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「ドローンをもとに音を組み合わせて音楽をつくろう」

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Academic year: 2021

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第6学年

音楽科学習指導案

1 題材 ドローンをもとに音を組み合わせて音楽をつくろう 2 指導観 本題材は、音楽の仕組みや音楽を特徴付けている要素を生かしてドローンをもとにした自分たちの 音楽をつくり、思いや意図をもって表現することができるようにすることをねらいとする。 そこで、鑑賞と音楽づくりを関連させ、鑑賞で聴き取った、共通事項に示されている音楽の仕組み (音楽の縦と横の関係)や音楽を特徴付けている要素(強弱、速度、音色など)の工夫による効果、 演奏の仕方の工夫による効果を生かしながら自分たちの音楽をつくる活動に取り組ませる。これは、 学習指導要領解説音楽編 第5学年及び第6学年の目標である「A表現 音楽づくり―イ」と「B鑑 賞―イ」を、題材通して達成しようとするものである。 本題材は、ドローンの音型に、何度も同じ音型を繰り返すオスティナート伴奏、旋律の役割をもつ メロディー、装飾音的な役割をもつフィラーの音を組み合わせて、音の重ね方を工夫する音楽づくり の学習である。(「ドローン」とは、低い音をのばしたり、繰り返したりして、音楽全体を支えるよう に演奏している音のことである。)音楽づくりをする際、使う音を制限したり、構成を統一したりす ることで、工夫する内容が深まり、まとまりのある音楽ができていく。また、役割の特徴を考えるこ とで、音楽の縦と横の関係を感じたり、創意工夫して音楽づくりを楽しんだりすることができる。ま た、どのようにつくるか、つくった音楽をどのように工夫するかの視点をもたせるために、音楽づく りの前に鑑賞の活動を位置付ける。取り扱う鑑賞教材は、どちらの楽曲も「ドローンをもとにした音 楽」という共通点をもつ、インドネシアの「ガムラン」と、武満徹作曲の「雨の樹」である。この2 つの楽曲を題材構成の初めと中に位置付け、「ガムラン」からは、音楽の縦と横の関係と強弱や速度 の工夫による効果を、「雨の樹」からは、音色や演奏の仕方の工夫による効果を聴き取る。そして、 それらを音楽づくりの工夫の視点として、音楽の展開に即して音楽づくりをさせる。このように、鑑 賞-音楽づくりを繰り返すことで、どのように音楽を構成したらよいか、どのように工夫したらよい かが分かり、楽しみながら音楽づくりをし、思いや意図をもって表現することができる題材である。 本学級の児童は、音楽が好きで、毎時間の音楽の学習を楽しみにしている。しかし、「音楽の4つ の分野でどれが好きか」という問いに対して、ほとんどの児童が、「歌唱」か「器楽」と答えており、 音楽づくりに対しては肯定的な回答があまり得られなかった。その理由として、「上手くできたかど うかがわからず、達成感がない。」や「何をどのようにしてつくったらよいかがわからない。」という ことが挙げられた。そこで、実証授業Ⅰの題材「インターロッキングの音楽をつくろう」の学習では、 鑑賞曲「ケチャ」から聴き取った、インターロッキングの音楽の仕組みや音楽を形づくっている要素 の工夫を生かし、思いや意図をもって音楽づくりができるようにした。それまで思いや意図に即した 音楽づくりをしたことがなかった児童でも、鑑賞と音楽づくりを関連させることで、聴き手に思いが 伝わるような音楽をつくるためには、どの要素に着目し、工夫の効果をどのように生かしながら音楽 づくりをするかが分かり、思いや意図をもって音楽づくりをすることができるようになっている。 本題材の指導にあたっては、学習過程を「であう1」「つくる1」「であう2」「つくる2」の4つ の過程で構成する。「であう1」「であう2」には鑑賞の活動、「つくる1」「つくる2」には、音楽 づくりの活動を位置付ける。まず、「であう1」では、インドネシアの「ガムラン」をCDで鑑賞し、 4つのパートの絡み合いを図形楽譜に表すことで、音楽の仕組み(音楽の縦と横の関係)を聴き取る。 また、楽曲の曲想から情景を考えることで、強弱と速度の工夫による効果に気付くようにする。次に、 「つくる1」では、であう1で聴き取った音楽の仕組みと音楽の構成を使ってテーマとなる音楽をつ くり、音楽の展開に即して強弱や速度を工夫する。そして、「であう2」では、武満 徹作曲の「雨

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の樹」をDVDで鑑賞する。ここでは、視覚的に鑑賞することで、マレットの違いによる音色の違いや 楽器のたたき方、合図の出し方、タイミングの合わせ方など、演奏の仕方の工夫による効果に気付く ようにする。さらに「つくる2」では、「であう2」で新しく聴き取った音色や合図、演奏の仕方の 工夫による効果を自分たちの演奏に取り入れ、モニタリングしたり、ペアで聴き合ったりして、試行 錯誤しながらより音楽の展開に即した音楽をつくり上げていく。このように、鑑賞と音楽づくりを関 連させた題材構成により、聴く視点や工夫する視点が分かり、楽しみながら思いや意図をもって音楽 づくりをする児童が育つと期待できる。また、「つくる1」と「つくる2」の最後には、発表する場 を設定し、互いにつくり上げた音楽を聴き合う。そこで、友達がつくり上げた音楽のよさを評価して 音楽の高まりを賞賛することで、児童は、音楽をつくり上げたことへの満足感や達成感を味わうこと ができると考える。 3 題材の目標 〇 ドローンをもとにした音楽に関心をもち、鑑賞から聴き取った音楽の仕組みの工夫、音楽の要素 や演奏の仕方の工夫による効果を生かして、自分たちの音楽を高めようとすることができる。 【音楽への関心・意欲・態度】 〇 鑑賞から聴き取った「音楽の縦と横の関係」「反復」「変化「強弱」「速度」「音色」「演奏の仕方」 の工夫による効果を生かして、どのように表現するかについて思いや意図をもつことができる。 【表現の創意工夫 A音楽づくり―イ】 〇 楽曲に込めた思いや意図が聴き手に伝わるように、音楽の要素や演奏の仕方の工夫による効果を 生かしながら音楽をつくり、演奏することができる。 【表現の技能 A器楽-イ】 〇 ドローンをもとにした音楽から、音楽の仕組み、音楽の要素や演奏の仕方の工夫による効果を感 じ取り、曲想と関わらせながら聴くことができる。 【鑑賞の能力 イ鑑賞―イ】 4 題材構成(全6時間) 次 学習活動・内容 指導上の留意点 評価の観点 ◎ ガムランの音楽の仕組みと構造を理解したり、曲想を醸し出している強弱と速度の工夫の効果を聴き取 ったりして、生かして音楽づくりをしようという意欲をもつことができる。 で 1.楽曲から音楽の仕組みと強弱、速度の ◇ 音の動きや音の長さを図形楽 ◆ 強弱と速度の違いに着目 工夫の効果を聴き取る。 譜に記し、音の重なりや反復な し、それらの要素の工夫に あ (1) ガムランの音楽の仕組みと構成を理解 どの音楽の仕組みに気付くこと よる効果と、想像される雨 する。 ができるようにする。 の降り方や空の変化を関わ う ・ドローン、オスティナート、メロディー ◇ 強弱や速度の工夫による効果 らせてお話をつくることが フィラーで構成されていること。 に気付かせるために、曲の構成 できる。 1 (2) 強弱と速度の変化を感じ取り、お話を に沿ってお話づくりをさせる。 【鑑賞の能力】 つくる。 (発言内容、ワークシート) ◎ 鑑賞で聴き取った音楽の仕組みと音楽の構成を生かしながら、テーマとなる音楽をつくり、音楽の展開 に即して、強弱と速度を工夫することができる。 つ 2.テーマとなる音楽~曲名「空」~をつ ◇ 容易に音楽をつくることがで ◆ 音楽の決まりに従いな くる。 きるように、であう1でつくっ がら、音楽の展開に即し く (1) 展開Ⅰの音楽をつくる。 た図形楽譜と同じ形式で、図や た音楽になるように、音 記号、文字を使って展開Ⅰの図 の数や高低、長さを工夫 る (2) 音楽の展開をつくる。 形楽譜を作成する。 してテーマとなる音楽を (3) 展開Ⅱ、展開Ⅲをつくる。 ◇ 音楽の工夫がしやすいよう つくることができる。 1 に、音楽の展開を考えさせ、音 【音楽表現の創意工夫】 楽にストーリー性をもたせる。 (様相観察、ワークシート、 題材のめあて 音楽の展開に即した音楽になるように、 表現の仕方を工夫して自分たちの音楽をつ くろう。

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演奏聴取) ◎ 音楽の展開に即した音楽にするために、強弱と速度の工夫による効果を生かして音楽づくりをすること ができる。 3.強弱と速度を工夫する。 ◇ ペアグループとの聴き合いの ◆ 聴き取った強弱と速度 (1) 強弱を工夫する。 場を設け、音楽の展開に即した の工夫の効果を生かして 音楽になっているかを評価し、 自分たちの音楽をつくり、 (2) 速度を工夫する。 助言する。 音楽の展開と関連させて ◇ 強弱と速さの工夫の有効性に その効果を記述すること (3) 発表し合い、互いに評価し、助言する。 気付かせるために、「音楽の展 ができる。 開に即した強弱や速さの工夫が 【音楽表現の創意工夫】 できているか」という観点で聴 (様相観察、ワークシート、 き合いをさせる。 演奏聴取) ◎ 映像から、ガムランにはない、音色や演奏の仕方などの工夫を生かした楽曲を聴き、聴き取った工夫の 効果を自分たちの音楽に生かそうという意欲をもつことができる。 で 4.楽曲から新しい音楽の要素の工夫の効 ◇ マレットの違いによる音色の ◆ 音色の工夫や装飾音、 果を聴き取る。 違いや装飾音の効果、タイミン 演奏の仕方の工夫など、 あ (1) 楽曲について知る。 グの合わせ方などについて視覚 聴き取った工夫による効 (2) 音楽を形づくっている要素の工夫によ 的に鑑賞することができるよう 果について、雨の降り方 う る効果を聴き取る。 に、音源媒体はDVDとする。 や情景と結び付けて記述 ・マレットの違いによる音色の違い ◇ 音色や装飾音、演奏の仕方な することができる。 2 ・装飾音 どの工夫の効果を捉えさせるた 【鑑賞の能力】 ・楽器のたたき方 めに、GTに演奏をしていただく。(発言内容、ワークシート) ・演奏の仕方 ◎ 自分たちの思いが聴き手に伝わる演奏になるように、聴き取った音色や装飾音、楽器のたたき方や演奏 の仕方などの新しい要素を工夫することができる。 5.音楽の展開に即した音楽づくりをする。 ◇ 音楽の展開に即した音楽づく ◆ 聴き手に伝わる演奏に りをするために、自分たちの音 なるように、装飾音や音 (1) 付加したい音楽の要素を考える。 楽を客観的に見ることができる 色、楽器のたたき方や演 (2) 付加したい演奏の仕方を考える。 録画機器を用意し、モニタリン 奏の仕方の工夫による効 (3) 音楽の始まり方と終わり方を工夫する。 グしながら付加、修正をさせ 果を、音楽の展開と関わ る。 らせて記述することがで つ ◇ ペアグループとの聴き合いの きる。 場を設け、音楽の展開と演奏表 【音楽表現の創意工夫】 く 現の結びつきを評価、助言させ (演奏聴取、ワークシート ) る。 る ◎ 聴き手に思いや意図が伝わるように、音楽を形づくっている要素の工夫による効果を生かして演奏する ことができる。 2 6.つくりあげた音楽を聴き合う。 ◇ 第3時の演奏を発表前に聴か ◆ 音楽を形づくっている (1) 発表時の工夫点について確認する。 せ、それと比較することで、音 要素の工夫の効果を生か ・音楽の展開に沿った曲想の変化 楽を形づくっている要素の工夫 して、思いや意図をもっ ・要素の工夫による効果 による効果と音楽の高まりを感 て演奏することができる。 (2) 自分たちの音楽をつくりあげる。 じながら聴くことができるよう 【表現の技能】 (3) つくりあげた音楽を発表し、感想を交 にする。 (録画、ワークシート) 流する。 ◇ 「強弱や速度の工夫や演奏の ◆ 強弱や速度、表現方法 仕方の工夫は、音楽の展開に即 の工夫の効果を、音楽の しているか」という視点で、演 展開と結びつけながら聴 奏を聴かせる。 くことができる。 【鑑賞の能力】 (発言内容、ワークシート)

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【第1時】(1/6) 〇主眼 ガムランの音楽の仕組みや音楽の要素聴き取ったり、理解したりすることを通して、ガムランの音 楽のよさや面白さ、美しさに気付き、ガムランの音楽に親しむことができる。 〇展開 学習活動と内容 ◇指導上の留意点 ◆評価規準(方法) 形態 配時 1.楽曲と出会い、本時のめあてを確 個 10 導 認する。 入 (1) ガムランを聴き、感じたことを交 ◇ 後で、曲想と要素の関わりが分かるように、 流する(CD)。 子供たちの発言を「仕組みに関すること」「音 ・きれいな音楽だな 楽を特徴付けている要素に関すること」に分 ・同じ旋律を繰り返している。 けて板書する。 ・途中に低い音で伸ばしている。 (2) 本時のめあてを確認する。 2.ガムランの音楽について知る。 全 15 展 (1) 1曲目を聴き、音の上がり下がり ◇ 音の動きや音の長さを図形楽譜に記し、音 開 や音の入るタイミングを捉え、図形楽 の重なりや反復などの音楽の仕組みや構造に 譜に表す。 気付くことができるようにする。 個 10 (2) 2曲目を聴き、曲想からイメージ ◇ 強弱や速度の工夫による効果に気付かせる ↓ される簡単なお話をつくる。 ために、曲の構成に沿ってお話づくりをさせ 全 る。 全 5 (3) 3曲目を聴き、旋律には5音しか 使われていないことを知る。 使用されている音…D、E、F、A、B ◇ 旋律に着目させ、5つの音でつくられてい ることを気付かせる。 ま 3.本時を振り返り、次時の学習につ ◇ 次時は、鑑賞で聴き取った音楽の仕組みを 全 5 と いて知る。 生かして、自分たちの音楽をつくることを伝 め (1) 本時の学習の感想を書く。 える。 題材のめあて 音楽の展開に即した音楽になるよう に、表現の仕方を工夫して自分たちの音 楽をつくろう。 めあて ガムランの音楽の仕組みと構成を知ろう。 ◆ 強弱と速度の違いに着目し、それらの要 素の工夫による効果と、想像される雨の降 り方や空の変化を関わらせてお話をつくる ことができる。 【鑑賞の能力】(発言内容、ワークシート) ①ドローン…伴奏となる低音 ②オスティナート…短いリズムの繰り返し ③メロディー…旋律、パターンに対立したり、共 鳴したりする ④フィラー…装飾的な音 雨のぽつぽつという感じが音で表現され ていたよ。途中、みんなで演奏したり、 止まったりしていたところが雨が降った りやんだりしているようだったね。

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【第2時】(2/6) 〇主眼 鑑賞で聴き取った音楽の仕組みと音楽の構成を生かしながら、「空」というテーマとなる音楽をつ くることができる。 〇展開 学習活動と内容 ◇指導上の留意点 ◆評価規準(方法) 形態 配時 1.前時の学習内容を想起し、本時の 全 5 導 めあてをつかむ。 入 (1) 前時の想起をする。 (2) 本時のめあてを確認する。 2.自分たちのテーマとなる音楽~曲 ◇ 容易に音楽をつくることができるように、 個 12 展 名「空」~(展開Ⅰ・展開Ⅱ・展開 であう1でつくった図形楽譜と同じ形式で、 ↓ 開 Ⅲ)をつくる。 図や記号、文字を使って展開Ⅰの図形楽譜を グル (1) それぞれのパートの特徴を「生か 作成させる。 ープ して、 展開Ⅰの音楽をつくる。 (2) クラスのテーマ「空」をもとに、 ◇ 音楽の工夫がしやすいように、音楽の展開 グル 5 音楽の展開をつくる。 を考えさせ、音楽にストーリー性をもたせる。ープ (3) 音楽の展開に即した、展開Ⅱ、展 グル 20 開Ⅲの音楽をつくる。 ◇ 音楽の展開は「展開Ⅰ」「展開Ⅱ」「展開 ープ Ⅲ」の3つの構成でつくらせる。 ◇音楽にまとまりをもたせるため、展開Ⅰと展 開Ⅲは同じ構成をもつ音楽とし、A―B―A の形式でつくらせる。 ま 3.本時を振り返り、次時の学習につ ◇ 次時は音楽の展開により近付いた音楽にす 全 3 と いて知る。 るために、強弱と速さを工夫することを伝え め (1) 本時の学習の感想を書く。 る。 めあて 「ガムラン」の音楽の仕組みや構成を生かして、~曲名「空」~のテーマとする音楽をつくろう。 ◆ 音楽の決まりに従いながら、音楽の展開 に即した音楽になるように、音の数や高低、 長さを工夫してテーマとなる音楽をつくる ことができる。 【音楽表現の創意工夫】 (様相観察、演奏聴取、ワークシート)

予想される展開Ⅱ展開Ⅲ 展開Ⅰ クラスの テーマ

太陽が輝いている空、どんより曇り空、雷雨、星空、虹が出ている空、 雪がちらつく空,、しとしと雨 展開Ⅱは雨が激しく降っている感じが分 かるように、音をたくさん入れよう。 しとしと降っている雨を小さな音で、 優しく演奏しよう。 ①のメロディーを②のメロディーが追い かけるようにして、葉からしずくが落ち る様子を表そう。 展開Ⅰの音楽づくりのきまり ① 長く伸ばして繰り返す ② 何度も繰り返す。 ③白鍵と黒鍵を交互に打って短い旋律をつ くり呼びかけ合う。(音の高いところや低い ところなど、自由な高さでよい。) テーマとなる音楽づくりにおける条件 ①展開Ⅲは展開Ⅰと同じ音の並びであるこ と ②与えられた音を使って音楽づくりをすること ③展開Ⅱは音楽の決まりに従わなくてもよ いこと

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【第3時】(3/6) 〇主眼 音楽の展開に即した音楽にするために、強弱と速度の工夫による効果を生かして音楽づくりをする ことができる。 〇展開 学習活動と内容 ◇指導上の留意点 ◆評価規準(方法) 形態 配時 1.前時の学習を想起し、本時のめあ ◇ 教師のモデル演奏から、強弱や速度の工夫 個 5 導 てをつかむ。 の効果を聴き取らせる。 入 (1) モデル演奏から強弱と速度の効果 ◇ 教師の演奏の提示から、楽器のたたき方の を感じ取る。 違いによる音色の違いに気付かせる。 (2) 本時のめあてを確認する。 2.強弱と速度を工夫して、音楽の展 グル 10 展 開に即した音楽づくりをする。 ープ 開 (1) 音楽の展開に即した音楽になるよ ◇ 子供たちが容易に工夫することができ、そ うに、強弱を工夫する。 の工夫が明確になりやすいように、工夫する 視点は、強弱と速度とする。 ◇ ペアグループとの聴き合いの場を設け、音 楽の展開に即した音楽になっているかを評価 し、助言する。 ◇ 強弱と速さの工夫の有効性に気付かせるた めに、「音楽の展開に即した強弱や速さの工 夫ができているか」という観点で聴き合いを させる。 (2) 音楽の展開に即した音楽になるよ グル 10 うに、速度を工夫する。 ープ (3) つくった音楽を発表し合い、音楽 全 17 を評価し、助言する。 ま 3.本時を振り返り、次時の学習につ ◇ ガムランにはない要素をもった楽曲を鑑賞 全 3 と いて知る。 することを伝える。 め (1) 本時の学習の感想を書く。 めあて もっと音楽の展開に即した音楽になるように、強弱と速度を工夫しよう。 ◆ 聴き取った強弱と速度の工夫の効果を生 かして自分たちの音楽をつくり、音楽の展 開と関連させてその効果を記述することが できる。 【音楽表現の創意工夫】 (様相観察、演奏聴取、ワークシート) 雨が激しく降っている感じがわかるよ うに、強く演奏しよう。 雨がやんで、お日様がが出てくる感じ をだんだん遅くして表そう。 交流の観点 ・音楽の展開に即した音楽にするために、 強弱と速度の工夫による効果が生かされ ているか。 ・工夫点が演奏の中に表現されているか。 展開Ⅱは音が大きくなっていて、しと しと雨が上がって空が晴れ渡っている 感じがよくわかったよ。 ・ ・ ・ ・ ・ f・ B ・ [ ・ ・ ・ ・ ・ f・ B ・ [ ・ I・ X ・ e・ B ・ i・ [・ g ・ h ・ ・ ・ [・ ・ ・ ・ ・ Y ・ 白鍵と黒鍵を 交互に打つ 展開Ⅰ しとしと 雨 工夫

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【第4時】(4/6) 〇主眼 音色や演奏の仕方の工夫を生かした楽曲を聴き、その工夫による効果をDVDから聴き取ることがで きる。 〇展開 学習活動と内容 ◇指導上の留意点 ◆評価規準(方法) 形態 配時 1.本時のめあてをつかむ。 全 10 導 (1) 楽曲を聴いて「何を表現している ◇ マリンバの音色、楽曲の「はじめ」「中」 入 か」「何の楽器で演奏しているか」「何 「終わり」をGTに演奏していただき、楽曲 人で演奏しているか」を想像する の構成をつかませる。 (CD)。 (2) 本時のめあてをつかむ。 2.楽曲から新しい要素を聴き取り、 全 10 展 その効果を考える(DVD)。 開 (1) 武満徹の「雨の樹」について知る。 ◇ DVDの鑑賞で、演奏の仕方や装飾音など、 ・雨が降っている情景を音楽で表現し 初めの楽曲にはない音楽を形づくっている要 ていること。 素に気付かせるために、演奏者に着目して観 ・3人で演奏していること るように鑑賞する視点を与える。 ・マリンバ、ビブラフォーン、クロテ イルを使用していること ◇ 発表内容を「楽曲に係わる工夫」「演奏の ・楽譜には、演奏の仕方や照明の当て 仕方の係わる工夫」と整理して板書する。 方が明記されていること (2) 楽曲を鑑賞し、新たに見つけた要 ◇ 子供から出された気付きを実際に音で確か 全 30 素にはどんな効果があるか考え、発 めるために、GTに演奏をしていただく。 表する。 (3) 自分たちの音楽づくりに加えたい 個 7 要素とその根拠を考える。 ◇ 新しく加えた音色や装飾音、楽器のたたき 方や演奏の仕方などの音楽の要素と、その根 拠を述べさせることで、次時の見通しをもた せる。 ま 3.本時を振り返り、次時の学習につ ◇ 自分たちの音楽に、新しい要素を加え、よ 全 3 と いて知る。 り音楽の展開に即した音楽づくりをすること め (1) 本時の学習の感想を書く。 確認する。 めあて 雨の様子を表現するためにどのような演奏の工夫をしているか聴き取ろう。 ◆ 音色の工夫や装飾音、演奏の仕方の工夫 など、聴き取った工夫による効果について、 雨の降り方や情景と結び付けて記述するこ とができる。 【鑑賞の能力】 (発言内容、ワークシート) 静かに雨が降っている様子を表すとき は、柔らかいマレットを使っていたよ。 曲の始まりや、曲の変わり目のタイミ ングを合わせるために、アイコンタク トを取ったり、ブレスを揃えたりしよ う。 新たに捉えさせたい音楽を形づくっている要素 ・音色(マレットの違い)・装飾音 ・楽器のたたき方・演奏の仕方(ア イコンタクト、ブレスなど) 虹が空に大きくかかる様子を、鉄琴で表 現しよう。 生演奏で捉えさせたいこと 〇 音色の深さ、豊かさ 〇 強弱、装飾音、演奏の仕方 〇 曲に入るタイミングの合わせ方

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【第5時】(5/6) 〇主眼 自分たちの思いや意図が聴き手に伝わる演奏になるように、聴き取った音色や合図など、聴き取っ た新しい要素を付加し、音楽の展開に即した音楽になるように思いや意図をもって音楽をつくりあげ ることができる。 〇展開 学習活動と内容 ◇指導上の留意点 ◆評価規準(方法) 形態 配時 1.前時の学習内容を想起し、本時の 全 7 導 めあてをつかむ。 入 (1) 前時学習内容について交流する。 (2) 本時のめあてをつかむ。 2.音楽の展開に即した音楽づくりを グル 10 展 する。 ープ 開 (1) 音楽の展開に即して、聴き取った ◇ 音楽の展開に即した音楽づくりをするため 音楽の要素の工夫を加える。 に、自分たちの音楽を客観的に見ることがで きる録画機器を用意し、モニタリングしなが ら付加・修正をさせる。 ◇ ペアグループとの聴き合いの場を設け、音 楽の展開と演奏表現の結びつきを評価・助言 させる。 (2) 音楽の展開に即して、聴き取った グル 12 演奏の仕方の工夫を加える。 ープ (3) 音楽の始まり方と終わり方を工夫 ◇ 始まりと終わりの音楽のモデルを自由に見 グル 13 し、まとまりのある音楽をつくる。 ることができるようにCDを用意しておく。 ープ ま 3.本時を振り返り、次時の学習につ ◇ 新しい工夫を付加することで、より音楽の 個 3 と いて知る。 展開に即した音楽になったことを実感させる ↓ め (1) 本時の学習の感想を書く。 ために、新しい要素の工夫による効果につい 全 て分かったことをワークシートに書かせる。 めあて 音楽の展開に合った音楽になるように演奏の仕方や、装飾音などを工夫しよう。 ・音を一つずつ重ねていく。 ・カウントを叩いてから始める。 ・一人が始まりの合図を演奏してから始める ・だんだんデクレッシェンドして終わる ・だんだんディミヌエンドして終わる ・ユニゾンで同じリズムを繰り返してから終わる ・装飾音で終わる 霧雨のような雨を表現するために、柔 らかいマレットを使おう。 ◆ 聴き手に伝わる演奏になるように、装飾 音や音色、楽器のたたき方や演奏の仕方の 工夫による効果を音楽の展開と関わらせて 記述することができる。 【音楽表現の創意工夫】 (演奏聴取、ワークシート ) 最後は、雨が上がって虹が出てくる様子 を、だんだん音を少なく、だんだんゆっ くり演奏しよう。そして、トライアング ルのトレモロで虹を表現しよう。 展開Ⅲの速さを揃えるために、展開Ⅱ と展開Ⅲの間の後、みんなで目を見 て、ブレスを揃えよう。 雨がしとしとと降っています。だんだん激しくなってきました。 ゆっくり 優しく だんだん速く大きく ・ ・ ・ ・ ・ f・ B ・ [ ・ ・ ・ ・ ・ f ・ B ・ [ ・ I ・ X ・ e ・ B ・ i ・ [ ・ g ・ h ・ ・ ・ [ ・ ・ ・ ・ ・ Y ・ 白鍵と黒鍵を 交互に打つ 展開Ⅰ しとしと 雨 工夫

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【第6時】(6/6) 〇主眼 聴き手に思いや意図が伝わるように、音楽を形づくっている要素の工夫による効果を生かして演奏 することができる。 〇展開 学習活動と内容 ◇指導上の留意点 ◆評価規準(方法) 形態 配時 1.本時のめあてを確認する。 全 3 導 (1) 前時学習を想起する。 入 (2) 本時のめあてをつかむ。 2.発表会をし、つくり上げた音楽を グル 2 展 聴き合う。 ープ 開 (1) 聴き手に思いや意図が伝わるよう ◇ 演奏する前に、音楽の展開とそれに即して に、工夫したことや表現時の留意点 工夫したこと、その根拠を述べさせる。 についてグループで確認する。 ・音楽の要素に関わること ・演奏の仕方に関わること について、思いを根拠に確認する。 (2) 工夫点に気をつけながら最後の練 グル 5 習をし、自分たちの音楽をつくりあ ープ げる。 (3) つくりあげた音楽を発表し、感想 ◇ 音楽の展開に即した音楽になっているかに 全 30 を交流する。 着目しながら聴くことができるように、各グ ループの音楽の展開を記した評価カードを用 意する。 3.題材のまとめをする ◇ 自分達の思いは、音楽を形づくっている要 全 5 ま (1) 題材を通して分かったことや、今 素を工夫することで、聴き手に伝えることが と 後に生かしたいことをまとめる。 できることを確認し、題材のまとめをする。 め ◆ 音楽を形づくっている要素の工夫の効果 を生かして、思いや意図をもって演奏する ことができる。 【表現の技能】 (録画、ワークシート) ◆ 強弱や速度、表現方法の工夫の効果を、 音楽の展開と結びつけながら聴くことがで きる。 【鑑賞の能力】(発言内容、ワークシート) めあて 友達に音で音楽の展開が伝わるように、演奏の仕方を工夫して演奏しよう。 交流の視点 ・音楽の展開に即した音楽にするために、 演奏の仕方の工夫による効果が生かされ ているか。 ・VTRと比較して、どのようなところが音 楽的に高まったか。 今回の学習で、音楽は、音楽の展開に 合うように演奏の仕方を工夫すること で、自分達の思いを伝えることができ ることがわかりました。次は、修学旅 行の平和集会で、自分たちの平和への 願いが伝わるように歌いたいです。 発表会では、友達に音楽の展開が音楽 で伝わるように、強弱や速さをしっか りとつけたり、アイコンタクトをとっ て出だしを揃えたりしよう。 3時間目の時の演奏に比べて、マレッ トを柔らかいものにしたことで、優し く降っている雨の感じが出ていまし た。そして、空が、夜空になって、星 が出てくる感じがトライアングルで表 現できていました。

参照

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