幾何学序論1 K.Ichihara
集合の演算
演算とは 和集合と共通部分 補集合 差集合
幾何学序論1
市原一裕
2014年4月21日(月)2限
幾何学序論1 K.Ichihara
集合の演算
演算とは 和集合と共通部分 補集合 差集合
小テスト
1. 集合AとBについて,A)Bであることの定義を書 きなさい.
2. 集合{pq |p, q∈Z , −1≤p≤2 , 2≤q≤4}を列挙法 で表しなさい.
3. A={2x2|x∈R}とB ={x∈R|x≥ −1}について,
A(Bを示しなさい.
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集合の演算
演算とは 和集合と共通部分 補集合 差集合
演算とは
演算(えんざん)
いくつかの与えられたものから,一定の法則を適用して,
他のものを作り出す操作のこと.
以下,1つの集合Uを固定して
(U を全体集合(Universal set)として),
その部分集合について考える.
つまり,{x| · · · }と書いたら{x|x∈U,· · · }のこと.
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集合の演算
演算とは 和集合と共通部分 補集合 差集合
和集合とは
定義 1.3.1【 和集合(Union), ∪(cup,カップ)】
2つの集合AとBについて,
A∪B :={x|x∈A または x∈B} をAとBの和集合という.
注意 1.3.1 (:=について)
X :=Y という記号で「XをY で定義する」という意味.
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集合の演算
演算とは 和集合と共通部分 補集合 差集合
和集合の性質
定理 1.3.1
任意の2つの集合AとBについて次が成り立つ.
(1)A∪A=A (2)A∪ ∅=A (3)A∪B =B∪A
(4)A⊂A∪BかつB ⊂A∪B
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集合の演算
演算とは 和集合と共通部分 補集合 差集合
共通部分とは
定義 1.3.2【 共通部分(intersection),∩(キャップ,cap) 】 2つの集合AとBについて,
A∩B :={x|x∈A かつ x∈B} をAとBの共通部分という.
注意 1.3.2
共通部分のことを,積集合(product set)ともいう.
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集合の演算
演算とは 和集合と共通部分 補集合 差集合
共通部分の性質
定理 1.3.2
任意の2つの集合AとBについて次が成り立つ.
(1)A∩A=A (2)A∩ ∅=∅ (3)A∩B =B∩A
(4)A⊃A∩BかつB ⊃A∩B
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集合の演算
演算とは 和集合と共通部分 補集合 差集合
和集合と共通部分
定理 1.3.3
集合A,B,Cについて以下が成り立つ.
1. 「A⊂CかつB ⊂C」ならばA∪B ⊂C 2. 「C⊂AかつC ⊂B」ならばC⊂A∩B
定理 1.3.4
集合A,B,Cについて以下が成り立つ.
1. (A∪B)∪C=A∪(B∪C) 2. (A∩B)∩C=A∩(B∩C) 3. A∪(B∩C) = (A∪B)∩(A∪C) 4. A∩(B∪C) = (A∩B)∪(A∩C)
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演算とは 和集合と共通部分 補集合 差集合
補集合とは
定義 1.3.3【 補集合(complement)】
全体集合Uの部分集合Aに対して,
Ac:={x∈U |x /∈A}をAの補集合という.
(c はcomplementの頭文字)
注意 1.3.3
高校ではA¯を使っていたと思うが,ここではAcにする.
¯は,他のときにも使うので(例えば,共役複素数).
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演算とは 和集合と共通部分 補集合 差集合
補集合の性質
定理 1.3.5
全体集合Uの部分集合Aについて,
(1)A∪Ac=U (2)A∩Ac=∅ (3) (Ac)c=A (4)BがA∪B=UとA∩B =∅をみたす⇒B =Ac
定理 1.3.6
全体集合Uの部分集合AとBについて,
(1) A⊂B⇔Ac⊃Bc (2) 【ド・モルガンの定理】
(A∪B)c=Ac∩Bc (A∩B)c=Ac∪Bc
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集合の演算
演算とは 和集合と共通部分 補集合 差集合
差集合とは
定義 1.3.4【 差集合(difference set)】
2つの集合AとBについて,
A−B:={x|x∈A, x /∈B} をAとBの差集合という.
A−B=A∩Bc=A−(A∩B)ともかける.
注意 1.3.4
A\Bと書くこともある.
注意 1.3.5
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集合の演算
演算とは 和集合と共通部分 補集合 差集合
差集合の性質
定理 1.3.7
2つの集合AとBについて,
(A∪B)−(A∩B) = (A−B)∪(B−A)
注意 1.3.6
(A∪B)−(A∩B)のことを,
AとBの対称差(たいしょうさ,symmetric difference) ともいう.A4Bであらわしたりする.