1
平成30年度自己評価シート(年度末評価)
校番 56 学校名 広島県立高陽高等学校 校長氏名 石井 道代 全・定・通 本 ・ 分
学校経営目標
達成目標 評価指標
前年度 本年度
評価 理 由 担当
部等
実績値 目標値 実績値
1 主体的な学びを推進し,生徒の学力を向上させる。
生徒が自らの夢の実現の為に,主体
的に家庭での学習を実践し,学校にお
いては学びの変革アクション・プランに
基づきコンピテンシー(資質・能力)を
育成する取組や ICT を活用した授業実
践により,より生徒の学力を向上させ
る。
各学年の
家庭学習時間平
均値(h/w)
15.9
14.7
28.1
16.0
17.0
29.0
15.2
14.1
24.6
(12 月
まで)
C
全学年で目標値と前
年度実績値を超えて
いないため。
教務部
授業アンケートの
コンピテンシー
(資質・能力)に
関する項目の肯
定回答(%)
1 年:
90.4
2 年:
88.7
90
1 年:
88.0
2 年:
91.2
B
板書中心の授業に変
化が出始め,目標値
に近い数字となってい
るため。
教務部
ICT 機器を活用し
た授業数(回),
活用し た教員の
割合
(%)
2500
49
2800
65
2000
50以上
B
活発なICT機器の利
用状況があり,集約し
きれていない。数字以
上に,頻繁に利用され
ている。
教務部
【評価結果の分析】
・ 家庭学習時間について,全学年において昨年度を上回る時間数を確保できていない。
基礎・基本を身につけることは必要であり,今後導入予定の新学習指導要領に基づく授業の予習・復習の習慣化も視野に入れて,
学習内容を吟味するべきである。
・ コンピテンシー(資質・能力)について,「主体的な学び」推進委員会で2つの作業部会(①教材教具,協働学習手法研究部会,
②本質的な発問づくり研究部会)を編成し,「主体的な学び」推進委員会の議論を踏まえ,1学期と2学期に1回ずつの職員研修と
教員による校内相互互見授業(2期間×2回),公開研究授業などの実施により,授業づくりを進めている。
・ ICTを活用した授業について,今年度も全教科で実施されている。特に,家庭科や理科の授業では特別教室に設置してある機
器を常時活用している。
また,「総合的な学習の時間」においては,2・3学年でティーム・ティーチング(T.T.:複数の教員が協力して行う授業)を
今年度から導入している。このことが,該当学年において,情報教室のパソコンを教室に持ち込んだ調べ学習や,レポート作成等
のグループ学習を可能にし,ICT機器活用を盛んにしている。
【今後の改善方策】
・ 家庭学習時間について,特に,2・3学年において目標値との差が大きく,学年会としての分析が必要である。
毎日の学習時間の確保は学校を挙げて取り組むべき課題であり,生徒が日常生活を記録する「きせきのノート」運用方法の見直
しも検討している。
早期における学習習慣の定着の必要性と効果について,生徒・保護者への説明を日常的に行い,自ら学ぼうとする主体的な姿勢
を促したい。また,個別面接の回数を増やし,生徒個々への粘り強い問いかけも効果的な方法である。希望進路を問い,考えを聞
き,必要な情報を与えながら,生徒に寄り添った指導を各担任・教科担当者に求めていく。
・ 家庭学習の必要性を生徒が認識することについて,本校では,広島版「学びの変革」アクション・プランを受けて,高陽版「主
体的な学び」推進グランドデザインや年間スケジュール「KOYO WAY」を作成している。教員に周知するとともに,月初め
の各学年会で再確認し,生徒へ浸透させる等の取組を進めていく。
・ コンピテンシー(資質・能力)の育成について,「主体的な学び」推進委員会を中心とした今年度の実践を分析し,来年度の授業
改善に役立てていきたい。また,生徒に対してコンピテンシー(資質・能力)をわかりやすく提示し,定義の理解を深めていく。
・ ICT機器の活用に対して,本校教員における抵抗感が少ないのは良い傾向である。しかし,このことには単なる授業での利用
や必要な情報を得るためのツール(道具)に終わる危険性も潜在している。今後は,生徒の「知識・技能」,「思考・判断・表現」,
「主体的に学習に取り組む態度」を深めていく方法を見いだすための活用場面を考えていくべきである。
様式 5
2
2 生徒の進路意識を高め,主体的な学びと高い進路目標の達成を支援する。
職業研究や学問(学部・学科)研究を通
じて,自ら進路意識を高め,高い進路
目標を設定し,それを達成するために
最後まで粘り強く取り組む生徒を育て
る。
1年1月模試成績
(国数英平均点偏差
値 50 以上の割合
[%,人])
26.5
【74】
27.0
【65】
33.9
【81】
A
目標値を大きく上回っ
たため。3教科総合偏
差値も4カ年で最高と
なった。
進路指
導部
2年1月模試成績
(国数英平均点偏差
値 50 以上の割合
[%,人])
20.0
【56】
21.0
【60】
25.6
【69】
A
目標値を大きく上回っ
たため。3教科総合偏
差値も4カ年で最高と
なった。
進路指
導部
大学入試センター
試験出願者の割
合[%,人]
91.1
【288】
93.0
【257】
90.5
【248】
B
目標値を2.5%下回
ったが,昨年度に引き
続き,90%を超えた
ため。
進路指
導部
3 年国公立大学
合 格 者 の 割 合
[%,人]
15.8
【50】
16.0
【45】
15.3
【42】
B
目標値を0.7%下回
ったが,昨年度に引き
続き15%を超えたた
め。
進路指
導部
【評価結果の分析】
・ 1学年の模擬試験について,国英数3教科における平均偏差値50以上の割合(人数)は,7月32.2%(73人)→11月33.
6%(81人)→1月33.9%(81人)と目標値を達成できた。また,7月から1月にかけて成績を伸ばしており,1月の3教科
総合偏差値48.0は過去4カ年で最高となった。
・ 2学年の模擬試験について,国英数3教科における平均偏差値50以上の割合(人数)は,7月25.8%(65人)→11月22.
9%(63人)→1月25.6%(69人)と,中だるみはあったが,目標値を達成できた。1月の3教科総合偏差値46.3は過去
4カ年で最高となった。
・ 大学入試センター試験の出願について,昨年度に引き続き90%を超えることができた。3学年会全体で「大学入試センター試験を
全員で受けよう」と雰囲気をつくってきた成果といえる。しかし,就職や専門学校を志望する生徒,AO推薦入試を希望する生徒に対
する取組が弱かったため,目標値93%を達成することができなかった。
・ 国公立大学合格者数の割合に関連しては,AO・推薦入試を含む全出願者数は89名(32.5%)で,昨年度より5%低下した。
二次試験出願数は,前期82,中期15,後期57と昨年度よりも減少し,国公立大学の合格者数は42名(AO・推薦8名,前期
29名,中期 1 名,後期4名)となり,目標の45名を下回った。しかし,筑波大学1名,広島大学4名をはじめ,国立大学は過去
最高の20名の合格という実績となった。進路検討会議(年5回実施)や国公立個別指導等の学校全体の指導の成果だと思われる。
【今後の改善方策】
・ 今後,本校が国公立大学の合格者数の増加や,生徒が第一志望とする県内私立大学の合格率を上げるためには,全国模試で平均点以
上をとる学力層の生徒を増加させる必要がある。そのためには,学年会全体で1・2学年の早い時期から,大学入試センター試験(共
通テスト)を全員で受け,最後まで粘り強く目標達成に向けて努力する雰囲気作りを,共通認識をもって指導しなければならない。ま
た,1学年の文理選択や2学年の科目選択,集中学習会や補習等の取組を通して,できるだけ高い目標と広い視野をもたせることを継
続して指導する必要がある。
・ 大学入試センター試験を5教科以上で受験しなかったことが原因で,国公立大学二次試験へ出願できる可能性を狭めてしまう生徒が
でてきた。来年度は,大学入試センター試験を全員で受ける雰囲気をつくるとともに,5教科の出願者数も増やし,国公立大学二次試
験へ出願する生徒の可能性を高める必要がある。また,3年次の補習や国公立個別指導等の内容を検証して改善を図る必要がある。
・ 現1学年からセンター試験が大学入学共通テストへ移行するなど,入試システムや調査書を含めた評価の仕方等が大きく変わる予定であ
る。学力の3要素や大学入学共通テストを意識した授業改善等の取組や,入試関連等に関する情報収集を積極的に行わなければならない。
さらに,低学年から保護者を巻き込んだ進路意識の啓発,情報提供の機会を増やしていく必要もある。
3
3 生徒の自律を促し,規律ある学校生活を確立し,社会性を育む。
服装・頭髪やマナーなど,高校生として
ふさわしい身なりや行動を身に付けさ
せるとともに,登校時の遅刻と授業遅
刻を減少させ,授業規律を保つ。
生徒アンケートの
肯 定 的 回 答 率
(%)
98.0 98.0 96.0
B
昨年度数値,今年度
目標値ともに2.0%
達しなかったが,内訳
を見ると,より肯定的
回答率は63.3%か
ら67.5%に増加した
ため。
生徒指
導部
登校時の 1 日平
均遅刻者数(人) 4.5 4.0 5.2
C
昨 年 度 数 値 に 0 . 7
人,今年度目標値に
1.2人達しなかったた
め。生徒数2クラス分
減少を考慮すると,数
値以上に遅刻の現状
は深刻である。
生徒指
導部
【評価結果の分析】
・ 生徒アンケートの肯定的回答率については,学校評価アンケートの項目2「高陽高校は基本的生活習慣や規律が身につくよう指導し
ている」の肯定的回答(「そう思う」「だいたいそう思う」の合計)率である。昨年度数値より2.0%減少し,今年度目標値に2.0%
達しなかった。
しかし,内訳を見ていくと「そう思う」の数値は昨年度の63.3%から今年度67.5%に増加した。自転車マナーの苦情等の
増減については事務室,教頭,街頭指導を行っている教員等,いろいろなところに苦情が入るので集約が難しく,客観的なデータは
無いが,概ね昨年度から横ばいと思われる。
交通事故に関しては,学校への届出数が昨年度1月末25件(警察への届出10件・通院8件)から,今年度1月末22件(警察
への届出11件・通院11件)で届出数はやや減少しているが,通院数は増加しており,重大事故が懸念される。
・ 遅刻者数について,今年度登校時の1日平均の遅刻者数(1月末までのデータによる。通院による遅刻もカウントしている。)は,
昨年度より0.7人増加,今年度目標に1.2人達していない。今年度は2学期中頃から3学年を中心に遅刻が増加した。
(昨年度学年別1日平均遅刻数 1学年…1.03人,2学年…1.43人,3学年…1.73人)
(今年度学年別1日平均遅刻数 1学年…0.89人,2学年…1.89人,3学年…2.43人)
【今後の改善方策】
・ 交通安全指導について,今年度は学校付近の朝の街頭指導を例年と同様に通年で行い,6月文化祭頃の自転車に関わる苦情を受けて
19:00完全下校時の街頭指導を1月までほぼ毎日実施した。来年度以降も完全下校時の街頭指導は継続予定であり,状況に応じて,
早朝からの街頭指導も随時行っていきたい。
・ 遅刻指導について,不登校傾向等の特別の事情がある場合以外は,学期3回の遅刻で早めの登校指導(反省文を課した上で,5日間
生徒指導室に8:20までに登校してチェックを受ける)を行ってきたが,その指導にも遅れてくる生徒が何人か見られる。特定の生
徒が遅刻を繰り返す状況を改善するために,ホームルーム担任,保護者と協力して,個々の生徒の状況に応じた遅刻の指導を粘り強く
行っていく。
4
4 生徒の自主性・社会性・協働する力を育むため,生徒会活動の充実及び部活動の活性化を促す。
生徒会活動や部活動を活性化する。
生徒の自主活動,委員会活動,校内美
化活動等を推進し,生徒が学習しやす
い環境をつくる。
学校行事・生徒会
活動の活性度に
対する肯定的回
答率
(%)
88 90 88
B
目標値まで届かなか
ったため。肯定率は高
い。さらに活性度の向
上に努めたい。
特別活
動部
「掃除を丁寧にし
ている」と回答し
た 生 徒 の 割 合
(%)
94 95 93.5
B
第1回は94%,第2回
は93%となり,目標を
少し下回ったため。
保健
部
「学校はきれいに
なっていると思う」
生徒の割合
(%)
78.2 85 76
C
第1回は78%,第2回
は74%であり,目標を
達成で きなか っ た た
め。
保健
部
部 活 動 加 入 率
(%)
の増加 89.6 89.6 89.1
B
目標をわずかに達成
できなかったため。部
活動は活発に行われ
た。
特別活
動部
【評価結果の分析】
・ 学校行事・生徒会活動の活性度に対する生徒アンケートについて,体育祭があいにくの天候で実施されたり,夏季クラスマッチが猛
暑のため予定どおり開催できなかったりなど,例年にない対応を求められた。生徒に負担をかけたことが満足度の低下につながってい
ると考えられる。
・ 校内美化活動について,清美委員による校外清掃活動,校内美化アンケート,大掃除時における清美委員長の放送での呼びかけ,美
化点検,清掃不十分なクラスへの注意喚起などを通じ,生徒及び教職員の美化意識の向上に努めた。
「掃除を丁寧にしている」と答えた生徒93.5%に対し,「学校はきれいになっていると思う」と答えた生徒は76%であった。
特に,1学年の「学校はきれいになっている」に対する否定的な評価割合は第1回24.1%から第2回33%へと増加した。
生徒の大部分は比較的清掃活動を丁寧にしているが,きれいでない箇所が一部あると全体の評価に影響する。そのため,学校全体
における清掃改善が望まれる。校舎の老朽化や校舎外の手の届かない所に蜘蛛の巣が張るなど,日常の清掃ではきれいになりにくい
面もある。
ゴミの分別・減量を進めているが,自動販売機のペットボトル回収容器やトイレ等に捨ててはいけないゴミを入れる生徒がいて,
マナー徹底は難しい。
・ 部活動の加入率については,1学年の中で入部したい部活動が本校にないという生徒の所属先が決まらなかったことが,目標値を達
成できなかった原因と考える。
【今後の改善方策】
・ 学校行事については,天候に左右されることがあるため悪天候への対応を,入念に計画し対応する。来年度は予定外のことが起こる
可能性を想定した行事運営を行っていく。
・ 校内美化活動について,監督者による毎日の清掃指導を通じ,主体的に掃除に取り組む生徒を育てていく方法を検討する。
大掃除時に生徒全員が分担して,通常できないところを清掃する意識を高める方法を検討する。また,美化点検に対する清美委員
の意識を高め,より成果が上がるよう工夫を考え実行する。特に,点検の結果,清掃状態が不良箇所の担当者に対して警告用紙を配
付する等の注意喚起を積極的に行っていく。
教員数が減少し,清掃区域分担の見直しが必要である。担当者の監督が行き届くように清掃区域の分担を見直す。
引き続き,ゴミの分別・減量指導を行い,ホームルーム担任・部活動顧問等の協力を得ながら学校全体の美化意識を高めていく。
・ 部活動について,所属部員のいない部活動の存続と部活動の再編を検討し,生徒が多様に活動できる場を増やしていきたい。
5
5 地域社会に必要とされる学校を目指すため,地域への広報活動や貢献活動を行う。
広報紙,学校ホームページ,学校行事
の公開や説明会等により,地域の方々
に学校の教育活動の様子を知らせる。
生徒会や部活動の生徒による地域へ
の貢献活動を行う。
オープンスクール
アンケートの肯定
的回答率
(%)
― 80 84
A
「 と て も あ て は ま る 」
84%,肯定的意見は
98%であったため。
総務
部
学校ホームペー
ジ に お け る 部活
動紹介のページ
の更新回数(回)
3 3 2以上
A
ホームページ刷新委
員会を立ち上げ,ホー
ムページを刷新した。
部活動紹介について
も,生徒の作品を載せ
ることができたため。
教務
部
特別活
動部
総務
部
生徒が 参加した
地域などの行事
(活動)数
20 20 15
B
目標値を達成できな
かったため。異常天災
等の関係で,多くの予
定行事が中止になり,
必然的に参加行事も
減少した。しかし,例
年どおり継続的に参
加できた行事も,多数
あった。
特別活
動部
【評価結果の分析】
・ オープンスクールについて,他校のオープンスクールと開催日が重ならないように調整した。
今年度も夏季・秋季オープンスクールを放送部・生徒会執行部の進行により生徒主体で行い,大変好評であった。しかし,夏季オ
ープンスクールは大変気温が高くなったため,猛暑対策として部活動紹介を中止した。
・ 学校ホームページについて,ホームページ刷新委員会を立ち上げ,検索しづらかった情報を整理するなどホームページをリニュー
アルした。
部活動紹介については,1年次の科目「社会と情報」の授業において作成した生徒作品を載せるよう検討して加え,広報活動に役
立てた。画像ニュースでは各種活動や大会結果,壮行式などを随時更新した。
・ 生徒が参加した地域行事数について,今年は異常気象により,河川の清掃ボランティアやまちづくり塾の開催回数が予定数より少な
くなったことが回数の減少につながった。
【今後の改善方策】
・ オープンスクールについて,夏季オープンスクール開催時期は猛暑となることが予想されるため,来年度以降の実施は見送り,秋季
オープンスクールのみ実施することを検討する。
・ 学校ホームページについて,基本情報や行事等の活動をタイムリーに更新していく。生徒や保護者に加えて,一般の方にも見やす
く,わかりやすいものにできることを心掛けて,改良を図っていく。
・ 地域などの行事については,依頼を受けて参加するケースがあるが,自ら希望して参加することが望ましい。よって,HR等での案
内や脱靴場等の目立つ場所に,地域などの行事への参加に関する募集情報を掲示するなどして,広く周知徹底したい。また,参加者を
増加させるために,生徒の自主性を育てる生徒会活動を増やしていきたい。
6
6 グローバルマインドを育み,実践的なコミュニケーション能力を培う。
海外姉妹校との交流事業を実施し,生
徒の国際的視野を広げ,コミュニケー
ション能力を身に付けさせる。
姉妹校との交流
事業により国際理
解が深まったと感
じ た 生徒の 比率
(%)
 ̄ 80 95.7
A
肯定的意見「そう思う」
65%,「だいたいそう
思う」30.77%であっ
たため。
総務
部
地域での交流や
連携の実施(回) 3 3 3
A
カラニ高校来校時に真
亀小学校訪問,夏季
オープンスクールでの
姉妹校紹介,秋季オ
ープンスクールでのカ
ラニ訪問団報告を行っ
たため。
総務
部
【評価結果の分析】
・ 姉妹校との交流事業について,第8回海外研修は昨年度末3月に実施した。県教委の助成を受け,2週間の行程を施行した。期間が
長くなった分,生徒にとって充実した内容になった。海外研修については大変好評であり,参加生徒からは高い評価と満足度を得てい
る。また姉妹校訪問団との交流により,本校の国際化が推進され,外国の人々や異文化に関心を持つ生徒が増えてきている。
・ 来年度の交流事業について,ハワイにおけるカラニ高校でのホームステイは,ホストファミリー,ホテル滞在,高等学校引率者の確
保等の諸事情から,期間は8泊9日で検討している。
・ 地域での交流や連携について,カラニ高校の生徒が,地域の小学校で文化交流を深めた。また,本校の夏季オープンスクールでカラ
ニ高校の生徒が直接学校紹介やフラ披露をしてくれたことは参加した中学生に良い印象を与えた。第8回海外研修に参加した生徒は,
10月に文化祭展示や秋季オープンスクールで発表を行った。
【今後の改善方策】
・ 姉妹校との交流事業について,本年度はカラニ高校からの要望により7月21(土)~27日(金)の受入れに変更となった。よっ
て,7月23日(月)終業式で初めて全校生徒と交流できたが,翌日から夏季休業であったため,ホームステイ先の生徒以外との交流
が,今回は茶華道部のみとなった。受入時期に関して改善の余地がないか,姉妹校の意向を確認しながら調査していく必要がある。
また,来年度の第9回海外研修実施のため様々な情報収集をして,より充実させ,生徒に効果の高い実りある内容にしていく。
・ 地域での交流や連携について,本校所在地域の歴史や伝統文化について,姉妹校生徒の理解が深められるような活動や,更なる地域
貢献に向けた活動を考えていく。
7
7 生徒一人一人への理解を深め,生徒が安心して学校生活を送ることができるよう支援する。
いじめ,体罰,セクシュアルハラスメン
ト等を許さない学校づくりを推進する。 生徒アンケートの
実施回数(回) 3 3 3
A
3学年を除き,それぞ
れの学期末に生徒ア
ンケートを実施したか
ら。
生徒
指導
部
保護者アンケート
の実施回数(回) 3 3 3
A
3学年を除き,それぞ
れの学期末に保護者
アンケートを実施した
から。
生徒
指導
部
特別支援教育の視点を持った教育活
動を推進する。 教育相談連絡会
の実施回数(回) 2 2 2
A
5月と 11 月に2回実施
し,目標を達成できた
ため。
保健
部
教職員研修の実
施回数(回) 1 1 1
A
夏季休業中に研修を
実施し,目標を達成し
たため。
保健
部
外部特別支援教
育コーディネータ
ー に よ る 指導助
言(回)
0 1 1
A
特別支援学校からコ
ーディネーターを招
き,気になる生徒の授
業参観をしていただ
き,助言を受けたか
ら。
保健
部
【評価結果の分析】
・ いじめ,体罰,セクシュアルハラスメント等に関する生徒アンケートについて,1,2学年は学期に1回ずつ,3学年は1,2学
期の2回実施した。併せて保護者アンケートも実施した。
生徒アンケート・保護者アンケートとも,昨年度と同様,記述があった場合の各ホームルーム担任による聴き取り・報告に時間差
が生じ,結果として集計・分析が遅れてしまった。様々な状況はあるが,丁寧な聴き取り・対応が求められるので,ある程度の時間
がかかることはやむを得ないが,ホームルーム担任と連携を図りながら適切な対応を行っていきたい。
・ 教育相談連絡会について,校内で1学期・2学期に年2回実施した。気になる生徒に関する情報交換を行い,変化の状況を全体で
共有することができて有意義であった。
・ 特別支援教育に関する教職員研修について,夏季休業中に教育センターから講師を招き,人間関係形成能力の育成に関わる指導助
言のあり方について研修会を実施し,日々の教育活動に資するものとなった。
・ 特別支援学校の特別支援教育コーディネーターによる指導助言について,気になる生徒のいる授業を見学していただき,見学後に
助言を受けることができ対応の仕方を学べた。
【今後の改善方策】
・ アンケートの実施が,いじめ,体罰,セクシュアルハラスメント等の把握や対応には繋がっている。しかし,プライバシーの問題も
あり,全ての教職員と生徒に対して集約されたアンケート結果の報告はしていないが,必要に応じて,生徒指導部教員が該当する学年
会等で報告を行っている。
アンケートによる状況把握と対応については,今後もプライバシーに配慮して報告を行いたい。
・ 教育連絡相談会について,気になる生徒の変化を確認したり,新たに注意したい生徒の動向を全体で共有したりするのに有意義な場
となっている。一方,気になる生徒の動向は学年会・分掌会・校務運営会議等で毎週確認しており,現状の指導を継続していくことも
大事である。
・ 特別支援教育に関する教職員研修について,主体的な学びの質を高めるために,今後ますます特別支援教育の視点を生かした授業改
善や生徒指導が重要になる。そのため,今後も研修や特別支援学校の特別支援教育コーディネーターとの交流を通して,理解を深めて
いきたい。
学校外の特別支援教育コーディネーターに限らず,専門的な知識・技術を持った先生から指導助言を得ることは,スクールカウン
セラーが配置されていない本校にとって必要なことである。今後も連携を継続していきたい。
8
8 業務改善を推進し,時間の有効活用を図り,生徒と向き合う時間を確保する。
業務改善に組織的に取り組み,時間の
効率化を図り,生徒と向き合う時間の
確保に努め,働きやすい環境づくりを
推進し,モチベーションを高める。
子供と向き合う時
間が 確保されて
いると感じる教員
の割合(%)
 ̄ 75
76.9
(回答数
52)
A
目標値を達成すること
が で き た た め 。 し か
し,約4分の1の教員
は感じることができて
いない。
校務
運営
会議
日々の業務の中
で充実感を得られ
てい る職員の割
合(%)
 ̄ 80
79.2
(回答数
53)
B
わずかに下まわった
がほぼ目標値を達成
することができなかっ
たため。
校務
運営
会議
【評価結果の分析】
・ 今回の指標となるアンケートの回答は,「1 よく当てはまる,2 当てはまる,3 どちらかと言えば当てはまる,4 どちらか
と言えば当てはまらない,5 当てはまらない,6 全く当てはまらない」から選択するようになっている。
・ 「子供と向き合う時間」について,「1~3」の「確保されていると感じる」回答割合が目標値を1.9%上回った。スクール・サ
ポート・スタッフの存在が大きい。
・ 「子供と向き合う時間」について,約4分の1の教員が「4~6」の確保されていないと回答した。さらにこれらの回答者が「かけ
る時間が最も確保できていない」と感じる業務の回答割合は,次のとおりである。
授業準備・教材研究 53%,部活動 20%,個別指導 13%,その他 13%
これらの業務は,勤務時間内で終えることができず,勤務時間外で行われていると推測できる。
・ 「日々の業務」について,「1~3」の「充実感を得られている」と回答した「職員」の割合は,子供と向き合う時間が確保されて
いると回答した「教員」の割合を2.3%上回った。しかし,目標値をわずかに下回った。
・ 両方について,当てはまる場合,「時間の確保」,「充実感」ともに「3 どちらかと言えば」が最も多い。また,当てはまらない場
合,「時間の確保」では「4 どちらかと言えば」が最も多いが,「充実感」では「5 当てはまらない」が多い。
【今後の改善方策】
・ 「子供と向き合う時間の確保」について,これまで以上もしくはこれまでどおりの教育効果をあげることができることを前提にして,
さまざまな分野で業務改善を実施し,時間を確保するための効率化を図る。特に「授業準備・教材研究」の時間確保は,これから全て
の教科において「主体的・対話的で深い学び」を進める必要があるため,急務となる。
それらを実現するためには,分掌や学年会を中心として,広く意見を求め集約して,業務の改善策を考える必要がある。現在毎月
行っている業務改善アンケートを中心にして教職員の意見を集め,検討する姿勢を学校全体で醸成していきたい。
・ 「日々の業務」における充実感について,「充実感」とは心が満たされている状況を指す。そうすると「業務の中での充実感」を得
るためには,それぞれの教職員が行っている業務における自己肯定に加えて,他者からの肯定も必要となっていくだろう。職場内で互
いの業務を認め合い,感謝し合える人間関係の構築を図っていきたい。