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IRUCAA@TDC : 両側性同時咬み込みによる食品硬度識別能力に関する実験的研究

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Academic year: 2021

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(1)Title Author(s) Journal URL. 両側性同時咬み込みによる食品硬度識別能力に関する実 験的研究 森, 隆 歯科学報, 94(7): 589-622 http://hdl.handle.net/10130/2483. Right. Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/.

(2) 589. 原    著両側性同時唆み込みによる食品硬度識別能力に関する実験的研究* 森     隆 東京歯科大学歯科捕綴学第三講痩 (指導:関取 弘教授) 年3月18日受付) 年4月12日受理). An Experimental Study on the Hardness Discrimination Ability of Food During the Process of Bilaterally Simultaneous Biting Takashi MoRT Department of Removable Partial Prosthodontics Tokyo Dental College (Director : Prof. Hiromu Sekine). 明らかに劣ることが知られており,この能力差には,記. 緒     論. 歯根膜,硯噛筋および顎関節等の. 憶の要図が関与していると考えられる。そこで,唆み込. を介して侍られる受圧情報の解明は,下顎運動制御機. みによる硬さ識別能力における記憶の要図の関与を把廃. 構,過重負担防御機構ならびに広義の"貯'の-部を構. するためには,硬さの同時識別能力の調査が必要となる. 成する圧感覚等の機構を究明する上で,歯科補緩学的お. と考えられる。. よび生理学的に有意義である。しかも,これらの受圧情. ここで,同時唆み込みすなわち同一条件で同時に2個. 報に関する機構は,唄噴ストロ-クごとの現象として捉. の金品を唆み込ませることについては,左右側の同名歯. えることが重要である。これに関する研究として,受圧. によって同時に唆み込ませることと,同側における前後. と変位の2因子の絡み合う金品の硬さの識別能力に関す. の歯によって唆み込ませることが考えられるが,これら. る研究が,数多く報吾されている.しかし,それらは実. の条件においては,いずれも同時の条件は満足される. 験的方法の制約から,異なった唄噴ストロークにわたる. が,両側性の唆合の条件あるいは前後的な唆倉の条件が. 逐次的唆み込みならびに記憶を介在させた方法に蓋づい. 加わるために,純粋な意味での逐次的と同時との比較と. ている。したがって,この課題の究明には記憶を介さな. はならない。しかしながら,唆み込みによる硬さの同時. い同一ストロークでの同時識別による研究も重要である. 識別を行わせようとする場合には,筋力と唆合力との関. と考えられる。. 係から,両側性唆合の条件について検討することが好ま. 感覚生理学の対象となる種々の感覚における識別能力. しいと判断される。. については,一般に逐次的識別は同時識別に比較して,. ここで食 の硬さの識別は,口腔機能にとって菱本的 な機能の一つであるため,これに関連する調査が数多く. 来本論文については,第240回東京歯科大学学会例会(辛 成2年6月9日,千葉),第85回日本補綴歯科学会学術大 会(平成3年5月24日,福岡),および第244回東京歯科大 学学会総会(平成3年11月9日,千葉)においてその要旨 を報吾した。. なされているが,それらは,口腔感覚としての触覚およ び圧覚,唆合による物体の大きさの識別能力および食品 の硬さ識別能力等の項[‖こ大別される。. - il壁-. まず,口腔感覚としての触覚および圧覚についは,歯.

(3) 森:両側性同時唆み込みによる金品硬度識別能力. 590. ここで,当講座におけるの硬さ識別能力に関する一連. 牙の圧感覚聞値の調査     唆合面間の介在物体 の最小厚径の調査       歯牙に2種楽の異なる. の研究結果として,まず,森29)は    規格に基づく. 荷重をかけた時の弁別能についての調査  がみら. 中等度の硬さの合成ゴムブロックを天然歯第1大臼歯部. れ,さらに,歯槽塊粘膜の圧感覚についての調査. で唆み込ませ,その硬さの識別能力について調査を行. また,インプラント周囲組織の受圧感覚機構の調査. い, 50度のゴムブロックを対照とした場合, 70度, 60 皮, 50度, 40度および30度の被験ブロックの硬さの差を. がみられる. つぎに,唆倉による物体の大きさの識別能力の調査な. それぞれ           および80%の頻度で識. らびにその能力についての天共歯列者と義歯装着者との. 別が可能であり,それらの50%相対識別聞値は4. 8度で. 比較53)づ5)および天然歯列者と義歯装着者とインプラン. あることを報害している。 ついで,山倉7°は,天然歯第1大臼歯部でゴムブロッ. ト装着者との比較25)が行われ,さらに,垂直的下顎位の 認知能力の調査  の    および上下顎歯牙の唆合. クを唆み込ませ,その硬さを識別する能力について森と. 面間における物体の厚径差の識別能力についての調査. 同様の調査を行い,天然歯周囲組織に浸潤麻酔を施し歯 櫨膜の圧感覚情報を減少あるいは欠落させても,中等皮. が行われている。 さらに,金品の機械的性空に関する調査8)の  尋0). の硬さの範囲のゴムブロックの硬さ識別においては,ほ とんど影響を受けず高い識別能力を保っていることを指 摘している。. が行われ,また,金品の硬さ詣路J能力については, らによる報掌以来14編の調査 司  が報吾されている。. また,高松60)は              適用症. まず    ら28)は,天然歯列者,総義歯装着者お. 例における中等度の硬さのゴムブロックを用いた唆みし. よび総義歯装着者の床下粘膜に麻酔を施した場合の3種. めによる硬さ識別能力の調査を行い,上下顎インプラン. 華の被験例を対象として,異なる硬さのゴムを用いてそ. ト装着者,対合歯に天然歯を有するインプラント装着者. の硬さ識別能力について調査を行い,ソフトラバーを用. の対倉歯の無麻酔状態および麻酔状態との3条件の間で. いた場合には3種類の被験例の間には識別能の差はほと んど認められなかったことから,この場合の硬さ感覚に. その能力の差はきわめて小さく,いずれも高い識別能力. は筋,腔および顎関節に存在する受容器が貢献している. 報吾している。. を示し,この能力は天然歯列者のそれに匹敵することを. と推察している。一方, -ードラバーを用いた場合に. さらに,上竹64)は,超軟性および軟性のゴムブロック. は,総義歯装着者において識別能力の低下が認められた. を天然歯第1大臼歯部で喫み込ませ,その硬さ識別能力. が,これには大きな唆合力を発揮しようとしたことによ. についての調査を行い,超軟性ゴムの50度を対照とした. る義歯の沈下が影響を及ぼしているであろうと述べてい. 場合, 62度, 57度, 50度, 44度および36度の被験ブロッ クの硬さの差をそれぞれ            および. る。 さらに     ら23)は,総義歯装着者を対象とし. 80%の強度で識別することが可能であり,それらの50%. て,義歯装着後の経過日数と硬さの識別能力との関係の. 相対識別閥値は3.8度であること,超軟性および軟性の. 調査により,装着後の経過に伴い識別能力が向上したこ. ゴムの識別能力は中等度の硬さの識別能力と同等かむし. とと,床下粘膜に浸潤麻酔を施した場合の識別能力につ. ろ若干高いこと等を報吾している。. いての調査により,麻酔による影響が現われなかったこ. 一方,関根47)は,唆倉による金島の硬さ識別におい. とから,硬さの認知にとって義歯の安定性が重要な園子 であると述べている。. て,破壊所要力量が      を示し,しかも唆合に より歯列より破砕,慮出を示す起軟性食品として寒天を. これに対して,高藤ら58)は,オーバーデンチャー装着. 用いて,微小荷重量域における硬さの認知能力および歯. 者を対象として,支台歯根面に義歯床基底面を接触させ. 根膜からの受圧情報が硬さ識別能力に及ぼす影響につい. た状態とさせない状態との2つの条件で硬さの識別能力. て調査を行ったところ,趨軟性金品の硬さの認知は,敬. および唆合力の調節能力について調査を行い,支台歯根. 壊所要力量30 g以上で可能であるが,被験唆合部位の歯. 面に義歯床蓋底面を接触させた場合の方が識別の誤解答. 周組織への麻酔により,硬さの認知能力は低下し,破壊. が少なかったことから,支台歯の歯根膜受容器が硬さ識. 所要力量が約     の範囲では,硬さの差の識別が. 別能力を高め,また識別における唆合力の調節に役立っ ていると述べている。. 不可能となることを指摘している。. - 16 -. このような観点から著者は,食品の硬さに関する同時.

(4) 歯科学報. 94, No. 7 (1994). 591. 識別の条件の中に,左右両側の条件が含まれてはいる. 器株式会社製)によって, 36度より62度に至る5種幾の. が,硬さの同時識別能力がどの程度であるか,また,逐. 硬度を示すものであり,それぞれ36度, 44度, 50度, 57. 次的識別とどの様な差巽を示すかを究明するために,中. 度および62度を示す(表1 -b)o なお       によるスプリング式硬度計は,. 等度の硬さのゴムおよび超軟性ゴムを試料とした唆み込 みによる硬さの両側性同時識別テストを実施し検討を試. J I S規格による加硫ゴム物理試験法. みた。. に対応しうる計測蓋準であるが,荷重杵のスプリング強 度がJ I S規格の1/2であり,測定部である加圧針の形 態が         では項面直径     頭角35. 実 験 方 法. 度の円錐台であるのに対して      では直径25. 1被験対象および頃合事位 被験対象として,天然歯列による個性正常唆合を室 し,第3大臼歯以外の歯牙の欠如が認められず,歯周組 織,顎関節,唄噴筋群および項運動等に異常が認められ ない23歳から28歳までの男性5名を選定した。また,唆 合部位は両側第1大臼歯部とした。なお,対象となる上 下顎第1大臼歯については,生活歯であることと,正常 な唆頭蕨合を呈すること,歯冠修復あるいは補綴処置が. mmの円板となっている(図1)。各硬度計により表示. 施されている場合には,機能上何ら問題のないこと等も その選択条件に加えた。. ものである。. される数値の対応について,図2に示すように 規格に基づく70度の硬さが,日本ゴム協会塊格 の100度の硬さに相当し,さらに      の10 度の硬さが     の80度の硬さに相当する。した がって    -Fにより表示される硬さは に蓋づく硬度計では計測しえないきわめて軟らかい その材質については,中等度のものは であり,その組成は. 2 実験試料(食品 実験試料(金品      としての合成ゴムの硬さ は,中等度および超軟性を示すものであるが,その1 は    規格による加硫ゴム物理試験法 に準拠した計測により中等度の硬さを示すゴムで あり, 40度より60度に至る硬さを5度間隔に調整した. 75%と      である。また,超軟性ゴムは,一般 工業界において乱用されているシリコーンラバーであ り,その組成はシリコーン樹脂を主成分とし,架橋材お よび添加材を加えたものであり,それらの混入比により 硬度の調節を行っている。 これらのゴムを, 1辺7mmの正方形の断面形態を有. 5種幾の硬度を示すものであり,それぞれ40度, 45度, 50度, 55度および60度を示す(表   。その2は, J I S塊格によるゴム硬度計では計測不可能な範囲にあ たる起軟性を示すゴムであり,膨張ゴム(ウレタン フォームラバー)の硬度計である   一F(高分子計. するブロック状に加工したが,それらの厚径について は,中等度では    起軟性では4mmとした。 3 硬さ詣k別テスト 硬さ識別テストにあたっては,実験場所には静かな環. Table 1 Calibration of hardness on each testing material Table 1 -(a) Rubber hardness of middle range measured with "JIS K6301" :   ・. 1 n d i C a . t e dV a 1 u e S. 4 0. 4 5. 5 5. 5 0. 6 0. E X a mi n e dV a l u e S ± 0 . 6. ± 1 . 4. ± 0 . 5. ± 0 . 6. ± 1 . 1. ±. H. LL「. ln d iC a te d V a lu e S. 36. 44. 50. 57. 62. ±. ±. ±. ±. ±. E X a m in e d V a lu e S ±. ilii -.

(5) 森:両側性同時唆み込みによる食品硬度識別能力. 592. R ubber hardneSS. M iddle range. S 0ft range. u tralS0ft range. (JIS ). (SR IS0 101). (A Sk CrLF ). 50. 50. 50. I. I. 千. R ubber hardneSS tester l l ■、巳‡ ′ D iこ 、 S prin g. 上 4 55 g. 5.0 8 m m. 2 5 .2 m m. 4 55 g. 255g. Fig. 1 Standard of each range of rubber hardness tester. Fig. 3 Intra-10ral view of biting Into rubber blocks. 以上の手)"Bによって行われる,硬さを比較するための. Middle. 対照ブロックと被験ブロックとの1組の組み合わせを,. (JIS) O. 以ド識別テストと表現し,中等度および超軟性のいずれ においても,各被験例ごとにすべての硬さの組み合わせ. S。ft. についてそれぞれ5回ずつの反復テストを行った。. (SRISOIOl) O. 実 験 結 果 Ultra-soft. 1 中等度の硬さのゴムにおける硬さ識別能力. 寸). 実験方法に述べた方法にしたがって,中等度の硬さの. 0. ゴムの両側性同時識別能力を調査した結果は,表2に示. Fig. 2 Comparison among three ranges of つ. すとおりである。この表は,対照ブロックに比較して被 験ブロックのほうがrより軟らかい」, 「同じ」あるいは. 境を選び,被験者には座位で任意の姿勢をとらせ,軽く 開眼した状態で,森29)と同様の方法すなわち後述の方法 で,識別テストを行った。. 「より硬いJのそれぞれに応答した頻度を5例の被験例 について集計した結果である。 すなわち表     は,被験例1から被験例5のそ. まず,比較の対照となる特定硬度のゴムブロック(以 下これを対照ブロックと呼ぶ)をあらかじめ決めてお. れぞれの応答強度を,また,表   は全被験例5例の 応答頻度の累計値を示している。これらの表にみられる. く。被験者に中心嘆合位をとらせた後に,開口を命じ,. ように,表の上段においては,対照側に比較して被験側. 験者はピンセットを用いて,対照ブロックを被験者の任. が10度硬い条件および軟らかい条件におけるそれぞれの. 意側の下顎第1人臼歯唆合面上にのせる。ついで,対照. 応答強度を示している。. ブロックと硬さを比較させる任意の硬度のブロック(以. また,表の中段においては,対照側に比較して被験側. 下これを被験ブロックと呼ぶ)を,反対側の下顎第1大. が5度硬い条件および軟らかい条件におけるそれぞれの. 臼歯唆合面上にのせ,同時に1回だけ唆み込ませる。そ. 応答頻度を示しており,本実験においては以後,対照側. して2-3秒後に開口させ,対照ブロックおよび被験ブ. に比較して被験側が硬い条件の場合の識別を正の識別,. ロックを口腔外に取り出し,対照ブロックに比較して被. また,対照側に比較して被験側が軟らかい条件の場合を 負の識別と呼ぶこととする。. 験ブロックのはうが「より軟らかい」, 「同じ」あるいは 「より硬い」のいずれに感じたかを被験者に答えさせる (図3)。. なお,表の下段には対照側と被験側とが同硬度の場合 の応答頻度を示している。. なお,このテストにおける唆み込みに関する唆合力お. 各被験例の応答塵度についてみると,まず,被験例1. よび嘆合速度等の唆合条件については,特別な条件付け. では,表   にみられるように,正の識別の10度差に. を与えず,通常の唄甘酎寺の要領で唆むことを指示した。. ついては,欄の左に示すように,左側を対照側として, - 18.

(6) 歯科学報. 593. "         ". with control block in the middle range hardness of rubber. Table2 1a) Subjectl C B - T B. F req u en Cy 0f. (d e g r e e s ) L - R. C B - T B. ea Ch an SW er. (d e g r e e s ). Sam e. R l L. s o fte r. H ard er. F re q u e n C y 0 f. T 0 ta l 0f. e a C h a n SW e r. e aCh a n SW er. s o fte r. Sam e. H ar d er. s orter. Sam e. M ea n 0f co rrect. H a rd er. an sw er s (% ). 40 l 50. 1. 4. 0*. 40 - 50. 0. 0. 5*. 1. 4. 5*. 50ー 0. 50 - 60. 1. 2. 2*. 50 - 60. 0. 3. 2*. 1. 5. 4*. 40.0. 3*. 2. 0. 5 0 "m 4 0. 3*. 2. 0. 6*. 4. 0. 60.0. 60- 50. 2*. 3. 0. 60 - 50. 2*. 3. 0. 4*. 6. 0. 40.0. 4 5 …5 0. 1. 2. 2*. 45 l 50. 0. 0. 5*. 1. 2. 7*. 70.0. 50- 55. 1. 4. 0♯. 50 - 55. 0. 1. 4*. 1. 5. 4*. 40.0. 50- 4 5. 5*. 0. 0. 50 - 45. 2*. 3. 0. 7♯. 3. 0. 70.0. 55- 50. 4*. 1. 0. 5 5 lm 5 0. 1*. 3. 1. 5*. 4. 1. 50.0. 5 0 【5 0. 3. 2*. 0. 5 0- 50. 0. 3*. 2. 3. 5♯. 2. 50.0. 50 l 4 0. ∼. CB : Control block IJ : Left   * : Correct answer TB : Testillg block Jl : tlig.ht. Table2 I(b) Subject2 CB-TB. F req u en Cy 0 f. CBlTB. F req u en Cy 0f. T 0 ta 1 0 f. (d eg rees). ea Ch a n SW er. (de g ree s). eaCh a n SW e r. eaCh an SW er. L -R. s o rter. S am e. H a rd er. R lL. s ofter. Sam e. H a rd er. s o rter. S am e. M ea n 0f co rrect. a n sw e rs H ard er (% ). 40 【50. 0. 1. 4*. 40 【50. 0. 1. 4*. 0. 2. 8*. 80. 0. 50 .--60. 1. 0. 4*. 50 】60. 0. 1. 4*. 1. 1. 8♯. 80. 0. 50 - 40. 4*. 1. 0. 50 - 40. 3♯. 2. 0. 7*. 3. 0. 70. 0. 60 - 50. 2♯. 2. 1. 60 】50. 4*. 1. 0. 6*. 3. 1. 60. 0. 45mm50. 2. 0. 3*. 45 【50. 1. 1. 3♯. 3. 1. 6*. 60.0. 50 l 55. 1. 3. 1*. 50 - 55. 1. 3. 1♯. 2. 6. 2♯. 20.0. 50 】45. 4*. 1. 0. 50 l 45. 2*. 1. 2. 6*. 2. 2. 60.0. 55 - 50. 1♯. 1. 3. 55 l 50. 2*. 2. 1. 3*. 3. 4. 30-P0. 50 l 50. 1. 3*. 1. 50 h】50. 0. 2*. 3. 1. 5*. 4. 50.0. CB : Control block L : Left   ': Correct answer TB : TLISting. bloek R : Ttight. 右側に左側より10度硬いブロックをおいた状態で,左右. これに対して,この表における右側の欄すなわち右側. の硬さの差を識別させた場合には,左側対照側40度I--右. を対照側とした正の識別の10度差についてみるならば,. 側被験側50度の組み合わせでは, 「欧らかい」, 「同じ」,. 左側に右側より10度硬いブロックをおいた状態で左右の. 「硬い」の応答がそれぞれ1回, 4回, 0回であった。. 硬さの差を識別させた場合には,右側対照側40度一左側. また,左側対照側50度一右側被験側60度の組み合わせで. 被験側50度および右側対照側50度一左側被験側60度の組. は, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」の応答がそれぞれ1. み合わせでは, 「欧らかい」, 「同じ」, 「硬い」の応答頻. 回, 2回, 2回であった。. 度がそれぞれ0回, 0回, 5回および0回     回 19.

(7) 森:両側性同時唆み込みによる食孟硬度識別能力. 594. n前日完閣3可 堕LIJ短靴は C B l T B. F req u en Cy 0f. e B - T B. F req u en Cy 0 f. T 0 ta l 0 f. (d eg rees). e a Ch a n S W e r. (d eg rees ). eaCh a n SW er. e a C h a n SW e r. L lR. s o f te r. Sam e. H a rd er. R ーL. s o rte r. Sam e. H a rd er. s o rte r. Sam e. M e an 0f correct. H ard er. a n s w er s (% ). 40 l 50. 0. 0. 5*. 40 l 50. 0. 0. 5*. 0. 0. lo♯. 1 0 0. 0. 50 】60. 0. 0. 5*. 50 - 60. 0. 0. 5*. 0. 0. 10*. 1 0 0. 0. 50 【40. 5*. 0. 0. 50 - 40. 5♯. 0. 0. lo♯. 0. 0. 1 0 0. 0. 60 - 50. 5♯. 0. 0. 6 0 .- 5 0. 3♯. 1. 1. 8♯. 1. 1. 8 0. 0. 45 - 50. 0. 0. 5♯. 45 - 50. 0. 0. 5♯. 0. 0. lo♯. 1 0 0. 0. 50 - 55. 0. 3. 2*. 50 T 55. 0. 3. 2*. 0. 6. 4*. 4 0. 0. 50 l 45. 5*. 0. 0. 50 ー45. 4*. 1. 0. 9*. 1. 0. 9 0. 0. 55 】50. 4*. 1. 0. 55 - 50. 1*. 2. 2. 5*. 3. 2. 5 0. 0. 50 - 50. 2. 3*. 0. 50 - 50. 1. 2*. 2. 3. 5*. 2. 5 0. 0. CB : Control block L : Left   * : Correct a.nswer. TB : Testing block R : Right. つ C B l T B. F req u en Cy 0f. (d e g r e e s ) L - R. C B ーT B. ea Ch an SW er s o rte r. Sam e. (d e g r e e s ). H ard er. R { L. F re q u e n C y 0 f. T 0 ta 1 0 f. ea Ch an SW er. e aCh a n SW er. s o rte r. S a.m e. H a rd er. s o rte r. Sam e. M ean 0f C0rreCt. H ard er. a n s w er s (% ). 40 - 50. 0. 3. 2*. 40 l 50. 0. 2. 3*. 0. 5. 5*. 50 1 60. 0. 0. 5*. 50 - 60. 0. 0. 5*. 0. 0. lo♯. 5 0 ー4 0. 5*. 0. 0. 50 l 40. 2*. 3. 0. 7*. 3. 0. 7 0. 0. 6 0 】5 0. 5*. 0. 0. 60 l 50. 5*. 0. 0. 10*. 0. 0. 1 0 0. 0. 4 5 】5 0. 0. 1. 4*. 45 - 50. 0. 3. 2*. 0. 4. 6*. 5 0 l l5 5. 0. 0. 5*. 5 0 】5 5. 0. 1. 4*. 0. 1. 9*. 9 0. 0. 50 - 45. 4♯. 1. 0. 5 0 ー4 5. 4♯. 1. 0. 8♯. 2. 0. 8 0. 0. 55 - 50. 1*. 2. 2. 55 - 50. 2*. 2. 1. 3♯. 4. 3. 3 0. 0. 5 0 】5 0. 2. 2*. 1. 5 0 【5 0. 2. 2♯. 1. 4. 4*. 2. 40.0. 5 0. 0 1 0 0. 0. 6 0. 0. CB : Control block L : Left   * : Correct answer T千上. であった。 ついで,負の識別については,欄の左に示すように,. 欄の右に示すように,右側対照側50度一左側被験側40度 および右側対照側60度一左側被験側50度の組み合わせで. 左側を対照側として右側に左側より10度軟らかいブロッ. は, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ3回, 2. クをおいた場合には,左側対照側50度一右側被験側40度. 回, 0回および2回, 3回, 0回であった。. および左側対照側60度一右側被験側50度の組み合わせで. さらに,正の識別の5度差については,欄の左に示す. は, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ3回, 2. ように,左側を対照側として,右側に左側より5度硬い. 回, 0回および2回     回であった。これに対し. ブロックをおいた状態で左右の硬さの差を識別させた場. て,右側を対照側とした負の識別の10度差については,. 合には,左側対照側45度一右側被験側50度および左側対 20-.

(8) 歯科学報. 595. Table2 -(e) Subject5 M ea n 0 f. C B 】T B. F req u en Cy 0f. C B 【T B. F req u en Cy 0f. T 0ta1 0f. (d eg rees). ea Ch an SW er. (d eg rees). ea.Ch an SW er. ea Ch a n SW er. LlR 40 l 50. s o fter. S am e. 0. H a rd er. R lL. s o rter. Sam e. H ard er. s orter. Sam e. co rr ect. H a rd er. an sw ers (% ). 0. 5*. 40 【50. 0. 3. 2*. 0. 3. 7*. 70.0. 50 - 60. 0. 1. 4*. 0. 2. 8*. 80.0. 50 l 60. 0. 1. 4*. 50 - 40. 0*. 3. 2. 50 - 40. 3*. 2. 0. 3*. 5. 2. 30.0. 60 - 50. 1*. 4. 0. 60 - 50. 2*. 3. 0. 3*. 7. 0. 30.0. 4 5- 50. 0. 1. 4♯. 45 - 50. 2. 3. 0*. 2. 4. 4*. 40.0. 50- 55. 0. 2. 3*. 50 - 55. 0. 3. 2*. 0. 5. 5*. 50.0. 50 l 45. 0*. 4. 1. 50 】4 5. 3*. 2. 0. 3*. 6. 1. 30.0. 55 l 50. 0*. 5. 0. 55】50. 2*. 3. 0. 2*. 8. 0. 20. 0. 50 】50. 1. 0*. 4. 50- 50. 2. 3*. 0. 3. 3*. 4. 30. 0. CB ・. Control block L : Left   * ・. Correct answer TI仁. Table2 -(f) Total F r eq u en Cy 0f. C B AT B (d eg rees ) L 】R. s ofter. Sam e. F re qu en Cy 0f. CBlTB (d eg rees ). ea Ch an SW er H ard er. Tt I L. T 0ta l. s orter. Sam e. M ea n 0 f. 0f. C0r reCt. ea Ch a n SW er. ea Ch an SW er H ar d er. s orter. Sam e. H a rd er. an sw ers (% ). 40 m 50. 1. 8. 16*. 40 - 50. 0. 6. 19*. 1. 14. 35*. 70.0. 50 - 60. 2. 3. 20*. 50 】60. 0. 5. 20*. 2. 8. 40*. 80.0. 50 - 40. 17 *. 6. 2. 50- 40. 16 *. 9. 0. 33 *. 15. 2. 66.0. 60 l 50. 15 *. 9. 1. 60 - 50. 16 *. 8. 1. 3 1*. 17. 2. 62.0. 45 】50. 3. 4. 18*. 45 - 50. 3. 7. 15 *. 6. ll. 33 *. 66. 0. 50 r 55. 2. 12. 11 *. 50 l 55. 1. ll. 13 *. 3. 23. 2 4*. 48.0. 50- 45. 18♯. 6. 1. 50 l 45. 15*. 8. 2. 33*. 14. 3. 66`0. 55 【50. lo♯. 10. 5. 55 ー50. 8*. 12. 5. 18*. 22. 10. 36.0. 10 *. 6. 50 - 50. 5. 12 *. 8. 14. 22 *. 14. 44.0. 50 - 50. 9. CB : Control block L ・. IJeft   * : Correct answer TB : Testing block R : Right. 照側50度一右側被験側55度の組み合わせでは, 「欧らか. い」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ0回, 0回, 5回およ. い」, 「同じ」, 「硬い」の応答頻度がそれぞれ1回, 2. び0[乳1回, 4回であったo. 回, 2回および1回, 4回, 0回であった。これに対し. さらに,負の識別の5度差については,欄の左に示す. て,右側を対照側とした場合の正の識別の5度差につい. ように,左側を対照側として,右側に左側より5度軟ら. ては,欄の右に示すように,左側に右側より5度硬いブ. かい状態で左右の硬さの差を識別させた場合には,左側. ロックをおいた状態で左右の硬さの差を識別させた場合. 対照側50度-右側被験側45度および左側対照側55度-右. には,右側対照側45度-左側被験側50度および右側対照. 側被験側50度の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」,. 側50度一左側被験側55度の組み合わせでは, 「軟らか. 「硬い」がそれぞれ5回, 0回, 0回および4回, 1. -21. -.

(9) 森:両側性同時唆み込みによる金品硬度識別能力. 596. 回, 0回であった。これに対して,右側を対照側とした. よび右側の場合に, 5回中「軟らかい」, 「同じ」, 「硬. 場合の負の識別の5度差については,欄の右に示すよう. い」がそれぞれ3回, 2回, 0回および0回, 3回, 2. に,左側に右側より5度軟らかい状態で左右の硬さを識. 回であり,したがって対照側50度-被験側50度の組み合. 別させた場合には,右側対照側50度-1一左側被験側45度お. わせでは, 10回申「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれ. よび右側対照側55度一左側被験側50度の組み合わせで. ぞれ3回, 5回, 2回であり,同硬度の識別テストの正 解答率としては   となる。. は, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ2回, 3 回, 0回および日動 3回, 1回であった。. ついで,被験例2の応答強度について,表  に示 す。ここで,正の識別テストおよび負の識別テストにお. また,表の下段に示す,対照側および被験側のゴムブ ロックの硬さが同じ組み合わせの条件におけるテストの. ける10度差および5度差のそれぞれ応答強度の合算値 を,表の最も右の欄に示した。. 応答強度については,左側を対照側とした場合の左右側 50度の組み合わせでは, 「軟らかい」,口司じ」, 「硬い」. すなわち, 10度差については,正の識別テストの対照. がそれぞれ3回, 2回, 0回を,また,右側を対照側と. 側40度I -三波験側50度および対照側50度一被験側60度の組. した場合の左右側50度の組み合わせでは,それぞれ0 回, 3回, 2回であった。. み合わせでは, 10回申「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」が. ここで,比較の対照となる側が左右のいずれであって. り  解答率はそれぞれ80%となる。 -方,負の識別テ. も,正の識別すなわち対照側に対して被験側が硬いとい. ストの対J酬略0度 被験側40度および対照側60度 被験. う硬さの組み合わせでは,テストの正解答は「蘭い】で. 側50度の組み合わせでは, 10回申r軟らかい」, 「同じ」,. それぞれ0回, 2回, 8回および用丑1回, 8回であ. あり, 【同じiおよびr軟らかい」はそれぞれ程度が同. 「硬い」がそれぞれ7回, 3回, 0回および6回, 3. じ誤りとなるので,それぞれの応答強度を合算できるも. 回, 1回であり,正解答率は70%および60%となる。. のと考えられる。したがって,それらの合算値を,表の 最も右の欄に記載した。. 45度-被験側50度および対照側50度一被験側55度の組み. すなわち,正の識別テストでは,対照側40度I-載験側 50度の組み合わせでは, 10回申「軟らかい」, 「同じ」,. ついで, 5度差については,正の識別テストの対照側 合わせでは, 10回申「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそ れぞれ3回, 1回, 6回および2回, 6回, 2回であ. 用勘、1がそれぞれ1回, 4回, 5回であり,正解答率. り,正解答率は60%および20%となる。一方,負の識別. は50%となるo また,対照側50度---被験側60度の組み合. テストの対照側50度-被験側45度および対照側55度-被. わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」, r硬い」がそれぞれ1. 験側50度の組み合わせでは, 10回申「軟らかいJ, 「同. 回, 5回, 4回であり,正解答率は40%となる。. じ」, r硬い】がそれぞれ   回, 2回および3回,. 一方,負の識別テストでは,対照側50度---被験側40度. 回であり,正解答率は60%および30%となるo. および対照側60度一一被験側50度の組み合わせでは, 10回. なお,左右同硬度の対照側50度…被験側50度の場合に. 申「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ6回, 4. は, 10国中「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ1. 回, 0回および4回, 6回, 0回であり,正解答率は60 %および40%となる。. 回, 5回, 4回であり,同硬度の識別テストの正解答率. さらにこのような集計方法により, 5度差について識. なお,被験例3, 4および5についても,若干の個体. 別テストの正解答率をみるならば,正の識別の対照側45. 差が認められるが,被験例1および2とほぼ同様な応答 頻度の分布を示すことが認められた。. 度一被験側50度および対照側50度一一被験側55度の組み合 わせでは, ]0回中「軟らかい工「同じ」, r硬い」がそれ ぞれ1回, 2回, 7回および1回, 5回, 4回であり,. としては   となる。. また,表  は,被験例5例のそれぞれの応答頻度 の累計値を示している。まず,正の識別の約10度差につ. 正解答率は70%および40%となる。. いてみるならば,左側対照側40度一右側被験側50度の組. 一方,負の識別テストの対照側50度--被験側45度およ. み合わせでは, 25回申「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」が. び対照側55度一被験側50度の組み合わせでは, 10回申. それぞれ1回, 8回, 16回であり,これに対して右側対. 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ7回, 3回,. 照側40度一左側被験側50度の組み合わせでは, 「軟らか. 0回および5且 4回, 1回であり言朗卒答率は70%お. い」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ0回, 6回, 19回であ. よび50%となる。. り, 40度に対する50度の正解答率は, 50回申35回であり 70%となる。. ●. なお,左右同硬度の場合には,対照側が左側の場合お. -22 一.

(10) 597. 歯科学報. また,左側対照側50度-一右側被験側60度の組み合わせ. じ   い」がそれぞれ9回, 10巨上 6回であり,これ. では, 「軟らかい」, r同じJ, 「硬い」がそれぞれ2[司,. に対して右側対照側50度一左側被験側50度の組み合わせ. 3回, 20回であり,これに対して右側対照側50度一二左側. では, 「軟らかい」, 「同じ_h 「硬い」がそれぞれ5回,. 被験側60度の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」,. 12回, 8回であるo したがって, 50度に対する50度の正. r硬い」がそれぞれ0回, 5回, 20回であるo したがっ. 解答率は50回申22回であり44%となる。 ここで,喫み込みによる逐次的識別能力についての識. て, 50度に対する60度の正解答率は50回申40回であり80 %となる。. 別テストの結果の表示においては,対照ブロックの硬度. 一五負の識別の約10度差についてみるならば,左側. を50度とした場合の被験ブロックのそれぞれの硬度に対. 対照側50度一一右側被験側40度および右側対照側50度I-左. する応答頻度が示されている。そこで,本実験結果につ. 側被験側40度の組み合わせでは, 「欧らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ17回, 6回, 2回および16回, 9. 度に対する特定被験硬度の被験5例の平均応答鹿度を算. 回, 0回であり, 50度に対する40度の正解答率は50回申. 出した結果を図4に示す.この図にみられるように,ま. 33回であり66%となる。. ず, 50度の対照ブロックに対して「軟らかい」と応答し. いても,同様な表示を行うこととしたoすなわち対照硬. また,左側対照側60度I--右側被験側50度および右側対. た頻度は, 60度および55度の被験ブロックに対しては6. 照側60度「左側被験側50度の組み合わせでは, 「軟らか. %以下の低い数値を示すが, 50度の被験ブロックに対し. い」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ15回, 9回, 1回およ. て28%に増し, 45度の被験ブロックに対しては66%とい. び16回, 8回, 1回であり, 60度に対する50度の正解答. う高い数値に増大する。逆に, 50度の対照ブロックに対 して「硬い」と応答した頻度は, 40度および45度の被験. 率は50回申31回であり62%となる。 さらに,正の識別の約5度差についてみるならば,左. ブロックに対しては6%以下の低い数値を示すが, 50度. 側対照側45度II-右側被験側50度の組み合わせでは, 「軟. の被験ブロックに対して28%に増し, 55度の被験ブロッ. らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ3回, 4回, 18回. クに対しては   度に対しては80%という高い数値. であり,これに対して右側対照側45度I-左側被験側50度 の組み合わせでは, 「軟らかい上「同じ」, r硬い」がそ れぞれ3回, 7回, 15回である。したがって, 45度に対 する50度の正解答率は50匡悼33回であり66%となる。 また,左側対照側50度一右側被験側55度の組み合わせ では, 「軟らかい  同じ」, 「硬い」がそれぞれ2[乳 12回, 11回であり,これに対して右側対旦酎則50度-左側 (   巴. 被験側55度の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ1回, 11回, 13回であり, 50度に対 する55度の正解答率は50回申24回であり48%となる。 -方,負の識別の約5度差についてみるならば,左側 対照側50度一右側被験側45度および右側対照側50度 側被験側45度の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ18回, 6回, 1回および15回, 8 回, 2回であり, 50度に対する45度の正解答率は50回申 33回であり66%となる。. 40  45  50  55  60 degrees Rubber hardness. また,左側対照側55度I-右側被験側50度および右側対. l貫      目      圏:. 照側55度一左側被験側50度の組み合わせでは, 「軟らか い」, 「同じJ, 「硬い」がそれぞれ10回, 10回, 5回およ. Fig. 4 The frequency of each answer "softer", "Harder" than or "Same". び8回, 12回, 5回であり, 55度に対する50度の正解答. as testing block compared with control. 率は50回申18回であり36%となる。. block. なお,同硬度についてみるならば,左側対照側50度一. - The middle range hardness of ・    、grees. 右側被験側50度の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同 23-.

(11) 森:両側性同時唆み込みによる食品硬度識別能力. 598. に増大することが認められる。また, 50度の対照ブロッ. する。. クに対して「同じ」と応答した頑度は, 50度および55度. なお,表の下段には対照側と被験側とが同硬度の場合 の応答頭皮を示している。. の被験ブロックに対しては約45%を示すが, 40度の被験 ブロックに対して   度の被験ブロックに対しては. 各被験例の応答頻度についてみると,まず,被験例1. 16%という低い数値を示す。したがって,ゴムの硬さの. では,表  にみられるように,正の識別の約10度差. 差を的確に識別していることが認められた。. については,欄の左に示すように,左側対照側36度一右. 2 蓮軟性の硬さのゴムにおける硬さ蔵別能力 実験方法に述べた方法にしたがって,超軟性の硬さの. 側被験側50度の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」の応答がそれぞれ0回, 1回, 4回であり,ま. ゴムの両側性同時識別能力を調査した結果は,表3に示. た,左側対照側50度一右側被験側62度の組み合わせで. すとおりである。この表は,対照ブロックに比較して被. は, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」の応答がそれぞれ0. 験ブロックのはうが「より軟らかい」, 「同じ」あるいは. 回, 0回, 5回であった.これに対して,この表におけ. 「より硬い」のそれぞれに応答した頻度を5例の被験例. る右側の欄の右側対照側36度-左側被験側50度および右. について集計した結晃である。. 側対照側50度一左側被験側62度の組み合わせでは, 「軟. すなわち表    は,被験例1から被験例5のそ. らかい」, 「同じ」, 「硬い」の応答叔度がそれぞれ0回,. れぞれの応答強度を,また,表  は全被験例5例の. 1回, 4回および0回, 0回, 5回であった。. 応答強度の累計値を示しているo これらの表にみられる. ついで,負の識別については,左側対照側50度- 右側. ように,表の上段においては,対照側に比較して被験側. 被験側36度および左側対照側62度一一右側被験側50度の組. が約10度硬い条件および軟らかい条件におけるそれぞれ. み合わせでは, 1軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞ. の応答頻度を示している。. れ5回, 0回, 0回および4回, 1回, 0回であった。. また,表の中段においては,対照側に比較して被験側. これに対して,右側対照側50度一左側被験側36度および. が約5度硬い条件および軟らかい条件におけるそれぞれ. 右側対照側62度-左側被験側50度の組み合わせでは,. の応答強度を示しており,本実験においても中等度の硬. 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ5回, 0回,. さのゴムの場合と同様に,対照側に比較して被験側が硬. 0回および5回, 0回, 0回であった。. い条件の場合の識別を正の識別,また,対照側に比較し. さらに,この表における正の識別の約5度差について. て被験側が軟らかい条件の場合を負の識別と呼ぶことと. は,左側対照側  右側被験側50度および左側対照側. Table3 Frequency of each answer "Harder"・ "Softer" thanor "Same" as testing block compared with control block in the ultra-soft range hardness of rubber つこ C B l T B (d e g r e e s ) 手了ーR. F req u en Cy 0f. C B l T B. F req u en Cy 0f. T0 t l0 a f. Me a n0 f. e a C h a n SW e r. (d eg rees ). e a C h a n S W er. e a C ha n S We r. C O a n s we r s ( %). s o rte r. S a m e. H a rd er. R l L. S 0 f te r. S a m e. H ard er. S 0 f t e r Sa me Ha r d e r. 36 . 50. 0. 1. 4♯. 36 】 50. 0. 1. 4 *. 0. 2. 50 - 62. 0. 0. 5*. 50 l 62. 0. 0. 5 ♯. 0. 0. 50 l 36. 5 *. 0. 0. 5 0 ... 3 6. 5♯. 0. 0. l o t. 0. 0. 1 0 0 . 0. 62 「 50. 4 *. 1. 0. 6 2 l"Pl 5 0. 5♯. 0. 0. 9 *. 1. 0. 9 0 . 0. 4 4 U- 5 0. 0. 2. 3 *. 44 l 50. 0. 3. 2*. 0. 5. 5 *. 5 0 . 0. 50 - 5 7. 1. 2. 2 ♯. 50 - 5 7. 0. 1. 4*. 1. 3. 6 *. 6 0 . 0. 50 - 44. 5*. 0. 0. 50 l 44. 1*. 3. 1. 6 *. 3. 1. 6 0 ` 0. 57 - 50. 3♯. 2. 0. 57 l 50. 2 *. 3. 0. 5 ♯. 5. 0. 5 0 . 0. 50 l 50. 1. 3*. 1. 50 - 50. 1. 3 *. 1. 2. 6 ♯. 2. 6 0 . 0. CB : Control block L : IJeft   * : Correct answer. n曜kl血hel田x止     海田 -24-. 8 *. 8 0 . 0. l o ♯ 1 0 0 . 0.

(12) 歯科学報. 599. Tables I(b) Subject2 CB-TB. F re qu en Cy 0f. CB-TB. F re qu e n Cy 0f. T 0 t, a l 0f. ea Ch an SW er. (d eg rees ). ea Ch an SW er. e aCh a n SW er. (d eg rees ) LlR. s orter. S am e. H a rd er. R -L. s o fter. S am e. H ard er. s ofter. Sam e. M ea n 0 f C0r reCt. an sw ers H a rd er (% ). 36 …50. 0. 3. 2*. 36 - 50. 1. 4. 0*. 1. 7. 2*. 5 0- 62. 0. 0. 5*. 50 - 62. 0. 0. 5*. 0. 0. lo♯. 20.0. 5 0l 3 6. 0*. 4. 1. 50 - 36. 4*. 1. 0. 4*. 5. 1. 40.0. 62 - 50. 2*. 2. 1. 62 】50. 5*. 0. 0. 7*. 2. 1. 70.0. 44l 50. 2. 1. 2*. 44 - 50. 0. 3. 2*. 2. 4. 4*. 40.0. 50 - 57. 0. 2. 3*. 50 l 57. 0. 0. 5*. 0. 2. 8*. 80.0. 50 J】 44. 2*. 3. 0. 50 - 44. 2*. 3. 0. 4*. 6. 0. 40.0. 57 】50. 2*. 2. 1. 57 { 50. 3*. 1. 1. 5*. 3. 2. 50.0. 50 - 50. 1. 1*. 3. 50 】50. 2. 2♯. 1. 3. 3*. 4. 30.0. 100.0. CB : Control block IJ : Left   * : Correct answer. TB : Testing block R : Right. Tables I(C) Subjects CB-TB. F req u en Cy 0f. C B ∼T B. F req u en Cy 0 f. T 0ta l 0 f. (d eg rees). ea Ch a n SW er. (d e gree s). e aCh a n SW er. ea Ch a n SW er. LlR. s orter. Sam e. H a rd er. R lL. s orter. Sam e. H a rd er. s o fter. S am e. M ea n 0f co rrect. an sw ers H a rd er (% ). 36 - 50. 0. 3. 2*. 36 . 50. 0. 2. 3*. 0. 5. 5*. 50.0. 50 】62. 0. 0. 5*. 50 - 62. 0. 0. 5*. 0. 0. lo ♯. 100.0. 50 【36. 5*. 0. 0. 50 】36. 4*. 1. 0. 9♯. 1. 0. 9 0. 0. 62 - 50. 5*. 0. 0. 62 - 50. 5*. 0. 0. lo♯. 0. 0. 100.0. 4 4l 50. 0. 1. 4*. 44 m 50. 0. 0. 5♯. 0. 1. 9*. 50 ー57. 0. 0. 5*. 50 - 57. 0. 0. 5*. 0. 0. lo♯. 50 l 44. 5♯. 0. 0. 50 - 44. 1*. 4. 0. 6*. 4. 0. 60.0. 57 】50. 5♯. .0. 0. 5 7l 50. 4♯. 1. 0. 9*. 1. 0. 90.0. 50 - 50. 3. 1. 50】50. 0. 4*. 1. 5*. 2. 50.0. 1♯. .3. 90.0 100.0. CB : Control block L : Left   * : Correct answer TB : Testing block R : Right. 50度-右側被験側57度の組み合わせでは, 「軟らかい」,. 50度-右側被験側44度および左側対照側57度-右側被験. 「同じ」, 「硬い」の応答頻度がそれぞれ0回, 2回, 3. 側50度の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬. 回および       回であった.これに対して,右. い」がそれぞれ5回, 0回, 0回および3回, 2回, 0. 側対照側44度-左側被験側50度および右側対照側50度一. 回であった。これに対して,右側対照側50度-左側被験. 左側被験側57度の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同. 側44度および右側対照側57度一左側被験側50度の組み合. じ」, 「硬い」がそれぞれ0[乳 3回, 2回および0回,. わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ1. 1回, 4回あったo. 回, 3回, 1回および2回, 3回, 0回であった。. さらに,負の識別の約5度差については,左側対照側 -25-. なお,表の下段に示す,対照側および被験側のゴムブ.

(13) 森:両側性同時唆み込みによる食品硬度識別能力. 600 Table3 -(d) Subject4 C B 】T B. F req u en Cy 0 f. (d e g r e e s ) L 】R. L ll3 - T B. ea Ch a n SW er s o rte r. Sam e. (d e g r e e s ). H a rd er. R 、- L. F req u en Cy 0 f. T 0tal 0 f. ea Ch a n SW er. ea Ch an SW er. S 0 fte r. Sam e. H ard er. s o rte r. S am e. M e an 0f co r r e c t. H a r d er. a n s w er s (% ). 36 l 50. 0. 1. 4♯. 36 - 50. 0. 5. 0♯. 0. 6. 4*. 40. 0. 5 0 】】62. 0. 0. 5*. 50 U】62. 0. 0. 5*. 0. 0. 1、0 *. 10 0 . 0. S O L"ll3 6. 0♯. 3. 2. 50 llll3 6. 4♯. 1. 0. 4♯. 4. 2. 40. 0. 6 2 ll 5 0. 3*. 1.. 1、. 62. 5♯. 0. 0. 8♯. 1. 1. 80. 0. 44 . 50. 0. 2. 3*. 4 4 "" 5 0. 1. 3. 1*. 1. 5. 4*. 40. 0. 5 0 PM 5 7. 0. 0. 5♯. 50 --57. 0. 4. 1*. 0. 4. 6*. 60. 0. 50 】44. 2*. 0. 3. 50 】44. 4*. 1. 0. 6*. 1. 3. 60.0. 5 7- 5 0. 1*. 2. 2. 5 7 - 50. 5*. 0. 0.. 6*. 2. .2. 60.0. 5 0 lll 5 0. 1. 1*. 3. 5 0 l"l 50. 4. ]*. 0. 5. 2*. 3. 20.0. 50. CB I. Control block lJ l. IJeft   ': Correct answer TB : Testing block ll : llight. Tables -(e) Subject5 C B l TB (d eg rees ) LlR. F req u en Cy 0 f. C B -T B. F re qu e n Cy 0 f. T 0 ta 1 0 f. ea Ch a n SW er. (d eg ree s). ea Ch an SW er. e a Ch a n S W e r. s orter. Sam e. H ard er. R -L. s orter. S am e. H ard er. s o r te r. Sam e. M ea n 0 f C0 rreCt. H ard er. a n sw ers (% ). 36 llll5 0. 0. 2. 3*. 36 ...50. 0. 4. 1*. 0. 6. 4*. 40.0. 50. 62. 0. 0. 5*. 50. 62. 0. 0. 5*. 0. 0. 10 *. 100.0. 50. 36. 36. 4*. 1. 0. 50. 3♯. 2. 0. 7♯. 3. 0. 70.0. 62 ...50. 4*. 1. 0. 62 .50. 4*. 1. 0. 8*. 2. 0. 80.0. 44 【50. 0. 3. 2*. 44 ll.50. 0. 5. 0♯. 0. 8. 2♯. 20.0. 50 】5 7. 0. 3. 2*. 50 " 57. 0. 2. 3♯. 0. 5. 5*. 50.0. 50 A】44. 4♯. 1. 0. 50 】44. 4*. 1. 0. 8*. 2. 0. 80.0. 57 { 50. 4*. 1. 0. 57 - 50. 5*. 0. 0. 9*. 1. 0. 90.0. 50. 1. 2*. 2. 50 l"50. 2. 2*. 1. 3. 4*. 3. 40.0. 50. CB : Control block IJ : IJeft   ': Correct answer つ11OCk ll :. ロックの硬さが同じ組み合わせの条件におけるテストの. の合算値を表の最も右の欄に記戴した.. 応答強度については,左側を対照側とした場合の左右側. すなわち,約10度差については,正の識別テストの対. 50度の組み合わせでは, 「軟らかい」, r同じ」, 「硬いJ. 照側36度一被験側50度の組み合わせでは, 10回申「軟ら. がそれぞれ1回, 3回, 1回を,また,右側を対照側と. かい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ0回, 2回, 8回で. した場合の左右側50度の組み合わせでは,それぞれ1. あり,正解答率は80%となる。また,対照側50度-被験. 回, 3回, 1回であった。. 側62度の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬. ここで,起欧性ゴムにおいても中等度のゴムの場合と 同様の理由によりそれぞれの応答強度を合算し,それら. い」がそれぞれ0回, 0回, 10回であり,正解答率は となる。 26 --.

(14) 歯科学報. 601. Tables ll(f) Total CBWTB. F req u en Cy 0 f. (d eg rees). ea Ch a n SW er. L -R. s orter. Sam e. C BA T B (d eg ree s). H a rd er. R -L. F req u en Cy 0f. T 0t/a1 0f. e aCh a n SW er. ea Ch an SW er. s ofter. Sam e. H a rd er. s o rter. Sam e. M e an 0f co rrect. H ard er. a n sw er s (% ). 36 - 50. 0. 10. 15*. 3 6- 50. 1. 16. 8*. 1. 26. 23 *. 46.0. 50 Pー62. 0. 0. 2 5*. 5 0】62. 0. 0. 25*. 0. 0. 50 *. 100.0. 50 - 36. 14*. 8. 3. 50- 36. 20*. 5. 0. 34 *. 13. 3. 68.0. 62 - 50. 18*. 5. 2. 6=≡. 24*. 1. 0. 42 *. 6. 2. 84.0. 44 - 50. 2. 9. 14*. ∴ ‖. 1. 14. 50 】57. 1. 7. 17*. 50- 57. 0. 7. 50 - 44. 18*. 4. 3. 50【44. 12 *. 57 - 50. 15 *. 7. 3. 57- 50. 19 *. 10. 50 - 50. 9. 50 1′. 7. 8*. lo♯. 3. 23. 24 ♯. 48.0. 18*. 1. 14. 35 *. 70.0. 12. 1. 3 0♯. 16. 4. 6 0.0. 5. 1. 34*. 12. 4. 68.0. 12*. 4. 16. 20♯. 14. 4 0.0. CB : Control block IJ : Left   * : Correct answer TB : Testing block R : Right. 一方,負の識別テストの対照側50度-被験側36度およ. すなわち,約10度差については,正の識別テストの対. び対照側62度一被験側50度の組み合わせでは, 10回申. 照側36度一被験側50度および対照側50度I-被験側62度の. 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬いJがそれぞれ10[乳 0回,. 組み合わせでは, 10回申「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」. 0回および9回, 1回, 0回であり,正解答率は. がそれぞれ1回, 7回, 2回および0回, 0回, 10回で. および90%となる。. あり,正解答率はそれぞれ20%および  となる。一. さらに,約5度差について識別テストの正解答率をみ. 方,負の識別テストの対照側50度一被験側36度および対. るならば,正の識別の対照側44度-被験側50度および対. 照側62度-被験側50度の組み合わせでは, 10回申「軟ら. 照側50度一戦験側57度の組み合わせでは, 10回申「軟ら. かい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ4回, 5回, 1回お. かい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ0回, 5回, 5回お. よび7回, 2回, 1回であり,正解答率は40%および70. よび1回, 3回, 6回であり,正解答率は50%および60. %となる。. %となるo一方,負の識別テストの対照側50慶一被験側. ついで,約5度差については,正の識別テストの対照. 44度および対照側57度一被験側50度の組み合わせでは,. 側44度I--被験側50度および対照側50度-被験側57度の組. 10回申「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ6回,. み合わせでは, 10回申「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」が. 3回, 1回および5回, 5回, 0回であり,正解答率は. それぞれ    乳 4回および0回, 2回, 8回であ り,正解答率は40%および80%となる。一方,負の識別. 60%および50%となる。 なお,左右同硬度の場合には,対照側が左側の場合お. テストの対照側50度一被験側44度および対照側57度一被. よび右側の場合に, 5回中「軟らかい」, 「同じ」, 「硬. 験側50度の組み合わせでは, 10回申「軟らかい」, 「同. い」がそれぞれ    回, 1回および1回, 3回, 1. じ」, 「硬い」がそれぞれ4回, 6回, 0回および5回,. 回であり,したがって対照側50度-被験側50度の組み合. 3回   であり,正解答率は40%および50%となる。. わせでは, 10回申「軟らかい」, 「同じ」, 「 ̄硬い」がそれ. なお,左右同硬度の対照側50度-被験側50度の場合に. ぞれ2回, 6回, 2回であり,同硬度の識別テストの正. は, 10回申「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ3. 解答率としては60%となる。. 回, 3回, 4回であり,同硬度の識別テストの正解答率. ついで,被験例2の応答頻度について,表3一(b)に示. としては   となる。. す。ここで,正の識別テストおよび負の識別テストにお. なお,被験例3, 4および5についても,若干の個体. ける約10度差および約5度差のそれぞれ応答強度の合算. 差が認められるが,被験例1および2とほぼ同様な応答. 値を,表の最も右の欄に記載した。. 頻度の分布を示すことが認められた。 -27.

(15) 森:両側性同時唆み込みによる金品硬度識別能力. 602. また,表   は,被験例5例のそれぞれの応答頻度 の累計値を示している。まず,正の識別の約10度差につ. 回, 1回であり, 50度に対する44度の正解答率は50回申 30恒]であり60%となる。. いてみるならば,左側対照側36度一右側被験側50度の組. また,左側対照側57度-右側被験側50度および右側対. み合わせでは, 25回申「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」が. 照側57度-左側被験側50度の組み合わせでは, 「軟らか. それぞれ0回, 10回, 15回であり,これに対して右側対. い」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ15回, 7回, 3回およ. 照側36度一左側被験側50度の組み合わせでは, 「軟らか. び19回, 5回, 1回であり, 57度に対する50度の正解答. い」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ1回, 16回, 8回であ. 率は50回申34回であり68%となる。. り, 36度に対する50度の正解答率は   中23回であり 46%となる。 また,左側対照側50度-右側被験側62度の組み合わせ. なお,同硬度についてみるならば,左側対照側50度一 右側被験側50度の組み合わせでは, 「欧らかい」, 「同 じ」, 「硬い」がそれぞれ7回, 8回, 10回であり,これ. では, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ0回,. に対して右側対照側50度一左側被験側50度の組み合わせ. 0回   であり,これに対して右側対照側50度-左側. では, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ9回,. 被験側62度の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」,. 12回, 4回である。したがって, 50度に対する50度の正 解答率は50回申20回であり40%となる。. 「硬い」がそれぞれ0回, 0回, 25回である。したがっ て, 50度に対する62度の正解答率は  中50回であり となる。. ここで,喫み込みによる逐次的識別能力についての識 別テストの結果の表示においては,対照ブロックの硬度. -・方,負の識別の約10度差についてみるならば,左側. を50度とした場合の被験ブロックのそれぞれの硬度に対. 対照側50度一右側被験側36度および右側対照側50度一一左. する応答強度が示されているoそこで,本実験結晃につ. 側被験側36度の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」,. いても,同様な表示を行うこととしたoすなわち対照硬. 「硬い」がそれぞれ14回, 8回, 3回および 回, 0回であり, 50度に対する36度の正解答率は50回申. 度に対する特定被験硬度の被験5例の平均応答頻度を算 出した結果を図5に示す。この図にみられるように,ま. 34回であり68%となる。 また,左側対照側62度一右側被験側50度および右側対 照側62度一一左側被験側50度の組み合わせでは, 「軟らか い」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ18回, 5回, 2回およ 5.JajVLSut73()LDuanbaJAatfLL. び24回, 1回, 0回であり, 62度に対する50度の正解答 率は50回申42回であり84%となる。 さらに,正の詣跡Jの約5度差についてみるならば,左 側対照側44度-右側被験側50度の組み合わせでは, 「軟 らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ2匡主 9回, 14回 であり,これに対して右側対照側44度一左側被験側50度 の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそ れぞれ1回, 14回, 10回である。したがって, 44度に対. 6       4       2. 0       0       0. する50度の正解答率は50回申24回であり48%となる。 また,左側対照側50度一右側被験側57度の組み合わせ では, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ1回, 7回, 17回であり,これに対して右側対照側50度一左側. 36  44  50  57  62 degrees Rubber hardness. 被験側57度の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」, 「硬い」がそれぞれ0回, 7回, 18回であり, 50度に対. L,: ・了、       ・der. する57度の正解答率は50回申35回であり70%となる。. Fig. 5 The frequency of each answer "Softer", "Harder" than or "Same". 一方,負の識別の約5度差についてみるならば,左側. as testing block compared with control block. 対照側50度一右側被験側44度および右側対照側50度一左 側被験側44度の組み合わせでは, 「軟らかい」, 「同じ」,. - The ultra-soft range hardness of. 「硬い」がそれぞれ18回, 4回, 3回および12回, 12. rubber ・ Control : 50 degrees 28 一.

(16) 歯科学報. 94, No. 7 (1994). 603. る。さらに,上竹は    規格により計測される硬度. ず, 50度の対照ブロックに対して「軟らかい」と応答し た強度は, 62度および57度の被験ブロックに対しては2. に対して著しく軟らかいゴムすなわち超軟性ゴムを被験. %以下の低い数値を示すが, 50度の被験ブロックに対し. 対象とし     による硬度36度より72度に至る合. て32%に増し, 44度および36度の被験ブロックに対して. 成ゴムブロックを実験試料として硬さ識別テストを実施. は60%および68%という高い数値に増大する。逆に, 50. し      により表示された硬度とそれを唆合した. 度の対照ブロックに対して「硬い」と応答した強度は,. 時の硬さ感覚とはおおよそ一致すること,ゴム硬度10度. 36度および44度の被験ブロックに対しては8 %以下の低. 差に対して約   度差に対して約90%の正解答率で. い数値を示すが, 50度の被験ブロックに対して32%に増. 硬さを識別しうることを報吾している。したがって,本. し, 57度の被験ブロックに対しては   度に対して. 調査の目的に対しては,硬さの性質の異なる両者を用い. は  という高い数値に増大することが認められる。. た硬さ識別テストを行うことが好ましいものと判断され. また, 50度の対照ブロックに対して「同じ」と応答した. る。. 頻度は, 50度の被験ブロックに対しては約40%を示す. っぎに,硬さ感覚に差異を与えるためのゴム硬度差の. が, 44度の被験ブロックに対して    度の被験ブ. 設定については,ゴム硬さの識別聞値に関する報吾を参. ロックに対しては28%という低い数値を示す。したがっ. 考とした。すなわち,高藤58)は天然ゴムを用いた実験に. て,ゴムの硬さの差を的確に識別していることが認めら. より,前歯部で約4度を,また,森29)は合成ゴムを用い た実験により,第1大臼歯部で約4.8度を,さらに,上. れた。. 竹64)が,超軟性ゴム(膨張ゴム)を用いた実験により,第 1大臼歯部で約3. 8度をそれぞれ識別閉値として報吾し. 考     察. ている。. 1 実験方法について. したがって,本実験においても,識別テストに採用し. 1 ・ 1 実験試料 金品をDE噂した時に生ずる感覚は,硬さ,粘り強さ,. たゴムブロックの最小硬度差としては,中等度の硬さお. もろさ,振動および音等の多種類の要素が複合したもの. よび超軟性ゴムのいずれにおいても約5度を用いること. であるといわれている        ら56)は,食品の. とした。 1 ・ 2 唆倉条件. 歯ざわり)に関連する機械的性質を. 本実験における硬さ感覚の調査にあたっては,唆倉に. 硬さ       もろさ         噴 性       ガム性        付着性)お. よる左右側の2種章の硬さを同時に比較することから,. よび    粘性)等の6種章に分楽し,それらの性 葉の差は, DE唾によって異なった感覚を生じさせると述. 唆合力および唆合速度が影響を及ぼすことが考えられる ために,できるかぎり唆合力および唆合速度を一定に保. べている。. たせることが必要となるが,本実験においては森29)およ. したがって,硬さ感覚とくに硬さを識別する能力につ. び関根47)らの報吾と同様な唆舎条件を採用したOすなわ. いて調査を行おうとする場合においては,実験試料の選. ち,唆合力および唆合速度については,被験者がこれら. 定に際して,機械的性賛のみ変化を与えると同時に,硬. を比較的一定に保つことができ,しかも硬さの認知に好. さ感覚を左右すると考えられる聴覚や嘆覚等の影響をで. ましいと感じた状態すなわち任意とした。この点につい. きるかぎり排除しうることが重要であると思われる。. ても    ら46)が,手指において試料を擾る速度を意. 本実験においては,森29)および上竹64)らの報吾に基づ 普,特定の機械的性賛のみの変化が可能で,しかも反復. 図的に変化させた場合には,硬さの判断に錯誤が生ずる と報害していることを参考とした。. 安定性の高い点を考慮して,合成ゴムを実験試料として. 1 ・3 応答方法. 採用した。. 感覚は内在的なものであり,その個体差も著しい。し. ここで,森は   規格による30度より70度に至る. たがって,感覚を客観的に検討するためには感覚内容を. 中等度の硬さの合成ゴムブロックを実験試料として硬さ. 表わす言語表現の統制を計ることが重要であると言われ. 識別テストを実施し   規格により表示された硬度. ている27)。本実験においては森29)および関取47)らと同様. とそれを唆合した時の硬さ感覚とはおおよそ一致するこ. に,対照ブロックに対して被験ブロックの方が「より軟. と,ゴム硬度10度差に対して約   度差に対して約. らかい」, 「同じ」および「より硬い」の3つの応答範唾. の正解答率で硬さを識別しうることを報吾してい. を設定したが,中等度の硬さのゴムおよび超軟性ゴムの. -29-.

(17) 604. 森:両側性同時唆み込みによる食品硬度識別能力. いずれの‡酎こおいても,識別テストの応答としてはこれ. 較してほぼ同様か若干低下することが指摘される。. らの3種類の応答で処理が可能であった。このことは,. 2 ・ 2 小さい硬度差(5度差)における硬さ識別能力. 山倉が述べているように,対照ブロックと被験ブロック. 結果の表   に示すように,小さい硬度差(5度差). との唆合条件に差異を与えること,すなわち,対照ブ. における硬さ識別能力については,識別テストにおける. ロックと被験ブロックとの硬さに関する刺激の室あるい. 硬度の組み合わせにより,対照ブロックよりも被験ブ. は刺激の質が著しく変化するような条件を与えた場合に. ロックのはうが硬い場合には,それらの正解答率が, 45. は,識別禾能の状況が生ずるが,本実験のように,対照. 皮-50度および50度 55度で   および48%を示し,. ブロックと被験ブロックとを両側にしかも同時に唆合さ. また,対照ブロックよりも被験ブロックのほうが軟らか. せた場合には,対照ブロックと被験ブロックとの間の硬. い場合には,それらの正解答率が, 50度  度および55. さに関する刺激の量のみに差異が生じ,その葉について. 皮-50度で   および36%を示したことから,これら. は変化が生じなかったためであると恩われる。. の平均値すなわち5度差のテストの平均正解答率は54% となることが認められた。. 2 中等度の硬さのゴムにおける硬さ識別能力につい て. ここで,森29)により, 5度差の平均正解答率について. 2 I 1大きい硬度差(10度差)における硬さ識別能力. は,対照ブロックと被験ブロックの組み合わせが40度-. 結果の表   に示すように,大きい硬度差(10度差). 45度, 50度 55度および50度 45度, 40度 -35度のそれ. における硬さ識別能力については,識別テストにおける. ぞれについて      および     であったと. 硬度の組み合わせにより,対照ブロックよりも被験ブ. 報 され,また, Lh倉7°により, 5度差の平均正解答率. ロックのほうが硬い場合には,それらの正解答率が, 40. については, 50度  度および50度  度の両者につい. 度 50度で70%を, 50度 度で80%を示し,また,対. て38%および42%であったと報吾されているが,平均正. 照ブロックよりも被験ブロックのほうが軟らかい場合に. 解答率としてそれらを単純平均すると,森では 山倉では   となる。. は,それらの正解答率が, 50度  度で66%を, 60度1 50度で62%を示したことから,これからの4者の平均値. これらの数値と本実験結果とを比較するならば,森の. を10度差のテストの正解答率とするならば,その値は70. 報吾とはぼ同様であり,山倉の報吾より14%高いが,中. %となることが認められた。. 等度の硬さのゴムに対しては,硬さの両側性同時識別と. ここで,中等度の硬さの領域   塊格, 30度∼70. 同I-部位における記憶を介した逐次的識別とのいずれに. 皮)において対照ブロックを1回唆み,ついで被験ブ. おいても,その差が5度の場合には,約50%程度の正解. ロックを1回喫むという逐次的な硬さ識別テストを行っ. 答率を示すにすぎず,その硬さの差異を識別することは. た森29)により, 10度差の平均正解答率については,対照. やや困難であることが指摘される。. ブロックと被験ブロックの組み合わせが40度-50度, 50. 2 ・ 3 相対識別聞値. 皮-60度および60度-50度, 50度-40度のそれぞれにつ. 結果の項で述べたように,種々の硬度差の識別テスト. いて     および     であったと報吾されて. によりそれらの応答分布を得たが,これらの結果から,. おり,また山倉71)により, 10度差の平均正解答率につい. 正規グラフ法によって   相対識別聞値を算出すると. ては, 50度-60度および50度-40度の両者について84%. 以下のようになる。すなわち図6に示すように, 50度の. および60%であったと報吾されているが,平均正解答率. 対照ブロックに対して, 5度間隔の被験ブロックを喫ま. としてそれらを単純平均すると,森では  山倉では 72%となる。. せた時に,対照ブロックより硬いと応答した頻度と,対. これらの数値と本実験結果とを比較するならば,木実. 布グラフ上に記載し,それぞれの直線と50%の応答塵度. 験すなわち硬さの両側性同時識別における平均正解答率. を示す直線との交点に対応する硬度を求めると   度. 照ブロックより軟らかいと応答した強度とを正塊確率分. は,硬さの逐次的識別における森の報吾より約13%低. と  度となる。そこで  度と  度の差の1/2すな. く,山倉の報吾より約2%低いがはば同様であると判断. わち約4. 5度が50度の対照ブロックに対する50%相対識 別閥値となる。. される。したがって,中等度の硬さのゴムに対しては, 硬さの差が10度存在するならば,約70%の頻度で硬さの. この数値は,同一規格のゴムブロックを用いて,硬さ. 左右差を識別することが可能であるが,この能力は,同. の逐次的識別テストを実施した森29)により報害された,. 一部位において記憶を介して逐次的に識別した場合に比. 50%相対識別聞値4. 8度と比較してはぼ同等であること. 一 30 一.

(18) 歯科学報. 605. が,被験者が左右側の硬度差を左側の硬度と右側の硬度 との差として判定していると考えれば,この両者は全く 同じ硬さの組み合わせであるにもかかわらず,正解答が 逆になるテストであると判断される。 sJaAtSuTIJO JtUuanbaJLl aLIL. さらに,これらのテストにおいては,両側に同-硬度 を喫ませた場合を除いて,両者間に硬さの差異が存在す るので, 「軟らかい」あるいは「硬い」の応答が多くな り,識別能力が高いほど「同じ【の応答塵度が少なくな ることになる。 そこで,このような観点から,全く同じ硬さの組み合 わせの識別テストであるが,正解答が逆になるテストご との応答強度を,各被験例について再集計したものを表 4--   に示し,これらのテストにおける応答分布に ついて検討を進めることとする。 まず,この表4-(a)にみられるように被験例1におい ては, 10度差のテストでは,左伽40度一右側50度および 左側50度--右側60度の組み合わせでは,それらの応答頻 40  45  50  55  60 degrees Rubber hardness. O:    : Fig・. 6 Threshold values estimated by the. 度は「軟らかい」が1回および1回, r同じJが7回お よび5回, 「硬い」が2回および4回であり,一方,左 側50度一右側40度および左側60度-…右側50度では,それ. frequency of answers in the middle. らの応答強度は「軟らかい」が8回および4回, 「同. range har・dness of rubber. じ」が2回および6回, 「硬い」が0回および0回であ る。したがって, 10度差のテストについては「軟らか. が認められる。 2 L 4 識別テスト時の応答分布について. い」が14回, 「同じ」が20回, 「硬い」が6回の応答鬼度 を示すことになる。. 硬さの両側性同時識別においては,識別能力に左右側. ここで,全く識別できないにもかかわらず, 「軟らか. 差が存在する可能性が高いことが考えられる。すなわち 結果においては,対照ブロックに対する被験ブロックの. い」, 「同じ」, 「硬い」をアトランダムに答えたとするな らば,それらがほぼ33%ずつ現れることになると考えら. 硬さの差の識別についての平均正解答率が算定されてい. れ,テストの正解答率が  であるならば, r軟らか. るが,この平均正解答率には左右側差による影響を排除. い」が  「同じ」が0%, 「硬い」が50%を示すこと. する目的で,左右側が合算処理されている。つまり表2. になる。さらに,テストの応答頻度が「軟らかい」が. に見られるように, 40度150度で平均正解答率70%. 「同じ」が0%, 「硬い」が0%を示す場合に. と算定されているが,この数値は左側対照側40度一右側. は,識別が行われていないにも関わらず特定の応答のみ を発していることになる。. 被験側50度の時の正解答率64%と,右側対照側40度一一左 側被験側50度の時の正解答率76%との平均である。これ. そこで,被験例1の10度差のテストの応答についてみ. らはいずれも対照ブロックよりも被験ブロックのはうが. るならば,左側に比較して右側を「軟らかい」と応答し. 硬く,しかもそれらの硬度および硬度差の組み合わせが 等しいために同一条件であるとして平均処理が行われて. た頻度が   であり, 「同じ」が   「硬い」が である。これらの応答の分布から,この被験例で. いる。. は,左側に比較して右側を「軟らかい」と答える強度が. しかしながら,両側性同時識別においては,対照ブ. その逆の強度の2倍に達することから,左側に比較して. ロックとして左側が40度,被験ブロックとして右側が50. 右側を「軟らかい」と誤認しやすく,しかも「同じ」の. 度の組み合わせのテストと,対照ブロックとして右側が. 強度が50%を示すことから,左右側の差の識別が困難で. 50度,被験ブロックとして左側が40度の組み合わせのテ. あったものと推察される。 また, 5度差のテストの左側45度一右側50度および左. ストとでは,テストの問に対しては全く逆の応答となる 31 -.

(19) 森:両側性同時唆み込みによる金品硬度識別能力. 606. "    了`       " with block of left side in the middle range hardness of rubber. Table4 -(b) Subject2. Table4 I(a) Subjectl. A nsw er C B -T B. A n sw er. sorter. Sam e. lH arder]. lSam e]. H arder [S0fter]. CBlTB. (degrees). Sam e. H ard er. lS a m e]. [S 0fter ]. (°eg.Tees). L 40- R 50 {R 50- L 40]. 1. 4. 0. 3. L 50{ R 60 [R 60- L 50]. 1 0. L 50- R 40 lR 40l L 50] L 60l R 50 [R 50- L 60] Subtotal. s ofter [H a rd er ]. 0* 2*. L 40 l R 50. 0. 1. 4 *. lR 50 l L 40]. 0. 2. 3 *. 2 3. 2*. L 50 】R 60. 1. 0. 4 *. 0. 1. 4*. 3* 5*. 2. 0. L 50 】R 40. 4♯. 1. 0. 0. 0. [R 40 - L 50]. 4*. 1. 0. 2*. 3. 0. L 60 - R 50. 2*. 2. 1. 2*. 3. 0. ∼. 4◆. 1. 0. 14/ 40 (35.0% ). 20/ 40 (50.0% ). 2*. 目し50二. 6/ 40. S u b to tal. (15.0% ). 15/ 40. 9/ 40. 16/ 40. (37.5% ). (22.5% ). (40-0% ). L 45 l R 50. 1. 2. 2*. L 45 - R 50. 2. 0. 3♯. lR 5 0l L 45]. 0. 3. 2*. -. 2. 1. 2 *. L 5 0- R 55. 1. 4. 0♯. L 50 - R 55. 1. 3. 1*. lR 55 l L 50]. 1. 3. 1*. [R 55 - L 50]. 1. 2. 2*. L 50 】R 45. 5*. 0. 0. L 50 l R 45. 4*. 1. 0. 】. 5*. 0. 0. lR 45 l L 50]. 3*. 1. 1. L 55 ll R 50. 4*. 1. 0. L 55 】R 50. 1♯. 1. 3. LR 5 0{ L 55]. 4*. 1. 0. -. 1♯. 3. 1. S u b tota l. T 0tl al. 21/ 40. 14/ 40. 5 / 40. (52.5% ). (35.0% ). (12. 5% ). 35/ 80. 34/ 80 (42.5% ). ll/ 80 (13.7% ). (43.8% ). S u b to tal. T 0ta1. 15/ 40. 12/ 40. 13/ 40. (37.5% ). (30.0% ). (32.5% ). 30/ 80. 21/ 80. 29/ 80. (37.5% ). (26.2% ). (36.3% ). CB:. CB : Control block L : Left TB:                :. TB : Testingt block R : Rig・ht * : Correct answer. * : Correct answer. 側50度一右側55度では,それらの応答頻度は「軟らか. 5度差のテストの応答塵度については,左側に比較して. い」が1回および2回, 「同じ」が5回および7回,. 右側を「軟らかい」と応答した頻度が   「同じ」. 「硬い」が4回および1回であり,一方,左側50度一右. が   「硬い」が   を示すことになる。これら. 側45度および左側55度一右側50度では,それらの応答頻. の応答の分布からも, 5度差の識別においても,左側に. 度は「軟らかい」が10回および8回, 「同じ」が0回お. 比較して右側を「欧らかい」と答える頻度がその逆の頻. よび2回, 「硬い」が0回および0回であり, 5度差の. 度の4倍と著しく高く,左側に比較して右側を「軟らか. テストでは「欧らかい」が21回, 「同じ」が14回, 「硬. い」と誤認しやすい傾向が認められる。. い」が5回の応答頻度を示すことになる。したがって,. さらに, 5度および10度を通した識別テストの応答分 ー32-.

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