接着系あと施工アンカーの動的引抜き耐力に関する研究
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(2) I-B084. 3. 試験結果及び考察. 3.1. 破壊モード. ボルト中心からの距離 (cm). 写 真 ‑1 に 示 す よ う. 0. コンクリート コーンの形状. ーン付着破壊の破壊モ ードが見られた.ここ でコーン付着破壊とは, すべり破壊. 下部ですべり破壊を起. 写真‑1. 4. 6. 8. 10. 1 2 3 4 5. コンクリートコーンの 形成とともに,ボルト. 2. 0 深さ (cm). に,全試験ケースでコ. コーン付着破壊. 図‑4. 静的載荷 中速載荷. 低速載荷 高速載荷. 各載荷速度におけるコーン付着破壊の形状. こしたものである.図 ‑4 に,各載荷速度で得られた代表的なコーン付着破壊の断面形状を示す.この図から載荷速度が大きくなる に従い,ボルトの中心からコンクリートコーン表面の端部までの距離が短くなることから有効水平投影面積 が小さくなることが確認され,また,付着破壊した部分が長くなるとともに,水平面からのコーン角度が大 きくなる傾向が認められた.. 2.2. 動的引抜き耐力の増加率と荷重速度の関係. 各載荷速度におけるアンカーの動的引抜き耐力を 静的引抜き耐力で割ったものを動的引抜き耐力の増 加率と定義する.図‑5 に,試験で得られた動的引抜 き耐力の増加率と載荷速度の関係を示す.荷重速度 が大きくなるに従い,動的引抜き耐力の増加率は大 きくなることが認められる. 次に,試験結果に対して回帰式を求めた.その結 果,次式を得た.. Pd P&d = Ps P&s . P& α log d & Ps . ・・・・・. 動的引抜き耐力の増加率 (Pd/Ps). 3.2. 2.0. 式 ( 1). 1.8. 静的載荷 低速載荷. 1.6. 中速載荷 高速載荷. 1.4 1.2 1.0. 0.8 -2 -1 0 1 2 3 4 5 6 10 10 10 10 10 10 10 10 10. (1). 荷重速度 (kN/sec). こ こ に , P&s は 静 的 載 荷 の 荷 重 速 度 [ 1.0 ×. 図‑5. 動的引抜き耐力の増加率と荷重速度の関係. 10 -1 (kN/sec)], P&d は,急速載荷時の荷重速度(kN/sec), Ps は静的載荷時の最大耐力(kN), Pd は,荷重速 度 P&d で載荷した場合の最大耐力(kN), α は定数[本試験の場合: α =0.0083]である.式(1)による関係を 図‑5 に示す. 4. 結. 論. (1) 載荷速度はアンカーボルトの破壊モードに影響を及ぼす。 (2) アンカーボルトの動的引抜き耐力は、載荷速度が大きくなるに従い増加する。 (3) 動的引抜き耐力の増加率と荷重速度の関係を定式化した。. 〈参考文献〉 1) 荒関大輔,園田佳巨,佐藤紘志,:接着系あと施工アンカーボルトの動的引抜き耐力に関する実験的考察, 関東支部技術研究発表会講演概要集 No.627/V-44,37-54, 1999.8. 2) 園田佳巨,佐藤紘志,篠原敬治,小林行雄,:あと施工アンカーボルトの動的引き抜き破壊メカニズムに関 する実験的考察,構造工学論文集 Vol.43A,1997.3.. -169-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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