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どのようにノートと授業展開 板書を関連させるとよいでしょうか 1 単位時間の授業で 子どもに確実に身に付けさせたい学習内容は その時間の学習過程が分かる板書に表され ノートに記されていくことになります 例えば 本時の目標を実現させるための導入の 問題 課題の提示 や 展開における 子どもの考え 終末

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Academic year: 2021

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(1)

学習内容の確実な定着を図るノート指導の充実

子どもの立場からのノート指導の効果 教師の立場からのノート指導の効果 問題 自分の考え

子どもたちは、どのようなノートを書いていますか?

ノートの見開き 2ページに1単位 時間の授業が記入 されています。 ○学習の理解が深まり、学習内容 の定着に役立ちます。 ○自分の考えが整理され、説明に も役立ちます。 ○復習時の参考書やその後の学習を進める上での 資料として活用できます。 ○学習を振り返り、自己評価ができます。 ○子どもの学習状況を把握し、き め細かな学習を進めることがで きます。 ○予習や復習等と関連させて、子 どもの学習習慣を改善できます。 ○子どもとの良好な人間関係の構築に役立てるこ とができます。 課題 予想 結果 まとめ 工夫されたノートの例

ノ ー ト に は 、 子 ど も の 学 習 の 道 筋 が 具 体 的 な 形 と し て

残 る と と も に 、 教 え て も ら っ た こ と や 考 え た こ と 、 調 べ

た こ と 、 練 習 し た こ と が 学 習 記 録 と し て 残 さ れ て い る こ

と が 必 要 で す 。

学 習 内 容 の 確 実 な 定 着 を 図 る た め に 、 ノ ー ト 指 導 を ど

の よ う に 進 め る と よ い で し ょ う か 。

振り返り 1

(2)

単元名 小学校第2学年「ひき算」 ■評価規準 □評価方法 ○主な学習活動 ◇教師の主な働きかけ ▲努力を要すると判断される児童への手立て ○ 問題を把握する。 導 入 ○ 式に表す。 ○ 課題を設定する。 ○ 解決の見通しをもつ。 ◇ これまでに学習し 展 たことを確認し、解 決の見通しをもたせる。 ■ 一の位のひき ◇ 言葉や式、図を使 算ができないと って、自分の考えを きには、十の位 まとめるようにする。 から繰り下げて 計算する仕方を 考えている。【考】 □ノート、発言 ▲ 掲示物やノー トを活用して、 これまでに学習 したことを確認 させる。 開 ◇ 考え方の共通点や 相違点について話し 合う。 ◇ 具体物や図を使っ た考えは、筆算の仕 ○ 考え方を説明し、共通点や相違点を明 方につながることに気付 終 確にする。 かせる。 末 ・どの考えも一の位の5から8はひけない ◇ くり下がりのある ので、十の位から1繰り下げている。 筆算の問題に取り組 ○ 練習問題に取り組む。 ませ、考え方を問う ようにする。 【問題】 たかしさんは、45円もっています。18円のチョコレートをかいます。のこりはいくらですか。 【課題】 一の位の計算をすることができない場合の筆算のしかたを考えよう。 【児童A】 ○ 具体物を使って考える。 ⑩⑩⑩⑩ → ⑩⑩⑩ ①①①① ①①①①①①①①①① ①①①①① ・一円硬貨5枚から8枚を取ることは できないので、10円硬貨を1円硬 貨10枚にする。 ・このことから、15-8=7、 30-10=20なので、答えは27になる。 【児童B】 ○ 筆算で考える。 3 15 ・位を縦に揃えて書く。 45 ・一の位の計算をする。5 -18 から8はひけないので、 27 十の位から1繰り下げる。 15-8=7 ・十の位の計算をする。 3-1=2 ・答えは27になる。 【まとめ】 一の位の計算をすることができない場合は、十の位からくり下げて計算する。

1単位時間の学習指導案

1単位時間の授業で、子どもに確実に身に付けさせたい学習内容は、その時間の学習過程が分かる板書に表され、ノートに記されていくことにな

ります。

例えば、本時の目標を実現させるための導入の「問題、課題の提示」や、展開における「子どもの考え」

、終末における「まとめ」

「練習問題」

等を位置付け、身に付けさせたい内容が明確になっていることが大切です。

1単位時間の学習指導案に基づいた板書

【チェック!】 1単位時間の終末における練習問題は、学習内容の確実な定着を図ると ともに、「分かった」、「できた」を実感させることができます。 そのため、本時の学習内容を振り返りながら、練習問題を解くことがで きるよう板書します。 【チェック!】 ○ 「問題」、「課題」、「まとめ」が確実に板書されていることが大切 です。 ○ 児童の考えや話し合った内容が板書され、児童が授業の流れを確かめ られるようにします。

どのようにノートと授業展開、板書を関連させるとよいでしょうか。

(3)

ノート指導は、子どもの学習の様子をよく見ながら行うことが大切です。 子どもによって書くのが遅い、早いなど、書くスピードが異なりますので、一人 (例) 書くのが早い・・・次の学習準備をさせる 等 一人の学習状況を把握し、差が大きくならないように適切に指導することが大切です。 書くのが遅い・・・書き始めが遅れないように促す 等

学習日

学習課題(めあて)

自分の考え、友だちの考え

学習のまとめ

練習問題

学習の振り返り

子どもの発達の段階に適したノー トづくりをするとともに、板書の内 容は確実にノートに書き写されるよ うにしましょう。 【確認すべきポイント(例)】 □学習日時 □学習課題、問題 □考え(自分、友だち) □学習のまとめ □練習問題 等 「学習の手引」を活用したノートガイ ダンスを実施し、書く内容や書き方のル ールを確認しましょう。

子どもが自分なりの参考書にできるようなノート指導を目指しましょう。

【例】板書に基づき自分の考えが見えるノート

練習問題を活 用して、学習し たことを確かめ ています。 ここで、学習 内容の定着が図 られるようにし ています。 自分の考え を言葉や図で 表し、考えの 根拠を示して います。 家庭学習 を行い、本 時の学習内 容に結び付 く復習をし ています。 3

(4)

【例】計画的に取り組む手順

ノート指導を全校で一体となっ

て、計画的、継続的に行うこと

が大切です。

10月

校内研修会

「校内授業研究」 校内授業研究の際、協議の視点に、ノートの在 り方を位置付け、学習指導と一体として捉え、成 果と課題を協議することが考えられます。 その際、子どものノートを記録し、4~6月の 状況と比較し、成果と課題、今後の指導の在り方 を明らかにすることも考えられます。 ノート点検 予習 授業 復習

4月 各学年や各教科で

の指導

新学期の学級活動の時間はも とより、各教科のオリエンテー ションの時間にノートの指導を 位置付け、書き方について、全 校で指導することが大切です。

2月

校内研修会

「ノート指導の在り方②」 教員の自己評価と子どもの 授業評価の結果などを比較・ 分析し、ノート指導の成果と 改善点を明らかにすることが 考えられます。 ノート点検 予習 授業 復習

3月「学習の手引」の改善

ノートの指導の成果と課題を踏 まえ、指導する内容を見直し、「学 習の手引」を改善することが考え られます。

8月(夏季休業中)

校内研修会1回目

「学校評価の中間評価」 教員の自己評価と子どもの授業評価の結 果を比較・分析し、ノート指導の成果と改 善点を明らかにすることが考えられます。 なお、資料とするために、4~6月の子 どものノートを記録に残しておくことも考 えられます。

校内研修会2回目

「ノート指導の在り方①」 校内研修会①を受け、指導上の課題を明 確にし、夏休み終了後のノート指導の在り 方について共通理解を図ります。 ○ノート指導の基本的な記入事項の確認 ○各学年、各教科の指導事項の検討 ○ノート点検における成果と課題 など

C

A

P

ノート点検 予習 授業 復習

C

D

全校でどのようにノート指導を進めるとよいでしょうか。

計画的なノート指 導

ノー ト 指 導 に当 た って は、 1年 間 の指 導 計 画を

明 ら か に す る と と も に 、「 問 題 」、「 予 想 」、「 自 分

の 考 え 」、「 友 だ ち の 考 え 」、「 ま と め 」、「 振 り 返

り 」な どの 共 通の 項 目を 整 理 し て示 すなど 、全 校

で 組 織 的 に 取 り 組 め る よ う に す る こ と が 大 切 で

す。

そ の た め に 、「 学 習 の 手 引 」 等 を 活 用 し 、 各 学

年 ・各 教科 で 系統 性 のあ る ノ ー ト指 導を行 うこ と

や 継続 して ノ ート 点 検を 行 う こ とな どが考 えら れ

ます。

ノート指導のチェックリスト例 □ ノートを定期的に点検し、ノート指導 が定着するようにしている。 □ マスの大きさや行の幅など、指定した ノートを使わせている。 □ 日付、課題、問題、予想、自分や友だ ちの考え、まとめなどノートに記入する 事項を徹底している。 □ 線を引く時には、定規を使うようにさ せている。 □ 授業中の姿勢や鉛筆の持ち方を指導し ている。

D

ノートの点検は年間を通し て継続して行い、整理された ノートが習慣として身に付く ようにすることが大切です。 その際、よい点と改善点を 具体的に伝えるようにしまし ょう。 【視点例】 ○文字の正しさ、丁寧さ、 既習の漢字の使用 ○ノートの書き方の約束事項 など

A

P

(5)

活用しやすいノートの在り方を考えさせる。

○ノート展示会の実施 教室や廊下などに、工夫して学習しているノートを展示し、 友だちのノートを見ることができるようにすることにより、子 どもが書き方のよさなどを確認して、自分のノートの書き方を 見直すことができるようにします。 その際、子どもが工夫した自分のノートのよさを発表させた り、気を付けたことや工夫したこと、努力したことなどを示し たメモをノートの表紙に付けさせたりします。また、参考にし てほしいポイントについて、先生がコメントを示すことも考え られます。 ●●●● ○「学習の手引」によって、ノート の書き方を説明する。 ・望ましいノートの書き方を子ど もや保護者に周知するため、「学 習の手引」にノートの書き方を示 し、学級活動や保護者懇談会で説 明します。 ○教師が正しいノートの取り方 を見せる。 ・実際に教師がノートに記入 する様子を実物投影機等を 用いて、子どもに示します。 ・鉛筆の持ち方、マスの使い 方、線の引き方等を丁寧に 指導します。 ○子どものノートを授業に活用 する。 ・子どものノートを実物投影 機を活用して、教室全体に 見せながら説明させるなど、 お互いのノートのよさに気 付くようにします。 ・他の子どもにも参考になる ような工夫が見られるノー トについて実物投影機等を 用いて示します。

【例】計画的に進めるノート指導

学年のスタートに当たってノートの書き方を確認する。

ノート指導を進めるに当たっては、次に示すような取組を行うなど、1年間を通して計画的に進めることが大 切です。 5

(6)

(児童のノート) 予習をして分 かったことや授 業で解決したい 疑問を記述して います。 原則、見開きで記述 します。記述内容が少 なくても余白は残して おき、後から加筆する スペースとします。 振り返りは、分かっ たことだけでなく、気 付いたことや役に立っ た友だちの考えなどを 記入し、復習につなが るようにします。 復習で練習問題を解いたり、授業中 に生じた疑問などについて調べたりし て記入します。 予 習 復 習 振 り 返 り (ノート例) <予習> 【まとめ】 ・国語の漢字、語句の意味調べや文章の要約 金ぞくには、じしゃくにつくものとつかないもの ・算数、数学の例題による計算方法等の確認 があり、じしゃくにつく金ぞくは鉄である。 その他、理科の観察・実験方法、社会の重 要語句の調べなどが考えられます。 【練習問題】 ※予習して分かったことや分からなかったこ とを記述します。 【ふり返り】 <授業> ■授業を振り返ることにより、学習内容を確 ○月△日(□) 認するとともに、復習で取り組むべきこと 【学習課題】 を明らかにします。 じしゃくにつくものについて調べよう。 【自分の予想】 <復習・宿題> 金ぞくは、電気を通すから、じしゃくにつくと思う。 ■宿題で出された練習問題を解いて記入した 【友達の予想】 り、授業中に生じた疑問などについて調べ じしゃくにつくものとつかないものがある。 たりして記述します。 電気は通すけど、じしゃくにつかないものがあると思う。 学習の見通しを もって授業に取り 組んだり、授業で 学習した内容を振 り返ったりできる よう、ノートに予 習と復習を位置付 けています。

【例】「予習→授業→復習」のサイクルを踏まえたノート

授業と家庭学習を関連させるにはどのようなノートが考えられますか。

子どもたちの学習習慣の確立のためには、「予習→授業→復習」のサイクルを大切にするとともに、学校と 家庭が「家庭学習」をキーワードとして連携した取組を進めることが考えられます。 「家で、学校の予習、復習をしていますか。」(平成24年度全国学力・学習状況調査) 単位(%) 北海道 北海道 予習 復習 予習 復習 し て い る 18.4 27.7 し て い る 9.5 18.2 どちらかといえば、している 25.7 30.8 どちらかといえば、している 19.5 32.9 あまりしていない 35.7 27.5 あまりしていない 36.1 30.3 全くしていない 20.1 13.9 全くしていない 34.8 18.4 小学校 中学校 北海道では、小学生の 55.8%、中学生の70.9%が 予習を「あまりしていな い」、「全くしていない」 と回答しています。 また、小学生の41.1%、 中学生の48.7%が復習を 「あまりしていない」、 「全くしていない」と回答 しています。 6

(7)

【2冊のノートの活用】 授業での学習と家庭での学習を効果的に結び付けるため、授業で使う「授業ノート」と家庭学習で使う「自 学ノート」の2冊を用意させます。この例では、子どもに「自学ノート」の使い方を理解させ、主体的に家 庭学習に取り組むことができるようにしています。 ~ 自学ノートで学習する主なメリット ~ ① 毎日、一定の時間、一定の分量をこな すことで、家庭学習の習慣が定着する。 ② 授業の前後に分かったことや分からな かったことを調べたり確認したりするこ とで、授業と家庭学習が結び付く。 ③ 何を学習するか自分で決めて取り組む ことの繰り返しにより、自分で考え学習 に取り組む力が高まる。

授業ノート

自学ノート

学校で学習したことを確実に定着するためには、家庭における学習習慣の確立が大切です。そのため、子ども 一人一人が家庭学習に対して意義を見いだし、意欲的に取り組めるような工夫が大切です。 「普段(月~金曜日)、1日当たりの勉強時間」(平成24年度全国学力・学習状況調査) 単位(%) 3時間以上 2~3時間 1~2時間 30分~1時間 1~30分 全くしない 北海道 5.0 9.9 29.7 33.0 17.4 4.9 全 国 11.1 14.5 33.9 26.1 10.5 3.8 3時間以上 2~3時間 1~2時間 30分~1時間 1~30分 全くしない 北海道 7.4 21.1 28.6 19.3 12.8 10.7 全 国 9.9 25.4 31.1 16.9 9.7 6.9 小学校 中学校 北海道では、1日当 たり1時間以上勉強す る子どもの割合が、小 学校で44.6%、中学校 で57.0%であり、全 国と比較して、小学校 で14.9ポイント、中 学校で9.4ポイント低 くなっています。 ◆ノートの活用例◆ 中学校第2学年数学「平行四辺形」

【例】「授業ノート」と「自学ノート」の活用

授業で生じた疑問や興味の あった内容について確認した り調べたりしています。 授業の大切な 内容についてま とめています。 家庭学習の内容 を振り返り自己評 価しています。 授業内容と関係する 問題を自分で見つけて 確認しています。 教師は、「授業ノート」や「自 学ノート」により、子どもの学習状 況や勉強の仕方を把握し、授業の改 善に生かしたり、個別 の対応を行ったりする などして、学習内容の 定着を図りましょう。 7

(8)

小学校第4学年「理科」

子ども同士で考 えや気付いたこと を交流させ、ノー トに書かせるよう にしています。

小学校第5学年「社会」

学習課題を把握さ せることは、子ども に本時の学習の見通 しをもたせることに つながるので、ノー トにはっきりと書か せるようにしていま す。 授業で家庭学習の内 容を確認し、どのよう なところでつまずいた のかを振り返ることが できるよう、朱書きで 修正させています。

中学校第1学年「英語」

予想される子どものつまず きに対して、付箋にヒントを 記述して示し、ノートに貼ら せています。 子どもによっては、絵を描く ことが苦手な場合もあるので、 ビーカーのイラストを配付し、 ノートに貼らせています。 次の学習につながるよ う、「振り返り」を位置 付け、気を付けなければ いけないポイントを記述 させています。 図やグラフなど、資料をノートに貼らせ、その横 にそこから読み取ったことを記述させています。こ のように、ノートを活用して学習内容が整理される ようにしています。 本文 訳 新出単語 ポイント 本時で何を学習したのかが、明確になるよう、まとめを位置付 けています。 資料を読み取る際のポ イントについてメモをと らせたり、枠で示させた りするようにしていま す。 子どもが板書 を写すだけでは なく、予習した ことをノートに 記述して、自ら ノートを作成す る姿勢を身に付 けさせるように しています。 子どもの発達の段階や各教科等の特性に応じたノート指導として、次のような例が考えられます。

各教科の特性に応じたノート指導にはどのような例がありますか。

参照

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