保育
,実
習への学生の観点 と課題
Students Viewpoints and PF6blerrls
on Nursery SchOol Practicum
千
勝
真 知 子
I
は じめに わが国の保育制度 は終戦 を経 て,新
たな ものへ と変 わつた。1947年 「児童福祉法」 の制定 に伴 い,保
育所 は児童福祉施設 の1つ と して新 たに位置づ け られ,保
母養成 における保育実習 もこの 新制度 の もとに実施 され る。 しか し,こ
の頃の保育実習 は期 間や方法 な どは様 々な形態であ った。 1951年 「児童福祉法施行規則」 の一部改正 に よ り,履
修 科 目と配当単位数が示 され,保
育実習 は 「総合実習」20単 位 と位 置づ け られた。 その後,高
度経 済成長 に ともな う労働 人 口の流動 化 や核 家族 化,地
域 環境 の変化,女
性 の社 会進 出 な ど,社
会 の動 きを受 けて保 育所 の増 設 が進 ん だ。 1962年 保育所 の増設 に ともな う保母の増員 か ら,保
母 の質的 な資 質向上の課題 に答 えるため に, 「児童福祉法施行規則」 の一部改正 とともに,保
母養成施設の履修科 目及び修得単位数の大幅 な改 正が な され,保
育実習 は20単 位 か ら10単位 に改 め られた。所要時 間,実
習 日数が定 め られ,特
に 所 要時 間数が重視 され ていた点が特徴 とい える。又,幼
稚 園 にお ける教育実習の単位読 み替 え も 可能であった。1970年「児童福祉法施行規則」の一部改正により,教
科 目における保育実習は, 必修で保育実習 Iを4単
位,選
択で保育実習 Ⅱ (保育所)及
び保育実習Ⅲ (施設)を
各2単
位ヘ と改め られ,単
位数の削減が図 られた。 また,幼
稚園における教育実習の読み替えが廃止 された。 このような改正 により現在の保育実習にかな り近い形態が とられることとなる。1991年の保育実 習実施基準の改正点では,保
育実習に際 しての事前及び事後の指導のための単位 を設定 し,従
来 の保育実習I(4単
位)を
保育実習(5単
位)と
し,さ
らに各実習の履修方法 として示 されてい た「所要時間数」が省かれ,「おおむねの実習 日数」のみ とされた。2001年 には保育実習 Ⅱ (2 単位)と
保育実習 Ⅲ(2単
位)を
選択必修の形 に位置づけ,現
在 に至るのである。保育実習は保 育所の役割,子
どもの姿,保
育士の職務内容,保
育士 としての態度など体験 を通 して学び,理
解 を深める場である。そこで本学学生の実習における実習園で どのような体験が学びにつながった か,本
学で学んだ専門科 目が実習に生か されたか,ア
ンケー ト調査の結果 を報告する。 Ⅱ 調査方法 調査 対 象 : 調 査 日: 調査 方法 : 保育科2年 142名
(平成19年度) 保育科2年 137名
(平成20年度) 平成19年 7月 31日 平成20年7月30日 自由記述方式 による回答 「今回の保育実習 Ⅱを通 して」1.実
習園に対 して「よかった・ うれ しかった」 と思 ったこと2.実
習園に対 して「納得いかなかった 。不満だ」 と思 ったこと3.人
間関係 について「嬉 しかった・勉強になった」 と思 ったこと*子
どもと接 してみて*指
導の先生か ら 4。 人間関係 について「困つた 。不満だ 。こんなふ うにして欲 しかつた」 と思っ たこと*子
どもと接 してみて*指
導の先生か ら5.大
学で学んだことで*実
習に役立 ったこと*実
習前 に学べ るとよかったこと6.そ
の他 Ⅲ 調査結果 と考察1.実
習園に対 して「よかった 。うれ しかった」 表1 項 目19年
度 (%)20年
度 (%) 雰囲気 。指導・対応 が よかつた36%
50%
実践 (絵本 。手遊び)楽
しんで もらえた こと14%
11%
子 どもへの理解ができた こと12%
17%
行事 に参加 できた こと 6% 3% 反省会で励ま された こと4%
4% そ の他21%
13%
特 にな し 。回答な し 6% 2% ・質問に対 して しつか りと答えて くれたこと ・先生達が優 しく接 して くれたこと 。日案の書 き方を優 しくきちんと教えて くれたこと 。実習指導は厳 しかったが,丁
寧 に指導 して くれたこと 。指導の先生が どんな質問に対 しても丁寧に答えて くれたこと ・責任実習のとき,担
当の先生か ら素敵な言葉 をた くさんいただいたこと 。実習 日誌をよく見ていただいた 。1歳児の病気 について詳 しく教 えてもらったこと 。子 どもの注意をひきつける方法を教えてもらったこと 。子 どもたちに手遊びを教 えてあげたら喜んで くれたこと ・責任実習でお もちゃ作 りをして子 どもたちが喜んで くれたこと ・0歳
児 クラスを観察で きたこと ・おむつ交換がで きたこと。同年齢 を
12日
間実習 で きて深 く関われた こ と 。子 どもたちと遊べ たこと・子 どもたちか ら頼 りにされたこと 。前回 と同 じ実習園だつたので,子
どもの成長が見 られた 。乳児の援助 ・対応 を体験で きた 。行事 に参加で きた 。先生達 に励 ましの言葉 をいただ きうれ しかった 。前回 と同 じ実習園で子 どもたちが名前 を覚 えていて くれたこと 。保護者が優 しく接 して くれた 。挨拶 を大切 に している ところ 。実習でいろいろ と体験 させ て もらえたこと ・卒 園 した園で実習で きた こと 。反省会の ときに具体例 をあげてア ドバ イスを して くれた ・ 自分 の弱点や足 りない ところを気づ かせ て くれた こと 。前 回の実習の反省点 を今 回の実習で生かせ たこと ・保育士 と しての姿勢が勉 強 になった 。保育士の大変 さがわかった2.実
習 園 に対 して「納得 いか なか った 。不満 だ」 表 2 ・指示・命令,文
句,嫌
味ばか り言われたこと 。10日間ずつと同 じクラスだつたので,他
の年齢 クラス も見たかつた 。最終 日に実習 日誌の書 き方についてのコメン トを言われたこと 。何 をするのにも指導の先生は何の説明 もして くれなかった 。実習 日誌の指導欄 を毎 日書いて くれなかったこと 。最初に褒めて後で叱るのではな く,最
初に叱 って後で褒め られる方が よい 。毎 日のア ドバイスがな く,最
終 日 (反省会)で
言われたこと 。事実確認せず,決
めつけて怒 られたこと 項 目 1 9年 (%)20年
(%) 雰囲気・指導 。対応が不満16%
12%
責任実習に関す ること 6% 4% 子 どもへ の対応 2% 2% 事前の指導 4%1%
その他14%
10%
特にな し・ 回答な し57%
71%
。先生方同士があまり仲良 くないようだった I担任 と主任の指導が違 う 。積極的な動作 に対 し
,否
定 された 。12日間1歳児 クラスのみであった 。実習生に対 しての保育士の態度 ・担当の先生がベテランだとよかった 。指導案の提出日がはやかつた 。指導案に対する助言が欲 しかつた 。責任実習がはやかつた (子どもたちを把握 してか ら出来ればよかった) 。子 どもに対 し呼び捨てだった 。午睡時に保育士同士話 をしていた 。0歳
児 クラス も担当 したかつた ・改善点 を言つて もらえなかった ・反省会がなかった3-1子
どもと接 して「うれ しかった 。勉強になった」 表3-1
。お姉 さん先生 と言われたことがうれ しかった 。子 どもたちか ら名前で呼ばれたこと (名前 を覚えて くれた) ・親 しく寄つてきて くれた ・子 どもは素直で優 しい気持ちをもっていることに感動 した ・乳児 とのかかわ り方が勉強になった 。障害を持つ子への対応が勉強になった 。興味 を持つ と意欲的に取 り組むことがわかった 。責任実習をして,各
年齢にで きること 。で きないことがわかった 項 目19年
(%)20年
(%) 子 どもが慕 つて くれた こと33%
42%
子 どもへの理解 ができた こと27%
28%
責任 実習で 「楽 しかった」 と言 つて くれた こと 4% 1% 前回の実習を覚 えていて くれた こと 4% 5% 手遊びを楽 しんで くれたこと 3%0%
先生 として接 して くれた こと 2% 4% そ の他17%
16%
回答な し12%
5%・言い合いを仲裁 しようとしている子がいたのに驚いた 。子 どもたちは素直で何事 にも一生懸命だった 。子 ども一人一人の性格がわかるようになった 。1歳児は人見知 りす ることがわかった ・下手な伴奏で も歌 って くれた ・折 り紙
,手
遊びを喜んで くれた ・ 自分 自身が楽 しめることで子 どもたちも楽 しめることがわかった ・前回の実習を覚えていて くれた 。子 どもたちか ら教えてもらうことがあった 。保育現場で しか経験で きないことがわかってよかった 。子 どもはいつ も目がはなせないので大変 さがわかった 。保育士に向いていることを確信で きた3-2指
導の先生か ら「うれ しかった 。勉強になった」 と思 ったこと 表3-2
。子 どもたちの接 し方や声掛けについて教えてもらった ・私の行動 をよく観察 し,適
切 にア ドバイスをして くれた 。子 どもへの対応・子 どもの話をきちんと聞 くことを教えていただいた 。子 どもの指導は先生同士のコミュニケーションが大切であることがわからた 。指導案の具体的なア ドバイスをいただいた ・責任実習についていろいろなア ドバイスを受けた 。自分のマイナス面 をプラスにもってい くように指導 して くれた 。子 どもの目を見て,善
し悪 しを判断するように指導 して くれた 。読み聞かせの工夫について指導 して くれた 。指導案のたてかたを学んだ 。実習 日誌の記入について指導 していただいた 。子 どもに対する愛情あふれる指導が勉強になった 項 目 1 9年 (%)20年
(%) 指導 。フォローが よかった38%
55%
子 どもへ の対応 が勉 強 になった23%
16%
褒めてもらって うれ しかつた14%
6% 絵本の読み方が勉強になつた 4% 0% そ の他 9%17%
特にな し 。回答な し11%
6%
・問題 を抱 えた子や障害児への対応が勉強になった ・子 ども一人一人の動 きを常 に見ているように指導 された 。年齢男りの接 し方を学んだ 。場面に適 した声掛けの仕方を学んだ 。うれ しい言葉 をかけて くれた 。励 まして くれた 。積極的であることをほめられた ・壁面の手伝いを喜んでもらえた 。部分実習をた くさんさせてもらえた 。先生 としてみて くれた ・就職 について相談 に乗 つて くれた 。褒めるだけでな く
,と
きには叱ることも必要であることを学んだ 。トラブルの対処法を学んだ ・言い合いを止めるとき「自分が言われる立場だつたら嫌だよね」 と反対の立場に立たせて教え て くれた ・先生によって子 どもへの叱 り方が違 うことを学んだ 。クラスを受け持つことの難 しさを学んだ 。先生か らのア ドバイスで自分では気づかなかった点に気がついた 。常に全体 を意識することを学んだ4-1子
どもと接 して「困つた」 と思 ったこと 表4-1
項 目19年
(%)20年
(%) 子 どもへの対応 に困つた51%
32%
実習生の言 うことを聞いて くれな くて困つた 5% 9% その他 5%15%
特 にな し 。回答な し39%
44%
・言葉の悪い子やわがままな子がいたこと ・「あの子 と遊びた くない」 などと言 う子の対処法 ・実習が終わって帰るとき,子
どもに「一緒 にいて」 と言つて泣かれて しまった 。午睡の とき「いつ もの先生 じゃないと嫌だ」 と言われた 。実習生に対 して殴った り,蹴
つた りする子がいて眼鏡 を叩かれた 。人見知 りで泣かれて しまった・話が聞 きとれず
,園
児 の気持 ちを理解 してあげ られ なか った ・0∼ 1歳児へ の言葉掛 け に困 つた ・言葉の理解がで きなか った ・ 生意気 な子 ども,甘
えて くる子 どもたちへ の対処 ・何 人かの子 どもたちが一斉 に話 しかけて きて困 った 。食事の対応 ・言葉が乱暴 な子,キ
レる子へ の対応 ・外 国人の子 との コ ミュニケーシ ョン ・土曜保育での異年齢児へ の指導 ・障害児へ の接 し方 ・ 実習生 に対 して,子
どもが軽 く見 る ・ 実習生慣 れ していた 。話 を聞いて くれないで,遊
ぶ ときだけ寄 つて くる 。叱 ることがで きずなめ られた 。けんかが多 く困 つた。けんかの対応 に困つた 。人数が多 くて大変だつた 。プールの援助,対
応 に苦労 した ・遊 び と活動へ の切 り替 えが難 しか つた 。責任実習で子 どもたちを集中 させ ること4-2指
導 の先 生 か ら「不 満 だ 。こん なふ うに指導 して欲 しか った」 と思 つた こ と 表4-2
。子 どもの指導の仕方に不満を感 じた 。仕事 をあまり任せて もらえなかった ・今 日すべ きことを細か く指示 して欲 しかつた 。事前訪間のときにいろいろ教えてもらいたかった 。毎 日ア ドバイスをしてもらえるとよかつた ・ もっと指導 をして欲 しかった 項 目19年
(%)20年
(%) 指導方法27%
12% 質問の時間が少なかつた 。質問 しづ らかった 4% 3% その他14%
11%
特にな し・ 回答な し55%
74%・指導案の書 き方について詳 しく教えて欲 しかった ・指導案の書 き直 しをはや く言 つて欲 しかつた (指導案 を当 日に直 された) ・責任実習に入る前に指導 してもらいたかった 。先生により指導が違った 。異年齢 との接 し方の指導が欲 しかつた ・指導助言の欄 を毎 日書いて欲 しかつた ・優 しく指導 して欲 しかった 。忙 しそうで質問がで きなかった 。質問をしたときに優 しく対応 して欲 しかつた ・保育室に一人にされることが多かった 。園児 と触れ合 う時間が欲 しかつた (雑用ばか りさせ られた) ・保育士の態度に不満だった (悪口をいっている) 。実習生に対 して無関心 ・叱 り方がこわかった 。先生同士の意志の疎通がないように感 じた 。改善点 を言つて欲 しかつた
5-1本
学で学んだことで,実
習に役立ったこと 表5-1
項 目 1 9年 (人) 20年 (人) 手遊 び 76 82 絵本・ 紙 芝居 の読 み開 かせ 26 ピ ア ノ 29 パネルシアター 17 工作・ 壁 面構 成 17 1 指導案 の書 き方 12 12 手L幼児の発達についての知識 6 童 謡 4 2 手し幼児 の 日常 の援 助 (歯磨 き 。おむつ 交換 な ど) 3 1 折 り紙 2 自閉症児 の特徴 1 授業 での諸注意 (毎時 間話 して くれ た こ と) 1 子 ども と話す ときの声 の調子 1 授 業 で学んだ こ とす べ て 1 リズム運動・体育 1 手遊 び な どの導入 法 1 子 どもがかか りや す い病 気 につ いて 15-2実
習前 に学べ る と良い こ と 表5-2
項 目 1 9年 (人)20年
(人) 指導案の書き方 36 34 手遊 び 18 13 リ トミック 4 遊び 。ゲーム 工 作 ミル クの飲 ませ方・抱 き方 。おむつ交換 9 5 ピア ノ 3 年齢 にあ つた主活 動 1 2 現代的な体操や手遊び 1 障害児 との接 し方 1 プールに関 しての予備知識 1 日誌 の書 き方 1 食事の援助法 1 集 中の させ方 1 乳児 の発達過程 と対応法 1 わ らべ うた 。幼児向けの歌 1 ペ ー プサー ト 16.そ
の他 ・充実 していた ・大変だったけど楽 しかった 。疲れました 。先生 も実習を体験 して欲 しい 。責任実習で多 くのことが勉強にな りました 。実習で使 える制作などをもっと取 り入れて欲 しい 。エプロンシアター・ペープサ=卜
などを準備 してお くと良い 。実習先によつて,指
導内容 に差があるように思 う 。遠いところまで訪問 して くれてあ りが とうございました ・先生が実習園に来て くれたかどうかわか らなかった ・子 どもは可愛い 。もう実習はた くさんです 以上 アンケー ト調査の結果である。アンケー ト調査は保育実習 Ⅱに関するものであ り,実
習形態としては参加実習
,指
導実習である。参加実習は,子
どもの中に入ってかかわ り,保
育者 として の役割の一部を担 ってい くことで,“一緒 に遊ぶ"“絵本・紙芝居の読み聞かせ をする"“手遊びを 楽 しむ"等
,自
分か らかかわ り援助することである。指導実習は自ら事前に指導計画を立てて実 践 し,保
育士 としての責任 を担 うことであ り,子
どもの生活に即 した指導計画が大切である。表 1では,実
践 (絵本,手
遊び)を
楽 しんで もらえた,子
どもへの理解がで きた,行
事 に参加で き たことが19年度,20年
度いずれ も30%強
であ り,実
習園に対 して「よかった・うれ しかった」 こ との3分
の1が
参加実習の成果 をあげているといえる。 また,雰
囲気・指導・対応が良かった, 反省会で励 まされたなど実習園の指導 に対 して,19年
度は40%,20年
度は54%と指導体制が充実 していたことが うかがえる。 またその他では自分の弱点への気づ き,前
実習での反省点を生かせ た,保
育士の姿勢が勉強になったなど,実
習 を通 して振 り返 りがで きたことがあげられ,大
変素 晴 らしい実習の成果である。表2は
実習園に不満であるに対 して,特
にな し・回答な しが57%,
20年度は71%で
あ り,不
満 と感 じた実習生のほうが少なかった。指導上の不満では指導実習に関 することがややあ り,指
導案の提出 日がはやい,指
導案 に対する助言がほ しい,指
導実習の 日が はやい (子どもを把握 してか ら出来ればよかった)な
どで,保
育所側の予定などもあ り難 しい と ころであろう。子 どもへの対応 に関 しては,“実習期間同 じ年齢 クラスだつたが他の年齢 クラスも 関わつてみたかった"と
の記述があつたが,前
回の実習で各年齢 を経験 したので,今
回は じつ く りと子 どもを把握 してほ しい との考 えもあってのことか と思われる。“0歳
児 クラスも担当 したか った"と
の記述があったが,月
齢 によっては人間関係がつ くられていない人か ら世話 を受けるこ とに不安感 をもち,生
活が舌しれることがあつてはならないために,あ
えて実習生 を入れない と考 えている保育所 もあるようである。表3-1は
子 どもが慕って くれた,折
り紙や手遊びを喜んで くれた,下
手な伴奏で も歌 つて くれたなど,子
どもたちと楽 しく,充
実 したかかわ りがで きたこ とを表 している。 また,乳
児 とのかかわ り方,障
害児への対応,指
導実習 を通 して各年齢への理 解が深め られたなど,体
験学習の成果があげられていると言える。 さらに “保育士 に向いている ことを確信で きた"と
自信 をもった学生 もいた。表3-2で
は “励 まされた"“褒めて くれたこと が うれ しかった"と
の記述が約10%で
あ り,約
70%は
指導案や指導実習のア ドバ イス,子
どもた ちとの場面 によってのかかわ り方など実習園での適切 な指導 を頂いたことが うかがえる。表 4-1では,“子 どもへの対応に困つた"“実習生の言 うことを聞いて くれない"等
,19年
度56%,20
年度41%で
ある。約半数の実習生が子 どもへの対応 に苦戦 しているようである。子 どもたちは, 実習生に対 して無関心であった り,甘
えて きた りとさまざまな態度 を示す。子 どもたちの成長の プロセス・環境 ・性格などが違 うことを意識 して対応することは、12日間の短い期間では難 しい ものと考える。この ような結果 を得 ることにより,学
生 自身が “子 どもへの対応 に困つた"と
い う結果だけで終わ らず子 どもへの理解 を深める意識 を高めていけば,意
義ある実習 となるであろ う。表4-2か
らは19年度55%,20年
度Z%が
指導の先生への不満はない ようである。指導に関して若干の記述があったが指導実習に関 してのことであ り