iStorage NS シリーズ
NS300Ra/NS300Ta/NS100Ta/NS500Ra
管理者ガイド
(詳細編)
改版履歴 版数/改訂日 改訂内容 第 1.0 版 2010 年4月 初版 第 1.1 版 2010 年 5 月 <表紙> ・NS300Ta を追加 <全体> ・ URL リンク確認・日付更新 <1.1.4 ~ 1.1.7> ・ 以下のように変更 1.1.4 管理者のパスワードを変更する 1.1.5 初期設定ツール用のポートを閉じる 1.1.6 日付と時刻を設定する 1.1.7 コンピュータ名/ドメインを設定する 第 1.2 版 2010 年 7 月 <表紙> ・NS100Ta を追加 <1.1.2> ・項番1【補足】を変更 第 2.0 版 2010 年 10 月 <表紙> ・ NS500Ra を追加 <全体> ・ URL リンク確認・日付更新 <導入の流れ> ・ SIS を追加
商標について
Microsoft、Windows、Windows Vista、Windows NT、MS-DOS は米国 Microsoft Corporation の米国お よびその他の国における商標または登録商標です。
UNIX は、The Open Group の登録商標です。 ESMPRO は日本電気株式会社の商標です。
Windows 7 は、Windows 7 Starter operating system、Windows 7 Home Premium operating system、 Windows 7 Professional operating system、Windows 7 Enterprise operating system および Windows 7 Ultimate operating system の略称です。Windows Server 2008 R2 は、Windows Server 2008 R2, Standard、 Windows Server 2008 R2, Enterprise、および Windows Server 2008 R2, Datacenter の略称です。Windows Server 2008 は、Windows Server 2008 Standard operating system および Windows Server 2008 Enterprise operating system の略称です。Windows Vista は Microsoft Windows Vista Ultimate operating system, Microsoft Windows Vista Enterprise operating system, Microsoft Windows Vista Business operating system, Microsoft Windows Vista Premium operating system, Microsoft Windows Vista Home Basic operating system の略称です。Windows 2003 R2 は Microsoft Windows Server 2003 R2, Standard Edition、 Microsoft Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition および Microsoft Windows Server 2003 R2, Datacenter Edition の略称です。Windows 2003 は Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition、 Microsoft Windows Server2003, Enterprise Edition および Microsoft Windows Server2003, Datacenter Edition の略称です。Windows XP は Microsoft Windows XP Home Edition および Microsoft Windows XP Professional の略称です。Windows 2000 は Microsoft Windows 2000 Server operating system、Microsoft Windows 2000 Advanced Server operating system、および Microsoft Windows 2000 Professional operating system の略称です。
本書のサンプル画像などで使用している名称は、すべて架空のものです。実在する品名、団体名、個人 名とは一切関係ありません。
ご注意 (1) 本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。 (2) 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。 (3) NEC の許可なく複製・改変などを行うことはできません。 (4) 本書の内容及び本書を使用した結果について明示的にも黙示的にも一切の保証を行いません。 © NEC Corporation 2010
はじめに
NAS (Network Attached Storage) は、既存環境に対する変更を加えることなく、大規模ストレージシ ステムを提供するネットワーク接続型ストレージに特化したアプライアンスサーバーです。 一般的にNAS は導入が容易です。ネットワーク管理や OS に関する広範囲な知識がなくとも使用するこ とができ、通常管理業務はクライアントからリモートデスクトップ経由で行なうことができます。ユーザ ーはNAS をネットワークに接続して電源を投入し、最小限のセットアップ作業を行なうだけで運用を開始 することができます。 管理者ガイドは、以下の二部で構成されています。【概要編】または【詳細編】のみに記載している内容も ございますので、各ガイドの目次を参考にして、目的に応じて参照してください。 ・管理者ガイド【概要編】 iStorage NS を使用するための基本的かつ一般的な手順について説明しています。 ・管理者ガイド【詳細編】(本書) 概要編よりも詳細な設定方法について説明しています。 管理者ガイドは改版される場合があります。以下のWeb サイトを参照し、表紙の日付とリビジョンを確 認して最新版をダウンロードしてください。 http://support.express.nec.co.jp/care/user/adminguide.html (2010 年 9 月 10 日現在)
【重要】 iStorage NS シリーズは、Microsoft Windows Storage Server 2008 を使用して作 成されたファイルサーバー専用機です。標準の Windows サーバーとは違い、ファ イルサーバー以外でのご利用はできませんのでご注意ください。
導入の流れ
iStorage NS を導入する際は、以下の流れに従います。 スタートアップガイド または 1.1 iStorage NS の導入準備 • 電源投入 • コンピュータ名、IP アドレスの設定他 初期設定 3.1 シャドウコピー(シャドウコピーを使用する場合) • 有効にするシャドウコピーボリュームの決定 • シャドウコピーを保存する領域の決定 1.4 ディスクの管理 • パーティションの作成 ディスクの管理1.5 ユーザー/グループ管理 • ローカルユーザーの作成 • ローカルグループの作成 ユーザー/グループ管理 (ドメインによる管理の場合は次へ) 2 iStorage NS の共有領域を作成する 2.1 Windows クライアントからアクセスする 2.2 UNIX クライアントからアクセスする 2.3 FTP クライアントからアクセスする 2.4 Web クライアントからアクセスする 共有の作成 シャドウコピーの使用 (使用しない場合は次へ)
3.2 ユーザーが使用できる容量を制限する 3.3 ファイルの拡張子で書き込みを制限する 3.4 ディスク使用状況のレポートを作成する ファイルサーバーリソースマネージャ/ディス ククォータの使用(使用しない場合は次へ) 3.5 複数のサーバーの共有フォルダを統合する(DFS) • 名前空間 • ファイルレプリケーション DFS(分散ファイルシステム)の使用 (使用しない場合は次へ) SIS の使用 (使用しない場合は次へ)
5.1 ネットワーク上のプリンタを使う • 接続と設定 プリンタサービスの使用 (使用しない場合は次へ) 4.1 iStorage NS の管理 • ESMPRO/ServerManager のインストール • 設定 管理ソフトウェアの使用 (使用しない場合は次へ) それぞれのマニュアル等を参照してください オプションソフトウェアの使用 (使用しない場合は次へ)
目次
1 iStorage NSの運用設定を行う...1 1.1 iStorage NS 導入準備 ...2 1.2 iStorage NS のリモート管理 ...14 1.3 管理者メニュー...18 1.4 ディスクの管理...19 1.5 ユーザー/グループ管理 ...23 2 iStorage NSの共有領域を作る...29 2.1 Windowsクライアントからアクセスする...30 2.2 UNIX クライアントからアクセスする...38 2.3 FTPクライアントからアクセスする ...73 2.4 Webクライアントからアクセスする...81 3 iStorage NSの共有領域を管理する ...89 3.1 シャドウコピー...90 3.2 ユーザーが使用できる容量を制限する... 116 3.3 ファイルの拡張子で書き込みを制限する...127 3.4 ディスク使用状況のレポートを作成する...136 3.5 複数サーバーの共有フォルダを統合する(DFS) ...146 3.6 ディスクスペースを有効活用する...224 4 iStorage NSを運用する ...238 4.1 iStorage NSの管理 ...239 4.2 運用中の設定変更について...239 5 iStorage NSのその他の使い方...2491 iStorage NSの運用設定を行う
◆ iStorage NS 導入準備 ◆ iStorage NS のリモート管理 ◆ 管理者メニュー ◆ ディスクの管理 ◆ ユーザー/グループ管理1.1 iStorage NS 導入準備
1.1.1 LAN 運用環境
LAN の運用について以下の情報をネットワーク管理者とご相談の上決定してください。・
ネットワークへの接続形態(ワークグループとして接続するか、既存のドメインに参加するか)・
IPアドレスの設定方式(DHCPサーバーを使用するかどうか)・
コンピュータ名・
ワークグループ名・
管理者のパスワード・
IPアドレスとマスク値(IPアドレスを直接指定する場合)・
デフォルトゲートウェイ(IPアドレスを直接指定する場合)・
DNSサーバーのIPアドレス(DNSサーバーを直接指定する場合)1.1.2 初期設定ツールを使用する
iStorage NS シリーズでは、「EXPRESSBUILDER」CD-ROM に格納されている初期設定ツールを使用して コンピュータ名、IP アドレスを設定します。管理 PC (Windows2000/ Windows 2003/ Windows 2003 R2/ Windows 2008/ Windows 2008 R2/ Windows XP/ Windows Vista/ Windows 7 ) に 、 装 置 添 付 の 「EXPRESSBUILDER」CD-ROM をセットして初期設定ツールを起動し、前述の【1.1.1 LAN 運用環境】 に記載した情報を基に初期設定を行ってください。1. iStorage NS の電源を ON にし、管理 PC の光ディスクドライブに、「EXPRESSBUILDER」CD-ROM をセットします。オートラン機能によりメニューが自動的に表示されます。 2. [ソフトウェアをセットアップする] をクリックして、表示されたメニューから [初期設定ツール] を クリックします。 3. 初回のみ、[ご確認] 画面が表示されます。装置添付の使用許諾契約書をご一読の上、[OK] ボタンを クリックします。 【補足】 表示されない場合は、一度光ディスクドライブから「EXPRESSBUILDER」CD-ROM をイジェクトし、再度セットしてください。
4. 初期設定が必要なサーバーを検出するために、[開始] ボタンをクリックします。 対象となるサーバーが、初期設定ツール画面内の [サーバーのコンピュータ名] 欄に "未設定" と表示され ます。"未設定" のサーバーが検出されましたら、[停止] ボタンをクリックして自動発見を停止後、[終了] ボ タンをクリックして自動発見を終了させます。なお、対象となるサーバーのOS が起動するまでには、構 成によって、20~30 分かかる場合があります。30 分経っても検出できない場合は、再度 [開始] ボタンを クリックしてください。
5. "未設定" のサーバーのリモートデスクトップ起動の表示が「確認中」から「可」に変わった場合は、 リモートデスクトップによる接続が可能なため、"未設定" のサーバーを選択し、[リモートデスクト ップの起動] をクリックして【1.1.3 iStorage NSにログオンする】に進んでください。「不可」に変わ った場合は、"未設定" のサーバーを選択し、[設定変更] ボタンをクリックします。
7. 設定変更を確認するウィンドウが表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。サーバー設定の変 更が始まり、サーバー設定状況の内容が順次更新されます。 8. 完了メッセージが表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。 以上で、本装置の初期設定が完了し、リモートデスクトップ接続で管理できる状態になりました。
1.1.3 iStorage NSにログオンする
1. 管理PC でリモートデスクトップを起動します。 2. 接続先に本装置のコンピュータ名をまたはIP アドレスを入力します。 3. ユーザー名に「administrator」を入力し、次にパスワードを入力して [OK] ボタンをクリックします。 【補足】 パスワードはあらかじめ設定されています。装置添付のスタートアップガイドを参照 してください。1.1.4 管理者のパスワードを変更する
administrator のパスワードは出荷時にあらかじめ設定されていますが、本装置のセキュリティを保つため に必ず変更してください。 1. スタートボタンをクリックし、[Windows セキュリティ] をクリックします。 2. [パスワードの変更] をクリックします。 3. [古いパスワード]、[新しいパスワード]、[パスワードの確認入力] にそれぞれ入力して をク リックします。 4. [パスワードが変更されました] と表示されますので、[OK] ボタンをクリックします。 【注意】・ パスワードの有効期限は初期設定では42 日になっておりますので、お客様のポ リシーに合わせて適宜変更してください。 ・ パスワードの文字数は6 文字以上である必要があります。また、パスワードには、 英大文字、英小文字、数字、アルファベット以外の文字の4 つの種類のうち 3 つ の種類が使用されていなければなりません。1.1.5 初期設定ツール用のポートを閉じる
出荷時には初期設定ツールで使用するポートが開かれた状態になっています。初期設定後には以下の手順 でポートを閉じてください。 1. [初期構成タスク] 画面の [初期設定ツール使用ポートの閉鎖] をクリックします。 2. 以下のメッセージが表示されたら、[はい] ボタンをクリックします。 3. 以下のメッセージが表示されたら、[OK] ボタンをクリックします。 【補足】 [初期構成タスク] 画面を閉じた場合、または [ログオン時にこのウィンドウを表示し ない] のチェックを無効にした場合は、以下の方法で [初期構成タスク] 画面を再表 示することができます。 ・ [スタート] → [検索の開始] 欄に oobe と入力して Enter キーを押下する1.1.6 日付と時刻を設定する
日時が自動更新の環境でない場合は設定してください。
1.1.7 コンピュータ名/ドメインを設定する
2. [変更] ボタンをクリックし、コンピュータ名、参加するワークグループ/ドメインを指定して [OK] ボ タンをクリックします。
3. [Windows セキュリティ] 画面が表示されたら、ワークグループ/ドメイン参加に関して権限のあるユ ーザー名とパスワードを入力し、[OK] ボタンをクリックします。
4. 以下のメッセージが表示されたら、[OK] ボタンをクリックします。
5. 以下のメッセージが表示されたら、[OK] ボタンをクリックします。
6. [閉じる] ボタンをクリックしてシステムのプロパティ画面を閉じます。以下の画面が表示されたら、 [今すぐ再起動する] ボタンをクリックして iStorage NS を再起動します。
1.2 iStorage NS のリモート管理
iStorage NS では、システム管理者がネットワークを経由してログオンし、ユーザー作成や共有などの設定 を行うことができます。以下の接続方法により、iStorage NS にリモートログオンできます。 ・ リモートデスクトップによる接続 ・ Windows OS でブラウザ(RDP Web サイト)による接続 ・ Windows OS 以外でブラウザ(RDP Web サイト)による接続 それぞれの接続方法について説明します。1.2.1 リモートデスクトップでの接続
システム管理者は、リモートデスクトップ接続を使用して、Windows ベースのコンピュータから iStorage NS を管理することができます。以下に、リモートデスクトップを使用する接続手順を記載します。 1. 管理 PC で [スタート] → [ファイル名を指定して実行] を選択し、[名前] 欄に “mstsc” と入力して [OK] ボタンをクリックします。2. [コンピュータ] に、接続する iStorage NS のコンピュータ名または IP アドレスを入力して [接続] ボ タンをクリックします。 3. 管理者権限のあるアカウントのユーザー名とパスワードでログオンします。 4. ログオン後、[管理者メニュー] と [サーバーマネージャ] が起動します。 【注意】 リモートデスクトップで iStorage NS にログオンできるのは、管理者権限を持つユー ザーのみです。また同時接続可能なのは2 セッションまでです。
1.2.2 ブラウザ(RDP Webサイト)での接続
1.2.2.1 クライアント側の RDP Web サイト設定手順
システム管理者は、管理PC からブラウザを使用して、iStorage NS をリモート管理することができます。 クライアントの設定として、Windows による設定手順と UNIX による設定手順があります。1.2.2.1.1. Windows クライアントでの RDP Web サイト設定
Windows からブラウザを使用して、iStorage NS を実行しているサーバーをリモート管理する場合、 Internet Explorer で ActiveX コンポーネントの使用を有効にする必要があります。[Internet Explorer で ActiveX コンポーネントの使用を有効にするには]
1. Internet Explorer を開きます。
2. [ツール] メニューの [インターネットオプション] をクリックします。
【注意】 Java Runtime Environment (JRE) が正しくインストールされていないと、"このペー ジのすべてのメディアを表示するには追加のプラグインが必要です" というメッセー ジが表示される場合があります。Microsoft 以外のシステムへの JRE のインストー ルについては、Java Web サイトのインストール方法を参照してください。
1.2.2.1.2. UNIX クライアントでの RDP Web サイト設定
Windows Server リモート管理アプレットを使用すると、Microsoft 以外のコンピュータから iStorage NS をリモート管理できます。このアプレットは、クライアント コンピュータ上のブラウザで実行されます。 次のブラウザに対応しています。
・ Firefox バージョン 1.0.6 (以降) ・ Mozilla バージョン 1.7.11 (以降)
Windows Server リモート管理アプレットは、Java 2 Runtime Environment バージョン 1.4.2 を実行して いるクライアントでサポートされます。クライアントのコンピュータでは、次のオペレーティング システ ムが実行されている必要があります。
・ Red Hat Enterprise Linux 3 WS ・ Red Hat Enterprise Linux 4 WS ・ SuSE Linux Enterprise Server 9 ・ SuSE Linux Enterprise Server 10
ブラウザを使用して接続を確立できます。Windows Server リモート管理アプレットでは、サウンドのリ ダイレクト、プリンタやポートのリダイレクト、およびアプリケーションの自動的な起動はサポートされ ていません。
1.2.2.2 ブラウザでの接続手順
ここでは、iStorage NS へのブラウザでの接続手順について説明します。 1. 管理 PC でブラウザを開きます。 2. iStorage NS のネットワーク名またはネットワーク IP アドレスを入力し、末尾に “/desktop” をつ1.3 管理者メニュー
iStorage NS では、設定や運用時に管理者メニューを使用します。1.3.1 管理者メニューの起動
管理者メニューは、リモートデスクトップ等でiStorage NS にログオンすると自動起動します。また、デ ィスプレイ、キーボード、マウスを接続してログオンしても同様です。自動起動しなかった場合や画面を 閉じた後に再度起動させる場合は、デスクトップ上のショートカットアイコンをダブルクリックしてくだ さい。1.4 ディスクの管理
ディスクの管理では、パーティションとボリュームの作成、それらのフォーマット、ドライブ文字の割 り当てなど、ディスクに関連した基本的なタスクを実行できるだけでなく、フォールトトレラントなボリ ュームの作成と修復など、高度な作業も実行できます。ここでは、ボリュームの作成方法を説明しますが、 その他の機能の操作方法はオンラインヘルプをご参照ください。1.4.1 ボリュームの作成
1. 管理者メニューの [ディスクの管理] をクリックします。2. 未割り当て領域を右クリックし、[新しいシンプルボリューム] をクリックします。
3. ウィザードが起動したら、[次へ] ボタンをクリックします。
5. ドライブ文字を指定し、[次へ] ボタンをクリックします。
6. フォーマットの有無を指定して [次へ] ボタンをクリックします。作成するボリュームでシャドウコ ピーを設定し、デフラグを実行する場合は、[アロケーションユニットサイズ] を 16K以上に設定し、 [次へ] ボタンをクリックします。
1.5 ユーザー/グループ管理
iStorage NS をワークグループでご使用の場合、以下の手順でローカルユーザーとグループを設定してくだ さい。iStorage NS をドメインに参加させ、メンバサーバーとして使用する場合は、ローカルユーザーやグ ループを設定する必要はありません。1.5.1 ローカルユーザーの作成
1. 管理者メニューの [ローカルユーザーとグループ] をクリックします。3. ユーザー名等を指定し、[作成] ボタンをクリックします。 その後、作成したユーザーのプロパティを開き、所属するグループ等必要に応じて設定してください。 【注意】 ・ パスワードの有効期限は初期設定では42 日になっておりますので、お客様のポ リシーに合わせて適宜変更してください。 ・ パスワードの文字数は6 文字以上である必要があります。また、パスワードには、 英大文字、英小文字、数字、アルファベット以外の文字の4 つの種類のうち 3 つ の種類が使用されていなければなりません。
クライアントからユーザーパスワードを変更するには、以下の手順で行います。 1. クライアント PC で、[Ctrl+Alt+Del] を押下します。 2. [パスワードの変更] ボタンをクリックします。 3. 変更内容を下記の表を基に入力して [OK] ボタンをクリックします。 項目名 入力内容 ユーザー名 パスワードを変更するユーザー名 ログオン先 iStorage NS のコンピュータ名※ 古いパスワード 変更前のパスワード 新しいパスワード 新たに設定するパスワード 新しいパスワード(確認入力) 新たに設定するパスワードの再入力 ※コンピュータ名はキーボードより入力してください。
1.5.2 ローカルグループの作成
1. 管理者メニューの [ローカルユーザーとグループ] をクリックします。
3. グループ名、説明を入力し、[追加] ボタンをクリックします。
4. [ユーザー の選択] 画面が表示されるので、[選択するオブジェクト名を入力してください] の欄に 追加するユーザーを入力して [名前の確認] をクリックします。
5. [所属するメンバ] に追加したユーザーが表示されていることを確認して [作成] ボタンをクリック します。
6. [閉じる] ボタンをクリックしてウィンドウを閉じます。
2 iStorage NSの共有領域を作る
◆ Windowsクライアントからアクセスする
◆ UNIX クライアントからアクセスする
◆ FTPクライアントからアクセスする
2.1 Windowsクライアントからアクセスする
2.1.1 SMB共有を作成する
SMB 共有の作成は、【管理者ガイド(概要編) 2.1 共有を作成する】に記載の通り、[共有と記憶域の管理] 画面の [共有の準備] ウィザードでも作成できますが、ここでは、エクスプローラでフォルダのプロパティ を開いて設定する方法を記載します。 1. 管理者メニューの [エクスプローラ] をクリックします。 ファイル操作をサポートしておりません。【注意】Windows Storage Server 2008 では、共有フォルダに対する Windows 98、 Windows Me、またはそれ以前のオペレーティング システムからの
2. 共有を設定するフォルダを右クリックして [共有] をクリックします。
3. 入力欄に共有のアクセス権を設定するユーザー名またはグループ名を指定し、[追加] ボタンをクリ ックします。
4. 必要に応じてアクセス権を設定し、[共有] ボタンをクリックします。
【補足】アクセス許可のレベルについて
閲覧者・・・・読み取り 投稿者・・・・変更
2.1.2 Windowsクライアントからアクセスする
ここではNET USE コマンドを使用してアクセスする方法について記載します。 1. クライアント PC でコマンドプロンプトを起動します。 2. 以下の構文でコマンドを入力して Enter キーを押下します。 net use <ドライブ:> ¥¥<コンピュータ名または IP アドレス>¥<共有名> 例えば、以下のコマンドを実行すると、コンピュータ名:FILESV1 の共有名:soumu が、クライ アントPC のGドライブに割り当てられます。net use g: ¥¥filesv1¥soumu
3. コマンド正常終了のメッセージが表示されたら、コマンドプロンプトを閉じます。 クライアントPC のマイコンピュータまたはエクスプローラに、項番2で指定したドライブが追加されて います。このドライブを開くことで共有領域にアクセス可能です。 【注意】クライアント PC でログオンしているユーザー名とパスワードが、ドメインコン トローラやiStorage NS に登録されているユーザーと異なる場合は、ユーザー名 とパスワードの入力を要求されますので、画面の指示に従って入力してください。
2.1.3 SMB共有のアクセス制御
ユーザーや複数のユーザーをまとめたグループに対して各共有へのアクセスを制限することで、セキュリ ティを保ったファイルアクセスの管理を行ないます。アクセス制御によって、必要なユーザーだけにファ イルをアクセス可能にし、不必要なユーザーからのアクセスを禁止することで、不正な参照や書き換え、 削除を防止します。 SMB による共有内のフォルダ・ファイルへのアクセス制御は大きく2つに分けられます。 1 つは共有レベルのアクセス制御、もう1つはファイルシステムレベルのアクセス制御です。 共有レベルのアクセス制御には以下の特徴があります。 ・ 各ユーザー/グループには、[フルコントロール]、[読み取り]、[変更/読み取り] を指定できます。 ・ 許可する権限だけでなく、拒否する権限も指定できます。常に「許可」よりも「拒否」のほうが優先 されます。 ファイルシステムレベルのアクセス制御には以下の特徴があります。 ・ NTFS ファイルシステムのみに設定可能です。 ・ 共有レベルのアクセス制御より細かな設定が可能です。 ・ 許可する権限だけでなく、拒否する権限も指定できます。常に「許可」よりも「拒否」のほうが優先 されます。 共有レベルのアクセス権で、共有に対するユーザーのアクセスを制御し、さらに共有内のフォルダやファ イルに対してファイルシステムレベルのアクセス制御を設定することで、細かなアクセス制御を行なうこ とが可能です(例えば、共有レベルであるユーザーにフルコントロールを与えても、その共有内のあるフ ォルダ配下はアクセスを禁止するなどの設定が可能です)。2.1.3.1 アクセスベースの列挙
iStorage NS では、共有フォルダにネットワーク経由でアクセスした場合に、アクセス権を持つユーザーに 対してフォルダ・ファイルを表示させる、アクセスベースの列挙機能が標準で用意されています。設定は SMB 共有作成時または既存の共有のプロパティを開いて行うことができます。共有作成時に設定する方法 については【管理者ガイド(概要編) 2.1 共有を作成する】に説明していますが、ここでは既存の SMB 共有に設定する手順を説明します。 1. 管理者メニューの [共有と記憶域の管理] をクリックします。3. プロパティ画面で [詳細設定] ボタンをクリックします。
2.2 UNIX クライアントからアクセスする
2.2.1 ユーザー/グループのマッピング方法の検討
UNIX ユーザーが iStorage NS にアクセスするためには、事前に UNIX ユーザー/グループと Windows ユ ーザー/グループをマッピングしておく必要があります。マッピング方法には、以下の3つがあります。
・
既存のマッピングサーバーを使用する方法・
Windows Server 2003 R2 もしくは、Windows Server 2008 のドメインコントローラで Server for NIS を使用してマッピングする方法・
ローカルコンピュータ上でマッピングする方法なお、Windows Server 2003 R2 もしくは、Windows Server 2008 のドメインコントローラを使用して いる場合は、ドメインコントローラにServer for NIS のコンポーネントをインストールして、ID マッピン グを行なわれることをお勧めします。
2.2.2 NFS共有設定の流れ
UNIX クライアントから NFS 共有にアクセスするためには、以下の流れで設定します。
既存のユーザー名マッピングサーバーを使用する / 使用しない
Windows Server 2003 R2 もしくは Windows Server 2008 の ドメインコントローラで Server for NIS を使用して一元管理を 行う / 行わない
2.2.4.2 Server for NIS の設定
使用する 使用しない 行わない 行う 2.2.3 既存のユーザー名マッピングサー バーを使用する 2.2.5 ローカルコンピュータ上でマッピ ングする
2.2.3 既存のユーザー名マッピングサーバーを使用する
同一ネットワーク内にiStorage NS が複数台存在する場合は、ID マッピングを構成する iStorage NS は 1 台のみで構いません。各 iStorage NS では、ユーザー名マッピングサーバーに、ID マッピングを構成した iStorage NS のコンピュータ名を指定します。
この場合、以下の手順でユーザー名マッピングサーバーを指定します。
1. 管理者メニューの [NFS 用サービス] をクリックします。
3. ID マッピングソースの [ユーザー名マッピング] のチェックボックスを有効にし、ユーザー名マッ ピングサーバーのホスト名を入力します。 4. [OK] ボタンをクリックします。 以上で、iStorage NS におけるユーザー名マッピングサーバーを使用した ID マッピングは完了です。 【補足】定期メンテナンスなどにより、ユーザー名マッピング サーバーが運用を停止して いる場合、ユーザー名マッピング サーバーを使用して NFS アクセスを行ってい る iStorage NS は、NFS アクセスができなくなります。
2.2.4 Server for NIS を使用する
ドメインコントローラに Server for NIS がインストールされ、NIS ドメインが構成されている場合、 iStorage NS がそのドメインのメンバとして参加しているのであれば、ドメインコントローラ内で、ID マ ッピングが自動的に生成されます。
Server for NIS のインストールについては、本書の【2.2.4.1 Windows Server 2003 R2 もしくは Windows Server 2008 のドメインコントローラへの Server for NIS のインストール方法】を参照願います。 Server for NIS の設定は、【2.2.4.2 Server for NIS の設定】を参照願います。
すでに、Server for NIS で UNIXユーザーを管理されている場合は、【2.2.4.3 UNIXユーザーとのマッピン グ設定】を参照願います。
2.2.4.1 Windows Server 2003 R2 もしくは Windows Server 2008 のドメイ
ンコントローラへの
Server for NIS のインストール方法
下記の手順で、Server for NIS のインストールを行ないます。例として、Windows Server 2003 R2 の場合 で説明します。
1. [スタート] → [コントロールパネル] → [プログラムの追加と削除] を選択します。 2. [Windows コンポーネントの追加と削除] を選択します。
3. Server for NIS のコンポーネントのインストールを下記の手順で行ないます。 4. [Active Directory Services] を選択し、[詳細] ボタンをクリックします。
5. [Identity Management for UNIX] を選択し、[詳細] ボタンをクリックします。
7. [Windows コンポーネント] 画面に戻り、[次へ] ボタンをクリックして Server for NIS のコンポー ネントをインストールします。
2.2.4.2 Server
for
NIS
の設定
以下の手順で、Server for NIS を使用して UNIX ユーザー・グループを一元管理することができます。 例として、Windows Server 2003 R2 のドメインコントローラの場合で説明します。
1. [スタート] → [すべてのプログラム] → [Identity Management for UNIX] → [Microsoft Identity Management for UNIX] より、[Server for NIS] → [NIS Data Migration Wizard] を選択します。
2. [Welcome to the Network Information Service(NIS) Data Migration Wizard] が起動されますので、 [Next] ボタンをクリックします。
3. [Domain and Server Selection] 画面では、NIS 情報を移行する場合のみ、NIS ドメイン名を入力 し、[Next] ボタンをクリックします。
4. [Administrator Authentication] 画面では、Active Directory の管理者を指定し、[Next] ボタンをク リックします。
5. [NIS Map Selection] 画面では、移行するマップを選択し、[Next] ボタンをクリックします。 [passwd] と [group] は必ず移行してください。その他のマップについては任意に指定します。
6. [Location of UNIX NIS Map Source Files] 画面では、移行するマップのソースファイルパスを指定 し、[Next] ボタンをクリックします (移行するソースファイルは、あらかじめ Windows 側へ転 送しておく必要があります)。
7. [Destination Domain for Migration] 画面では、移行するドメインを設定し、[Next] ボタンをクリッ クします。
8. [Managing Conflicts During Migration] 画面では、移行するユーザーデータが Windows のユーザ ー情報と競合した場合の設定を行ない、[Next] ボタンをクリックします。
9. [Destination Domain for Migration] 画面では、[Migrate into a new domain] を選択し、[Next] ボタ ンをクリックします。
10. [Completing the NIS Data Migration Wizard] 画面では、今までの設定内容が表示されますので、問 題なければ [Next] ボタンをクリックします。
11. [Completing the NIS Data Migration Wizard] 画面では、実行結果のログファイルを参照できます。 [Next] ボタンをクリックしますと、ユーザー / グループを生成します。
2.2.4.3 UNIXユーザーとのマッピング設定
1. 管理者メニューの [NFS 用サービス] をクリックします。
3. [ID マッピングソース] の [Active Directory ドメイン名] のチェックボックスを有効にし、ドメイン 名を入力します。
4. [OK] ボタンをクリックします。
2.2.5 ローカルコンピュータ上でマッピングする
UNIX ユーザー・グループを基に、Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス (AD LDS) にユーザー・グループを作成し、同様に Windows ローカルユーザー・グループを作成することで、ロー カルコンピュータ上でID マッピングを構成します。
以下に示す手順で、UNIX ユーザー・グループを基に、AD LDS および、Windows ユーザー・グループ を作成し、ID マッピングを構成します。
2.2.5.1 ADLDSの設定
1. 管理者メニューからコマンドプロンプトを起動します。
2. UNIX の passwd / group ファイルを任意のフォルダに格納します。
3. C:¥NEC¥iStorageNS¥nfs に移動し、以下の2行を実行します。 > factory-setup-adlds.cmd
> Nfs-adlds-config.js /passwd:"passwd ファイルを指定" /group:"group ファイルを指定" /l df:users.ldf /usercmd:create-local-users-groups.cmd /execute /log:configure-adlds.txt /u serpassword:"ユーザーのパスワード"
factory-setup-adlds.cmd:AD LDS に CN=Nfsadmin,DC=nfs のインスタンスを作成します。 Nfs-adlds-config.jp:AD LDS にユーザーを作成し、Windows ローカルユーザーも作成します。 passwd ファイルを指定:UNIX の passwd ファイルを配置したフォルダ+passwd
[記述例] D:¥work¥passwd
group ファイルを指定 :UNIX の group ファイルを配置したフォルダ+group [記述例] D:¥work¥group
4. 管理者メニューから NFS 用サービスを起動し、左ペインより、[NFS 用サービス] のプロパティを 表示させます。 5. ID マッピングソースの [Active Directory ドメイン名] のチェックボックスを有効にし、上記の 3 で作成した AD LDS のインスタンスを登録しているポート “localhost:389” を指定します。 【注意】
・
passwd、group ファイル中に重複した名前が存在する場合 (例えば、passwd ファイルとgroupファイルに root が存在する場合など)、エラーとなります ので、事前に重複した名前が存在しないように変更願います。・
本手順で作成されるWindowsユーザーはすべて一般ユーザーです。必要に応 じて権限を付与してください。・
ユーザー/グループを追加する場合は、passwd / group ファイルより、追加す るユーザー・グループを抜き出した passwd / group ファイルを作成し、上 記の Nfs-adlds-config.js~ を実行してください。・
スクリプトの実行結果は、configure-adlds.txt に出力されます。・
パスワードはスクリプトで指定した値で作成されていますので、適宜、変更 してください。2.2.5.2 ローカルコンピュータに AD LDS で作成したユーザー / グループの
確認方法
AD LDS を使用して UNIX の passwd / group ファイルよりローカルコンピュータ上に作成されたユ ーザー・グループ情報は、ADSI エディタ を使用して確認することができます。
1. 管理者メニューの [ADSI エディタ] をクリックします。
2. ADSI エディタ が起動しますので、左ペインより [ADSI エディタ] を選択し、右クリックより [接 続] をクリックします。
3. [接続の設定] 画面が表示されますので、[接続ポイント] で、[既知の名前付けコンテキストを選択す る] を選択し、"既定の名前付けコンテキスト" を選択します。次に、[コンピュータ] より [ドメイ ンまたはサーバーを選択または入力する] を選択し、"localhost:389" を入力して [OK] ボタンをク リックします。 4. 左ペインに [既定の名前付けコンテキスト] が表示され、ツリーの [CN=Users] 配下に、登録され ている UNIX ユーザー・グループが表示されます。
2.2.6 NFS による共有
iStorage NS からクライアントへ公開する NFS 共有を設定します。クライアントがアクセスするため のNFS 共有名と、その共有を iStorage NS 内のどのフォルダに作成するかを指定します。 NFS 共有を設定する方法としては、[共有と記憶域の管理] 画面より設定する方法とエクスプローラより 設定する方法がありますが、ここでは、エクスプローラより設定する方法を説明します。 1. エクスプローラにて NFS 共有を行なうフォルダのプロパティを開き、[NFS 共有] タブを選択し て [NFS共有の管理] ボタンをクリックします。2. [このフォルダを共有する] のチェックボックスを有効に設定し、[共有名] に NFS 共有名を設定 します。[エンコード] には UNIX の文字コード体系を設定し、[アクセス許可] ボタンをクリック します。また、[匿名アクセスを許可する] のチェックボックスはセキュリティの観点からも無効 に設定いただくことを推奨いたします。
3. クライアントグループごとにアクセス権を設定する場合は、[追加] ボタンをクリックし、クライ アントグループを設定します。(クライアントグループについては、【2.2.8.1 クライアントグルー プの設定】を参照してください。) [アクセス権の種類] を変更する場合は、"アクセス不可"、"読 み込みのみ"、"読み込み-書き込み"のいずれかを選択します。NFS 共有配下のフォルダ / ファイ ルのアクセスで、root ユーザーに管理者権限を与える場合は、[ルートアクセスを許可する] のチ ェックボックスを有効に設定します。[エンコード] につきましては前述の NFS の詳細な共有で 設定された内容が引き継がれます。設定が完了したら、[OK] ボタンをクリックします。
2.2.7 NFS共有での注意事項
NFS 共有は、SMB 共有と比べ、注意すべきことがあります。・
ファイルのロック ファイルのロックには、NFS ではアドバイザリが使用され、SMB ではマンダトリが使用されます。 このため、NFS 共有配下のファイルで、異なるロックが使用されることにより、ファイルの破壊などの 問題が発生することがあります。 なお、UNIX よりファイルにロックを掛けた状態で iStorage NS への接続が中断した場合、一定時間、 ロック状態を保持する時間が設定できます。その時間を過ぎますとファイルのロックは開放されます。 ロックの待ち時間は、下記の手順で設定します。 1. 管理者メニューより [NFS用サービス] を起動します。 2. 左ツリーより [NFSサーバー] のプロパティを表示させ、 [ロック] タブを選択します。 3. [待ち時間] を設定し、[OK] ボタンをクリックます。・
隠しファイル属性 UNIX 環境では、ピリオドで始まる名前のファイルは隠し属性となりますが、Windows では隠し属性と はなりません。ピリオドで始まる名前のファイルを隠し属性にするには、以下の設定を行います。 1. 管理者メニューより [NFS用サービス] を起動します。 2. 左ツリーより [NFSサーバー] のプロパティを表示させ、[ファイル名の処理] タブを選択します。 3. [追加オプション] の [‘.’で始まる名前のファイルを隠しファイルとして作成する] のチェックボッ クスを有効にし、[OK] ボタンをクリックします。・
文字コードWindows 環境と UNIX 環境での文字コードの違いは運用に影響を与えることがあります。iStorage NS 上に SMB 経由で日本語のファイル名でファイルを作成した場合、UNIX 環境から NFS 経由でこのフ ァイルが存在するフォルダを [ls –al] コマンド等で参照すると、日本語のファイル名が正しく表示され ない等の問題が起こる可能性があります。これは、UNIX 環境で多く使われている文字コードと iStorage NS が標準で使用している文字コード体系が異なるためです。そのため日本語のファイル名を UNIX 環 境で利用する場合は、NFS 共有のプロパティを設定する際に適切なエンコーディング(例えば、EUC-JP 等)を選択してください。 本指定は、NFS 共有を設定するフォルダごとに設定します。
2.2.8 NFS のアクセス制御
2.2.8.1 クライアントグループの設定
NFS 共有では、UNIX システムと同様に、ユーザー / グループによるアクセス制御の他に、クライアン トグループによるアクセス制御を行うこともできます。クライアントグループの設定は以下の手順で行 ないます。 1. 管理者メニューの [コマンドプロンプト] をクリックします。 2. nfsadmin コマンドを使用して、クライアントクループおよび、登録メンバ (クライアント) を 作成します。 以下にコマンド例を示します。詳細は nfsadmin sever /? を参照願います。 【iStorage NS の コンピュータ名:FILESV、クライアントグループ名:group1 を作成する場合】 nfsadmin server FILESV –u Administrator –p <password> creategroup group1【クライアントグループ名:group1 に 10.10.10.1 のクライアントを追加する場合】 nfsadmin server FILESV –u Administrator –p <password> addmembers group1 10.10.10.1※ ※クライアントはコンピュータ名でも指定可能です。
【クライアントグループ名の登録メンバを表示させる場合】
2.2.8.2 Windows
環境からファイルを作成する場合
NFS 共有フォルダに NFS 以外の環境 (Windows、FTP / HTTP 等) からファイルを作成した場合、UNIX クライアントからファイルの所有者、グループ、アクセス権が正しく表示されないことがあります。 NFS 共有の仕組みの概要は以下の通りです。 アクセス属性の決定について UNIX 上のアクセス属性については基本的にファイルの 所有者、所有者 のプライマリグループ、 Everyone に設定された Windows 上のアクセス権を基に決定しますが、単純に UNIX 上の所有者、 グループメンバ、その他のアクセス属性に一対一に対応させるわけではありません。所有者のアクセス属性の決定には、所有者だけでなく Everyone のアクセス権も考慮します。同様に グループメンバのアクセス属性の決定には、所有者のプライマリグループだけでなく Everyone のア クセス権も考慮します。
上記のルールに従って UNIX 上でのアクセス権が設定されるため、UNIX からファイルを作成する場 合には、UNIX 上で見えるアクセス権と Windows 上のアクセス権はほぼ一致していますが、Windows 上から作成する場合は、Windows 上で見えるアクセス権と UNIX 上で見えるアクセス権は一致しな いことがありますので、注意が必要です。
アクセス属性に関する例 Windows 上からファイルを作成した場合に UNIX 上で見えるアクセス権の設定例を、いくつかパターン を挙げ説明します。 (パターン1) Windows 上のファイルのアクセス権 :Everyone → フルコントール UNIX 上のファイルのアクセス権 :ファイルの所有者 → rwx 所有者のグループ → rwx その他のグループ → rwx ファイルの所有者、ファイルグループにアクセス権が設定されていないため、Everyone のアクセス権が ファイルの所有者とファイルグループのアクセス権に設定されます。 (パターン2) Windows 上のファイルのアクセス権 :ファイルの所有者 → 読み取りと実行、読み取り ファイルグループ → 読み取りと実行、読み取り Everyone → フルコントール UNIX 上のファイルのアクセス権 :ファイルの所有者 → rwx 所有者のグループ → rwx その他のグループ → rwx ファイルの所有者、ファイルグループにアクセス権が設定されていますが、Everyone のアクセス権のほ うがアクセス範囲より広いため、Everyone のアクセス権がファイルの所有者、ファイルグループに設定 されます。 (パターン3) Windows 上のファイルのアクセス権 :ファイルの所有者 → フルコントール ファイルグループ → フルコントール
このようなアクセス権の違いを解決するために必要に応じてファイルの所有者、グループ、アクセス権 を変更する必要があります。 ファイルの所有者、グループ、アクセス権を変更する場合は、以下のコマンドを UNIX クライアントよ り変更権限のあるユーザーにて行なってください。
・
所有者の変更 chown [設定するユーザー名] [変更するファイルパス]・
グループの変更 chgrp [設定するグループ名] [変更するファイルパス]・
アクセス権の変更 chmod [設定するアクセス権] [変更するファイルパス]2.2.9 文字コードその他の設定
2.2.9.1 NFS
共有文字変換マッピングについて
UNIX 環境では、ファイル名に以下のような特殊文字を使用することがあります。しかし、これらの特殊 文字は、Windows のファイルシステムでファイル名として無効な文字と見なします。 特殊文字:(¥),(:),(;),(,),(*),(?),(“),(<),(>),(|) NFS 共有にてファイル名等にこのような特殊文字をご使用になる場合には、NFS 共有文字変換マッピ ングの設定が必要です。 NFS 共有文字変換マッピングをご使用した場合、クライアント側では特殊文字のファイル名を使用でき ます。ただし、iStorage NS 上では文字変換テーブルで管理される別の文字を使用し同ファイルを管理 します。 例えば、文字変換マッピングを使用し、コロン (:) とアルファベットの B (全角) をマッピングしてい た場合 - UNIX クライアント上では aaa:bb.txt と表示します。 - iStorage NS 上では aaaBbb.txt と表示します。2.2.9.2 文字変換マッピングの設定ファイルについて
2.2.9.2.1. 文字変換テーブルのフォーマット
文字変換テーブルのフォーマットは以下のような記述となります。 0xnn 0xnn : 0xnn 0xnn [ ; comment] nn は、2 バイトの UNICODE の 1 バイト分を、16 進数で指定したものです。設定ファイルのサンプル 以下の情報はサンプルファイルのため、お客様の環境に合わせてファイル内の記述を変更していただく 必要があります。 ただし、サンプルファイルをそのままご使用することも可能です。サンプルファイルは以下のように特 殊文字をマッピングしています。 ―――― ファイル記述例(サンプル) ――――― 0x00 0x5c : 0xff 0x21 0x00 0x3a : 0xff 0x22 0x00 0x2c : 0xff 0x23 0x00 0x3b : 0xff 0x24 0x00 0x2a : 0xff 0x25 0x00 0x3f : 0xff 0x26 0x00 0x22 : 0xff 0x27 0x00 0x3c : 0xff 0x28 0x00 0x3e : 0xff 0x29 0x00 0x7c : 0xff 0x2a ――――――――――――――――― 上記サンプルファイルの文字変換マッピング設定内容 (特殊文字をそれぞれ以下のアルファベット(全角)にマッピング) (¥) → (A) (?) → (F) (:) → (B) (") → (G) (,) → (C) (<) → (H) (;) → (D) (>) → (I) (*) → (E) (|) → (J)
2.2.9.2.2. 文字変換マッピングの設定ファイルの適用手順
1. エクスプローラを起動し、あらかじめ用意した設定ファイルを、エクスプローラより以下のフォ ルダへコピーます。 (例では、C:¥SFU¥table とします。) 2. 管理者メニューより [NFS用サービス] を起動し、左ツリーの [NFSサーバー] を右クリックして プロパティを表示させ、[ファイル名の処理] タブを選択します。 3. [ファイル名を変換する] のチェックボックスを有効に設定します。 4. 上記1の設定ファイル (C:¥SFU¥table) を文字変換ファイルに設定し、[OK] ボタンをクリックし ます。2.2.9.3 Windows
上での大文字、小文字ファイルの表示
Windows の既定値では、A.txt と a.txt の混在はできません。
大文字、小文字を有効にするためには下記の設定を行なう必要があります。 1. 管理者メニューより [ローカルセキュリティポリシー] を起動します。 2. 左ツリーより [セキュリティの設定] → [ローカル ポリシー] → [セキュリティオプション] を選 択します。 3. 右ペインより、 [システム オブジェクト:Windows システムではないサブシステムのための大文 字と小文字の区別をしないことが必須] を選択し、無効に設定します。 4. 管理者メニューより [NFS用サービス] を起動します。 5. 左ツリーより、[NFSサーバー] のプロパティを表示させ、[ファイル名の処理] タブより [追加オプ ション] の [NFS用サーバーでファイル名の大文字と小文字が区別されるようにする] のチェック ボックスを有効にし、[OK] ボタンをクリックします。
2.2.9.4 トラブルシューティング
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ファイルの書き込みが行なえない。対策:NFS 共有のアクセス権が [読み取り専用] になっている可能性があります。必要に応じて NFS 共有へのアクセスの種類を変更してください。
また、mount コマンドのオプションで ro (Read Only) が設定されている可能性があります。 mount コマンドのオプション設定を確認してください。
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UNIX クライアントにて、NFS 共有フォルダで ls コマンドを実行すると、フォルダやファイルの所 有者が nobody と表示される。対策:IDマッピングに対象ユーザーが存在していない可能性があります。 IDマッピング情報をご確認ください。
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UNIX クライアントよりNFS 共有フォルダにアクセスすると、Permission denied が返却される。 対策:NFS 共有にアクセス権が存在していない。もしくは、IDマッピングにアクセスしているユーザーが存在していない可能性があります。
2.3 FTPクライアントからアクセスする
2.3.1 FTPサービスを起動する
FTP サービスは出荷時には停止状態になっています。以下の手順でサービスを開始してください。
2. [サービス] 画面の [FTP Publishing Service] をダブルクリックし、[スタートアップの種類] を “自 動” に変更して [適用] ボタンをクリックします。
2.3.2 FTP共有を作成する
1. 管理者メニューの [IIS6.0 マネージャ] をクリックします。
3. FTP 共有を作成する FTP サイトを右クリックし、[新規作成] → [仮想ディレクトリ] をクリックし ます。
4. ウィザードが表示されるので、[次へ] ボタンをクリックします。
6. 共有フォルダのパスを指定し、[次へ] ボタンをクリックします。
8. [完了] ボタンをクリックします。
【注意】デフォルトでは匿名アクセスが許可されます。匿名アクセスを無効にしてアクセス時 に必ずユーザー認証を行う場合は、共有を作成するFTPサイトのプロパティで、[匿名 接続を許可する] を無効にしてください。
2.3.3 FTPクライアントからアクセスする
iStorage NS 上の FTP 共有にアクセスするには、FTP クライアントソフトウェアを使用します。アクセス の方法については、各ソフトウェアの使用方法に従ってください。 例えば、WindowsクライアントでFTPコマンドを実行するには、コマンドプロンプトを開いて、以下のよ うに入力することで FTPアクセスが可能です。 ftp <iStorage NSのIPアドレス または コンピュータ名>2.3.4 FTPのアクセス制御
ユーザーや複数のユーザーをまとめたグループに対して、各共有へのアクセスを制御することで、セキュ リティを保ったファイルアクセスの管理を行います。アクセス制御によって、必要なユーザーだけにファ イルをアクセス可能にし、不必要なユーザーからのアクセスを禁止することで、不正な参照や書き換え削 除を防止します。 FTP 共有へのアクセス制御は、認証されたすべてのユーザーに対して、読み取りを許すか否か、書き込み を許すか否かのみです。ファイルシステムレベルでのアクセス制御を併用して、ユーザーおよびグループ に対し、個々にアクセス権を設定することができます。その場合は、各フォルダのプロパティで設定しま す。 さらに、IP アドレスによるアクセス制限も可能です。デフォルトでは、すべての IP アドレスからのアクセ スを許可していますが、特定のIP アドレスからのアクセスを拒否したり、特定のネットワーク ID 内にあ るコンピュータからのアクセスを拒否する設定も可能です。2.4 Webクライアントからアクセスする
HTTP(Web)共有を公開する Web サイトを作成した後、HTTP(Web)共有を作成する手順を説明しま す。
2.4.1 新規サイトを作成し、WebDAV と認証方法を設定する
1. 管理者メニューの [IIS7.0 マネージャ] をクリックします。2. [接続] のコンピュータ名のノードを展開し、[サイト] を右クリックして [Web サイトの追加] をク リックします。
3. 必要項目を設定し、[OK] ボタンをクリックします。
4. 作成した Web サイトをクリックし、中央ウィンドウの [WebDAV Authoring] をダブルクリックし ます。
6. [操作] ペインの [Add Authoring Rule] をクリックし、必要に応じて設定後、[OK] ボタンをクリッ クます。
2.4.2 HTTP (Web) 共有を作成する
1. 共有を設定する Web サイトを右クリックし、[仮想ディレクトリの追加] をクリックします。
3. 作成した共有をクリックし、中央ウィンドウの [WebDAV Authoring] をダブルクリックします。
4. 既存のアクセス許可設定を選択し、[操作] ペインの [Edit] をクリックし、必要に応じてアクセス許 可を設定して [OK] ボタンをクリックします。
2.4.3 Webクライアントからアクセスする
iStorage NS 上の HTTP(Web)共有へアクセスするには、WebDAV に対応したクライアントソフトウェ アを使用します。アクセスの方法については、各ソフトウェアの使用方法に従ってください。
例えば、Windows Vista では、ネットワークドライブの割り当て時に、以下のように HTTP(Web)共有 のURL(例 http://<iStorage NS のコンピュータ名:<ポート番号>/<HTTP 共有名>)を指定することでアク セスが可能です。