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複合陸域生産システム部における東日本大震災直後の状況と対応の記録(特別報告)

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Academic year: 2021

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(1)

の状況と対応の記録(特別報告)

著者

齋藤 雅典

雑誌名

複合生態フィールド教育研究センター報告 =

Bulletin of Integrated Field Science Center

27

ページ

62-66

発行年

2012-03

(2)

62 複合陸域生産システム部における東日本大震災直後の状況 と対応の記録 センター長 斎藤 雅典 3月11日(令) 地震直後,出勤している人たちの人数を確認し,火の元や 各部屋の状況を確認させた後,帰宅希望者聞吊宅させた。 センターにいた職員,学生 1研:田島,宇野,研究員・学生4名 2研:二宮,田中,赤坂,研究員・学生2名 3研:多田,福田,佐々木(和),研究員・学生3名 4研:全員不在 事務部:佐々木(栄),佐々木(清),志藤,高橋(貫), 遠藤,高橋(由),館内,鈴木(よ) 技術部:鈴木,梅津,中鉢(礼),高橋(佳),宍戸,柴田, 八嶋,加納,佐藤(和),山本(哩),中鉢(広), 渋谷 寅さんが,センター全体の電気のブレーカーを落としまし た。 自家発電2研のものを動かし, 2研の-80℃の冷凍庫とロ グハウスの明かりをつける。 その後, 3研の学生2名, 1研,2研の学生各1名がセンター に戻ってきました。 ログハウスでの生活: 電気が通っていないことから,暖がとれる寮の学生はログ ハウスで過ごすことにしました。宿泊室の鍵をすべてあけ てもらいました。 センターでの生活者 11日夜(18名+1名) 二宮,多田,福田,研究員・学生15名+佐藤(和) (乳牛 舎で) 3月12日(土) 12日朝,古川班,鳴子班,山形班に分かれて,各家の確認 と食料確保,ガソリン確保を試みる。 ガソリンは,山形では入れることができたが,鳴子では, すでになくなってしまい,得ることができなかった。 12日昼,夜,中鉢(広)さんが援助。おにぎりとおっけも の,お風呂に一部の数人,入れさせてもらう。 センターでの生活者 12日夜(20名+1名) 二宮,多田,福田,加納,丹内,山本(理),宇野,福田(妻), 研究員・学生12名+佐藤(和) (乳牛舎で) 3月13日(日) 13日午後,新潟より田中さんが戻る。ガソリンや食料を配 袷 13日夜,職員で会議 多田,二宮,福田,宇野,田中,丹 内,佐藤(和),山本(理),中鉢(広) 乳牛の搾乳について,人手のみの限界 200Vの発電機の手配について: 車のガソリン残存量と走行可能距離の割り出す。宇野家(尾 花沢)を起点に情報確保をしていくことにする。 センターのガソリンスタンドのガソリンの残存量の把握 2700L センターの軽油の残存量? 安全のために,軽油を使う方向で動こうと決める。 学生を帰宅させることを決断: 学生の輸送方法について決める その結果を受け,学生の説得を行い,すべての学生が帰宅・ 帰国を決意。 車4台分の学生配分:学生同士で,帰宅について,いろい ろと話し合い 13日夜も12日同様の人数宿泊 3月14日(月) 14日朝: 8時半より大会議室で職員すべてを集めて会議 出席者:事務部(全員),技術部(佐々木(貴),佐々木(友), および休日の数人をのぞいて全員),教員(二宮,多田, 福田) 昨日の話し合いの内容を話す。 1.軽油の残存量について把握を指示 2.最低限のウシの飼い方と最低限の人数,ローテーション を決めることに。 3.13時にもう一度,会議をすることに 田島先生と佐々木(貴)がくる 学生を送り出す。全員の連絡先の紙を配布,帰宅後,宇野 さんの家に連絡するように指示 学生におにぎり1人一個,

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お菓子持たせる。 伊藤先生が来る 佐々木(友)もくる。 お昼のおにぎり,中鉢広さん提供。 13時の会議: I.軽油もトラクター内に入っているもので, 440Lある。こ れにより,粗飼料のえさのみをあげる場合には, 2ケ月 の運営が可能な軽油があることがわかる。この他,埋蔵 しているものも2000L強あることがわかる。 2.運営体制: 事務部 数人でローテーション 技術部 佐藤(和),丹内,山本(哩),遊佐(文),中 鉢(広)で行い,自転車でこれる赤坂さんも応援 教員 伊藤先生にバトンタッチ,伊藤先生,クレスタで 斎藤先生を迎えにいくと話す。 ログハウスで生活をしていた学生は,すべて実家や安全な 場所-移動完了 教員(多田,二宮,福田,田島)帰省 斎藤センター長,朝,農学部-。 生還と女川全員の無事を山谷先生一同にお知らせする。一 同,安堵の表情。 農学部中庭で打ち合わせ。 4時半 伊藤(豊)さんの迎えのクレスタで鳴子-。どこ のGSも長蛇の列。ほとんど販売を終了しているにもかか わらず,明日のために行列。 夕方:多田先生からの要請を受けて,研究員(発熱で数日 一人で寝込んでいる)の自宅を探しに出かける。夜の鳴子 で家を探し回る。本人からの電話でのナビでようやく見つ ける。とりあえず食料を提供し,ストーブに灯油を入れて くる。この時点で通電しており,エアコン等も使えるよう になってきた。 (鳴子地区に続いて,川渡,さらに町西,蓬田へ電気復旧) 宿泊棟泊(佐藤(和),丹内,伊藤,斎藤,山本(哩)) 3月15日(火) お昼ごろ,宇野と学生1名,山形からセンター-戻る 午後 鳴子の研究員自宅-食料 3月16日(水) 1時から打ち合わせ(陶山先生バスで到着) 研究室片付け 3月17日(木) 以下の内容を教員メンバー-配信 なお, 16日夜から雪が降り続き,新たに30cm程度の積雪 となっています。 14日(夕刻) 伊藤先生の迎えで駕藤が川渡に戻る。その頃,電気,水道 復旧。 馬場氏(3研)の自宅(鳴子)へ食料提供。 I 15日, 16日 高橋(実)氏:主要施設に通電を行う。 技術部:佐藤(和),丹内,山本の3氏を中心にして引き 続き泊まり込みで,家畜管理に対応。 その他の技術部職員が随時対応。 事務部は交代制で対応。 16日 出勤した技術職員および陶山先生(バスにて出勤) と今後の対応を協議し,以下の方針をたてる。 方針 1)技術部全体で家畜管理,育苗準備に対応する 2)燃料の入手がきわめて困難なため,センターの備蓄燃 料を大事に利用する。 3)出勤可能な技術職員を3つのグループに分けて,公用 車クレスタで乗り合い出勤体制をつくる。 1日出勤・2 日自宅待機の3日間のローテーション。 4)核となるスタッフは必要に応じて泊まり込み。 5)被災・遠距離等の事情のある職員は自宅待機。 17日 技術部の大半の職員が出勤。上記の方針に基づいて, 18日以降の出勤体制をつくる。 燃料入手事情がきわめて悪いので 教員は自助努力で出勤 できる場合を除き,当面,自宅待機として下さい。 各研究室の学生・ボスドクも同様です。その旨,各研究室 でお伝え下さい。 各研究室の冷凍・冷蔵庫類については, 15-16日で通電し ました。 出勤できる職員は全員集合: 18日からの技術部ローテーション体制について合意。 午後からインターネット回復。

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64 3月18日(令) 技術部3班体制の1日目 昼食:食堂 研究室の復旧(ロッカー,棚類の固定棒の設置しなおし) 夕食(佐藤(和),宇野,加納,他3名) 3月19日(土) 3班体制 2日目 昼食:食堂 3月20日(日) 3班体制 3日目 3月21日(局) センター長メッセージをフィールドセンターHPに掲載(刺 添) 3月22日(火) センターのライフライン関係ほぼ復旧。通常勤務体制-戻 す。 以下の内容を教員メンバー-配信 22日,事務職貝は全員出勤しました。技術職貝は3班の輪 番制の2サイクル目で対応しています。教員の先生方もバ ス等で出勤の先生が増えてきました。技術職員の輪番制は, 23日限りとして, 24日から通常勤務体制に戻します。 やや改善の兆しが見られますが,ガソリン不足はまだ深刻 です。ただ,古III -鳴子の市民バスが連行されはじめました。 47号線沿いの方は,パスを利用した出勤が可能です。 (時 刻表は大崎市の地震関連のページからご覧下さい) 研究科長から以下のメッセージが出されております。多く の項目は雨宮キャンパスに関わることですが, 8)にあり ますように,可能な限り,通常勤 務に戻す努力をして下 さいとのことです。それぞれご事情があると思いますので, 可能な範囲で,とご理解下さい。 学生については,もう少し休業とします。卒業の退去のた め,整理に来る学生には,現状を説明の上,戻って整理す ることは可能であることをご連絡下さい。 22日の対応 1,市水道のテスト通水を18日3:00 pm まで行った後, 22 日朝現在での漏水の有無を,その場で確認して下さい(雨 宮キャンパス)。 2.被災状況の調査を至急行って貰うことになるので,用度 係からフォーマットが届き次第,状況の写真を含めて期 日(未定ですが早い時期)までに,各分野から用度係に 提出する旨,説明をお願いします。 3.井戸水の通水は,明らかに漏水している箇所を修理次第, 市水と同じような体制をとって,テストする予定なので その時には,各分野の協力を願う旨,宜しくお願いしま す(雨宮キャンパス)。 4.水道と電気に問題ないようでしたら,毎日のミーティン グは今日で一旦やめて,毎週月曜日10:00にミーティン グを開催するので,分野から最低一名は必ず参加するよ うに,周知してください(雨宮キャンパス)。 5.原発の影響は,今後,大学の[Pに一括して掲載・公表 するので,それを参照して下さいと,お伝え下さい。 6.決算など,不明な点は,すべて経理係に相談するように お話しして下さい。 7. 22日以降は,各分野で関連する研究室などの復旧にあた るよう指示して下さい。 8.教員は,特別な書かないかきり,勤務状態を遺稿に戻し て貰うように,また連絡先を庶務係に届けるよう,徹底 して下さい。 以上

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66 ログハウスでの避難生活 ヽ 俶メツ 凵 ▲ - ィ S ク蓼爾 一一〇〇●1m●′ i i ..弓 辻 -ヽ 耳耳耳 ツ i.I, ニ ツ ・t ネ イ 〟 - ′ h ヲリ+ It_ `′ 剪 メ ] ●:\ ミeヽ 剪 I ●′ 辻 ネ6「 .:I ≠信′I当 一一 1 -ー 1 } 劍 X ィ イ 一書 白メ し`ー ′ 写典5-6.ログ-ウス内 (20日.03. 12夜間) 麗災後.川渡のフィールドセンターにとどまっ た学生と教職員はログ-ウスでの避難生活を行っ た命 ログ-ウスに薪ストーブが備えられているた め.停霞時でも暖をとることが可能であったや 食料については.各自で確保したものに加え. センターの近隣に居住される職員からの差し入れ ど.また新潟まで燃料や発雷機などの物資確保で 賄われた禽 (2011年3月12日 福田康弘 俄影)

参照

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