)N災害対応小隊 簡易型防護服、呼吸保護具、個人警報線量計、空間線量計、表面汚染計、除染設備、中性子線測定器及 び放射線防護服又は陽圧式化学防護服 (2)大規模危険物火災等対応小隊 ア 大規模危険物火災等対応小隊は、石油コンビナート施設等の大規模危険物施設での火災等に対応すること のできる隊員2人以上で編成されるものであること。 イ 大規模危険物火災等対応小隊は、大型化学車、大型高所放水車、泡原液搬送車、屈折放水塔車又は耐熱装 甲型救助活動車を備えること。 ウ 大規模危険物火災等対応小隊は、大規模危険物火災等に対応する耐熱防護服を備えること。 (3)密閉空間火災等対応小隊 ア 密閉空間火災等対応小隊は、地下街等の密閉空間で発生した消火困難な火災等に対応することのできる隊 員2人以上で編成されるものであること。 イ 密閉空間火災等対応小隊は、高発泡車を備えること。 ウ 密閉空間火災等対応小隊は、呼吸保護用器具及び排煙用資機材を備えること。 (特殊装備小隊の装備等の基準) 第7条 基本計画第2章第4節10に定める特殊装備小隊の装備等の基準は、おおむね次のとおりとする。 (1)水難救助小隊 ア 水難救助小隊は、潜水業務を行うことのできる隊員等5人以上で編成されるものであること。 イ 水難救助小隊は、ウの資機材を安全に積載することができる構造を備えた車両又は船舶を備えること。 ウ 水難救助小隊は、潜水器具一式、水中投光器その他水難救助活動に必要な資機材を備えること。 (2)遠距離大量送水小隊_ ア 遠距離大量送水小隊は、遠距離大量送水システム及びそれを搬送可能な車両並びに必要な隊員で構成され るものであること。 イ アの遠距離大量送水システムは、自然水利を利用して、1キロメートル以上の離れた場所に毎分3,000リッ トル以上の水又は海水を送水することができるものであること。 (3)消防活動二輪小隊 ア 消防活動二輪小隊は、オフロード走行が可能な仕様の自動二輪車及び隊員で構成されるものであること。 イ 消防活動二輪小隊は、消火器及び可搬式消火器具、簡易救助器具又は応急手当資機材のいずれかを備える こと。 (4)震災対応特殊車両小隊 震災対応特殊車両小隊は、地震災害における救助活動に必要な重機その他の設備又は資機材を備えた車両及 び必要な隊員で構成されるものであること。 (5)その他の特殊な装備を用いて消防活動を行う小隊 その他の特殊な装備を用いて消防活動を行う小隊は、次に掲げるいずれかの車両又は資機材及び必要な隊員 で構成されるものであること。 ア はしご車 イ 照明車 ウ 空気ボンベ充填車 エ 無人消火ロボット オ その他長官が緊急消防援助隊の活動に必要と認めた特殊な装備を備えた消防車両 第3章 応援等要請 (応援等要請) 第8条 被災地の属する都道府県の知事は、大規模災害又は特殊災害が発生し、災害の状況及び当該都道府県内の 消防力を考慮して緊急消防援助隊の応援等が必要と判断した場合は、長官に対して、速やかに緊急消防援助隊の 応援等要請を行うものとする(別記様式1)。
16 E- 2 被災地の市町村長は、大規模災害又は特殊災害が発生し、災害の状況、当該被災地消防本部及び消防団の消防 力並びに当該被災地の属する都道府県内の消防応援を考慮して緊急消防援助隊の応援等が必要と判断した場合は、 都道府県知事に対して、速やかに緊急消防援助隊の応援等要請を行うものとする(別記様式1)。 なお、当該都道府県知事と連絡を取ることができない場合は、長官に対して直接要請するものとする。 3 被災地の属する都道府県の知事又は被災地の市町村長は、第1項若しくは第2項又は第5章に規定する迅速出 動適用の場合において、被災地又はその隣接する市町村に原子力施設、石油コンビナート等を有するときは、消 防庁に対して、速やかに当該施設における被害状況等、緊急消防援助隊の活動上必要な情報について報告するよ う努めるものとし、当該報告を受けた消防庁は、当該都道府県に出動している、又は出動する緊急消防援助隊に 対して情報提供するものとする。 (出動可能隊数の報告及び出動準備) 第9条 消防庁は、大規模災害又は特殊災害が発生し、災害の状況を考慮して必要と判断した場合は、出動の可能 性があると考えられる都道府県及び当該都道府県を経由して当該都道府県に属する登録市町村の消防本部に対し て、緊急消防援助隊の出動可能隊数報告の求め及び出動準備依頼を行うものとする(別記様式2-1)。 2 消防庁から出動可能隊数報告の求め及び出動準備依頼を受けた消防本部は、都道府県及び代表消防機関に対し て、速やかに緊急消防援助隊の出動可能隊数を報告するとともに、出動準備を行うものとする(別記様式2-2 )。この場合において、当該都道府県は、当該都道府県内の出動可能隊数を取りまとめ、消防庁に対して、速や かに緊急消防援助隊の出動可能隊数を報告するものとする(別記様式2-2)。 3 登録都道府県の航空消防隊及び登録市町村の消防本部は、基本計画第4章1(3)に定める災害が発生した場 合は、基本計画に定めるところにより出動準備を行うものとする。この場合において、登録市町村の消防本部は 、都道府県及び代表消防機関に対して、速やかに緊急消防援助隊の出動可能隊数を報告するものとし、当該報告 を受けた都道府県は、当該都道府県内の出動可能隊数を取りまとめ、消防庁に対して、速やかに緊急消防援助隊 の出動可能隊数を報告するものとする(別記様式2-2)。 4 都道府県は、消防庁から出動可能隊数報告の求めがない場合であっても、災害の状況を考慮して必要と判断し たときは、当該都道府県内の出動可能隊数を調査し、消防庁に対して報告するものとする(別記様式2-2)。 (出動の求め、指示等) 第10条 長官は、大規模災害又は特殊災害が発生し、災害の状況、当該被災地消防本部及び消防団の消防力並びに 当該被災地の属する都道府県内の消防応援を考慮して緊急消防援助隊の応援等が必要と判断した場合は、法第44 条及び基本計画に基づき、緊急消防援助隊の出動の求め又は指示を行うものとする(別記様式3-1)。この場 合において、原則として、応援先市町村を指定して出動の求め又は指示を行うものとするが、被災地が複数に及 び、出動の求め又は指示を行う段階では応援先市町村を指定することが困難なときは、応援先都道府県を指定し て出動の求め又は指示を行い、第12条に規定する消防応援活動調整本部(以下「調整本部」という。)と調整の 上、応援先市町村を指定するものとする。 2 緊急消防援助隊の配備は、原則として、都道府県大隊を単位として行うものとし、指揮支援隊の属する消防本 部が含まれる都道府県大隊については、原則として、当該指揮支援隊の担当する区域に配備するものとする。た だし、航空小隊及び水上小隊については、第12条に規定する調整本部と調整の上、配備するものとする。 3 長官は、次に掲げる災害が発生した場合は、災害発生都道府県に対応する全ての指揮支援隊、第一次出動都道 府県大隊(第一次出動航空小隊を含む。以下同じ。)及び出動準備都道府県大隊(出動準備航空小隊を含む。以 下同じ。)を第一次出動の求め又は指示の対象とし、応援先都道府県を指定して出動の求め又は指示を行うもの とする。ただし、アクションプランが適用された場合は、当該アクションプランに定めるところによるものとす る。 (1)複数の都道府県において震度6弱(政令市等については震度5強)以上の地震が発生した場合 (2)複数の都道府県において大規模災害又は特殊災害が発生した場合 (3)その他多くの緊急消防援助隊の出動が必要と判断する災害が発生した場合 (応援等決定通知) 第11条 長官は、法第44条の規定に基づき必要な措置をとることを求め又は指示した場合は、受援都道府県の知事 に対してその旨を通知するものとする(別記様式3-2)。
17 E- (消防応援活動調整本部の設置) 第12条 受援都道府県の知事は、被災地での緊急消防援助隊等の迅速かつ的確な活動等に資するため、被災地が2 以上ある場合において緊急消防援助隊が出動したときは、直ちに法第44条の2の規定に基づく調整本部を設置す るものとする。 なお、被災地が1の場合であっても、受援都道府県の知事が必要と認めるときは、調整本部と同様の組織を設 置することができるものとする。 2 調整本部(調整本部と同様の組織を含む。以下同じ。)は、都道府県災害対策本部と緊密な連携を図る必要が あることから、原則として、当該都道府県災害対策本部に近接した場所に設置するものとする。 3 調整本部の本部員は、次の例を参考に、第47条に規定する都道府県緊急消防援助隊受援計画(以下「受援計画 」という。)に定めておくものとする。 (1)法第44条の2第5項第1号の「部内の職員」については、当該都道府県の消防防災主管課等の職員及び航空 消防隊員 (2)法第44条の2第5項第2号の「消防本部」については、当該都道府県内の代表消防機関又は代表消防機関代 行 (3)法第44条の2第5項第3号の「災害発生市町村の長の指名する職員」については、被災地消防本部の職員 (4)法第44条の2第5項第4号の「緊急消防援助隊の隊員のうちから都道府県知事が任命する者」については、 当該都道府県に出動した指揮支援部隊長 4 調整本部は、次に掲げる事務をつかさどるものとする。 (1)被害状況、都道府県が行う災害対策等の各種情報の集約及び整理に関すること。 (2)被災地消防本部、消防団、当該都道府県内消防応援隊及び緊急消防援助隊の活動調整に関すること。 (3)緊急消防援助隊の都道府県内での部隊移動に関すること。 (4)自衛隊、警察、海上保安庁、DMAT等関係機関との連絡調整に関すること。 (5)都道府県災害対策本部に設けられた航空運用調整班との活動調整に関すること。 (6)その他必要な事項に関すること。 5 調整本部長は、法第44条の2第8項の規定に基づき、国の職員その他の者を調整本部の会議に出席させる必要 があると認め、その要請を行った場合は、消防庁に対してその旨を連絡するものとする。 6 調整本部は、受援都道府県名を冠称し、「○○都道府県消防応援活動調整本部」と呼称する。 7 受援都道府県の知事は、調整本部を設置した場合は、設置日時、設置場所、構成員及び連絡先について、長官 に対して速やかに報告するものとする。 8 受援都道府県の知事は、緊急消防援助隊の活動終了に伴い調整本部を廃止した場合は、長官に対して、速やか にその旨を報告するものとする。 (指揮本部の設置) 第13条 被災地消防本部は、緊急消防援助隊の応援等が決定した場合は、被災地での緊急消防援助隊の迅速かつ的 確な活動等に資するため、指揮本部を設置するものとする。 2 指揮本部は、次に掲げる事務をつかさどるものとする。 (1)被害情報の収集に関すること。 (2)被害状況並びに被災地消防本部及び消防団の活動に係る記録に関すること。 (3)緊急消防援助隊の受援体制の確立及び受援活動の実施に関すること。 (4)その他緊急消防援助隊の受援に必要な事項に関すること。 3 指揮本部は、市町村が行う災害対策及び自衛隊、警察、DMAT等関係機関との活動調整を図るため、市町村 災害対策本部と緊密に連携を図るものとし、当該市町村災害対策本部に職員を派遣するものとする。 (消防庁職員の現地派遣) 第14条 長官は、緊急消防援助隊の出動が決定し、災害の状況に応じ必要と判断した場合は、調整本部又は都道府 県災害対策本部に消防庁職員(以下「現地派遣職員」という。)を派遣するものとする。 2 長官は、災害の状況に応じ必要と判断した場合は、第33条に規定する緊急消防援助隊指揮支援本部(以下「指 揮支援本部」という。)又は市町村災害対策本部に現地派遣職員を派遣するものとする。 3 現地派遣職員は、次に掲げる事務をつかさどるものとする。 (1)被害情報の収集及び消防庁への情報提供に関すること。
18 E- (2)都道府県災害対策本部又は市町村災害対策本部に対する、災害対策活動の支援に関すること。 (3)緊急消防援助隊の増隊、部隊移動等、緊急消防援助隊の活動調整に係る消防庁との連絡調整に関すること。 (4)自衛隊、警察、海上保安庁、DMAT等関係機関との連絡調整に関すること。 (5)報道機関への対応に関すること。 第4章 応援等出動 (緊急消防援助隊の出動) 第15条 長官から緊急消防援助隊の出動の求め又は指示を受けた応援都道府県の知事は、登録市町村の長に対して、 直ちに緊急消防援助隊の出動の求め又は指示を行うものとする。 2 長官から緊急消防援助隊の出動の求め又は指示を受けた登録都道府県の知事及び登録市町村の長は、速やかに 緊急消防援助隊を出動させるものとする。 3 都道府県大隊長は、当該都道府県大隊が迅速に被災地に到着するために必要と判断した場合は、ブロック単位 での出動又は車両特性に応じた中隊編成による出動を指示するなど必要な措置を講ずるものとする。 4 緊急消防援助隊を出動させた消防本部は、都道府県及び代表消防機関に対して、速やかに緊急消防援助隊の出 動隊数を報告するものとし(別記様式2-2)、当該報告を受けた都道府県は、当該都道府県内の出動隊数を取 りまとめ、消防庁に対して、速やかに緊急消防援助隊の出動隊数を報告するものとする(別記様式2-2)。 5 前項の報告を受けた長官は、受援都道府県の知事に対して通知するものとする(別記様式3-3)。 (航空小隊の基本的な出動計画等) 第16条 航空小隊の基本的な出動計画は、次に掲げるとおりとし、あらかじめ任務を指定しておくものとする。 (1)基本計画第4章2(1)イに定める第一次出動航空小隊は、別表Aのとおりとする。 (2)基本計画第4章2(2)イに定める出動準備航空小隊は、別表Bのとおりとする。 2 航空小隊の任務は、次に掲げるとおりとする。 (1)指揮支援隊輸送航空小隊は、指揮支援隊の輸送を任務とする。 (2)情報収集航空小隊は、ヘリコプター衛星通信システム(以下「ヘリサット」という。) 又はヘリコプターテレビ電送システムを活用した情報収集及び映像配信を任務とする。 (3)救助・救急・輸送航空小隊は、救助用資機材若しくは救急用資機材を活用した救助・救急活動又は指揮支援 隊以外の人員、物資等の輸送を任務とする。 (航空小隊の出動に関する留意事項) 第17条 航空小隊は、原則として、前条により指定された任務を行うものとする。ただし、災害の種別、規模、受 援都道府県からの要請内容等により、消防庁は任務指定の変更を行うものとする。 2 航空小隊の出動順位は、原則として、被災地又は航空小隊の進出拠点からの直近順とし、当該航空小隊の装備 品等を考慮し、出動の求め又は指示を行うものとする。 3 情報収集航空小隊が耐空検査等により出動できない場合に備えて、その代替出動を行う航空小隊(以下「代替 出動隊」という。)をあらかじめ指定しておくものとする。 4 指揮支援隊輸送航空小隊及び情報収集航空小隊(代替出動隊を含む。以下同じ。)の両任務を指定されている 航空小隊は、兼務するものとする。 5 指揮支援隊輸送航空小隊及び救助・救急・輸送航空小隊の両任務を指定されている航空小隊は、指揮支援隊の 輸送任務を優先するものとする。 6 航空小隊は、複数の任務が遂行可能な体制で出動するよう努めるものとする。 7 消防庁は、航空小隊が耐空検査等により出動できない場合において、航空機の運用調整等の支援を行うため必 要と判断したときは、当該航空小隊に対して、車両等による出動を要請するものとする。 8 各地域ブロックに、原則として、残留する航空小隊を1隊以上確保するものとする。 9 航空小隊の属する消防本部又は航空消防隊は、前各項により難い場合は、消防庁と調整するものとする。 (統合機動部隊の出動等) 第18条 統合機動部隊は、大規模災害又は特殊災害の発生後、都道府県大隊長の指示を受けて被災地に迅速に先遣 出動するとともに、後続する都道府県大隊の円滑な活動に資する情報の収集及び提供を行うものとし、次に掲げ
19 E- る任務を行うものとする。 (1)被災地までの道路状況、給油可能施設等の情報の収集及び提供に関すること。 (2)被害状況、活動場所、任務、必要な大隊規模等の情報の収集及び提供に関すること。 (3)被災地消防本部との連絡調整に関すること。 (4)被災地における通信の確保に関すること。 (5)初期の消火、救助及び救急活動に関すること。 (6)航空消防活動の支援に関すること。 (7)宿営場所の設営に関すること。 2 統合機動部隊を構成する小隊等は、後続する都道府県大隊が被災地に到着後は当該都道府県大隊に帰属し、都 道府県大隊長の指揮の下、都道府県大隊を構成する小隊等として活動するものとする。 (後方支援本部の設置) 第19条 応援都道府県に属する代表消防機関は、円滑な後方支援体制を確立するため、当該代表消防機関に後方支 援本部を設置するものとする。 2 後方支援本部は、次に掲げる事務をつかさどるものとする。 (1)緊急消防援助隊の出動、活動等に関する連絡調整に関すること。 (2)後方支援体制の確立に関すること。 (3)関係機関との連絡調整に関すること。 (4)緊急消防援助隊の交替に関すること。 (5)物資等の搬送計画に関すること。 (6)緊急消防援助隊を派遣している登録市町村の消防本部に対する、情報提供に関すること。 (7)消防庁に対する映像及び画像の提供に関すること。 (8)その他緊急消防援助隊の活動支援に必要な事項に関すること。 (集結場所、進出拠点及び宿営場所の決定、連絡等) 第20条 集結場所、進出拠点及び宿営場所の決定、連絡等については、原則として、次のとおりとする。 (1)緊急消防援助隊の集結場所 代表消防機関は、応援等実施計画に定めるところにより、災害の状況、大隊又は部隊の特性、規模等を考慮 し、応援先市町村又は応援先都道府県に応じて、都道府県大隊、統合機動部隊及びエネルギー・産業基盤災害 即応部隊の集結場所及び集結時刻を決定し、登録市町村の消防本部に対して連絡するものとする。 なお、災害の状況等により受援都道府県内の場所を集結場所とする場合は、当該受援都道府県の調整本部と 調整するものとする。ただし、アクションプランが適用された場合は、当該アクションプランに定めるところ によるものとする(以下、第2号及び第3号について同じ。)。 (2)緊急消防援助隊の進出拠点 消防庁は、災害の状況、道路の状況、大隊又は部隊の特性、規模等を考慮し、調整本部(又は被災地)と調 整の上、進出拠点を決定し、応援都道府県(又は応援都道府県の後方支援本部)に対して連絡するものとする。 (3)緊急消防援助隊の宿営場所 消防庁は、災害の状況、緊急消防援助隊の規模等を考慮し、調整本部(又は被災地)と調整の上、宿営場所 を決定し、応援都道府県(又は応援都道府県の後方支援本部)に対して連絡するものとする。 (4)緊急消防援助隊の出動ルート 都道府県大隊長、統合機動部隊長及びエネルギー・産業基盤災害即応部隊長は、応援先都道府県又は進出拠 点に応じて出動ルートを決定し、消防庁、調整本部及び後方支援本部に対して報告するものとする。 なお、道路の状況等により、出動途上において出動ルート及び進出拠点を変更する必要がある場合は、消防 庁、調整本部及び後方支援本部に対してその旨を報告するものとする。 (進出拠点到着後の大隊長及び部隊長の任務) 第21条 都道府県大隊長、統合機動部隊長及びエネルギー・産業基盤災害即応部隊長は、進出拠点到着後、調整本 部に対して、速やかに都道府県大隊名、統合機動部隊名又はエネルギー・産業基盤災害即応部隊名、規模、資機 材等について報告するものとする。 2 都道府県大隊長、統合機動部隊長及びエネルギー・産業基盤災害即応部隊長は、出動途上等における応援先市
20 E- 町村の指定の有無にかかわらず、調整本部に対して応援先市町村を確認するものとする。 3 都道府県大隊長、統合機動部隊長及びエネルギー・産業基盤災害即応部隊長は、進出拠点が高速道路のインタ ーチェンジ等の場合は、都道府県大隊長、統合機動部隊長又はエネルギー・産業基盤災害即応部隊長のみが先行 して第1項及び第2項の任務を実施し、無線等により当該都道府県大隊、統合機動部隊又はエネルギー・産業基 盤災害即応部隊に必要な指示を行うなど、進出拠点を速やかに通過するための措置を講ずるものとする。 (被災地到着後の大隊長及び部隊長の任務) 第22条 都道府県大隊長、統合機動部隊長及びエネルギー・産業基盤災害即応部隊長は、被災地到着後、指揮者及 び第33条に規定する指揮支援本部の本部長(以下「指揮支援本部長」という。)に対して、速やかに都道府県大 隊名、統合機動部隊名又はエネルギー・産業基盤災害即応部隊名、規模、資機材等について報告するとともに、 次に掲げる事項について確認するものとする。 (1)被害状況 (2)活動方針 (3)活動地域及び任務 (4)使用無線系統 (5)地理及び水利の状況 (6)その他活動上必要な事項 2 統合機動部隊長は、確認した事項について、後続の都道府県大隊及び後方支援本部に対して報告するものとす る。 第5章 迅速出動 (対象災害及び適用基準) 第23条 迅速出動の対象となる災害は地震とし、震央管轄都道府県内の市町村の応援等に関して、次に掲げる出動 区分に定めるとおり適用するものとする。ただし、アクションプランが適用された場合は、当該アクションプラ ンに定めるところによるものとする。 なお、震央管轄都道府県以外の市町村の応援等に関しては、第3章及び第4章の規定による。 (1)出動区分Ⅰ 最大震度7(東京都特別区は6強以上)の地震が発生した場合 (2)出動区分Ⅱ 最大震度6強(東京都特別区は6弱)の地震が発生した場合 (3)出動区分Ⅲ ア 最大震度6弱(政令市等は5強)の地震が発生した場合 イ 大津波警報が発表された場合 (迅速出動に係る措置要求等の内容) 第24条 迅速出動に係る措置要求等の内容は、次に掲げる出動区分に定めるとおりとする。 なお、長官は、災害の状況等により必要があると判断した場合は、速やかに応援規模の増強等の措置を講ずる ものとする。 (1)出動区分Ⅰ 地震発生後直ちに、震央管轄都道府県に対応する指揮支援隊、第一次出動都道府県大隊及び出動準備都道府 県大隊に対して、緊急消防援助隊の出動準備を求めるとともに、別表Cに基づき、出動の求め又は指示を行う ものとする(別記様式3-4)。 (2)出動区分Ⅱ 地震発生後直ちに、震央管轄都道府県に対応する指揮支援隊、第一次出動都道府県大隊及び出動準備都道府 県大隊に対して、緊急消防援助隊の出動準備を求めるとともに、別表Cに基づき、出動の求め又は指示を行う ものとする(別記様式3-4)。 (3)出動区分Ⅲ 地震発生後又は大津波警報発表後直ちに、震央管轄都道府県又は大津波警報が発表された都道府県に対応す る指揮支援隊、第一次出動都道府県大隊及び出動準備都道府県大隊に対して、緊急消防援助隊の出動準備を求
21 E- めるものとし、その後、状況に応じて出動の求め又は指示等を行うものとする。 (迅速出動の適用除外) 第25条 次に掲げる場合は、迅速出動の適用除外とする。 (1)第一次出動都道府県大隊が被災等により迅速出動の求めの全て又は一部に応ずることができない場合 当該都道府県は、長官に対して、速やかにその旨を報告するものとし、当該報告を受けた長官は、災害の状 況等により必要があると判断した場合は、出動準備都道府県大隊に対して出動の求め又は指示を行うものとす る。 (2)震央が海域の場合 最大震度都道府県に対応する指揮支援隊、第一次出動都道府県大隊及び出動準備都道府県大隊に対して出動 準備を求めるものとし、その後、状況に応じて出動の求め又は指示等を行うものとする。 (航空小隊の迅速出動に関する留意事項) 第26条 航空小隊の迅速出動に関する留意事項は、第16条及び第17条に規定するもののほか、次のとおりとする。 (1)出動区分Ⅰ及びⅡにおいて、情報収集航空小隊を2隊確保するものとし、うち1隊はヘリサットを装備した 情報収集航空小隊とする。ただし、震央管轄都道府県において、ヘリサット等を装備した航空小隊により十分 な情報収集体制が確保されている場合はこの限りではない。 (2)出動区分Ⅰ及びⅡにおいて、ヘリサットを装備した情報収集航空小隊が確保できない場合又は到着に時間を 要する場合は、指揮支援隊輸送航空小隊等の中からヘリサットを装備した航空小隊を1隊確保するものとする。 (陸上先遣隊の編成及び任務) 第27条 陸上先遣隊は、原則として、代表消防機関等の同一の消防本部に属する都道府県大隊指揮隊、消火小隊、 救助小隊、救急小隊、後方支援小隊の各1隊をもって編成するものとする。 2 陸上先遣隊は、迅速出動が適用となる地震発生後に直ちに出動するとともに、後続する都道府県大隊の円滑な 活動に資する情報の収集及び提供を行うものとし、次に掲げる任務を行うものとする。 (1)被災地までの道路状況、給油可能施設等の情報の収集及び提供に関すること。 (2)被害状況、活動場所、任務、必要な大隊規模等の情報の収集及び提供に関すること。 (3)被災地消防本部との連絡調整に関すること。 (4)被災地における通信の確保に関すること。 (5)初期の消火、救助及び救急活動に関すること。 (6)航空消防活動の支援に関すること。 (7)宿営場所の設営に関すること。 (出動準備の解除又は迅速出動の中止) 第28条 長官は、震央が無人島、原野等で、明らかに人的、住家被害等がないと判断した場合は、指揮支援隊、第 一次出動都道府県大隊及び出動準備都道府県大隊に対して、出動準備の解除又は迅速出動の中止を連絡する ものとする。 (迅速出動適用時の出動先) 第29条 迅速出動適用時の緊急消防援助隊の出動先(進出拠点を兼ねる。)は、原則として、次に掲げるとおりと する。 (1)指揮支援部隊 ア 指揮支援部隊長 震央管轄都道府県の都道府県庁舎 イ 指揮支援隊長 消防庁又は指揮支援部隊長が連絡する消防本部の庁舎(消防本部を置かない町村にあっては、町村役場。 以下同じ。) (2)陸上先遣隊 震央管轄消防本部の庁舎 (3)航空小隊 消防庁が連絡する航空隊基地等