• 検索結果がありません。

平成27年職員の給与等に関する報告及び勧告

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "平成27年職員の給与等に関する報告及び勧告"

Copied!
89
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

職員の給与等に関する報告及び勧告

平成27年9月

(2)
(3)

岡 人 委 第 1 53 号 平 成 2 7 年 9 月 2 5 日 岡山市議会議長 宮武 博 様

岡 山 市 長 大森 雅夫 様

岡山市人事委員会

委員長 中 野 惇

本委員会は、地方公務員法第8条、第14条及び第26条の規定に基づき、職員の

給与等について別紙第1のとおり報告し、併せてその改定について別紙第2のとお

り勧告します。

この勧告に対し、その実現のため、速やかに所要の措置をとられるよう要請しま

(4)
(5)

別 紙 第 1 報 告 1

1 勧 告 の 意 義 1

2 職 員 給 与 の 状 況 1

3 民 間 給 与 等 の 状 況 2

(1 ) 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 2

(2 ) 調 査 の 実 施 結 果 3

4 職 員 給 与 と 民 間 給 与 と の 比 較 5

(1 ) 比 較 方 法 5

(2 ) 月 例 給 5

(3 ) 特 別 給 5

5 物 価 及 び 生 計 費 6

(1 ) 物 価 指 数 6

(2 ) 標 準 生 計 費 6

6 人 事 院 の 給 与 等 に 関 す る 報 告 及 び 勧 告 の 概 要 7

7 む す び 1 2 (1 ) 本 年 の 給 与 改 定 1 2 (2 ) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し 1 4 (3 ) そ の 他 給 与 に 関 す る 諸 課 題 1 6 (4 ) 人 事 管 理 に 関 す る 諸 課 題 1 7 8 お わ り に 2 2 別 紙 第 2 勧 告 2 5 参 考 資 料 ( 参 考 資 料 頁 ) 1 職 員 給 与 関 係 1

2 民 間 給 与 関 係 3 1

3 生 計 費 関 係 4 9

(6)
(7)

別 紙 第 1

本 委 員 会 は 、地 方 公 務 員 法 の 規 定 に 基 づ き 、昨 年9月 、議 会 及 び 市 長 に 対 し 、 職 員 の 給 与 等 に 関 す る 報 告 及 び 勧 告 を 行 っ た 。 そ の 後 も 引 き 続 き 、 本 市 職 員 の 給 与 の 実 態 、 市 内 民 間 事 業 所 従 業 員 の 給 与 等 の 勤 務 条 件 及 び そ の 他 諸 情 勢 に つ い て 絶 え ず 調 査 研 究 を 行 い 、 公 正 か つ 中 立 な 立 場 か ら 、 職 員 の 給 与 等 の 勤 務 条 件 に つ い て 検 討 を 重 ね て き た 。

そ の 結 果 に つ い て 、 次 の と お り 報 告 す る 。

勧 告の 意 義

人 事 委 員 会 の 勧 告 制 度 は 、 職 員 の 労 働 基 本 権 制 約 の 代 償 措 置 と し て 、 職 員 に 対 し て 社 会 一 般 の 情 勢 に 適 応 し た 適 正 な 勤 務 条 件 を 確 保 す る こ と を 目 的 に 、 地 方 公 務 員 法 に 規 定 す る 諸 原 則 に 基 づ い て 、 地 域 の 民 間 給 与 水 準 と の 均 衡 を 図 る こ と を 基 本 と す る も の で あ る 。

こ れ は 、 職 員 も 勤 労 者 で あ り 、 勤 務 の 対 価 と し て 適 正 な 給 与 を 支 給 す る こ と が 求 め ら れ る 中 で 、 民 間 企 業 と は 異 な り 、 そ の 給 与 等 は 市 場 原 理 に よ る 決 定 が 困 難 で あ る こ と 、 公 務 が 円 滑 に 遂 行 さ れ る た め に は 社 会 一 般 の 情 勢 に 適 応 し た 適 正 な 給 与 等 の 確 保 が 必 要 で あ る こ と な ど か ら 、 労 使 交 渉 等 を 経 て そ の 時 々 の 経 済 ・ 雇 用 情 勢 を 反 映 し て 決 定 さ れ る 民 間 事 業 所 の 従 業 員 の 給 与 等 に 準 拠 す る こ と に よ っ て 、職 員 の 給 与 等 を 定 め る こ と が 、最 も 合 理 的 で あ り 、 職 員 の 理 解 と 納 得 と と も に 、 広 く 市 民 の 理 解 が 得 ら れ る 方 法 で あ る と 考 え ら れ る か ら で あ る 。

職 員給 与 の 状況

本 委 員 会 は 、本 年 4月1 日 を 調 査 期 日 と し て 、本 市 職 員 の 給 与 の 実 態 を 把 握 す る た め 「 平 成 27年 職 員 給 与 実 態 調 査 」 を 実 施 し た 。

調 査 の 対 象 と な っ た 職 員 の 総 数 は 、4 ,41 2 人 で あ っ た 。 こ の う ち 行 政 職 給 料 表 適 用 者(3 ,9 89 人 )か ら 、消 防 職 員 や 保 育 士 等 の 福 祉 職 に 相 当 す る 職 員 と 平 成27年4月 の 採 用 者 の う ち 新 規 学 卒 者 等 を 除 い た 公 民 給 与 比 較 対 象 職 員 は 、

(8)

第 1 表 職 員 の 給 与 等 の 状 況

項 目

職 員 給 与 実 態 調 査 対 象 職 員

う ち

公 民 給 与 比 較 対 象 職 員 人 数 4 ,412 人 2,6 77人 平 均 年 齢 42.5 歳 45.1歳 平 均 経 験 年 数 20.5年 22.8年

学 大 学 卒 65.2% 71.4%

歴 短 大 卒 15.8% 6.3 %

構 高 校 卒 17.6% 20.1%

成 中 学 卒 1.4 % 2.2 %

平 均 給 与 月 額

給 料 337 ,93 9円 355 ,21 8円 扶 養 手 当 9 ,904 円 11,45 6円 地 域 手 当 11 ,01 9円 11,63 0円 住 居 手 当 5 ,839 円 5,3 77円 管 理 職 手 当 11 ,89 5円 15,45 9円 単 身 赴 任 手 当 73 円 112円 初 任 給 調 整 手 当 268円 0円 合 計 376 ,93 7円 399 ,25 2円

(参 考 資 料 1 職 員 給 与 関 係 第 1 表 (P4) 参 照 )

民 間給 与 等 の状 況

(1) 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査

本 委 員 会 は 、 職 員 給 与 と 民 間 給 与 と の 精 密 な 比 較 を 行 う た め 、 企 業 規 模

50 人 以 上 、 か つ 、 事 業 所 規 模 50 人 以 上 の 市 内 の 3 40 の 民 間 事 業 所 か ら 、 人 事 院 に お い て 無 作 為 抽 出 さ れ た 131 事 業 所 を 対 象 に 、 人 事 院 、 岡 山 県 人 事 委 員 会 等 と 共 同 で 「 平 成 2 7年 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 」 を 実 施 し た 。

こ の 調 査 で は 、 公 務 と 類 似 す る と 認 め ら れ る 事 務 ・ 技 術 関 係 の 職 務 に 従 事 す る 者 等 に つ い て 、 本 年 4 月 分 と し て 個 々 の 従 業 員 に 実 際 に 支 払 わ れ た 給 与 月 額 等 に つ い て の 詳 細 な 実 地 調 査 を 行 っ た 。

ま た 、 民 間 企 業 に お け る 給 与 改 定 の 状 況 や 定 期 昇 給 の 実 施 状 況 、 諸 手 当 の 支 給 状 況 等 に つ い て も 事 業 所 単 位 で 調 査 を 行 っ た 。

調 査 完 了 率 は 、 調 査 の 重 要 性 に 対 す る 民 間 事 業 所 の 理 解 と 協 力 を 得 て 、

(9)

広 く 市 内 民 間 事 業 所 の 給 与 等 の 状 況 を 反 映 し た も の と な っ て い る 。

( 参 考 資 料 2 民 間 給 与 関 係 (P 32 ) 参 照 )

(2) 調 査 の 実 施 結 果

本 年 の 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 の 主 な 調 査 結 果 は 、 次 の と お り で あ る 。

① 初 任 給 の 状 況

事 務・技 術 関 係 職 種 に お け る 新 規 学 卒 者 の 採 用 を 行 っ た 事 業 所 の う ち 、 初 任 給 を 増 額 し た 事 業 所 の 割 合 は 、大 学 卒 で 31 .6%( 昨 年16 .2% )、高 校 卒 で33 .4%( 同20 .0% )で あ り 、そ れ ぞ れ 昨 年 に 比 べ15 .4ポ イ ン ト 、13 .4

ポ イ ン ト 増 加 し て い る 。 一 方 、 初 任 給 が 据 置 き に な っ て い る 事 業 所 は 、 大 学 卒 で66 .7%( 同 8 2.0% )、高 校 卒 で6 6.6%( 同80 .0% )と な っ て お り 、 そ れ ぞ れ 昨 年 に 比 べ1 5.3ポ イ ン ト 、13 .4ポ イ ン ト 減 少 し て い る 。

ま た 、新 卒 事 務 員・技 術 者 の 初 任 給 の 平 均 額 は 、大 学 卒 で 192 ,9 6 8円( 同

191 ,78 7円 )、 高 校 卒 で 16 2 ,21 3円 ( 同16 1 ,74 3 円 ) と な っ て い る 。

第 2 表 民 間 に お け る 初 任 給 の 改 定 状 況 項 目

学 歴

新 規 学 卒 者 の 採 用 あり

新 規 学 卒 者 の 採 用 なし 初 任 給 の 改 定 状 況

増 額 据 置 き 減 額

大 学 卒 46.3 (31 .6) (66 .7) (1.7) 53.7

高 校 卒 13.6 (33 .4) (66 .6) (0.0) 86.4

( 注 ) ( ) 内 は、 新 規 学 卒 者 の 採 用 があ る 事 業 所 を1 0 0と した割 合 で あ る。

第 3 表 民 間 に お け る 学 歴 別 初 任 給 学 歴

職 種

大 学 卒 短 大 卒 高 校 卒

新 卒 事 務 員 ・ 技 術 者 192 ,96 8円 1 76 ,54 6円 162 ,21 3円 ( 注 ) 金 額 は、 き ま って 支 給 する 給 与 か ら時 間 外 手 当 、 家 族 手 当 、 通 勤 手 当 等 特 定 の 者 にの み 支 給 さ れ

る 給 与 を除 き、 公 務 員 の 地 域 手 当 に 相 当 する 給 与 を 含 む も ので あ り、 採 用 のあ る 事 業 所 について 平 均 したも ので あ る。

備 考 本 市 職 員 の場 合 、 行 政 職 の初 任 給 ( 地 域 手 当 を含 む。 ) は、 大 学 卒1 8 6 , 0 1 8 円 、短 大 卒1 62 ,2 25 円 、高 校 卒1 5 0 , 6 8 9円 である。

(10)

② 給 与 改 定 の 状 況

民 間 事 業 所 に お い て は 、 一 般 の 従 業 員 ( 係 員 ) に つ い て 、 ベ ー ス ア ッ プ を 実 施 し た 事 業 所 の 割 合 は 3 5 .3% ( 昨 年 34 .2% ) と な っ て お り 、 昨 年 に 比 べ て1 .1ポ イ ン ト 増 加 し て い る 。ベ ー ス ア ッ プ を 中 止 し た 事 業 所 の 割 合 は9 .9%( 同 9 .1% )で あ り 、ベ ー ス ダ ウ ン を 行 っ た 事 業 所 は な か っ た 。

第 4 表 民 間 に お け る給 与 改 定 の 状 況 項 目

役 職 段 階

ベース アップ 実 施

ベース アップ 中 止

ベース ダウン

ベース アップの 慣 行 なし

係 員 35.3 9.9 0.0 54.8

課 長 級 28.6 10.0 0.0 61.4

( 注 ) ベースア ッ プの 慣 行 の 有 無 が不 明 及 びベ ース アッ プ の実 施 が 未 定 の 事 業 所 を 除 い て 集 計 した。

ま た 、 一 般 の 従 業 員 ( 係 員 ) に つ い て 、 定 期 昇 給 を 実 施 し た 事 業 所 の 割 合 は8 9.0%( 昨 年9 0.0% )と な っ て い る 。そ の う ち 、昇 給 額 に つ い て 、 昨 年 に 比 べ て 増 額 と な っ て い る 事 業 所 の 割 合 は2 2.8%( 同2 3 .9% )、減 額 と な っ て い る 事 業 所 の 割 合 は3 .2%( 同 5 .1% )、定 期 昇 給 を 中 止 し た 事 業 所 の 割 合 は 2 .2% ( 同 3.8% ) と な っ て い る 。 な お 、 昇 給 額 が 昨 年 に 比 べ て 変 化 が な か っ た 事 業 所 の 割 合 は6 3.0% ( 同61 .0% ) で あ っ た 。

第 5 表 民 間 に お け る定 期 昇 給 の 実 施 状 況 項 目

役 職 段 階

定 期 昇 給 制 度 あ り 定 期

昇 給 制 度 なし

定 期 昇 給 実 施 定 期

昇 給 中 止 増 額 減 額

変 化 なし

係 員 91.2 89.0 22.8 3.2 63.0 2.2 8.8

課 長 級 83.7 81.5 19.8 2.2 59.6 2.2 16.3 ( 注 ) 定 期 昇 給 の 有 無 が 不 明 、 定 期 昇 給 の 実 施 が 未 定 及 び ベ ー ス ア ッ プ と 定 期 昇 給 を 分 離 す る こ と が

できな い事 業 所 を除 いて 集 計 した。

( 単 位 : % )

(11)

職 員給 与 と 民間 給 与と の 比 較

(1) 比 較 方 法

月 例 給 の 公 民 の 比 較 は 、 職 員 と 民 間 企 業 従 業 員 の 同 種 ・ 同 等 の 者 同 士 を 比 較 す る こ と を 基 本 と し て 、 公 務 に お い て は 事 務 職 員 及 び 技 術 職 員 、 民 間 に お い て は 公 務 の 事 務 職 員 及 び 技 術 職 員 に 類 似 す る と 認 め ら れ る 事 務 ・ 技 術 関 係 職 種 の 従 業 員 に つ い て 、 主 な 給 与 決 定 要 素 で あ る 役 職 段 階 、 学 歴 、 年 齢 階 層 を 同 じ く す る 者 同 士 を 対 比 さ せ 、 精 密 な 比 較 を 行 う も の で あ る 。

月 例 給 の 水 準 比 較 に 当 た っ て は 、 個 々 の 本 市 職 員 に 地 域 の 民 間 給 与 額 を 支 給 し た と 仮 定 す れ ば 、 こ れ に 要 す る 支 給 総 額 が 、 現 に 支 払 っ て い る 支 給 総 額 に 比 べ て ど の 程 度 の 差 が あ る か を 算 出 す る ラ ス パ イ レ ス 方 式 を と っ て い る 。

( 参 考 資 料 2 民 間 給 与 関 係 第22 表 (P 4 7) 参 照 )

(2) 月 例 給

職 員 給 与 実 態 調 査 及 び 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 の 結 果 に 基 づ き 、 職 員 と 民 間 に お け る 本 年 4 月 分 の 諸 手 当 を 含 む 給 与 額 を 対 比 さ せ 、 精 密 に 比 較 を 行 っ た 。

そ の 結 果 、次 表 に 示 す と お り 、本 市 職 員 の 給 与 が 、民 間 給 与 を1人 当 た り 平 均91 4円 (0 .2 3% ) 下 回 っ て い た 。

第 6 表 職 員 給 与 と 民 間 給 与 と の 較 差

民 間 給 与 (A ) 職 員 給 与 (B )

公 民 給 与 の較 差 (A )- ( B) 〔(A )- (B )〕 /(B )×10 0

400 ,16 6円 399 ,25 2円

914円 (0.23% ) ( 注 ) 民 間 給 与 、 職 員 給 与 と もに、本 年 度 の 新 規 学 卒 の 採 用 者 は 含 ま れて いな い。

(3) 特 別 給

職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 の 結 果 に よ る と 、 昨 年 8 月 か ら 本 年 7 月 ま で の

1年 間 に お い て 、民 間 事 業 所 で 支 払 わ れ た 賞 与 等 の 特 別 給 の 支 給 割 合 は 、次 表 に 示 す と お り 所 定 内 給 与 月 額 の4 .2 1月 分 に 相 当 し て お り 、 職 員 の 期 末 手 当 ・ 勤 勉 手 当 の 年 間 の 平 均 支 給 月 数 (4 .1 0 月 ) が 、 民 間 事 業 所 の 特 別 給 を

(12)

第 7 表 民 間 に お け る特 別 給 の 支 給 状 況

平 均 所 定 内 給 与 月 額

下 半 期 (A 1) 340,342円 上 半 期 (A 2) 341,995円

特 別 給 の 支 給 額

下 半 期 (B1 ) 711,082円 上 半 期 (B2 ) 724,541円

特 別 給 の 支 給 割 合

下 半 期 (B1 /A 1 ) 2.09月 分 上 半 期 (B2 /A 2 ) 2.12月 分

年 間 4.21月 分

( 注 ) 「 下 半 期 」 と は平 成2 6年8月 か ら平 成2 7年1月 ま で、 「 上 半 期 」 とは同 年2月 か ら7月 まで の期 間 を い う。

物 価及 び 生 計費

(1) 物 価 指 数

総 務 省 統 計 局 に よ る 本 年 4 月 の 消 費 者 物 価 指 数 は 、 昨 年 4 月 と 比 べ て 全 国 、 岡 山 市 と も に0.6% の 増 加 と な っ て い る 。

( 参 考 資 料 4 労 働 経 済 関 係 第2 5表 (P52 ,5 3) 参 照 )

(2) 標 準 生 計 費

本 委 員 会 が 総 務 省 統 計 局 に よ る 家 計 調 査 を 基 礎 に 算 定 し た 本 年 4 月 に お け る 本 市 の 2 人 世 帯 、3 人 世 帯 及 び 4 人 世 帯 の 標 準 生 計 費 は 、 そ れ ぞ れ

151 ,00 0円 、1 77 ,74 0 円 及 び2 04 ,45 0円 と な っ て い る 。

(13)

人 事院 の 給 与等 に 関す る 報 告及 び 勧告 の概 要

人 事 院 は 、 本 年8月 6日 、国 会 及 び 内 閣 に 対 し 、国 家 公 務 員 の 給 与 等 に 関

す る 報 告 及 び 勧 告 を 行 い 、 併 せ て 人 事 管 理 に 関 す る 報 告 を 行 っ た 。 そ の 概 要

は 次 の と お り で あ る 。

給 与 勧 告 の 骨 子 ○ 本 年 の 給 与 勧 告 の ポ イ ン ト

月 例 給 、 ボ ー ナ ス と も に 引 上 げ

① 民 間 給 与 と の 較 差(0 . 3 6%)を 埋 め る た め 、 俸 給 表 の 水 準 を 引 き 上 げ る と と も に 、 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し に お け る 地 域 手 当 の 支 給 割 合 を 引 上 げ

② ボ ー ナ ス を 引 上 げ(0. 1月 分 )、 民 間 の 支 給 状 況 等 を 踏 ま え 勤 勉 手 当 に 配 分 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し

平 成28年 度 に お い て 実 施 す る 措 置

① 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 引 上 げ

② 単 身 赴 任 手 当 の 支 給 額 の 引 上 げ

Ⅰ 給 与 勧 告 制 度 の 基 本 的 考 え 方

・ 国 家 公 務 員 給 与 は 、社 会 一 般 の 情 勢 に 適 応 す る よ う に 国 会 が 随 時 変 更 す る こ と が で き る 。 そ の 変 更 に 関 し 必 要 な 勧 告 ・ 報 告 を 行 う こ と は 、 国 家 公 務 員 法 に 定 め ら れ た 人 事 院 の 責 務 ・ 勧 告 は 、 労 働 基 本 権 制 約 の 代 償 措 置 と し て 、 国 家 公 務 員 に 対 し 適 正 な 給 与 を 確 保 す る 機

能 を 有 す る も の で あ り 、 能 率 的 な 行 政 運 営 を 維 持 す る 上 で の 基 盤

・ 公 務 に は 市 場 の 抑 制 力 と い う 給 与 決 定 上 の 制 約 が な い こ と か ら 、 給 与 水 準 は 、 経 済 ・ 雇 用 情 勢 等 を 反 映 し て 労 使 交 渉 等 に よ っ て 決 定 さ れ る 民 間 の 給 与 水 準 に 準 拠 し て 定 め る こ と が 最 も 合 理 的

Ⅱ 民 間 給 与 と の 較 差 に 基 づ く 給 与 改 定

1 民 間 給 与 と の 比 較

< 月 例 給 > 公 務 と 民 間 の 4 月 分 給 与 を 調 査 し 、 主 な 給 与 決 定 要 素 で あ る 役 職 段 階 、 勤 務 地 域 、 学 歴 、 年 齢 の 同 じ 者 同 士 を 比 較

○ 民 間 給 与 と の 較 差 1 ,4 6 9円 0 .3 6%

〔 行 政 職 (一 ) … 現 行 給 与4 0 8 ,9 9 6円 平 均 年 齢 4 3 .5歳 〕 〔 俸 給2 8 0円 地 域 手 当1 ,1 5 6円 は ね 返 り 分 (注) 3 3円 〕

(注)俸 給 等 の 改 定 に 伴 い 諸 手 当 の 額 が 増 減 す る 分

< ボ ー ナ ス > 昨 年8月 か ら 本 年7 月 ま で の 直 近1年 間 の 民 間 の 支 給 実 績(支 給 割 合)と 公 務 の 年 間 の 支 給 月 数 を 比 較

○ 民 間 の 支 給 割 合 4 .2 1月 (公 務 の 支 給 月 数4 .1 0月) 2 給 与 改 定 の 内 容 と 考 え 方

< 月 例 給 >

(1 ) 俸 給 表

① 行 政 職 俸 給 表(一)

初 任 給 は 、 民 間 と の 間 に 差 が あ る こ と を 踏 ま え1級 の 初 任 給 を 2 ,5 0 0円 引 上 げ 。 若 年 層 に つ い て も 同 程 度 の 改 定 。 そ の 他 は 、 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し 等 に よ り 高 齢 層 に お け る 官 民 の 給 与 差 が 縮 小 す る こ と と な る こ と を 踏 ま え 、 そ れ ぞ れ1 ,1 0 0円 の 引 上 げ を 基 本 に 改 定(平 均 改 定 率0 .4%)

(14)

② そ の 他 の 俸 給 表

行 政 職(一)と の 均 衡 を 基 本 に 改 定 。 指 定 職 俸 給 表 は 行 政 職(一)の 引 上 げ を 踏 ま え 、 各 号 俸 に つ い て1 ,0 0 0円 引 上 げ

(2 ) 初 任 給 調 整 手 当

医 療 職 俸 給 表(一)の 改 定 状 況 を 勘 案 し 、 医 師 の 処 遇 を 確 保 す る 観 点 か ら 、 所 要 の 改 定

(3 ) 地 域 手 当

給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し を 円 滑 に 進 め る 観 点 か ら 、 支 給 割 合 に つ い て 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し に よ る 見 直 し 後 の 支 給 割 合 と 見 直 し 前 の 支 給 割 合 と の 差 に 応 じ 、0.5∼2% 引 上 げ

< ボ ー ナ ス >

民 間 の 支 給 割 合 に 見 合 う よ う 引 上 げ 4 .1 0月 分 →4 . 2 0月 分

民 間 の 支 給 状 況 等 を 踏 ま え 、 勤 務 実 績 に 応 じ た 給 与 を 推 進 す る た め 、 引 上 げ 分 を 勤 勉 手 当 に 配 分

(一 般 の 職 員 の 場 合 の 支 給 月 数)

6月 期 1 2月 期 2 7年 度 期 末 手 当

勤 勉 手 当

1 .2 2 5 月 ( 支 給 済 み ) 0 .7 5 月 ( 支 給 済 み )

1 .3 7 5 月 ( 改 定 な し ) 0 .8 5 月 ( 現 行0 .7 5月 ) 2 8年 度 期 末 手 当

以 降 勤 勉 手 当

1 .2 2 5 月 0 .8 0 月

1 .3 7 5 月 0 .8 0 月

[ 実 施 時 期 ]

・ 月 例 給 : 平 成2 7年4月1日 ・ ボ ー ナ ス : 法 律 の 公 布 日

3 そ の 他 の 課 題

(1 ) 配 偶 者 に 係 る 扶 養 手 当

本 年 の 調 査 の 結 果 、 民 間 で は 、 配 偶 者 に 対 し て 家 族 手 当 を 支 給 し 、 配 偶 者 の 収 入 に よ る 制 限 を 設 け る 事 業 所 が 一 般 的 。 今 後 と も 、 民 間 企 業 に お け る 家 族 手 当 の 見 直 し の 動 向 や 、 税 制 及 び 社 会 保 障 制 度 に 係 る 見 直 し の 動 向 等 を 注 視 し つ つ 、 扶 養 手 当 の 支 給 要 件 等 に つ い て 、 必 要 な 検 討

(2 ) 再 任 用 職 員 の 給 与

民 間 企 業 の 再 雇 用 者 の 給 与 の 動 向 や 各 府 省 に お け る 再 任 用 制 度 の 運 用 状 況 等 を 踏 ま え 、 引 き 続 き 、 そ の 在 り 方 に つ い て 必 要 な 検 討

Ⅲ 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し

1 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し の 概 要

国 家 公 務 員 給 与 に お け る 諸 課 題 に 対 応 す る た め 、 昨 年 の 勧 告 時 に お い て 、 俸 給 表 や 諸 手 当 の 在 り 方 を 含 め た 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し を 実 施 す る こ と と し 、 具 体 的 な 措 置 の 内 容 及 び 実 施 ス ケ ジ ュ ー ル 等 の 全 体 像 を 示 し 、 給 与 法 の 改 正 に よ り 、 本 年4 月 か ら 本 格 的 に 実 施 。 今 後 、 諸 手 当 の 見 直 し 等 に つ い て 、 人 事 院 規 則 の 改 正 に よ り 段 階 的 に 実 施 し 、 平 成3 0年4月1日 に 完 成

2 平 成2 8年 度 に お い て 実 施 す る 事 項

(1 ) 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 改 定

平 成2 8年4月1日 か ら 給 与 法 に 定 め る 支 給 割 合 に 引 上 げ

(2 ) 単 身 赴 任 手 当 の 支 給 額 の 改 定

基 礎 額 を 平 成2 8年4月1日 か ら4 ,0 0 0円 引 き 上 げ 、3 0 ,0 0 0円 に 改 定

加 算 額 の 限 度 に つ い て 、 基 礎 額 の 引 上 げ を 考 慮 し て 、 平 成 2 8 年 4 月 1 日 か ら 1 2 ,0 0 0 円 引 き 上 げ 、7 0 ,0 0 0円 に 改 定

(15)

勤 務 時 間 に 関 す る 勧 告 の 骨 子 ○ 勤 務 時 間 に 関 す る 勧 告 の ポ イ ン ト

適 切 な 公 務 運 営 の 確 保 に 配 慮 し つ つ 、原 則 と し て 全 て の 職 員 を 対 象 に フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 を 拡 充 ( 平 成 28年4月 実 施 )

・ フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 の 適 用 を 希 望 す る 職 員 か ら 申 告 が 行 わ れ た 場 合 、 公 務 の 運 営 に 支 障 が な い 範 囲 内 に お い て 、始 業 及 び 終 業 の 時 刻 に つ い て 職 員 の 申 告 を 考 慮 し て 、 勤 務 時 間 を 割 り 振 る

・ 組 織 的 な 対 応 を 行 う た め に 全 員 が 勤 務 し な け れ ば な ら な い 時 間 帯 ( コ ア タ イ ム ) 等 を 長 く 設 定 す る な ど 、 適 切 な 公 務 運 営 の 確 保 に 配 慮

・ 育 児 又 は 介 護 を 行 う 職 員 に 係 る フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 は 、 よ り 柔 軟 な 勤 務 形 態 と な る 仕 組 み

1 フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 の 拡 充 の 必 要 性

・ 近 年 、ワ ー ク・ラ イ フ・バ ラ ン ス の 重 要 性 に つ い て の 意 識 が 我 が 国 全 体 で 高 ま っ て お り 、 価 値 観 や ラ イ フ ス タ イ ル の 多 様 化 と と も に 働 き 方 に 対 す る ニ ー ズ が 多 様 化

・ 「 国 家 公 務 員 の 女 性 活 躍 と ワ ー ク ラ イ フ バ ラ ン ス 推 進 の た め の 取 組 指 針 」(平 成2 6年1 0 月)の 中 で 、 各 府 省 等 に お け る 適 切 な 公 務 運 営 を 確 保 し つ つ 、 幅 広 い 職 員 が よ り 柔 軟 な 働 き 方 が 可 能 と な る よ う な フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 の 導 入 に つ い て 、 本 院 に 対 し 、 検 討 の 要 請 ・ 職 員 に 柔 軟 で 多 様 な 勤 務 形 態 の 選 択 肢 を 用 意 す る こ と は 、職 員 が そ の 能 力 を 十 分 に 発 揮

し 、 高 い 士 気 を も っ て 効 率 的 に 勤 務 で き る 環 境 を 整 備 す る こ と と な り 、 公 務 能 率 の 一 層 の 向 上 に も 資 す る 。 ま た 、 職 員 の 仕 事 と 育 児 や 介 護 等 と の 両 立 を 推 進 す る と と も に 、 人 材 確 保 に も 資 す る

2 フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 の 拡 充 の 概 要 等

( 1 ) 概 要

・ 原 則 と し て 全 て の 職 員 を 対 象 と し 、適 用 を 希 望 す る 職 員 か ら 申 告 が 行 わ れ た 場 合 、各 省 各 庁 の 長 は 、公 務 の 運 営 に 支 障 が な い と 認 め ら れ る 範 囲 内 に お い て 、始 業 及 び 終 業 の 時 刻 に つ い て 職 員 の 申 告 を 考 慮 し て 、4週 間 ご と の 期 間 に つ き1週 間 当 た り3 8時 間4 5分 と な る よ う に 当 該 職 員 の 勤 務 時 間 を 割 り 振 る こ と が で き る

コ ア タ イ ム は 、 月 曜 日 か ら 金 曜 日 ま で の 毎 日5時 間 設 定

・ 育 児 又 は 介 護 を 行 う 職 員 に つ い て は 、割 振 り 単 位 期 間 を1週 間 か ら4週 間 ま で の 範 囲 内 に お い て 選 択 し て 設 定 で き る と と も に 、 日 曜 日 及 び 土 曜 日 に 加 え て 週 休 日 を1日 設 け る こ と が で き る

コ ア タ イ ム は 、 毎 日2時 間 以 上4時 間3 0分 以 下 の 範 囲 内 で 設 定

・ 現 行 の フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 の 適 用 対 象 と さ れ て い る 職 員 に つ い て も 、そ の 申 告 に よ り 新 た な フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 を 適 用 す る こ と が で き る 。交 替 制 等 勤 務 職 員 そ の 他 業 務 の 性 質 上 特 定 の 勤 務 時 間 で 勤 務 す る こ と を 要 す る 職 員 と し て 人 事 院 規 則 で 定 め る 職 員 は 、新 た な フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 の 対 象 か ら 除 外

( 2 ) 適 用 に 当 た っ て の 考 え 方

・ 希 望 す る 職 員 に は 可 能 な 限 り 適 用 す る よ う 努 め る こ と が 基 本 。な お 、業 務 の 性 質 上 適 用 が 困 難 な 場 合 、必 要 な 体 制 を 確 保 で き な い 場 合 等 、公 務 の 運 営 に 支 障 が 生 じ る 場 合 に は 適 用 が で き な い

(16)

3 フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 を 活 用 し て い く た め の 留 意 点

・ 一 人 一 人 が 責 任 感 と 自 律 心 を 持 っ て 業 務 を 遂 行 す る こ と に よ り 、こ れ ま で 以 上 に 効 率 的 な 仕 事 の 進 め 方 や よ り 柔 軟 な 働 き 方 が 推 進 さ れ 、 一 層 効 率 的 な 行 政 サ ー ビ ス を 提 供 ・ フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 の 実 施 に 伴 い 超 過 勤 務 が 増 加 し な い よ う に す る 必 要 が あ る の み で な

く 、 超 過 勤 務 を 縮 減 す る 方 向 で の 働 き 方 の 推 進 が 重 要

4 フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 の 拡 充 の 実 施 時 期

平 成2 8年4月1日 か ら 実 施

公 務 員 人 事 管 理 に 関 す る 報 告 の 骨 子

退 職 管 理 の 見 直 し や 採 用 抑 制 等 に よ り 、4 0歳 ・5 0歳 台 の 在 職 者 の 割 合 が2 0歳 ・3 0歳 台 の 在 職 者 の 割 合 を 相 当 に 上 回 っ て お り 、 国 家 公 務 員 の 人 事 管 理 に 大 き く 影 響 す る こ と が 懸 念 さ れ る 。 本 院 は 、 人 事 行 政 の 第 三 者 ・ 専 門 機 関 の 責 務 と し て 、 将 来 に わ た っ て 能 率 的 で 活 力 あ る 公 務 組 織 を 確 保 す る 観 点 か ら 、 採 用 か ら 退 職 に 至 る ま で の 公 務 員 人 事 管 理 全 般 に わ た っ て 、 中 ・ 長 期 的 視 点 も 踏 ま え た 総 合 的 な 取 組 を 進 め て い く 。

1 人 材 の 確 保 及 び 育 成

( 1 ) 多 様 な 有 為 の 人 材 の 確 保

幅 広 い 層 の 者 が 国 家 公 務 員 の 仕 事 内 容 等 の 具 体 的 イ メ ー ジ を 持 ち 採 用 試 験 を 受 験 す る よ う 、 各 府 省 と 連 携 し 、 公 務 の 魅 力 を 積 極 的 に 発 信 。 そ の 際 、 地 方 に お い て も 誘 致 活 動 を 拡 充 ・ 強 化

( 2 ) 女 性 の 採 用 ・ 登 用 の 拡 大

・ よ り 多 く の 優 秀 な 女 性 が 採 用 試 験 を 受 験 す る よ う 誘 致 活 動 を 強 化

・ 女 性 職 員 や 管 理 職 員 を 対 象 と す る 研 修 等 を 通 じ 、 意 欲 と 能 力 の あ る 女 性 職 員 の 登 用 を 促 進

( 3 ) 研 修 の 充 実

公 務 運 営 環 境 が 厳 し く な る 中 、Of f - J Tの 役 割 が 重 要 。 外 部 有 識 者 か ら 成 る 研 究 会 を 開 催 す る な ど 、 全 体 の 奉 仕 者 た る 国 家 公 務 員 を 育 成 す る た め の 研 修 の 充 実 に 向 け た 具 体 策 を 検 討

( 4 ) 能 力 ・ 実 績 に 基 づ く 人 事 管 理 の 推 進

人 事 評 価 結 果 が 任 免 ・ 給 与 等 へ 適 切 に 活 用 さ れ る よ う 各 府 省 に 支 援 ・ 指 導 等 。 人 事 評 価 を 通 じ た 人 材 育 成 に 資 す る た め 、 研 修 の 機 会 を 提 供 。 各 府 省 と 連 携 し た 苦 情 相 談 体 制 の 一 層 の 充 実

2 柔 軟 で 多 様 な 働 き 方 の 実 現 と 勤 務 環 境 の 整 備

(1 ) フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 の 拡 充

適 切 な 公 務 運 営 の 確 保 に 配 慮 し つ つ 、 原 則 と し て 全 て の 職 員 を 対 象 に フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 を 拡 充(勤 務 時 間 法 の 改 正 を 勧 告)

( 2 ) テ レ ワ ー ク の 推 進

テ レ ワ ー ク を 時 間 単 位 で 利 用 し や す く す る た め の 措 置 を 講 ず る と と も に 、勤 務 時 間 管 理 、 服 務 管 理 等 の 在 り 方 等 に つ い て 検 討

( 3 ) 長 時 間 労 働 慣 行 の 見 直 し

・ 事 前 の 超 過 勤 務 命 令 等 の 勤 務 時 間 管 理 の 徹 底 、 管 理 職 員 の 意 識 改 革 を 含 め た 業 務 の 合 理 化 ・ 効 率 化 等 の 推 進 に よ る 超 過 勤 務 の 縮 減

・ 超 過 勤 務 の 多 い 職 員 の 健 康 保 持 へ の 配 慮 、 業 務 の 平 準 化 や 人 員 配 置 の 工 夫 等 に 努 め る 必 要

(4 ) 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 の 促 進

・ 幹 部 職 員 か ら の 働 き か け 等 に よ る 男 性 職 員 の 両 立 支 援 制 度 の 活 用 促 進

・ フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 の 活 用 状 況 を 見 な が ら 、 育 児 の た め の 両 立 支 援 策 等 の 拡 充 に つ い て 検 討

(17)

( 5 ) 心 の 健 康 づ く り の 推 進

心 の 不 調 者 の 発 生 を 未 然 に 防 止 す る1次 予 防 を 強 化 す る た め 、各 府 省 と 連 携 し つ つ 準 備 を 進 め 、 ス ト レ ス チ ェ ッ ク 制 度 を 導 入

( 6 ) ハ ラ ス メ ン ト 防 止 対 策

職 員 が 相 談 し や す い セ ク ハ ラ の 苦 情 相 談 体 制 の 充 実 を 図 る と と も に 、 パ ワ ハ ラ に 関 す る 啓 発 資 料 の 配 布 等 、 意 識 啓 発 を 一 層 推 進

3 高 齢 層 職 員 の 能 力 及 び 経 験 の 活 用 ( 雇 用 と 年 金 の 接 続 )

(18)

む すび

(1) 本 年 の 給 与 改 定

職 員 の 給 与 の 決 定 に 関 係 す る 基 礎 的 な 諸 条 件 に つ い て は 、以 上 述 べ た と お

り で あ る 。本 委 員 会 が 行 っ た 本 年 の 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 に よ る と 、新 規

学 卒 者 の 初 任 給 を 増 額 し た 事 業 所 、ベ ー ス ア ッ プ を 実 施 し た 事 業 所 の 割 合 が 、

そ れ ぞ れ 昨 年 に 比 べ て 増 加 し て い る 。

国 に お い て は 、人 事 院 が 月 例 給 及 び 特 別 給 に つ い て 、昨 年 に 引 き 続 き 、引

上 げ 勧 告 を 行 っ た 。ま た 、国 家 公 務 員 に お い て は 、俸 給 表 や 諸 手 当 の 在 り 方

を 含 め た 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し を 平 成 2 7年 4月 か ら 本 格 的 に 実 施 し て い

る と こ ろ で あ る 。

本 市 に お い て は 、既 に 述 べ た と お り 、月 例 給 に つ い て は 、本 年4月 時 点 で

職 員 給 与 と 民 間 給 与 を 比 較 し た 結 果 、 本 市 職 員 の 給 与 が 民 間 給 与 を 91 4 円

(0 .23% ) 下 回 っ て い た 。

ま た 、 特 別 給 に つ い て は 、 本 市 職 員 の 支 給 月 数 (4 .1 0 月 分 ) が 昨 年 8 月

か ら 本 年7 月 ま で の1 年 間 に お け る 民 間 の 支 給 割 合 (4 .21 月 分 ) を0 .1 1月

分 下 回 っ て い た 。

公 民 給 与 に 解 消 す べ き 一 定 の 較 差 が 生 じ た 場 合 、月 例 給 に つ い て は 、給 料

表 を 改 定 す る こ と を 基 本 に し つ つ 、較 差 の 大 き さ や 改 定 の 効 果 を 勘 案 し た 上

で 、職 員 の 実 態 に 応 じ 、諸 手 当 の 改 定 を 含 め 較 差 の 解 消 を 行 う こ と と し て い

る 。

こ れ ら の 状 況 を 総 合 的 に 勘 案 し た 結 果 、本 委 員 会 は 、次 の 措 置 を 行 う 必 要

が あ る と 考 え る 。

① 月 例 給

月 例 給 に つ い て は 、 職 員 の 給 与 が 民 間 給 与 を 91 4円 (0.23% ) 下 回 っ て

い た こ と か ら 、較 差 の 大 き さ 等 を 考 慮 し て 、給 料 表 の 引 上 げ 改 定 を 行 う こ

と が 必 要 で あ る 。

行 政 職 給 料 表 の 改 定 に つ い て は 、世 代 間 配 分 の 見 直 し の 趣 旨 と 民 間 の 初

任 給 の 状 況 等 を 勘 案 し 、1 級 の 初 任 給 基 準 と な る 号 給 を 1 ,50 0 円 程 度 引 き

上 げ 、 若 年 層 に 重 点 を 置 い た 改 定 を 行 う こ と が 適 当 で あ る 。

行 政 職 給 料 表 以 外 の 給 料 表 に つ い て は 、行 政 職 給 料 表 と の 均 衡 を 考 慮 し

た 改 定 を 行 う こ と が 必 要 で あ る 。

な お 、医 療 職 給 料 表(1 )及 び 医 療 職 給 料 表(1 )適 用 者 等 に 対 す る 初 任 給 調 整

(19)

均 衡 を 保 っ て き た と こ ろ で あ り 、 改 定 に 当 た っ て は 、 国 と の 均 衡 を 考 慮 す

る こ と が 適 当 で あ る 。

東 京 事 務 所 に 勤 務 す る 職 員 及 び 医 療 職 給 料 表(1 ) の適 用 を 受 け る 職 員 の

地 域 手 当 の 支 給 割 合 に つ い て は 、 国 と の 均 衡 を 考 慮 し 、 そ れ ぞ れ 10 0 分 の

18.5、100分 の1 5.5に 引 き 上 げ る こ と が 適 当 で あ る 。

② 特 別 給

特 別 給 に つ い て は 、民 間 の 支 給 割 合 と 本 市 職 員 の 支 給 月 数 と の 均 衡 を 図

る た め 、支 給 月 数 を 0 .1 0月 分 引 き 上 げ 、4 .2 0月 分 と す る 。支 給 月 数 の 引 上

げ 分 は 、民 間 の 特 別 給 の 支 給 状 況 等 を 参 考 に 勤 勉 手 当 へ 配 分 す る こ と と す

る 。

本 年 度 に つ い て は 、1 2月 期 の 勤 勉 手 当 を 引 き 上 げ 、 平 成28 年 度 以 降 に

つ い て は 、6 月 期 及 び1 2月 期 の 勤 勉 手 当 が 均 等 に な る よ う 配 分 す る 。

こ の 結 果 、本 年12 月 期 及 び 平 成28 年6月 期 以 降 の 期 末 手 当 及 び 勤 勉 手

当 の 支 給 月 数 は 次 表 の と お り と な る 。

第 8 表 期 末 手 当 ・ 勤 勉 手 当 の 支 給 月 数 ( 単 位 : 月 分 )

区 分

平 成27年 平 成28年 度 以 降

12月 期 6月 期 12月 期 年 間 計

一 般 の職 員

期 末 手 当 1.375 1.225 1.375 2.6

勤 勉 手 当 0.85 0.8 0.8 1.6

計 2.225 2.025 2.175 4.2

再 任 用 職 員

期 末 手 当 0.8 0.65 0.8 1.45

勤 勉 手 当 0.4 0.375 0.375 0.75

計 1.2 1.025 1.175 2.2

③ 改 定 の 実 施 時 期

① の 月 例 給 に つ い て は 、本 年 4月 時 点 で の 比 較 に 基 づ き 職 員 給 与 と 民 間

給 与 を 均 衡 さ せ る た め の も の で あ る こ と か ら 、同 月 に 遡 及 し て 実 施 す る こ

と と す る 。

② の 特 別 給 に つ い て は 、こ の 勧 告 を 実 施 す る た め の 条 例 の 公 布 の 日 か ら

(20)

(2 ) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し

人 事 院 は 昨 年 、国 家 公 務 員 給 与 の 諸 課 題 に 対 応 す る た め 、地 域 間 の 給 与

配 分 と 世 代 間 の 給 与 配 分 の 見 直 し と し て 、俸 給 表 水 準 を 平 均 2% 引 き 下 げ

る 中 で 50 歳 台 後 半 層 の 職 員 が 多 く 在 職 す る 高 位 号 俸 を 最 大 で 4% 程 度 引

き 下 げ 、併 せ て 地 域 手 当 の 支 給 地 域 や 支 給 割 合 を 見 直 し 、職 務 や 勤 務 実 績

に 応 じ た 給 与 配 分 の 見 直 し と し て 、単 身 赴 任 手 当 等 の 諸 手 当 の 見 直 し 等 を

行 う 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し に つ い て 勧 告 し 、給 与 法 の 改 正 に よ り 、国 家

公 務 員 に お い て は 今 年 度 か ら 見 直 し を 実 施 し て い る 。地 方 公 務 員 の 給 与 に

つ い て は 、総 務 省 が 設 置 し た「 地 方 公 務 員 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し に 関

す る 検 討 会 」 が 昨 年12 月 に 報 告 書 を 取 り ま と め 、 基 本 的 方 向 性 の 中 で 、

地 方 公 務 員 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し に つ い て は 、国 の 見 直 し を 十 分 踏 ま

え て 取 り 組 む こ と が 必 要 で あ る こ と 等 が 提 言 さ れ 、 平 成27 年 4月 1 日 か

ら 見 直 し を 行 っ た 地 方 公 共 団 体 は 約8 割 に 上 っ て い る 状 況 で あ る 。

本 委 員 会 に お い て は 、昨 年 の 報 告 に お い て 、国 や 他 都 市 の 動 向 等 を 注 視

し つ つ 、検 討 し て い く 必 要 が あ る と 述 べ た と こ ろ で あ る 。従 来 か ら 本 市 で

は 地 域 の 民 間 給 与 水 準 と の 均 衡 を 図 る こ と を 基 本 に 、地 方 公 務 員 法 に 規 定

す る 給 与 決 定 の 諸 原 則 に 基 づ い て 、勧 告 を 行 っ て き た と こ ろ で あ り 、国 家

公 務 員 に お け る 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し の 趣 旨 や 検 討 会 の 報 告 書 の 内 容 、

他 都 市 で の 総 合 的 見 直 し の 実 施 状 況 、民 間 給 与 の 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し

た 結 果 、本 委 員 会 は 、本 市 に お い て も 世 代 間 の 給 与 配 分 等 の 見 直 し を 行 う

こ と が 適 当 で あ る と 判 断 し た 。

① 給 料 表

本 市 に お い て も 、 国 と 同 様 に 5 0 歳 台 後 半 層 に お け る 給 与 水 準 が 民 間 の

給 与 水 準 を 上 回 っ て い る こ と か ら 、 世 代 間 の 給 与 配 分 の 見 直 し を 行 う 。

具 体 的 に は 、 行 政 職 給 料 表 に つ い て 、2% を 基 本 と し 、50 歳 台 後 半 層 の

職 員 が 多 く 存 在 す る 高 位 号 給 に つ い て 最 大 4% 程 度 の 引 下 げ を 行 う 。 た

だ し 、 人 材 確 保 の 観 点 か ら 若 年 層 に 配 慮 し た 改 定 を 行 う こ と が 適 当 で あ

る 。

行 政 職 給 料 表 以 外 の 給 料 表 に つ い て は 、 行 政 職 給 料 表 と の 均 衡 を 考 慮

し た 改 定 を 行 う こ と が 必 要 で あ る 。た だ し 、医 療 職 給 料 表(1 )に つ い て は 、

医 師 の 処 遇 の 確 保 及 び 人 事 管 理 上 の 必 要 性 か ら 、 国 と の 均 衡 を 保 っ て き

(21)

② 地 域 手 当

東 京 事 務 所 に 勤 務 す る 職 員 及 び 医 療 職 給 料 表(1 ) の適 用 を 受 け る 職 員 の

地 域 手 当 の 支 給 割 合 に つ い て は 、 国 と の 均 衡 を 考 慮 し 、 そ れ ぞ れ 10 0 分 の

20、100分 の1 6に 引 き 上 げ る こ と が 適 当 で あ る 。

③ 単 身 赴 任 手 当

本 市 に お け る 単 身 赴 任 手 当 の 基 礎 額(23 ,0 00円 )は 、民 間 に お け る 一 律

定 額 支 給 を 行 う 事 業 所 の 状 況 を 踏 ま え て 設 定 さ れ た 国 家 公 務 員 の 制 度 に

準 拠 し て き た も の で あ る 。昨 年 の 本 市 の 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 の 結 果 で

は 、一 律 定 額 支 給 を 行 う 市 内 民 間 事 業 所 の 平 均 手 当 月 額 は 37 ,4 2 8円 で あ り 、

本 市 の 基 礎 額 が 民 間 を 下 回 っ て い る 状 況 で あ っ た 。 一 方 、 国 に お い て は 、

平 成 28 年 4月 1 日 か ら 基 礎 額 を 30 ,00 0円 に 引 き 上 げ 、 加 算 額 の 限 度 に つ

い て も 、7 0,000円 に 引 き 上 げ る こ と と し て い る 。本 市 の 単 身 赴 任 手 当 に つ

い て も 、 国 と の 均 衡 を 考 慮 し た 改 定 を 行 う こ と が 適 当 で あ る 。

④ 管 理 職 員 特 別 勤 務 手 当

昨 年 の 人 事 院 の 勧 告 で は 、管 理 監 督 職 員 が 、災 害 へ の 対 処 そ の 他 の 臨 時

又 は 緊 急 の 必 要 に よ り や む を 得 ず 平 日 深 夜( 午 前 0時 か ら 午 前 5時 ま で の

間 ) に 勤 務 し た 場 合 、 勤 務 1 回 に つ き6 ,0 00 円 を 超 え な い 範 囲 内 の 額 を 支

給 す る こ と と し て い る 。 本 市 に お い て も 、 国 と の 均 衡 を 考 慮 し た 改 定 を 行

う こ と が 適 当 で あ る 。

⑤ 改 定 の 実 施 時 期 等

① の 給 料 表 の 見 直 し に つ い て は 、平 成28年 4月 1日 か ら 実 施 し 、同 日 、

新 た な 給 料 表 に 切 り 替 え る 。こ の 見 直 し に 伴 い 、新 た な 給 料 表 の 給 料 月 額

が 平 成 2 8 年 3 月 31 日 に 受 け て い た 給 料 月 額 ( 平 成 18 年 の 給 与 構 造 改 革

に お け る 経 過 措 置 額 を 除 く 。) に 達 し な い 職 員 に 対 し て は 、 平 成2 8年4月

1 日 か ら 平 成 31 年 3 月 31 日 ま で の3 年 間 に 限 り 、 経 過 措 置 と し て そ の 差

額 を 給 料 と し て 支 給 す る こ と と す る 。

② ③ ④ の 東 京 事 務 所 に 勤 務 す る 職 員 及 び 医 療 職 給 料 表(1 ) の適 用 を 受 け

る 職 員 の 地 域 手 当 、単 身 赴 任 手 当 及 び 管 理 職 員 特 別 勤 務 手 当 の 見 直 し に つ

(22)

(3) そ の 他 給 与 に 関 す る 諸 課 題

① 高 齢 層 職 員 の 給 与 制 度 の あ り 方

本 市 に お い て は 、 平 成 1 8 年 の 給 与 構 造 改 革 に お け る 経 過 措 置 の ほ か 、

平 成 20 年 の 国 と 同 じ 給 料 表 導 入 に 伴 う も の な ど 、 制 度 改 正 に 伴 う 激 変 緩

和 の た め の 経 過 措 置 が そ れ ぞ れ 設 け ら れ て い る 。こ れ ら の 経 過 措 置 は 措 置

さ れ て か ら 相 当 の 期 間 が 経 過 し て お り 、完 全 な 制 度 移 行 が な さ れ て い な い

状 況 が 続 い て い る 。 本 委 員 会 は 昨 年 の 報 告 に お い て 、 経 過 措 置 に つ い て 、

廃 止 に 向 け た 検 討 が 必 要 と 述 べ た と こ ろ で あ り 、国 に お い て は 既 に 経 過 措

置 が 廃 止 さ れ て い る こ と や 他 都 市 の 状 況 等 も 踏 ま え 、本 市 に お い て も 総 合

的 見 直 し の 実 施 に 合 わ せ て 、 本 年 度 末 を も っ て 平 成 18 年 の 給 与 構 造 改 革

に お け る 経 過 措 置 を 廃 止 す る こ と が 適 当 で あ る 。そ の 他 の 経 過 措 置 に つ い

て は 、廃 止 の 方 向 で 検 討 し て い く と と も に 、当 該 経 過 措 置 に 係 る 経 過 措 置

額 に つ い て は 、こ の 度 の 本 市 に お け る 総 合 的 見 直 し に 係 る 給 料 表 の 引 下 げ

改 定 を 踏 ま え 、 同 様 の 改 定 を 行 う 必 要 が あ る 。

ま た 、国 に お い て は 、50 歳 台 後 半 層 に お け る 給 与 水 準 の 上 昇 を 抑 制 す る

た め 、 昇 給 ・ 昇 格 制 度 の 見 直 し が な さ れ て い る 。本 市 に お け る 昇 給 ・ 昇 格

制 度 に つ い て は 、他 都 市 の 動 向 も 注 視 し つ つ 、本 市 の 実 態 や 総 合 的 見 直 し

の 実 施 状 況 を 踏 ま え 、 検 討 し て い く 必 要 が あ る 。

② そ の 他 諸 手 当

扶 養 手 当 に つ い て は 、本 年 の 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 に お い て 、人 事 院

の 調 査 結 果 と 同 様 に 、民 間 で は 配 偶 者 に 対 し て 家 族 手 当 を 支 給 し 、そ の 際 、

配 偶 者 の 収 入 に よ る 制 限 を 設 け て い る 事 業 所 が 一 般 的 で あ る と い う 結 果

に な っ た 。し か し 、一 部 民 間 企 業 に お い て 配 偶 者 手 当 の 見 直 し に 向 け た 検

討 の 動 き も 見 ら れ る こ と か ら 、民 間 、国 、他 都 市 の 動 向 を 注 視 し て い く こ

と と す る 。

ま た 、交 通 用 具 使 用 者 に 係 る 通 勤 手 当 に つ い て 、昨 年 、人 事 院 は 手 当 月

額 を 引 き 上 げ る 勧 告 を 行 っ た と こ ろ で あ る 。本 市 で は 今 年 度 か ら 距 離 区 分

の 見 直 し を 行 っ て い る が 、今 後 も 他 都 市 や 市 内 民 間 事 業 所 の 状 況 、本 市 の

実 態 等 を 踏 ま え た 検 討 が 必 要 で あ る 。

③ 再 任 用 職 員 の 給 与 等

本 年 の 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 に お い て 、民 間 事 業 所 に お け る 公 的 年 金

(23)

の 調 査 結 果 と 同 様 に 、公 的 年 金 が 支 給 さ れ る 再 雇 用 者 と 同 じ で あ る と す る

事 業 所 が ほ と ん ど で あ っ た 。

再 任 用 職 員 の 給 与 水 準 に 関 し て は 、今 後 も 引 き 続 き 、国 や 他 都 市 、民 間

の 動 向 等 を 注 視 し 、 必 要 な 検 討 を 行 う こ と と す る 。

④ 県 費 負 担 教 職 員 の 給 与 負 担 等

県 費 負 担 教 職 員 の 任 命 権 は 政 令 指 定 都 市 が 有 し て い る も の の 、給 与 負 担 、

教 職 員 定 数 、教 職 員 配 置 等 に 係 る 権 限 は 道 府 県 が 有 し て い る と こ ろ で あ る

が 、 県 費 負 担 教 職 員 の 給 与 負 担 等 に つ い て は 平 成 29 年 度 を 目 途 に 道 府 県

か ら 政 令 市 に 移 譲 さ れ る こ と と な っ て い る 。各 関 係 部 局 に お い て は 、勤 務

条 件 の 整 備 等 、 円 滑 な 移 譲 に 向 け て 準 備 を 進 め て い く 必 要 が あ る 。

(4) 人 事 管 理 に 関 す る 諸 課 題 ① 人 材 の 確 保 ・ 育 成

人 口 減 少 社 会 の 到 来 、少 子 高 齢 化 の 進 行 、地 方 分 権 の 進 展 な ど 自 治 体 を

取 り 巻 く 環 境 は 大 き く 変 化 し て お り 、各 自 治 体 は 自 ら の 判 断 と 責 任 に よ り 、

地 域 の 実 情 に 沿 っ た 行 政 を 展 開 し て い く こ と が 求 め ら れ て い る 。こ う し た

中 、職 員 の 果 た す 役 割 や 求 め ら れ る 責 任 も よ り 一 層 大 き な も の と な っ て い

る こ と か ら 、 強 い 使 命 感 を 持 ち 、 環 境 の 変 化 に 対 応 し 、 市 民 視 点 で 考 え 、

行 動 す る 人 材 の 確 保 ・ 育 成 が 喫 緊 の 課 題 で あ る 。

人 材 の 確 保 に 関 し て は 、 少 子 化 に 伴 う 受 験 年 齢 人 口 の 減 少 や 民 間 企 業 の

採 用 意 欲 の 高 ま り な ど か ら 、 有 為 な 人 材 の 獲 得 に 向 け た 競 争 が 今 後 ま す ま

す 激 し く な る こ と が 予 想 さ れ る 。 そ の 中 で 、 職 員 採 用 試 験 の 受 験 者 確 保 の

た め の 取 組 と し て 、 市 の 広 報 紙 ・ ホ ー ム ペ ー ジ や 就 職 情 報 サ イ ト へ の 採 用

情 報 の 掲 載 、 職 員 募 集 ガ イ ド の 作 成 、 採 用 説 明 会 の 開 催 、 合 同 就 職 セ ミ ナ

ー へ の 参 加 、 学 校 ・ 養 成 校 等 へ の 訪 問 な ど を 行 っ て い る 。 ま た 、 今 年 初 め

て 東 京 に お い て 岡 山 県 と 合 同 で 採 用 説 明 会 を 開 催 し 、 関 東 圏 の 学 生 等 に 、

本 市 で 働 く 魅 力 や や り が い の 発 信 を 行 う な ど 、 広 報 活 動 の 充 実 に 努 め て い

る と こ ろ で あ る 。 さ ら に 、 今 年 度 の 採 用 試 験 で は 、 受 験 者 の 増 加 を 図 る た

め 、新 た な 試 験 区 分 を 設 け る こ と や 試 験 内 容 の 見 直 し を 行 っ た 。引 き 続 き 、

多 様 で 有 為 な 人 材 確 保 の た め の 取 組 を 進 め て い く 必 要 が あ る 。

人 材 育 成 に 関 し て は 、 個 々 の 職 員 及 び 組 織 の 能 力 の 向 上 等 を 図 る た め 、

実 践 の 場 と な る 職 場 の 環 境 づ く り を 進 め る と と も に 、 人 事 管 理 と 職 員 研 修

(24)

進 に 当 た っ て は 、 政 策 立 案 過 程 や 職 場 マ ネ ジ メ ン ト に お い て 能 力 が 最 大 限

発 揮 さ れ る よ う 、昨 年 度 か ら 実 施 し て い る「 女 性 が 輝 く ! 岡 山 市 戦 略 研 修 」

な ど に 加 え 、 新 た な 女 性 職 員 を 対 象 と し た 研 修 が 予 定 さ れ て お り 、 キ ャ リ

ア 形 成 支 援 の 取 組 が 進 め ら れ て い る 。ま た 、若 手 職 員 の 育 成 の 取 組 と し て 、

5年 を 目 安 と し て い た 人 事 ロ ー テ ー シ ョ ン を 3∼4年 に 早 め 、で き る だ け 多

く の 職 場 を 経 験 で き る よ う に し た と こ ろ で あ る 。 さ ら に 、 組 織 の 効 率 的 な

運 営 及 び 職 員 が 働 き や す い 職 場 環 境 づ く り に お け る 管 理 職 員 の 職 場 マ ネ ジ

メ ン ト の 重 要 性 は ま す ま す 高 ま っ て い る こ と か ら 、 管 理 職 員 に 対 し て 、 職

場 マ ネ ジ メ ン ト 能 力 の 向 上 を 支 援 す る 研 修 の 継 続 的 な 実 施 が 求 め ら れ る 。

人 事 評 価 制 度 に つ い て は 、地 方 公 務 員 法 の 改 正 に よ り 、人 事 評 価 を 任 用 、

給 与 、 分 限 そ の 他 の 人 事 管 理 の 基 礎 と し て 活 用 す る こ と と さ れ 、 能 力 ・ 業

績 に 基 づ く 人 事 管 理 の 徹 底 が 求 め ら れ て い る 。 本 市 に お い て は 既 に 人 事 評

価 制 度 を 導 入 し 、 実 施 し て い る と こ ろ で あ る が 、 引 き 続 き 、 地 方 公 務 員 法

改 正 の 趣 旨 を 踏 ま え た う え で 、 公 正 ・ 公 平 性 、 信 頼 性 、 透 明 性 な ど を 高 め

な が ら 、 よ り 適 切 な も の と な る よ う 改 善 し て い く 必 要 が あ る 。

公 務 員 は 、 全 体 の 奉 仕 者 と し て 、 厳 正 な 服 務 規 律 を 保 ち な が ら 公 共 の た

め に 勤 務 す る も の で あ り 、 公 務 の 内 外 を 問 わ ず 高 い 倫 理 観 が 求 め ら れ て い

る 。 ま た 、 公 務 の 運 営 に 当 た っ て は 、 職 員 に 対 す る 市 民 の 信 頼 は な く て は

な ら な い も の で あ る 。 し か し な が ら 、 誠 に 遺 憾 な こ と に 、 本 市 職 員 に よ る

不 祥 事 が 相 次 ぎ 、 市 民 か ら の 信 用 が 大 き く 損 な わ れ る 事 態 と な っ て い る 。

職 員 に あ っ て は 、 こ の よ う な 危 機 的 な 現 状 を 厳 粛 に 受 け 止 め 、 い か な る

不 祥 事 も 起 こ さ な い と い う 意 識 を 持 ち 、 全 体 の 奉 仕 者 と し て 高 い 倫 理 観 と

強 い 使 命 感 を 保 ち な が ら 、 公 務 に 全 力 を 尽 く す こ と が 求 め ら れ る 。

任 命 権 者 に お い て は 、 こ れ ま で も 不 祥 事 防 止 に 向 け た 各 局 区 室 で の 研 修

の 実 施 や 階 層 別 の 研 修 等 に よ り 、 服 務 規 律 の 確 保 や 公 務 員 倫 理 の 醸 成 に 継

続 的 に 取 り 組 ん で き た と こ ろ で あ る が 、 あ ら た め て 職 員 一 人 ひ と り の 意 識

改 革 を 図 り 、 全 庁 を 挙 げ て 市 民 か ら の 信 頼 の 回 復 に 向 け て 取 り 組 ん で い く

こ と が 重 要 で あ る 。 ま た 、 管 理 職 員 に お い て は 、 日 頃 か ら 職 員 と の コ ミ ュ

ニ ケ ー シ ョ ン を 図 り 、 風 通 し の 良 い 職 場 環 境 づ く り に 努 め る な ど 、 不 祥 事

の 未 然 防 止 に 向 け た 取 組 を 徹 底 す る こ と が 必 要 で あ る 。

② 女 性 職 員 の 登 用

複 雑・高 度 化 、多 様 化 す る 行 政 課 題 に 応 え る と と も に 、効 率 的 に 市 政 を

(25)

新 た な 発 想 を 政 策 ・ 意 思 決 定 過 程 へ 反 映 し て い く こ と が 求 め ら れ る 。

本 市 は 、「 岡 山 市 特 定 事 業 主 行 動 計 画( 後 期 編 )」に お い て 、平 成 2 6年 度

末 ま で に 管 理 職 員 に 占 め る 女 性 職 員 の 割 合 を 8% と す る 目 標 を 掲 げ 、 平 成

27 年4月 1日 に お い て 、そ の 割 合 は8 .4% と 、昨 年 度 の 6 .5% か ら1 .9 ポ イ

ン ト の 増 加 と な っ た 。 ま た 、 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 の 改 正 に 基 づ く 、

新 た な 特 定 事 業 主 行 動 計 画 で は 、 女 性 管 理 職 員 の 割 合 に つ い て 、 将 来 的 に

30% を 目 指 す こ と と し 、 性 別 に よ る 固 定 的 な 職 務 分 担 の 観 念 を 払 拭 し 、 女

性 職 員 の 職 域 や 職 務 の 拡 大 を 進 め て い る と こ ろ で あ る 。

な お 、本 市 に お け る 女 性 職 員 の 在 職 状 況 を 見 て み る と 、行 政 職 給 料 表 適

用 者 に お い て は 他 の 年 齢 層 と 比 較 し て30歳 台 後 半 か ら4 0歳 台 前 半 層 に か

け て 最 も 多 く な っ て お り 、今 後 の 管 理 職 員 へ の 登 用 が 期 待 さ れ る 女 性 職 員

の 層 は 厚 み を 増 し て い る と 言 え る 。

さ ら に 、 女 性 職 員 の 登 用 拡 大 を 図 っ て い く た め に 、「 隗 よ り 始 め よ 」 の

精 神 の も と 、女 性 職 員 の キ ャ リ ア 形 成 支 援 や 意 欲 の 向 上 を 目 的 と し た 研 修 、

育 児 休 業 の 取 得 が キ ャ リ ア 形 成 に 影 響 し な い 人 事 管 理 の 実 施 、出 産・育 児

期 と そ の 前 後 の 柔 軟 な 人 事 異 動 、 人 事 配 置 な ど 様 々 な 取 組 を 行 っ て い る 。

女 性 の 職 業 生 活 に お け る 活 躍 の 推 進 に 関 す る 法 律 が 制 定 さ れ た こ と を

踏 ま え 、キ ャ リ ア ア ッ プ へ の 意 欲 向 上 と 意 識 改 革 、将 来 の 管 理 職 を 担 う 女

性 職 員 の 育 成 、所 属 長 等 の 意 識・姿 勢 の 改 革 、ワ ー ク・ラ イ フ・バ ラ ン ス

の 推 進 な ど 、継 続 的 な 取 組 が 重 要 で あ る 。男 女 が 共 に 職 務 に 対 す る や り が

い と 誇 り を 保 ち な が ら 公 務 を 担 っ て い く と い う 観 点 か ら 、性 別 、職 種 に と

ら わ れ な い 能 力・実 績 評 価 に 基 づ く 任 用 を 基 本 と し つ つ 、女 性 職 員 の 育 成

と 登 用 を 長 期 的 な 視 点 に 立 っ て 、 総 合 的 に 推 進 し て い く 必 要 が あ る 。

③ 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援

職 員 が 出 産 や 子 育 て 、家 族 の 介 護 等 、家 庭 生 活 に お け る 時 間 を 確 保 し 、

安 心 し て 働 き 続 け ら れ る 環 境 を 整 備 し て い く こ と は 、 組 織 の 活 力 や 公 務

能 率 の 維 持 ・ 向 上 の た め に も 重 要 な 課 題 で あ る 。

本 市 の 新 た な 特 定 事 業 主 行 動 計 画 に お い て は 、仕 事 と 子 育 て の 両 立 を 推

進 す る こ と を 目 的 と し 、男 性 職 員 の 子 育 て 休 暇 取 得 率 1 00% な ど 数 値 目 標

を 掲 げ 、制 度 周 知 、積 極 的 な 取 得 促 進 の 取 組 を は じ め 、育 ボ ス の 養 成 、育

休 代 替 職 員 の 配 置 な ど 様 々 な 新 し い 取 組 を 行 っ て い る 。 そ の 中 で は 、「 育

児 休 業 中 の 職 員 サ ポ ー ト メ ニ ュ ー 」を 実 施 し 、職 場 か ら の 定 期 メ ー ル 便 や

(26)

を 行 い 、 育 児 休 業 か ら の 復 帰 支 援 も 行 っ て い る 。

任 命 権 者 に お い て は 、引 き 続 き 、両 立 支 援 制 度 の 積 極 的 な 活 用 に 向 け て 、

職 員 及 び 職 場 の 意 識 改 革 を 進 め 、男 女 が 共 に 、ワ ー ク・ラ イ フ・バ ラ ン ス

を 実 現 し や す い 職 場 環 境 の 整 備 を し て い く こ と が 必 要 で あ る 。

な お 、本 年 の 人 事 院 勧 告 に お い て 、よ り 柔 軟 な 働 き 方 を 可 能 と す る た め 、

フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 度 の 拡 充 に つ い て の 勧 告 が な さ れ た と こ ろ で あ る が 、

本 市 に お い て は 国 の 状 況 、 他 都 市 等 の 動 向 を み て い く こ と と す る 。

④ 時 間 外 勤 務 の 縮 減

時 間 外 勤 務 の 縮 減 は 、職 員 の 心 身 の 健 康 の 保 持 と 増 進 、労 働 意 欲 の 維 持 、

公 務 能 率 の 向 上 、 ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス の 推 進 と い っ た 観 点 か ら も 重

要 な 課 題 で あ る 。

本 市 に お い て は 、 ノ ー 残 業 デ ー の 徹 底 や 週 休 日 の 振 替 制 度 、 勤 務 時 間 の

割 振 り 変 更 制 度 等 の 活 用 に 加 え 、サ ー ビ ス 残 業 は あ っ て は な ら な い と い う

認 識 の う え で の 時 間 外 勤 務 の 事 前 命 令 及 び 事 後 確 認 の 徹 底 な ど 、時 間 外 勤

務 の 縮 減 に 向 け た 様 々 な 取 組 が 行 わ れ て き た と こ ろ で あ る 。

し か し な が ら 、 政 令 指 定 都 市 に 移 行 し た 平 成 21 年 度 以 降 は 減 少 傾 向 に

あ っ た 職 員 1 人 あ た り の 平 均 時 間 外 勤 務 時 間 数 は 、 平 成 24 年 度 以 降 は 若

干 増 加 傾 向 と な っ て お り 、 ま た 、 過 重 労 働 面 談 該 当 者 は 平 成 26 年 度 は 増

加 し て い る 。

国 の 展 開 す る 夏 の 生 活 ス タ イ ル 変 革 ( ゆ う 活 ) を 契 機 に 、 本 市 で は 、 一

斉 定 時 退 庁 日 の 徹 底 及 び 朝 型 時 間 外 勤 務 の 推 奨 を 内 容 と す る「 定 時 退 庁 推

進 月 間 」(7月 及 び8 月 の2月 間 )を 試 行 的 に 実 施 し た と こ ろ で あ り 、こ う

し た 取 組 を 通 し て 職 員 の ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス や 業 務 の 効 率 化 な ど に

対 す る 意 識 が 醸 成 さ れ 、年 間 を 通 じ た 時 間 外 勤 務 の 縮 減 に 繋 が る こ と が 望

ま れ る 。

任 命 権 者 に お い て は 、過 重 労 働 職 員 に 対 す る 適 切 な 対 策 を 講 じ つ つ 、 事

務 の 効 率 化 ・ 簡 素 化 を は じ め と す る 事 務 事 業 の 見 直 し や 人 員 の 適 正 な 配 置

を 行 う な ど 、 時 間 外 勤 務 、 総 実 勤 務 時 間 の 縮 減 に 向 け た 取 組 を 引 き 続 き 推

進 し て い く こ と が 必 要 で あ る 。 管 理 職 員 に お い て は 、 職 員 の 業 務 内 容 、 業

務 量 、 勤 務 状 況 を 常 に 把 握 し て 適 正 な 業 務 配 分 を 行 う な ど 、 職 場 全 体 の 適

切 な マ ネ ジ メ ン ト に 努 め る こ と が 重 要 で あ る 。 さ ら に 、 職 員 一 人 ひ と り が

コ ス ト 意 識 を 高 く 持 ち 、 計 画 的 な 進 捗 管 理 や 事 務 効 率 の 向 上 に 努 め る こ と

(27)

⑤ 職 員 の 健 康 の 保 持 と 職 場 環 境 の 整 備

市 民 ニ ー ズ や 行 政 課 題 の 複 雑・高 度 化 、多 様 化 に 伴 い 、職 員 の 心 身 の 負

担 は 増 大 し て い る 。職 員 が 心 身 と も に 健 康 を 保 持 し 職 務 に 従 事 す る こ と は 、

公 務 能 率 の 向 上 や 市 民 へ の 質 の 高 い サ ー ビ ス の 提 供 、活 力 あ る 組 織 の 維 持

の た め に 不 可 欠 な も の で あ り 、職 員 が 健 康 で 職 務 に 専 念 で き る 環 境 を 整 え

る こ と は 、 事 業 主 の 重 要 な 責 務 で あ る 。

平 成21 年 度 以 降 、本 市 に お け る 長 期 病 休 者 の う ち 、そ の 原 因 が メ ン タ ル

ヘ ル ス の 不 調 に よ る も の が 約 5割 を 占 め 、 依 然 と し て 高 い 水 準 で 推 移 し て

い る 。 メ ン タ ル ヘ ル ス 対 策 に つ い て は 、 労 働 安 全 衛 生 法 の 改 正 に 伴 い 、 職

員 の 心 理 的 な 負 担 の 程 度 を 把 握 す る た め の ス ト レ ス チ ェ ッ ク が 義 務 付 け ら

れ 、 本 市 に お い て も 昨 年 度 か ら 実 施 さ れ た と こ ろ で あ り 、 そ の 結 果 の 職 場

へ の フ ィ ー ド バ ッ ク な ど 、 メ ン タ ル ヘ ル ス 不 調 者 の 発 生 防 止 に 活 か さ れ る

こ と が 求 め ら れ る 。

ま た 、 メ ン タ ル ヘ ル ス 研 修 等 に よ り セ ル フ ケ ア ・ ラ イ ン ケ ア に 関 す る 職

員 の 意 識 を よ り 高 め る こ と 、 相 談 窓 口 を 周 知 す る こ と 、 所 属 長 ・ 職 場 ・ 産

業 保 健 ス タ ッ フ ・ 人 事 担 当 課 が 連 携 ・ 協 力 し な が ら 総 合 的 な 対 策 を よ り 一

層 推 進 し て い く こ と が 重 要 で あ る 。

セ ク シ ュ ア ル・ハ ラ ス メ ン ト や パ ワ ー・ハ ラ ス メ ン ト 等 は 、個 人 の 尊 厳

を 侵 害 す る も の で あ り 、職 場 環 境 、 組 織 運 営 に 悪 影 響 を 及 ぼ す だ け で な く

公 務 能 率 の 低 下 、 ひ い て は 、市 民 サ ー ビ ス の 低 下 と い っ た 影 響 に ま で 及 ぶ

こ と が 懸 念 さ れ る 。ハ ラ ス メ ン ト の 未 然 の 防 止 と 発 生 時 の 対 応 な ど に つ い

て の 所 属 長 向 け の 研 修 の 実 施 、「 ハ ラ ス メ ン ト に 対 す る 手 引 書 」 の 活 用 な

ど に よ り 、管 理 職 員 を 中 心 に ハ ラ ス メ ン ト を 許 さ な い 職 場 づ く り を 継 続 的

に 進 め て い く と と も に 、リ ー フ レ ッ ト や ポ ス タ ー の 配 布 な ど 相 談 窓 口 の 周

知 や ハ ラ ス メ ン ト を 許 さ な い と い う 意 識 の 徹 底 を 、引 き 続 き 図 っ て い く こ

と が 必 要 で あ る 。 本 年 は 、 ハ ラ ス メ ン ト に 関 す る ア ン ケ ー ト 調 査 が 実 施 さ

れ て い る と こ ろ で あ り 、 ハ ラ ス メ ン ト の 撲 滅 に 向 け 有 効 に 活 用 さ れ た い 。

職 員 間 の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン は 、心 身 の 不 調 や ハ ラ ス メ ン ト の 防

止 、 早 期 発 見 ・ 早 期 対 応 に つ な が る た め 、 そ の 重 要 性 を 職 員 一 人 ひ と り が

十 分 に 認 識 し 、職 員 間 で 相 互 に 関 心 を 払 い 、明 る く 風 通 し の 良 い 職 場 環 境

づ く り に 取 り 組 ん で い く こ と が 必 要 で あ る 。

⑥ 高 齢 期 の 雇 用 問 題

(28)

る こ と に 伴 い 、 平 成 26 年 度 か ら 公 的 年 金 が 全 く 支 給 さ れ な い 定 年 退 職 者

が 生 じ る こ と と な っ た 。本 市 に お い て は 、 雇 用 と 年 金 の 確 実 な 接 続 を 図 る

た め に 、昨 年 4月 か ら 再 任 用 制 度 の 運 用 が 見 直 さ れ た と こ ろ で あ る が 、 す

で に 定 年 退 職 者 の 多 く が 再 任 用 職 員 と し て 職 務 に 励 ん で お り 、今 後 も 再 任

用 希 望 者 の 増 加 が 見 込 ま れ る 。

平 成 25 年 3 月 に 閣 議 決 定 さ れ た 「 国 家 公 務 員 の 雇 用 と 年 金 の 接 続 に つ

い て 」 に お い て は 、 当 面 、 定 年 退 職 す る 職 員 が 公 的 年 金 の 支 給 開 始 年 齢 に

達 す る ま で の 間 、 再 任 用 希 望 者 に つ い て は 再 任 用 す る も の と さ れ て い る 。

ま た 、 政 府 は 、 平 成 28 年 度 ま で に 、 定 年 の 段 階 的 な 引 上 げ や 再 任 用 制 度

の 活 用 の 拡 大 そ の 他 の 雇 用 と 年 金 の 接 続 の た め の 措 置 を 講 ず る こ と に つ

い て 検 討 す る も の と さ れ て い る 。

任 命 権 者 に お い て は 、昨 年 に 引 き 続 き 、本 年 も 再 任 用 職 員 を 対 象 に 職 務

状 況 を 把 握 す る た め の 調 査 を 実 施 し た と こ ろ で あ る が 、知 識 及 び 経 験 豊 か

な 定 年 退 職 者 の 能 力 や 技 術 を 十 分 に 活 か し な が ら 、 多 様 化 ・ 高 度 化 す る 行

政 ニ ー ズ に 的 確 に 対 応 す る こ と が で き る よ う 、 実 情 に 応 じ 、 再 任 用 制 度 を

適 切 に 運 用 し て い く 必 要 が あ る 。

⑦ 多 様 な 雇 用 形 態 の 職 員

本 市 に お い て は 、社 会 情 勢 の 変 化 や 多 様 化・高 度 化 す る 行 政 ニ ー ズ に 迅

速 か つ 持 続 的 に 対 応 す る た め 、 常 勤 の 一 般 職 の 職 員 と と も に 、 非 常 勤 職 員

な ど の 多 様 な 雇 用 形 態 の 職 員 が 、 市 政 運 営 の 重 要 な 担 い 手 と し て 協 働 し

日 々 職 務 に 精 励 し て い る 。

こ れ ら の 職 員 が 、高 い 意 欲 と や り が い を 持 ち な が ら 安 心 し て 職 務 に 励 み 、

協 働 関 係 が 円 滑 、強 固 な も の と な る よ う 、制 度 趣 旨 や 関 係 法 令 等 を 踏 ま え 、

そ れ ぞ れ の 職 務 の 内 容 と 責 任 に 応 じ た 適 切 な 処 遇 の 確 保 と 良 好 な 職 場 環

境 の 整 備 に 引 き 続 き 努 め る 必 要 が あ る 。

お わり に

本 年 の 職 員 の 給 与 等 に 関 す る 報 告 は 以 上 の と お り で あ る 。

既 に 述 べ た と お り 、 人 事 委 員 会 の 勧 告 制 度 は 、 労 働 基 本 権 制 約 の 代 償 措 置

と し て 、 職 員 に 対 し 、 社 会 一 般 の 情 勢 に 適 応 し た 適 正 な 勤 務 条 件 を 確 保 す る

こ と を 目 的 と す る も の で あ る 。 質 の 高 い 行 政 サ ー ビ ス を 持 続 的 に 提 供 し て い

く た め に は 、 職 員 が 高 い 士 気 を 保 ち つ つ 、 安 心 し て 職 務 に 励 む こ と が で き る

参照

関連したドキュメント

(平成 28 年度)と推計され ているが、農林水産省の調査 報告 14 によると、フードバン ク 45 団体の食品取扱量の合 計は 4339.5 トン (平成

「騒音に係る環境基 準」(平成10年環境庁 告示第64号)及び「特 定工場等において発生 する騒音の規制に関す る基準」(昭和43年厚

の 45.3%(156 件)から平成 27 年(2015 年)には 58.0%(205 件)に増加した。マタニティハウ ス利用が開始された 9 月以前と以後とで施設での出産数を比較すると、平成

平成26年度事業報告には、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律施

7 前各項のほか、 「帯広市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を 定める条例(平成 25 年 3 月 27 日条例第

平成30年度

平成29年度

内 容 受講対象者 受講者数 研修月日 アンケートに基づく成果の検証