岡山理科大学紀要第41号Appll3-120(2005)
最大クリーク問題に対する局所探索法と頂点選択方式
濱本明宏・片山謙吾*・南原英生*・成久洋之*
岡山理科大学大学院工学研究科システム科学専攻
*岡山理科大学工学部情報工学科
(2005年9月30日受付、2005年11月7日受理)
1.まえがき
頂点(vertex)の集合V={1,…,、}とそれらの頂点の対を両端とする無向辺(undirectededge)の集合
EcV×Vが与えられた時,G=(ⅨE)を無向グラフという.特に,全ての2頂点間に1つの辺が存在す
る無向グラフを完全グラフという.vの部分集合vtvによる誘導部分グラフG(v')=(v',Env'×v')
が完全グラフの時,すなわち,W,jEV',j≠jに対して(j,j)EEである時,V'をクリークと呼ぶ.最 大クリーク問題(MaximumCliqueProblem,MCP)3)とは,与えられたグラフGに含まれるクリークの中
で,頂点数最大のクリークを求める問題である.
MCPは実用上重要な問題であり,通信ネットワーク,符号理論,並列計算,パターン認識等の分野の基 本問題として頻繁にあらわれる3).MCpは組合せ最適化問題の一つであり,Np-困難4)である.従って,多 項式時間で厳密解を求めるアルゴリズムは存在しないであろうと考えられている.さらに,MCPの(近似
度の良い)近似解を得ることすらNP完全のクラスに準じるほど困難であることが知られており,その他に
もMCPの難しさを示すネガティブな報告がなされている.
組合せ最適化問題に対する高性能な近似解法の多くは,メタ戦略'8)にもとづくアルゴリズムであり,そ の基本構成は大域的および局所的な探索処理をバランス良く備えたものである.特に,局所的な探索処理 を担う代表例は局所探索法(LocalSearch,Locallmprovement)であり,多くの組合せ最適化問題に対して 優れた局所探索法が提案されてきた.局所探索法は近傍探索法とも呼ばれ,現在の解の近傍の中から良好
な近傍解への移動を繰り返すものである.
代表的な組合せ最適化問題である巡回セールスマン問題(TravelingSalesmanProblem,TSP)5)に対する 優れた局所探索法として,LinとKernighanによる局所探索法'4)が良く知られている.彼らの局所探索法 は,可変深度探索(VariableDepthSearch,VDS)のアイデアにもとづいており,TSPに対する他の古典的 解法(2-opt局所探索法や3-opt局所探索法等)の探索性能を上回る高性能な局所探索法である.TSPに対 する近年のメタ戦略アルゴリズムの多くは,彼らの局所探索法を主力的な探索法として導入しており7),現 在では非常に大規模な問題例へも適用されるに至っている').LinとKernighanによるVDSのアイデアは 彼らによって同時期に適用されたグラフ分割問題'3)をはじめ,最近では他の研究者により,一般化割当問 題19),バイナリー2次計画問題8,16)や最大多様性問題9,12)等へも波及しつつある.これらの局所探索法 はそれぞれの最適化問題において代表的な近似解法として知られているだけでなく,TSPの場合と同様に,
メタ戦略アルゴリズムを構成するための主力的な探索法9,12,17)である.
最近我々は,MCPに対する局所探索法として,VDSのアイデア13''4)にもとづくハーopt局所探索法(k-opt
LocalSearch,KLS)'1)を提案し,良好な結果を得た.KLSは,各反復において,現在のクリーク(解)か ら複数個の頂点を連鎖的に追加・削除する操作(それぞれAdd移動,Drop移動と呼ぶ)により構成され,
現在の解からそれらの操作によって生成可能な解の集合を改めて近傍と捉えることで,局所探索を行うア ルゴリズムである.その特長は,比較的大きな近傍を効率良く探索する巧妙な近傍探索処理を施している
にも関わらず,パラメータ値の設定を必要としないシンプルさである.
KLSの性能を検証するために,第2回DIMACSImplementationChallengeWOrkshop6)で利用された ベンチマークグラフに適用した結果,そのワークショップで報告されていた最良解と多くのグラフにおいて 同等以上の良質の解の算出に成功した.更に我々は,MCPに対する高性能なメタ戦略アルゴリズムとして 広く知られている,Marchioriによる遺伝的局所探索法および反復局所探索法'5),Battitiらによるタブー
MCP-k-opt-Local-Search(00,PA,OMde9C(pA))
begin
repeat
CCp…:=CO,D=CCp…,P:={1,…,、}’9:=0,9,…:=0;
repeat
iflPAnP|>Othen //AddPhase
findavertexuwithmaxびE{pAnp}{de9G(pA)(ひ)};
ifmultipleverticeswiththesamemaximumdegreearefbund thenselectonevertexuamongthemrandomly;
CO:=CCU{U}’9:=9+1,P=ハ{U};
if9>9m・垂thengmaac:=9,Cqest:=CO;
else
//DropPhase(if{PAnP}=O)findavertexuE{COnP}suchthattheresultinglPAlismaximized;
ifmultipleverticeswiththesamesizeoftheresultinglPAlarefOund thenselectonevertexuamongthemrandomly;
CO:=COW)},g:=9-1,P:=ハ{U};
ifuiscontainedinOCp…thenD;=DW};
endif
updatePA,○M,andde9G(pA)(i),VjEPA;
untilD=0;
if9ma錘>OthenCO:=OC6estelseCC:=CCb…;
until9maご≦O;
returnOC;
end;
1234567890111
23456789
11111111図1MCPに対するルーopt局所探索法の擬似コード'')
探索法にもとづくReactiveLocalSearch2)との比較を通して,それらのメタ戦略と同等もしくは平均的に より高品質の近似解を比較的短時間に算出可能であることを示した.
KLSはシンプルで高性能な局所探索法であるが,局所探索過程における頂点の追加・削除の手続き(頂 点選択方式)に関しては改良の余地が残されていた.そこで本論文では,新しい頂点選択方式を採用した KLS(改良法)を示し,従来のKLS(従来法)との比較を通じて,改良法の探索性能を調査する.
2.MCPに対するh-opt局所探索法と頂点選択方式
本章では,我々が既に提案しているMCPに対するh-opt局所探索法(KLS)について記述する.KLS11)
は,可変深度探索(VDS)13,14)のアイデアにもとづいている.VDSとは,与えられた解に対して比較的小 さな近傍操作を連鎖的に適用することで到達可能な解の集合を改めて大きな近傍と捉える近傍探索のアイ デアである.
KLSは,各反復において,現在のクリーク(解)から複数個の頂点を連鎖的に追加・削除する操作(そ れぞれAdd移動,Drop移動と呼ぶ)により構成され,現在の解からそれらの操作によって生成可能な解の
集合を改めて近傍と捉えることで,局所探索を行うアルゴリズムである.
KLSの疑似コードを図1に示す.KLSは外ループ(Linel-18)と内ループ(Line3-16)の処理を有す
る.以降,外ループに対しては「反復」,内ループについては「繰り返し」と呼び区別する.
まず,本論文で頻出する,図1中の重要な記号および用語を説明する.cc(')は内ループの繰り返しlの 時点における解(クリーク)である.PA(')はCO(1)の全頂点に隣接するCO(')に追加可能な頂点集合
PA(')={u:ue(VICC(1)),(u,j)eE,VjECC(1)}
である.
最大クリーク問題に対する局所探索法と頂点選択方式
115
●
● PA cc
● 0M
図2COPAおよび0Mの集合の一例
○M(')は,PA(1)を若干緩和した1辺不足集合と呼ぶ辺集合
CM(1)={(u,j):uEv)jEoc(!)ん,j)巳E,(0,j)EE,VjEcc(1),j≠j}
である.なお,0M(')はCO(【)に含まれる1つの頂点iECC(')だけに辺が存在しない頂点の集合と捉える
ことができる(なお,CO二○M)(図2.参照).de9G(pA(1))はPA(1)により誘導される部分グラフG(PA(1)
内の各頂点UEPA(1)の次数である.
2.1ルーopt近傍探索処理
以下では,KLSの各反復における基本アルゴリズム(h-opt近傍探索処理)について簡潔に説明する.ま ず,与えられた初期クリーク(初期解)cc(o)を対象に,Add移動操作およびDrop移動操作を連鎖的に適 用することで到達可能な近傍解の集合CO(o),…,CO(胸),…,CCC)を得る(その生成途中では,移動候補頂 点集合P(Line2)を利用することで,追加または削除された頂点は再び追加.削除されることはない)・その 近傍解の集合から最良解CO(ん)(1≦A≦r)を選び(Line8),次の反復の初期クリークCO(0ルーCO(ん)と する(Linel7).KLSは,常に実行可能領域を探索空間としており,各反復の初期クリークに応じて,h-opt 近傍のサイズ(上述のrに対応)が適応的に変動する.
上述のA-opt近傍探索処理は,Add移動操作を施す「Addフェーズ」(Line5-8)とDropフェーズを施 す「Dropフェーズ」(LinelO-13)の二つのフェーズで構成される.以下では,AddフェーズおよびDmp
フェーズのそれぞれの頂点選択方式について記述する.
2.2従来法のAdd移動頂点選択方式
反復tにおいて,初期クリークCO(o)および対応するpA(o)が与えられ,それぞれ|CO(o)|>Oおよび pA(o)≠0であったと仮定する(繰り返しカウンタをノー0とする).CO(o)からCO(1)を得るための頂
点の移動は,誘導部分グラフG(M(o))内の各頂点の次数de9G(Ⅲ。))を考慮し,最大次数の頂点uを選ぶ.
最大次数の頂点が複数個ある場合には,それらの頂点群からランダムに-つの頂点を選択する.選ばれた頂
点uをAdd移動操作によりCO(1)=CO((o))U{u}を得る.その後,PA(o)等の情報をPA(1)等に更新す る.なお,A-opt近傍探索処理中では,一つの頂点が移動する度に(つまり,Add移動または後に説明する
Drop移動操作が施される度に),関連するPA等の情報(その他,degG(pA)および後に説明する○M)を
更新する.更新の方法は文献2)に示された方法と同様の更新法を採用する.詳細は文献2)を参照されたい.
Add移動操作を続けると,COはある繰り返し時点lでAdd移動操作が不可能なクリークCO(!)まで拡 大される.Add移動操作が不可能なクリークになると,Addフェーズを終了し,Dropフェーズに処理が移 行する.内ループのh-opt近傍探索処理では,拡大不可能なクリークCO(')から-つまたは複数の頂点を Dropフェーズにて削除することで,より良好な(大きな)クリークの探索を試みる.
2.3従来法のDrop移動頂点選択方式
Addフェーズが実施された後の内ループのある繰り返し時点ノで,拡大不可能なクリークCO(')に到達 したと仮定する.この時点で,Drop移動操作により,一つの頂点uをCO(')から削除する.一つの頂点u
MCP-k-opt-Local-Search(CO,PA,0M,de9G(pA))
begin
repeat
cCp…:=cc,、=CCP…,P:={1,…,〃}’9:=0,9,…:=o;
repeat
iflPAnPl>Othen //AddPhase
findavertexuwithmax⑪E{pAnp}{de9G(pAnp池)};
ifmultipleverticeswiththesamemaximumdegreearefbund thenselectonevertexuamongthemrandomly;
CO:=CCU{U}’9:=9+1,P:=PW)};
if9>9m。錘then9mQ工:=9,Cqe3t:=CO;
else
//DropPhase(if{PAnP}=O)findavertexuE{CCnP)suchthattheresultinglPAnPlismaximized;
ifmultipleverticeswiththesamesizeoftheresultinglPAnPlarefbund thenselectonevertexuamongthemrandomly;
CO:=CCMU}’9:=9-1,P:=ハ{U};
ifuiscontainedinOCp…thenD:=DW};
endif
updatePA,0M,andde9c(pAnp)(j),VjEPAnP;
untilD=O;
if9m…>OthenCC:=CQ…elseCC=CCP…;
until9mQm≦O;
returnCC;
end;
123456
78901
112345678911111111図3新しい頂点選択方式の導入したMCPに対するAD-opt局所探索法の擬似コード
をCO(1)から削除する際,CO(')から任意に削除するよりも,追加可能集合のサイズ|M(!+')|をできるだ け大きくする頂点を削除するのが望ましいことは明白である.この観点から,Dropフェーズでは,CO(1) から削除する-つの頂点Uを選ぶ際,PA('+')のサイズを最大にする頂点りを選ぶ.PA(J+')のサイズが同
じになる頂点が複数個存在する場合には,それらの頂点群からランダムに-つの頂点を選択する.
2.4新たな頂点選択方式を採用したKLS
KLSを改良するために,KLSのアルゴリズム内部に導入可能な頂点選択方式について検討する.従来法で
は,Add移動操作を適用する際,前述のように,PA(')からなる誘導部分グラフG(PA('))内の各頂点の中で
最大次数をもつ頂点をCO(1)に追加する.局所探索の各反復では,2度以上同じ頂点が移動されることはな
いため,A-opt近傍処理後半では,G(PA('))に移動することが不可能な頂点が多く含まれる.PA(I)に含ま れる移動可能な頂点(U:UEPA(1),UEP)がG(PA(!))内で多くの移動不可能な頂点(U:UePA(1),U伝P)
と隣接していると,後に拡大されるであろうクリークサイズに悪影響を与えると推測される.この問題を 解決するために,改善法では,Add移動操作を適用する際,移動可能集合Pを考慮して,PA(OnPから なる誘導部分グラフG(PA(1)nP)内の各頂点の中で最大次数をもつ頂点をCO(1)に追加する.
現在のクリークCO(1)から一つの頂点Uを削除し,-つサイズの小さいクリークを得る際には,CO(U)に
-つの頂点を追加する場合と同様にPを考慮して,PA(!+')nPの個数が最大となる頂点をccから削除
する.
以上を踏まえ,新しい頂点選択方式の導入したKLSの疑似コードを図3に示す.
最大クリーク問題に対する局所探索法と頂点選択方式
117
3.KLSの性能評価実験 3.1実験方法
頂点選択方式の相違によるKLSの探索性能を調査するために実験を行う.本論文ではMCPの標準的な ベンチマーク問題としてよく知られるDIMACSベンチマークグラフ(最大頂点数4000,最大辺数5506380)
から大規模もしくは厳密解の算出が困難な37問を対象とする.
一般に局所探索法は,一つの初期解が与えられた時,一つの局所最適解を算出する.従って-回だけの局 所探索法の実行では良好な局所最適解を算出できない場合が多いため,通常,異なる初期解を与え,それぞ れの初期解からスタートする局所探索法を複数回実行し,得られた最良解を出力する方法が一般に採用さ れる.このような局所探索法の利用方法は,マルチスタート法と呼ばれ,局所探索法利用における最も単 純かつ古典的な方法の一つである'8).本実験でも同様に,マルチスタート法を採用する.本実験で実施す るマルチスタート法の詳細は以下の通りである.与えられたグラフG(ⅨE)の含まれる1頂点をクリーク と見なすと,|vl(=、)個の異なる初期クリークが生成可能であることから,n個の異なる(質の悪いクリー ク)解をそれぞれ初期解としてKLSを実行するマルチスタート法を採用する.従って,マルチスタート法 の1試行あたり,n回のKLSが実行され,n個の局所最適解が得られる.KLSの純粋な性能を検証するた めには,マルチスタート法中,既に得られたクリークの情報を後のKLSの実行の際に利用すべきではない ため,KLSの各実行はそれぞれ独立させ,得られるn個のクリーク群から最良解を出力する.なお,同じ クリークサイズの最良解が複数得られる場合は,最初に得られる最良解を出力する.マルチスタート法の
試行回数は100回である.
アルゴリズムはCによりコード化し,最適化オプション-02を使用したgccコンパイラでコンパイルし た.全ての実験は、HPワークステーションxw6000(Xeon28GHz)上で実行した.
3.2実験結果
結果を表2に示す.表2のGraphの欄には問題名(Name)と第2回DIMACSImplementationChallenge WOrkshopの参加者の最良の結果6)(BR)(*がついたBRは最適解値であることが証明されている)を示した.
改良法の欄には改良法を組み込んだマルチスタート法の各試行によって得られた最良解値の最大値(Best),
最良解値の平均値(Avg),最良解の平均値の標準偏差(sdev.)を示した.以降,最良解を得るまでの平均計 算時間(Time(8),単位は秒),平均計算時間の標準偏差(sdev.)を示した.
従来法の欄には文献'o)に示された従来法によるマルチスタート法の結果を引用した.ただし,従来法の
平均計算時間は本実験環境に合わせて校正したものである.
従来法の結果と比較すると,改善法はBestの値で37問題例中36問に対して,同等もしくはより良い結果 を示した.その内の3問題例に対しては,従来法よりも大きいクリークを算出することができた(brock20M はサイズが1大きい17,brock400-2はサイズが8大きい33,gen400PO,9-55はサイズが2大きい55).
Bestの値で改善法が従来法よりも悪い結果を示したのはMANN-a81の1問だけであり,改善法が算出したク
リークサイズと従来法が算出したクリークサイズの差は1である
従来法のAvgの値と改善法のAvgの値を比較すると,改善法は37問題例中34問に対して,同等もし くはより良い結果を示した(同じ結果を示したのが23問,より良い結果を示したのが11問).C1000.9,
MANN-a81,gen200-pO、09-44の3問に対しては,従来法の結果の方がより結果であったが,改善法との差
はわずかである.
次に,計算時間に関してふれる.改善法にもとづくマルチスタート法によって最良解を得るまで平均計算 時間は,従来法よりも若干増加する傾向にあるようである.これは改善法が従来法に比べて平均的により 良質な解を算出していることが原因であると推測される.従来法のAvgの値と改善法のAvgの値が同値で あった問題例は23問であり,その23問に対する両解法の平均計算時間に着目すると,改善法は従来法よ りも23問題中15問に対して良い結果を示した.その他の8問に対しては,従来法の平均計算時間の方が
良い結果を示したが,改善法との差はわずかである.
表1DIMACSマシンベンチマーク問題に対するUsertime(HPワークステーションxw6000Xeon28GHz)
r100.5r2005r3005r400、5r500.5
<0.0010.0600.5203.19010.990
表2DIMACSベンチマークグラフに対するKLSの結果
Name BR
DSJC5005l3 DSJC1OOO515 C20005l6 C4000518 MANN-a27
HANN245 MADUDI且81
hamming8-4l6 hamminglO-440
ke11er4 kel1er5 kB11Br6
4.むすび
我々が既に提案した最大クリーク問題(MCp)に対するルーopt局所探索法(KLS)は可変深度探索法(VDS)
にもとづいており,MCPに対する他の近似解法と同等以上の探索性能を有する強力な局所探索法である.
KLSの特徴は,比較的大きな近傍を効率良く探索する巧妙な近傍探索処理を施しているにも関わらず,パ ラメータ値の設定を必要としないシンプルさである.
本論文では,この特徴を維持しながら,KLSの内部に新しい頂点選択方式の導入し,頂点選択方式の相 違によるKLSの探索性能を調査した.DIMACSベンチマークグラフを対象に新しい頂点選択方式の導入
したKLS(改善法)を評価した結果,改善法はより高品質な解を比較的短時間に算出可能であることを示し,
その有効性を確認した.
参考文献
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改艮1去 征釆法
Name BR Best Avg (s、〔 ev)Time(s) S、dev) BestAvg(s、dev)Time(s) S、dev)
C125.9 C250.9 C500.9 C1000.9 C2000.9
**4434 75
76 67 00018
110082,
Mmm麹町く0011
1
030 11197
⑩の455000
100827 00120
●●●●●4466534567
44787 34567
11121487 01532 00108 11⑭ 33038
mm加、9●●●●《叩巫】00011
11111m哩麺籾皿mooLm
11755
11544 00366
〃□ⅡⅡ、。〃日日■、●●●000
1100580 00139
●●●●●
44664 34567
44787 34567
、SJC500.5
、SJC1000.5
**3511
1313 1514
000.032 (O)(0
981.417 (0.140)(1 026)
023)
1313 1514
000.023 (O)(0.012)
930.589 (0.255)(0.487)
C2000.5 C4000.5
6811
1616
1817 003.326(2.783) (O)
06 (0.237)21217(29.395) 1616 1817 002.541(2.162) (o)
02(0.140)20.879(15.752)
MANN-a27 MANN-a45 MANN-a81
126 345
*
*
1098
126126.000.009 (O)(0009)
345343.89
10991098.05 0.343)2.545(2.345)
0.260)27225(54.418)
126126.00.016 (O)(0.013)
345343.88(0.354)5.440 (4.848)
11001098.07(0.292)34.634 (73.109)
brock200-2 brock200-4 brock400-2 brock400A brock800-2 brock800-4
****
2793
1123 1122 11069849 108557 000066
●●●●●●000000
1111058224 101639 001086
●●●●●●
000000
j0l jjjjj
95603 92905 03734
●●●●●
00000
11018801 008097
●●●●●●
164500
112222175311
112322 11468130 009193 000028
●●●●●●
000000
llくくlI367587 001136 001040 000001
11
0O
II 1177063 j0l47 34
000Iくく002067 004086
●●①●●●
164500
112222165511112222
gen200-PO、9-44 gen200PO、9J55 gen400-PO、9J55 gen400pO、9-65 gen400-PO、9J5
**4545 555
567
3525545567 45555
4556700000
J195“⑥“
I100 I00
ll90400 90200
019 002
0.017 0.004 100 (0.087 032(0.0345)
015 (0.013)
45255 45567
45355 45567 00000
11100000
11100100 00200 00000
1186367 20803 00100
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hamming8-4 hamminglO-4
16
*40
1616
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OOO115 (O)(0
98;}4040 1616 OO OO O) O) <0.001 0.194 (0.1753) (0002)
k⑨l1er4 keller5 keller6
11
平27 59
1111 2727 5755
00 (C
OO (o <0.001 0.011
{::89})59 (0.633)51.025(36.126)
1111 2727 5755
00<0.001(0001) (o)
000.035 (O)(0.029)
59 (0.708)45933(54.800)
p-hat300-1 p」nat300-2 p」lat300-3 p上at700-1 p」lat700-2 p上at700-3 p上atl500-1 p上atl500-2 p-hatl500-3
牢8 ****
5614 2314
26 *21 5469 111111448373165 000601545 000000804
●CO●●●●●ロ
000000100
11111228773091 000601151 000000204 000000300
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1111叩mmmmmmmm 823146169 .56142254
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111437644880 000501035 000000003
●●●c●。●●●000000000
lllくく!-Iく120974556 001001857 000100203
●●●●●●●●●
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最大クリーク問題に対する局所探索法と頂点選択方式
119
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VertexSelectionRulesofLocalSearch fbrtheMaximuCliqueProbleln
AkihiroHAMAMoTqKengoKATAYAMA*,
HideoMINAMIHARA*andHiroyukiNARIHIsA*
GMMeSchoolqfEn9meerin9,OAqUqmqU『zjueMtyqfScie〃Ce.
*DePqrfme〃tqfIn/brmqtio〃〔MComPuterE"9meerjn9,FtBcu1tZ/がBn9ineerm9,
OlMBW7MzUnjuers伽qfScience・
L1Rjdqi-cho,OAqyqmq,700-0005,JQpq〃
(ReceivedSeptember30,2005;acceptedNovember7,2005)
Wehavealreadyproposedavariabledepthsearchbasedalgorithm,calledA-optlocalsearch(KLS),
fbrthemaximumcliqueproblemandshownthatKLSoutperfOrmedrecentmetalleuristicalgorithms、
KLSeHicientlyexplorestheA-optneighborhooddefinedasthesetofneighborsthatcanbeobtainedby asequenceofseveralqddanddrOpmovesthatareadptivelychangedinthefeasiblesearchspacelnthis paper,weuseeflicientKLSalgorithmwhichexploresk-optneightborhoodinthesearchspacedeleted fromalreadymovedverticesComputationalresultsshowthatKLSiscapableoffindinghigh-quality cliqueswithreasonablerunningtimefbrDIMACSbenchmarkgraphs.