第1学年 国語科学習指導案
指導者 ○○ ○○ 1 単元・題材名 音読劇をしよう「おむすび ころりん」 2 単元について ○単元観 本単元は、貧しくも心優しいおじいさんが主人公である。おじいさんのために準備された大事なお むすびを穴にころがしてしまうのだが、ねずみたちが喜んでいることに気づき、残りのおむすびもあ げてしまう。そのことがねずみを喜ばせ、歓迎を受け、その後思わぬ幸運をつかむという話である。 昔話によくある、「優しい気持ちで、思いやりのある行動をすれば、よいことが起きる」という児童に とっても分かりやすい内容となっている。難しい言葉は使われず、児童に分かりやすい言葉ばかりで、 登場人物も、おじいさん・おばあさん・ねずみ、と少ないので、文章をもとに、その人物になりきっ て、様子や気持ちを考えることができる。また、詩的でリズミカルな文章になっているので、音読の 練習にも適している。 ○児童観 本学年の児童は、本を読むことが好きで、毎週行われる保護者による読み聞かせを楽しみに待って いる。家庭での音読練習においても、おうちの人に聞いてもらうことが好きで、学級での本読み練習 のときにも、台詞の部分や自分の好きなところは、動作を交えて読んでいる。1 年生初めての物語教材 「はなのみち」では、登場人物のくまになりきって動作化し、様子や気持ちを考えた。簡単な内容で はあるが、児童にとっては難しく、「くまは袋の中にあるものが種ということを知らない」ということ が理解できなかったり、聞きに行ったりすが、袋の中にあるものを見ることができなかったことなど、 はっきりと理解できている児童は少なかった。 ○指導観 本単元の指導にあたっては、目標を「音読劇発表会をしよう」とし、学習の最後に保護者に向けて 発表しようという意欲を持たせる。児童が昔話の楽しさを十分実感できるように、動作化やリズムに のった音読を取り入れていく。簡単だと思われる文や言葉に気を配りながら、児童が本当に理解でき ているかを確認する。特に動作化では、言葉や絵の一つひとつに注目し、おじいさんの人物像をはっ きりとさせる。例えば、おじいさんの挿絵からは、とても年をとっているということが分かり、腰の まがっている様子や歩き方が分かる。また、「山の畑を耕す」という一つの文から、そんなおじいさん が一生懸命に働いていることや、とても疲れていることを想像させることができる。そうすることで、 児童が、おなかがすいているのに、ねずみたちにおむすびをあげるという、おじいさんの優しい行動 に気づき、それが最後の幸運につながっていくということが、より明確に理解ができるだろう。 3 単元の目標 ○ 話の内容に面白さを感じ、進んで読もうとする。(関心・意欲・態度) ○ 場面の様子について、登場人物の行動を中心に想像を広げながら読む。(読むこと ウ) ○ 語や文としてのまとまりや内容、リズムに注意しながら声に出して読む。(読むこと エ) ○ 昔話の読み聞かせを聞いたり、発表し合ったりする。 (伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 ア(ア))4 指導・評価計画 (全8時間 本時2/8) 学習内容・時数 評価 関心 読む 言語 評価規準【評価方法】 事 前 読 み 範読を聞き、正しく読むための準備をする。 学習終了時に30 回以上音読する ことを目標にする。 【音読カード】 つ か む 「おむすびころりん」の音読を比べ合い、学 習のめあてをもつ。 【学習のめあて】 ○ 挿絵を並べ替え、話のあらすじを 考える。 【行動観察】 よ み ふ か め る 挿絵①~③ 畑を耕すおじいさんの様子や気持ちを考え、 音読に生かす。 【本時】 ○ おじいさんの行動を動作化しな がら、様子や気持ちについて想像 を広げながら音読をする。 【行動観察】 挿絵④~⑥ おむすびをあなにころがすおじいさんの様子 や気持ちを考え、音読に生かす。 ○ ○ おじいさんがだんだん楽しい気 持ちになっていることをとらえ て音読をする。 【行動観察】 挿絵⑦ ねずみに歓迎されているおじいさんの様子や 気持ちを考え、音読に生かす。 ○ ○ おどろいたり、喜んだりする様子 や気持ちを想像しながら音読を する。 【行動観察】 挿絵⑧ おばあさんと一緒に喜ぶおじいさんの様子や 気持ちを考え、音読に生かす。 ○ ○ 最初の場面の様子と比べ、幸せな 様子や気持ちを想像しながら、音 読をする。 【行動観察】 た し か め る 音読発表会に向けて、互いに聞き合ってより よい音読劇にする。 ○ ○ 姿勢や口の形に気をつけて、楽し く音読練習をしている。 【行動観察】 これまで学習してきたことを生かして、音読 劇発表会を開く。 ○ ○ 姿勢や口の形に気をつけて、はっ きりとした声で音読している。 【行動観察】 5 本時の展開 (1) 本 時 平成○○年○月○日(○)第○校時 於:1 年 教室 (2) 主眼 ○おじいさんの畑を耕す様子や、おむすびを大事に思っている様子を動作化することで、場面の 様子を豊かに想像することができる。 (3) 準備 挿絵・本文・くわ・おにぎり 「おむすびころりん」をじょうずによんで、おんどくげきはっぴょうかいをひらこう。
(4) 展開 学習活動 支援・援助 予想される児童の反応 1 本文を音読する。 2 本時の学習課題を確かめる。 3 本時の学習範囲を音読する。 4 おじいさんの様子や気持ち を考える。 (1)挿絵を見て、おじいさんの 様子や気持ちを考える。 (2)山の畑を耕す、おじいさん の様子や気持ちを考えな がら、動作化をする。 (3)おむすびを食べようとす る、おじいさんの様子や気 持ちを考える。 (4)おむすびが穴に落ちた時 の、おじいさんの様子や気 持ちを考える。 5 読み取ったことをもとに、音 読に生かし、発表をする。 6 本時の学習を振り返り、次時 の学習について知る。 ○ 進んでおじいさんの様子を考 えることができるように、音 読劇に生かすことを確認 す る。 ○ 語や文のまとまりに気をつけ て、はっきりとした発音で音 読させる。 ○ おじいさんの状況や背景を考 えることができるように、姿 勢や表情に注目させる。 ○ おじいさんの様子を動作化が できるように、吹き出しに入 る言葉を考えさせる。 ○ おむすびが3つしかないこと に着目させる。 ○ おじいさんの様子を動作化が できるように、吹き出しに入 る言葉を考えさせる。 ○ おじいさんの様子や気持ちを 想像できたことを確認する。 ○ 次時の活動への見通しと意欲 を持たせる。 ・とても年をとっている。 ・おじいさんなのに、山に登らな くちゃいけないなんて、かわい そう。 ・山で畑を耕すのは、きっとすご くきつい。 ・元気がない ・「なかなか畑ができないな。」 ・「おいしい野菜ができないな。」 ・「大変だなあ。」 ・「でも、頑張らなくちゃ。」 ・おばあさんが、おじいさんのた めに作ってくれた大事なおむ すびだ。 ・たった3つしかない。 ・おじいさんのうちは貧しい。 ・「もったいないことをした。」 ・「おばあさんが悲しむだろう。」 おじいさんの きもちやようすを かんがえながら、おんどくげきにしよう。
弟一学年「おむすびころりん」教材分析表 あらすじ 着目させたい叙述 (挿絵・行動・情景等) 登場人物の様子・気持ち 【昔話のかたりはじめ】 ○山の畑を耕すおじいさん。 【事件の始まり】 ○おむすびを食べようとしたと ころ、1つ落として転がってい き、穴の中におちてしまう。 ・挿絵 ・むかしむかし ・やまのはたけ ・挿絵 ・「そろそろおむすびたべようか」 ・そのとたん ・「まてまてまて」 ・おいかけていった 【事件前のおじいさんの様子】 ・とても年をとっている。 ・おじいさんなのに、山に登らな くちゃいけないなんて、かわい そう。 ・山で畑を耕すのは、きっとすご くきつい。 ・元気がない。 ・電気も車もないころ。 ・楽な仕事ではない。 ・たった3つしかない。 ・大事なおむすび ・おじいさんのうちは貧しい。 ・おばあさんが、おじいさんのた めに作ってくれた大事なおむ すび。 ・もったいない。 ・おばあさんが悲しむだろう。 【事件の展開】 ○穴から聞こえる歌を可愛らし く思い、残りのおむすびもあな にころがしてあげるおじいさ ん。 ・挿絵 ・ふたつめころがす ・うたにあわせておどりだす ・嬉しそう ・元気になっている。 ・大事なおむすびだけど、穴の中 から喜んだ声が聞こえるから、 あげている。 ・優しいおじいさんだ。
○自分も穴に落ちてしまう。 ・あしをすべらせて ・大変なことになった ○穴の中にいたねずみに歓迎さ れているおじいさん。 おむすびのお礼に小槌をもら う。 ・挿絵 ・「おむすびたくさんありがとう」 ・「おいしいごちそうさあどうぞ」 ・「おれいにこづちをあげましょ う」 ・ごちそうがいっぱい ・喜んでいる ・ねずみも喜んでいる ・おいしいおむすびを作ってくれ たおばあさんと、優しいおじい さんのために、お礼がしたい 【結末】 ○持ち帰った小槌を振るおじい さん。 不思議な出来事が起きて、おば あさんと一緒に喜ぶ。 【その後】 ○いつまでも仲良く暮らす二人。 ・挿絵 ・「どうしたことだろう」 ・白いお米がざあらざら ・金の小判がざっくざく ・いつまでも 【事件後のおじいさんの様子】 ・とても喜んでいる ・二人とも笑っている ・楽しそう ・ふしぎなことが起こり、びっく りしている ・もう食べ物に困らない ・山の畑まで働きに行かなくても いい。 ・いいことをしてよかったなあ、 と思っている。 ・おじいさんは、おばあさんと幸 せに暮らした