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44 振動 新ごみ処理施設建設に伴う生活環境影響調査書/寝屋川市ホームページ

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(1)

4-4

振動

4-4-1

現況調査

(1)調査内容

振動に係る現地調査の内容を表4-4-1に、現地調査地点の位置を図4-4-1に示す。

表4-4-1 振動に係る現地調査の内容

調査事項 調査項目 調査方法 調査地点 調査時期

振動

環境振動

JIS Z8735「 振 動 レ ベ ル の 測 定 方 法 」 等に定める 方法

2地点 ・宇谷小学 校

・太秦東が丘第6ちびっこ 老人憩いの広場

平日調査

平成25年2月8日(金) 0時~24時

休日調査

平成25年2月3日(日) 0時~24時

建設予定地 の 振動

2地点

・敷地境界 北側 ・敷地境界 西側

道路交通振 動 2地点

・宇谷小学 校 ・太秦2号 公園 地盤卓越振 動数

振 動 レ ベ ル を 周 波 数分析する 方法

大型車走行 時

(2)

寝屋川市立 宇谷小学校

太秦2号公園

敷地境界北側

敷地境界西側 太秦 東が 丘第 6ち びっ こ

(3)

(2)調査結果

① 環境振動

環境振動の調査結果を表4-4-2に示す。

平日昼間の最大値は、宇谷小学校が29dB、太秦東が丘第6ちびっこ老人憩いの広場が

28dBであり、夜間の最大値は両地点ともに25dB未満であった。

休日については、昼間、夜間ともに全て25dB未満であった。

表4-4-2 環境振動調査結果(振動レベルL10

単位:dB

調査地点 時間区分

平日 休日

平均値 最大値 平均値 最大値

宇谷小学校

昼間(6~21時) 27 29 25未満 25未満 夜間(21~6時) 25未満 25未満 25未満 25未満 太 秦 東 が 丘 第 6

ち び っ こ 老 人 憩 いの広場

昼間(6~21時) 25 28 25未満 25未満 夜間(21~6時) 25未満 25未満 25未満 25未満 注)調査日:平日 平成25年2月8日(金)、休日 平成25年2月3日(日)

(4)

② 建設予定地の振動

建設予定地の振動の調査結果を表4-4-3に示す。

平日と休日を比較すると、昼間の時間区分平均値では平日の方が、休日よりも北側で

15dB、西側で5dB高い値であった。

北側と西側を比較すると、平日は北側が高く、休日は西側が高い値であった。平日昼間

の最大値は、破砕施設の稼働により北側で54dB、西側で46dB、時間区分の平均値は北側が

42dB、西側が38dBであった。

規制基準は、両地点ともに昼間65dB、夜間60dBであり、平日、休日ともに全ての時間帯

で規制基準を下回った。

表4-4-3 建設予定地の振動調査結果(L10

単位:dB

敷地境界北側 敷地境界西側 敷地境界北側 敷地境界西側

35 32 27 31

33 31 25未満 31

35 33 26 32

36 33 27 32

32 32 26 31

34 32 26 31

34 33 27 32

30 32 26 33

34 34 25 34

39 38 27 34

54 46 29 33

53 45 28 34

37 35 27 36

54 44 27 32

54 45 28 34

53 44 28 34

51 44 29 33

36 35 28 34

35 34 28 34

32 32 26 33

30 31 27 32

60 65 15:00 16:00 17:00 18:00 11:00 12:00 19:00 20:00 21:00 13:00 14:00 7:00 8:00 9:00 10:00 夜間

0:00 1:00 2:00 3:00 4:00 5:00 6:00

昼間

時間帯 時間

区分

平日 休日

(5)

③ 道路交通振動

道路交通振動の調査結果を表4-4-4に示す。

振動規制法に基づく道路交通振動の要請限度は、両地点ともに昼間65dB、夜間60dBであ

り、両地点ともに要請限度を下回った。

表4-4-4 道路交通振動調査結果(振動レベルL10

単位:dB

調査地点 時間区分 平日 休日 要請限度

宇谷小学校

昼間(6~21時) 37 33 65 夜間(21~6時) 27 26 60

太秦2号公 園

昼間(6~21時) 37 34 65 夜間(21~6時) 28 27 60 注)振動レベルは、昼間、夜間の時間区分の平均値である。

調査日:平日 平成25年2月8日(金)、休日 平成25年2月3日(日)

要請限度:「振動規制法に基づく道路交通振動の限度」である。宇谷小学校及び太秦2号

公園は「都市計画法」の用途地域が第一種住居地域であることから、要請限度 の区域の区分は第一種区域である。

④ 地盤卓越振動数

地盤卓越振動数の調査結果を表4-4-5に示す。

地盤卓越振動数は、宇谷小学校が16.8Hz、太秦2号公園が27.8Hzであった。

表4-4-5 地盤卓越振動数調査結果

単位:Hz

調査地点 地盤卓越振 動数

宇谷小学校 16.8

太秦2号公 園 27.8

(6)

4-4-2

施設の稼働に伴う振動の予測及び影響の分析

(1)予測項目

予測項目は、新焼却施設の稼働に伴う振動レベルとした。

(2)予測地点

予測地点は、建設予定地の敷地境界及び周辺の住宅等が立地する地点とした。

(3)予測方法

① 予測式

新焼却施設の稼働に伴い発生する振動レベルの予測式は、以下の距離減衰式を用いた。

)

(

68

.

8

)

/

(

log

15

)

(

)

(

r

L

r

0 10

r

r

0

r

r

0

L

=

α

ここで、

L

(r

)

)

(

r

0

L

r

0

r

α

:予測地点 における 振動レベ ル(dB) :基準点に おける振 動レベル (dB)

:振動源の 位置から 予測地点 までの距離(m) :振動源の 位置から 基準点ま での距離(m) :内部減衰 係数(0.01)

予測地点における各設備の振動は、以下の式を用いて合成した。

=

i i r L all

L

10

log

10

(

10

( ) /10

)

ここで、

all

L

i

)

r

(

L

(7)

② 予測条件

ア 振動レベルの設定

振動発生源となる設備機器の種類及び振動レベルは、表4-4-6に示すとおりである。こ

れらの機器が全て同時に、24時間稼働するものとした。

表4-4-6 新焼却施設の設備機器の種類及び発生振動レベル

イ 発生源の配置

振動発生源は、全て建物中央の地盤上に設定した。

機器名称 台数

振動レベル (dB)

距離 (m)

押込送風機 2 60 1.0

二次送風機 2 60 1.0

ボイラ給水ポンプ 2 65 1.0

脱気器給水ポンプ 2 65 1.0

機器冷却水ポンプ 2 65 1.0

減温水噴霧ポンプ 2 65 1.0

蒸気タービン発電機 1 76 1.0

給水設備ポンプ類 1 65 1.0

排水処理ポンプ類 1 65 1.0

攪拌ブロア 1 65 1.0

排気ファン 1 65 1.0

混練機 1 50 1.0

雑用空気圧縮機 1 60 1.0

排ガス処理用空気圧縮機 1 60 1.0

計装用空気圧縮機 1 60 1.0

誘引通風機 2 75 1.0

(8)

(4)予測結果

新焼却施設の稼働に伴い発生する振動の予測結果を表4-4-7~表4-4-8に、振動レベル

(寄与振動)の分布を図4-4-2に示す。

建設予定地の敷地境界では、新焼却施設の稼働に伴い発生する振動の予測結果は全ての

時間帯で59dBと予測される。

周辺の住宅位置では、現況振動と寄与振動を合成した予測結果は、最大となる北西側住

宅で昼間が29dB、夜間が28dBと予測される。

表4-4-7 新焼却施設の稼働に伴う振動の予測結果(敷地境界:L10) 単位:dB

予測地点 時間区分 予測結果(L10) 規制基準

建設予定地 の 敷地境界 (最大地点 )

昼間(6~21時) 59 65

夜間(21~6時) 59 60

注)規制基準:建設予定地を含む現クリーンセンターは、「都市計画法」の用途地域が準工業地域 であることから、「振動規制法」及び「大阪府生活環境の保全等に関する条例」の第二種区域 の規制基準である。

表4-4-8 新焼却施設の稼働に伴う振動の予測結果(住宅位置:L10) 単位:dB

予測地点 時間区分

振動レベル (L10) 振動感覚

閾値 (参考)

現況振動 寄与振動

予測結果 (合成値)

増加レベル

北西側住宅

昼間(6~21時) 27 25 29 2

55 夜間(21~6時) 25未満 25 28 3

西側住宅

昼間(6~21時) 25 25未満 28 3 夜間(21~6時) 25未満 25未満 28 3

注)1.現況振動は、北西側住宅は「宇谷小学校」、西側住宅は「太秦東が丘第6ちびっこ老人憩いの広場」に おける平日の測定結果である。

2.振動レベルの合成計算は、「25未満」は25とした。

3.振動の環境基準が設定されていないことから、「新訂・公害防止の技術と法規(振動編)」(平成2年、

(9)

図4-4-2 新焼却施設の稼働に伴う振動レベル(寄与振動L10)の分布

敷地境界の最大地点

西側住宅

北西側住宅

(10)

(5)影響の分析

① 影響の分析方法

影響の分析は、予測の結果を踏まえ、新焼却施設の稼働による振動の影響が実行可能な

範囲内で回避され、または低減されているものであるか否かについて検討した。また、生

活環境の保全上の目標と予測結果を対比して、その整合性を検討した。

② 影響の分析結果

ア 影響の回避または低減に係る分析

新焼却施設の稼働による振動の影響については、次のとおり環境保全措置を実施するこ

とから、実行可能な範囲内で低減できる。

【新焼却施設の稼働による振動に係る環境保全措置】

・主要な振動発生設備機器については、基礎部に防振対策 を施工する。

・設備機器の使用にあたっては、点検・補修等の維持管理を適切に行う。

イ 生活環境の保全上の目標との整合性

新焼却施設の稼働による振動の生活環境の保全上の目標は、「振動規制法及び大阪府生

活環境の保全等に関する条例に基づく規制基準」とした。

予 測 結 果 と の 比 較 は 表4-4-9に 示 す と お り 、 建 設 予 定 地 の 敷 地 境 界 に お け る 振 動 は 昼 間 、

夜間ともに59dBと予測され、目標を下回り、生活環境の保全上の目標と整合する。周辺の

住宅等については整合を図る基準等はないが、予測結果は 表4-4-10に示すとおり、最大と

(11)

表4-4-9 新焼却施設の稼働に伴う振動の生活環境の保全上の目標との比較(敷地境界:L10) 単位:dB

予測地点 時間区分 予測結果(L10

生活環境の 保全上 の目標 建設予定地 の

敷地境界 (最大地点 )

昼間(6~21時) 59 65

夜間(21~6時) 59 60

表4-4-10 新焼却施設の稼働に伴う振動の生活環境の保全上の目標との比較(住宅位置:L10)

単位:dB

予測地点 時間区分 予測結果(L10)

振動感覚閾 値 (参考)

北西側住宅

昼間(6~21時) 29

55 夜間(21~6時) 28

西側住宅

昼間(6~21時) 28 夜間(21~6時) 28

(12)

4-4-3

ごみ収集車等の走行に伴う振動の予測及び影響の分析

(1)予測項目

予測項目は、ごみ収集車等の走行に伴う道路交通振動レベル(L10)とした。

(2)予測地点

新焼却施設は、現クリーンセンターの敷地内に計画していることから、ごみ収集車等の

走行ルートは現況と変わらないと想定し、図4-4-3に示すとおりとした。予測地点は、ご

み収集車等の主要走行ルートの沿道で、住宅等が立地する地点として、現地調査を実施し

た「宇谷小学校」及び「太秦2号公園」の2地点とした。

北側から搬入するルート

南側から搬入するルート

予測地点 (宇谷小学校)

予測地点 (太秦2号公園)

(13)

(3)予測方法

① 予測式

道路交通振動レベルの予測式は、以下に示す旧建設省土木研究所の提案式である「振動

レベル80%レンジの上端値を予測するための式」を用いた。

l

L

L

10

=

10

*

α

s

f

d

M

c

V

b

Q

a

L

10

*

=

log

10

(log

10 *

)

+

log

10

+

log

10

+

+

ασ

+

α

+

α

ここで、 10

L

* 10

L

*

Q

1

Q

2

Q

K

V

M

ασ

f

α

s

α

l

α

:振動レベ ルの80% レンジの 上端値の予 測値(dB)

:基準点に おける振 動レベル の80%レン ジの上端 値の予測 値(dB) :500秒間の1車線当 たり等価 交通量(台/500秒/車 線)

:小型車時 間交通量 (台/時 ) :大型車時 間交通量 (台/時 ) :大型車の 小型車へ の換算係 数 :平均走行 速度(km/時) :上下車線 合計の車 線数

:路面の平 坦性等に よる補正 値(dB) :地盤卓越 振動数に よる補正 値(dB) :道路構造 による補 正値(dB) :距離減衰 値(dB)

:定数

定数及び補正値は、表4-4-11に示すとおりである。

表4-4-11 予測式の定数及び補正値等(平面道路)

記号 定数及び補正値等

K

13 (V≦100km/h以下)

a

47

b

12

c

3.5

d

27.3

ασ

8.21 log10σ (アスファルト舗装)

σ:路面平坦性標準偏差=5.0(mm)

f

α

(1)f≧8Hzのとき -17.3 log10f (2)8Hz>fのとき -9.2 log10f-7.3

f:地盤卓越振動数(Hz)(表4-4-5参照)

s

α

0

l

α

2 log / ) 1 ) 5 / ((

log10 + 10 = r

l β・

α

r :基準点から予測地点までの距離(m)

β:砂地盤では0130 39

(14)

② 将来の道路交通振動レベルの計算式

ごみ収集車等の交通量については、次項のとおり、将来の焼却処理量の減少に伴い、交

通量も減少すると見込まれる。このため、以下の式により、将来のごみ収集車等の減少分

を考慮することとした。

29 24

* 10

10

L

L

H

L

H

L

=

+

R , ALL H ,

L

L

L

H24

=

10 24

10

R , ALL H ,

L

L

L

H29

=

10 29

10

ここで、 10

L

*

L

10 24 H

L

29 H

L

R ,

L

10 ALL H ,

L

10 24

ALL H ,

L

10 29

:将来の振 動レベル (dB) :現況の振 動レベル (dB)

:現況の交 通量によ るごみ収 集車等の寄 与レベル (dB) :将来の交 通量によ るごみ収 集車等の寄 与レベル (dB) :一般車両 による振 動レベル (dB)

:現況の交 通量によ る振動レ ベル(dB) :将来の交 通量によ る振動レ ベル(dB)

③ 予測条件

ア ごみ収集車等の台数

新焼却施設供用後におけるごみ収集車等の交通量は、図4-4-4に示す考え方により算出

した。

現況のごみ収集車等の交通量は、平成25年2月の現地調査結果とした。この現況車両交

通量に、供用後の平成29年度のごみ搬入量(計画量)及び平成24年度のごみ搬入量(実績)

から算出した増減率(0.83)を乗じることにより、供用後におけるごみ収集車等の交通量を

算出した。

ごみ搬入量の増減率を表4-4-12に、現況及び新焼却施設供用後のごみ収集車等の交通量

を表4-4-13に示す。夜間の時間区分については増減はほとんど ないことから、昼間の時間 区分を対象に予測を行った。

現況のごみ収集車等の交通量(平成24年度)

(15)

表4-4-12 ごみ搬入量の増減率

単位:t/年

項目

平成24年度(実績)

※1

平成29年度(計画量)

※2

増減率 (A) (B) (B/A)

ごみ搬入量 71,897 59,591 0.83

※1 集団回収量を除く。

※2 「寝屋川市一般廃棄物処理基本計画」(平成23年3月)のごみ総排出量から集団回収量を除いて算出した。

表4-4-13 ごみ収集車等の交通量

単位:台/日

地点 時間帯

平成24年度 (現況交通量)

平成29年度 (供用後交通 量)

増減交通量

宇谷小学校 昼間(6~16時) 214 178 -36

太秦2号公園 昼間(6~16時) 124 103 -21

注)1.各予測地点を通過する往復交通量である。

2.供用後交通量は、現況交通量に増減率(0.83)を乗じた結果である。

イ 将来交通量

新焼却施設供用後における交通量は、現況交通量に将来のごみ収集車等の増減交通量 を

考慮することにより設定した。

将来交通量を表4-4-14に示す。

表4-4-14 将来交通量(昼間の時間区分:6~21時)

単位:台/日

予測地点 車種

現況交通量

ごみ収集車 等 の増減交通 量

将来交通量 (A) (B) (A+B)

宇谷小学校

大型車類 589 -36 553

小型車類 4,780 0 4,780

自動車類合 計 5,369 -36 5,333

太秦2号公 園

大型車類 506 -21 485

小型車類 6,830 0 6,830

自動車類合 計 7,336 -21 7,315

(16)

ウ 走行速度

予測地点における走行速度は、規制速度である40km/hに設定した。

エ 道路断面

各予測地点における道路断面図は図4-4-5に示すとおりであり、現地調査を実施した位

置を予測位置とした。

単位:mm S=1:100

【宇谷小学校】

単位:mm S=1:100

【太秦2号公園】

図4-4-5 道路断面図

11,050

1,900

500

3,000

3,000

500

2,150

予測位置

南行き車線

路肩 歩道

路肩

歩道 北行き車線

11,200

2,800

2,800

2,800

2,800

予測位置

西行き車線 東行き車線

(17)

(4)予測結果

新焼却施設供用後における道路交通振動(L10)の予測結果を表4-4-15に示す。

各予測地点における昼間の道路交通振動は、宇谷小学校が36.8dB、太秦2号公園が37.0dB

であり、振動レベルの増減(ごみ収集車等による振動の寄与)は、宇谷小学校で-0.2dB、

太秦2号公園で0.0dBと予測される。

表4-4-15 ごみ収集車等の道路交通振動(L10)の予測結果(昼間)

単位:dB

予測地点

現地調査 結果

ごみ収集車 等の寄与

予測結果

振動レベル の増減

要請限度

現況 将来

(A) (B) (C) (D=A-B+C) (D-A)

宇谷小学校 37 1.2 1.0 36.8 -0.2 65

太秦2号公 園 37 0.5 0.5 37.0 0.0 65 注)各数値は、平日昼間(6~21時)の値である。

(18)

(5)影響の分析

① 影響の分析方法

影響の分析は、予測の結果を踏まえ、ごみ収集車等の走行による振動の影響が実行可能

な範囲内で回避され、または低減されているものであるか否かについて検討した。また、

生活環境の保全上の目標と予測結果を対比して、その整合性を検討した。

② 影響の分析結果

ア 影響の回避または低減に係る分析

ごみ収集車等の走行による振動の影響については、次のとおり環境保全措置を実施する

ことから、実行可能な範囲内で低減できる。

【ごみ収集車等の振動に係る環境保全措置】

・車両運行にあたっては、過積載の防止及び制限速度の遵守を徹底し、アイドリングス

トップ、スムーズな加速・減速を行うなどのエコドライブについて指導を行う。

イ 生活環境の保全上の目標との整合性

道路交通振動に係る生活環境の保全上の目標は、「振動規制法に基づく道路交通振動の

限度」とし、予測結果との比較を表4-4-16に示す。

振動レベルの増減(ごみ収集車等による振動の寄与)は、宇谷小学校で-0.2dB、太秦2

号公園で0.0dBと予測され、振動レベルの増加はなく、目標を下回り、生活環境の保全上 の目標と整合する。

表4-4-16 ごみ収集車等の走行に伴う振動の生活環境の保全上の目標との比較

単位:dB

予測地点

現地調査 結果

予測結果

振動レベル の 増減

生活環境の 保全上の目 標 (A) (B) (B-A)

宇谷小学校 37 36.8 -0.2 65

(19)

4-4-4

建設機械の稼働に伴う振動の予測及び影響の分析

(1)予測項目

予測項目は、新焼却施設の建設工事に伴う振動レベルとした。

(2)予測地点

予測地点は、建設予定地の敷地境界及び周辺の住宅等が立地する地点とした。

(3)予測方法

① 予測式

「4-4-2 施設の稼働に伴う振動の予測及び影響の分析」と同じ式を用いた。

② 予測条件

ア 建設機械の振動レベルの設定

新焼却施設の建設工事による影響が最大となるのは、既設工作物の撤去及び基礎工事を

行う時期と想定される。この時期に稼働する建設機械の種類及び振動レベルを表4-4-17に

示す。

表4-4-17 建設機械の振動レベル

注)図上の記号は、図4-4-6と対応する。

出典:「建設騒音及び振動の防止並びに排除に関する調査試験報告書」(昭和54年、建設省土木研究所)

「建設作業振動対策マニュアル」(平成6年、社団法人日本建設機械化協会)

図上の記号 (dB) (m)

ブレーカ - 2 74 7 ①

バックホウ 0.7m

3 6 58 7

ダンプトラック 10t 4 69 5 ③

杭打機 - 2 82 7 ④

トラッククレーン 50t 2 40 7 ⑤

ミキサー車 4.4m

3 2 69 5

ユニック 10t 2 69 5 ⑦

振動レベル 基準距離

(20)

イ 建設機械の配置

各建設機械の位置は、代表的な稼働位置として図4-4-6に示すとおり設定した。

図4-4-6 建設機械の稼働位置

新焼却施設

0 20 40m

Scal e 1: 1, 000

○付き数字 :建設機 械

(21)

(4)予測結果

建設機械の稼働に伴い発生する振動の予測結果を表4-4-18、表4-4-19に、振動レベル

(寄与振動)の分布を図4-4-7に示す。

建設予定地の敷地境界では、建設機械の稼働に伴い発生する振動の予測結果は73dBと予

測される。

周辺の 住宅位 置で は、 現 況振動 と建設 機械 の稼 働 による 寄与振 動を 合成 し た予測 結果は、

最大となる北西側住宅で42dBと予測される。

表4-4-18 建設機械の稼働に伴う振動の予測結果(敷地境界:L10) 単位:dB

予測地点 予測結果(L10) 規制基準

建設予定地 の 敷地境界 (最大地点 )

73 75

注)規制基準:振動規制法に基づく特定建設作業に伴って発生する振動の規制基準

表4-4-19 建設機械の稼働に伴う振動の予測結果(住宅位置:L10)

単位:dB

予測地点 時間区分

振動レベル (L10e

振動感覚 閾値 (参考)

現況振動 寄与振動

予測結果 (合成値)

増加レベル

北西側住宅 昼間(6~21時) 27 42 42 15

55

西側住宅 昼間(6~21時) 25 33 34 9

注)1.現況振動は、北西側住宅は「宇谷小学校」、西側住宅は「太秦東が丘第6ちびっこ老人憩いの広場」に おける平日の測定結果である。

2.振動の環境基準が設定されていないことから、「新訂・公害防止の技術と法規(振動編)」(平成2年、

(22)

建設予定地

敷地境界の最大地点 (北側敷地境界)

西側住宅

(23)

(5)影響の分析

① 影響の分析方法

影響の分析は、予測の結果を踏まえ、建設機械の稼働による振動の影響が実行可能な範

囲内で回避され、または低減されているものであるか否かについて検討した。また、生活

環境の保全上の目標と予測結果を対比して、その整合性を検討した。

② 影響の分析結果

ア 影響の回避または低減に係る分析

建設機械の稼働による振動の影響については、次のとおり環境保全措置を実施すること

から、実行可能な範囲内で低減できる。

【建設機械の稼働による振動に係る環境保全措置】

・低振動型機械、低振動工法を積極的に採用する。

・建設機械のアイドリングストップを励行する。

・建設機械は十分な点検、整備を行い、性能の維持に努める。

・工事工程の管理を行い、建設機械が過密に稼働することのないよう努める。

イ 生活環境の保全上の目標との整合性

建設機械の稼働による振動の生活環境の保全上の目標は、「振動規制法及び大阪府生活

環境の保全等に関する条例に基づく規制基準」とした。

予測結果との比較は表4-4-20に示すとおり、建設予定地の敷地境界における振動は73dB

と予測され、目標を下回り、生活環境の保全上の目標と整合する。

周辺の 住宅 等に つい ては 整合を 図る 基準 等は ない が、予 測結 果は 表4-4-21に示す とお り、

(24)

表4-4-20 建設機械の稼働に伴う振動の生活環境の保全上の目標との比較(敷地境界:L10) 単位:dB

予測地点 予測結果(L10) 生活環境の 保全上の 目標

建設予定地 の 敷地境界 (最大地点 )

73 75

表4-4-21 建設機械の稼働に伴う振動の生活環境の保全上の目標との比較(住宅位置:L10)

単位:dB

予測地点 時間区分 予測結果(L10

振動感覚閾 値 (参考)

北西側住宅 昼間(6~21時) 42

55

西側住宅 昼間(6~21時) 34

(25)

4-4-5

工事車両の走行に伴う振動の予測及び影響の分析

(1)予測項目

予測項目は、工事車両の走行に伴う道路交通振動レベル(L10)とした。

(2)予測地点

工 事 車 両 の 走 行 ル ー ト は 図4-4-8に 示 す と お り 、 市 街 地 方 面 か ら の ア ク セ ス を 想 定 し た 。 予測地点は、工事車両の走行ルートの沿道で、住宅等が立地する地点として、現地調査

を実施した「宇谷小学校」及び「太秦2号公園」の2地点とした。

図4-4-8 工事車両の走行ルート及び予測地点

北側から搬入するルート

南側から搬入するルート

予測地点 (宇谷小学校)

予測地点 (太秦2号公園)

(26)

(3)予測方法

① 予測式

道路交通振動レベルの予測式は、「4-4-3 ごみ収集車等の走行に伴う振動の予測及び影

響の分析」と同様に旧建設省土木研究所の提案式である「振動レベル80%レンジの上端値

を予測するための式」を用いた。

② 予測条件

ア 工事車両の台数

新焼却施設の建設工事による車両台数が最大となるのは、既設工作物の撤去及び基礎工

事に伴いがれき類や残土を搬出する時期と想定される。この時期における工事車両の台数

を表4-4-22に示すとおり設定した。

表4-4-22 工事車両の台数

単位:台/日

地点

工事車両台 数 (大型車)

交通配分

宇谷小学校 96 約2/3

太秦2号公園 48 約1/3

合計 144 -

注)1.予測計算は往復を考慮した交通量とした。

2.時間帯は、特定建設作業の作業可能時間7~19時を想定した。

3.交通配分は、ごみ収集車両等の配分と概ね同様になるものと想定した。

イ 工事時交通量

工事時 におけ る交 通量 は 、現況 交通量 に工 事車 両 交通量 を加算 する こと に より設 定した。

工事時交通量を表4-4-23に示す。

表4-4-23 工事時交通量(昼間の時間区分:6~21時)

単位:台/日

予測地点 車種

現況交通量 工事車両交 通量 工事時交通 量

(27)

ウ 走行速度

予測地点における走行速度は、規制速度である40km/hに設定した。

エ 道路断面

各予測地点における道路断面図は図4-4-9に示すとおりであり、現地調査を実施した位

置を予測位置とした。

単位:mm S=1:100

【宇谷小学校】

単位:mm S=1:100

【太秦2号公園】

図4-4-9 道路断面図

11,050

1,900

500

3,000

3,000

500

2,150

予測位置

南行き車線

路肩 歩道

路肩

歩道 北行き車線

11,200

2,800

2,800

2,800

2,800

予測位置

西行き車線 東行き車線

(28)

(4)予測結果

工事車両の走行による道路交通振動(L10)の予測結果を表4-4-24に示す。

各予測地点における昼間の道路交通振動は、宇谷小学校が39.8dB、太秦2号公園が

38.0dBであり、振動の増加レベルは、宇谷小学校で2.8dB、太秦2号公園で1.0dBと予測さ

れる。

表4-4-24 工事車両の道路交通振動(L10)の予測結果(昼間)

単位:dB

予測地点

現地調査 結果

工事車両 の寄与

予測結果 (合成値)

増加レベル 要請限度

宇谷小学校 37 36.5 39.8 2.8 65

太秦2号公 園 37 30.9 38.0 1.0 65

注)各数値は、平日昼間(6~21時)の値である。

(29)

(5)影響の分析

① 影響の分析方法

影響の分析は、予測の結果を踏まえ、工事車両の走行による振動の影響が実行可能な範

囲内で回避され、または低減されているものであるか否かについて検討した。また、生活

環境の保全上の目標と予測結果を対比して、その整合性を検討した。

② 影響の分析結果

ア 影響の回避または低減に係る分析

工事車両の走行による振動の影響については、次のとおり環境保全措置を実施すること

から、実行可能な範囲内で低減できる。

【工事車両の振動に係る環境保全措置】

・車両運行にあたっては、過積載の防止及び制限速度の遵守を徹底し、アイドリングス

トップ、スムーズな加速・減速を行うなどのエコドライブについて指導を行う。

イ 生活環境の保全上の目標との整合性

道路交通振動に係る生活環境の保全上の目標は、「振動規制法に基づく道路交通振動の

限度」とし、予測結果との比較を表4-4-25に示す。

各予測地点における昼間の道路交通振動は、宇谷小学校が39.8dB、太秦2号公園が

38.0dBと予測され、目標を下回り、生活環境の保全上の目標と整合するが、道路交通騒音

及び交通安全を考慮し、次頁に示す環境保全措置を講じる。

表4-4-25 工事車両の走行に伴う振動の生活環境の保全上の目標との比較

単位:dB

予測地点

現地調査 結果

予測結果 増加レベル 生活環境の

保全上の目 標 (A) (B) (B-A)

宇谷小学校 37 39.8 2.8 65

太秦2号公 園 37 38.0 1.0 65

(30)

ウ 道路交通騒音及び交通安全を考慮した環境保全措置

工事車両の走行ルートの沿道で、住宅等が立地する地点として、「宇谷小学校」及び

「太秦2号公園」の2地点で工事車両の道路交通振動の予測結果は生活環境の保全上の目標

を下回るが、道路交通騒音や交通安全を考慮し、工事車両の走行ルートは図4-4-10に示す

とおり、一般国道1号(第二京阪道路)を通行し、住宅地等が立地していない、建設予定地

の南側からのルートとする。

北側からのルート

(通行しない)

南側からのルート

(通行しない)

予測地点 (宇谷小学校)

予測地点 (太秦2号公園)

一般国道

1

号(第二京阪

参照

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