3.緑の特性
15 3.緑の特性
1)緑の特性
本市の緑の特性は、以下のとおりです。
・公園緑地は少なく、まとまった樹林地も少ない状況です。
・骨格を形成する緑は、水辺と幹線道路の街路樹等です。
・面積の広い公園は新町地域に多く、元町地域には 1. 0ha 以上の公園がありません。
・生活環境や防災の面から、元町地域では公園が不足しています。
・本市には、緑地が相互に連絡したネットワーク型の緑地構成が有効です。
・樹木等の植物は、潮風や埋め立て土壌の影響を強く受け、新町地域ではそれらが顕著
に現れています。
本市では、比較的小面積の公園緑地が多く、緑地の機能上必ずしも満足されているとは言え
ません。また、本市の場合、埋立地が市域の約 3/4 を占めているため、樹林地等のまとまっ
た緑も少ない状況です。
しかし、本市には5つの河川があり、特に、旧江戸川、境川、見明川の各河川は、幅員の広
い道路とともに本市の骨格を形づくり、それらが縦横に交差して配置されていることから、市
内を結ぶネットワークの形成には非常に都合がよい状況にあります。これらに沿った緑地を整
備することは、公園緑地を有機的に結ぶことにも繋がります。また、本市は、東部と南部で海
に接しているため、水辺に囲まれた都市として特有の性質を有しており、水辺環境に恵まれた
利点もある反面、樹木等の植物にとっては潮風の影響を受けるという制限も生じています。
一方、本市の公園緑地の配置は、やや偏った分布となっています。新町地域では面積の広い
公園緑地が多く配置されていますが、元町地域では近隣公園クラスの公園が存在しません。公
園緑地は、市域にバランスよく配置されることが望ましいのですが、本市全体から見ると、そ
れは地区ごとの特徴として捉えることもでき、さらには、それら公園緑地が有効なネットワー
クによって連続されるならば、有機的でかつ効率的な配置になるものと言えます。したがって、
地形的な条件や河川の分布、幹線道路の配置、将来の緑道計画やセットバックによる土地利用
計画等様々な条件を考えあわせると、本市の将来の緑地形態は、現況を活かしたうえで計画を
積極的に取り込み、元町地域、中町地域、新町地域を有機的につなぐネットワーク型の構成が