承認申請者 第1施設団副団長 陸将補 安田 茂 主 文 本件承認申請は、承認すべきものと認定する。 事 実 関 係 1 承認申請者 陸将補 安田 茂(以下「申請者」という。)は、平成25 年8月1日付で自衛隊を退職し、平成25年9月17日付で、株式会社日立 製作所に就職する予定である。同社における地位は、嘱託(非役員。常勤) の予定である。 2 株式会社日立製作所は、防衛省との間に契約を締結した営利企業であるた め、自衛隊法第62条第2項に規定する営利を目的とする会社その他の団体 の地位で、その離職前5年間に在職していた防衛省と密接な関係にあるもの に該当するとして、同条第3項に規定する防衛大臣の承認が必要である。 理 由 1 申請者が離職前5年間に占めていた官職は、陸上自衛隊補給統制本部施設 部長(平成20年8月2日から平成22年11月30日)及び第1施設団副 団長(平成22年12月1日から平成25年8月1日)であるが、当該期間 中において、防衛省と株式会社日立製作所との間における契約の締結又は履 行に携わったことはない。 2 申請者の離職前5年間における在職機関は、陸上自衛隊補給統制本部(平 成20年8月2日から平成22年11月30日)及び第1施設団(平成22 年12月1日から平成25年8月1日)として取り扱われるが、当該期間中 のいずれの年度においても、これら在職機関と株式会社日立製作所との間で 締結された契約の総額が当該年度における株式会社日立製作所の売上額の総 額に占める割合(最高でも0.02%)は25%未満である。 3 申請者が株式会社日立製作所において就く予定である嘱託の地位の職務内 容は、施設科職種としての部隊勤務及び指揮官・幕僚としての知識・経験を
生かした、施設器材の改善等に関する運用的側面からの指導・助言であり、 防衛省との契約の折衝等の業務は含まれない。 4 その他、申請者の株式会社日立製作所への就職により公務の公正性の確保 に支障が生じると認められることはない。 5 以上、当分科会は、本件について検討したが、前記認定のとおり、本件就 職は適正なものと認められることから、本件承認申請は承認すべきものと考 える。 よって、主文のとおり議決する。
承認申請者 陸上自衛隊研究本部総合研究部第4研究課長 陸将補 三浦 弘二 主 文 本件承認申請は、承認すべきものと認定する。 事 実 関 係 1 承認申請者 陸将補 三浦 弘二(以下「申請者」という。)は、平成25 年8月1日付で自衛隊を退職し、平成25年9月17日付で、株式会社パス コに就職する予定である。同社における地位は、技師長(非役員。常勤)の 予定である。 2 株式会社パスコ及び同社の会社法上の親会社であるセコム株式会社は、防 衛省との間に契約を締結した営利企業であるため、自衛隊法第62条第2項 に規定する営利を目的とする会社その他の団体の地位で、その離職前5年間 に在職していた防衛省と密接な関係にあるものに該当するとして、同条第3 項に規定する防衛大臣の承認が必要である。 理 由 1 申請者が離職前5年間に占めていた官職は、北部方面施設隊副隊長(平成 20年8月2日~平成21年11月30日)、第1教育団副団長(平成21年 12月1日から平成23年4月21日)、東部方面混成団副団長(平成23年 4月22日から平成23年11月30日)及び陸上自衛隊研究本部総合研究 部第4研究課長(平成23年12月1日から平成25年8月1日)であるが、 当該期間中において、防衛省と株式会社パスコ及びセコム株式会社との間に おける契約の締結又は履行に携わったことはない。 2 申請者の離職前5年間における在職機関は、北部方面施設隊(平成20年 8月2日から平成21年11月30日)、第1教育団(平成21年12月1日 から平成23年4月21日)、東部方面混成団(平成23年4月22日から平 成23年11月30日)及び陸上自衛隊研究本部(平成23年12月1日か ら平成25年8月1日)として取り扱われるが、当該期間中のいずれの年度 においても、これら在職機関と株式会社パスコとの間で締結された契約の総
額が当該年度における株式会社パスコの売上額の総額に占める割合(いずれ の年度も0%)は、25%未満である。 また、当該期間中のいずれの年度においても、同在職機関とセコム株式会 社との間で締結された契約の総額が当該年度におけるセコム株式会社の売上 額の総額に占める割合(いずれの年度も0%)は、25%未満である。 3 申請者が株式会社パスコにおいて就く予定である技師長の地位の職務内容 は、施設科職種としての部隊勤務及び指揮官・幕僚としての知識・経験を生 かした、地理空間情報等に関する運用的側面からの指導・助言であり、防衛 省との契約の折衝等の業務は含まれない。 4 その他、申請者の株式会社パスコへの就職により公務の公正性の確保に支 障が生じると認められることはない。 5 以上、当分科会は、本件にについて検討したが、前記認定のとおり、本件 就職は適正なものと認められることから、本件承認申請は承認すべきものと 考える。 よって、主文のとおり議決する。
承認申請者 陸上自衛隊研究本部総合研究部第2研究課長 陸将補 髙木 新二 主 文 本件承認申請は、承認すべきものと認定する。 事 実 関 係 1 承認申請者 陸将補 髙木 新二(以下「申請者」という。)は、平成25 年8月1日付で自衛隊を退職し、平成25年9月21日付で、セントラル警 備保障株式会社に就職する予定である。同社における地位は、事業部付部長 (非役員。常勤)の予定である。 2 セントラル警備保障株式会社は、防衛省との間に契約を締結した営利企業 であるため、自衛隊法第62条第2項に規定する営利を目的とする会社その 他の団体の地位で、その離職前5年間に在職していた防衛省と密接な関係に あるものに該当するとして、同条3項に規定する防衛大臣の承認が必要であ る。 理 由 1 申請者が離職前5年間に占めていた官職は、自衛隊大分地方協力本部長(平 成20年8月2日から平成22年7月31日)及び陸上自衛隊研究本部総合 研究部第2研究課長(平成22年8月1日から平成25年8月1日)である が、当該期間中において、防衛省とセントラル警備保障株式会社との間にお ける契約の締結又は履行に携わったことはない。 2 申請者の離職前5年間における在職機関は、自衛隊大分地方協力本部(平 成20年8月2日から平成22年7月31日)及び陸上自衛隊研究本部(平 成22年8月1日から平成25年8月1日)として取り扱われるが、当該期 間中のいずれの年度においても、これら在職機関とセントラル警備保障株式 会社との間で締結された契約の総額が当該年度におけるセントラル警備保障 株式会社の売上額の総額に占める割合(いずれの年度も0%)は、25%未 満である。
3 申請者がセントラル警備保障株式会社において就く予定である事業部付部 長の地位の職務内容は、部隊等の指揮官・幕僚としての勤務経験を通じて得 た知識及び経験を生かした、警備に関する指導・助言及び事業所の管理業務 であり、防衛省との契約の折衝等の業務は含まれない。 4 その他、申請者のセントラル警備保障株式会社への就職により公務の公正 性の確保に支障が生じると認められることはない。 5 以上、当分科会は、本件について検討したが、前記認定のとおり、本件就 職は適正なものと認められることから、本件承認申請は承認すべきものと考 える。 よって、主文のとおり議決する。
承認申請書 西部方面後方支援隊長 陸将補 辻 勝文 主 文 本件承認申請は、承認すべきものと認定する。 事 実 関 係 1 承認申請者 陸将補 辻 勝文(以下「申請者」という。)は、平成25 年8月1日付で自衛隊を退職し、平成25年9月21日付で、富士通株式会 社に就職する予定である。同社における地位は、顧問(非役員。常勤)の予 定である。 2 富士通株式会社は、防衛省との間に契約を締結した営利企業であるため、 自衛隊法第62条第2項に規定する営利を目的とする会社その他の団体の地 位で、その離職前5年間に在職していた防衛省と密接な関係にあるものに該 当するとして、同条第3項に規定する防衛大臣の承認が必要である。 理 由 1 申請者が離職前5年間に占めていた官職は、装備実験隊長(平成20年8 月2日から平成21年11月30日)、陸上自衛隊通信学校副校長(兼)企画 室長(平成21年12月1日から平成23年4月18日)及び西部方面後方 支援隊長(平成23年4月19日から平成25年8月1日)であるが、当該 期間中において、防衛省と富士通株式会社との間における契約の締結又は履 行に携わったことはない。 2 申請者の離職前5年間における在職機関は、装備実験隊(平成20年8月 2日から平成21年11月30日)、陸上自衛隊通信学校(平成21年12月 1日から平成23年4月18日)及び西部方面後方支援隊(平成23年4月 19日から平成25年8月1日)として取り扱われるが、当該期間中のいず れの年度においても、これら在職機関と富士通株式会社との間で締結された 契約の総額が当該年度における富士通株式会社の売上額の総額に占める割合 (いずれの年度も0%)は、25%未満である。
3 申請者が富士通株式会社において就く予定である顧問の地位の職務内容は、 通信科職種としての部隊勤務及び指揮官・幕僚としての知識・経験を生かし た、通信システム等の改善等に関する技術的側面からの指導・助言であり、 防衛省との契約の折衝等の業務は含まれない。 4 その他、申請者の富士通株式会社への就職により公務の公正性の確保に支 障が生じると認められることはない。 5 以上、当分科会は、本件について検討したが、前記認定のとおり、本件就 職は適正なものと認められることから、本件承認申請は承認すべきものと考 える。 よって、主文のとおり議決する。
承認申請者 第11飛行教育団副司令 空将補 岩元 和久 主 文 本件承認申請は、承認すべきものと認定する。 事 実 関 係 1 承認申請者 空将補 岩元 和久(以下「申請者」という。)は、平成25 年8月1日付で自衛隊を退職し、平成25年9月1日付で、株式会社セーフ ティネットに就職する予定である。同社における地位は、部長(非役員。常 勤)の予定である。 2 株式会社セーフティネットは、防衛省との間に契約を締結した営利企業で あるため、自衛隊法第62条第2項に規定する営利を目的とする会社その他 の団体の地位で、その離職前5年間に在職していた防衛省と密接な関係にあ るものに該当するとして、同条第3項に規定する防衛大臣の承認が必要であ る。 理 由 1 申請者が離職前5年間に占めていた官職は、航空教育隊第1教育群司令(平 成20年8月2日から平成23年4月14日)及び第11飛行教育団副司令 (平成23年4月15日から平成25年8月1日)であるが、当該期間中に おいて、防衛省と株式会社セーフティネットとの間における契約の締結又は 履行に携わったことはない。 2 申請者の離職前5年間における在職機関は、航空教育隊(平成20年8月 2日から平成23年4月14日)及び第11飛行教育団(平成23年4月1 5日から平成25年8月1日)として取り扱われるが、当該期間中のいずれ の年度においても、これら在職機関と株式会社セーフティネットとの間で締 結された契約の総額が当該年度における株式会社セーフティネットの売上の 総額に占める割合(いずれの年度も0%)は25%未満である。 3 申請者が株式会社セーフティネットにおいて就く予定である部長の地位の
職務内容は、教育職域としての知識及び指揮官・幕僚としての勤務経験を生 かした相談員の勤務管理及びメンタルヘルス業務に関する指導・助言であり、 防衛省との契約の折衝等の業務は含まれない。 4 その他、申請者の株式会社セーフティネットへの就職により公務の公正性 の確保に支障が生じると認められることはない。 5 以上、当分科会は、本件について検討したが、前記認定のとおり、本件就 職は適正なものと認められることから、本件承認申請は承認すべきものと考 える。 よって、主文のとおり議決する。
承認申請者 航空支援集団司令部幕僚長 空将補 池川 昭司 主 文 本件承認申請は、承認すべきものと認定する。 事 実 関 係 1 承認申請者 空将補 池川 昭司(以下「申請者」という。)は、平成25 年8月1日付で自衛隊を退職し、平成25年9月1日付で、株式会社日立製 作所に就職する予定である。同社における地位は、嘱託(非役員。常勤)の 予定である。 2 株式会社日立製作所は、防衛省との間に契約を締結した営利企業であるた め、自衛隊法第62条第2項に規定する営利を目的とする会社その他の団体 の地位で、その離職前5年間に在職していた防衛省と密接な関係にあるもの に該当するとして、同条第3項に規定する防衛大臣の承認が必要である。 理 由 1 申請者が離職前5年間に占めていた官職は、航空自衛隊補給本部第4部長 (平成20年8月2日から平成21年3月31日)、中部航空方面隊司令部 (平成21年4月1日から平成21年4月14日)、第1高射群司令(平成2 1年4月15日から平成23年7月31日)、航空支援集団司令部総務部長 (平成23年8月1日から平成24年7月31日)及び航空支援集団司令部 幕僚長(平成24年8月1日から平成25年8月1日)であるが、当該期間 中において、防衛省と株式会社日立製作所との間における契約の締結又は履 行に携わったことはない。 2 申請者の離職前5年間における在職機関は、航空自衛隊補給本部(平成2 0年8月2日から平成21年3月31日)、中部航空方面隊(平成21年4月 1日から平成21年4月14日)、第1高射群(平成21年4月15日から平 成23年7月31日)及び航空支援集団(平成23年8月1日から平成25 年8月1日)として取り扱われるが、当該期間中のいずれの年度においても、 これら在職機関と株式会社日立製作所との間で締結された契約の総額が当該
年度における株式会社日立製作所の売上の総額に占める割合(最高でも0. 12%)は25%未満である。 3 申請者が株式会社日立製作所において就く予定である嘱託の地位の職務内 容は、高射整備職域としての知識及び指揮官、幕僚としての勤務経験を生か したペトリオットシステム構成品の改善に関する運用的側面からの指導・助 言であり、防衛省との契約の折衝等の業務は含まれない。 4 その他、申請者の株式会社日立製作所への就職により公務の公正性の確保 に支障が生じると認められることはない。 5 以上、当分科会は、本件について検討したが、前記認定のとおり、本件就 職は適正なものと認められることから、本件承認申請は承認すべきものと考 える。 よって、主文のとおり議決する。
承認申請者 航空自衛隊幹部候補生学校副校長 空将補 奥田 高久 主 文 本件承認申請は、承認すべきものと認定する。 事 実 関 係 1 承認申請者 空将補 奥田 高久(以下「申請者」という。)は、平成25 年8月1日付で自衛隊を退職し、平成25年9月1日付で、株式会社東芝に 就職する予定である。同社における地位は、嘱託(非役員。常勤)の予定で ある。 2 株式会社東芝は、防衛省との間に契約を締結した営利企業であるため、自 衛隊法第62条第2項に規定する営利を目的とする会社その他の団体の地位 で、その離職前5年間に在職していた防衛省と密接な関係にあるものに該当 するとして、同条第3項に規定する防衛大臣の承認が必要である。 理 由 1 申請者が離職前5年間に占めていた官職は、航空幕僚監部技術部技術課先 進技術室長(平成20年8月2日から平成23年4月14日)及び航空自衛 隊幹部候補生学校副校長(平成23年4月15日から平成25年8月1日) であるが、当該期間中において、防衛省と株式会社東芝との間における契約 の締結又は履行に携わったことはない。 2 申請者の離職前5年間における在職機関は、防衛省(平成20年8月2日 から平成23年4月14日)及び航空自衛隊幹部候補生学校(平成23年4 月15日から平成25年8月1日)として取り扱われるが、当該期間中のい ずれの年度においても、これら在職機関と株式会社東芝との間で締結された 契約の総額が当該年度における株式会社東芝の売上の総額に占める割合(最 高でも1.92%)は25%未満である。 3 申請者が株式会社東芝において就く予定である嘱託の地位の職務内容は、 研究開発職域としての知識及び幕僚としての勤務経験を生かした航空機搭載
通信電子機器の改善に関する技術的側面からの指導・助言であり、防衛省と の契約の折衝等の業務は含まれない。 4 その他、申請者の株式会社東芝への就職により公務の公正性の確保に支障 が生じると認められることはない。 5 以上、当分科会は、本件について検討したが、前記認定のとおり、本件就 職は適正なものと認められることから、本件承認申請は承認すべきものと考 える。 よって、主文のとおり議決する。
承認申請者 航空自衛隊幹部学校研究部長 空将補 出口 潔 主 文 本件承認申請は、承認すべきものと認定する。 事 実 関 係 1 承認申請者 空将補 出口 潔(以下「申請者」という。)は、平成25 年8月1日付で自衛隊を退職し、平成25年10月1日付で、カヤバ工業株 式会社に就職する予定である。同社における地位は、嘱託(非役員。常勤) の予定である。 2 カヤバ工業株式会社は、防衛省との間に契約を締結した営利企業であるた め、自衛隊法第62条第2項に規定する営利を目的とする会社その他の団体 の地位で、その離職前5年間に在職していた防衛省と密接な関係にあるもの に該当するとして、同条第3項に規定する防衛大臣の承認が必要である。 理 由 1 申請者が離職前5年間に占めていた官職は、自衛隊山口地方協力本部長(平 成20年8月2日から平成21年12月6日)、南西航空混成団司令部幕僚長 (平成21年12月7日から平成23年11月30日)及び航空自衛隊幹部 学校研究部長(平成23年12月1日から平成25年8月1日)であるが、 当該期間中において、防衛省とカヤバ工業株式会社との間における契約の締 結又は履行に携わったことはない。 2 申請者の離職前5年間における在職機関は、自衛隊山口地方協力本部(平 成20年8月2日から平成21年12月6日)、南西航空混成団(平成21年 12月7日から平成23年11月30日)及び航空自衛隊幹部学校(平成2 3年12月1日から平成25年8月1日)として取り扱われるが、当該期間 中のいずれの年度においても、これら在職機関とカヤバ工業株式会社との間 で締結された契約の総額が当該年度におけるカヤバ工業株式会社の売上の総 額に占める割合(いずれの年度も0%)は25%未満である。
3 申請者がカヤバ工業株式会社において就く予定である嘱託の地位の職務内 容は、会計職域としての知識及び指揮官、幕僚としての勤務経験を生かした 調達関係法規の解釈運用等に関する指導・助言及び社員教育であり、防衛省 との契約の折衝等の業務は含まれない。 4 その他、申請者のカヤバ工業株式会社への就職により公務の公正性の確保 に支障が生じると認められることはない。 5 以上、当分科会は、本件について検討したが、前記認定のとおり、本件就 職は適正なものと認められることから、本件承認申請は承認すべきものと考 える。 よって、主文のとおり議決する。
承認申請者 航空自衛隊補給本部計画部長 空将補 三浦 芳行 主 文 本件承認申請は、承認すべきものと認定する。 事 実 関 係 1 承認申請者 空将補 三浦 芳行(以下「申請者」という。)は、平成25 年8月1日付で自衛隊を退職し、平成25年10月1日付で、三菱重工業株 式会社に就職する予定である。同社における地位は、顧問(非役員。常勤) の予定である。 2 三菱重工業株式会社は、防衛省との間に契約を締結した営利企業であるた め、自衛隊法第62条第2項に規定する営利を目的とする会社その他の団体 の地位で、その離職前5年間に在職していた防衛省と密接な関係にあるもの に該当するとして、同条第3項に規定する防衛大臣の承認が必要である。 理 由 1 申請者が離職前5年間に占めていた官職は、航空幕僚監部装備部整備課長 (平成20年8月2日から平成22年3月31日)、航空教育集団司令部装備 部長(平成22年4月1日から平成24年3月31日)及び航空自衛隊補給 本部計画部長(平成24年4月1日から平成25年8月1日)であるが、当 該期間中において、防衛省と三菱重工業株式会社との間における契約の締結 又は履行に携わったことはない。 2 申請者の離職前5年間における在職機関は、防衛省(平成20年8月2日 から平成22年3月31日)、航空教育集団(平成22年4月1日から平成2 4年3月31日)及び航空自衛隊補給本部(平成24年4月1日から平成2 5年8月1日)として取り扱われるが、当該期間中のいずれの年度において も、これら在職機関と三菱重工業株式会社との間で締結された契約の総額が 当該年度における三菱重工業株式会社の売上の総額に占める割合(最高でも 15.69%)は25%未満である。
3 申請者が三菱重工業株式会社において就く予定である顧問の地位の職務内 容は、整備職域としての知識及び指揮官、幕僚としての勤務経験を生かした 航空機整備に関する技術的側面からの指導・助言であり、防衛省との契約の 折衝等の業務は含まれない。 4 その他、申請者の三菱重工業株式会社への就職により公務の公正性の確保 に支障が生じると認められることはない。 5 以上、当分科会は、本件について検討したが、前記認定のとおり、本件就 職は適正なものと認められることから、本件承認申請は承認すべきものと考 える。 よって、主文のとおり議決する。