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平成 27 年度第 3 回横浜市医療安全研修会次第 日時平成 28 年 2 月 25 日 ( 木 )18 時 30 分 ~20 時 30 分 場所横浜市市民文化会館関内ホール大ホール 1 開会 2 開会挨拶 3 横浜市医療安全相談窓口に寄せられた相談事例と対応 P.1 横浜市健康福祉局健康安全部医療

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(1)

平成27年度第3回 横浜市医療安全研修会

「医療事故」患者・家族の立場から

配布資料

平成28年2月

(2)

平成27年度第3回 横浜市医療安全研修会 次第 日時 平成28年2月25日(木)18時30分~20時30分 場所 横浜市市民文化会館関内ホール 大ホール 1 開会 2 開会挨拶 3 横浜市医療安全相談窓口に寄せられた相談事例と対応 P.1 横浜市健康福祉局健康安全部医療安全課 4 講演 「「医療事故」患者・家族の立場から」 P.17 講師:川田 綾子 氏 (患者・家族と医療をつなぐNPO法人「架け橋」 副理事長) 5 閉会 <参考資料> 横浜市医療安全メールマガジンのご案内 横浜市医療安全支援センターのご案内

(3)

医療安全相談窓口に寄せられた

相談事例と対応

~相談窓口に寄せられるよくある相談~

横浜市健康福祉局医療安全課 北川 寛直 2016.2.25 第3回医療安全研修会 於 関内ホール

本日の内容

1.横浜市医療安全相談窓口の紹介と現況

2.

相談事例の提示

3.まとめ

(4)

横浜市医療安全相談窓口

医療法第6条の13に規定する「医療安全支援 センター」としての相談窓口 開設は平成16年7月20日 患者・市民からの相談や苦情に対応します。 医療機関からの相談もお受けします。 解決への糸口を探すお手伝いをします。 中立的な立場から、患者・家族と医療機関との 信頼関係の構築を支援します。

こんな時には、お気軽にご相談を

○ 医療のことで、どこに問い合わせたらいいかわからない ○ 医療に関し疑問や不安があるけど、医師には相談しにくい ○ 医療機関の職員の対応や接遇が気になる ○ 近くの医療機関を教えてほしい ■ 相談時間は原則として30分以内とさせていただきます。 ■ 横浜市内の医療機関に関することが対象となります。 ■ ご相談の内容によっては、専門機関をご紹介します。 ■ 医療行為における過失や因果関係の有無、医療機関の責任の 有無の判断は できません。 ■ 医療機関との紛争の仲介や調停はしません。 ■ 現在の症状に関する疾病名等の診断はできません。

(5)

相談件数の推移(年度別)

相談件数は、年間約5千件。ここ4年間はほぼ横ばい 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000

相談者と患者との関係性

3366 1334 343 3416 1436 335 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 本人 家族 その他

25年度

26年度

(6)

相談事例より

~相談窓口に寄せられるよくある相談~

相談事例

ここからは、

具体的な相談事例を

提示します。

(もちろん守秘義務に留意し、改編済)

(7)

事例1:アメニティセットの件

相談事例

母の入院時、1日

¥4000

弱の

アメニティセットの契約をしなければ

入院をさせないと言われた。

病院側に交渉をしても、

法の範囲内

であると言われ、困っている。

支払いに難色を示したところ、

「別の病院という選択ができます」

と病院側から言い返された。

(8)

相談窓口の対応

「費用は

妥当適切なもの

で」と

いう厚労省の通知

には一文があり、

基本的には医療機関が決めること

とされている。

1日¥4000弱のアメニティ

セットというのはかなり高額。

医療従事者が集まる会合などで、

事例として伝達したいと伝えた。

ポイント

同様の事例が

約20件/年

あった。

関係団体職員(消費者センター)

からの問い合わせもあった。

各医療機関でも周知・説明の仕方

をご検討願いたい。

(9)

事例2:インプラント治療の件

相談事例

80代後半の親

の歯科治療について

今まで保険適用内で義歯を何度か

作製したが、

食べづらいとのことで、

歯科医と相談。

インプラントの説明

を受け、本人は

良いことばかりを聞き、100万円

近くかけてやりたいと考えている。

年齢や持病を考えると、家族として

悩んでいる。

(10)

相談窓口の対応

異物が口腔内に入ること

を考えれば、

義歯では違和感が全部なくなると

いうことではないことを説明。

インプラントの

メリット

デメリット

に関して

現在通院中の歯科医師から、

詳しく説明してもらうことを提案。

ポイント

インプラント治療

に関する相談・

苦情は

非常に多い

医療機関、患者・家族ともに

事前・事後の丁寧な説明及び

その相互理解が

重要。

(11)

事例3:入院保証人の件

相談事例

入院するときに

保証人

を立てろと

言われるが、親は80代と高齢で

頼ることが出来ない

親族とも疎遠だし、近所の人にも

頼みづらい。

病気自体も心配だが何より

保証人

を探すことが心配。

(12)

相談窓口の対応

現状、入院する予定はないが、

将来的な話

で尋ねたとのこと。

実際に入院した時に、病院の

患者相談窓口

SW

に相談する

手段があることを伝えた。

ポイント

高齢世帯・独居世帯

増えている中で、

頼れる人がいないという人を

ケアできるようなサポートが

求められている。

(13)

事例4:薬局にて

相談事例

子供が小児科で感冒の診断。

薬局がラベルを

張り間違え

て、誤った

量を服用。

薬局に言ったところ「ただのラベル

間違いですね。

新しいものを出します」

としか言われず、なぜこういう間違い

になったか等説明も謝罪もなかった。

倍量服用

したことで子供の身体のこと

が心配。

(14)

相談窓口の対応①

どのように間違いに気づいたのかを

尋ねると、「3日間くらい飲ませた

ところで

残りの量が違う

と思った」

とのこと。

薬局名を正確に確認してから、

担当区へ情報提供させてもらうこと

を了解いただいた。

担当区へ電話し、概要を伝えた。

相談窓口の対応②

区担当者が薬局に行き状況確認。

服用日数

が間違っていて、

服用量

は誤っていなかったとのこと。

ラベル張りの

チェック体制が不十分

であった。

薬局からの相談者への

詳しい説明

を再度お願いした。

(15)

苦情につながる道のり

不安感

更に不信に

つながる

出来事

ポイント

事例5:術後合併症の解釈

(16)

相談事例

十数年前に開腹術施行。

腸の癒着による腸閉塞を

合併

主治医から

「一生おつきあいしましょう

と言われ、下剤服用しているが、

細い排便しかなく常にお腹が張ってつらい。

患者としては

医療ミス

でこうなって

いると思っている。

相談窓口の対応

医療ミスと思っていることは、

病院には

話していないとのこと。

術後合併症

のひとつとして腸閉塞は

起こりうるものであることを一般論

として伝え、医師からの説明内容を

確認した。

医療ミスと思っている点について

は、助言を聞いて理解できた

部分が あった

とのこと。

(17)

ポイント

臨床現場では一般的に使用する

「合併症」

という用語が、

患者にとっては

「医療ミス」

「医療事故」

と同義

にとらえている

のでは?

医療用語の

意味を確認

しながらの

説明をお勧めします。

まとめ①

• 患者の

医療知識

法的解釈

は高まって

いるように思われます。

(インターネットやマスコミからの情報過多?)

医療従事者から一度に伝えられる

情報量の多さ

患者理解

とが一致せず、

時として

相互理解

が難しい場面に

遭遇します。

(18)

まとめ②

医療界の認識

営利追求と公共性のバランス、 インシデント・

合併症の蓋然性など)と

患者・家族の心情

が相反するという場面

も出て来ているかもしれません。

これらの事例を

提示させて頂いたうえで、

第2部へおつなぎしたいと思います。

ご清聴ありがとうございました!

(19)

「医療事故」患者・家族の立場から

講師:川田 綾子 氏

(20)

<講師略歴> 川田綾子 NPO 法人架け橋 副理事長 (本職)まちづくりコンサルタント・技術士(都市及び地方計画) 2003 年 大学病院での心臓手術直後に母を亡くす。 2005 年 第三者機関として設置された心臓手術調査委員会により、術者の技量や診療科の体制 に問題があったことが指摘された。 同じ執刀医による手術で連続して亡くなった遺族らと「医療安全の 10 箇条」を当該病 院へ要望提案。 現在も病院と関わりを持ち続ける。 (読売新聞社会部「大学病院でなぜ心臓は止まったのか」(中公新書ラクレ)に 2006 年 まとめられた。)

(21)

患者・家族と医療をつなぐNPO法人架け橋 副理事長 医療の良心を守る市民の会 事務局 川田 綾子

横浜市医療安全研修会

2016年2月25日

「大学病院でなぜ 心臓は止まったのか」 (読売新聞社会部 中公新書ラクレ2006年)

「医療事故」患者・家族の立場から

なぜを知りたい遺族の思い

-心臓手術連続死亡事故調査から10年-

1

1 事故の経緯

2 原因究明

3 当事者の願い

4 医療法改正-医療事故調査制度の課題

(22)

2

検査入院のつもりが

2003年3月初め 母(当時68歳)

かかりつけ医の紹介で東京医科大学病院へ検査入院。

第二外科から、心臓の冠動脈バイパス手術と僧帽弁置換

同時手術が勧められた。

急な展開に戸惑うも、担当医の

「手術成績はすべて病院

のHPで公表しています」

の言葉に、信頼しきって、

母を手術へ向かわせた。(2003年3月31日手術)

事故の経緯 3

検査中の母の手記より

„ 3月20日(木) 胸の造影カメラのむ とても苦しかった。 今までで最高の痛さ苦しみ もういやだ。 „ 3月21日(金) 機械を全部はずす 今日はお彼岸なので院内も静か お父さん、娘がみえる。やはり娘はいいものだ „ 3月22日(土) 寒い一日 息子が夕方みえる。あの子も過労のためかこの間 入院していたとか あまり無理してほしくない „ 3月27日(木) だんだんせまって来る術前 不安な気持ちにさいなまれる S先生より(執刀医)説明あり 事故の経緯

(23)

4

24時間に及ぶ手術

2003年3月31日 朝

手術着の母の背中を見送りながら、不安な気持ちを

見せないように「またね!」と声をかけた。

これが最後のお別れになってしまった。

当初7時間で済むと言われていた手術は、

「出血が止まらない」

という説明で、午前2時までかかる。

午前3時に再び出血、開胸、

手術終了の知らせは、翌日午前9時となった。

事故の経緯 5

大きな不信感

理解できない説明

・心臓が豆腐のようにもろくなり針が通らない

・感染症の疑いが出た。

・咳で、バイパスをつないだ箇所でないところに穴が

あいたようだ。

・初めての事態でなぜ切れたのか分からない。

・輸血用血液が間に合わず、脳死の可能性が極めて高

事故の経緯

(24)

6

思いがけない訪問者

2002年10月~2003年3月

東京医大病院において同一医師による弁置換術3例実施

→いずれも死亡

2004年1月 4例目の弁置換術 →死亡

1年後に知る事実

患者

最初の手術

死亡日

女性 71歳

2002.10.31

2003.1.22

女性 81歳

2003.1.16

2003.1.25

川田弥生 68歳

2003.3.31

2003.4.14

男性 67歳

2004.1.22

2004.2.27

事故の経緯 7

究明チームの結成

母は第三の犠牲者だった

母は第三の犠牲者だった

やっぱり

やっぱり

という気持ち

これ以上の犠牲者を止めなければ

弁護団、記者、遺族、協力医

事故の経緯

(25)

証拠保全と

社会告知

2004年12月10日 証拠保全

2004年12月11日 読売新聞報道

同一医師による

心臓弁手術で連続死亡

8 患者 最初の手術 死亡日 女性 71歳 2002.10.31 2003.1.22 女性 81歳 2003.1.16 2003.1.25 川田弥生 68歳 2003.3.31 2003.4.14 男性 67歳 2004.1.22 2004.2.27 事故の経緯 9 2004.12.18付 読売新聞 事故の経緯

(26)

10

1 事故の経緯

2 原因究明

3 当事者の願い

4 医療法改正-医療事故調査制度の課題

5 患者サポート体制の支援

11 原因究明

原因究明(2つの事故調査)

院内事故調査 と外部調査委員会

12月10日 証拠保全実施 12月11日 新聞報道、遺族記者会見 12月14日 病院側記者会見「事故ではなく合併症」 12月15日 病院長、心臓血管外科学会・胸部外科学会に 委員長の推薦を依頼 12月22日 両学会、古瀬彰委員長(当時JR東京総合病院 院長)を推薦

(27)

12

報道直後、院内に調査委員会設置

同時に院外第三者委員会も設置

当時第

2外科の主任教授は死亡例

のあった期間、当委員会の委員長、

院内安全管理の総責任者

しかし報告は一切なし

機能しなかった

リスクマネジメント委員会

院内

調査委員会設置

原因究明

調査の検証①

院内

事故調査

13

2004年12月11発表)

報道向け

„

心臓弁置換手術4件に関して、執刀医をはじめとする

医療チームは

医療過誤という認識はなく

、当院安全管理

部門への報告はありません。

„

従って、所轄官庁、所轄警察への届け出も行っていませ

ん。

機能しなかったリスクマネジメント委員会

原因究明

(28)

調査の検証②

外部

事故調査

14

2005年3月30公表) <3例目の場合>

„

難しく不可解な術式

不要なバイパス手術

がもたらし

長時間の手術と大量出血

→本来なら僧帽弁形成術がふさわしい(

当該執刀医は

経験ゼロ

)/オフポンプの状態で心臓の脱転による左

室破裂の可能性大/人口弁のサイジングミス/

事前の

インフォームドコンセントなし

、出血原因に対する

家族への説明なし

„

冠状動脈バイパス手術は中程度の経験を有する外科医

に、僧帽弁形成術は高度の経験を有する外科医に委ね

ることが妥当である。

日本心臓血管外科学会・日本胸部外科学会に委員長の推薦依頼

原因究明

調査の検証③

調査委員会提言

15

外部

調査委員会による提言(抜粋)>

今回のおおきな問題のひとつとして、指導責任者であ

る診療科長が状況を知りつつ、

引き続きトレーニング

のために手術経験を積ませたこと

が挙げられる。(中

略)高度な手術を、

適切な指導者のいない状態で

、し

かも

連続して生じた死亡例

にもかかわらず、敢えて実

原因究明

(29)

16

1 事故の経緯

2 原因究明

3 当事者の願い

4 医療法改正-医療事故調査制度の課題

5 患者サポート体制の支援

17

いっしょに考えていただきたいテーマ

なぜ患者・家族は不信感が募っていくの?

なぜ患者・家族も医療従事者も傷つくの?

大学病院という大きな組織を動かすには?

声なき声を社会に届ける手段とは?

裁判で解決できること・できないこと

当事者の願い

(30)

18

医療者への不信はなぜつのるのか

-川田の事例から

事前の説明と異なる経過

「7時間程度で済む手術です」 「当院の死亡例はHPに出していますので見てください」

直後の理解できない説明

「心臓が豆腐のようにもろくなり針が通らない」 「初めての事態でなぜなのか分からない」 「感染症の疑いが出たようだ」 「脳死の可能性が極めて高いが心臓はしっかり動いている

事態発覚後の弁明

「事故という認識はなく合併症が続いた」 「医療過誤という認識はなく安全管理部門への報告はない」 「家族からの質問や問い合わせは当初よりない」 「過去の死亡例について、再手術後の死亡は含んでいないなど、 病院側資料の意図的な工作」 当事者の願い 19

「東京医科大学への提案10箇条」

1. 「医療事故メモリアルデー」を決め、毎年シンポジウムを行う 2. 第三者を含む安全管理室を設置する 3. 患者や家族が相談できる『医療事故等相談室』を設け、安全管理体制 整備の報告を行う 4. 治療方法の選択等を相談できる『患者コーディネーター』を配置する 5. 客観的な数値データに基づくリスクの十分な説明と同意を徹底し、他 病院とも連携してセカンドオピニオンを聞ける環境を整える 6. 学会への全症例登録の徹底 7. 医療安全管理講座を設置し、医療事故被害者等を講師として招聘する 当事者の願い

(31)

医療安全の誓いの碑

20

医療安全の誓い

命の尊さを心に刻み東京医科大学病院における

過去の重大な医療事故を再び生じさせることの

ないよう より安全な医療の提供に向けて最善の

努力を重ねていくことをここに誓う

平成

26年8月

当事者の願い

当事者の気持ちの変化

絶望→病院への不信→あきらめ

原因究明への働きかけ

事件性や犯人追及ではなく、

“なぜ”を知りたい

医療への信頼回帰=共に歩み続ける

21

再発防止への願い・悲劇を繰り返さない

関わり合い・語り続けること・見守り続

けること・使命・未来への継承

真相究明があって再発防止につながる

当事者の願い

(32)

22

2015年5月東京地裁第2回公判、6月8日第3回公判

国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)

造影剤(ウログラフイン60%注射液)の誤投与事故

業務上過失致死罪に問われた整形外科医:

後悔と謝罪の言葉、社会に貢献したい(涙ながらの心境)

診療科長:「我々にも至らない点があった」

病院の医療安全管理体制に問題があったことを認めた。

遺族(患者の息子達):「医師としての資格に欠ける」

「医師を辞めてもらいたい」等、整形外科医

個人の責任を強く追及、厳罰を求める。

個人責任を問う遺族もいる?

2015.5.25 m3.com記事より 当事者の願い 23

ヒューマンエラーを回避できる可能性

当事者の願い

(33)

24

1 事故の経緯

2 原因究明

3 当事者の願い

4 医療法改正-医療事故調査制度の課題

5 患者サポート体制の支援

医療事故調査機関に関する経緯

1999年1月 横浜市立大学附属病院患者取り違え事故, 2月 都立広尾病院事件など 2004年9月 日本医学会加盟の主な19学会の共同声明 2005年9月 診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業開始 2008年6月 厚生労働省「医療安全調査委員会設置法案(大綱案)」 2009年1月 産科医療補償制度運用開始 2012年2月~厚生労働省「医療事故に係る調査の仕組み等の 2013年5月 あり方に関する検討部会」 (2012年10月 消費者安全調査委員会設置) 2014年6月18日 医療・介護総合法改正

医療事故に関する経緯

1995年4月 医療事故調査会発足 1995年7月 日本医療機能評価機構設立 1999年までに 数々の市民団体が設立 25 医療事故調査制度の課題

(34)

医療機関 医療事故調査等 支援団体 院内調査 医 療 事 故 調 査 支 援 日本医療安全調 査 機構 26 医療事故調査制度の課題

医療事故調査制度における調査の流れ

【医療事故調査・支援センター資料】 27 医療事故調査制度の課題

現行制度の課題

(「患者の視点で医療安全を考える連絡協議会」の見解)

①事故調の対象になるかどうかの判断を医療機関の管理者が

恣意的に「事故ではない」と判断しないか。

②患者側が相談できる窓口がない。

③院内の事故調査結果を医療機関が説明する際、書面ではなく、

口頭でも良いとしている。

医療に起因し、又は起因する と疑われる死亡又は死産

(35)

28 医療事故調査制度の課題

次の医療法改正に向けた動き

<大学病院におけるガバナンス強化>

特定機能病院に「監査委員会」設置義務化

内部通報窓口機能を義務化

29

1 事故の経緯

2 原因究明

3 当事者の願い

4 医療法改正-医療事故調査制度の課題

(36)

○医療者と患者・家族間の信頼関係の構築を目的とし、

コミュニケーション・対話を促進するために、

医療者への支援と啓発を提供します。

○医療事故に遭遇した患者・家族の心情から学び、

今後の医療安全の質と向上に寄与します。

○医療事故の被害者及び関係者が、医療事故後の信頼

関係回復に向けた対話の重要性について、広く医療

従事者と一般市民が共に考える機会を提供します。

患者・家族と医療を

つなぐ

NPO法人「架け橋」

患者・家族と医療をつなぐNPO法人 架け橋:http://www.kakehashi-npo.com/ <経緯> 2006年5月:新葛飾病院にて職員間の対話促進を目的に研究会を開始 2008年9月:院外へも広げる必要性から、「架け橋~患者・家族との信頼関係を つなぐ対話研究会」として研修活動を拡大 2011年 院内患者支援員養成研修を東京・大阪・札幌で実施 2012年4月 医療対話推進者要請研修などの教育事業を柱に、 NPO法人設立 同年 診療報酬改定で患者サポート体制充実加算が新設 30

(患者サポート体制充実加算:平成24年4月~)

Ⅰ. 医療対話推進者の業務指針

1.医療機関における医療対話推進者の位置付け

医療対話推進者は、各医療機関の管理者から

患者・

家族支援体制の調整と対話促進の役割

を果たす者と

して権限が委譲され、管理者の指示に基づき、医療

安全管理者、医療各部門、事務関係部門と連携し、

患者サポート体制の充実

患者・家族と医療をつなぐNPO法人架け橋 31

(37)

1.

傷ついた気持ちに寄り添う

医療事故が起きると、患者・家族も医療者も深く傷つく。 関係者の気持ちに最大限配慮することを大切にする。

2.

関係者の話を聴き、いっしょに考える

関係者の思いを理解するため「聴く」に徹することからはじめる。 そのうえで患者・家族、医療者を支え、提案やアドバイスをする のではなく、これからどうしていくかをいっしょに考えていく。

3. 患者・家族・医療者を心から尊重する

患者・家族、医療者の気持ちを心から尊重し、それを理解しよう とすることが大切。患者・家族、医療者の感情をコントロール してはならない。そのためのスキルトレーニングは必要だが、 マニュアル的スキル(聴く技術・言い換えの技術 )に終わって はならない。

医療対話推進者の心得

患者・家族と医療をつなぐNPO法人架け橋 32

4. 肩代わりするのではなく、向き合うことを支える

代わりに謝罪するなど、「当事者の代行」はしない。 患者・家族、医療者自身が自分たちで向き合えるように支え、環境 の整備をする。

5. 公平性・中立性を超える

中立性という指標は、患者・家族と医療者との信頼性を得るための ものだが、病院職員という立場は「公平・中立」には見えないことが ある。傷ついている人に対して、ときには一方に寄り添うことで、 信頼関係をつくる必要もある。

6. 医療事故分析の調査には、携わらないが連携する

医療事故分析の調査には直接携わらないが、適切な連携が必要である。

医療対話推進者の心得

患者・家族と医療をつなぐNPO法人架け橋 33

(38)

<架け橋が行う「医療対話推進者研修」の特色> 1.平成25年3月21日厚生労働省保険局医療課が疑義解釈(※注参照)示す要 件に沿った研修である。 2.患者家族(事故の被害者家族)の立場に立つものが、研修の企画運営にかか わることで、より医療者患者家族間の説明と対話の文化の醸成に資するもの となっている。 3.研修では、実際の事例を基に事例検討会を行うことで、学びを実際の行動に 結びつけることができ、実践的な内容となっている。 <主な研修内容> ・医療安全の基礎知識・日常診察における医師の立場と心情 ・医療事故に遭遇した患者・家族の心情 ・医療事故に遭遇した医療者の心情 ・患者・家族と医療従事者間での信頼関係を構築するための 情報共有のあり方やコミュニケーション能力の向上 ・患者・家族のより良い自己決定に資するインフォームド・ コンセントに関する基礎的知識 ・患者権利擁護の基礎知識 ・事例検討会・実務演習 等

NPO法人架け橋医療対話推進者研修要綱

患者・家族と医療をつなぐNPO法人架け橋 34

2016年度医療対話推進者研修

東京 :4月29日(祝)・30日(土)・5月1日(日)

大阪 :7月16日(土)、17日(日)、18日(祝)

名古屋:9月17日(土)、18日(日)、19日(祝)

限りない想像力を持ち続ける

“自分の家族ならば…”

医療現場で迷ったときに

立ち止まって考えてほしい

1枚のカルテの裏側に、

それぞれの人生の軌跡があることを、

(39)

横浜市医療安全

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配信する主な内容は

▽ 医療安全相談窓口に寄せられた相談事例の紹介 ▽ 参考となる医療安全の取り組み事例

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◆ 患 者 と 医 療 従 事 者 と の よ り よ い 関 係 づ く り の た め ◆ 医 療 機 関 の 安 心 ・ 安 全 な 医 療 の 確 保 と 患 者 サ ー ビ ス 向 上 の た め ◆ 診 療 に よ る 患 者 ・ 市 民 の 意 識 啓 発 の た め 以 下 の よ う な 取 り 組 み を し て い ま す 。 ◆市 民 向 け出 前 講 座 ◆ 「 上 手 な 医 療 の か か り 方 」 や 医 療 に 関 す る 知 識 の 啓 発 を 目 的 に出 前 講 座 を開 催 しています ◆医 療 安 全 研 修 会 ◆ 医 療 従 事 者 向 けに研 修 会 を開 催 しています(過 去 の研 修 会 資 料 も HPに掲 載 しています) ◆医 療 安 全 相 談 窓 口 ◆ 患 者 ・市 民 からの医 療 に関 する相 談 等 に応 じ、 問 題 解 決 へのお手 伝 いをしています(よくある相 談 事 例 などがHPでご覧 いただけます) ◆医 療 安 全 情 報 の提 供 ◆ 厚 生 労 働 省 通 知 をはじめ、医 療 機 関 にお ける医 療 安 全 の取 り組 みに必 要 な情 報 を 随 時 提 供 しています ◆メルマガの配 信 ◆ 医 療 従 事 者 向 け に 、 医 療 安 全 研 修 会 の お 知 らせや相 談 事 例 の紹 介 など、医 療 安 全 に 関 する情 報 をメールで配 信 しています ◆医 療 安 全 推 進 協 議 会 ◆ 市 域 の 医 療 安 全 推 進 の た め の 方 策 等 を 検 討 するため、協 議 会 を設 置 しています ◆患 者 啓 発 リーフレット◆ 患 者 さんとお医 者 さんとのより良 い関 係 づくりのためのリーフレット『お医 者 さん への上 手 なかかり方 』を作 成 しています

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参照

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