所 属 専 攻 。 学 年
学 生 氏 名
ニ ー
ロ果 題 名
コーデイネータ教員
課 題 担 当 教 員
派 遣 先 企 業
派遣学生成果報告
社 会 基 盤 工 学 専 攻 1 年
小 池 祐 輝
戯
寒冷地沿岸部のコンクリート構造物における シラン系含浸材の適用性に関する研究
久保善司(社会墓盤工学専攻)
久 保 善司(社会基盤工学専攻)
独 立 行 政 法 人 土 木 研 究 所 寒地土木研究所
研 修 期 間 平 成 2 1 年 9 月 7 日 〜 1 2 日
研 修 先 北 海 道 札 幌 市
−57−
平成21年度インターンシップ実施報告書
専 攻 ・ 学 年 : 社 会 基 盤 工 学 専 攻 1 年 学 生 氏 名 : 小 池 祐 輝 テーマ名:寒冷地沿岸部のコンクリート構造物におけるシラン系含浸材の適用性に関する研究 研 修 先 : 独 立 行 政 法 人 土 木 研 究 所 寒 地 土 木 研 究 所 担 当 者 氏 名 : 遠 藤 裕 丈 課 題 担 当 教 員 名 : 久 保 善 司
研修期間:21年9月7日〜21年9月12日(実施日数6日間)
1.研修内容の概要
コンクリート構造物は安価で施工性・耐久性に優れる利点を有するが、使用環境条件によっては 塩害や凍害といった劣化現象による性能低下が懸念されている。現在、その対策工法の一つとして シラン系含浸材の適用による劣化抑制効果が注目されている。本研修では、暴露開始から約2年経 過した試験体について電気化学的測定および水分量測定を実施し、含浸材が有する塩害・凍害劣化 抵抗性の評価を行った。
2.研修の成果(自分の能力が向上した点、知識が増えた点)
暴露実験場(北海道・増毛町)にて測定を行った。屋外測定は初めてであり、天候にも恵まれず 風雨や暴風を受けながらの測定となったため迅速な行動は不十分であったのが反省点として挙げら れる。しかし、今回の研修を通じて劣化現象およびその対策への理解をより深めることができた。
研究所においては、行われている研究内容や実験施設等を御紹介いただき、自らの研究内容や今後 の就職活動に対する貴重な意見交換も行えました。研究分野の知識だけでなく、社会人としての在
り方を身を以て体験することができました。
3.研修先への要望・大学の支援体制に対する要望
7,8月の打合せから9月の現地測定に至るまで、研究所を始めとする多くの方々に御支援して いただき、さらには研究以外でも懇親会を開いて<ださり、私にとって本研修は非常に有意義なも のでした。また、大学側には講義の運営だけでなく、本研修における宿泊費、交通費といった費用 面でサポートしていただきました。
したがいまして、研修先、大学双方への要望は特にありません。
4.その他(感想、後輩へのアドバイスなど)
最初は不安な面が多かったのですが、今回のインターンシップによってあらゆる面で成長できた ことを実感しています。
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研究背景
一
寒冷地沿岸部のコンクリート構造物における シラン系含浸材の適用性に関する研究
耐久性に優れ、経済的にも安価、メンテナンスフリー
且 使 周 環 境 条 件 に よ っ て は …
〜独立行政法人土木研究所寒地土木研究所〜 劣化事例が数多く報告
劣化状況も異なる 大学院自然科学研究科
社会基盤工学専攻 小 池 祐 輝
㈲
】 2
劣化メカニズム 目的
水 分 、 塩 分 水 蒸 気
‑塩害
塩化物イオンによる鉄筋腐食 塩 分
‐ 凍 害
含濃篭V 合
凍結と融解の繰返し
/ 八
その−方で 腐食による鉄筋断面欠損
号
3 4
暴露環境 実験概要
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■■■l塩分供 給 地 域 供試体概要
群
│※腐食尭窒限界:'・2k'm,F一一
認
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※槐準適用量:200E/m2
暴露 供試体質童および表面水分率(小型供試体)
水分逸散効果および撒水効果の検討 電気化学的測定(大型供試体)
鉄筋腐食の有無、腐食蓮度
気象庁ホームページより抜粋
5 6
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コンクリート構造物
対 策 工 法
・断面修復
・電気防食
・表面含浸
…
・施工性
・費用
・継続性
含浸材の適用が 注目されている
奮浸延謹嘩鯖鐘
・受用が安価
.優れた施工性
・外観変状がない コンクリート
適用への問題点
処理効果の継続性、含浸材の適用範囲、・・・
寒冷地域の沿岸部では
塩害と凍害の複合劣化が生じやすい 実環境下における含浸材の表面保護効果を 暴露供試体のモニタリングから検討
水セメント比(W/C)
.W/C=45%(新設)
.W/C=55%
.W/C=65%(既股)
塩 化 物 イ オ ン 混 入 量 (Cl量) 0.2.2,3.5.5.0k厘/m3
表 面 処 理 仕 様
・ 無 処 理
標準タイプ(2009/m2)
・高含浸タイブ(200 400,8009/m2)
測 定 内 容 平 均 気
(℃) 8.4
合計降水量 (m、) 1006‑5
平 均 相 対 湿 度 (%) 760
合 計 日 照 時 間 (h) 1406.1
腐食抑制効果(自然電位)
水分制御効果の継続性
一一
初期値
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暴露2年後 表面水分率(大型供試体)
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劃序E(例ノ日U 塩化鵜イオン旦払g感)
含浸材塗布電位は非腐食側へと移行 CI量が多いと腐食傾向 7 8
響 腐食抑制効果(腐食速度) 含 浸 材 適 用 量 の 影
初 期 値 暴 露 2 年 後
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無処理腐食速度に大きな変化は認められない
Cl量2.2までは腐食速度を抑制
含浸材塗布Cl量大では腐食速度を低減可能
水分制御効果
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することは困難)
9 10
結 論
含浸処理を実施することにより、供試体は乾燥
動
多量のCIを 混入した供試体 口
謝辞大学の先生方、寒地土木研究所の皆様を始め、本研究
の進行にあたり支援して下さった多くの方々に感謝の意 を表します。ありがとうございました。
11
‑60‑
質量変化率(小型供試体〕
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割嗣■
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暴露開始から2年
水分制御効果は継続している
腐食抑制効果
■ 用 鰯 哩 ▲ 櫨 曝 極) ■ 吾 垂 垂 z 邸 ?
含 昌材の効果は適用量に拘らず、ほぼ同程度
・飛来塩分、水分を遮断
・処理効果は
暴露2年間機能
・鉄筋腐食を抑制
・腐食速度の増大を 抑制、低減
内在塩分による鉄筋腐食が進行 表面含浸処理では抑制困難