第3学年算数科学習指導案 指導者 1.単元名 「べつべつに、いっしょに」 (総時数5時間) 2.指導観 児童の実態 教材について 児童はこれまでに、加減の変量に着目し 本単元では、加減と乗法を組み合わせた て、まとめて考える問題や何倍になるかを 4要素の問題を「まとまりを考えて」解く 考えて解く順思考の問題を学習してきてい ことができるようにすることをねらってい る。加減の変量に着目してまとめて考える る。詳しく述べると、次の2点である。 問題では、図を見ながら「まとめてたす」 ・ べつべつに考える」方法と「まとま「 や「じゅんに、じゅんに」と唱えながら動 りを考える」方法の2つの考え方があ 作化も加えることで解決できるようになっ ること。 てきている。 ・ まとまりを考える」思考法のよさが「 事前調査の計算問題では、90%の児童 わかること。 が理解できていた。しかし、文章問題では 「まとまりを考える」方法のよさとは、 問題の意図をつかむのが苦手なため、既習 演算の回数が少なく、計算が簡潔で便利な の加法や乗法を組み合わせた4要素の問題 ことである。 で正しく立式できていない児童が多かっ ここでは 「べつべつに考える」方法と、 た。 「まとまりを考える」方法の2通りの考え 自力解決については、自分の考えを絵図 方を比較してみることを通して 「まとま、 や式に表すことができるようになってきて りを考える」よさを実感できるようにする いるが、言葉で表現したり、説明したりす ことが重要である。 ることができず、支援を必要とする児童も この内容は、日常の問題解決の場面での いる。 ものの見方や考え方を広げるものであると 少人数交流や全体交流については、友だ 同時に、次の単元「計算のきまり 、第4」 ちの考えを聞いて共通点を見つけることが 学年「式と計算のじゅんじょ」の分配法則 できるようになってきている。 への理解へとつながるものであり意義深 い。 指導にあたって 本単元の指導にあたっては、意欲を高めるために 「ドルフィンランドへ行こう」という単元、 構成をする。具体的には、いろいろな買い物の場面を設定し、意欲の継続を図りたい。 まず 「つかむ」段階においては、親子で入場券を買う場面を設定し、場面の情景図や半具体、 物の提示の仕方を工夫することで、問題を解決していこうとする見通しをもたせたい。そして、 、「 」 「 」 加法と乗法を組み合わせた問題の解き方には べつべつに考える 方法と まとまりを考える 方法の2通りの考え方があることに気づかせ、ネーミングすることで考えを明確にさせる。 次に「つくる・まとめる」段階においては 「まとまりを考える」思考法のよさが実感できる、 ように問題の数値を工夫する。その際に2通りの考え方で解き、それを比べることにより「まと 」 。 、 まりを考える ことのよさを分からせたい 気づきにくい児童にはまとまりを意識できるように 半具体物や図を用いたヒントカードを用意する。 さらに、自分の考えをより確かにするために、ノートを活用して順序よく相手に分かるように 説明する少人数交流を設定する。 減法と乗法を組み合わせた問題においては、個々の違いをどのようにまとめればよいかを半具 体物をもとに考えさせる。そして、まとめる考え方が活用できるようにすることを通して、考え をつくる楽しさや喜びを味わわせるようにする。
3.目 標 「 」 、 。 ( ) ○ まとまりを考える 思考法のよさがわかり 進んで活用しようとする 関心・意欲・態度 、 。 ○ 加減と乗法を組み合わせた4要素の問題を 共通の要素に着目してまとめて考えることができる (数学的な考え方) 、 。( ) ○ 加減と乗法を組み合わせた4要素の問題を まとまりを考えて解くことができる 表現・処理 。 ( ) ○ 加減と乗法に関して成り立つ性質のもとになる計算の仕方を理解している 知識・理解 4.指導計画 時 主な学習活動 支援・留意点 主な評価規準 段階 ○ 加法と乗法を組み合わ ○ 図を活用して問題解決していく ○ 加法と乗法を組み合わ せた問題を「べつべつに ための見通しがもてるように、「ド せた問題を、自分なりの 考える」方法と「まとま ルフィンランド」の情景図や半具 考え方で進んで解こうと 1 りを考える」方法の2通 体物を示す。 している。 「 」 「 ( ) つ りの考え方で解く。 ○ べつべつに考える 方法と ま 関心・意欲・態度 か (2組本時) とまりを考える」方法の2通りの ○ 「べつべつに考える」 む 考え方があることに気づかせる。 方法と「まとまりを考え る」方法の2通りの考え 方があることに気づくこ とができる。 (数学的な考え方) ○ カードとケースを1組 ○ 「まとまりを考える」思考法の ○ 加法と乗法を組み合わ にして「まとまりを考え よさを実感させるために、2通り せた問題を「まとまりを 1 る」方法のよさを話し合 の方法で解き それを比べさせる、 。 考える」方法で解くこと う。 のよさが分かる。 ( ) ( ) つ 3組本時 数学的な考え方 く ○ ドルフィンランドの買 ○ 「まとまりを考える」方法で解 ○ 加法と乗法を組み合わ る い物場面で「まとまりを くことをより確かにするために、 せた問題を「まとまりを 1 考える」方法で解く問題 前時の学習内容を生かして、問題 考える」方法で正しく計 をつくる。 をつくらせる。 算できる。 (表現・処理) ○ 1人分の料金のちがい ○ 全体のちがいを意識させ、個々 ○ 減法と乗法を組み合わ ま に着目して「まとまりを のちがいをどのようにまとめれば せた問題を「まとまりを と 1 考える」方法で問題を解 よいかを半具体物をもとにして考 考える」方法で解くこと め く。 (4組本時) えさせる。 ができる。 る (数学的な考え方) ・ い ○ 列車1りょう分のちが ○ 「まとまりを考える」方法をよ ○ 「まとまりを考える」 か いに着目して「まとまり り確かにするために、前時の学習 方法で減法と乗法を組み す 1 を考える」方法で問題を 内容を生かして 問題を解かせる、 。 合わせた問題の解き方を 解く。 (1組本時) 理解している。 (知識・理解)
指導者 3年3組 5.本時の学習 「べつべつに、いっしょに」 (総時数5時間中2時目) (1)主 眼 ○ 加法と乗法を組み合わせた問題を「べつべつに考える」方法と「まとまりを考える」方法 で解き、比較する活動を通して、まとまりを考えることのよさが分かる。 (2)着 眼 着眼1-②】 「自分なりの考えをつくるための手だて」 【 ・カードとケースがべつべつになった絵図やカードとケースが1組になった絵図のヒントカ ードを活用させる。 ・2つの考え方が分かる前時の学びの足跡を掲示する。 【着眼2-①】 「交流の視点を明らかにした少人数交流」 「べつべつに考える」方法と「まとまりを考える」方法の2つの考えを比べて、よさを伝 え合うペア交流をさせる。 【着眼2-②】 「個の考えをつなぎ、数理へと導くキーワード」 まとめて べつべつに 式が少ない 計算が簡単 計算がはやい (3)準 備 情景図、ヒントカード、学びの足跡 (4)展 開 学習活動 支援・留意点 評価 過程 1.本時の問題を知り、めあてをつかむ。 ○ 場面をイメージしながら問題を読 むことができるように、出てくる数 問題 字に着目させながら、問題の意味を 80円のカードを5まい、 つかませる。 つ 120円のケースを5こ買いました。 ○ 前時の学びの足跡を見せ 「べつ、 何円はらえばよいですか。 べつに」と「まとめて」の2つの考 え方があったことを思い出させ、本 か 時のめあてを確認する。 めあて 「べつべつに」と「まとめて」の2つの考え方でといてくらべてみよう。 む 2.見通しについて話し合う。 ○ 「べつべつに」の考え方は、カー ドとケースを分けて考え 「まとめ、 て」の考え方は、カードとケースを 1組にして考えることを確認する。 80円 80円 80円 80円 80円 120円120円120円120円120円
・カードとケースがまとまりになるよ。 ・カードとケースをべつべつに分けたら いいよ。 ・図をかけばとけそうだな。 ・たし算とかけ算を使うととけそうだ。 3.自分の考えをつくる。 ○ 必要な児童には、「べつべつに」「ま とめて」の2つの考え方がわかるよ 、 つ うな絵図のヒントカードを渡したり 前時の学習の掲示を見るよう助言し たりするなど、個別に支援する。 く 】 【着眼1-② る 4.ペアで交流する。 ○「べつべつに考える」方法と「まと 」 、 ① まりを考える 方法の2つを比べて それぞれのよさを伝え合うペア交流 【 】 をさせる。 着眼2-① 5.全体で交流する。 べつべつに まとめて つ 加 法 と 乗 く 法 を 組 み 合 わ せ た 問題を ま る 「 と ま り を 考 え る 」 方 法 で 解 ② く こ と の ・それぞれのねだんが分かる ・はやい、かんたん よ さ が 分 かる。 ○ まとまりを作って計算する方法は、( ノ ー ト ) 式の数が少なく、数値も簡単になる ・観察 ので、便利そうだと気づくよう、ア とイの違いを見つけさせる。 【着眼2-②】 6.本時のまとめをする。 ま と 7 チャレンジ問題をし ふり返りをする. 、 。○ チャレンジ問題をし 「まとまり、 を考える」方法で解くことのよさを め 感じさせ、ふり返りをさせる。 8.次時の活動を知る。 ○ 次時は「まとまりを考える」方法 る で解くことを知らせる。 ア 80×5=400 120×5=600 400+600=1000 答え 1000円 イ 80+120=200 200×5=1000 答え 1000円 かけ算とたし算を使っている 答えは全部1000円 かけ算が1回 式が2つ かけ算が2回 式が3つ まとめ まとまりを作って計算するとかんたんにとける。 80×5=400 120×5=600 400+600=1000 A、1000円 80×5=400 120×5=600 400+600=1000 A、1000円 80+120=200 200×5=1000 A、1000円 A、1000円 80+120=200 200×5=1000 80 80 80 120 120 120 120 80 80 120 120 120 120 120 120 80 80 80 80 80