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第7回討議要旨 区民ワークショップ第1部会|豊島区公式ホームページ

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豊島区基本構想・基本計画策定に向けた区民ワークショップ

第1分野:福祉・健康・子ども家庭 部会

第 7 回 討議要旨

日 時:平成 15 年(2003 年)1月 14 日(火)18: 30∼21: 00

会 場:豊島区本庁舎4階第7会議室

出席者:高重、沖倉、梅村、西山、横尾、鈴木、志賀、荒巻、仁科、小林、三浦(敬称略)

以上11名、欠席者7名

1.資料説明

○ 高重

・本日も宜しくお願いします。始めに、事務局から基本構想についてご報告いただきます。

○ 事務局

・12 月 27 日付の「広報としま」の特集号−見開きで4ページ−を開いて頂くと体系図的な

ものがある。今回の基本構想の大きな骨格として4つの柱の基本方針で表してある。そ

れをくくる「将来像」をこの「広報としま」で募集している段階である。パブリックコ

メント制度は、区民の方々のご意見や将来像の言葉などを募集し反映しようというもの

である。

・ホームページでも現在40件程度の将来像に対するコメントがあった。今からでも間に合 うので、キャッチフレーズ的なものがあればご提案いただきたい。

・基本構想の素案は4つの方針が大きな特徴だと申し上げた。「広報としま 特集号」基本

構想素案の4基本方針の(1)「「あらゆる主体が参画しながら、まちづくりを実現してい く」∼「参画」と「協働」のシステム構築∼」。これが今回の基本構想の全体を流れる基

本的な考え方である。これからは区民の方は参加ではなく、参画と協働である。学者の

方からガバナンスという言葉が出ているが、これからは区民の方が自己決定をしていく

社会をつくっていきたいという構想を、考え方として出していきたいと考える。(2)「安

心して住み続けられる、心のかよいあう、みどりのまちを創造する」は正にこちらの中

に今回のワークショップの考え方が入れてある。生活者としての区民がよろこびあえる

まち、という形で出している。(3)「魅力とにぎわいのあるまちをめざす」これは再び豊 島区を訪れたくなるような魅力的な都市にしていこうということである。(4)「伝統・文 化と新たな息吹が融合する文化の風薫るまちをめざす」は多くの人が文化を通じて共に

つくりあげていきたいということである。以上4つの基本方針に基づき次の5「めざす

べき方向」は、具体的な施策につながるような方向をしている。

・当WSに関連のある方向性としては、2「安心して住み続けられる心のかよいあう、み

どりのまち」の中に考え方がある程度入っている。①「すべての人が地域で共に生きて

いけるまち」は高齢者、障害者を念頭に置いている。②は、「子どもの成長を共に育むま

(2)

ークショップでご検討頂いた一言一句が入っているわけではないが、考え方はこれから

検討する基本計画に委ねられると考える。③に「みどりのネットワークを形成するまち」、

④「人間優先の基盤が整備された、安心、安全のまち」、⑤「多様なコミュニティがある

まち」、この5つが「安心して住み続けられる心のかよいあう、みどりのまち」の柱の中

身である。3「魅力と賑わいのあるまち」、あるいは4「伝統・文化と新たな息吹が融合

する文化の風薫るまち」については後でお読みいただきたい。

・この基本構想については1月16日(木)に第6回審議会が開催され、基本構想案として 審議される。予定としては、審議会では、審議を踏まえ、答申という運びとなり、3月

の区議会の議案に出し、それが議決された段階で豊島区の基本構想という形で対外的に

発表する。従って3月を過ぎてから来年度基本計画を審議会で審議していくわけだが、

ワークショップはそれを先取りし、ある程度骨子ができている基本構想を踏まえて具体

的な計画で区民の皆さんが自分たちで何が出来るのか、区民から区に提案できることは

何かということをご検討いただきたい。既に12月11日に基本計画に向けてワークショ ップはスタートしたのだが、更に3回か4回予定しているので、具体的な施策としてあ

る程度提案できるような形を作って頂ければ非常にありがたい。なお今回から区の職員

の方に入って頂くので具体的に実現可能なのか、あるいは今すでに行われているのかと

いう点についてはお答え出来る。色々と質問して頂きたい。私からは以上である。

○ 高重

・ありがとうございました。ただいま区からご説明いただいたが、皆さんから何かもう少

し話しを聞きたい、確認したい点はあるか。ではもう1つ資料をA3版の縦の用紙で配

った。これは前回12月の最後の回でこちらのワークショップで話し合った内容を、発表 されているものにはめ込む形で資料を再作成したものである。

・1番左側は審議会で提案された「目指すべき方向」の4つの柱のうち、私どものワーク

ショップで関係のあるものを2つ取り上げた。「多様なコミュニティ」というものもある

が、現在それははずしてある。前回、特に元気な高齢者に対する支援という切り口から

ご提案頂いたグループと、子育てという2つのグループに分かれたので、この2つに今

のところは絞ってある。1番左側は「目指すべき方向」であり、真ん中の「施策展開の

方向性」は前回皆さんがワークショップの中で挙げられた方向性である。さらにその右

側「具体的施策の検討」は具体的には皆さんから出たアイディアを取りまとめたもので

ある。

・議論が具体的になってきているが、話し合いの仕方自体は前回と同じく2つのグループ

に分かれて頂き、枠内に捕らわれずに、ただテーマを絞りながら話し合っていく方法を

とりたい。

・子育てのグループでは、子育てをする側の視点とともに、子どもの視点から見たらどう

なのかということも検討していく必要があると思う。あるいは高齢者支援であれば、サ

ービスをする側の配慮をたくさんご提案頂いたが、今度は逆にされる側から見たらどう

(3)

の話をさらに角度を変えながら議論を進めて頂くと一層充実すると思う。

・今回から行政の方にも入っていただけるので、一層現実的な話し合いになると考える。

何かご質問等はあるか。本日も取り組みやすいところから始めて頂きたい。またワーク

ショップの場合当日ご参加された方のご意見が主体になるため、こぼれ落ちる視点も必

ず発生する。子育てをとっても、少し成長したお子さん、青少年の視点は出し切れない

ということがある。出し切れないような視点を確かめながら今日は進めてみたい。少人

数ではあるが、逆に話自体は密度濃く出来るかもしれない。よろしければ前回と同じグ

ループでしばらく組んで頂きたい。

2.グループでの討議

3.発表

○ 高重

・各グループにご発表いただきたい。

○ 高齢者グループ:

・一つの議論は、高齢者を外に引っ張り出したり、活動を積極的にするために、高齢者と

保育園との連携という提案があった。そこでは、例えば、高齢者の技術や技能をつかっ

て子どもと交流をはかることで高齢者の活性化が図られるだろう。また高齢者の技術は

子どもとの交流だけでなく、高齢者の学びの場での教え・教わる関係の中でも十分活か

すことができる。そのためには、高齢者の技術を発掘し、それを認める、認証する方法

もあるという意見があった。

・元気な高齢者のためには、地域活動の活発化が求められるが、実際には、その母体とな

る高齢者クラブの機能が十分生きていないという問題が上げられた。では、なぜ既存の

団体では十分に活動の核とならないのかを考えると、1つは敷居が高くて新しい人たち

が入っていかない、活性化が図られないということもある。また、全く地域と関係ない

人たちが、そのクラブの為に遠方から集まってできる団体である限り、本当に地域の中

にいて活動に行きたい人、あるいは、遠くまで行けない人たちを引き込んだ活動に展開

していかないところが問題だろうということであった。もっと地域に密着した新しい活

動を展開することが出来ないだろうか。そのためには今ある団体の中からリーダー的な

人たちを育成し、その人たちが地域の活動の核となり新しい団体をつくる、活動を展開

していくという仕組みを考えたいという話があった。どうしたら良いのかについては今

回は保留とする。身近な活動団体づくりができないだろうか、というのが今述べた部分

である。

・もう1つ重要なことがある。様々な人が参加することで活性化するのだが、その活動に

参加するためのきっかけとなる、情報がどこにあるのかが非常にわかりにくいという点

である。実は現在区内にどれだけの地域活動があるのかを見て頂いたところ、何百、何

千という活動が実はあるらしい。ところがその存在を知らない人が圧倒的に多く、どこ

でどんな活動がされているのか、どうしたらその活動に参加できるのかが全くわからな

(4)

何が必要なのか。1つは身近な情報拠点が必要ということである。情報拠点というと例

えば情報センターがあって、そこに行くと窓口のご担当者が検索してくれる、というも

のをイメージするが、そのようなものではなくもっと身近な、例えば交番、近くの集会

場などの公共施設を始めとした色々なところを情報拠点として、区や団体が行っている

活動の情報を提供する情報拠点を設けたらどうかということである。また、情報110番 のような形で地域の、町会レベルの小さなコミュニティの中に、色々な情報を持ってい

る「家」を設定するという方法もある。

・もう1つ重要なのは単にパンフレットがあって、それをみれば書いてありますというこ

とではなく、人による情報ステーションの仕組みがないと自分がどうやっていけばいい

のかということがよくわからない。重要なのは人によって案内される、というところで

ある。なんとなく「こんなことがやりたい」と言ったときに、その人のところに行くと

例えば「ここに行けばこんな活動をしている」、「この団体に行くとこんなことが出来る」

ということをフェイス トゥ フェイスで相談にのってくれ、活動に参加できるような

情報ナビゲーションの仕組みを身近なコミュニティの中でつくれないだろうかという議

論があった。そこを窓口として新しい活動をしていきたい人は活動を展開し、一方では

既存の団体に参加することも出来る情報ナビゲーション、拠点というものが、今回大き

なポイントであった。

・今回区のご担当者にご参加頂き得た情報では、「見守りネットワーク」という仕組みがあ

り、活動協力員という方が一人暮らしの方や70歳以上の方々を地域の中で見守っていく ために、声掛けをしたり、訪問するという活動をしていることをうかがった。例えばこ

ういう方々が、情報ナビゲーションの機能も果たせないだろうか、両翼を持つ形で活動

して頂けないだろうか、という話も出た。

・情報の共有化ができていないことが問題であり、これから情報をどういう形で入手して

いくのかがポイントになるだろう。

・こうして情報を得た方々が色々な活動を展開できるようになったとき、必要となる活動

の場をどのように確保していくかということが次に問題となる。今地域には「ことぶき

の家」というものがある。ところがこれは名前が素晴らしいために新しい人が行く気に

なれないという問題を抱えている。既存施設の見直しも必要であろう。

・色々な方が積極的に利用できる施設とするためには、現在のような「ことぶきの家」が

固定的なイメージをつくりあげてしまっていることが問題であるという議論もあった。

「ことぶきの家」をやめて、例えば「健康の館」、「健康ハウス」など、名称を変えた方

が良い。そして色々な人たちが活動の拠点として利用できる施設にしていくと。それに

よって様々な人たちが居ることができる場を獲得し、保育園に行ってみたり、高齢者同

士の遊びの中に活用したり、広い場の中で活用して、その情報を発信してまた新しい人

たちを呼び入れて、どんどん発展していくという素晴らしいシステムが出来れば良いと

いうのが今日の議題であった。

(5)

・こちらの子育てグループ、足りなかったら補足願う。

○ 子育てグループ

・豊島区において「どんな人でも安心して子どもを育てられる環境」を、どうつくってい

くかという点について議論した。先ほど事務局の方が「豊島区は子育てが入っていると

ころが他の区とは違う」とおっしゃっていたが、最近都心回帰ということで子どもを持

つ世代が段々増えてきていることも背景にはあると思う。

・豊島区ではどんな人でも子どもを育てられるような状況をどう作っていくのかという中

で、最初は施策展開の方向性の中にある「全ての子どもにとって心安らぐ育ちの場づく

り」から話を進めた。

・先ほど「ことぶきの家」が出たが、こちらも子どもの居場所づくりが必要だという議論

の中で、現在の、児童館や学校という仕組みを取り払ってしまい、全く創造的な新しい

場という発想への転換が、これから先10年を考えたときには必要ではないかという議論 があった。

・学校の統廃合がされていくなかで、廃校も出来ているが、廃校を活用して子どもが遊べ

る、また学校自体も放課後に活用出来ないかという話が出た。今のところは教育委員会

等の方針があり壁が厚いそうなので、「開かれた施設にどのようにしていくか」というこ

とが必要である。

・今私自身、「プレイパーク」という冒険遊び場づくりに関してもう1つワークショップに

参加している。今、豊島区で第1号のプレイパークができるかどうかという段階にある。

これもやはり小さな時から年頃の違う子どもたちが遊ぶことによって、年齢が下の子ど

もとも関われるようになるだろう。この施設をどのように、有効に活用していくかが問

題である。どうしたらいいかまでは話を持っていけなかったが、区が今の状況の中で施

設の数を増やしていくことは出来ないだろうから、必ずしも区が全てやるという発想で

はなく、民営化を考えるなど、その方法論としてはまだ選択肢があるのではないか。い

ずれにしてもどんな人でも安心して子どもが育てられるには、選択肢が色々ある方が良

い。

・親への支援を考える中では、子育て期の経済的な援助があれば3歳まで全く働かずに子

どもを育てることに集中できるだろうという議論があった。今の労働環境からするとな

かなか育児後に復帰することが難しいだろうが、社会の中で子どもを育てるという考え

方に立つのであれば、選択肢を増やすために様々な、子育てのための補完的な仕組みを

整えていったらどうか。

・認証保育所でのサービスの質のチェックなども問題提起にあった。

・また、情報の問題については、親の方から行くだけでなく、逆に、行政や保育園の側か

ら地域の子育て支援のために、出向いていくことで支援ができるのではないか。これか

らは、行政や公的機関の側から地域の中に出ていくという発想で子育ての環境を整える

という視点があるだろう。

(6)

を得られる人とそうでない人の偏りをなくすために、どのような方法で、どのような場

で機会を増やして見れるようにしていくのか、例えばインターネットの環境の中でどの

ように見れるようになるかなど、今以上にわかりやすく、利用しやすい提供が必要であ

るという議論もあった。

・高齢者グループとかなりオーバーラップしている部分がある。どなたか補足あるか。

○ 区職員:

・少しよろしいか。こちらでも出たが、引き込もり親子の引っ張り出し方で議論があった

ら教えて頂きたい。

○ 高重

・Mさんいかがでしょうか。 ○ Mさん

・保健所が生後1ヶ月頃に回るが、その後はお知らせを出すだけで実際には本人が出てい

かないと色々なことに接する機会がなくなってしまう。せっかく保育園が20数カ所あ

るのでそれぞれ担当地域をつくり、そこで生まれた親子に関しては責任を持って訪ねて

いって話しかけるという声掛け支援が出来るのではないかという話があった。積極的に

出ていく人たちは情報も得やすいが、1番心配なのは出るのをためらっている人たち、

公園デビューが怖い人たちである。そういう人たちを支援するためには、こちら側から

出ていった方が良いだろう。

○ 高重

・両方のグループを聞いておられたので、両方のからみや次回の皆さんのグループの検討

課題はあるか。

○ 沖倉

・両方のグループに共通する議題として、情報提供の仕方(行政などからの発信)、わかり

やすく、利用しやすい情報のあり方(利用者にとってわかりやすく、入手しやすい情報

のあり方)とはどのようなものかという点が一つあった。2つ目としては、集う場のあ

り方。どのような場所が必要なのかという議論。さらに異年齢集団をつくって、世代間

交流をつくる仕組みの必要性に関する議論であったと思う。次回は、この3点を共通の

切り口として議論を進めたらどうかと思う。

○ 高重

・ありがとうございました。では、次回は、今の3点を中心としながら議論を進めたいと

思います。次回の日程ですが、1月29日でいかがでしょうか。 ・本日も長時間にわたりありがとうございました。

参照

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