肢体不自由養護学校におけるハイテク機器の利用 : 教師へのアンケート調査をとおして
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(2) . 北海道教育大学紀要 (第1部C) 第4 2巻 第2号 ion( Sec i l lof Hokkaido Universi ty ofEducat t jouma on1 C)Vo ‐42 .2 , No. 平成4年2月 Febmary ,1992. 肢体不自由養護学校におけるハイ テク機器の利用 -- 教師へのアンケート調査をとおして --. 上. 谷. 宣. 正. はじめに 学校教育における教育機器のしめる位置の重要さについては, だれも異論をはさむ余地は無いで あろう. しかも教育機器は, 最新のものほどその教育効果も大きいと考 えられているむきがある. そのため文部省は毎年多大な予算を用いて, 時代の最先端をゆく技術で生 みだされた, 最新の工業 製品を教育機器として導入してきた. , ラジオ, 白黒テレビ, カラーテレビ, 閉回路テレビ放送シス テム, VTR 6ミリ映写機, 8ミリ撮影機及び映写機, プロ ジェクター, OHP , カメラ,1 , 実物投影 機, LL システム, ステレオ, 拡声器, 校内放送システム, テープレコーダー等々, 特殊教育独特の ものとしては, 拡大提示装置, 補聴器, オ プタコン, 電動かなタイ プライター等がそれにあたる. これらの機器が効果的に教育に生かされているかどうかを考える際,19 80年を境にしてそれ以前 と以降とに分ける必要がある.1980年以前の機器は機械的操作を主とし, 比較的単純な操作で機器 が操れた. ほとんどすべての教師が短時間の学習あるいは講習でその機器の操作法を修得でき, す ぐに教育に利用できた. 特別のマニュアルを常備する必要もそれほどなかった. 教育効果も大変す ぐれたものがあり,1 6ミリ映画フイルムはライ ブラリーとして各地の教育センター等にリソースさ れ現在でも有効に利用されている. しかし1980年以降は機器が高機能, 高性能化し, いわゆるハイ テク教育機器となった, ハイテク教育機器という言葉はまだ一般化しているとは言いがたく, はっ き り と定 義 化 さ れ て は い な い が, こ こ で は マイ ク ロ コ ン ピ ュ ー タ あ る い は そ れ に 準 ず る 機 能 を 持 っ. た電子機器を組み込んだ多機能, 高性能をうたっ た教育機器と定義し, つ ぎのものを指すことにす る. VTR (VHS, 8 mm), プ ロ グラ ム 電 卓, カ メ ラ 一 体 型 VTR(ビ デオ カ メ ラ)~ ワ ー プ ロ, BS チ ュ ー ナ ー, パ ソ コ ン, ラ ジカ セ, レ ー ザ ー ディ ス ク, CD プ レ ー ヤ ー, コ ピ ー 機(ハ ン デ ィ ー コ ピ. ー含む) , 印刷機, フ ァックシミリ(FAX) , 電子楽器, トーキングエイ ド. これらの機器は多機能, 高性能ではあるが, はたして利用者にとっ て使いやすくなっているであろうか. 本来機器の機能は 利用者の利便性を考えて付加されるもので, その機能が付加されたため に利用者はより使いやすく なるべきものである. しかし1980年以 降のハイ テク教育機器をみてみると, 利用者の利便性という よりメーカー側の事情で付加した機能が目につく. その機能が付加されたため に基本の機能までも 使いずらくなってしまっ て機器が多い. VTR はその典型である. チューナー, 予約録画機能, 標準 速と3倍速切り替え機能, 頭だし機能, エ プィッ ト機能, ノイ ズリ ダク ショ ン機能等, 次から次に 新しい機能が付加され, それに伴っ て操作ボタ ンもふえ, 機器はボタンの山と化してしまっ た い . までは分厚いマニュ アルを常に参照しないと, 最も簡単なテレビ番組の録画すら できなくなっ てし ま っ て いる.. このように1 980年以降導入された教育機器は,教育現場で十分機能しているかどうか疑わしい現 157.
(3) . 上 谷 宣 正. 実である. さらに文部省は将来の情報社会に学校教育を適合させるため, 平成6年までに特殊教育 諸学校を含め, あるゆる学校にコンピュ ータを導入する計画である. コ ンピュ ータ はこれまでの教 育機器とは大きく異なっ ている. これまでの教育機器はあらかじめ使用目的が明らかで, 機能が限 定されているため, その使用方法を教育で取り上 げることはほとんどなかっ た. それに比べてコン ピュータは, もともとそれ自体は特定の機能は持っ ておらず, ソフトによって機能が決定される‐ ソフトがなけれ ば何もできない機器である. そのためソフトを創ることの教育が重要な仕事になっ ている. いいかえればコンピュ ータはそれを利用して何かをする前に, コンピュ ータ自身を合目的 的に動くようにさせることが一仕事である. このことは文部省の平成元年の調査にもあらわれてお り, コンピュータをある程度操作できる教員は小, 中高校全体平均で17%, 指導までできる教員は 6%足らずである. 特殊教育では一部の児童・生徒を除いて, コンピュータそれ自体やそのプログ ラミング方法を教育する必要はない. 利用方法が重要なのである. さらに言うと特殊教育教師はコ ン ピ ュ ー タ の 操 作 方 法 や プ ロ グラ ミ ン グ を マ ス タ ー す る だ け で は だ め で, トー タ ル 的 に コ ン ピ ュ ー. タを使いこなせなければならない. このように新しい教育機器としてこれまでと異なっ た時限の機 器が導入されつつあるこの時期に, ハイテク教育機器に対する特殊教育に携わる教師の意識および 利用方法を把握しておくことは, これからの教育における教育機器の在り方を考える上から非常に 重要だといえる.. 1. 研究目的 これまで文部省および NHK では学校教育における視聴覚機器あるいは情報機器 について は調 査研究している. しかしこう した機器を1 980年以前の旧タイ プの物と198 0年以降のハイテク機器 とに分類し, ハイ テク機器に焦点を当てて研究したものは見当たらない. 本論文は特殊教育の中でも特にハイ テク教育機器の利用によっ て, 最も教育効果の期待される肢 体不自由養護学校に焦点を当て, そこで働く教師のハイテク機器 (上にあげたハイテク教育機器に 留守番電話, ファミコン, ゲームボーイ および無線器を加えた) の利用の実体をアンケートによっ て, 次の観点から明らかにすることを目的とする. ( ) 肢体不自由養護学校の教師はハイ テク教育機器を学校でどれだけ利用しているか. 1 ( 2 ) どのようなハイテク機器を個人的に所持し, その利用形態はどうか. ( 3 ) ハイテク機器の利用の仕方に一般に言われているような性差, 年令差あるあるいは教職経験 年数差等はあるか. ( 4 ) ハイテク教育機器の中でも最も利用機会の多い VTR の利用形態はどうか. ( ) ハイテク機器の中で操作の複雑なワープロおよびパ ソコンを肢体不自由養護学校ではどれだ 5 けの教師が利用し, それらに対しどのような意見を持っているか.. 1 1 . 研究方法. 1. 調査対象者 道南唯一の肢体不自由養護学校である北海道函館養護学校の全教員. 2. 調査用紙 調査は独自, に作成したアンケート用紙を用い, 記名式で実施した. 158.
(4) . 肢体不自由養護学校におけるハイテク機器の利用. 3. 調査方法 199 1年7月1日に上記の学校の校長を通して研究部部長に依頼した. 1 991年7月10日回収. 回収率は46人中44人の96%であっ た. 残り2人は出張等で不在の為回収できなかった.. m. 結果および考察 1. 調査対象者の年齢構成及び教職経験年数. 43%) 57%) 5人 ( 調査対象者の性別年 齢別構成を表1に示す. 性別構成は男性2 , 女性19人 (. で ある.. 表1 性別年齢別構成. 男性(~. 2. 女性 仏) 5 合計‐ (局 1 割合( % ) 14 3. 1 ▲. 年齢区分 20~25 26^‐30 31~3536~40 41~45 46~5051~55 56以上 計 い) 3. 3. 4. 2. 5. 5. 25. 4. 5. 5. l. 0. l. 0. 19. 7. 8. 9. 2. 2. 6. 5. 必. 9 15 ‐. 182. 20 6 ‐. 6 4 .. 4 6 .. 6 114 13 ‐. 5歳では男性2人, 女性3人, 合計5人, 全体に占める割合11 性別年齢別構成は,20~2 .4%であ 5‐9%である. 31~35歳 0歳では男性3人, 女性4人, 合計7人, 全体に占める割合は1 る. 26~3 2%である.36~40歳では男性4人, 女 では男性4人女性5人, 合計8人, 全体に占める割合は18. 6%である.41~45歳 では男性1人, 女性1人, 合計2 性5人, 合計9人, 全体に占める割合は20‐ 人, 全体に占める割合は4.6%である. 46~50歳では男性2人女性0人, 合計2人, 全体に占める 3‐6%で 割合は4‐6%である.51~55歳では男性5人, 女性1人, 合計6人, 全体に占める割合は1 ある. 56歳以上では男性5人, 女性0人, 合計5人, 全体に占める割合は11 ‐4%である. 教職経験年数を性別経験年数別に示したもの が表2である.(経験年数については質問に1人記入 がなかっ たので, 解答者数は43人である.) 表2 性別教職経験年数別構成 0~5 6~10 11~1 516~20 2 1~万 26~30 31~3536以上 1 ▲. 経験年数 男性(~ 女性 ( 人 ). 3. 5. 4. 3. 2. 3. 6. 0. lo. l. l. 0. 0. 0. 合計{~. 9. 5. 4 1. 2. 4. 2. 3. 4. 31 8 ‐. 4 5 ‐. 9 1 .. 4 5 ‐. 6 8 ‐. 9 1 .. 割合 ( % ) 205 114. 4. 0年の者が5人 で最も多く, 11年から15年と36年以上 が4人, 男性では教職経験年数6年から1 0年の2人と続き, 16年から 5年以下と21年から25年およ び31年から35年の3人, 26年から3 20年は1人で最も少ない. 経験年数区分を10年毎にすると,10年までが8人,11年から20年まで が5人, 21年から30年までが5人, 31年以上が7人である. 女性では11年から15年が10人で最も多く, 5年以下6人, つ づ いて16年から20年と21年か ら25年の1人で, 6年から10年と26年以上はいない. 0 20‐9%) 32.6%) で最も多く, 5年以下の9人 ( 全体では11年から1 4人 ( 5年 が1 , 6年から1 7. 0%) とっづ 9 3%) 年5人 ( 1 1 . , 31年から35年3人 ( ‐6%) , 21年から25年と36年以上4人 ( 159.
(5) . 上. 谷 官 正. き, 最も少ないのは1 6年から20年と2 6年から30年の2人 ( 4.7%)である. 特殊教育の経験年数について性別に示したもの が表3である 男性では11年から1 5年が7人と . 最も多く, ついで6年から10年の6人, 21年から2 5年の4人, 5年以下の3人, 16年から20年 および31年から3 5年の2人ずつ, 26年から30年の1人と続く. 表3 性別特殊教育経験年数別構成 経験年数. 0~5 6~10 11~1 516~20 21~25 26~30 31~353 6以上. 男性 仏). 3. 6. 7. 2. 4. l. 2. 0. 女性 W. 7. 2. 8. l. 0. 0. 0. 0. 8. 15. 3. 4. l. 2. 0. 6 8 ‐. 9 1 .. 2 3 .. 4 5 ‐. 0. 合計(刈 lo 割合( 7 % ) 22‐. 18 2 34 1 ‐ ‐. 女性では11年から1 5年が8人で最も多く, ついで5年以下の7人, 6年から10年の2人,16年 か ら2 0年の1人と続く. 21年以上は1人もいない.. 全体では11年から1 5年が1 5人 ( 34.1%) で最も多く, ついで5年以下1 22 0人 ( ‐7%) 6年か ら1 0年 ( 1 8. 2%) 9‐1%) 1 6年から2 0年3人 ( 6 8% ) 3 1年から3 5年 , 21年から25年4人 ( , . , 2人 ( 4.5%) 2 6年から3 0年1人 ( 2 3% ) と続く , . . 特殊教育の経験の みで普通校の教職経験のない人について, 性別経験年数別に示したのが表4で ある. 男性は1 4人 ( 56%) 4人 ( 77‐8%) 65 , 女性は1 , 全体では28人 ( ‐1%) が特殊 教育諸学校 のみ経験し普通学校の経験がない. 経験年数別にみると男性は5年未満と11年から15年および16 年から20年が100%で最も割合が高く, 6年から1 0年80%,26年から3 0年50%,21年から 25 年33‐3%とつづく. 31年以上にはいな い. 女性は16年から20年が100%で 5年も未満8 3.3 , %, 1 1年から15年80%でその他にはいない. 表4 特殊教育の経験のみの性別年齢別経験年数 0~5 6~1011~1 516~20 21~25 26~30 31~35 3 6以上 計(~ 1 ▲. 経験年数 男性 仏) 女性 い). 3. 4. 4. l. l. 0. 0. 14. 5. 0. 8. l. 0. 0. 0. 0. 4 1. 合計 W. 8. 4. 12. 2. l. l. 0. 0. 28. 7 l ‐. 3 6 ‐. 3 6 .. 0. 0. 割合( 6 14 3 42 9 % ) 28 ‐ . ‐. 以上の結果から, この学校 の教員構成は男女ほぼ半々 である 年齢の面からみると40歳代は男女 . 共に少ない(年齢区分は結果では5年毎に区切っ てあるが, 10年毎に区切っ ても結果 に影響はない ので, これから後の結果考察は20歳から30歳までを20歳代,31歳から40歳までを30歳代 41歳 , か ら5 0歳までを40歳代,51歳以上を50歳代と区分しおこなう) 40歳代を除くと男性はあらゆる . 年齢層にはほぼ均等 に配置されているが, 女性は20歳代と30歳代の若い年齢層に集中し 40歳代 , 以上の者はほとんどいない. 教職経験年数の面から見ると年齢のところで見ら れると同じ現象が現れている 男性はあらゆる . 経験年数の者がほぼ均等 に配置されているが,女性は1 5年以下の比較的短い経験年数の者が大多数 を しめ て いる.. 特殊教育の経験年数の面からみると,1 5年以下の比較的短い者が全体の7 5%と多いが,男性では 28%は21年以上のベテランである. 肢体不自由養護学校の場合, 常に児童・生徒を抱きかかえたり, 背負ったりと体力を使う機会が 160.
(6) . 肢体不自由養護学校におけるハイテク機器の利用. 多く, 教師には体力的な若さが要求される.40歳代以上の女性がほとん どいないのはそんな理由に よるのかも知れない. しかし肢体不自由の教育は若さと同時に非常な専門性と経験をも必要として い る. この 学 校 は50 歳 代 が 25 % お り, バ ラ ンス が よ く と れ て い る よ う に 思 わ れ る. ま た 全 体 の 65‐. 2.9%は10 1%は特殊教育だけの経験者である. 特に女性は77 .8%とその比率が高い. もちろん4 年以下の者であるが, 中には29年間特殊教育 一筋 の者もいる. 特殊教育を行っ ていく上で, 普通教 育の教職経験が必要か どうかについては, 人によっ て意見が分れるが, 特殊教育は専門性が非常に 強く要求される分野なので, 特殊教育の専門家ができるだけ多くなっ てほしいと願っ ている筆者に は, 特殊教育専門の教員の多いこの学校は望ましい姿だといえる.. 2. 学校でのハイテク教育機器の利用 この学校には備品としてハイテク教育機器は, VTR 8台 (VHS ‐7台, 8 mm l台) , ビデオカ メ ラ 2 台, ラ ジカ セ 10 台, ワ ー プロ 2 台, パ ソ コ ン 1 台, ト ー キ ン グ エ イ ド 1 台, 電 子 楽 器(シ ン セ サイ ザー) 4 台, コ ピ ー 機 4 台, レ ー ザ ー デ ィ ス ク 1 台, C D プ レ ー ヤ ー 1 台, フ ァ ク シ ミ リ 1. 台, 無線機1組がある. その内ワープロ1台とコピー機1台とファクシミリは事務専用に使用 して いる. まだまだハイ テク教育機器の備品は少ないが, 今年中にはコンピュ ータがまとまっ て設置さ れる予定である. このように学校に備え付けられたハイテク機器および自分の所有するハイテク機 器を, 学校でどれだけ使用しているかを性別年令別に示したものが表5, 図1および図2である. 使 用 者 割 合 の 高 い 順 に 並 べ る と, 男 性 で は コ ピ ー 機 ( 64‐0 %), VTR(60 0 %), ワ ー プ ロ (56.0 ‐. 2‐0%) 電子楽器およ びパソコン ( %) 32.0%), 電卓 ( 36 3 20‐ ‐0%) , ラジカセ ( , ビデオカメラ ( 4 0%) , トーキングエイ ド( ‐0%) , である. ハイ テク教育機器を全く使用していない者も2人 (8 %) い る・ 女 性 で はコ ピ ー 機 (89‐5 %), VTR (74 0 %), ラ ジカ セ (68‐4 %), 電 卓 ( 57.9 %), ワ ー プ ロ ‐ 2 1 1 グ ビデオカメラ % ) ト ー キ ン エ ド 電子楽器 イ (15‐8 %) パ ソ コ ン 6%) 4 7 4% ( ( 52. ( ) . , ‐ , ,. ( 5. 3%) で, 女性にはハイテク機器を全く使用していないものは1人もいない. 全体でコピー機 (75‐0 %), VTR(65 9 %), ワ ー プ ロ (54‐5 %), ラ ジカ セ (47.7 %), 電 卓 ( 45.5 %), ビ デオ カ ‐. メラ ( 34.1%) 31‐8%) 1 3.6%) 9‐1%) である. , 電子楽器 ( , パ ソコン ( , トーキングエイ ド ( 年齢別にハイテク教育機器の学校での使用者割合が高い順にみると, VTR は30歳代 ( 1 00%) , 50歳代 ( 5%) 5QO%) 54‐ 41.7%) の順である. ビデオカメラは30歳代お , 40歳代 ( , 20歳代 ( よび40歳代( 27 5QO%) 16 68. ‐3%) , 50歳代( , 20歳代( ‐7%)の順である. ラジカセは30歳代( 8%) 50%) 36‐4%), 2 0歳代( 33‐3%)の順である. ワー プロは30歳代( 75. , 40歳代( , 50歳代( 0%) 54‐5%) 41.7%) 25‐0%) の順である. パ ソコンは20歳代 , 50歳代 ( , 20歳代 ( , 40歳代 ( と4 0歳代 ( 25‐ 0%) 1 2‐5%) の順で50歳代 で使用 している者はない. トーキングエイ , 30歳代 ( 0歳代 ( 25.0%) 12‐5%) ドは4 9‐1%) の順で20歳代で使用している者は , 50歳代 ( , 30歳代 ( ない. 電子楽器 は30歳代 ( 50.0%) 25.0%) 2%) の順 であ 18. , 20歳代 と40歳代 ( , 50歳代 ( る. 電卓は3 62‐ 5%) 41‐7%)50歳代 ( 0歳代 ( 36 25‐0%) の順であ , 20歳代 ( ‐4%) , 40歳代 ( る. コピー機は30歳代 ( 93‐8%) 75‐0%), 50歳代 ( 63‐6%)4 0歳代 ( 50.0%) の順 , 20歳代 ( で ある.. 普通学校経験者と特赦学校 のみの経験者のハイ テク教育機器の使用割合を比べてみる と, VTR で は 56‐3 % 対 71.4 %, ビ デオ カ メ ラ で は 31.2 % 対 35.7 %, ラ ジカ セ 37‐5 % 対 53.6 % ワ ー プ ロ. では37 9%, 電子楽器では1 8‐8%対39‐3%, 電卓では ‐5%対60‐7%, パ ソコンでは6‐3%対17. 37‐5%対50 0% 2 5%対8 2 コピー機では6 1%といずれも特殊学校のみの経験者の方が使用割 ‐ , . . 161.
(7) . . 上. 谷 宣 正. 合が高い 表5 性別年令別ハイテク教育機器使用者 性 別 使 用 割. 轍. ビデオカメラ ラジカセ ワープロ ノくソコン TA 電子楽器 電卓 コピー機 利用なし 利用機器 男性(~ 15 11 8 14 5 5 l 9 16 2 割合 ( %) 6QO. 44 0 ‐. 女性仏) 14. O 32 ‐. 4. 割合 ( O % ) 74 .. 13. 56 O ‐ lo. 2QO l. 4 0 . 3. 2QO 9. 36 O 64 0 ‐ . 11 17. 8 O ‐ 0. 57 9 895 ‐ 20 33. 2. 年 齢 別 使 用 割. 21 1 ‐ 15. 68 4 .. 52 6 ‐. 利用者数 29. 21. 幼. 割合 ( 9 %) 65 ‐ 6. 34 1 ‐ 3. 47 7 .. 543. 4. 6. 545. 27 3 . 2. 364. 2. 2. 50 O .. 5QO. 50 O . 11. 25 0 ‐ 12. 25 0 25 O 25 O . . . 2 2 8. 25 0 50 O . . lo 15. 125 12 5 50 O . . 3 0 3. 625 5. 93 8 . 9. 0. 50歳代 割合 40歳代 割合. 30歳代 割合 20歳代 割合 特殊専門 割合. 5 3 15 8 47 4 ‐ . . 6 4 1 4 6 13 . 0. 9 8 1 31 ‐ ‐ l 2. 455. 75 O .. 4. 7. 545. 0. 63 6 .. l. 9 1 18 2 . ‐ l l. 36 4 .. l. l. 2. 0 4 5 ‐ l 9 1 . l 25 O ‐ 0. 16. 8. 1仰. 5QO 2. 68 8 . 4. 75 .O. 5. 16 7 . lo. 33 3 ‐ 5 1. 41 7 . 17. 25. 0 0. 20. 5. 2. 25 0 . 11. 41 7 . 14. 75 O . 23. 0. 71 4 ‐. 35 7 .. 53 6 ‐. 60 .7. 17 9 ‐. 7 l .. 39 3 .. 50 O .. 82 1 .. 0. 41 7 .. 5. 0 0. (※ T -A: トーキン グエイ ド). □. 男性. 図 女性 -』 全体 A. B. C. D. E. F. G. H. 1. 丁. (※ A:VTR, B :カ メ ラ 一帯型 VTR C :ラ ジカ セ D : ワー プ ロ E : パ ソコ ン F , , , ,. トーキングエイ ド, G:電子楽器, H:電卓, 1:コピー機 J:利用していない) ,. 図1 性別ハイテク教育機器使用割合 以上の結果から, この学校の教師はコピー機,VTR およびワープロは男女とも半数以上の者が使 用している. しかも どの年代の者もよく使用している. 反対にトーキングエイ ドとパ ソコンはどの 年代も使用者が少ない. これは学校に1台ずつしかなく, しかも特殊な機器であるからであろう. ビデオカメラとパソコンを除いて, 女性の方が男性より学校での使用者の割合が多いのは興味を ひかれる傾向である. 特にラジカセ, トーキングエイ ド, 電子楽器および電卓は女性の利用者が圧 倒的に多い. 電卓を除いて全て音を出す機器であることが, 原因かもしれない. 年代による違いを見ると, 最もよくハイテク教育機器を使用 している年代は30歳代である. トー キングエイ ドとパ ソコンを除き使用者の割合が最も高い.逆に50歳代は全般的に使用者の割合が低 い.50歳代と40歳代の男性に全くハイテク教育機器を学校で使用しない者がいるのも興味深い.女 性の同じ対象年齢者が1人ずつしかいないので, 男性だけにハイテク教育機器を使用 しない者がい たからといって男性が必ずしもハイ テクアレルギーを持ちやすいとはいえない. しかしハイテク教 育機器の利用割合が女性の方が多いことを考えると, そう した傾向があるのかもしれない. 特殊教 育の経験のみの者のハイテク教育機器の使用割合は、 トーキングエイ ドを除き全ての機器において 162.
(8) . 肢体不自由養護学校におけるハイテク機器の利用. 使用割合が高い、 特に ビデオカメラ, パ ソコン, トーキングエイ ドおよび電子楽器を除いた機器の 使用割合は50%以上である. これは一つには年齢 が若く, 女性の割合が高いということがあ げられ る で あろ う.. パ ソコンは学校には1台しか備 品は無いが, 男性では2割の者が学校で使用 している. 年代別に 見ると50歳代では使用者は誰もいない. 年代が上がるほ ど使用人数は減少している. しかも女性の 使用割合は非常に低い. パ ソコンの-機能だけ取り出したワープロにはそう した顕著な傾向は見ら れない. パ ソコンは年齢の上昇と共に理解しにくくなるという一般論を証明したことになる. 今年 中にたくさんのパソコンが導入されることを考える と, 何か対策が必要に思える.. 圏 51以上. □ 41~50 園 31~40 圏 20~30 (※ A :VTR, B :カ メ ラ 一 帯 型 VTR, C :ラ ジカ セ, D: ワ ー プロ, E : パ ソコ ン, F. トーキングエイ ド, G:電子楽器, H:電卓, 1:コピー機, J:利用していない). 図2 年齢別ハイテク教育機器使用割合 3. ハイテク機器の個人所有 ハイテク機器の個人所有について 生別, 機器別に示したものが, 表6あよび図6である. 全体で 6 %, CD45 5 %,ビ デオ 個 人 所 有 の 多 い 順 に みる と, ラ ジカ セ 77‐3 %, ワ ー プ ロ 72‐7 %, VTR63 ‐ ‐ カ メ ラ 36.3 %, 留 守 番 電 話 お よ び 電 子 楽 器 34‐1 %, パ ソ コ ン 20‐5 %, フ ァ ミ コ ン 15‐9 %, BS チ. 3.6%, プロ グラム電卓9.1%, ゲームボーイ および電子手帳6.8%,コピー機および無線 ューナ1 機 2‐3 %, で あ る. 6 %, CD45 5 全体 で個人所有の多い順 にみる と, ラ ジカ セ 77.3 %, ワ ー プ ロ 72.7 %, VTR63‐ ‐ %, ビ デオ カ メ ラ 36.3 %, 留 守 番 電 話 お よ び電 子 楽 器 34.1 %, パ ソ コ ン 20.5 %, フ ァ ミ コ ン 15. 9 %, BS チ ュ ナ ー 13.6 %, プ ロ グ ラ ム 電 卓 9.1 %,G ゲ ー ム ボ ーイ お よ び 電 子 手 帳 6.8 %, コ ピ ー. 機および無線機2‐3%, である. 性別に個人所有の高い順にみていく と,男性 は VTR とワー プロおよ びおよ びラ ジカセ 72.0 %, CD48 0 %, ビ デ オ カ メ ラ 44.0 %, 留 守 番 電 話 32.0 %,BS チ ュ ナ ー と パ ソ コ ン お よ び 電 子 楽 器 16. . 0 %, プ ロ グ ラ ム 電 卓 と フ ァ ミ コ ン お よ び電 子 手 帳 12.0 %,LD と コ ピ ー 機 お よ び ゲ ー ム ボ ーイ 4 %. でファックスと無線機はだれも所有していない. 女 性 で は 同 じ く 多 い 順 に な ら べ る と, ラ ジ カ セ 84.2 %, ワ ー プ ロ 7 3. 3%, 電 子楽器57.9%, VTR52 6 %, CD プ レ ー ヤ 42.1 %, 留 守 番 電 話 36.8 %, ビ デオ カ メ ラ お よ びパ ソ コ ン 26‐3 %, フ . ァ ミ コ ン 2LI %, BS チ ュ ー ナ お よ び ゲ ー ム ボ ーイ 10.5 %, LD お よ び 無 線 機 と フ ァ ッ ク ス の 所 有 者 は な い.. 年齢別, 機器別に示したものが図3である. 各機器について年齢別に所有割合の多い順にみてい くと, VTR は30代8L3%,4 3.6%,20代41 0代7 5.0%,50代6 .7%, で20代を除いて50%以 6. 0‐0%,50代27‐3%,20代1 上の者が個人所有している. ビデオカメラは30代56.3%,40代5 8.8%,50代9.1%, で20代の所有者はいない. ラジカセ 7%, BSチューナ40代50.0%,30代1 2.7%,20代58. 3%, といずれも年代の50%以上が個人所有 は3 0代1 0%,40代75.0%,50代7 163.
(9) . 上. 谷 官 正. し て い る. LD は 30 代 の み 12‐5 % が 所 有 し て い る CD プ レ ー ヤ ー は 30 代 56 3 % 40 代 50 0 . . . , %, 20 代 41.7 %, 50 代 36‐4 % で あ る コ ピ ー 機 は 50代 の み 9.1 % が 所 有 し て い る フ ァ ッ ク ス . .. はどの年代も個人所有していない. 留守番電話は20代5 0.0%,50代36 .4%,30代31 .3%, で40 代の所有者はいない. プロ グラム電卓は30代1 2‐5%, 50代9.1%, 20代8‐3%で40代の所有者 は い な い. ワ ー プ ロ は 30 代 87.5 %, 40 代 75‐0 % 20 代 66 7 % 50 代 63 6 % で あ る パ ソ コ , ‐ , ‐ , . ン は 30 代 37‐5 %, 40 代 25‐0 %, 20 代 16.7 % で 50 代 の 所 有 者 は い な い フ ァ ミ コ ン は 30 代 37 . ‐. 5%と50代9.1%のみ所有している. ゲームボーイ は30代18. 8%のみ所有している. 電子手帳は 50代18‐ 2%と30代6 %のみ所有している 無線機は3 0代6 3%のみ所有している ‐ . . . 電子楽器は 30代68‐8%,20代と40代2 5.0%が所有している. 全ての年齢層で50%以上の者が個人所有して いる 機 器 はラ ジカ セ と ワ ー プ ロ で あ る.. 表6 ハイテク機器の年代別個人所有割合. 靴. 所 有 性 別 割 合 年 齢 別 所 有 割 合 男性 割合 女性 割合 全体 割合51以上 割合41~50割合 31~40割合 21~30割合 人 % 人 % 人 % 人 % % 人 % 人 % 人. 18 72 O ‐ ーオカメ ラ 11 440 ピブ .. BSチューナ ラ ジカセ. ID コピー機. F獄. 16 842 34 77 3 ‐. O l 4 . 2 48 1 O . l 4 O ‐. l 5 3 2 4 5 ‐ ‐ 8 42 1 20 45 5 ‐ . 0 0 2 3 ‐. 7 63 6 . 3 273. 3 75 O ‐ 2 5QO. 13 81 3 ‐ 9 563. l 9 1 ‐ 8 72 7 . 0 0. 2 50 O . 3 75 O ‐ 0 0. 3 18 8 . 16 1仰 2 125. 7 58 3 ‐ 0 0. 4 364. 2 50 O . 0 0. 9 56 3 . 0 0. 0 0. ワー プロ ファミ コ ン ゲーム ボーイ. 電子手帳. 機 電子楽器. 0. 5 41 7 . 0. 0. 0. 0. 4 364. 0. 0. l. 0. 0. 5 31 3 ‐ 2 125. 6 50 O . l 8 3 .. 18 72 O 1 4 73 7 32 72 7 . . ‐ 4 16 O 2 5 6 3 2 9 0 5 . ‐ 3 12 O 4 21 1 7 15‐ 9 ‐ . l 4 O 2 0 5 3 1 6 8 ‐ .. 7 63 6 ‐ 0 0. 1 4 875. 0. 3 12 O ‐. 0. 0. 0. 0. 0. 9 1 .. 0. 電卓 ノくソコ ン. 0. 7 36 8 15 34 1 . . 5 3 4 9 1 . .. 0. 8 32 O .. l. 5 41 7 . 2 16 7 .. 9 1 ‐ 0. 1 ▲. 田・ ・ 雷電満古 プロ グラム. 4 16 O ‐ O 18 72 .. 1 1. CDプ レー ヤ. 6 28 63 lo 52 6 ‐ . 5 263 16 34 3 ‐ 2 105 6 13 6 ‐. 3 12 O . 0 0 4 16 O ‐. 0 l. 0. 3. 6 8 ‐ 2 3 .. 5 3 l ‐ 11 579 1 5 34 1 ‐. 3 75 O ‐ l 25 O ‐. 0. 9 1 . 0. 0. 0. 6 375. 8 66 7 . 2 16 7 . 0 0. 0. 0. 0. 0. 2 182. 0. 0. 3 18 8 ‐ l 6 3 .. 0. 0. 0. 0. 0. 0. l. 0. 0. 0. 0. l 25 O ‐. l 0. 6 375. 6 3 ‐ 8 11 68 ‐. 3 25 O .. 以上の結果からラジカセ,ワープロおよび VTR は半数以上の者が所有している ワー プロはパ ソ . コンも含めると実に84.1%もの者が所有し, 必需品化している. VTR は ビデオカメラも含めると 68. 2%の者が所有している. 所有割合の低い20歳代の女性を除くと7 8.4%とこれも所持割合が非 常に高く必需品である. 2 0歳代の女性の所持割合が低いのは, 今や約7割もの家庭 に VTR が普及 していることを考えると, 家庭を持っていない者が多いためではないだろうか . 男女の所有割合に大きな差がある機器はビデオカメラ, 電子手帳, プログラム電卓および電子楽器 である. その内電子楽器は女性の方が圧倒的に所持割合が高い. これは女性に楽器を弾ける者が多 い た め と 考 え ら れ る. 余 り 大 き く は な い が, パ ソ コ ン, フ ァ ミ コ ン お よ び ゲ ー ム ボ ーイ の 所 持 割 合. も女性の方が多い. 学校でのパ ソコンの使用割合は圧倒的に男性が多いのに個人所有割合は女性の 方が多いのはなぜだろうか. 164.
(10) . 肢体不自由養護学校におけるハイテク機器の利用. 年齢別では学校の備品の利用の場合にも言えることであるが,30歳代のハイ テク機器の所持割合 は非常に大きい. 仕事にもなれ, 収入もかなりなものになり, 家庭も持ち, 教育に対する情熱も高 まり,新奇な物に対する興味も大きくなるためではないであろうか.40歳代および50歳代はワープ ロは6割以 上の者が所有しているのに, パ ソコ ンは両群で1人しか所有していない。 この両群はパ ソコンは学校でも使用しないし, 個人でも所有していないという特長がある. パ ソコ ンが学校に導 入されると, この年齢の者が中心になっ ていかないと, 実績は上がらないと思われるので, 導入の 際はそのことをよく考慮して機種を決定する必要があるよう に思われる. 90 I. 50 30 lo. l. □ 男性. A. 圏 女性. “『′. 70 - I \. 1 嗣 . A. B. C D. 亀. / 騒. -=-. 全体. 麗 ふみ搬毒. 圏 r駆 , E F G. H 1 丁. K. L. M N. 。 P. Q. (※ A:VTR, B : ビデオ カ メ ラ, C :BS チ ュ ー ナ D :ラ ジカ セ, E : レー ザー ディ ス ク , F:CD プ レー ヤ, G:コ ピー 機, H :FAX, 工 : 留 守 番電 話, J : プ ロ グラ ム 電 卓 K: ワ ,. ープロ, L:パソコン, M:ファミコン, N:ゲームボーイ, 0:電子手帳, P:無線機, Q: 電子楽器). 図3 ハイテク機器性別個人所有割合 1以上 圏5. □ 41~50 図 31~40 圏 20~30. A. B. C. D. E F G. H I I K. L. M. N. O P Q. (※A :VTR, B : ビデオカ メ ラ, C :BS チ ュ ー ナ D: ラ ジカ セ E : レー ザー ディ ス ク , , F:CD プ レー ヤ, G:コ ピー 機 H :FAX 1 : 留 守番 電話 J : プロ グラ ム 電卓 K : ワ , , , ,. ープロ, L:パソコン, M:ファミコン, N:ゲームボーイ 0:電子手帳 P:無線機 Q: , , , 電子楽器). 図4 ハイテク機器年代別個人所有割合 4. ハイテク機器の使用感 自分の所有しているハイ テク機器の使用感についてまとめたものが表9である. 操作性について良いと答えた者の割合は35 4%, 悪いと答えたもの .9%, 普通と答えたもの56. 7.7%である. 機能性では大変良い7 7% 良い3 8 普通5 5% 1 3% 悪い2 . , . , ‐ , ‐6%である. 価格で は良い 5.1 %, 普 通 73‐4 %, 悪 い 20.5 % で あ る. デ ザイ ン で は 良 い 13.5 %, 普 通 73.0 %, 悪 い 1 5%である. 教育上の有効性では大変ある 8‐1 %, 有 る 56.8 %, どち ら と も い え な い 29‐7%, 3. 165.
(11) . 上 谷 宣 正 あ ま り な い 5‐4 % で あ る. マ ニ ュ ア ル に つ い て は 良 い 20‐0 %, 普 通 60.0 %, 悪 い 14‐3 %, 大 変 悪 い 5.7% で あ る. モ デ ル チ ェ ン ジ で は良 い 30.3 %, 普 通 606 %, 悪 い 6.1 %, 大 変 悪 い 3.0 % で ある. 大 き さ・重 量 で は 良 い 18‐9 %, 普 通 48‐6 %, 悪 い 27.0 %, 大 変 悪 い .4 % で あ る. と っ つ. 3‐9%, 普 3‐5%である. 互換性では良い1 8‐9%, 普通67.6%, 悪い1 きやすさ (親禾臣性) 良い1 通58‐ 3%, 悪い16 ‐7%, 大変悪い11‐1%である. 表7 ハイテク機器の使用感 大変良い 割合 良い 割合. 操作性 機能性 価格. 0. 0. 3 0. 7 7 ‐ 0. デザイン. 0. 0. 有効性. 3. マニ ュア ル モ デルチ ェ ンジ. 9 4 35 1 ‐ 15 385 2. 普通 割合. 悪い 割合 大変悪い. 0. 0. 0. 21 O . 5 14 O .. 0. 0. 0. 0. 2. 5. 4 0 5 14 .. 0. 0. 2. 2. 6 1 ‐. l 2. 5 7 . 3 O . 5 4 .. 56 4 .. 3. 20. 51 3 . 73 4 .. l. 29. 割合. 0. 22. 7 7 ・ 2 6 ‐. 8. 5. 5 1 . 135. 27. 21. 56 8 ‐. 11. 0. 8 1 ‐ 0. 7. 2QO. 21. 0. 0. lo. 20. 60. O 60 6 .. 大きさ・重量 取り付きやすさ. 0. 0. 7. 30 3 . 18 9 .. 18. 48 6 .. O lo 27 .. 0. 0. 7. 18 9 .. 25. 5 14 0 .. 0. 0. 互換性. 0. 0. 5. 13 9 ‐. 21. 67 6 . 58 3 ‐. 6 17 0 .. 4. 11 l ‐. 73 O . 7 29 .. 大変良いあるいは大変有る と答えたものが1人でもあっ た項目は機能面と教育上の有 効性3人 2.7%で,教育上の有効性24 6 ‐8%であった.大変良いあるいは良いを1項目でも付けた者は32人7 人 64‐9 %, 機 能 面 18 人 48.6 %, 操 作 性 14 人 35,9 %, モ デ ル チ ェ ン ジ 10 人 30.3 %, マ ニ ュ ア. ル, 大きさ・重量およ びとっつきやすさ (親矛廿性) 7人20.0%, デザイ ンおよび互換性5人14 ‐0 ジカセ 0人 1 と答えた者の内1 2人はラ 操作性が大変良いあるいは良い %, 価格2人5 , ‐4%である. はワープロ, 9人は VTR, 6人はCD プレーヤの所有者である. 機能面が大変良いあるいは良いと 答えた者の内1 5人はラ ジカセ,11人はワー プロあるいは VTR, 6人は CD プレーヤの所有者であ る.価格が大変良いあるいは良いと答えた者は VTR およびラ ジカセの所有者である.デザイ ンが大 変良いあるいは良いと答えた 者内5人はラジカセ, 3人は VTR,留守番電話およ びワープロの所有 6人はラ ジカ 者である. 教育上の有効性 が大変有るあるいは有ると答えた者内17人はワー プロ, 1 セ,1 3人は VTR, 9人はCD プレーヤ, 7人は ビデオカメラ, 6人は電子 楽器の所有者である. マ ニュアルが大変良いあるいは良いと答えた者内5人はラ ジカセ, 4人は VTR お よ びワ ー プロ, 3 人はパソコンの所有者である. モデルチ ェ ンジが大変良いあるいは良いと答えた者の内8人はラジ カ セ, 7人 は VTR, 5 人 は ワ ー プ ロ あ る い は 電 子 楽 器, 4 人 は ビ デ オ カ メ ラ あ る い は CD プ レ ヤ. ー, 3人はパ ソコンあるいは衛生放送受信機の所有者である. 大きさ・重量が大変良いあるいは良 いと答えた者はラ ジカセあるいはワープロの所有者である. とっつきやすさ (親矛野性) が大変良い あるいは良いと答えた者は留守番電話あるいはワー プロの所有者 である. 互換性が大変良いあるい は良いと答えた 者はワー プロあるいはラ ジカセの所有者である. 2人27 2人27‐3%で, 大きさ・重量1 悪いあるい大変悪いを1項目でも付けた 者は1 .3%, 互換 性 10 人 22.7 %, 価 格 8 人 18.8 %, マ ニ ュ ア ル 7 人 15‐9 %, デ ザイ ン お よ び と っ つ き や す さ (親. 矛廿注)5人114 %, 操作性およびモデルチェ ンジ3人6 .8%, 教育上の有効性2人 4.5%, 機能面 3%である. 1人2. 3‐6%で, 互換性4人9‐1%, マニュアルおよび大きさ・ 大変悪いを1項目でも付けた者は6人1 重量2人4. 5%, モデルチェ ンジ1人2‐3%である. 操作性が悪いあるいは大変悪いと答えた者は 166.
(12) . 肢体不自由養護学校におけるハイテク機器の利用. VTR, ワープロある いはパ ソコ ンの所有者である. 機能面 が悪いあるいは大変悪いと答えた者は CD プレーヤ, 留守番電話, ワー プロおよ び電子楽器の所有者である. 価格が悪いあるいは大変悪い と答 えた 者 はワ ー プ ロ, VTR, パ ソ コ ン, ラ ジカ セ あ る い は CD プ レ ー ヤ の 所 有 者 で あ る. デ ザイ. ンが悪いあるい は大変悪い と答えた者はワー プロの所有者である. 教育上の有効性があまり無いあ るいは無いと答えた者は VTR, ラジカセ, CD プレーヤ, 留守番電話, ワー プロ, 電子手帳あるい は電子楽器の 所有者である. マニュ アル が悪いあるいは大変悪いと答えた者はワー プロ, ラ ジカセ あるいはCD プレーヤの所有者である. モデルチェ ンジが悪いあるいは大変悪いと答えた者はワー プロ, CD プレーヤあるいは電子楽器互 換性が悪いあるいは大変悪いと答えた者はワープロ, VTR およ びパソコ ンの所有者である. VTR の所有 者である. 大きさ・重量が悪いあるいは大 変悪いと答 えた 者 はワ ー プ ロ お よ び パ ソ コ ンの 所 有 者 で あ る. ワ ー プ ロ, パ ソ コ ン, CD プ レ ー ヤ あ る い は ラ ジ. カセの所有者である. 互換性 が悪いあるいは大変悪い と答えた者はワー プロの所有者である. VTR の互換性が大変悪いと答えた者はベータ方式の所有者である. 以上の結果から自分の所有しているハイ テク機器について最も高く評価している 面は, 教育に対 する有効性で約7割の者が大 変有るあるいは有ると評価 している. その評価の 対象となった機器は ワー プロ, ラジカセ, VTR, CD プレーヤおよび電子楽器である. 個人所有の割合の高い機器であ り, また学校での使用割合の高い機器でもある. これらの機器を個人所有する理由は, 学校で備品 を有効に使うため個 人で買っ て使い方を修練するため, 学校で使いたいが備品の数が少ないためそ れを補うた め, 学校で少ない備品をより 有効に使用するためには家で教材を準備しなけれ ばならな いため等が考えられる. 次に高く評価している項目は機能性である. 約4割の者 が大変良いあるい は良 い と評 価 して い る. そ の 評 価 の 対 象 と な っ た 機 器 は ラ ジカ セ, ワ ー プ ロ, VTR, CD プ レ ー ヤ. である. 教育に対する有効性の評価で高い評価を受けた機器と全く同じ機器である. 逆に最も悪く 評価されている面は, 互換性およ び大きさ・重量である. その評価の対象になっ ている機器はワー プロとパ ソコンである. 次に悪く評価されている 面は, マニ ュアルで, その評価の対象に なっ てい る 機 器 も ワ ー プロ と パ ソ コ ン で あ る. ワ ー プ ロ は 良 く も 悪 く も 評 価 の 対 象 に な っ て い る こ と が 解 か. る. それだけ教師の意識が高い機器であることが解かる. 皆の願っ ているワー プロの姿は次のよう になる. 機能的で操作 がしやすく, 大きさ, 重量が小さく, 安価で, 解かりやすいマニュ アルがつ いて互換性 が有る. 5. VTR の使用形態 について. VTR の 使 用 形 態 に つ い て 示 した も の が 表 8 で あ る. レ ンタ ル シ ョ ッ プ で ソ フ ト(主 と して 娯 楽 作. 品) を借りてきて利用 している者16人56‐3%, 教育センター等から教育用ソフトを借りてきて利 用している者1人 3.3%, テレ ビ番組から娯楽作品 を録画している者19人63.3%, テレビ番組か ら自分の子供の為の番組を録画している 者14人46‐7%, テレ ビ番組から授業に役立つ番組を録画 0‐0%,自分の子供の している者17人56‐7%授業に役 立つ番組 を自分自身で製作している者3人1 2人40.0%, 学校行事を撮影 録画している者8人26.7%, 児童生 成長記録を撮影録画 している者1 3%, 編集機で編集して使っている者1人3‐3%, 予 徒の行動記録を撮影録画している者13人43‐ 0%, 教養の為に使っ て 約録画をよく使う者20人66‐7%, 予約録画はほ とんど使わない者3人10. 3‐3%である. いる者7人2 性別年齢別に VTR の使用形態をみると,自分の子供の成長記録を録画している者,男性8人26. 0%対女性2人 6.7%, 予約録 7%対女性4人13‐3%, 学校行事を録画している者, 男性6人20. 0‐0%対女性0人および教養の為に使っ ている者, 男性7 画機能はほとんど使わ ない者, 男性3人1 167.
(13) . 上 谷 宣 正. 人23. 3%対女性0人は男性の方が女性よりその割合が高い.他の項目は男女間にそれほど大きな差 は み ら れ な い‐. 年齢別に見ると30歳代はレンタルショッ プでソフト(主として娯楽作品)を借りてき ている者11 人36‐7%. テレ ビ番組から娯楽作品を録画している者11人36‐7% テレビ番組から自分の子供の , 為の番組を録画している者 9人30.0%, テレ ビ番組から授業に役立つ番組を録画 している者 9人 30‐0%, 自分の子供の成長記録 を録画している者7人23‐3%, 学校行事を録画している者5人1 6. 8%, 児童生徒の行動記録を撮っている者6人20.0%, 予約録画機能をよく使う者 1 0人33. 3%の 9項目で他の年齢より利用割合が高い. 表8 性別年齢別VTR使用形態 男 性 女 性 50歳代 割合 輯歳代 割合3 0歳代 割合 2 0歳代 割合 5 0歳代 割合 輯歳代 割合3 0歳代 割合2 0歳代 割合 A. l 0. 3 O . 0. l. B. 0. 3 3 ‐ 0. 4. 6 7 ‐ 3 3 . 3 3 ‐. 4 13 3 . 4 13 3 . 4 13 3 .. l. 3 3 ‐ 0. 0. 0. 3 13 ‐ 0. 2. 0. 0. 0. 0. 7 23 3 ‐. l. 0. 0. 0. 0. 0. l. 3 3 . 3 3 .. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 7 23 3 . 5 16 7 . 5 16 7 ‐. l. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 2. 6 7 ‐. 0. 7 6 . 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 3 lo 0 . l 3 3 .. 0. 3 3 . 0. 0. 7 6 ‐ 0. 0. 3 3 ‐ 3 3 .. 13 3 .. 2 l. E. 2. 6 7 ‐ 6 7 ‐. F. 0. 0. l. G. 2. 4 133. 2. l 2. 3 3 . 0 2 lo ‐. 4 13 3 . 2 6 7 ‐. 0. l. 6 7 ‐ 3 3 . 6 7 ‐. 0. H. 0. 0. 33. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 4 13 3 . l 6 7 .. l. J. 3 3 . 0. l 3 3 ‐ 3 l 3 ‐. 0. 0. K. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. L. 4. 3 13 . 3 3 .. 2. 0. 0. l 33. l. 6 7 . 3 3 .. 0. 0. 0. 0. 7 23 3 . 0 0. N. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0. O. 3. 2. 6 7 ‐. 0. 0. 0 0. 0. M. l. l. 2 lo 0 . 0 0. l. 0. 0. 0. 0. 0 lo ‐. l. 3 3 ‐. 0. 3 lo 0 ‐. 1 ▲. 3 3 ‐ 0 3 3 .. l. l. 1 ▲. 4 2. 1 1. C D. 33. 0. 0 0. l 2 l. 3 3 . 3 3 . 6 7 . 0. l. 3 3 ‐ 0 0. 0 0 0 0. (※A:レンタルショップでソフト(主として娯楽作品)を借りてきている, B:教育センター 等から教育用ソフトを借りてきている, C:テレビ番組から娯楽作品を録画している,D:テ レビ番組から自分の子供の為の番組を録画して いる, E:テレビ番組から授業に役立つ番組 を録画している, F:授業に役立つ番組を自分自身で製作している, G:自分の子供の成長記 録を録画している, H:学校行事を録画している, 1:児童生徒の行動記録を撮っている, J:編集機で編集して使っている, K:コンピュータと連動させて編集している, L:予約録 画機能をよく使う, M:予約録画機能はほとんど使わない, N:アフレコ機能をよく使う, 0:教養の為に使っている). 以上の結果からこの学校の教師は VTR を,テレビ番組から娯楽作品を録画している テレビ番組 , から自分の子供の為の番組を録画 している, レンタルショッ プでソフト(主として娯楽作品)を借り てきているという形で最もよく利用 していることがわかる 授業に役立つ番組を自分自身で製作し . ているや編集機で編集して使っている者は非常に少ない つまりレンタルショッ プで借りたり テ . , レビから録画したりあるいはビデオカメラを使って自分で撮影 したソフトは加工することなく い , わゆる鏡的使用といわれるそのままの形で利用 していることになる しかしテレビ番組から授業に . 役立つ番組を録画したり, 児童生徒の行動記録を撮ったり, 授業に役立つ番組を自分自身で製作し て VTR を教育に役立てている者がかなりいることはすばらしいことである ビデオカメラを使っ . て, 自分の子供 の成長記録を録画してたり, 学校行事を録画した り, 児童生徒の行動記録を撮っ て いろは女性に比べ男性に多い, この理由はビデオカメラを持っ ている者が男性に多いためであるが , 168.
(14) . 肢体不自由養護学校におけるハイテク機器の利用. 基本的には男性にビデオカメラを買っ てでも何かを撮影したいという気持ちが強いためと思われる. 教養のために使っているのが男性のみ7人もいるのは興味深い. 意外なのは教育センター等から教 育用ソフトを借りてきて利用している者が1人と以外に少なく, ビデオに関しては教育センター等 がリソースの役割をほとんど果たして いないことである. これは肢体不自由養護学校だけの現象で あ ろ う か.. 6. ワー プロおよ びパ ソコンの使用形態について ワープロおよびパ ソコンの使用形態について示したものが表9である. 文書作成機能を使ってい る者38人97. 4%, 表計算機能を使っ ている者3人7‐7%, 作図 (お絵画き) 機能を使っ ている者 2人5.1%, スキャナーと共に使い, 絵および手書き資料の編集をしている者3人7 ‐7%, 学級通 信を書くのに使っ ている者14人35‐9%, 成績管理に使っている者1人5‐1%, 教材作成に使っ て いる者6人1 5‐4%, 教材提示に使っ ている者3人7 .7%, データベース機能を使っ て資料の管理に 使っ ている者5人12‐8%, ゲーム機能を使い遊んでいる者6人 154 %. 表9. 利用形態 文沓作成機能 表計算機能. ワー プロ およ びパソ コ ンの 使用 形態. 人数 割合 38 97 4 .. 利用形態 DTP. 人数 割合 0. 0. .3 2. 7 7 ‐ 5 1 .. データベース. 5. ゲーム. 6. 8 12 ‐ 15 4 .. ス キ ャナ ー利 用. 3. 0. 0. プログラミング言語の学習 言語を使ってのソフト開発. 0. 通信機能. 7 7 ‐ 0. 0. 0. 0. コ ンピュ ータミ ュー ジ ック. 0. 0. 周辺機器の制御 音声合成. 0. 0. 0. 0. VTRとスー パーイ ンポーズ. 0. 0. 作図機能. ファク シミリ. 0. 学級通信. 4 1. 就眠Bは. l. 教材作成 教材呈示. 35 9 ‐. 5 1 ‐ 6 15 4 ‐ l 5 1 ‐. 以上の結果から言えることは, ワープロやパ ソコンを持っ ている者の大多数は文書作成機能のみ を使っ ている. 表計算機能や作図機能を使ったり, スキャ ナーを併用している者は少ない. つまり 学級通信や教材作成を作成しても, 文章だけの入力でイラストを入れたり, 地図や絵を入れたりし て 使 っ て は い な い こ と を 物 語 っ て い る. お そ ら く そ れ ら の も の は 後 で別 の 紙 に 描 いて, コ ピ ー し て い る の だ と 思わ れ る. こ れ で は い つ ま で た っ て も デ ー タ が た ま っ て い か な い. た く さ ん 付 加 さ れ た. 機能も死んでしまっ ていることになる. 中にはデータベース機能を積極的に使っ ている者がいるこ とは高く評価できる. ワープロやパ ソコンはデータベース機能や通信機能を使っ て初めてその真価 を発揮するものであるので, もっ ともっ と多くの者がこの機能を利用して欲しい. また特にパ ソコ ン は ゲ ー ム をや る こ と に よ っ て リ テ ラ シ ー が 増 す と い わ れ て い る の で, 年 齢 に 関 係 なく ゲ ー ム も 楽. しんでもらいたい. 養護学校で当面できることとして, ワープロや パ ソコンを使っ て教材作成や教 材呈示がある. 積極的に行っ て欲しいものである. 7. ワー プロおよびパ ソコンへの関心ならびに使用経験 ワープロに関心の有る者36人7 5‐4%, 関心の無い者2人4.5%. パ ソコンに関心のある者31人 70.5 %, 無 い 者 2 人‐ ワ ー プ ロ に も パ ソ コ ン に も 両 方 関 心 の あ る 者 27 人 61‐4 %, 両 方 と も 関 心 の. 無い者2人4‐5%である. 169.
(15) . 上 谷 宣 正◆. 8人40‐9%である. 5.4%, パソコンの使用経 験のある者1 ワー プロの使用経験のある者36人7 4 5% 機会がない2人 パ ワー プロおよび ソコンへ関心をいだかない理由では, . , 難しい1人 2‐3 %である. 以上の結果からいえることはワー プロへの関心および使用経験の割合は非常に高い. ワー プロが 教師の必需品といわれる所以である. 一方パソコンに対する関心も非常に高い. しかし, 実際に使 用経験の有る者は半数にも満たない. これはワー プロあるいはパ ソコンへ関心をいだかない 理由に あるように機会がないため, あるいは難しそうで取り組むのに尻込みしてしまうためと思われる. あるいは忙しすぎるのかもしれない. 学校に大量のパ ソコンが入り, 利用を義務付けられるとます ます取り組みが難しくなっ てくる. 今のうちに学校側で時間 を創っ てパ ソコン訓練をする必要 があ るであろう. そう しないと自分たちで使えないパ ソコンを導入し, 後になっ て途方に暮れるこ とに なってしまう. 大学あるいは教育セ ンターも協力にバックアッ プする必要がある. 特に肢体不自由 養護学校の教師はパソコン教育をするのではなく, パ ソコンを使いこなして, 障害を持った児童・ 生徒をできるだけハンディ ーの少ない状態にしてやらなければならないのであるから. 8. パソコン所有者の機器構成 パ ソコン所有者 がどんな機器構成で使用しているかを示したものが表10である. 本 体 十 デ ィ ス プ レ ー 十 キ ー ボ ー ド で 使 っ て い る 者 10 人 1 00 %. プリ ン タ ー を 付 け て 使 っ て い る 者 10 人 1 00 %. イ メ ー ジス キ ャ ナ ー を 付 けて 使 っ て い る 者 4 人 40.0 %. ハ ー ド ディ ス ク を 付 け て. パソコンの所有者. 0.0%である. 使っ ている者2人20‐0%. マウスを付けて使っ ている者7人7. の 使 用 ソ フ ト は, ワ ー プ ロ 10 人 1 00 %. 表 計 算 2 人 20‐0 %.コ ン ピ ュ ー タ グラ フ ィ ッ ク ス 4 人 40‐ CAI I 人 10.0 %. 0.0% 00% 言語1人1 0 0% CAD I人1 0% 通信1人1. .. .. ‐. .. .. .. 表10 パ ソコ ンの利用 形態 ハー ドウエア - 人数. 割合. ソフ トウエア-. 人数 割合 lo 1仰. 本体. lo 1仰. ワー プロ. プリ ンター. lo 1仰. 表計算. 2. 20. コ ンピュ ータ . グラフィ ッ クス. 4. 40. ス キ ャナ ー. 4. 40. モ デム. 0. 0. 成績管理. 0. 0 lo lo. ノ、一 ドデイ スク. 2. 20. 通信. l. マ ウス. 7. 70. 言語. l. 0. C顔. l. lo. l. lo. AD コンノ{-夕. その他. 0 0. 0. 仰. 以上の結果からいえることは, パソコン所有者は本体十 ディ ス プレー十キーボード十プリ ンター と いう 形 で 使 っ て い る. マ ウ ス は 使 っ て い る が, ハ ー ド デ ィ ス ク は 2 割 の 者 しか 付 加 して い ず, モ. デムを付けているものは皆無である. ソフトはワープロは全員使っ ているがその他のソフトの使用 者は非常に少ない. ワープロ専用機とあまり違わない使い方をしていることが解かる. イメージス キ ャ ナ ー を 4 割 の 者 が 使 っ て い る の は, す ば ら し い こ と で あ る. パ ソ コ ン の グ ラ フ ィ ッ ク ス 機 能 が. 使えカ ッ ト, イラストや挿し絵あるいは児童・生徒の顔写真等が データベースに成りうるからであ る.. できればそうして作っ たデータ ベースは皆で共有してほしいものである. 言 語 は パ ソ コ ンの 基 本 で あ る の に 1 人 し か 使 っ て い な い. BASIC だ け で も よ い か ら マ ス タ ー を. 使うべきである. 170.
(16) . 肢体不自由養護学校におけるハイテク機器の利用. 9. パソコンの プログラミング経験およ びハー ドウエア一の知識 パ ソコ ンに 関 ものある者に, プロ グラミングの学習 経験の有無について質問した結果 は, 次のよ 94 %, 無し22人70‐9%. プログラミング学習経験者の中で, 習っ うである. 学習経験有り6人1 ‐3%で ただけで プロ グラミングはできない者4人66‐7%‐ 簡単な プログラムなら書ける 者2人33 あ る.. パ ソ コ ンの ハ ー ドウ エ ア 一 に つ い て は 20 人 64‐5 % が 全 く 知 ら な い と 解 答 し て い る. 勉 強 した こ. とはあるが, 自分では作れない者2人6‐5% が全く知らない と解答している. 勉強したことはある が, 自分では作れない者2人6.5%. 市販製品のセ ッ テン グく らいなら できる者4人66.7%であ る.. パソコン使用 者にパソコンを使っ ていて, 感じる不満や改良して欲しい点をたずねたところ互換 性と答えた者が3人いる. その他には, 教育現場にソフ トが少ない, 学習する研究体制が整っ てい ないため時間が取れない, 興味はある が集中して取り組める 時間がない, 操作に慣れる までに時間 がかかりすぎる が各1人いる. 以上の結果か ら言えることは, 過半数の者 がパ ソコンに関心は持っ ているが, 実際に使用 してい る者は3割である. 理由はパ ソコンは1セ ッ トそろえるとかなりの金額 がするし, 使う機能もワー プロに限定されるので, ワー プロ専用機を買うためではない だろうか. 実際に使用している者もそ の使用 形態はワー プロ専用機と何ら変わらない. パ ソコンはプログラミングができなけれ ば出来合 いのソフトを買う しかない. 現在市販されているソフトは非常に高価で, しかも教育に使える もの は少ない. 特に障害児用の教育ソフトは皆無に等しい. アメリカ には大 量の障害 自用の PDS ソ フ ト が通信ネッ トワーク で供給され, ほとんど無料で使用できる. 日本も早く そうなっ て欲しいもの で ある. 養護学校の教師は本当にやらなけれ ばならないことが多く あり. コンピュータの プログラミ ングを勉強する余裕はない. 最後にハー ドウエア一について少し触れると, 肢体不自由児のた めにパ ソコンを本格 的に利用 し ようとすると. 出来合いの機器 では役にたたないた め, ハードウエ ア一の知識な らびに技能 が必要 になってくる. できれ ば各教師がパ ソコンをマスター して, アセ ンブルするのではなく, 専門の技 師が教師の要望に沿っ て教師を援助できるシステムを構築してほしい. パ ソコンが大量に学校に導 入されよう としている現在, 文部省はそのこ とも考慮して政策 を進めてほしい.. おわりに 北海道の肢体不自由養護学校には, 本年中にパ ソコンが大量に導入されることがきまり, その使 用方法が問題になっ ている. パ ソコ ンを含めたハイ テク機器と呼 ばれる教育機器について, 肢体不 自由養護学校の 教師は, ハイテク機器 をどのよう に使用 しているか, 男女, 年令あるいは教職経験 年数による使い 方に違いはないか, 教師個人所はどの ようなハイ テク機器 を所有し, 利用 している か, VTR, ワ ー プ ロ な ら び に パ ソ コ ン は どれ く ら い 普 及 し て い る か, どの よ う な 使 用 さ れ 方 を して い る か を 明 ら か に す る た め に, こ の ア ン ケ ー ト調 査 を お こ な っ た. そ の 結 果 次 の こ と が 明 ら か に な っ た.. 4 0歳 1. 今回の調査対象とした北海道函館養護学校の教師集団は男女比構成, および年令構成( 代を除いて) ともに申し分無いものであっ た. また特殊教育の専門家が育ってきている. 2. 現在学校にはハイ テク教育機器の備品の数は少ないが, 教師は個 人所有品も含め積極的に使 用している姿 がうかがえる. 多くの教師 が使用している機器は VTR, コ ピ ー 機, ラ ジカ セ, ワ. 171.
(17) . 上. 谷 宣 正. 一 プロ, お よ び 電 卓 で あ っ た.. 3. 特殊教育一筋の者はハイテク教育機器の使用割合が高かっ た. 4. ラジカセ, トーキングエイ ドおよび電子楽器といっ た音の出る機器は女性 の使用割合が高く , パ ソコンおよびビデオカメラは男性が使用割合が高かった 全般的には女性の方が男性より使 . 用割合が高かった. 5.年齢では30歳代がハイテク教育機器全般に最も使用割合が高かった.30歳代は男女を問わず ハイテク機器の所有割合も非常に高かっ た. パ ソコ ンは年齢が低いほど使用割合が高かっ た . 50歳代の使用者は皆無であった. 6. ラ ジカ セ, パ ソ コ ン を 含 め た ワ ー プ ロ お よ び ビ デオ カ メ ラ を 含 め た VTR は 7 割 近 く あ る い. はそれ以上の者が個人所有しており, 必需品となっている. 7. 自分の所持しているハイ テク機器に対する評価は, 所持している機器によっ て異なるが 教 , 育効果はあると答えたものが多かった. マニ ュ アル, モデルチェ ンジ大きさ・重量および互換 性に不満を訴える者がいた. 8. VTR の使い方では, 借りてきたソフトをそのまま映したり, テレ ビ番組や行事を記録しその まま再生する, いわゆる鏡的使い方が大 部分であっ た . 9. ワープロおよびパソコ・ンはほとんどの人が文書作成機能 しか使っ ていない ワープロおよび . パ ソコンへの関心は7割以上の者が抱いているが パソコンは使用経験のある者は4割にすぎ . な か っ た.. 1 0 . パ ソコンに関心のある者の中で, プロ グラミングを学習した者は2割にも みたなかった. し かもプログラミングを学習した者の中で, 実際に簡単なものならプログラミングできると回答 した の は2 人 だ け で あ っ た ハ ー ドウ エ ア 一 の 知 識 の あ る 者 は ほ と ん どい な か っ た . .. 以上のように, 北海道函館養護学校の場合には, 教師集団の構成はすばらしいものである ハイ . テク教育機器の備品は少ないが, 個人の所有物を利用してま でよく利用 している ただしその利用 . 形態は不十分である. VTR の場合鏡的使用法のみで, 編集リソース化が不足して いる 教育センタ . ー等はもっ と特殊教育の ビデオライ ブラリーを増やしリソースセンターの役割を果たすべきであろ う. ワープロおよびパ ソコンはその使用形態が一 面的である もっ とその機能を引き出して使っ て . ほしい. 特にパ ソコンは使用方法が難しいので, このような学校にはぜひ, 専門の技師を配置して , 教師がプログラミングの学習をしたり, 周辺機器の開発をしなくてもよ いようにしてもらいたいも の で ある.. 最後にアンケートに快く応じてくださっ た北海道函館養護学校の先生方に感謝の意を表し 心か , らお礼を申し上げます.. 文. 献. 日本教育刊行委員会編, ニュウメディアと教育, 日本教育年鑑1 991年版, 22 8~2 3 1 日本教育刊行委員会編, 教材教具, 日本教育年鑑1 99 1年版, 231~250 「 金子 健,教育機器,発達の遅れと教育,別冊2 ,全日本特種教育研究連盟,6~14 ,吉沢寿康,三好敏, ポストVTR」 は情 報 通信 家 電か ら, 日 経エ レク トロ ニク ス 1991 531 Q ,N . , 119-151. 新教育課程の実施推進, 初等中等教育の充実, 文部広報, 199 1 89号, P5 ,1 , 21 , 第8 , 文部省大臣官房 名古屋市内の小・中学校, パソコンの授業, 教育情報パック, 19 91 5日号, N 3 0 4 o , 6月1 . , P18 , 教育評論社. 172.
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