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JAIST Repository: 産業レベルの巻き返しにおける国・民間企業・地域ネットワークの役割 : ドイツのレーザー産業に関する事例研究

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Academic year: 2021

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JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 産業レベルの巻き返しにおける国・民間企業・地域ネ ットワークの役割 : ドイツのレーザー産業に関する事 例研究 Author(s) 南條, 有紀; 佐久田, 昌治 Citation 年次学術大会講演要旨集, 27: 791-794 Issue Date 2012-10-27

Type Conference Paper Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/11140

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

(2)

産業レベルの巻き

しにおける国・

業・

ット

ークの

ドイ

のレー

ー産業に関する事

研究

紀( 会 日本総合研究所) 久田 ( 会 日本総合研究所・日本大学)

はじめに

「 代の変 」「競争 の激変」などにより 産業の主 を う国が移り変わる。最近の 国 および 国の レクトロ クス分野の競争 拡大は顕著である。我が国を代表する レクトロ クス 産業の競争 の が現実のものとなり ある。 国 ーロッパ 国でも った を のままの で い した は少ない。1970 年代 以降では主に 国の 体 電 自動 などの産業(とりわけ 造業)の を かしたのは 日本 業であった。 国は 1980 年代 以降 ングレポートに代表される「競争 」のための な 策によって産業構造の をはかった。E は 2000 年に「 ス ン 」と ばれる「 を世界 で最もダイ ミック か 競争 のある 識経済」とする 的な政策 を 定した。 国および のこれらの は 「国 政の 性」「 用」の面ですべて実現されたとは言い いが 国のトップクラス IT 業の成 ドイ における国 の 造業の 続的発展など すべき成 事 は数 く存在している。 我が国では 端産業分野で った を った じ領域で び い した は と どない。果たして わが国は レクトロ クス産業の分野で び き ることは なのだろうか の な問題 識をもとに 競争 を ったドイ のレー ー産業の 活のプロ スから 「競争 の面で しい状況におかれた我が国の産業」 のインプ ーションを したものである。 なお ベースとなるドイ のレー ー産業に関する調査は 2004 年 2007 年にかけて実施した日本原 子 研究開発機構と 会 日本総合研究所の 研究によるものであり 部はすでに公表されてい るi 研究 日本およびドイ の 業・公的研究機関 ドイ 連 政 ・ 政 関連省 ベル ン 科大学などに対 するインタビ ー調査を実施した。 体的なインタビ ー対 および は以 のとおりである(ドイ 11 機関・日本4 機関 インタビ ー期 2004 2007 年)。 ドイ 連 研究省 ・ドイ 連 政 による科学技術政策 ・産学 連 施策 域イノベーション政策 ノ ル ト ラ イ ン ウ ス ト フ ァ ー レ ン (NRW) 科学研究省・経済 省 ・NRW 政 による科学技術政策 ・産学 連 施策 域イノベーション政策 フラウン ーファー研究機構 ・ドイ の産学 連 の みと実態 公的研究機関の果たす ベル ン 科大学 ・ドイ の産学 連 の みと実態 大学の果たす シ タインバイス ・ドイ の産学 連 に関する 自の り み ドイ 研究 会(DFG) ・ドイ の産学 連 ・研究開発 のための ドイ 産業 会(BDI) ・ドイ 業の研究開発システム フランクフルター・アル マイ ・ドイ の科学技術政策・研究開発システム・産学 連 の実態 (BASF AG) ・ 業のイノベーション シー ンス (Siemens AG) ・ドイ におけるレー ー技術発展の経 イノベーション ン ル (Henkel KaA) ・ドイ の産学 連 の みと実態 業の果たす ・イノベーション ベンチ ー インターンシップ 立行政 人日本原子 研究開発機構 ・日本のレー ー技術発展の経 現状 みと弱み 会 ・グローバル における日本のレー ー産業の みと弱み 電機 会 ・グローバル における日本のレー ー産業の みと弱み 在日ドイ 大 ・ドイ の科学技術・産業技術政策

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3 調査結果 3 レー ー技術の発 と発 の経 レー ー技術は 新しい ン 期的な 造プロ スを実現する技術として 大きな期 を ら れている。現在 レー ー産業ではドイ がグローバル を 巻している。 1980 年代 世界トップの を したのは日本であった。日本・ドイ いずれも レー ー技術の開発を めたのは 1970 年 と 期であった。ドイ は どのようにしてトップの に いたのか。1980 年代 ドイ で起こったレー ー産業の ビック・バン から現在に る経 をたどり の成 の要因を 分析した。 世界 のレー の発 は 1960 年の 国の T.H. イマン( ウ )のルビーレー ーで れでカ ミ の に を開けたのがレー ー加 の まりである。

1960 年代には Nd: ラスレー ー He-Ne レー ー 体レー ー CO2 レー ー Nd:YAG レー ー 1975 年には シマレー ーの発 が行われ 現在 されている方 の と どの技術が った。 1970 年代には CO2 スレー ーが実用化され プラスチック 材 など な材料の に 用されるようになり 電気 電子部 の 自動 部 の表面 化など と用 が拡大した。 我が国にレー ー加 置が 入されたのは 1971 年に 和 が 国フ トン ー ス の発 を 入し 大学 研究機関に したのが最 であった。 3 日本におけるレー ー産業の発展 我が国では 1968 年 1972 年日本電気 1979 年 電機など 1970 年 から大 電機 ーカーに よる自 開発が活発化した。レー ー開発の機 の まりを け 業技術 ( )の「 性 応用 合 産システム研究開発」がスタートした(1977 1985 年)。大 業が 数 加した大 国 プロジ クトにより 日本は20kw の大 CO2 レー ー発 の開発に成 。1975 年 CO2 レー ーによる 100 200W の 発 の の国産化に成 した。1980 年代 期には 国産のレー ー加 置が産業 機 としての を し 我が国のレー ー技術は世界トップの に り た。しかし80 年代以降 入 していた大 電機 ーカーの くが あっという にドイ に の を明け してしまった。大 業 としてビジ スとして がないというのが最大の であった 3 3 ドイ におけるレー ー産業の発展 方 ドイ のレー 技術の発展に 大な 献をしたのは 業(SMEs)であった。 らは レ ー ーの ー ーで なレー ーが見 からない ことからレー ー 置の自 開発を なくされた。

1970 年代 ース(Haas) トルンプ(Trump) シー ンス(Siemens) などによる開発が続 とスタートした。 の の しい発展には ドイ のレー ー技術を 的に向 さ たカ スマ的存在 ベル ン 科大学・ ル ー(Herziger) の 大な 献がある。 ル ー は ダルムシ タット(Darmstadt)に ドイ となるレー ー技術の応用研究を行 う機関「応用物 研究所」を 立し の所長を めた(1975 年 1985 年)。 き続いて 1985 年 ル ー は アー ン(Aachen)に「レー ー技術研究所」を 立した。 研究所は 大学とフラウン・ ーファ研究機構(連 ・ 政 の 資による公的研究機関)との によるもので すなわ 「学」 と「 」の連 による開発体 が構 された。これらに 発されるように シ ット ルト(Stuttgart) 大学 ノーバー(Hannover)大学などに な技術を る くの研究所が 立された。さらに ル ー は かなり い段階から レー ーの 研究 の成果と 産業 を結び ける みを行っていた。 「学」と「 」の り みに「産」が加わり ドイ のレー ー産業は 「産学 連 」の成 事 として大 きく開 した。こうして1970 1980 年代 ドイ ・レー ー産業のいわば ビッグ・バン が起こっ たのである。

(4)

3 ドイ におけるレー ー産業の 政策

レー ー産業を自国の新たな「 み」と認識したドイ 連 政 は と の 政策を した。

・ 連 科学研究技術省( )(1993 1998 年)

「LASER 2000」 体レー ーの発 技術の研究 体レー ーの 化 ・ 連 研究 省(1999 2000 年)

「Optical Technologies for the 21st Century」 アクション・アジ ンダの策定 ・ 連 研究 省(2002-2006 年)

「Optical Technology Made in Germany」 研究の成果をイノベーションに な る

レー ー産業の ビッグ バン を なる ームに わら ることなく 続した 体 をとり 世界の レー ー産業におけるドイ の は 日 る ないものとなった。 3 ドイ の産学 ット ークの み ーススタデ OptecBB の 合 ドイ では「産学 連 」が に で 政 の 政策 域の自 的発展により 定の 域にあ る産業領域に関連する な機関が 結 ット ークを構 し 機関が れ れの をき と果た すという がある。

OpTecBB(Optec-Berlin-Brandenburg(OpTecBB) e.v.-Network of Competence Optical Technologies) は ベル ン・ ランデン ルグ に構 された 学技術に 化した ット ークで 2000 年以降 成長 を いま ドイ 国 で最も 数の ンバーで構成される 大 ット ークである。 2006 年 点では 業の ンバー54 と最も く いで公的研究機関24 機関 大学・ 大学6 の 機関などが 加している。OpTecBB に代表されるドイ の ット ークは 「産」「学」「 」 の研究機関に加え 機関など 産業 に な機関すべてが 域に 結している。 Optec BB の概要(2006 年)

Optec-Berlin-Brandenburg(OpTecBB) e.v - Network of Competence Optical Technologies

は ベル ンおよび ランデン ルグにおける 的で におよ 学技術の発展に め 域の経済の発展に 献する。 大 業 業( ) 5 研究機関・ 2 機関 大学 大学 2 ( ) 技術 2 機関 行 行 機関 サービス 業 5 2 機関 2 ( 所)ドイ 連 経済技術省(BMWi)

Kompetenznetze.de – Networks of Competence in Germany; Optical Technologies (2006)

Optec BB にみられる 産業発展の み 産業に関わるすべての機能が一地域に存在することは、 産業に関わるすべての機能が一地域に存在することは、 スムーズに活動を行う上で非常に大きなメリット スムーズに活動を行う上で非常に大きなメリット 研究開発 資金調達 技術移転 大学・専門大学 大企業 中小企業(SMEs) 研究機関 研究機関 サービス企業 協会 銀行 金融機関 技術財団 連邦政府・州政府 公的研究助成機関 (ドイツ研究協会(DFG)等) 公的資金による支援

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ドイ ・レー ー産業の成 要因

レー ー技術の ビッグ バン に続いて政 は に 体 を構 レー ー技術は ドイ を代表す る産業の と として 世界トップの に いた。

ドイ ・現 ル ル政 のイノベーション政策「ドイ ・ イテク The High-Tech Strategy for Germany 」(2006 2009 年)のなかでも 世界を ードする ドイ の み として「レー ー技術」を の 要性を 調している( ドイ の み 機 自動 の 造・ ンジ ア ング技術 レー ー技術 ノテクノロジー 技術の4 の技術)。政策としての 置付けが めて明確であった。 ライフサイ ンス ノテクノロジーといった新 分野に加え からドイ 産業を えてきた自動 レー ーといった 産業を国の み として え れを する が示されている。現在ドイ の 業問題は深刻で イノベーションによる 産業の活性化と新 産業の は 用の確 ・新 の 用 の 要な 段に かならない。 な 日本はトップの を われたのか 我が国の研究開発投資は の8 近くを 業に 存しているため 研究対 が 期的な を見 める分野に りが である。 レー ーの開発に わっていた大 電機 ーカーは「ビジ スとしての が い」「 スクが い」などと し にレー ー開発から してしまった。 日本の大 業は国 で 子見をして グローバル競争に れる傾向にある。レー ーの技術は 発 体が スから 体 現在ではファイバといったように 動きが にすば く 大 業はこのス ード に できなかった。しかしこの 合 研究のポテンシ ルの い大学・公的研究機関と に す ることで ドイ などの競合国に じて 新しいレー ー技術の開発を め 政 が系 だった 体 を構 していれば 我が国のレー ー産業の は できたのではないだろうか。 日本が に にある「 体レー ー」「 体レー ー」などの領域で国 プロジ クトを 展開すれば 業は スクの い研究開発に 心して に り ことができる。またこのような い ードルを 定することは 業・大学・公的研究機関が いに して れ れの ポテンシ ルを最大 に活用する なドライビング・フ ースとなる。 な「産学 連 」を とする研究開 発 ット ークが構 できれば 日本は った世界トップの を できるのではないだろうか。 すび 我が国の産業が な状況に ったら のままずるずると を続けることがパターン化すると に暗いカ が す。 業の技術開発に大きく 存した研究システムは この とし に り すい。この 題を するカ は ドイ ・レー ー産業の ビッグ・バン 以降に された的確な 連の施策 して活発な「産学 連 」にある。この こ ベンジ に活かすべきである。国 プロ ジ クト・系 立った プログラムなどを通じて 業に過 に 存することのない か な「産学 連 」の研究システムを構 することが必要である。 業の研究開発では スタートの 点で最 的なビジ ス デルを 定することが必 であり に 「ライバルである 国」を 識して みを か るター ットを 定すべきである。 国および大学の研究開発は ど らかというと 技術 要 技術の開発に る傾向が かった。産 業化をめ す 題である り ビジ スの 態を 定することが 要である。 うでないと 的 なビジ スを ろうとする産学 連 システムの で のある存在にならない。 これら 産学の活動を する 域 ット ークでは 産業化をめ した「 業」「 機関」「技 術 」を 的に することが必要であり この 化は 方公 体の である。 これら ット ークの構成 は テーマの 期の段階から した情報 と 論を行うべきである。 i 久田 「ドイ の産学連 システムの成 レー ー産業の活性化」 2008 年 学会学術 概要 2H7

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