高校生の電子メールに対する意識に関する日中比較
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(2) (N=219)の電子メール使用の実態と意識を把握レた。. 等,マナー意識では「チェーンメール等の迷惑メー. その結果,中国の高校3年生は日本の高校3年生に. ルに対して適切な対処をしている」(中国:2.87,日. 比べて,電子メールの使用頻度・経験が共に多いヘ. 本:3.59),「送信する前に読み返すなど,相手に自分. ビーユーザが多い実態が把握された。また,中国の. の言いたいことが伝えるか確認するようにしてい. 高校3年生は日本の高校3年生よりも,電子メール. る」(中国:2.87,日本:3.47)等の項目において中国. の重要性を強く認識している一方で,電子メールに. の高校3年生の平均値が顕著に低かった。. よるコミュニケーションの質の低下をあまり意識し ていなレ噸向が示唆された。その反面,中国の高校. 4.まとめと今続の操題. 3年生は日本の高校3年生よりも電子メール使用に. 以上の結果から,中国吉林省長春市内の高校3年. 関わるトラブル経験が多い実態が把握された(表1)。. 生の傾向として,①情報モラル学習を履修する時期. や内容に極端な偏りがあること,②日本の高校3年 表1電子メール使用時のトラブル経験(中国の高校3年生) 男子 女子 全体 (口・107) (r112) (昨219). 頻度(人) 102 102 204 とてもある. 割合(%) 95.3% 9王.1鴇 93.2%. 頻度(人) 2 7 9 少しある. 割合く%) 1.鰍 6、跳 4.1%. 頻度(人) 3 2 5 あまりない. 割合(%〕 2.酬 1.8% 2.3鴇 l 頻度{人) 0 1 まったくない O,5児 割合(%} 0.帆 O.酬. 生以上に電子メールのヘビーユーザが多くトラブル 経験も多いこと,③その一方で,電子メール使用に 対する適切なマナー意識は十分に態度化されていな いこと等の実態が把握された。. これらの結果から,今後の中国にお付る情報モラ ル学習に対して,①小・中・高校の各教育段階での 情報モラル学習を偏りなく,網羅的に指導すること. 3−3 中国の高校生1二おける電子メールに対するマ. の必要性,②情報モラルに対する適切な態度をコミ. ナー意業.利点・欠点目騰の状況. ュニケーションの文脈から捉えさせる問題解決的な. 引き続き第4章では,電子メールに対する利点・. 学習指導の必要性,③情報モラル学習に対する社会. 欠点認識,マナー意識の実態を目中両国の高校3年. 的な問題意識を醸成するために,生徒の情報モラル. 生間で比較した(中国ト219,日本N=134)。その結果,. の実態や学習成果の状況を継続的に評価し続けるこ. 電子メールに対する利点認識は中国の高校3年生の. との重要性の3点を指摘した。. 方が有意に高いものの,欠点認識及びマナー意識は. 今後は,本研究で把握された実態についてより大. 日本の高校3年生の方が有意に高かった(図1)。. 規模な調査による追試を行うと共に,中国における 情報モラノレ学習の改善方策について実践的に検討す. r■一一「 o中国 □日本 4.o0. る必要があろう。. ・■. [ [ o’. 3,50. 一」. I. 3.o0. 2.50 、3フ目・. 314. 3.空1. 200. 12.851. 3.州 .2.冒昌1. 1,50. .1..、_」、. 1.00. ■ 一一一」 I一一一一一. 利点認識 欠点認識 マナー恵隷. 榊p〈.O14段階法 図1電子メールに対する利点・欠点認識とマナー意識の状況. 項目別に比較したところ,欠点認識ではrメール. [文㎜ 1)文部科学省:高等学校学習指導要領,東山書房,2009 2)中国国家教育発展研究中心:中国教育緑良書,教育科 学出版社,pp.55−62.2000 3)森山ら:高校生の電子メールに対する利点・欠点認識 がマナー意識の形成に及ぼす影響,兵庫教育大学学校. 教育研究センタ 紀要r学校教育学研究」V0124, pp,81−89. 2012. 4)慶州基礎教育課程資源研究開発中心情報技術教材編 写組:高校教科書「信忠技術(必修)信忠技術基礎」,慶. 州教育出版社,西安第4次印刷,2010. による悪質な被害やトラブルがあること」(中 国:2.92,日本:3.54),「相手の表情や話し方がメー ルを通して分からないこと」(中国:3.02,日本:3.23). 主任指導教員・指導教員 森山 潤.
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