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全文

(1)

講義のねらい

講義のねらい

• 廃棄物を大きく分けるとどのようなもの

• 廃棄物を大きく分けるとどのようなもの

があるか.

• 一般廃棄物(ごみ)問題にはどのようなも

のがあるか

のがあるか.

• その解決にはどのような対策があるか.

• 産業廃棄物問題にはどのようなものが

あるか

あるか.

• その解決にはどのような対策があるか

その解決にはどのような対策があるか.

(2)

廃棄物の区分

廃棄物とは排出者 が自ら利用しない が自ら利用しない, 又は他人に有償で 売却出来ないため 売却出来ないため に不要になったも のをいい,産業廃 のをいい,産業廃 棄物と一般廃棄物 に区分される。分 。 一般廃棄物は年間 5000万トン発生 産業廃棄物は年間 4億トン発生

(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)

ごみ処理の歴史

1877年から1890年からコレラ・腸チフスが流行

明治

年(

年) 汚物掃除法(おぶ そうじほ

明治33年(1900年) 汚物掃除法(おぶつそうじほ

う):公衆衛生の推進

昭和29年 清掃法:ごみとし尿処理

昭和38年 清掃施設整備緊急処置法:廃棄物は

焼却,国が新しい焼却施設建設に補助金(国庫

補助金や交付金)→現在,80%(焼却中心は日

本やスイスなどわずか)

昭和45年 清掃法から廃棄物処理及び清掃に

関する法律 廃棄物を

般廃棄物(処理責任

関する法律 廃棄物を一般廃棄物(処理責任:

市町村)と産業廃棄物(処理責任:事業者)に

(10)

1990年前後のごみ処理の問題点

• 焼却処分とダイオキシン類の発生

• 不法投棄・不適正処分の頻発と大規模化

• 不法投棄・不適正処分の頻発と大規模化

• 埋立処分場による公共水域汚染問題

焼却施設や埋立処分場の建設が困難

焼却施設や埋立処分場の建設が困難

技術・システムの高度化とコスト大

ごみ処理費 4 6円/

およそ40円/

→ ごみ処理費 45.6円/kg・・・およそ40円/kg

18700円/人・年

廃棄物削減および廃棄物を循環資源 循環型

廃棄物削減および廃棄物を循環資源,循環型

経済社会へ

(11)

施設計

ごみ施設計画

説明会

(12)

ダイオキシンの毒性

オキシ

毒性

• モルモットにはあり(人では急

性中毒死の例なし).

人に対しては

26調査中 (延べ34

• 人に対しては26調査中 (延べ34

万人

),1調査であり(血中濃度

), 調

あり(

中濃度

は通常の

70倍,脂肪群あたりの

濃度は通常の

500倍の曝露)

濃度は通常の

500倍の曝露).

全死因の相対リスクは

1 3倍

全死因の相対リスクは

1.3倍

はたして猛毒か?

はたして猛毒か?

(13)
(14)

ダイオキシ

発ガ

ダイオキシンの発ガン性

• 齧歯類にはあり.

(

• 人に対しては26調査中 (延べ34万

人)

5調査であり(通常の100〜

人),5調査であり(通常の100〜

1000倍以上の曝露).

相対リスクは1 4倍-たばこ1日1本

相対リスクは1.4倍 たばこ1日1本

の喫煙と同じ.

(15)
(16)

ごみ処理方法

収集

処理・処分施設までの運搬

中間処理

(減容化 無害化 安定化)

中間処理

(減容化・無害化・安定化)

日本では

焼却処理が主流

:約

1700基

日本では

焼却処理が主流

:約

1700基

最終処分

:埋立(管理型)

(17)
(18)

ごみ処理方法の推移

昭和40年頃:埋め立てが主流(ごみ質:水分60%近く) 現在 近くが焼却 昭和 年 清掃施設整備緊急 現在,80%近くが焼却←昭和38年 清掃施設整備緊急 処置法:廃棄物は焼却 日本の風土 生ごみ収集週2回

(19)
(20)

一般廃棄物の

般廃棄物

1人1日排出量

1970年頃から急 増( 般に この 増(一般に,この 頃,収集体制整 備 備) ↓ 1985~90年の増 加(バブル経済)( 経済) ↓ 日本の平均では 日本の平均では 1100g程度, 家 庭系ごみのみで 庭系ごみのみで は600g程度

(21)

ごみの組成(京都市)

• 生ごみ(厨芥):湿重量 約40% 容積10%弱生ごみ(厨芥):湿重量 約40%,容積10%弱 • 容器包装:湿重量 約20%,容積60%強

(22)

ごみ組成の推移(京都市)

ごみ組成の推移(京都市)

(23)

ごみと生活(消費者の指向)

みと

活(消費者の指向)

• 生ごみ:30~40%は食べ残し 10%はそのま

生ごみ:30

40%は食べ残し,10%はそのま

ま廃棄.

• ごみの半分が容器包装(使い捨て容器)

紙パ

軽 ため

ガラス瓶より紙パック:軽いため

スーパーマーケットでは発泡スチロール

スーパーマーケットでは発泡スチロール

のトレイ(衛生的でセルフサービス)が向

いている,買い物時間が三分の一,ごみ

は市町村負担.

(24)

ごみ減量化の施策

ごみ減量化の施策

としての有料制

家庭ごみの有料化と

は住民が

ごみ処理費

用の一部

をごみの

用の

をごみの

出量に応じて

手数料

とし 負担する と

として負担すること

参考書:山谷 修作 著

ごみ有料化 丸善

ごみ有料化,丸善

(25)

ごみの有料化

(26)

ごみ減量化の施策としての

ごみ減量化の施策としての

有料制

• 減量効果なし

• 減量効果なし

• 違法では:地方自治法に違反では?

• 効果に関しては検証が必要

環境省

総務省から違法ではないと

• 環境省・総務省から違法ではないと

する統一見解

(27)

ごみ減量化の施策

としての有料制

としての有料制

平成16年度

生活系ごみの有料化84.5% 但 粗大ゴ を除く (但し、粗大ゴミを除くと77.4%) 事業系ごみの有料化91 2% 事業系ごみの有料化91.2% (但し、粗大ゴミを除くと90.7%) 注:引越など多量の排出がある場合に限定されていたり 注:引越など多量の排出がある場合に限定されていたり, 処理施設への直接ごみの搬入する場合等に有料化して いる自治体を含み 通常の家庭ごみの処理の有料化と いる自治体を含み,通常の家庭ごみの処理の有料化と は限らない.実質的は4割

(28)

ごみの有料化(

2009年7月)

ごみの有料化(

2009年7月)

[政令指定都市実施状況]

[政令指定都市実施状況]

18市のうち7市が実施.

• 札幌市・仙台市・新潟市・京都市・北九州

市・福岡市・岡山市が実施

市 福岡市 岡山市が実施.

[中核市実施状況]

41市のうち8市が実施・実施予定

• 旭川市・函館市・長野市・高松市・下関市・

• 旭川市・函館市・長野市・高松市・下関市・

久留米市・宮崎市が実施.

09年10月より熊

本市が実施予定

本市が実施予定.

(29)
(30)

ごみ有料化事例

ごみ有料化事例

2000年,2001年発行

の報告書より) の報告書より)

(31)
(32)

ごみの分別等の経過 長野市

和 年 昭和57年 – 3分別(可燃、不燃、資源) 平成6年8月 平成6年8月 – 全市で5分別(可燃、不燃、紙、びん、カン) 平成8年11月 平成8年11月 – 指定袋の実費負担制度(有料化) ペットボトルの分別収集(6分別) – ペットボトルの分別収集(6分別) 平成13年9月 家電リサイクル法にともなう家電4品目のリサイクル – 家電リサイクル法にともなう家電4品目のリサイクル 平成16年4月 – プラスチック製容器包装の分別収集(7分別)プラスチック製容器包装の分別収集(7分別) 長野市では従来,超過量従量制の有料化を実施(30L 200枚まで無料 超過分30円/枚 購入チケット制) 200枚まで無料,超過分30円/枚 購入チケット制), 平成21年10月から単純従量制有料化 1Lあたり1円

(33)

ごみ有料化

ごみ有料化

の効果

(34)

ごみ有料化の効果

有料

効果

(35)

ごみ有料化

ごみ有料化

の効果

(超過量方式)

単純方式よりもリ

バウ ドがおき

バウンドがおきや

すい傾向がある

すい傾向がある.

(36)

ごみ有料化

ごみ有料化

の効果

(37)
(38)

ごみ有料化の効果的方法

有料化

効果的方法

(山谷先生)

• 超過量方式より単純方式がリバウ

超過量方式より単純方式

ンド抑制効果がある.

• 手数料水準:1L=1.5円以上でリバウ

ンド抑制効果あり

ンド抑制効果あり.

• さらに併用施策(後述)も必要.

(39)

ごみ処理には多額の費用がかかります

ごみ処理には多額の費用がかかります

(平成15年度) 2,522 合計 40億43百万円 8,253 4,075 2,522 合計 40億43百万円 収集運搬 11億06百万円 一世帯当たり 30,170円 焼却 20億53百万円 15,320 資源化 5億46百万円 最終処分 億 百 円 収集運搬 焼却 資源化 最終処分 最終処分 3億38百万円

(40)
(41)

ごみ処理コスト(1999年度)

ごみ処理コスト(1999年度)

ごみ処理の主要財源:税金

ごみ処理の主要財源:税金

一般会計の約

5%

1トンあたり44016円,一人あたり17900円/年

(参考

年度

円/

円/人 年)

(参考:2000年度 45.6円/kg,18700円/人・年)

建設費

人件費

処理費

建設費31.0%,人件費27.7%,処理費15.7%,

委託費18.6%

委託費

焼却施設 1トン/日あたり5000万円程度

60万人程度の自治体 600トン/日 → 300億円

(42)

手数料の決め方

ごみ処理費用の一部を負担する(コストベース).

ごみ処理費用=収集運搬費+運営管理費

ごみ処理費用=収集運搬費+運営管理費

+施設建設費

例 施設建設費を除いたごみ処理費用から ごみ処

例:施設建設費を除いたごみ処理費用から,ごみ処

理単価(kgあたり)を求め,排出者負担率20%とし,

1L=0.25kgで80円/40L袋

ごみ処理費用の負担率には3分の1や50%などいろい

ごみ処理費用の負担率には3分の1や50%などいろい

ろ.また収集運搬費や埋立処理費をベースに一定割

合負担の例も

長野市担当者のお話しでは家庭系

合負担の例も. 長野市担当者のお話しでは家庭系

ごみの場合,処理費の10分の1程度 負担が多い.

またコストベースでない場合(まわりにあわせる等)も

(43)

ごみの減量化と有料化・併用施策

ごみの減量化と有料化 併用施策

(44)

ごみ有料化

と併用施策

と併用施策

分別により

負担が減る

負担が減る

仕組み,発

生抑制しや

生抑制しや

すい仕組み

• 有料化政策とあわせ資源ごみ分別収集方式の変更(資 源ご 分別収集開始 収集回数 増加 分別数 増加 源ごみ分別収集開始,収集回数の増加,分別数の増加 など)や奨励的施策(マイバックキャンペーン,エコショッ プ認定制度) 助成的施策(生ご 処理機購入補助 集 プ認定制度)・助成的施策(生ごみ処理機購入補助,集 団資源回収補助など)の導入がリバウンド防止に有効

(45)

レジ袋の

レジ袋の

有料化

(46)

戸別収集の導入

排出者責任 排 責 の明確化: 排出ルール 排出ルール の遵守へ, ごみ減量化 も.ただし収 集コストは 増大(人口 増大(人口 密度の高い 向 地域向き)

(47)

資源物有料化の議論

• 資源物収集は収集単価が高い,資源

物全体の削減を図る必要から低い手

数料水準でも有料化すべきとの意見

数料水準でも有料化すべきとの意見

と,分別排出の推進により市民負担を

軽減するためおよび拡大生産者責任

の推進のため有料化反対の考えが自

の推進のため有料化反対の考えが自

治体関係者のなかにある.

(48)

有料化施策に必要なこと

山谷 修作 先生

「家庭ごみ有料化にあたっては 手数料は高い方

「家庭ごみ有料化にあたっては,手数料は高い方

がよいが,住民に負担をかけてはいけない」

有料化の一方 きちんと分別すれば負担を

ー 有料化の一方,きちんと分別すれば負担を

減らせる仕組み,ごみの発生抑制が自然体で

取り組める仕組み等が必要

取り組める仕組み等が必要

(49)

事業系ごみと生活系ごみ(平成16年度)

事業系 みと生活系 み(平成

年度)

生活系ごみ

活系

が約2/3

事業系ごみ

が約1/3

が約1/3

東京など

東京などで

は事業系ご

みが約6割

(50)

事業系ごみの有料化

事業系ごみの有料化

廃掃法では事業者に明確な自己処理

廃掃法では事業者に明確な自己処理

責任あり(通常,許可業者委託や自

己搬入で自治体清掃工場へ,一部家

庭ごみへの搬入認める自治体も.自

庭ごみ

の搬入認める自治体も.自

社処理ごくわずか)

コスト負担割合は家庭系一般ごみお

よび粗大ごみよりも高い状況

よび粗大ごみよりも高い状況

→コスト負担が不十分な意見あり

→コスト負担が不十分な意見あり

(51)

事業系ごみ対策の例

事業系ごみ対策の例

課題:家庭ごみが有料化などで減量・リサイク

ルへ向かう一方,事業系ごみの増加傾向も

減量化の対策として,札幌市は札幌市環境事

業公社を作り 事業系一般廃棄物収集業務一

業公社を作り,事業系

般廃棄物収集業務

元化(以前,収集していた民間業者は一定地

区を分担)

収集ル ト簡素化 効率化

区を分担)

→収集ルート簡素化・効率化

分別収集では小規模事業所は保管場所の関

分別収集では小規模事業所は保管場所の関

係で困難(ごみとして処分)

→公社で選別施設

を作り対応:リサイクル進展

(52)

ごみの不法投棄

【写真説明】鏡川支流に不法投棄された大量のごみ 高知署は集中摘発に乗り出す(土佐山村高川)

高知署は集中摘発に乗り出す(土佐山村高川) 2004年11月02日 高知新聞より

(53)

2004年11月02日 高知新聞より 進む厳罰化 家庭ごみ投棄罰金50万円も 家庭ごみ投棄で罰金50万円―。高知市や周辺の山 家庭ごみ投棄で罰金50万円 。高知市や周辺の山 中に家庭ごみを捨てたとして、高知署にことし摘発され た投棄者に、30万―50万円の罰金が科せられてい た投棄者に、30万 50万円の罰金が科せられてい たことが1日までに分かった。環境破壊が深刻化する 中、産業廃棄物だけでなく、後を絶たない家庭ごみの 中、産業廃棄物だけでなく、後を絶たない家庭ごみの 不法投棄に対しても厳罰化しており、同署は11月を 「廃棄物不法投棄摘発月間」として取り締まりを強化す廃棄物不法投棄摘発月間」として取り締まりを強化す る。 同署は9月末までに同市や土佐郡土佐山、鏡両 村内の山中に、たんすやカーペット、ステレオなどを投 村内の山中に、たんすやカ ット、ステレオなどを投 棄した廃棄物処理法違反容疑で7件9人を摘発。この うち同月末までに高知簡裁が1人に50万円、3人に各 うち同月末までに高知簡裁が1人に50万円、3人に各 30万円の罰金命令を出した。

(54)

ごみの不法投棄対策ー刑罰

不法投棄対策 刑罰

廃棄物処理法 一般廃棄物(家庭ごみな

ど) 産業廃棄物を問わず 「何人もみだり

ど)、産業廃棄物を問わず、「何人もみだり

に廃棄物を捨ててはならない」と規定。不

法投棄者に対する罰則は 9年の改正で

法投棄者に対する罰則は、9年の改正で

「3年以下の懲役もしくは50万円以下の罰

金 から 罰金を20倍の「1000万円以

金」から、罰金を20倍の「1000万円以

下」に引き上げ、12年改正で懲役刑を「5

年以下 に強化 昨年の改正で 法人従業

年以下」に強化。昨年の改正で、法人従業

員らが産廃だけでなく、一般廃棄物を不法

投棄した場合も 法人に 億円以下

罰金

投棄した場合も、法人に1億円以下の罰金

を科す厳罰化規定を追加した。

2004年11月02日 高知新聞より

(55)

ごみの不法投棄対策

ごみの不法投棄対策

罰金(現状復帰費用

摘発確率)

・罰金(現状復帰費用÷摘発確率)

くは

もしくは

・デポジット制(不法投棄すると,

罰金と同じ効果 不法投棄者に

罰金と同じ効果.不法投棄者に

対し

確実な金銭負担)

対し,確実な金銭負担)

どう活用するか

→どう活用するか

(56)

有料化と

法投棄

排出対策

有料化と不法投棄・不正排出対策

有料化にともない排出者責任の明確化,

ルール化が重要

ルール違反が生じないように監視パト

ロール強化(タクシー会社や郵便局な

ロール強化(タクシー会社や郵便局な

どとの連携なども),違反ごみの収集取

り残し 警告 指導 さらに自治会との連

り残し・警告・指導,さらに自治会との連

携などが必要

(57)
(58)

あるべきごみ処理対策

入門 環境経済学 日引・有村著 中公新書

デポジット制可能なもの(不法投棄対策+

デポジット制可能なもの(不法投棄対策+

廃棄物削減:返還は一部)

→出来るだけ適用

+

生ごみなど(デポジット制不可能)

生ごみなど(デポジット制不可能)

→ごみ処理手数料有料化

+

不当投棄には十分な罰金

不当投棄には十分な罰金

(例:現状復帰費用÷摘発確率)

(59)

産業廃棄物

産業廃棄物

4億トン

4億トン

種類別では汚泥が約

50%,家畜ふん

種類

汚泥

尿,建設廃材のがれき類,鉱滓など

で約

90%

で約

90%

業種別では電気・ガス・水道業で約

20

業種別

電気

水道業 約

%強,農業,建設業,鉱業

最終処分場 遮断型

所 安定型

最終処分場:遮断型

40ヶ所,安定型

1650ヶ所,管理型1000ヶ所

ヶ所,管理型

ヶ所

(60)

産業廃棄物の問題

最終処分場の確保

不適切な処理・処分による環境汚染

法投棄

不法投棄

さらに

さらに

排出者責任に関しては法律のも問題

?

者責

法律

問題

(61)

産業廃棄物対策

• 産業廃棄物の不法投棄対策と

産業廃棄物の不法投棄対策と

してのマニフェスト制

• 排出者責任

(62)

産業廃棄物

産業廃棄物

の紛争事例

(63)

不法投棄

不法投棄

(64)

豊島問題

まず県の対応がまずかった.ただし産廃行政の 制度的不備も(当時は不法処理防止の機能) 制度的不備も(当時は不法処理防止の機能), 現在も排出者責任不明確では 現状回復の費用 500億円以上 現状回復の費用 500億円以上 現状回復の期間 10年以上

(65)
(66)
(67)

青森・岩手県境産業廃 棄物 法投棄事件 棄物不法投棄事件 (98年12月に発覚) 首都圏から持ち込まれた 廃棄物(焼却灰,汚泥, 廃棄物(焼却灰,汚泥, RDF,有機溶剤ドラム缶, 堆肥など) 約 万立方メ トル 約87万立方メートル 青森と埼玉の不法投棄し た業者は倒産 た業者は倒産 排出事業者:10700社 環境省・青森・岩手で現状 回復(特別立法) 全量撤去665億円と推定 全量撤去665億円と推定

(68)
(69)
(70)
(71)
(72)

産業廃棄物

法投棄対策

産業廃棄物の不法投棄対策

マニフェスト制

1990年(平成2

年)

廃棄物

移動と

年)より導入.廃棄物の移動と

ともに管理票

[マニフェスト]を

ともに管理票

[マニフェスト]を

受け渡す.不法投棄があると排

出者に最終処分業者から管理表

戻ってこない

戻ってこない.

(73)
(74)
(75)

マニフェスト制の問題点

• 排出者が自社処理するとき,マニ

フェスト制の対象外

マニフェスト違反の罰則が甘い(6ヶ

• マニフェスト違反の罰則が甘い(6ヶ

月以下の懲役または50万円以下).

さらに不法投棄全体の問題として

法投棄

罰則甘

会社

も最高

• 不法投棄の罰則甘い(会社でも最高1

億円

).

億円

).

• 違反業者の摘発困難,また多くは

負担能力ない.

(76)

不法投棄・不適正処理対策

排出事業者責任の徹底と規制強化

• 排出事業者責任の徹底と規制強化

• 監視体制の強化

(77)

排出者の責任

不法投棄があった場合,排出者にも責任

を求めるケースが

を求めるケ スが

2003年6月に青森・岩手両県が日立物流,

2003年6月に青森 岩手両県が日立物流,

タカラなど

4社に廃棄物撤去措置命令←無

許可業者に運搬を委託していた行為で

許可業者に運搬を委託していた行為で

企業側の対策

企業側の対策

現場の写真の管理(松下電器),マニフェス

化(キ

) 取引業者は

トの電子化(キリンビール),取引業者は一

県一社に(竹中工務店),処理費用の後払

社 (竹中

務店),処理費用

後払

い方式(富士ゼロックス)

(78)
(79)

排出者責任と廃棄物清掃法

廃棄物清掃法自体に排出者責任

をなしくずしにする条文がある

をなしくずしにする条文がある.

• 産業廃棄物と一般廃棄物の分類

をあいまいにして

事業系一般

をあいまいにして,事業系

廃棄物に市町村の負担に

• 自己処理の原則を都道府県知事

を受

た業者

を委

の許可を受けた業者に処理を委

託可能に(ただし排出者責任は

託可能に(ただし排出者責任は

重くなりつつある)

(80)
(81)

生産者の拡大生産者責任

製品の製造者は、製品の性能だけでなく、そ

の製品の生産から廃棄までに及ぼす環境影響

の製品の生産から廃棄までに及ぼす環境影響

に対して責任を負うべきとの考え方。原材料

選択

生産過程

使用過程

廃棄

おける

の選択、生産過程、使用過程、廃棄における

環境影響への責任が含まれる。この考え方は、

生産方

より環境にやさしい製品や生産方法の開発・

普及、廃棄物のリサイクルや減量化を進める

戦略

際の戦略として活用されるようになっている。

・リサイクル・処理しやすいような設計,材

リサイクル

処理しやすいような設計,材

質の工夫,そして材質等の表示

商品の引き取り

リサイクルの実施

・商品の引き取り,リサイクルの実施

(82)

産業廃棄物税(三重県の例)

県内で中間処理・最終処分される産業廃棄

物を年間

1000トン以上排出する業者に1ト

物を年間

1000トン以上排出する業者に1ト

ンあたり

1000円を課す.

→税収は企業の廃棄物抑制のための技術

開発への援助,公的関与の最終処分場周

開発

援助,公的関与

最終処分場周

辺環境整備,不法投棄の監視強化へ

一般にメリットとして廃棄物抑制,リサイク

ルなどの促進効果

環境保全のための目的税であることが最

意義

大の意義

(83)
(84)
(85)
(86)

産業廃棄物税

• 地方公共団体が法定外目的税として,導入.全国の都道府県の過半

産業廃棄物税

(87)

産業廃棄物税への期待と課題

産業廃棄物税への期待と課題

期待

期待

他県からの搬入廃棄物の抑制,不法投

棄監視の強化,現状回復への資金源

課題

どの段階で,誰に課税?,不法投棄増

加への懸念 特定業種への負担(建設

加への懸念,特定業種への負担(建設

業),他府県への廃棄物流出のおそれ

(とくに近隣地域)

(とくに近隣地域)

(88)

廃棄物行政での環境政策

廃棄物行政

環境政策

規制的手法:不法投棄の禁止

規制的手法 不法投棄の禁止

マニュフェスト制,各リサイク

ル法での役割分担の明確化

守らないと罰則

企業名公表

守らないと罰則,

企業名公表

経済的手法:補助金 ユーザーチャージ(

経済的手法:補助金,ユ ザ チャ ジ(

ごみ有料化),デポジット制,

その他プロダクトチャージ,産

業廃棄物税

業廃棄物税

(89)
(90)

ごみ処理の歴史(江戸時代まで)

有史以前,貝塚 平城京:10万都市大きな河川なし,近くに埋め立 てか→疫病(ペスト) 平安京:鴨川など大きな川 江戸:100万都市 ものの値段が高く 修理・リサ 江戸:100万都市,ものの値段が高く,修理 リサ イクル.三代将軍家光の時代には町ごとに会所 地(かいしょち)がごみ捨て場 四代将軍家綱の 地(かいしょち)がごみ捨て場.四代将軍家綱の 時代に芥改役(あくたあらためやく)という役職の 設置 江戸市中諸法度(1648年)でごみさらいの 設置,江戸市中諸法度(1648年)でごみさらいの ルールを定める.その後もごみ処理ルールに関 する町触れを出す する町触れを出す.

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ごみ処理の歴史(明治以降)

1879および1886年 コレラが大流行 1887年 塵芥取締規則:東京市では各戸で塵芥 1887年 塵芥取締規則:東京市では各戸で塵芥 容器を,指定業者が有料でごみ収集→ごみの不 法投棄は減るが,不衛生な状態継続 1894~1895年 日清戦争後,帰還軍人の持ち込 んだコレラが大流行 1897年 「伝染病予防法」で,大掃除を市町村業 務として義務づけ 1900年 日本初のごみに関する法律「汚物掃除 法(おぶつそうじほう)」で,公衆衛生の推進.ご み処理は地方自治体の義務に.ただし清掃事業 は大都市のみで普及(全国に普及せず).技術的 には伝染病対策として極力 ごみの焼却指示 には伝染病対策として極力,ごみの焼却指示. 1897年には敦賀に日本初の焼却炉施設が.

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ごみ処理の歴史(明治以降)

ごみ処理の歴史(明治以降)

1901年 東京市の一部で露天焼却開始 ただし 1901年 東京市の一部で露天焼却開始,ただし 技術的・経済的な問題から埋立のままの自治体 も多数(当初 ごみ処理は埋め立て処分中心 し も多数(当初,ごみ処理は埋め立て処分中心.し かし高温多湿で狭い日本ではごみの腐敗・病原 菌や病害虫繁殖しやすいので 焼却を) 菌や病害虫繁殖しやすいので,焼却を) 1921年 東京市,業者委託で市営汲み取り開始 1924年 東京市,大崎じん芥焼却場竣工 1925年頃 厚生省式改良便所普及開始 1930年 「汚物清掃法」の一部改正 し尿の収集・ 処分は市町村の義務に 処分は市町村の義務に

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ごみ処理の歴史(戦後)

第二次世界対戦後 化学肥料の普及とし尿の農 地還元が減少→し尿の処理が問題+ごみも 地還元が減少→し尿の処理が問題+ごみも 1954年 公害国会で「清掃法」制定.ごみとし尿 を市町村の計画で衛生的に処理 ただし汚物の を市町村の計画で衛生的に処理.ただし汚物の 規定が狭い,公衆衛生的視点がつよいが,生活 環境的視点も.焼却施設の建設に国庫補助制 環境的視点も.焼却施設の建設に国庫補助制 度の途を開く. 1960年代前半 家庭のごみ入れが木箱やコンク 1960年代前半 家庭のごみ入れが木箱や ンク リート箱からポリバケツに,ごみ収集車がトラック からパッカー車に 生ごみの収集が週二回なの は蝿に発生防止から(一週間で卵から成虫) 1960年代半ばでも,全国的には埋立が主流

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ごみ処理の歴史(戦後)

1963年 「清掃施設整備緊急処置法」:市町村が 独自におこな ていたごみ行政に政府が関与 独自におこなっていたごみ行政に政府が関与, 廃棄物は焼却,国が新しい焼却施設建設に補助 金(国庫補助金 最近は交付金) 金(国庫補助金,最近は交付金) →その結果,1960年代に本格的なごみ焼却炉が くられ始める つくられ始める. 1970年 公害国会で「廃棄物の処理及び清掃に 関する法律」 はじめて産業廃棄物が定義され, その処理は排出者が責任をもつ(当時問題とな ったごみは産業活動由来のもの).生活環境の 保全を第一義に.不法投棄の禁止と罰則

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ごみ処理の歴史

歴史

東京ごみ戦争

東京ごみ戦争

1973年 東京都江東区でよその区からの

ごみの流入を阻止

1974年 多摩地区でごみ問題 瑞穂町 羽

1974年 多摩地区でごみ問題 瑞穂町,羽

村町でごみ搬入阻止

1976年 和解

自らの責任で区域内にごみ処理施設

自らの責任で区域内にごみ処理施設

ごみ処理施設の建設用地確保問題

ごみの減量化

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ごみ処理の歴史

新たな処分場の建設や用地の確保が困難,廃棄物 に関わる国際規制(バ ゼル条約など)の強化 に関わる国際規制(バーゼル条約など)の強化 1991年 「廃棄物処理及び清掃に関する法律」の改 正 廃棄物排出量の増大 質の多様化 処分施設の 正 廃棄物排出量の増大・質の多様化,処分施設の 確保,不法投棄対策(豊島の事件等)→適正処理に 排出抑制・分別・再生が加わる 排出抑制 分別 再生が加わる. 1997年 「廃棄物処理及び清掃に関する法律」の改 正 最終処分場の逼迫 施設設置を巡る地域紛争の 正 最終処分場の逼迫,施設設置を巡る地域紛争の 激化,不法投棄などの産業廃棄物問題への対策,廃 棄物の減量化とリサイクルの促進. 棄物の減量化とリサイクルの促進 1997年 「ごみ処理に係るダイオキシン類発生防止等 ガイドライン」を発表→ 1999年 「ダイオキシン類対策 ガイドライン」を発表 年 ダイオキシン類対策 特別措置法」公布

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ごみ処理の歴史

1995年 「容器包装リサイクル法」成立,完全施行は 年から 2000年から 1997年 「資源リサイクル法」整備 2000年 「循環型社会形成推進基本法」等,6つの法 律が制定,改正 律が制定,改正 「排出したごみを処理する」「可燃物は焼却処理する」 「排出したごみを処理する」「可燃物は焼却処理する」 から「ごみを出さない」「出したらリサイクルする」という 減量化 再資源化に重点へ そして「循環型社会」構 減量化・再資源化に重点へ,そして「循環型社会」構 築を目指す.

参照

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