大阪女学院大学・大阪女学院短期大学 教員養成センター http://www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ttc/ 〈英語教育リレー随想〉第 65 号 1 短大の教職科目で「教職実践演習」という授業を 2 年生の秋学期に担当して います。5 月から 6 月にかけての教育実習後、卒業する前に再度学んだことを活 かすことを狙いとして、以下の授業目的を設定しています。 ・教職科目履修を通した学びと教育実習等で得られた教科指導力や生徒 指導力の実践との統合を図る ・使命感や責任感に裏打ちされた確かな実践的指導力を有する教員とし ての資質を構築する また、授業では、主なテーマを以下の 3 つに絞っています。 ・生徒理解(個人内要素・個人間要素) ・学級運営・学校運営(管理職経験者のゲスト講師) ・教材研究・授業実践・振り返りの有機的サークルの形成 本稿では、「教材研究」にフォーカスした授業内での学生の取り組みについて 紹介します。今年度は、「日本文化の紹介」をテーマに 2 回の授業時間を当てま した。1 時間目では「文化」のとらえ方について考えて、2 時間目では、2-3 名 の学生がグループになり「日本文化を紹介する」ポスター1 枚の副教材作の口頭 発表を行いました。3 つのグループは、以下のテーマで工夫を凝らしたポスター を作成し、自らの英語力を一生懸命駆使した口頭発表を行いました。概要をご 紹介します。 テーマ 1:日米のヒーローアニメ比較 アメリカのスーパーマンと日本のパワーレンジャーを比較して、ヒーロー自信 の性格や見た目を含むキャラクター、複数のヒーローの役割分担、個人主義と グループ主義の異なる価値観について紹介しました。 テーマ 2:英語に直訳しにくい日本語表現 文字通り英語に訳すのが難しい「よろしくお願いします。」や「お疲れさまです。」 を様々な人間関係や文脈、発表者によるジェスチャーの実践を含んで紹介しま した。 テーマ 3:日本のバレンタインデー文化 日本では大きな商戦の一つであるバレンタインデーについて、○○チョコの種 大阪女学院大学・大阪女学院短期大学 教員養成センター 〈英語教育リレー随想〉 2015 年 11 月 教材研究:実践演習のヒトコマ 第 70 号 夫 明美
大阪女学院大学・大阪女学院短期大学 教員養成センター http://www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ttc/ 〈英語教育リレー随想〉第 65 号 2 類を紹介しました。義理チョコ、本命チョコなど(おそらく皆さまにも馴染み がある)定着した表現から、自分チョコ(自分へのご褒美)やツイ・ネトチョ コ(SNSなどを通してできた友人間のチョコレート)など新しい用語も学ぶ ことができました。 異文化理解は英語教育の大切な目標の一つであることを、教材研究とミニリ サーチを経た口頭発表によって再確認できたように思います。 (ふ・あけみ/本学准教授)