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資料 5-3 デシタビンの骨髄異形成症候群に対する開発について デシタビンの骨髄異形性症候群に対する開発については 米国で本剤が承認されたことを踏まえて 平成 18 年 10 月 27 日に開催された第 10 回未承認薬使用問題検討会議で検討され 早期に開発着手が必要な薬剤 と結論付けられた ( 別

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デシ タ ビン の骨 髄異 形 成症 候群 に対 す る開 発に つい て

デ シ タ ビ ン の 骨 髄 異 形 性 症 候 群 に 対 す る 開 発 に つ い て は 、米 国 で 本 剤 が 承 認 さ れ た こ と を 踏 ま え て 、平 成 18 年 10 月 27 日 に 開 催 さ れ た 第 10 回 未 承 認 薬 使 用 問 題 検 討 会 議 で 検 討 さ れ 、「 早 期 に 開 発 着 手 が 必 要 な 薬 剤 」 と 結 論 付 け ら れ た( 別 添 1 参 照 )。ま た 、平 成 21 年 6 月 か ら 8 月 の 要 望 募 集 に お い て 要 望 が 提 出 さ れ( 要 望 者:個 人 )、平 成 22 年 8 月 3 日 に 開 催 さ れ た 第 4 回 医 療 上 の 必 要 性 の 高 い 未 承 認 薬・適 応 外 薬 検 討 会 議 で 医 療 上 の 必 要 性 高 い と 判 断 さ れ( 別 添 2 参 照 )、平 成 22 年 12 月 13 日 に 開 発 要 請 を 行 っ た と こ ろ で あ る 。 今 般 、 本 開 発 に つ い て 、 開 発 要 請 先 企 業 ( ヤ ン セ ン フ ァ ー マ 株 式 会 社 ) よ り 下 記 の と お り 見 解 が 提 出 さ れ た 。 1 . 要 望 の 概 要 要 望 番 号 成 分 名 要 望 内 容 178 デ シ タ ビ ン 骨 髄 異 形 成 症 候 群 2 . 開 発 要 請 先 企 業 か ら の 見 解 1 海 外 に お け る 承 認 状 況 に つ い て 米 国 で は 、支 持 療 法 を 対 照 に 寛 解 率 及 び 急 性 骨 髄 性 白 血 病( AML)へ の 進 展 /死 亡 ま で の 期 間 を 主 要 評 価 項 目 と し た 第 Ⅲ 相 試 験 ( D-0007 試 験 、 3 日 間 レ ジ メ ン [ 15 mg/m2を 8 時 間 毎 に 1 日 3 回 ( 45 mg/m2/日 ) , 3 日 間 連 日 投 与 ] ) の デ ー タ を 根 拠 に 承 認 さ れ た 。 D-0007 試 験 で の 本 剤 群 及 び 支 持 療 法 群 の 寛 解 率 ( 完 全 寛 解 ( CR) + 部 分 寛 解 ( PR) ) は 17%及 び 0%,AML へ の 進 展 /死 亡 ま で の 期 間 は 12.1 カ 月 及 び 7.8 カ 月 で あ っ た 。 ま た 、 米 国 で は 2010 年 11 月 3 日 に 5 日 間 レ ジ メ ン [ 20 mg/m2/日 の 5 日 間 連 日 投 与 ] が 追 加 承 認 さ れ た 。 こ の 際 の 根 拠 デ ー タ は 海 外 第 Ⅱ 相 試 験 ( DACO-020 試 験 ) の 寛 解 率 ( CR+ PR: 17%) で あ っ た 。

一 方 、欧 州 で は 、European Organization for Research and Treatment of Cancer( EORTC)が 医 師 主 導 型 試 験 と し て 実 施 し て い た EORTC-06011 試 験( 支 持 療 法 を 対 照 に 生 存 期 間 を 主 要 評 価 項 目 と し た 第 Ⅲ 相 試 験 、3 日 間 レ ジ メ ン ) の 成 績 が 得 ら れ る の を 待 っ て 申 請 す る こ と と な っ た 。 し か し 、 EORTC-06011 試 験 の 主 要 評 価 項 目 で あ る 生 存 期 間 の カ プ ラ ン マ イ ヤ ー 曲 線 は 下 図 の と お り で あ り 、 本 剤 群 と 支 持 療 法 群 と の 間 に 統 計 学 的 有 意 差 は な く ( p=0.38、 ロ グ ラ ン ク 検 定 ) 、 本 剤 の 欧 州 で の 開

資料 5-3

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発 は 断 念 す る こ と と な っ た 。 2 国 内 に お け る 開 発 状 況 に つ い て 本 剤 と 同 様 に 骨 髄 異 形 成 症 候 群 の 治 療 薬 で あ る ア ザ シ チ ジ ン ( 商 品 名 : ビ ダ ー ザ 注 射 用 ) が 平 成 23 年 1 月 21 日 に 骨 髄 異 形 成 症 候 群 の 治 療 薬 と し て 承 認 さ れ た 。 ア ザ シ チ ジ ン の 第 Ⅲ 相 試 験 で は , 支 持 療 法 を 含 む 通 常 治 療 と 比 較 し て ア ザ シ チ ジ ン は 下 図 の と お り 、 統 計 学 的 に 有 意 な 生 存 期 間 ( OS) の 延 長 を 認 め て い る 。

* CCR( conventional care regimen ) : 支 持 療 法 単 独 105 例 /少 量 シ タ ラ ビ ン 49 例 /シ タ ラ ビ ン + ア ン ト ラ サ イ ク リ ン 25 例

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本 剤 に つ い て 、 国 内 で は 5 日 間 レ ジ メ ン に て 骨 髄 異 形 成 症 候 群 患 者 を 対 象 と し た 第 Ⅰ /Ⅱ 相 試 験 ( JPN-MDS-101 試 験 ) を 実 施 し た と こ ろ 、 CR の 7 例 ( 20.6%) を 含 め 、 寛 解 率 ( CR+ PR) は 26.5%( 9/34 例 ) で あ っ た 。日 本 人 に お け る 本 剤 5 日 間 レ ジ メ ン の 忍 容 性 は 良 好 で あ っ た 。 3 今 後 の 開 発 に つ い て 本 剤 の 海 外 第 Ⅲ 相 試 験 ( EORTC-06011 試 験 ) で 生 存 期 間 の 延 長 が 示 さ れ な か っ た こ と を 受 け て 、 欧 州 を 含 め 骨 髄 異 形 成 症 候 群 が 未 承 認 の 国 で の 本 剤 の 開 発 を 断 念 し て お り 、 今 後 は 国 内 の み で 開 発 を 行 う 必 要 性 が あ る 。今 般 得 ら れ た 国 内 第 Ⅰ /Ⅱ 相 試 験 験 成 績 を 踏 ま え て 、第 Ⅲ 相 試 験 の デ ザ イ ン に つ い て 、 下 記 の と お り 検 討 し た 。 ① 支 持 療 法 を 対 照 と し た 優 越 性 試 験 に つ い て は 、 ア ザ シ チ ジ ン が 承 認 さ れ て い る 現 時 点 で は 、 倫 理 的 に 困 難 で あ る 。 ま た 、 ア ザ シ チ ジ ン 不 応 例 を 対 象 と し た 臨 床 試 験 に つ い て は 、 本 剤 と ア ザ シ チ ジ ン は と も に シ チ ジ ン ヌ ク レ オ シ ド 誘 導 体 で( 下 図 )、本 剤 と ア ザ シ チ ジ ン の 活 性 物 質 は 一 部 同 一 で あ る と 考 え ら れ て い る た め 、 ア ザ シ チ ジ ン 不 応 例 に 本 剤 を 投 与 し た と し て も 、 十 分 な 治 療 効 果 は 望 め な い と 考 え ら れ る 。 デ シ タ ビ ン ア ザ シ チ ジ ン ② ア ザ シ チ ジ ン を 対 照 と し た 優 越 性 試 験 に つ い て は 、 現 在 ま で に 得 ら れ て い る 本 剤 の 有 効 性 の 結 果 は 、 ア ザ シ チ ジ ン の 有 効 性 を 明 ら か に 上 回 る 程 で は な く 、 仮 に ア ザ シ チ ジ ン を 対 照 に 生 存 期 間 を 主 要 評 価 項 目 と し た 優 越 性 試 験 を 実 施 し た と し て も 、 そ の 成 功 確 率 は 非 常 に 低 い と 考 え ざ る を 得 な い 。 ③ ア ザ シ チ ジ ン を 対 照 と し た 非 务 性 試 験 に つ い て は 、 少 な く 見 積 も っ て も 1,000 例 以 上 の 症 例 数 が 必 要 と な り 、そ の 実 施 に は 10 年 以 上 の 歳 月 を 要 す る と 推 計 さ れ る 。 N N N O NH2 O H HO OH H H H H 1 2 3 4 5 6 1' 2' 3' 4' 5' N N N O NH2 O OH HO OH H H H H 1 2 3 4 5 6 1' 2' 3' 4' 5'

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以 上 よ り 、 本 剤 に つ い て 開 発 要 請 を 受 け た 時 点 で は 、 類 薬 の ア ザ シ チ ジ ン は 承 認 さ れ て お ら ず 、 開 発 を 進 め る た め の 選 択 肢 は あ っ た も の の 、 ア ザ シ チ ジ ン が 承 認 さ れ 骨 髄 異 形 成 症 候 群 を 取 り 巻 く 医 療 環 境 が 大 き く 変 化 し た 結 果 、 本 剤 の 開 発 を 進 め る た め の 選 択 肢 が 非 常 に 限 ら れ る こ と と な り 、今 般 得 ら れ た 国 内 Ⅰ /Ⅱ 相 試 験 成 績 を 踏 ま え る と 、そ の 選 択 肢 も 現 実 的 に 実 施 困 難 な 状 況 に あ る こ と が 判 明 し た こ と か ら 、 国 内 開 発 を 断 念 せ ざ る を 得 な い と 判 断 し た 。 3 . 学 会 見 解 に つ い て 参 考 と し て 、関 連 学 会 の 日 本 血 液 学 会 に 意 見 を 求 め た と こ ろ 、下 記 の 意 見 が あ っ た 。 現 在 の 事 情 を 鑑 み る と 、 今 回 の 企 業 の 開 発 断 念 は 止 む を 得 な い と 考 え ま す 。 た だ し 将 来 、 他 の 企 業 や 医 師 に よ る 開 発 の 可 能 性 を 皆 無 に し な い よ う 、 ご 配 慮 い た だ け れ ば 幸 い に 存 じ ま す 。 4 . 対 応 ( 案 ) に つ い て 検 討 会 議 に お け る 医 療 上 の 必 要 性 の 評 価 以 降 に 、 新 た に ア ザ シ チ ジ ン が 承 認 さ れ た 状 況 な ど を 踏 ま え て 、 本 要 望 に つ い て は 、 医 療 上 の 必 要 性 は 高 い と は 言 え な い と 判 断 し て は ど う か 。

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資料 2-1 ワーキンググループ検討結果報告書 平成18 年 10 月 27 日 医 薬 品 名 デシタビン(米国での販売名:Dacogen) 概 要 抗悪性腫瘍剤(注射剤) 対象疾病 骨髄異形成症候群 外国承認状況 米国(骨髄異形成症候群) [対象疾病について] 骨髄異形成症候群は、多能性幹細胞起源の単クローン性造血障害であり、その異常クロ ーンが骨髄を占拠し成熟血球まで分化するものの、無効造血、アポトーシスを種々の血球 系の組み合わせで生じ、患者は貧血、2血球減少又は汎血球減少を生じ、造血不全そのも のによる合併症(感染症、出血)又は白血病転化により死亡する。1982年に提唱されたも のであり、それまで不応性貧血、前白血病状態、くすぶり型白血病といわれていた多血球 系にまたがる造血不全と血球形態異常を呈する疾患群をまとめたものであり、芽球比率の 観点から数%から30%までのスペクトラムがあり、その程度と白血病転化が密接に連関す る。 不均一な疾患であるので、治療は多岐にわたり、輸血療法が主たる治療法である。明ら かに予後が悪い比較的若年者の患者でドナーが見つかれば、同種造血幹細胞移植を根治法 として選択可能であるが、致死率の高い方法である移植関連死も少なくない。 [本剤の医療上の有用性について] 本剤の開発の歴史はきわめて古く、1980 年代より様々な用量での少数例での骨髄異形成 症候群に対する第Ⅱ相試験が行われ、一定の効果があることが知られていた核酸代謝拮抗 物質である(Seminars in Oncol 2005: 32, 437)。近年になり、遺伝子プロモーター領域の エピジェネティックなメチル化の結果、がん抑制遺伝子などの発現を停止し、腫瘍化する 機序が様々な癌腫で提唱されるようになったが、骨髄異形成症候群の場合は特にメチル化 されている頻度が多いことが判ってきた。本剤は、細胞内のメチルシトシンを枯渇するこ とにより間接的にDNA のhypomethylation を引き起こすので俄然注目を浴びることとな り、米国でbest supportive therapy との第Ⅲ相無作為化比較試験が行われたものである。 結果は、本剤群における奏効率は17%(15/89)、対照群で 0%(0/81)と、本剤群が有意 に優れ、本剤群での奏効期間の中央値は288日であった。本試験における本剤群でのGrade 3 又は 4 の主な有害事象は、好中球減少(87%)、血小板減少(85%)、発熱性好中球減少 症(23%)、白血球減少症(22%)である。(Cancer 2006: 106, 1744, MGI Pharma, Inc.) [検討結果]

上記試験では、本剤群における急性骨髄性白血病への転化又は死に至るまでの期間は、 有意な差までは至らないもののbest supportive therapy 群より長いことが示されている。 これまでに本疾患に対してbest supportive therapy をしのぐと報告された薬剤としては、 類似のazacytidine があるが、同剤も米国では承認されているものの、本邦では承認され ていない。このため、本邦では、本疾患に対して白血病に準じてara-C が殺細胞効果を利 用して使用されていることを考えると、本剤について早期の治験開始が望まれる。 (註) 第10回未承認薬使用問題検討会議(平成 18 年 10 月 27 日)における検討等を踏ま え、当日の配付資料から赤字部分を修正しています。 (別添1)

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抗がんWG 抗がん剤分野 『医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議』 「医療上の必要性に係る基準」への該当性の評価 1.要望内容の概略 1) 要望者名 要望番号 個人 178 2) 要望された 医薬品 一 般 名 デシタビン 販 売 名 DACOGEN 会 社 名 ヤンセン ファーマ株式会社 3) 要 望 内 容 効 能 ・ 効 果 脱メチル化薬 白血病への進行を遅らせたり、生存期間の延長した り、血球減少の改善薬 用 法 ・ 用 量 米国では、1 日 3 回 3 時間の点滴を 8 時間繰り返す という方法と 1 日 1 回 1 時間 5 日繰り返す方法とが 承認されています。主に体表面積辺り 20mg 要 望 の 分 類 (該当するも のにチェッ クする) 未承認薬 適応外薬(剤形追加も含む) 〔特記事項〕 なし 4) 「医療上の必 要性に係る基 準」への該当 性ついての要 望者の意見 1.適応疾病の重篤性 MDS は 現 在 日 本 で は 骨 髄 移 植 し か 完 治 さ せ る 治 療 法 が あ り ま せ ん。しかしながら発症は高齢者に多く骨髄移植は体力的に無理な場 合が多く、無治療、または輸血などの対症療法で経過観察をしてい きますが、染色体異常が多い場合など急に悪化し余命半年~1 年な どと診断されてしまう場合もあります。 最終的には、白血化に進む場合も多く、また骨髄不全、感染症など を併発し命を落とす重篤な病であります。 2.医療上の有用性 海外ではデシタビンなどの MDS 治療薬の効能で、明らかな QOL の向上、白血化への進行が遅くなったり、生存期間の延長が認めら れています。MDS の治療薬が一つもないので、本当に患者は困っ ております。どうか、MDS の治療薬として、早期承認をしていた だきたくお願い懇願いたします。 5) 備 考 (別添2)

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抗がんWG 抗がん剤分野 2.海外での承認等の状況 6) 海外での承認状況 (該当国にチェックす る) 米国 英国 独国 仏国 〔特記事項〕 欧州では、欧州で実施された第Ⅲ相試験において生存期 間の延長を確認できなかったため(http://www.eisai.co.jp

/news/news200843.html、 Blood ( ASH Annual Meeting

Abstracts)2008 112: Abstract 226)、MDS における承認取 得は困難と判断され、開発が中止されている。 7) 海外での公的保険 適応状況 (適応外薬についての み、該当国にチェック する) 米国 英国 独国 仏国 〔特記事項〕 なし 3.国内での開発等の状況及び企業側の意見 8) 「医療上の 必要性に係 る基準」へ の該当性に 関する企業 側の意見 1.適応疾病の重篤性 「ア 生命に重大な影響がある疾患(致死的な疾患)」に該当 (根拠) MDS は、無効造血による血球減少に伴い、重篤な感染症、出血など を合併あるいは急性骨髄性白血病(AML)への進展により死に至る 難治性疾患である。 2.医療上の有用性 「ア 既存の療法が国内にない」に該当 (根拠) 現在の治療法としては、輸血、G-CSF、抗生剤投与等の支持療法が 中心であり、標準的治療法が確立していない。上記、第Ⅲ相試験に おいて、これら支持療法に比べ奏効率ならびに無増悪生存期間にお いて本剤は良好な成績が得られており、有用性は高いと考える。 9) 国内開発の 状況 (該当するも のにチェック する) 治験開始前 治験実施中 承認審査中 承認済み 国内開発なし 国内開発中止 〔特記事項〕 本薬 20mg/m2の 5 日間連日投与時の有効性及び安全性を検討する 国内第Ⅰ/Ⅱ相試験が実施中 10) 企 業 の 開 発 の意思 ( 該 当 す る も の に チ ェ ッ ク あり なし (開発が困難とする場合は、その理由) (別添2)

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抗がんWG 抗がん剤分野 する) 11) 備 考 第 10 回未承認薬使用問題検討会議検討品目である。 4.「医療上の必要性に係る基準」への該当性に関する専門作業班(WG)の評価 12) 「 医 療 上 の 必 要 性 に 係 る 基 準 」 へ の 該 当 性 に 関 す る WG の評価 ( 該 当 す る も の に チ ェ ッ ク する) (1)適応疾病の重篤性についての該当性 ア 生命に重大な影響がある疾患(致死的な疾患) イ 病気の進行が不可逆的で、日常生活に著しい影響を及ぼす疾患 ウ その他日常生活に著しい影響を及ぼす疾患 エ 上記の基準に該当しない 〔特記事項〕 なし (2)医療上の有用性についての該当性 ア 既存の療法が国内にない イ 欧米の臨床試験において有効性・安全性等が既存の療法と比べて ウ 欧米において標準的療法に位置づけられている エ 上記の基準に該当しない 〔特記事項〕 なし 13) 備 考 企業見解によると、米国で本薬が 3 日間レジメン(15mg/m2の 1 日 3 回 3 日間連日投与を 6 週毎に繰り返す、Cancer 2006; 106: 1794-803) にて承認された後、BSC 対照の海外第Ⅲ相試験において本薬 3 日間 レジメンで BSC に対して生存期間に有意差が認められない結果が得 られ、欧州での MDS を対象とした開発が中止された経緯がある。し かし、現在、本邦においては、当該第Ⅲ相試験とは異なる新用法・ 用量(5 日間レジメン)での開発が行われており、新用法・用量で の開発可能性はあると考えた。したがって、本薬について医療上の 有用性はあると判断し、開発要請を行うことは適切と考えた。ただ し、3 日間レジメンで得られている試験成績を踏まえると、本薬の 有効性は慎重に検討する必要があり、評価にあたっては、5 日間レ ジメンでの有効性を検証した成績が必要になると考えられる。 なお、米国では、第Ⅱ相試験成績(J Clin Oncol 2009; 27: 1-7)を基 明らかに優れている (別添2)

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抗がんWG 抗がん剤分野

に、2010 年 3 月に 5 日間レジメンが承認されている。

参照

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