的 に育 成 する。
・本稿 で は地 域公民 性 の育 成を研 究課題 として い
る。 そ こで、多 次 元的公民 性 との位置 付け に言
及す る。具 体的 には、 国家 公民 性 と地 球公民 性
との関連 につ いて まと める。
・各学 習 のステ ージにつ いて は、 表1 との整合 性
を図 るた めに2学年 ずつ の学習 ステ ージI ∼V
[
の段 階で 社会 認識、 能力 ( 社会 的技 能)
、 態度
がど のよう に、 発展 的に 関連付 けら れて育 成さ
れてい くかを示 して いる。
5。 結 び
表 1 地域公民 性を 育成する 小中高一貫 のカリ キュラムフレ ームワー ク試 案
学 習 ス
テージ・
校 種 ・
学年
児 童 生 徒 の 社 会 生 活 上 の 課 題
( 実 態 ・ 変 化)
社 会 形 成 者 の 育 成
( 自 立 ・ 共 生 ・ 参 加)
学 習 内 容 社 会 的論 争 問 題
(環 境・ グ ロ ー バ ル ・ 未 来)
方法・ 学ぶ力( 調査・
分 析 ・ 表 出)
学 習 ス
テ ー ジ
I
小 学 校
1年
2年
幼 稚 園 か ら 仲 間 集 団 が 多 様 化
す る 中 で 、 小 学 校 生 活 か ら 身
の 周 り の 人 々 の 存 在 や 施 設 の
働 き に 気 付 く こ と か 課 題 と な
る。
生 活 者 とし て の 自立
の 基 礎
・ 実 感 的 な 人 や 社 会
へ の気 付 き
・ 生 活 習 慣 の基 礎
・ 仲間 遊 び(仲 良 く)
・ みん な で 行 う
・ みん な で 使 う
物
・ 身 近 な 公 共 施
設
○ 身近 な公 共 施設 の利 用を ル ー
ル か ら考 え よ う。
・ な ぜ 公 園 の 施 設 に は ル ー ル
が あ る の か
・ 余 所 の 地 域 の 公 園 の 施 設 利
用 に も ル ー ル が あ る の か
・ お 兄 さ ん や お 姉 さ ん は ル ー
ルを 守 っ て 利 用 し て い る か
身 の 周 り の環 境 に気
付 く た め の学 び
・ 体 験 や 活 動
・ ル ール や マ ナ ー の
習 得
・ 学 校 探 検 や 地 域 探
検 によ る 見 学 、 観 察
学 習 ス
テ ー ジ
n
小 学 校
3年
4年
学 校 や 地 域 で の 生 活 か ら 身 近
な 社 会 で の 問 題 を 、 自 分 た ち
で 調 べ て 、 地 域 社 会 の 課 題 や
変 化 に つ い て 理 解 す る こ と か
課 題 と な る 。
生 活 者 とし て の 自立
・ 実 感 的 な 社 会 理 解
・ 生 活 習 慣 の確 立
・ 他 者 へ の共 感
・ 協 力 と参 加
・ 地 域 の公 共 施
設
・ 地 域 社 会 で 働
く人 々
・ 地 域 と 都道 府
県 の 関係
○ 地 域 の 廃 棄 物 の処 理 は ど の
よ う に 行 わ れ て い る か
・ 住 民 の 生 活 環 境 は 守 ら れ て
い る か
・ 廃棄 物 が 余 所 の地 域 で 処 理
さ れ て い な い か
・10 年 後 の ゴ ミ 処理 は 大 丈 夫
か
自 分 の生 活 環 境 か ら
問 題 を 発 見 す る 学 び
・ 体 験 と 調 べ活 動
・ 他 者 と の協 力 的 な
働 き か け
・ 話 し 合 い
学習 ス
テ ー ジ
Ⅲ
小 学 校
5年
6年
地 域 社 会 や 地 方 の 問 題 に 関 心
を 持 ち 、 仲 間 と の 話 し 合 い に
よ り 問 題 を 解 決 す る 方 法 を 考
え 、 ど の よ う な 解 決 か 望 ま し
い か 意 思 決 定 か で き る こ と が
課 題 と な る 。
社 会 的 生 活 者 とし て
の 自 立 の基 礎
・ 共 感 的 な 社 会 理 解
・ 自己 認 識 の基 礎
・ 役 割 分 担 の 自覚
・ 文 化 、 価 値 観 の異
な る他 者 へ の共 感
・ 発 信 と社 会 参 加
・ 地 方 の特 色 と
国 の 関係
・ 地 方 の 自治
・ 国 の政 治
・ 地 域 と交 流 の
あ る外 国 の人 々
と都 市
○ な ぜ 地 域 の 政 治 は 住 民 の た
め に 行 わ れ て い る の か
・ 地 域 の 生 活 、 社 会 環 境 は 良
い の か
・ 余 所 の 地 域 の 環 境 は ど う か
・ 未 来 の 地 域 社 会 は ど の よ う
に な って 欲 し い か
社 会 問 題 に 目を 向 け
る 学 び
・ 様 々な 人 々 と交 流
と 体 験
・ 観 察 や 調 査 す る力
・ 言 語 で 表 出す る力
・ 社 会 的 活 動 へ の参
加
学 習 ス
テ ー ジ
IV
中 学 校
1 年
2年
地 域 社 会 や 地 方 の 生 活 環 境 の
社 会 的 条 件 を 掴 み よ り よ い 地
域 社 会 形 成 に つ い て 、 集 団 で
議 論 し 具 体 的 な 解 決 策 を 提 案
で き る 発 信 力 を 身 に 付 け る こ
と が 課 題 とな る 。
社 会 的 生 活 者 と して
の 自立
・ 共 感 的 な 社 会 認 識
・ 自己 認 識 と責 任 の
自 覚
・ 役 割 分 担 と共 生
・ 地 方 の地 理 的
条 件 と特 色
・ 地 方 の歴 史 と
伝 統 文 化
○ 地 域 の 伝 統 や 文 化 は 継 承 す
る 必 要 が あ る の か
・ 地 域 の 環 境 に 適 応 し て い る
の か
・ 余 所 の 地 域 で は 守 っ て い る
の か
・ 次 の 世 代 に 残 す べ き な の か
社 会 問 題 を 分 析 す る
学 び
・ 情 報 を 収 集 す る力
・ 観 察 や 調 査 す る力
・ 考 え る力 、 判 断 す
る 力
・ 比 較 や 解 釈 に よ る
分 析 す る力
学 習 ス
テ ー ジ
V
中 学 校
3年
高 等
学 校
1 年
地 方 の 政 治 に 関 心 を 持 ち 、 よ
り よ い 地 域 社 会 を 形 成 す る た
め に 、 仲 間 と の 協 同 学 習 を 重
視 し た 問 題 解 決 に 主 体 的 に 関
わ り 、 解 決案 を 提 案 し 社 会 参
加 に よ り 社 会 を 運 営 ・ 改 善 す
る 能 力 を 身 に 付 け る こ と が 課
題 とな る 。
社 会 形 成 者 とし て の
自立 の基 礎
・ 科 学 的 な 社 会理 解
・ 相 互 理 解 に基 づ く
共 生
・ 参 加 意 識 と意 欲 に
基 づ く社 会参 加 ・ 参
画
・ 地 方 自治 の 本
旨 と そ の 働 き
・ 住 民 参 加 の 政
治
・ 地 方 の 自 立
・ 市 町 村 合 併 問
題 と 今 後 の 課 題
○ 市 町 村 合 併 は な ぜ 行 われ た
の か
・ 地 域 の 生 活 、 社 会 環 境 は ど
の よ う に 改 善 さ れ た の か
・ 他 県 の市 町 村 合 併 の 成 果 と
比 べ て み よ う。
・20 ∼30 年 後 の 地 域 の 自 治 は
ど の よ う に あ る べ き か
社 会 問 題 の解 決 を 提
案 す る学 び
・ 情 報 の収 集・ 分 析
・ 表 現 ・ 提 案 す る力
・ 協 働的 な 討 論 に よ
る解 決力
・ 社 会参 加 に よ る 問
題 解 決
学 習 ス
テ ー ジ
Ⅵ
高 等
学 校
2年
3年
国 と地 方 の 政 治 の 働 き を 学 び 、
地 方 自 治 の 理 念 を 実 現 さ せ る
問 題 解 決 力 を 身 に 付 け る た め
に、 協 同 学 習 の 討 論 に よ り 論
理 的 思 考 と 公 正 な 判 断 力 を 養
い 、 主 体 的 な 社 会 参 加 に よ り 、
地 域 創 造 に責 任 を 果 た す 社 会
形 成 者 と し て の 資 質 ・ 能 力 育
社 会 形 成 者 と し て の
自立
・ 科学 的 な社 会 認 識
・ 共 生 で きな い 現 実
も理 解 し た上 で の 相
互 利 益 に 伴 う共 生
・主 体的な社会参 加・
参 画 と 自 己 評 価
・ 地 方 自 治 の 本
旨 と そ の 働 き
・ 住民 参 加 の 自
治
・地 方 分 権 時 代
の 自 治 の 在 り 方
○ 地 域 主 権 の た め に 国 は地 方
に 権 限 と財 源 を も っ と 移 譲 す
べ き か
・ 地 方 の社 会 環 境 の 改 善 に は
何 か 必 要 か
・ 他 の 国 の地 方 自 治 は ど の よ
う に な っ て い る か
・ 将 来 的 に は 道 州 制 も考 え る
社 会 形 成 者 と し て の
自立 を 目 指 す 学 び
・ 思 考 力 ・ 判 断力 ・
表 現 力
・ 論 理 構 成力
・ 討 論 力
・ 社 会 参 加力
・ 自己 評 価力
表 2 社 会 的 論 争 問 題 を 活 用 し た 地 域 公 民 性 を 育 成 す る た め の 具 体 的 展 開 例
地 域 公民 性 地 域 公民 性 の 基 盤 と し て の 社 会 認 識 地 域 公 民 性 で 育 成 す る 能 力
( 社 会 的 技 能) 地 域 公 民 性 とし て 期 待 さ れ る態 度
社 会形 成 者
と して の ね
ら い
・ 家 庭 ・ 学 校 ・ 地 域 社 会 にお け る人 間
集 団 の 機 能 と 働 き に 気 付 き 、 そ れ ら を
理 解 す る こ と に よ り 地 域 の 一 員 と し て
の 役 割 を 考 え 、 実 践 ( 社 会 参 加 ) で き
る こ と を 行 動 に 移 し、 社 会 に 関 わ る 形
成 者 育 成 を 目 指 す。 そ の た め に は、 社
会 を つ く り ・ 運 営 し ・ 改 善 す る た め の
基 盤 と し て 、 自 立 し た 社 会 認 識 形 成 を
ね ら い と す る。
・ 地 域 社 会 や 地 方 で 起 こ って い る 様 々
な 社会 的 論 争 問 題 に つ い て、 社 会 環 境 、
グ ロ ー バ ル 、 未 来 の 視 点 か ら探 究 し、
地 域 社 会 や地 方 の形 成 者 とし て 、 討 論
力 と 提 案 力 を 身 に 付 け る 。 具 体 的 に は
協 同 的 な 学 び に よ り、 討 論 技 能 を 身 に
付 け、 判 断 に 基 づ き 社 会 生 活 の 場 で 実
践 ( 社 会 参 加 ) し、 社 会 を 運 営 し 改 善
す る 社 会 的 技 能 を 持 つ 。
・ 民 主 主 義 社 会 に お け る 自 由 と 自 治 を
尊 重 し 、 地 方 自 治 の 理 念 を 理 解 し、 こ
れ か ら の地 方 の 在 り 方 を 主 権 者 で あ る
住 民 、 市 民 の 立 場 か ら、 知 識 や 認 識 を
自 治 に生 か す 社 会 参 加 を 考 え 実 践 化 を
試 み る 。 自 分 た ち が 居 住 し て い る 地 域
社 会 や 地 方 を 住民 参 加 に よ り、 よ り よ
い 民 主 的 な 社 会 環 境 に改 善 し て い く 態
度 を 養 う 。
多 次 元 的 公
民 性 に お け
る位 置 付 け
・ 地 域 公 民 性 と し て の社 会認 識 形 成 は、
主 権 者 と し て の国 家 公 民 性 の基 礎 と な
る。 現 代 社 会 の変 化 は、 グ ロ ーバ ル化
と 情 報 化 に よ り 、 地 球 規 模 の変 化 と交
流 に な っ て い る 。 地 域 社 会 の 問 題 も多
く は 国家 、 国 際 社 会 と 相 互 に 関 連 し 、
そ の認 識 か重 要 と な っ て い る。
・ 地 域 社 会 や 地 方 の 生 活 環 境 の 社 会 的
条 件 を 理 解 し 、 地方 の 政 治 に関 心 を 持
ち、 よ り よ い 地 域 社 会、 地 方 を 形 成 す
る た め に 育 成 さ れ る 社 会 的 技 能 は、 国
家 公民 性 や 地 球 公民 性 に 活 用 や 応 用 が
可 能 と な る 。 そ れ は 体 験 可 能 な 身 近 な
自治 の 学 び に よ り、 獲 得 で き る。
・ 国 と 地 方 の 関 係 か ら地 方 自治 の 理 念
を 実 現 さ せ る 問 題 解 決 力 を 身 に 付 け、
社 会 参 加 に よ り地 域 創 造 に責 任 を 果 た
す 民 主 的 態 度 が期 待 さ れ る。 こ の よ う
な 社 会 認 識 と 社 会 的 技 能 を 伴 っ た 民 主
的 態 度 は 、 国 家 公 民 性 と 地 球 公 民 性 に
お い て も 肝 要 と な る 。
学 習 ステ ー
ジI ( 小 学
校 低 学 年 )
・ 学 校 の 周 り の 様子 につ い て 見 学 や探
検 を 行 い、 実 感 的 に人 々 の 働 き と社 会
の関 係 に気 づ く。
・ 自 分 た ちの ま ちを 探検 し、 社 会が ル ー
ル や マ ナ ーで 成 り立 っ て い る こ とを 自
分 の言 葉 や文 章 で 表 現 す る。
・ 自 分 た ち の ま ち で 生 活 し て い る人 々
に共 感 す る。
学 習 ステ ー
ジn ( 小 学
校 中 学 年 )
・ 地 域 に あ る 公 共 施 設 を 調 べ て、 ど の
よ う に住民 や市 民 に活 用 さ れ て い る か、
そ の実 態 と課 題 を 理 解 す る。
・ 市 町 村 の 様 子 や 都 道 府県 の 様 子 を 調
べ 、 具 体 的 な 課 題 ( 問 題) につ い て 話
し 合 い 、 自分 の 考え を 発 信 す る。
・ 市 町 村 の 様 子 や 都 道 府 県 の様 子 を 調
べ、 人 々 の 働 き か 社 会 性 を 持 って 行 わ
れ てい る こ と に 気づ く 。
学 習 ス テ ー
ジ Ⅲ ( 小 学
校 高 学 年 )
・ 地 域 に あ る 公 共 施 設 を 調 べ て、 ど の
よ う に運 営 さ れ て い る の か、 住 民 か 支
払 っ て い る 税 金 と の 関係 で 理 解 す る。
・ 近 年 行 わ れ た 市 町 村 合 併 の 成 果 を 話
し 合 う 。 ま た 課 題 を 発 見 し そ の 解 決 に
参 加 で き るこ とを 提 案 す る。
・ 他 の 市 町 村 や 都 道 府県 と 比 べ て 、 公
共 施 設 の 利 用 や 建 設 か 公 共 性 に配 慮 し
て 行 わ れ てい る か 探 究 す る。
学 習 ス テ ー
ジ Ⅳ ( 中 学
校 )
・ 都 道 府 県 の 地 理 的 条 件 や 歴 史 的 変 化
を 理 解 し 、 余 所 の 都 道 府 県 と ど の よ う
な 関 係 に あ る の か 。 ま た、 社 会 的 論 争
問 題 と し て 何 か あ るか 理 解 す る。
・ 生 活 し て い る 市 町 村 や 都 道 府 県 の現
状 か ら課 題を 見 つ け 、 比較 や 解 釈 の分
析 を 通 し て、 多 面 的 ・ 多 角 的 に 考 え 公
正 に判 断 す る 。
・ 地 方 の 自 治 は、 国 と の 政 治 と 比 較 し
て ど の よ う に 行 わ れて い る か、 住 民 、
市 民 は 自 治 に 社 会 性 や 公共 性 を 意 識 し
て 参 加 し て い る か探 究 す る。
学 習 ス テ ー
ジ V ( 中 学
校 ・ 高 等 学
校)
・ 近 年 行 わ れ た 市 町 村 合 併 の 概 要 を 理
解 し 、 そ の 後 の 課 題 につ い て 認 識 を 深
め る 。 ま た、 住 民 や 市 民 と行 政 か 対 立
し て い る 社 会 的 論 争 問 題 を 理 解 す る。
・ 市 町 村 合 併 の 成 果 と課 題 を 調 べ 、 賛
成 派 と反 対 派 の 考 え が ど の よ う に 活 か
さ れて き た の か、 情 報 の収 集 ・ 分 析 か
ら 再 度、 解 決 策 を 提 案 す る。
・ 地 方 分 権 の 時 代 とい わ れ て い る 地 方
合 併 後 の 課 題 に つ い て 討 論 し、 新 し い
公 共 性 の 創 出 に 積 極 的 に 関 わ り、 社 会
参 加 によ る問 題 解 決 を 試 み る。
学習 ス テ ー
ジ Ⅵ ( 高 等
学 校)
・ 国 と 地 方 の政 治 は ど のよ う な 役 割 を
果 た す べ き か、 分 権 の 在 り 方 か ら 道 州
制 の 導 入 問 題 を 事 例 に、 財 政 問題 と 公
共 サ ー ビ ス に つ い て 認 識 を 深 め る。
・ 合 併 後 の市 町 村 は ど の よ う に な っ て
い る か 、 住 民 、 行 政 、 他 地 域 の 例 を 分
析 し、 問 題 点 を 話 し 合 う 。
・ 国 と地 方 の 政 治 は ど の よ う な 役 割 を
果 たす べ き か、 社 会 形 成 者 と し て の社
会 参 加 と 自己 評 価 を 試 み る。 そ の 際 に
住 民、 市 民 の 倫 理 性 も期 待 さ れ る。
本 研 究 の 成 果 と 課 題 に つ い て ま と め る。 成 果 は
下 記 の 四 点 で あ る。
第 1 は、 こ れ ま で の カ リ キ ュ ラ ム研 究 が 欧 米 を
中 心 とし た 紹 介 ・ 分 析 研 究 で あ っ た こ と を 踏 まえ 、
小 中 高 一 貫 の 視 点 か ら 開 発 の 枠 組 みを 示 す と と も
に社 会 形 成 力 育 成 に つ い て、 具 体 的 な 社 会 的 論 争
問 題 を 教 材 と し た地 域 公 民 性 育 成 フ レ ー ム ワ ー ク
を 示 し た こ と で あ る。 学 習 指 導 要 領 の法 的 拘 束 力
の 下 に、 目 標 と 内 容 ( 内 容 の 取 り 扱 い を 含 む ) 面
で 規 制 さ れて い る現 状 か ら、 研 究 者 の外 国 の カ リ
キ ュ ラ ム 分 析 が 学 習 指 導 要 領 の改 善 や 現 場 の 実 践
面 で 活 用 さ れ て い な い。 本 研 究 は、 こ の よ う な現
状 を 改 善 す る た め に小 中 高 一 貫 の カ リ キ ュ ラ ム 開
発 の 視 点 か ら、 児 童 生 徒 の 社 会 形 成 力 育 成 に 関 す
る 独 自 の カ リ キ ュ ラ ム フ レ ー ム ワ ー ク を 試 案 と し
て 開 発 し、 提 案 す る こ と が で き た。
第 2 は、 小 中 連 携 、 中高 一 貫 な ど の 教育 の 在 り
方 が 見 直 さ れ、 独 自 の カ リ キ ュ ラ ム開 発 が 地 方 の
教 育 行 政 で 進 ん で い る 中 で 、 準 義 務 化 に あ る 高 等
学 校 を 視 野 に児 童 生 徒 の 社 会 形 成 力 に つ い て 、 小
中 高 と一 貫 的 に育 成 す る カ リ キ ュ ラ ムを 目 標 、 内
容 、 方 法 か ら 枠 組 みを 示 す と と も に、 多 次 元 的 公
民 性 の 要 素 と し て の 地 域 ・ 地 方 の担 い 手 を 育 て る
地 域 公 民 性 育 成 モ デ ル を 社 会 的 論 争 問 題 を 活 用 し
開 発 し た こ と で あ る 。
第 3は、 今 日、 多 文 化 化 す る 国民 国 家 にお い て 、
世 界 的 に シ テ ィ ズ ン シ ッ プ 教 育 が 注 目 さ れて い る
中 で 、 社 会 参 加 ( 参 画 ) を 意 識 し、 厂社 会 を 作 り、