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近代日本の音楽教育言説にみるtasteとしての「趣味」

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Academic year: 2021

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(1)Title. 近代日本の音楽教育言説にみるtasteとしての「趣味」. Author(s). 寺田, 貴雄. Citation. 北海道教育大学紀要. 教育科学編, 63(1): 141-150. Issue Date. 2012-08. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6816. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 北海道教育大学紀要(教育科学編)第63巻 第1号 JournalofHokkaidoUniversityofEducation(Education)Vol.63,No.1. 平成24年8月 August,2012. 近代日本の音楽教育言説にみるtasteとしての「趣味」 寺 田 貴 雄 北海道教育大学札幌枚音楽教育学研究室. “Shumi”asTasteonDiscourseofMusicEducationinModernJapan TERADA Takao. DepartmentofMusicEducation,SapporoCampus,HokkaidoUniversityofEducation. 概 要 本稿は,日本における「趣味」「テーストtaste」概念の受容と変容を考察し,明治後期から昭和初期にお ける音楽鑑賞教育関連の言説を素材として,近代日本のtasteとしての「趣味」の意味とその特質を明らか にすることを目的としている。 近代の国語辞典や新語辞典における掲載語の調査および,近代英和辞典や洋学書の邦訳状況から,「趣味」. 概念の変容とtasteとの関係を示した。また,明治30年代以降の「趣味教育」の碇唱や,明治40年代の「趣 味」という語の流行が,「趣味」概念の拡大の契機になっていたことを示した。 これら変容過程にあわせて,「趣味」概念の4つの側面を見出した。音楽の場合,それは,①聴かれる対 象としての音楽の性質(要素や様式的特徴) ②聴き手の音楽を受容する能力 ③音楽を受容する能力が高 まり,ある域に到達した状態 ④社会を向上させようとする指向性 の各側面であった。. Ⅰ.はじめに. されている言葉の中で,とりわけ,「趣味」「テー ストtaste」は,時代的な流行を伴った語であり,. 近代日本における音楽鑑賞概念は,英語の appreciationの概念のみで形成されているのでは ない。当時の く音楽を聴くこと〉 に関する言説を. 当時の芸術・文芸・教育関連の言説には頻繁に登 場する。例えば,次のような文章である。 「極々の最初は此の曲は雄大な気分に感じる. みると,「賞翫」「玩味」「味到「感興」など,多. とか繊細な弱い音に感じるとか,センチメンタ. 種の言葉でく音楽を聴くこと〉 を表出しているこ. ルで有るとかを感じる丈で宜しいので,摸大な. とがわかる。明治期にappreciationという語が移. る自然の感情の表現である音欒は,中々複雑な. 入され,その訳語を作成し定着させていく過程に. もので有るから欒的趣味の最初の出資窯占は極々. おいて,appreCiationの概念は,「鑑賞」だけで. 簡単なものからスタートして行けばよいので有. はなく,上記の多様な語で説明されていた。この. る。西洋音欒趣味の分らない人々は其程度に依. ような近代日本の音楽鑑賞概念に語義として包含. って出来る丈音欒の眞似をする辛が必要で,其. 141.

(3) 增.

(4) 增.

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(10) 增.

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参照

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