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Junichi KANDA, Tomoki SHONO heelchair Baseball s Perception of Them and Adaptive Sports in General Effect of Playing Sports with People with Disabilities Has on Able-bodied people

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Academic year: 2021

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障がい者とのスポーツ交流体験が障がい者および障がい者スポーツの イメージに与える影響

-車椅子野球体験を通して-

2018831日受付/201921日受理 1 九州保健福祉大学社会福祉学部

神田 潤一

1

 正野 知基

1

Effect of Playing Sports with People with Disabilities Has on Able-bodied people

ʼ

s Perception of Them and Adaptive Sports in General

−W

heelchair Baseball

Junichi KANDA, Tomoki SHONO

要 旨

本研究は,障がい者との障がい者スポーツ交流体験(混合群)と,健常者のみでの障がい者スポ ーツ体験(健常者群)を比較し,障がい理解および障がい者スポーツに対する関心度を向上させる ためにはどちらが有効な方法かを検討することを目的とした.競技は車椅子野球とし,大学生44 名を対象に,混合群と健常者群に分け,質問紙調査にて比較した.結果は,どちらの方法であって も障がい者および障がい者スポーツに関わるイメージが肯定的に変化する可能性が示唆された.

なかでも,混合群のほうが障がい者に対するイメージにおいて肯定的な変化を示した項目が多い ことから,障がい者との障がい者スポーツ交流体験のほうが障がい理解のためにはより効果的な 方法である可能性が示唆された.今後は,障がい者の参加人数,障がいの程度,長期的な調査など,

条件を変えて検討することが課題として挙げられる.

Abstract

This study compares able-bodied peopleʼs experiences and insights on adaptive sports participation. This research recruited 44 university students, divided them into two groups, and measured their degree of interest in adaptive sports and people with disabilities using pre- and post-surveys. Group A consisted of both able-bodied individuals and those with disabilities, and Group B consisted of only able-bodied individuals. Each group both competed in their own individual wheelchair baseball game. Results suggest that both groups get a positive image of people with disabilities and adaptive sports. The perception of Group A participants significantly increased because of their direct contact of people with disabilities. Future research can include increasing the number of people with disabilities who participate as well as considering the degree to which these participants are disabled.

キーワード障がい者スポーツ,障がい者,車椅子野球,障がい理解

Keywords:  adaptive sports, people with disabilities, wheelchair baseball, perception of  people with disabilities

(2)

Ⅰ.緒言

障がい者スポーツの普及発展において,コーチお よび指導者の不足という大きな課題がある(日本パ ラリンピアンズ協会,2016).2016年1月の時点で,

障がい者スポーツ指導員全体の数は23,253人で,こ こ10年は横ばいである(日本障がい者スポーツ協会,

2018b).日本障がい者スポーツ協会では,「身近な地

域のスポーツ現場で指導支援している障がい者スポ ーツ指導者」を2020年に全国で30,000人,2030年に

は50,000人とすることを目標とし,指導者養成は急務

となっている(日本障がい者スポーツ協会,2018a).

指導者を増やすためには,まず障がい者スポーツに 対する関心度を向上させ,障がい者スポーツ指導員 資格の取得,指導員としての活動に繋げていくこと が重要であると考えられる.

障がい者スポーツへの関心度を高める方法として,

障がい者スポーツの体験が有効(藤田,2016である とされ,障がい者との交流体験(安井,2004吉岡ら,

2007や健常者のみでの体験(川田ら,1999松尾ら,

2013永浜ら,2011永浜,2012大山,2016佐藤,

2012内田ら,2013が行われており,どちらの研究 においてもイメージや意識の肯定的な変化が起こる とされている.なかでも障がい者スポーツを通した 障がい者との交流体験は,障がい者スポーツの側面 からだけではなく,障がい理解の側面からも非常に 有効であることが示唆されている(安井,2004塩田,

2015).しかし,障がい者スポーツ体験の実施方法に ついて,健常者のみでの体験と障がい者との交流体 験を比較した研究はなく,実際にどちらの方法が有 効なのかを示した研究はない。

そこで本研究では,障がい者と共に障がい者スポー ツを行う群と健常者のみで障がい者スポーツを行う 群の2群を比較することで,障がい理解および障がい 者スポーツに対する関心度を向上させるためにはど ちらが有効な方法かを検討することを目的とした.

Ⅱ.方法

1.対象者および研究協力者

九州保健福祉大学社会福祉学部スポーツ健康福祉 学科1年生を対象とした.本研究の趣旨に同意した学 生を,無作為抽出法にて2群に分けた.1つは障がい者

と一緒に障がい者スポーツを行う群(以下,混合群)

23名(年齢18.7±0.5歳,男20名,女3名),もう一方は 健常者のみで障がい者スポーツを行う群(以下,健常 者群)21名(年齢18.4±0.6歳,男17名,女4名)の計44

名を対象とした.

研究協力者として,本研究の趣旨に同意した宮崎 県の車椅子を使用した野球(以下,車椅子野球)チー ムの選手5779歳)の4名が,障がい者との交流体験 の障がい者として協力した.主な障がいは脳梗塞に よる上下肢障がい,脊髄性小児麻痺による下肢麻痺 等である.

対象者および研究協力者には,事前に研究内容お よびそれに伴う問題点を口頭と文書によって説明し たうえで,書面をもって同意を得た.なお,本研究は 九州保健福祉大学倫理委員会の承認(受理番号16- 008を得て実施した.

2.車椅子野球

障がい者スポーツ体験の種目については車椅子野 球にて実施した.車椅子野球は,ある重度障がい者の 少年による「野球がしたい」という想いが綴られた作 文をきっかけとして,2006年に宮崎県で創られたス ポーツであり,ルールは基本的に野球に準じている が,コートの広さや道具,試合時間等,車椅子野球独 自の決まりがある(図1写真1-5).

3.障がい者スポーツ体験および質問紙調査

障がい者スポーツ(車椅子野球)体験は平成28年8

月5日に実施した.実施内容は,道具およびルールの 説明,練習,試合を約1時間かけて行った.混合群に は,道具およびルール説明の前に,研究協力者の自己 紹介が行われた.なお,障がい理解についての事前学 習は純粋に障がい者スポーツ体験の効果のみを検討 するために行わなかった.実施方法としては,2群の 実施時間が重ならないように先に健常者群が実施し,

時間を十分に空けてから混合群が行った.特に健常 者のみで実施する群に対して実施前後に障がい者の 姿が一切見えないように配慮した.

質問紙調査は障がい者スポーツ体験の前後に行っ た.体験前調査は体験の1週間前にあたる平成28年7

月29日に実施し,体験後調査は平成28年8月5日の体 験後に実施した.質問紙の項目は,先行研究(松尾ら,

2013安井,2004を基に加筆修正し,障がい者に対 するイメージ10項目),障がい者スポーツに対する

(3)

イメージ13項目)で構成した.なお,体験前に2群の 障がい者および今回障がい者スポーツとして実施す る車椅子野球への事前のかかわり等についての等質 性を確認するための質問5項目)を行った.

4.分析

障がい者および車椅子野球への事前のかかわり等 についての回答の群間比較にはχ² 検定を用いた.そ の他の回答は4件法を用い,「とてもそう思う」を1

「少しそう思う」を2「あまりそう思わない」を3「ま ったくそう思わない」を4と得点化し,平均値と標準

図1 車椅子野球の主なルール 写真2 ベース

写真1 ホームベースとバッターボックス

写真5 試合風景 写真4 グローブ 写真3 バットとボール

〈ルール〉

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〈道具〉

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(4)

偏差を示した.介入効果を検討するため,群間での体 験前後の得点変化を,繰り返しのある2(群)×2(時間)

の2要因分散分析を用いて,主効果と交互作用を確認 した.さらに,交互作用が認められた場合に単純主 効果を検討するために下位検定Bonferroni法)を行 った.分析には,統計パッケージSPSS Statistics Vers ion24.0 for Microsoft Windowsを用い,すべての統 計処理における有意水準は5%未満とした.

Ⅲ.結果

1.障がい者および車椅子野球への事前のかかわり等に ついての群間比較

体験前に行った障がい者および車椅子野球への事 前のかかわり等についての回答の群間比較を表1に 示した.「障がいがある人と関わったことがあります か」,「車椅子を利用したことがありますか」,「車椅子 スポーツを体験したことがありますか」,「車椅子野 球を知っていますか」,「車椅子野球を体験したこと がありますか」の全5項目において,有意な差は認め られなかった.

2.障がい者のイメージについての体験前後の得点変化 の群間比較

障がい者に対するイメージについての体験前後 の得点変化 の 群間比較 を 表2に示 し た.4.生活 表1 障がい者および車椅子野球への事前のかかわり等についての群間比較

表2 障がい者に対するイメージについての体験前後の得点変化の群間比較

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(5)

が困難について有意な交互作用F1,42=11.96, p<0.01が認められた.さらに下位検定の結果,混合 群は体験前後で有意p<0.001に得点が高くなり,

「そう思わない」方向への変化が認められた.体験前 の両群の得点に有意差は認められなかったが,体験 後の混合群の得点が有意p<0.05に高く,健常者群 に比べより「そう思わない」傾向を示した.

5ひとりでは何もできない」について有意な交互 作用F1,42=6.00, p<0.05が認められた.さらに 下位検定の結果,混合群は体験前後で有意p<0.001 に得点が高くなり,「そう思わない」方向への変化が 認められた.

その他,体験前後において有意な主効果が認めら れた項目は全5項目であり,1かわいそうな人たち であるF1,42=34.69, p<0.001)」,2暗い感じが するF1,42=15.52, p<0.001)」,3元気がないF

1,42=27.05, p<0.001)」,6一緒に生活するのは

難しいF1,42=8.67, p<0.01)」の4項目について は,「そう思わない」方向に変化し,10困っている 時には助けてあげたいF1,42=5.18, p<0.05)」

1項目については,「そう思う」方向に変化した.

3.障がい者スポーツのイメージについての体験前後の得 点変化の群間比較

障がい者スポーツに対するイメージについての体 験前後の得点変化の群間比較を表3に示した.全13

項目において交互作用は認められなかった.

体験前後において,有意な主効果が認められた項目 は全11項目であり,11おもしろいF1,42=31.53, p<0.001)」,12楽しいF1,42=26.44, p<0.001)」,

13安全であるF1,42=54.73, p<0.001)」,14健康 的であるF1,42=16.68, p<0.001)」,19障がいの有 無にかかわらず楽しめるF1,42=15.47, p<0.001)」,

20魅力を感じるF1,42=56.94, p<0.001)」,22障 がい者スポーツに関心があるF1,42=7.60, p<0.01)」,

表3 障がい者スポーツに対するイメージについての体験前後の得点変化の群間比較

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(6)

23初級障がい者スポーツ指導員資格を取得しようと 考えているF1,42=5.05, p<0.05)」の8項目について は「そう思う」方向に変化し,15ルールが難しいF

1,42=18.39, p<0.001)」,17道具を扱うのが難しい

F1,42=9.60, p<0.01)」,18障がい者が行うスポー ツであるF1,42=12.30, p<0.001)」の3項目について は「そう思わない」方向に変化した.

Ⅳ.考察

1.両群の等質性

障がい者や障がい者スポーツとの関わりがあった 人は,障がい者および障がい者スポーツの意識が肯 定化されることが示唆されている(藤田,2016).本 研究の無作為に抽出された両群の等質性を確認する ため,体験前に障がい者および車椅子野球への事前 のかかわり等についての質問を行った.両群間の比 較では,全5項目について有意な差は認められなかっ た.このことから,障がい者や障がい者スポーツとの 関わりにおいて,両群の等質性が確保されているこ とが確認された.

2.障がい者に対するイメージについての体験前後の得 点変化の群間比較

障がい者に対するイメージについての体験前後の 得点変化の群間比較から,どちらの方法であっても 障がい者に対するイメージが肯定的に変化する可能 性が示されたが,健常者のみでの障がい者スポーツ 体験よりも障がい者との障がい者スポーツ交流体験 の方が,肯定的に変化する項目が多い結果となった.

つまり,障がい者との障がい者スポーツ交流体験の 方が健常者のみでの障がい者スポーツ体験よりも障 がい理解が進む可能性が示唆された.

障がい者スポーツを通した障がい者との交流体験 は,障がい者スポーツの側面からだけではなく,障が い理解の側面からも有効であることが示唆されてお り(安井,2004塩田,2015),交流体験での肯定的な 意識の変化は,障がいのある人たちが生き生きとス ポーツを楽しんでいる場面に接することにより生じ たものと考えられている(安井,2004).本研究におい ても,実際に障がい者がプレーしている姿を見たり,

一緒にプレーしたりするなど,障がい者に直接関わ ることにより,障がい者スポーツを単に楽しむだけ に終わらず,明るくて活発的な活動であるスポーツ

を通して自然と障がい者を意識することで,障がい 者に対するイメージが肯定的に変化したものと考え ることができる.

障がい者に対するイメージについての体験前後の 得点変化の群間比較において,有意な交互作用が認 められた項目は4生活が困難」,5ひとりでは何 もできない」の2項目であり,それぞれ混合群におい て「そう思わない」方向へと変化が認められた.また

4生活が困難」では,体験前の両群の得点に有意差 は認められず,それぞれ否定的な傾向を示していた.

しかし,体験後の両群の得点には有意差が認められ,

混合群の得点が有意に高くなり,健常者群に比べて より「そう思わない」傾向へと変化が認められた.こ れは実際に障がい者と交流し,障がい者がプレーして いる姿に直接関わることによって,日常生活での困 難な姿のイメージから,元気に生き生きと日常生活 を送っているイメージへと肯定的に変化したものと 推測できる.5ひとりでは何もできない」について は,混合群において体験後の得点が有意に高くなり,

より「そう思わない」方向に変化する傾向が認められ た.このことから,実際に健常者と同じようにプレー している姿を見ることができる障がい者スポーツ交 流体験は,ひとりでは何もできないという障がい者 に対する否定的なイメージを肯定的なイメージへと 変化させる効果的な方法であることが示唆される.

体験前後において,有意な主効果が認められたそ の他の項目は全5項目であり,1かわいそうな人た ちである」,2暗い感じがする」,3元気がない」,

6一緒に生活するのは難しい」の4項目については

「そう思わない」方向に変化し,10困っている時に は助けてあげたい」の1項目については「そう思う」

方向に変化した.「障がい者のためのスポーツ」とい う特別な枠組みから一般的なスポーツへと認識を変 えることは,結果として固定化された障がい像を変 容させることにもつながると考えられており(安井,

2004),両群に肯定的な変化が起きたのは,車椅子に 乗ってプレーすることで障がい者側の状況に共感す ることができ,車椅子に乗っていてもスポーツを楽 しむことができると直接体験して知ったことが影響 している可能性が考えられる.

(7)

3.障がい者スポーツのイメージについての体験前後の得 点変化の群間比較

障がい者スポーツのイメージについての体験前後の 得点の群間比較では,障がい者との交流体験において も,健常者のみでの体験おいても,どちらの方法であ っても障がい者スポーツに対するイメージが肯定的に なる可能性が示唆された.

全13項目において交互作用は認められなかったが,

有意な主効果が認められた項目が11項目あり,全11項 目のうち,11おもしろい」,12楽しい」,13安全 である」,14健康的である」,19障がいの有無にか かわらず楽しめる」,20魅力を感じる」,22障がい 者スポーツに関心がある」,23初級障がい者スポー ツ指導員資格を取得しようと考えている」の8項目に ついては「そう思う」方向に変化し,15ルールが難 しい」,17道具を扱うのが難しい」,18障がい者が 行うスポーツである」の3項目については「そう思わな い」方向に変化した.車椅子バスケットボールでの交 流体験を行った過去の研究(安井,2004では,「障がい 者が行うスポーツ」と思われてきた車椅子バスケット ボールを,障がいのない子どもたちが楽しいものとし てとらえるようになり,車椅子に対する意識の壁を低 くし,気軽な援助行動へと結びつけていくことにつな がると考えられているが,本研究においても同様に車 椅子野球が楽しいものと変化し,車椅子に対する意識 の壁が低くなったと考えられる.さらに,車椅子バス ケットボール交流体験を行った過去の研究(吉岡ら,

2007においては,障がい者および障がい者スポーツ に対する意識は肯定化されるが,実際に現場で指導し たい,関わりたいという気持ちにはすぐに結びつかな いことが示唆されている.しかし,本研究においては,

22障がい者スポーツに関心がある」,23初級障が い者スポーツ指導員資格を取得しようと考えている」

の2項目が肯定的な変化を示した.競技特性からみた 場合,車椅子バスケットボールは接触競技であるため,

実施においてはリスク管理の面から,専門の指導者が いないと実施しにくい競技と言える.それに比べ車椅 子野球は,ボールはソフトテニスのボールを加工した もので柔らかく,バットもプラスチック製であり,接 触の場面はほとんどなく,ルール上も接触はしないよ うに配慮されている.また,常に動き回る車椅子バス ケットボールに比べ,ひとつのプレー毎に止まるので,

専門の指導者がいなくても競技を実施しやすい.さら に,運動強度の面から車椅子バスケットボールに比べ ると激しいスポーツではないので,子どもから高齢者 まで,幅広い年齢層がプレーに参加できる.このように 競技特性を考えても,車椅子野球は実施しやすく,幅 広い人が参加しやすい競技であることが考えられる。

つまり,障がい者スポーツへの関心度の向上,資格取 得意欲の向上に結びつく可能性が示唆された今回の結 果は,車椅子野球の特異的な効果である可能性が考え られる.しかし,今回の研究では競技の直接比較は行 っていないため,今後直接比較し,検討する必要があ るだろう.

Ⅴ.まとめと今後の課題

本研究は大学生を2群に分け,1つの群は障がい者 との障がい者スポーツ交流体験を,もう1つの群は健 常者のみでの障がい者スポーツ体験を実施し,両群 の障がい者および障がい者スポーツに関わるイメー ジの変化を比較することで,障がい理解および障が い者スポーツに対する関心度を向上させるためには どちらが有効な方法かを検討することを目的とした.

その結果,障がい者との障がい者スポーツ交流体験に おいても,健常者のみでの障がい者スポーツ体験おい ても,どちらの方法であっても障がい者および障が い者スポーツに対するイメージが肯定的になる可能 性が示唆された.しかし,障がい者との障がい者スポ ーツ交流体験の方が障がい者に対するイメージにお いて肯定的な変化を示した項目が多く,障がい理解 はより進む可能性が示唆された.つまり,実施方法と して,健常者のみでの障がい者スポーツ体験でなく 障がい者との障がい者スポーツ交流体験の方が,障 がい理解の側面からより効果的な方法であると考え られる.また今回,障がい者スポーツとして実施した 車椅子野球は,リスク管理の面からも実施しやすく,

幅広い人が参加しやすいという競技特性をもつこと から,授業の実施種目として選択しやすい可能性が 示唆された.しかし,本研究では,競技の直接比較は 行っていないため,今後検討していかなければなら ない.また,交流体験に参加する障がい者の年齢や参 加人数,障がいの種類や程度,障がい理解についての 事前学習の実施,長期的な調査など,条件を変えて検 討することも今後の課題として挙げられる.

(8)

Ⅵ.謝辞

本研究にご協力いただいた九州保健福祉大学社会 福祉学部スポーツ健康福祉学科学生および宮崎県車 椅子野球チームの皆様に深謝いたします.

引用文献

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参照

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