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漏水 のあ る トンネル 内舗装 への排水性舗 装 の適用

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Academic year: 2022

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(1)【土 木 学 会 舗 装 工 学 論 文 集. 第3巻1998年12月. 】. 漏水 のあ る トンネル 内舗装 への排水性舗 装 の適用 阿部 1. 2. 正会 員. 工博. 正会員. 工修. 3. 正会員. 工修. 忠 行1・ 廣 島. 実2・ 峰 岸. 順 一3. 東 京 都 土 木 技 術 研 究 所 技 術 部(〒136.0075東. 京 都江 東 区 新砂1‑9‑15). 同 東 京 都 建 設 局 道路 管 理 部(〒163‑8001東. 京 都 新宿 区西 新 宿2‑8‑1). ア ンダ ー パ ス 形 式 の道 路 トン ネル にお いて は 、一 般 に 開削 工 法 によ る コ ンク リー トの ボ ッ ク スカ ル バ ー ト 形 式 が 採 用 さ れ る が 、 近接 施 工 や 超 軟 弱 地 盤 な ど種 々 の理 由か ら躯 体 に ひ び われ が 発 生 し、底 版 か ら の漏 水 を 防 止 し得 な い ま ま舗 装 を舗 設 しな けれ ばな らな い事 例 が 少 な くな い.こ. こで報 告 す る事 例 も、 超 軟 弱 地 盤. 上 に 、 様 々 な制 約 下 の 中で 建 設 され た トンネ ル で 底 版 に発 生 した ひ び わ れ か らの漏 水 を前 提 と して 舗 装 構 造 を検 討 した も の で あ る.舗 装 下 面 か ら の浸 水 に対 す る アス フ ァル ト混 合物 の は く離 抵 抗 性 と底 版 の ひ び わ れ の進 行 に伴 う リフ レク シ ョ ン ク ラ ッ ク抑 制 を考 慮 して 排 水 性 舗 装 を用 い た舗 装 構 造 と した .供 用 後5年 間 に わ た る追 跡 調 査 の結 果 か ら、 本 工 法 の 有 効 性 が 確 認 され た.. Key Words : tunnel pavement,asphalt mixture for drainage pavement, rolled asphalt mixture, reflective cracking,. 1.は. じめ に. レ ク シ ョン ク ラ ッ ク の低 減 な ど を 目標 課 題 と して検 討 した.そ の結 果 、 底 版 か らの漏 水 は下 層 に 設 け た. 東京 都 にお いて 主 要 幹 線 道 路 が 交 差 す る 箇所 で は 、. 排 水 層 を通 して 流 下 させ 、 底 版 の変 形 に よ る リ フ レ. 立 体 交 差 が 約300ヶ 所 で 計 画 され て お り、 そ の構 造. ク シ ョ ン ク ラ ッ ク に対 して は 開粒 度 ア ス フ ァル ト混. 形 式 は 沿 道 環 境 保 全 あ る い は交 通 規 制 の 関係 か らア. 合 物 によ って 低 減 を図 る 舗 装 構 造 を採 用 した.こ こ. ンダ ー パ ス 形 式 の 事 例 が 多 くな って い る.一 般 に 開. で は 、 そ の 舗 装 構 造 と材 料 の 検 討 経 緯 、 舗 設 結 果 お. 削 工法 に よ る コ ン ク リー トの ボ ッ クス カル バ ー ト形. よ び 供 用 後5年 間 の追 跡 調 査 結 果 につ いて 報 告 す る.. 式 が採 用 さ れ る が 、 この よ うな 道 路 トン ネル にお い て は、 近 接 施 工 や超 軟 弱 地 盤 な ど種 々 の理 由か ら躯. 2.対. 象箇所の概要. 体 にひ び わ れ が発 生 し、 底 版 か らの 漏 水 を防 止 し得 な い ま ま舗 装 を舗 設 しな け れ ば な らな い事 例 が 少 な くな い.. 今 回対 象 と した トンネル は 海浜 の埋 め 立 て 地 域 内 の超 軟 弱 な地 盤 上 に構 築 され 、構 築 後 も地 盤 の 不 同. こ こで 報 告 す る事 例 も、超 軟 弱 地 盤 上 に、 様 々 な 制 約 下 の 中で 建 設 され た トン ネル で底 版 に発 生 した. 沈 下 な ど に よ り躯 体 にひ び わ れ が 発 生 して い た.な. ひ び わ れ か らの漏 水 を前 提 と して 舗 装 構 造 を検 討 し. お 、 トンネ ル の 躯 体 断 面 は 、二 連 式 ボ ック ス カ ル バ ー ト形 式 で あ り、 断 面 寸 法 は 図‑1に 示 す とお りで あ. た もの で あ る.ト ンネ ル 内 の舗 装 は 、維 持修 繕 を 出. る.. 来 る 限 り少 な く、 か つ 安 全 性 の確 保 や 視 認性 の 向 上 を 図 る とい う面 か ら一 般 に はセ メ ン トコ ンク リー ト. 3.舗. 装 構 造検 討 上 の諸 条 件. 舗 装や 半 た わ み 性舗 装 が 採 用 され る こ と が多 い1)2). しか し、本 事 例 の トンネ ル 内 の 舗 装 は、 底 版 に新 た な ひ びわ れ の発 生 と漏 水 補修 箇 所 か らの漏 水 が あ り. (1)交通 条 件 新 規 路線 で あ り推定 交 通 量 は、41,000台/日. 得 る と い う条 件 が付 加 され て い る3).そ の た め 、 舗. 方 向 で 、大 型車 混 入 率 は約20%と. 装 構 造 を決 定 す る に あ た っ て 、底 版 の 変 形 へ の追 随. 車 交 通 量 は4,100台/日. 性 、 底 版 か らの漏 水 に対 す る対 応 、 底 版 か らの リブ. と して は 、交 通 量 区分Dで あ っ た.. ―253―. ・2. 推 定 した.大 型. ・1方 向 で あ り、 交 通 条 件.

(2) (4)線 形 条 件 線 形 条 件 は 、 平 面 的 にR=500mとR=350mのS字 曲 線 状 と な っ て お り 、 縦 断 形 状 は 図‑2に 示 す よ う に 抗 口 よ り5%〜0.3%〜2%と. な っ て い た.舗. 装路. 面 の 横 断 勾 配 は 、 各 点 で 変 化 し て お り 、 カ ン トの 部 分 で は4%程 た.車. 度 の 横 断勾 配 とな って い る箇 所 が あ っ. 道 の 幅 員 は 、65m(3.25m+3.25m)×2方. 向. で あ る. 図‑1ト. ン ネ ル 躯 体 断 面(単. 位mm). 図‑2ト. ン ネル 縦 断 図お よ び経 年沈 下量. 4.舗. 装構造の検討. (2)路 床 条 件 路 床 条 件 と し て は 、 コ ン ク リ ー トス ラ ブ 上 の 舗 装 と な る.た. (1)舗 装 構 造 選 定 の フ ロ ー 舗 装 構造 の選 定 に あた って 考 慮 した 事 項 は、 以 下. だ し 、 コ ン ク リ ー トス ラ ブ で あ る 底 版 に. は、 ひ び わ れ が あ り、 一 部 に 漏 水 が あ る こ と を考 慮. に示 す とお りで あ る.. す る 必 要 が あ っ た.. a)諸 条 件 の 設 定 諸 条 件 は 、対 象 構造 物 の現 状 把 握 、 問題 点 の抽 出 お よ び 各 問題 点 の 対 応 策 に つ いて 検 討 を行 っ て設 定. (3)環境 条 件. した.. 温 度 条 件 は トンネ ル 内で あ り、夏 期 に於 い て もそ. 構 造 面 か ら考 慮 す べ き条 件 は次 の とお りで あ っ た. ・厚 さ180cmの コ ン ク リー トス ラ ブ 上 の舗 装 で 、. れ ほ ど高温 にな る こ とが な いた め塑 性 流 動 に よ る 変 形 に は有 利 な 条 件 で あ っ た.し か し、漏 水 の 水 質 は 、 海水 の1/3程 度 の 塩 分 濃 度 とな って お り鉄 筋 の腐 食. コ ン ク リー トス ラ ブ に は ひ び わ れ の発 生 が 認 め られ. し易 い 条 件 とな って い た.. る. ・不 同沈 下 によ り生 じた 凹 凸 を縦 断 線 形 で 緩 和 す る. ― 254―.

(3) 図‑3舗. 装 厚 の 変化. 図‑4舗. 装 断面. こ と と、 曲線 部 にカ ン トを 設 け る た め舗 装厚 さ が縦. 腐 食 が 懸 念 さ れ る こ と と、 舗 装 厚 さが 変 化 す る た め. 横 断 の各 位 置 で変 化 す る(図‑3参 ・建 築 限 界 の4 .7mを 確 保 す る.. 以 上 の検 討 結 果 か らア ス フ ァル ト舗 装 を採 用 す る こ. に最 小 版 厚 さの 確 保 が 難 し いた め に不 採 用 と し た.. 照).. ・底 版 の変 形 が進 行 中 で あ る .. と と した.. 機 能 面 か ら考 慮 す べ き条 件 は次 の とお りで あ っ た. ・走 行 車 両 の安 全 性 を確 保 す る た め路 面 の輝 度 を確. c)漏 水 、 滞水 対 策 躯 体 の ひ び わ れ か らの漏 水 に対 して は 、 止 水 あ る い は 導 水 工 法 によ って 処 置 す るが 、 舗 装 工 事 完 了後. 保 し視 認 性 の 向 上 を 図 る. ・一 部 、5%の 縦 断勾 配 が あ る た め す べ りに対 す る. 新 た に発 生 す る ひ び わ れ や 底 版 に生 じて い る. 安 全 性 を確 保 す る. ・路 面 のわ だ ち掘 れ や 縦 断 凹 凸 な どの機 能 的 破 損 の. 0.25mm以. 発 生 を 出来 る 限 り防止 す る.. d)ア ス フ ァル ト舗 装 で の 検 討 事項. 環 境 面 か ら考 慮 す べ き条 件 は次 の とお りで あ る. ・躯 体 の大 部 分 が,下 水 位 以下 に あ る た め頂 版 部 、 側 壁 部 、 底 版 部 の ひ びわ れ か らの漏 水 が懸 念 さ れ る. ・漏 水 の水 質 は 、海 水 の1/3程 度 の塩 分 濃 度 と な っ て お り鉄 筋 の腐 食 し易 い環 境 に あ っ た. ・火 災 時 の安 全 性 の確 保 が 重要 で あ っ た .. 下 のひ び わ れ か らの漏 水 に対 処 す る こ と. が 舗 装 構 造 の検 討 の 条 件 とな った. ア ス フ ァル ト舗 装 を選 択 す る上 で の 検 討 事 項 は次 の とお りで あ っ た. ・有 限 要 素 法 によ る底 版 と舗 装 との 付 着 性 に伴 う応 力発 生 の 相 違 の 検 討. ・底 版 か らの 漏 水 に対 し、 耐 は く離 性 の高 い材 料 選 択 の検 討. ・底 版 か らの 漏 水 を排 水 可 能 とす る工 法 の検 討 .. b)ト ンネ ル 内舗 装 に要 求 され る性 能 と工 法 トンネ ル 内舗 装 に要 求 さ れ る 主 な性 能 は次 の とお. ・底 版 の ク ラ ッ ク に起 因す る リフ レク シ ョン ク ラ ッ. りで あ る. ・補 修 工 事 が 困難 な た め供 用 寿 命 が長 く、か つ メ ン. ク の 抑 制 に関 す る検 討. ・路 面 の 視 認 性 を高 め る表 層 の検 討 .. テ ナ ンス フ リー で あ る こ と. ・路 面 が 明 る く走 行 車 両 の視 認 性 が 良好 な こ と.. (2)舗 装 構 造 と材 料 の 検 討. ・漏 水 な ど に よ る は く離 作 用 に対 して抵 抗 性 が 大 き. a)舗 装 構 造. い こ と. ・火 災 時 を考 慮 して 、不 燃 性 で あ る こ と.. る た め 各 位 置 に よ って 変 化 す る.舗 装 厚 は最 大 値. 舗 装 厚 は、 平 面 線 形 上 曲線 が あ り、 カ ン トを つ け. これ らの諸 条 件 を考 慮 した場 合 、 一般 的 に は セ メ. 64cm、 最 小値 は30cm、 平 均 約45cmで. あ った(図‑. ン トコ ン ク リー ト系舗 装 が採 用 さ れ る こ とが 多 い.. 3).コ. しか し、 こ こで の舗 装 構 造 の選 定 に 当 た っ て は 軟 弱. て参 考 とな る類 似 構 造 物 と して は、 コ ン ク リー ト床. 地 盤 に起 因す る圧 密 沈 下 と不 同沈 下 に伴 う躯 体 の 変. 版 上 の 橋 面 舗 装 が あ げ られ るが 舗 装 厚 が 大 き く異 な. 形 へ の 追 随 性 や リフ レク シ ョ ンク ラ ック の低 減 を第 一 目標 と した .同 時 に この よ うな こ とか ら、 一 般 的. る の で 準 拠 す る こ とは 出来 な い.舗 装 構 造 の基 本 的 考 え 方 は 、水 を排 水 可 能 とす る工 法 と い う観 点 か ら. な コ ン ク リー ト舗 装 や 半 た わ み性 舗 装 で は 早 期 にひ. 底 版 上 に排 水 層 を5cm設. び わ れ の発 生 が懸 念 され そ の 際 の 補修 工 法 が 困 難 で. 基 層 は、 一 般 部 の最 小厚 さ15cmを. 確保す る ことと. あ り不 採 用 と した.ま た 、 連続 鉄 筋 コ ンク リー トや. した.な お 、 表 層 ・基 層厚15cm確. 保 す る こ とは 、. プ レス ト レス コ ン ク リー ト舗 装 の 場合 に は鉄 筋 類 の. リ フ レ ク シ ョン ク ラ ック の抑 制 に寄 与 す る こ と も配. ―255―. ン ク リー ト底 版 上 の舗 装 構 造 の決 定 に あ た っ. け る こ と と した.表 層 と.

(4) 表‑1使. 用 ア ス フ ァル トの 管 理 試験 値. *規 格 値 は 東 京 都 土 木 材 料 仕 様 書 に よ る.な. 慮 した もの で あ る.残 り10〜44cmの. お 、 改 質 アスファルトII型 は 比 較 の た め 掲 載 した .. 部 分 は レベ. リン グ層 と した. b)各 層 の 機 能 と材 料 の選 択 選 択 した標 準 断面 の 舗 装 構 造 は 図‑4に 示 す とお りで あ る.ま た 、各 層 に期 待 す る 機 能 と選 択 した 材 料 は次 の とお りで あ る. ・表 層:通 常 の表 層 の機 能 と と も に明 色 性 と耐 は く 離 性 の確 保 に重 点 をお い て 材 料 を選 択 した.ま た 、 一 部 縦 断勾 配 が5%の 箇 所 が あ る こ とか らす べ り抵 抗 の確 保 に も配 慮 した.材 料 と して は、 耐 流 動 性 お よび 耐 は く離 性を高 め た付 着 性 改 善 ア ス フ ァル トを 用 いた ホ ッ トロー ル ド混 合 物 と し、 視 認 性 向 上 の た 図‑5合. め 明 色 人 工 骨 材 を散 布 圧 入 す る 工 法 を採 用 した. ・基 層:表 層 と 同様 な 考 え方 か ら表 層 と同 一 の 付 着 性 改 善 アス フ ァル ト混 合 物(粗 粒 度)と した. ・補 強 シー ト:不 同 沈 下 が 最 も著 しい 区 間 に お い て. 成 ・非 合 成 の 応 力(FEM). 伝 播 を 応 力 緩 和 に よ り抑 制 す る 効 果 に 配 慮 し た も の. 基 層 の 補 強 と リフ レ ク シ ョ ンク ラ ック の 分 散 あ る い. で あ る. ・底 版 処 理 お よ び 接 着 層:現. は 防 止 を 目的 と して ア ス フ ァル トを含 浸 させ た 不 織. 以 上 の ひ び わ れ につ いて は 、低 弾性 タ イ プ の 日地 材. 布 を 基 層 混 合 物 の 中間 位 置 に舗 設 した. ・レベ リ ン グ層:各 位 置 で 舗 装 厚 が 変化 す る こ と、. の 充 填 工 法 に よ り止 水 を 行 っ た 。. 底 版 か らの 漏 水 の 影 響 を受 け る危 険性 が あ る こ とを. 討 し た 結 果 、 図‑5に 示 す よ う に 付 着 の な い 非 合 成 の. 考 慮 して 選 定 した.材 料 は 、付 着 性 改 善 ア ス フ ァル. 場 合 は 舗 装 下 面 に 引張 り力が 生 じひ び わ れ 発 生 の 危. トを 用 い た 瀝 青 安 定 処 理 混 合 物 と した. ・排 水 層:底 版 の ひ び わ れ 部 か らの漏 水 を あ る 程 度 許 容 す る こ と を前 提 とす る設 計条 件 か ら、漏 水 を 底. 舗 装 と 底 版 の 付 着 性 に つ い て はFEMに. 険 性 が あ る こ と が わ か っ た.こ. よ っ て検. のため、微細なひび. わ れ 補 修 と 底 版 と の 接 着 性 を 高 め る た め ゴ ム 入 りア ス フ ァ ル ト乳 剤 を タ ッ ク コ ー ト と し て 使 用 し た.. 版 の縦 断 勾 配 を利 用 して 最 深 部 ま で 流 下 させ ポ ンプ. な お 、FEM解. 排 水 す る 工 法 を採 用 した.材 料 は 、 透水 係 数 が1×. 析 は、 舗 装 の 弾性 係 数. (1961,5884N/mm2の2種)、. 10‑2cm/sec以上 で か つ は く離 抵 抗 性 が あ り安 定 度 も. 種)、. 高 く排水 性 舗 装 に用 い られ て い る 高粘 度 改 質 ア ス フ. 0.54N/mm2、. ァル ト混 合 物 と した.さ. 在 生 じ て い る0 .25mm. 接 合 状 況(合. 舗 装 厚(20,40cmの2. 成 、 非 合 成 の2種)、. 載 荷 半 径17.0cmと. 載荷荷重. した 。. らに 、 ア ス フ ァル ト被 膜 を. 5.使 用材料の仕様と管理試験結果. 厚 く して 耐久 性 を 高 め るた め に天 然 の木 材 を原 料 と す る 植 物 繊維 を添 加 した. 排水 層 お よ び レベ リ ン グ層 に比 較 的空 隙 の大 き な. (1)ア ス フ ァル トの 性 状. 材 料 を使 用 した の は 、 底 版 の変 形 に よ る ひ びわ れ の. ―256―. 表 層 ・基 層 お よび レベ リン グ 層 に用 い る 付 着 性 改.

(5) 表‑2最. 図‑6合. 適 ア ス フ ァル ト量 にお け る マー シ ャル 特 性 値. 成粒度. 図‑8光. 図‑9す. 源 の 前 方5mの. 光 再 帰性. べ り抵 抗性 測 定 結果(BPN). 性 につ いて は水 浸 マー シ ャル 試 験 を 行 っ た.図‑7か ら最 適 ア ス フ ァル ト量 を5.0%と した.最 適 ア ス フ 図‑7マ. ー シ ャ ル 特 性 値(排. ァル ト量 にお け る マー シ ャル 特 性 値 は 表‑2に 示 す と. 水 層). お りで あ る. 善 ア ス フ ァ ル ト、 排 水 性 舗 装 用 の 高 粘 度 改 質 ア ス フ. b)レ ベ リング 層 用 混 合 物 レベ リ ング層 に用 い る瀝 青 安 定 処 理 混 合 物 の合 成. ァ ル トの 性 状 は 、 表‑1に 示 す と お りで あ る.. 粒 度 は 、仕 様 書 に定 め られ た 粒 度 範 囲内 で か つ 施 工 (2)混合 物 の 配 合. 性 が 良好 な2.36mmふ. a)排 水 層 用 混 合 物 ・合 成 粒 度. 度 を 目標 と して 図‑6の 粒 度 と した.最 適 ア ス. 透水 能 を確 保 す る た め 空 隙 率 が20%以. る い 通 過 質 量 百 分 率 が35%程. フ ァル ト量 に つ いて は 、 マ ー シ ャル 試 験 の結 果 か ら 上 とな る. 4.0%と した.最 適 ア ス フ ァル ト量 にお け るマ ー シ. こ とを 目標 と して マ ー シ ャル 試 験 結 果 に よ っ て 図‑6. ャ ル特 性 値 は 表‑2に 示 す とお りで あ る.. の 合 成 粒 度 を選 定 した. ・最適 アス フ ァル ト量. c)基 層 用 混合 物 基 層 に用 いる 粗 粒 度 アス フ ァル ト混 合 物 の 合 成 粒. 最適 アス フ ァル ト量 の設 定 は、 マー シ ャル 試 験 結. 度 は 図‑6に 示 す とお りで あ る.最 適 ア ス フ ァル ト量. 果(図‑7)に よ る共 通 範 囲か ら設 定 した.は く離抵 抗. ― 257―. に つ い て は、 マ ー シ ャル 試 験 の結 果 か ら4.7%と し.

(6) 図‑10は. 図‑11曲. く 離 抵 抗 性(水 浸WT). た.最 適 ア ス フ ァル ト量 にお け るマ ー シ ャル 特 性 値. っ た.. は表‑2に 示 す とお りで あ る.. b)曲 げ 試 験. げ 強 度 と破 断 ひず み. 曲 げ 試 験 の 結 果 は 、 図‑11に 示 す とお り で あ る.曲. d)表 層 用 混 合 物 表 層 に用 い る ロー ル ドア ス フ ァル ト混 合 物 の 合 成. げ 破 壊 時 の 応 力 は 、 付 着 性 改 善 ア ス フ ァル トと改 質. 粒 度 は 図‑6に 示 す とお りで あ る.最 適 ア ス フ ァル ト. ア ス フ ァ ル トII型 と ほ ぼ 同 様 で あ り 、 ス ト レ ー トア. 量 につ いて は 、 マー シ ャル試 験 の 結 果 か ら7.35%と. ス フ ァ ル ト の1.3〜1.6倍. した.な お 、 視 認性 を 確 保 す る た め 明 色 骨 材 を平 均. ス ト レー トア ス フ ァル トに 比 べ て 改 質 ア ス フ ァ ル ト. 9kg/m2散 布 圧 入 した.. II型 で1.2倍. 明色 舗 装 の 視 認 性 と照 明 効 果 につ いて は光 再 帰 性. で あ っ た.排. 水 層では、. 、 高 粘 度 改 質 ア ス フ ァル トで1.4倍. 程. 度 で あ っ た.. 試 験 を 、 す べ り抵 抗 につ いて は 振 子 式 ス キ ッ トレジ. 破 断 ひ ず み も い ず れ の 層 に お い て も ス ト レー ト ア. ス タ ンス テ ス ター によ るす べ り抵 抗 試 験 を室 内 で実. ス フ ァル トよ り も 大 き な 値 を 示 し 、 変 形 抵 抗 性 の 高. 施 した.そ の 結 果 低 騒 音 、 カ ラー 舗 装 と比較 して よ. い こ と が わ か っ た.. り明 る い 舗 装 とす る こ とが で き(図‑8)、 す べ り抵抗. c)透 水 試 験 透 水 試 験 の 結 果 は 、 ア ス フ ァ ル ト量5%、. も低騒 音 、 カ ラー 舗 装 と 同程 度 で あ る こ とを確 認 し. 1.984g/cm3、 空 隙 率20.5%に. た(図‑9).. 密度. お い て5.08×. 10‑2cm/secと 目 標 値1×10‑2cm/sec以. 上 で あ っ た.. (3)混合 物 の 性 状 混合 物 の 性 状 と して 、 は く離 抵 抗 性 を検 討 す る た. 6.施. 工および管理試験結果. め に水 浸 ホ イ ー ル トラ ッキ ング試 験 、 ひ び わ れ 抵 抗 性 に つ い て は 曲 げ試 験 、排 水 層 の透 水 性 に つ いて は. (1)施 工 施 工 は 、 底 版 の 清 掃 、 タ ッ ク コ ー ト工(0.4〓/m2)、. 透 水試 験 を行 った.な お 、 比較 の た め にス トレー ト ア ス フ ァル ト40〜60と. 改 質 ア ス フ ァル トII型 を用. い た混 合 物 に つ いて も試 験 を行 っ た 。 試 験 は 舗 装 試. 排 水 層 工 、 レベ リン グ層 工 お よ び基 層 工 、 表 層 工 の 順 で 行 っ た.. 験 法便 覧 に準 拠 した.な お 、水 浸 ホ イ ー ル トラ ッキ ン グ試 験 の 荷 重 は 、0.63N/mm2と. した.. (2)温 度 管 理. a)水 浸 ホ イ ー ル トラ ッキ ング試 験. 各 ダ ン プ トラ ック の荷 下 ろ し毎 に計 測 した.基 層. 水 浸 ホ イ ー ル トラ ッキ ング 試験 の 結 果 は 、 図‑10に. お よび レベ リン グ 層 に用 い た 付 着 性 改 質 アス フ ァル. 示 す とお りで あ る.基 層 お よ び レベ リ ン グ層 にお け. トの温 度 粘 度 曲線 か ら求 め た マ ー シ ャル 混 合 温 度 は. る結 果 で は 、 付着 性 改 善 ア ス フ ァル トの は く離 率 は. 176〜181℃. ス トレー トア ス フ ァル トの 約1/10で 改 質 ア ス フ ァ. ℃ で あ っ た.ま た 、 高粘 度 改 質 アス フ ァル トは最 適. ル ト1型 の1/4程 度 で あ っ た.排 水 層 に お いて は 、. 混 合 温 度 と最 適 締 固 め温 度 を温 度 粘 度 曲線 か ら求 め. は く離率1.9%と. 、 マ ー シ ャル 締 固 め温 度 は163〜169. る と200℃ を超 え る こ とか ら、 使 用 実 績 か ら混 合 温. 高 い は く離 抵 抗 性 を示 した.改 質. アス フ ァル トII型 で は3.7時 間 、 ス トレー トア ス フ. 度170〜185℃. ァル トで は1.2時 間 で 混 合 物 が 破 壊 した こ とか ら も. これ らの温 度 と比 較 して 施 工 は、 適 切 な 温 度 管 理 が. 高 粘 度 改 質 ア ス フ ァル トの 耐 久 性 の 高 い こ とがわ か. な さ れ て い た.. ― 258―. 、締 固 め温 度145〜165℃. と した。.

(7) 表‑3追. 図‑12路. 跡 調 査 項 目一 覧. 面 性 状 調 査 の経 年 変化(内 回 り ・走 行 車 線). (3)施 工 厚 お よ び 密 度 管 理. 層6570回/mm、. 施 工 厚 お よび 密 度 管 理 は 、抜 取 り コア によ って 行. 排 水 層3200回/mmで. も 規 格 値2000回/mmを. あ り、 い ず れ. 超 え て い た.. った.い ず れ も基 準 を満 足 す る もの で あ った. 7.追. (4)動 的 安 定 度. 平 成5年9月. 施 工 管 理 の 一 環 と して行 っ た抜 取 り供 試体 の 動 的 安 定 度 の 平 均 値 は、 基 層3450回/mm、. 跡調 査. レベ リ ン グ. で の5年 あ る.. ―259―. に 供 用 を 開 始 後 、 平 成10年1月. ま. 間 の 追 跡 調 査 項 目 は 、 表‑3に 示 す とお り で.

(8) 図‑13動. 荷 重(オ. ン ボ ー ド). 図‑15FWD調. 査結果. (4)舗装 の 滞 水 状 況 調 査 舗 装 が滞 水 の影 響 を受 け て 耐 久 性 が 低 下 す る こと が 考 え られ る の で舗 装 の滞 水 状 況 調 査 を実 施 した。 調 査 は 、 レー ダー(電 磁 波)探 査 車 両 を用 い て行 っ た.滞 水 状 況 の調 査 結果 は 、 図‑14に 示 す とお りで あ 図‑14滞. 水状況推定図. る.ト ンネル の 中央 部 を 中 心 に300m程. 度の範囲で. 滞 水 して い る状 況 が推 定 され た. (1)路面 性 状 調 査 路 面性 状 調 査 は 、 わ だ ち 掘 れ 、 ひ び わ れ お よ び平 坦性 に つ い て 路 面 性 状 自動 計 測 装 置 を使 用 して 行 っ. (5)たわ み 量 調 査 舗 装 の残 存 価 値 な ど構 造 的 な 健 全 度 をFWDに. よ. た.建 築 限 界 の 制 約 の 中で 縦 断 勾 配 が 変 化 し た施 工. る たわ み量 調 査 で検 討 した.開 通 後 の交 通 量 の増 加. とな っ た こ とか ら平坦 性 の 変 化 を把 握 す る こ とが 重. お よ び滞 水 の影 響 で舗 装 の 破 損 が 生 じ る可 能 性 と舗. 要 と考 え られ た.こ の こ と につ いて は、 路 面 性 状 調. 装 の厚 さが 異 な る こ とか らた わ み 分 布 が 異 な る と考. 査 と平行 して 動 的荷 重 調 査 、 路 面 レス ポ ンス 調 査 で. え られ たた め に実 施 した.測 定 個 所 は、20mピ. も検 討 した。. チ で 全 車 線 計140力 所 、荷 重 は10tと して測 定 した 。. 調 査 結 果 は 、 図‑12に 示 す とお りで あ る.供 用 開始 後 約5年 経 過 して い る が 、 わ だ ち 掘 れ は7mm以. 下、. ッ. そ の結 果 は 、 図‑15に 示す とお りで あ った. 載 荷 板 直 下 の たわ み量 は 、 全 車 線35μmm程. 度. ひ びわ れ は ほ とん ど無 く、 平 坦 性 も2〜2.5mmと. で あ り、特 に大 き くたわ み 分 布 が 異 な って い なか っ. 良好 で 、全 て の車 線 でMCIが8.0以. た.. 上 と良好 な路. 面 状 態 を保 持 して い た. 8.ま. とめ. (2)交通 量 ・軸 重 調 査 大 型 車 交 通 量 は 、3249〜7834台/日. ・1方 向 で あ. っ た.マ ッ ト式 軸 重 計 で 測 定 した5ト ン換 算 輪 数 は 801〜1615輪/日. ・1方 向 で あ った.. 調 査 結 果 か ら得 られ た 主 な 結 論 は次 の とお りで あ る. (1)供用 開始 後 約5年 経 過 して い るが 、 わ だ ち掘 れ は7mm以. (3)動的 荷 重 調 査. 下 、 ひ び わ れ は ほ とん ど無 く、 平坦 性 も. 2〜2.5mmと. 動 的荷 重 調 査 は 、試 験 車 両 の 車 軸 にひ ず み ゲ ー ジ. 良 好 で 、 全 て の車 線 でMCIが8.0以. 上 と 良好 な 路 面 状 態 を保 持 して いた.. を設 置 した オ ンボ ー ド式 の 測 定 装置 を用 いて 動 的 な. (2)こ こで 採 用 した舗 装構 造 は 多 少 の滞 水 状 態 で あ. 荷 重 の変 動 か ら路 面や 躯 体 の 変 状 を推 測 す るた め に. って も累 積5ト ン換 算 輪 数 で300万 輪 程 度 にお いて. 行 っ た4).測 定 結 果 は 、 図‑13(前. も は く離 に よ る破 損 も発 生 せ ず 良 好 な 供 用 性 が 確 保. 輪 の測 定 例)に. 示 す とお りで あ る.ど の 車線 にお いて も、 通 常 の 良. され て い る ことが 分 か っ た.. 好 な舗 装 の荷 重 変 動 と同 様 な 傾 向 で あ り、 動 的 荷 重 の変 動 か ら見 る 限 り路 面 の変 状 は な い と考 え られ た.. 確 認 され た.. ―260―. (3)約5年 間 の追 跡 調 査 の 結 果 、 本 工 法 の 有 用 性 が.

(9) トを 敷 設 す る こ とで 対 処 した. 9.お. わ りに. 約5年 間 の追 跡 調 査 の結 果 、本 工 法 の有 用性 が 確 認 され 、 最 近 開 通 した 同種 の トン ネル に お い て も底. 本 報 文 は 、超 軟 弱地 盤 の 箇 所 で,上 構造 物 の 変 形. 版 か らの漏 水 が 余 儀 な くされ 、 同様 な舗 装 を適 用 し. に追 随 す る変 形 を余 儀 な くさ れ た 条 件 下 で設 計 され. た と こ ろで あ る.. た 鉄 筋 コ ン ク リー トの トンネ ル 内 の舗 装 に 関 す る検. な お 、 舗 装 構造 の検 討 に あ た って 日本 大 学 理 工 学. 討 で あ る.底 版 か らの漏 水 に よ る影 響 と構造 物 の 変. 部 阿 部 頼 政 教 授 に 、 ま た調 査 に あ た っ て 建 設 局道 路. 形 あ る い は底 版 に 生 じた ク ラ ック に 起 因 す る リ フ レ. 管 理 部 保 全 課 お よび 第 二 建 設 事 務 所 の担 当者 に ご協. ク シ ョン ク ラ ック の抑 制 を考 慮す る 必 要 が あ った.. 力 頂 き ま した こ と に紙 面 を借 りて 感 謝 い た しま す.. そ のた め、 検 討 に あ た っ て は漏 水 に 対 して は 混 合 物 層 内 の空 隙 に よ る排 水 、 また リ フ レ ク シ ョ ン ク ラ ッ. 参考文献. ク の抑 制 が 中 心課 題 で あ っ た.. 1). は く離 に対 して は 、 底 版 に接す る 層 に排水 性 舗 装 用 の透 水 性 の大 き な混 合 物 を 用 い る と と もに 、 レベ. 本 道 路 協 会:. 2) 日 本 道 路 公 団:. ア ス フ ァ ル ト舗 装 要 綱, 平 成4年. 設計要領. 3) 阿 部 忠 行 、 関 口 幹 夫 他:. リ ン グ層 や 基 層 に も橋 面 舗 装 用 の は く離 抵抗 性 の 高 い付 着 性 改 善 ア ス フ ァル トを 使用 した.一 方 、 リ フ. (社)日. 動 態, 平8都. 環 状 第8号. 線 羽 田 トンネ ル の. 土 木 技 研 年 報, pp. 127‑138,. 4) 阿 部 忠 行, 峰 岸 順 一:. 1996. 舗 装 設 計 にお け る動 的荷 重 の適 用. レ ク シ ョン ク ラ ック の 抑 制 に は 下 層 に開 粒度 ある い. に 関 す る 一 考 察, 土 木 学 会 第50回. は ア ス フ ァル ト処 理 混 合 物 の よ うに 空 隙 が大 き な 材. pp. 496‑497,. 年 次 学 術 講 演 会,. 1996. 料 に よ る応 力緩 和 層 を 設 け る こ と と基 層 の 間 に シー. MEASURES. AGAINST. DRAINING. PAVEMENT. Tadayuki. LEAKAGE. AT TUNNEL. BOTTOM. ABE,Minoru. HIROSHIMA,Junichi. SLAB CRACKS. BY. MINEGISHI. Generally for the purpose of minimizing maintenance and repairs and of ensuring higher safety and repairs and better visibility, cement concrete and semi-flexible pavements are used extensively for road section in tunnels. However, the tunnel,which is the subject of the present investigation, inevitably suffers from reflective cracking by differential settlement of the ground or due to other causes and from leakage at the cracks of bottom slabs because it was built on a very weak ground. Under these unfavorable conditions.,using a cement concrete pavement might result in early cracking. For this tunnnel, therefore, we investigated a pavement structure which is capable of reducing the occurrence of reflection cracks and of draining water leaking out at the bottom slab cracks. As a result, a mixture, which is used for draining type pavements, was applied for the layer being in contact with the bottom slabs. We confirmed the validity of this method from the result of the follow-up survey of five years.. ―261―.

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