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目次 Windows 10 のエディションと関連製品...3 Windows 10 のエディション... 3 ボリュームライセンスで利用可能な Windows Desktop の特典... 3 Windows 10 Pro アップグレードライセンス...4 Windows 10 Enterprise

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ボリューム ライセンス リファレンス ガイド

Windows 10 デスクトップ

オペレーティング システム

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目次

Windows 10 のエディションと関連製品 ...3 Windows 10 のエディション ... 3 ボリューム ライセンスで利用可能な Windows Desktop の特典 ... 3 Windows 10 Pro アップグレード ライセンス ...4 Windows 10 Enterprise へのアップグレード ライセンス ...4 Windows 10 Education へのアップグレード権 + ソフトウェア アシュアランス ...5 対象のオペレーティング システム ...6 IoT デバイス向け Windows 10 のライセンス ...7 新しいデバイスにプレインストールされている Windows 10 IoT の入手 ... 7 既存 IoT デバイスの Windows 10 へのアップグレード ... 8 「サービスとしての Windows」の提供: Windows 10 のセキュリティおよび機能の更新プログラム ... 10 ライセンス特典別の Servicing Branch オプション ... 11

Windows Software Assurance と Windows Virtual Desktop Access (VDA) ... 11

Windows Software Assurance と Windows VDA の特典 ... 11

デバイス単位での Windows Software Assurance と Windows VDA のライセンス購入 ... 13

ユーザー単位での Windows Software Assurance と Windows VDA のライセンス購入 ... 13

Windows Software Assurance および Windows VDA 経由での Windows Enterprise へのアクセス権 ... 16

Windows Enterprise の永続的な使用権... 16

Microsoft Desktop Optimization Pack ... 17

Windows To Go の権利 ... 17

Windows 10 のダウングレード権 ... 18

ボリューム ライセンス認証 ... 18

キー管理サービスおよびマルチ ライセンス認証キーによるライセンス認証 ... 19

Microsoft Active Directory によるライセンス認証 ... 19

Get Genuine Windows Agreement ... 19

ボリューム ライセンス プログラムで購入できる Windows 製品 ... 21

ボリューム ライセンス プログラムで購入可能な Windows デスクトップ製品 ... 21

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はじめに

Windows 10 は、エンド ユーザーに慣れ親しんだエクスペリエンスを提供しつつ、ビジネスで必要とされ るエンタープライズ レベルのソリューションを提供します。

マイクロソフト ボリューム ライセンスは、組織が最新の Windows デスクトップ テクノロジに柔軟かつ コスト効率よくアクセスするためのライセンス ソリューションです。PC を Windows 10 にアップグレー ドしたい場合や、Windows 10 Enterprise Edition や Microsoft Desktop Optimization Pack などの特典 へのアクセス権を取得したい場合、またはより柔軟に Windows を使用したい場合にも最適な企業向けのボ リューム ライセンス オプションが用意されています。 このドキュメントでは、ボリューム ライセンスで利用可能な製品とアップグレード可能な製品の情報、およ び組織で Windows を使用する際に選択可能な主なオプションについて概説します。 このドキュメントの内容は、情報提供のみを目的としており、Windows 10 使用承諾契約書やボリューム ライセンス製品条項などのその他のライセンス ドキュメントにとって代わるものではありません。

Windows 10 のエディションと関連製品

Windows 10 のエディション 成長過程にある小規模企業から多国籍企業まで、あらゆる組織のニーズに対応するさまざまな Windows ソ フトウェア エディションが用意されています。以下の表は、マイクロソフトの各配布チャネルで入手可能な Windows 10 のエディションの一覧です。 フル パッケージ製品 (小売) PC にプレインストール (OEM) ボリューム ライセンス

Windows 10 Pro Windows 10 Pro Windows 10 Pro

Windows 10 Home Windows 10 Home* Windows 10 Enterprise

Windows 10 Education

* 一部の新興市場では、現地語のみの Windows 10 エディション (Windows 10 Single Language) がご利用いただけます。

メモ: Windows 10 RT バージョンは提供されません。 ボリューム ライセンスで利用可能な Windows Desktop の特典 マイクロソフト ボリューム ライセンスを通じてライセンスを購入すると、以下の特典をご利用いただけま す。 製品 説明 Windows 10 Pro への アップグレード Windows 10 Pro は中小企業向けのエディションで、デバイスやアプ リの管理、ビジネス データの保護、リモートやモバイルのシナリオへ の対応、クラウド テクノロジの活用が可能です。Windows 10 Pro は、CYOD/BYOD プログラムに対応している企業やヘビー ユーザーの お客様にも最適です。 Windows 10 Enterprise へ のアップグレード

Windows 10 Enterprise は、Windows 10 Pro を基盤として構築され ており、中規模から大規模の企業 (大規模な高等教育機関を含む) のニ ーズに対応するために、最新のセキュリティ脅威に対する高度な保護、 OS の展開、更新、サポートのオプションに関する高度な柔軟性、デバ イスおよびアプリの総合的な管理などの高度な機能が追加されていま す。

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Windows 10 Education へ のアップグレード Windows 10 Education は、ボリューム ライセンス プログラムを利 用している教育機関のお客様向け限定で提供されます。Windows 10 Education には、今日の教育機関が必要とする高度なセキュリティや 総合的なデバイス制御管理に最適な Windows 10 Enterprise の機能 が含まれています。また、Windows 10 Education は展開が簡単なた め、多数のデバイスを Windows 10 Home または Windows 10 Pro から Windows 10 Education に直接アップグレードすることができま す。さらに、教育機関の IT 環境の管理をサポートする、MDOP が含 まれています。

Windows Virtual Desktop Access (VDA) サブスクリプション ライセンス

Windows VDA サブスクリプション ライセンスでは、シン クライア ントなど、Windows Software Assurance の対象ではないデバイスか ら仮想 Windows デスクトップ環境にアクセスすることができます。 Windows VDA はデバイス単位またはユーザー単位で提供されます。

Windows Software Assurance

Windows Software Assurance では、きわめて柔軟に Windows を 使用できます。公開される最新バージョンへのアクセス権、柔軟な使用 権、Microsoft Desktop Optimization Pack (MDOP) や仮想化の権利 などのツール、テクノロジ、およびトレーニングが含まれているため、 Windows への投資を最大限に活用することができます。Windows Software Assurance はデバイス単位またはユーザー単位で提供されま す。

Windows 10 Pro アップグレード ライセンス

Windows 10 Pro は、デバイスやアプリの管理、ビジネス データの保護、リモートやモバイルのシナリオ への対応、クラウド テクノロジの活用が可能な中小企業向けのエディションです。Windows 10 Pro は、 中小企業に加え、CYOD/BYOD プログラムに対応している企業やヘビー ユーザーのお客様にも最適な選択 肢です。 以下のいずれかに該当する場合は、Windows 10 Pro アップグレード ライセンスが推奨されます。 ▶ 無償アップグレードの期間終了後に Windows 7/8/8.1 のデバイスを Windows 10 Pro にアップグ

レードする場合

▶ Windows 7/8/8.1 のデバイスを Windows 10 Pro のボリューム ライセンスにアップグレードする 場合

▶ Windows XP またはそれ以前の対象のオペレーティング システムを Windows 10 Pro にアップグレ ードする場合 ▶ ダウングレード権を使用して Windows 7/8/8.1 Pro 以前のエディションにダウングレードする場合 メモ: Windows 10 Pro の無償アップグレード サービス、およびボリューム ライセンスをご利用の場合の 同サービスについてのご質問は、マイクロソフトの担当者またはマイクロソフト パートナーまでお問い合わ せください。

Windows 10 Enterprise へのアップグレード ライセンス

Windows 10 Enterprise には、Windows 10 Pro で提供されるあらゆる機能のほか、今日の企業が求める モバイル生産性、セキュリティ、管理性、仮想化を実現するための優れた機能が含まれています。

Windows 10 Enterprise へのアップグレード権は、ボリューム ライセンス契約でのみご購入いただけま す。

Windows 10 Enterprise のお客様は、Windows 10 Pro では提供されない以下の機能* をご利用いただけ ます (NEW の印が付いているものが Windows 10 の新機能)。

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機能 説明 デバイス ガード NEW Windows デスクトップ オペレーティング システムを実行するデバイス用 の革新的なマルウェア防御機能です。デバイス ガードは、ハードウェアと Windows ベースの構成で、信頼された機関によって署名された実行可能コ ード (.exe や .dll など) 以外は実行できないようデバイスをロックダウン します。 きめ細かい UX 制御 NEW IT 管理者は、空港の自動チェックイン機など、特定のタスク用のデバイス管 理ポリシーを使うことで、タスク ワーカー、キオスク、IoT/組み込みタイプ の機能 (教育機関向けの教育環境も含む) の Windows デバイスのユーザー エクスペリエンスをカスタマイズ/ロックダウンできます。 資格情報ガード NEW 派生資格情報 (NTLM ハッシュ、Kerberos チケットなど) とその管理プロ セスを保存する機能です。たとえば、ローカル セキュリティ機関サブシステ ム サービス (LSASS) は、「Virtual Secure Mode (VSM)」と呼ばれる Hyper-V によって保護された環境に保存されます。VSM では、派生資格情 報がハードウェア ベースで分離、保護されるため、Windows カーネルが完 全に乗っ取られたとしても、盗難や不正使用を防ぐことができます。この機 能は、攻撃者が Pass the Hash (PtH) 攻撃を使ってネットワーク上の別のユ ーザーになりすますことを防ぎます。

Windows To Go Creator

ブート可能な USB ドライブ上で、Windows 10 Enterprise Edition を実行 する企業向けデスクトップを作成して完全に管理できます。 スタート画面の管理 IT 管理者は、一元管理のグループ ポリシーを使って、ユーザーに表示され るスタート画面のレイアウトを管理できます (ユーザーによる変更は不可)。 DirectAccess リモート ユーザーは、個別の VPN を起動することなく、企業ネットワーク 内のリソースにシームレスにアクセスできます。 BranchCache ファイルや Web サイトをはじめとするコンテンツを中央のサーバーからユ ーザーの PC にキャッシュできます。これによって、ワイド エリア ネット ワーク (WAN) 経由でコンテンツを繰り返しダウンロードする必要がなくな ります。 AppLocker IT 部門が、一元管理されながらも柔軟性のあるグループ ポリシーを通じ て、ユーザーの PC で実行可能なソフトウェアを指定できます。 仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) の機能強化**

Microsoft RemoteFX および Windows Server 2012 R2 の機能強化によっ てリッチなデスクトップ エクスペリエンスを提供します。VDI シナリオにお いて、ネットワークの種類 (LAN または WAN) を問わず、RemoteApps をローカル アプリのように表示したり、必要に応じて画面の解像度や方向を 調整したり、デスクトップにすばやく再接続したりできます。 *新機能の一部は現時点ではまだご利用いただけない場合があります。詳細はこちら (英語) をご確認ください。 **有効なソフトウェア アシュアランスが必要です。

Windows 10 Enterprise の詳細については、www.microsoft.com/ja-jp/windows/enterprise を参照してください。

Windows 10 Education へのアップグレード権 + ソフトウェア

アシュアランス

Windows 10 Education は、教育機関向けの最新かつ最高のソリューションです。教育機関で簡単に展開で きるように設計されているため、多数のデバイスを Windows 10 Home または Windows 10 Pro から Windows 10 Education に直接アップグレードすることができます。オペレーティング システムをワイプ して再度読み込む必要はありません。また、管理者による IT 環境管理用に、MDOP が含まれています。 Windows 10 Education にアップグレードするには、対象のオペレーティング システムのライセンスが必 要です。

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ソフトウェア アシュアランス付きの Windows 10 Education へのアップグレード権*は、教育機関向けボ リューム ライセンス プログラムを通じてご購入いただけます。 *ソフトウェア アシュアランスなしの Windows 10 Education へのアップグレード権は提供されていません。

対象のオペレーティング システム

ボリューム ライセンスで提供される Windows ライセンスは、アップグレードのみのライセンスです。ア ップグレード ライセンスにより、ベースとなる「対象の」ライセンス、つまり、PC の購入時にプレインス トールされているオペレーティング システム ソフトウェアのライセンスが置き換えられることはありませ ん。Windows 10 Pro または Enterprise アップグレードを実行するには、各 PC に、以下に記載する対象 オペレーティング システムの実行ライセンスがある必要があります。いずれにも該当しない場合、PC には 有効な合法的 Windows ライセンスがありません。ご使用の PC に、対象オペレーティング システムの既 存の正規ライセンスがない場合は、このガイドの Get Genuine オプションについてのセクションを参照し てください。 ベースとなる PC でアップグレード ライセンスを使用するには、以下の各条件を満たす必要があります。 ▶ 対象オペレーティング システムのライセンス対象のソフトウェアが、ボリューム ライセンス アップグ レード権を適用するデバイスに既にインストールされている必要があります。アップグレード対象のバー ジョンについては、下の表を参照してください。

▶ デバイスまたはユーザーが Windows Software Assurance の対象となっている場合を除き、ボリュ ーム ライセンスのアップグレード ライセンスを展開するには、デバイスから既存の対象オペレーティ ング システムを削除する必要があります。

▶ 対象オペレーティング システムを含め、ライセンス付与されたオペレーティング システムを同時に複 数インストールまたは実行する場合は、ボリューム ライセンスのアップグレード ライセンスに Windows Software Assurance をオプションで追加することができます。

ボリューム ライセンスで Windows 10 Pro または Enterprise へのアップグレード対象となるオペレ ーティング システム 対象オペレーティング システム1 新規 Enterprise Agreement (EA)、 Open Value Company-Wide (OV-CW)2 既存の EA、 OV-CW 3 マイクロソフト 製品/ サービス契約 (MPSA)、 Select Plus、 Open 4 Academic、 Charity 5 Windows 10 Enterprise (N、KN)6、Pro (N、KN) Education、Home Windows 8、Windows 8.1 Enterprise (N、K、KN)、Pro (N、K、KN、 ディスクなし) Windows 8、Windows 8.1 (Single Language を含む) Windows 7 Enterprise (N、K、KN)、 Professional (N、K、KN、デ ィスクなし)、Ultimate Home Premium、Home Basic、Starter Windows Vista Enterprise (N、K、KN)、 Business (N、K、KN、 Blade)、Ultimate Home Premium、Home Basic、Starter Windows XP Professional (N、K、KN、 Blade)、

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対象オペレーティング システム1 新規 Enterprise Agreement (EA)、 Open Value Company-Wide (OV-CW)2 既存の EA、 OV-CW 3 マイクロソフト 製品/ サービス契約 (MPSA)、 Select Plus、 Open 4 Academic、 Charity 5 Tablet エディション (N、 K、KN、Blade)、

XP Pro N、XP Pro Blade PC Home、Starter

Apple Mac Apple Mac

Windows Embedded オペレ ーティング システム

Windows Vista Business for Embedded Systems

Windows Vista Ultimate for Embedded Systems

Windows 2000 Professional for Embedded

Systems

Windows 7 Professional for Embedded Systems

Windows 7 Ultimate for Embedded Systems Windows XP Professional for Embedded Systems Windows Embedded 8、8.1 Pro Windows Embedded 8、8.1 Industry Pro 132 ビットおよび 64 ビットのオペレーティング システムを含みます。 2合併/買収によって入手した対象デバイスにも適用されます。

3ユーザーが Windows SA per User でライセンス付与されている場合に、ユーザーのプライマリ デバイスとして使用できる対象 OS も示します。 4Academic、Charity、OV-CW は適用外です。

5教育機関のお客様は、Windows 10 Education へのアップグレード権の対象となり、Windows 10 Enterprise へのアップグレード権の対象とはなりま せん。 6N、K、KN は特定の市場で提供されている特別なエディションです。

IoT デバイス向け Windows 10 のライセンス

新しいデバイスにプレインストールされている Windows 10 IoT の入手 OEM 製の新しいデバイスを購入すると、必ずオペレーティング システムがプレインストールされています。 そのデバイスのオペレーティング システムをアップグレードすると、ライセンス付与された Windows 10 エディションの完全な使用権を取得できます。OEM によってプレインストールされている Windows 10 IoT のエディションは以下のとおりです。

OEM エディション 説明

Windows 10 IoT Enterprise ATM、シン クライアント、POS、医療用デバイス、工業用デバイス

などの産業用デバイス向けエディションであり、基幹業務での使用に 対応したデバイスのロックダウン機能や、クラシック Windows ア プリケーションやユニバーサル Windows アプリのサポートなど、 Windows 10 Enterprise の全機能を提供します。

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Windows 10 IoT Mobile Enterprise ハンドヘルド ターミナル、モバイル POS などの産業用モバイル デ バイス向けのエディションであり、基幹業務での使用に対応したデバ イスのロックダウン機能や、ユニバーサル Windows アプリのサポ ート、連携する周辺機器やセンサーのサポートなど、Windows 10 Mobile Enterprise の全機能を提供します。

Windows 10 IoT Core* ユニバーサル Windows アプリをサポートするゲートウェイなど、

小型で低価格のデバイス向けのエディションです。1 つの用途に特化 した専用デバイスに適し、Windows デスクトップ シェル、または メール、フォト、People などのアプリは組み込まれていません。 * このエディションへのボリューム ライセンス アップグレード権はありません。

Windows 10 IoT の OEM エディションの詳細については、 www.microsoft.com/ja-jp/WindowsForBusiness/windows-iot を参照してください。

既存 IoT デバイスの Windows 10 へのアップグレード

ボリューム ライセンスを通じて、Windows 10 アップグレード権のライセンスを取得し、Windows Upgrade SKU に基づいて既存の旧 Windows Embedded デバイスや Windows 10 IoT デバイスに対するソフトウ ェア アシュアランス (SA) を入手することができます。

メモ:

• ボリューム ライセンス製品のインストールによって、OEM の保証/サポート契約に影響が出る可能

性があります。詳細は OEM にお問い合わせください。

• OEM が提供するアップグレード プログラムを通じて、いずれかの Windows 10 IoT エディショ

ンにデバイスをアップグレードすることも可能です。 オペレーティング システムの使用制限

Windows Embedded および Windows IoT オペレーティング システムは、小売業向け POS デバイスな ど、特定の機能を実行するデバイスに特化しています。これらのデバイスに搭載されている OEM 版 Windows Embedded および Windows IoT オペレーティング システムは、そのライセンス条項によって、 デバイスの用途に則した特定の機能のみに使用が制限されています。このデバイスにインストールされたソフ トウェアでは、対象とされる機能のみを使用範囲としてサポートすることが許可されます (たとえば、そのデ バイスで電子メールを確認することはできません)。こうした理由により、これらのオペレーティング システ ムのライセンス料金は低く抑えられています。 以下に記載のオペレーティング システムを搭載するデバイスをアップグレードする場合、他の対象オペレー ティング システムの場合と同じボリューム ライセンスの Windows 10 アップグレード権とソフトウェア アシュアランス オプション (同額のもの) を適用することができます。これらのデバイスの使用権は、アッ プグレード適用後も引き続き、デバイスが対象とする使用範囲に限られます。 使用権に関するこれらの制限の詳細については、マイクロソフト ボリューム ライセンス製品条項の Windows デスクトップ オペレーティング システムのセクションを参照してください。

ボリューム ライセンスで Windows 10 Pro または Enterprise へのアップグレード対象となる、使用制 限のある Windows Embedded オペレーティング システム

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対象 オペレーティング システム1 新規 Enterprise Agreement (EA)/Open Value Company-Wide (OV-CW)² 既存の EA、 OV-CW 3 マイクロソフト 製品/ サービス契約 (MPSA)、 Select Plus、 Open 4 Academic、 Charity 5

Windows 10 IoT Enterprise for Retail または Thin Clients

Windows Embedded 8 および 8.1 Industry Retail

Windows Embedded POSReady 7 Pro Windows Embedded for Point のサービス

Windows Embedded POSReady 2009

Windows Embedded POSReady 7

Windows XP Embedded⁷

Windows Embedded Standard 7

Windows Embedded 2009

Windows Embedded 8 Standard

¹ 32ビットおよび 64 ビットのオペレーティング システムを含む ² 合併/買収によって入手した対象デバイスにも適用されます。

³ ユーザーが Windows SA per User でライセンスを付与されている場合に、ユーザーのプライマリ デバイスとして使用できる対象 OS も示します。 ⁴ Academic、Charity、OV-CW は適用外です。

⁵ 教育機関のお客様は、Windows 10 Education へのアップグレード件の対象となり、Windows 10 Enterprise へのアップグレード件に対象とはなりません。

IoT デバイスのソフトウェア アシュアランスの取得

Windows Embedded または Windows 10 IoT デバイスを Windows ソフトウェア アシュアランスでカ バーするには、ソフトウェア アシュアランス付きの Windows Enterprise アップグレード権を購入しま す。

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「サービスとしての Windows」の提供: Windows 10 のセキュリティ

および機能の更新プログラム

Windows 10 では、サービスとしてのソフトウェア (SaaS) と同様に Windows の機能の更新プログラム が提供されます。Office 365 をご利用の場合に機能の更新プログラムが継続的に提供されるのと同様、 Windows 10 ではデスクトップ オペレーティング システムの機能の更新プログラムが Windows Update を通して提供されます。新しい機能にアクセスするのにアップグレード権の購入などの手続きは不要です。 この配信モデルはコンシューマー デバイスの場合に非常に便利ですが、業務用のデバイスの場合、更新プロ グラムの配信方法やタイミングをより詳細に制御する必要があります。このため、Windows 10 では、企業 のニーズに応じて更新プログラムの配信を管理できるよう、企業のお客様向けの複数のオプションが用意さ れています。これを実現するためにマイクロソフトが導入したのが、「Servicing Branch」というコンセプ トです。デバイスで更新プログラムを受け取るタイミングは、お客様がそのデバイスに対してどの「ブラン チ」を選択するかで決まります。 Current Branch は、市場公開時に機能を受信します。コンシューマー デバイスや、早期導入プログラム 参加者、営業用のテスト マシンに最適のオプションです。更新プログラムは、Windows Update、 Windows Update for Business、または Windows Server Update Services (WSUS)/System Center Configuration Manager を通して Current Branch に提供されます (メモ: Windows 10 Home Edition のデバイスには、セキュリティおよび機能の更新プログラムが Windows Update 経由で提供されます)。 これとは逆に、長期間にわたるきわめて厳密な変更管理ポリシーを必要とする特別なシステムもあります。 こうしたミッション クリティカルな環境で Windows 10 デバイスをサポートするために、マイクロソフト では定期的に Long Term Servicing Branches (LTSB) を提供していく予定です。LTSB のデバイスに は、メインストリーム サポート (5 年) と延長サポート (さらに 5 年) の期間中、最新のセキュリティ更 新プログラムと重要な更新プログラムが提供されます。LTSB のデバイスでは変更を最小限にとどめる必要 があるため、新しい機能は提供されません。LTSB のデバイスでは、セキュリティ更新プログラムと重要な 修正プログラムを Windows Update for Business 経由で自動的に受け取るように設定することも、 Windows Server Update Services (WSUS) で配信するようにすることもでき、柔軟な更新が可能です。 WSUS を使用すると、System Center Configuration Manager などの既存の管理ソリューションを使用し て、社内での更新プログラムの配信を完全に制御することができます。

ミッション クリティカルな環境の制御は重要ですが、すべてのデバイスがミッション クリティカルである わけではありません。ミッション クリティカルでないデバイスをミッション クリティカルなシステムと同 様に管理してしまうと、不必要にコストや複雑性が増したり、ビジネス ユーザーが Windows の最新の機 能を利用できなくなったりする可能性があります。企業向けデバイスをコンシューマー デバイスよりも慎重 に取り扱いつつ、最新の状態に保つために用意されているのが、Current Branch for Business です。こ のブランチでは、セキュリティ更新プログラムは定期的に提供されますが、機能の更新プログラムは、品質 やアプリケーションの互換性が Current Branch で一般に十分確認されてからデバイスに提供されることに なります。このため、機能変更が Current Branch を通して一般に広く提供された時点で、あるいは、 Windows Insider Program に登録しているユーザーがいる場合はさらに早い段階から、更新プログラムの 検証を自社環境で開始できます。Current Branch for Business デバイスに適用する変更点は、既に数か月 間かけて、数百万人もの技術者や一般ユーザー、あるいはお客様の社内テスト プロセスによって証明されて いるため、確実に動作保証された更新プログラムを展開することができます。Current Branch for Business を使用するデバイスでは、更新プログラムを Windows Update で自動的に受け取ることも、Windows Update for Business または Windows Server Update Services (WSUS) を使用して更新をより厳密に制 御することもできます。

以下の表は、3 つの Servicing Branch の要約です。

現在の Branch 現在の Branch for Business

Long Term Servicing Branch (LTSB) 対象 コンシューマー デバイ ス、 早期導入プログラム参 加者、テスト マシン ほとんどのビジネス デバイス、インフォメ ーション ワーカー 「ミッション クリティ カル」な特別なデバイ ス 機能更新のタイミング 公開時 Current Branch の 公開から 4 か月以内 推定 2 ~ 3 年ごと

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機能の更新プログラム を受け取る場合、 アップグレードの必要 性 × × ○1 継続的なセキュリティ 更新プログラムの受信 ○ ○ ○ 1ソフトウェア アシュアランス特典の新バージョンへのアップグレード権に含まれるアップグレード。 ライセンス特典別の Servicing Branch オプション 以下の表は、ライセンス別の Servicing Branch オプションです。 ライセンス 現在の Branch 現在の LTSB 過去の LTSB¹ 今後の LTSB Windows Pro へのアップグレード権 Windows 10 Enterprise へのアップグレード 権 2015 Windows Enterprise へのアップグレード権 + SA²

Windows SA per User

Windows SA per User アドオン Windows VDA per Device Windows VDA per User

Windows 10 Education へのアップグレード 権 + SA

3 3 3

1Windows の旧エディションを含む 2永続使用権は過去の LTSB にのみ付与

3Windows Enterprise LTSB へのアクセス;Windows Education の LTSB は提供されていません。

Windows Software Assurance と Windows Virtual Desktop Access

(VDA)

Windows Software Assurance には、従業員の生産性向上、ソフトウェア展開の効率化、コスト削減に役 立つ重要な特典が含まれています。加えて、エンタープライズ製品へのアクセス権や、その他のライセンス プログラムでは提供されていない使用権も含まれているため、きわめて柔軟な方法で Windows を使用でき ます。あらゆるデバイスからさまざまな方法で Windows にアクセスできる Windows Software

Assurance なら、ユーザーの柔軟なワーク スタイルに対応することができます。

Windows Software Assurance のライセンスはデバイス単位またはユーザー単位で提供されます。デバイ スまたはユーザーが Windows Software Assurance の対象外の場合に Windows Software Assurance 特典にアクセスするには、Windows VDA のライセンスをご購入ください。Windows Software

Assurance や Windows VDA をご購入いただくと、Windows Enterprise、Microsoft Desktop Optimization Pack (MDOP)、および下記の数々の追加特典を利用できます。

Windows Software Assurance と Windows VDA の特典

Windows Software Assurance や Windows VDA のライセンスをデバイス単位またはユーザー単位でご 購入いただくと、Windows ならではの数々の特典を利用できます。以下の表は特典の概要です。

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メモ: 「ライセンス取得済みのデバイス」とは、デバイス単位の Windows Software Assurance または Windows VDA の対象となるデバイスのことです。「ライセンス取得済みのユーザー」とは、ユーザー単位の Windows Software Assurance または Windows VDA の対象となるユーザーのことです。

特典 説明 新しい バージョン へのアップ グレード権 ライセンス取得済みの任意のデバイスで、またはライセンス取得済みの任意のユーザー が、Windows の最新バージョンをリリースと同時に追加コストなしで利用できます。 Windows 10 では、Enterprise Edition (または Education Edition) の今後の LTSB、 Current Branch および Current Branch for Business もアップグレード権に含まれる ようになります。 Microsoft Desktop Optimization Pack (MDOP) MDOP を利用することで、企業はオペレーティング システムのアプリケーションやユー ザー エクスペリエンスを仮想化したり、Windows の機能を管理したり、システム障害 発生後にユーザーの生産性を回復したりすることができます。

詳細については、下記の「Microsoft Desktop Optimization Pack」セクションを参照し てください。

Windows Thin PC

Windows Thin PC はフットプリントの小さい Windows 7 バージョンです。これを使用 することで、組織では既存の PC をシン クライアントとして再利用できるので、シン ク ライアントのハードウェアを新たに導入する必要がなくなります。この特典を利用できる のは、Windows Software Assurance (VDA は対象外) のライセンス取得済みのデバイ スまたはユーザーのみです。 Windows Virtual Desktop Access (VDA) の権 利 複数のデバイスからさまざまな方法で Windows にアクセスできます。

Windows VDA の権利によって、ユーザーはさまざまなユーザー シナリオで Windows の仮想インスタンスにアクセスできます。 詳細については、下の表を参照してください。 Windows To Go 使用権 Windows To Go を利用すれば、生産性を損なうことなく身軽に移動できます。

Windows To Go を利用すると、Windows 10 Enterprise Edition を実行する企業向け デスクトップを、ブート可能な USB スティック上で完全に管理できます。この使用権が あると、ライセンスを取得した任意のデバイスで、またはライセンスを取得した任意のユ ーザーが、Windows To Go を実行できます。 詳細については、下記の Windows To Go のセクションを参照してください。 ローミング 使用権 ローミング使用権によって、自宅や外出先でも作業が可能になります。 ライセンスを取得したデバイスを使用するライセンス取得済みのユーザーまたはプライマ リ ユーザーは、個人所有の PC やホテルのビジネス センターの PC といった会社所有 以外のデバイスを通じて、外出先からでも、仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) のデータセンターで実行されている Windows の仮想インスタンスまたは Windows To Go を利用することができます。 メモ: デバイス単位のライセンスの場合、ローミング使用権は Windows Software Assurance と Windows VDA にのみ適用されます。ユーザー単位の Windows

Software Assurance とユーザー単位の Windows VDA のライセンスの場合も同じ権利 を利用できますが、この場合、任意のデバイスで任意の場所から利用できます。

Windows RT

Companion VDA の権利

Virtual Desktop Access によって Windows RT タブレットを利用した生産性向上が可 能になります。

Windows RT Companion VDA の権利によって、ライセンスを取得したデバイスのプラ イマリ ユーザーには、追加の Windows ライセンスを取得することなく、会社所有のコ ンパニオン Windows RT デバイスから VDI を通じて会社のデスクトップにアクセスす る権利が付与されます。

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Long Term Servicing Branch サポート ミッション クリティカルなシステムの安定性を保ち、保護します。 メインストリーム サポート期間 5 年間と延長サポート期間としてさらに 5 年間、新し い機能は更新せずにセキュリティ更新プログラムを定期的に取得します。

Windows Software Assurance または Windows VDA をお持ちのお客様には、以下の特典もご利用いた だけます。 ▶ 延長ホットフィックス サポート: 標準の製品サポート期間が終了した後も、お客様のインシデント単 位で特定の修正プログラムを提供します。 ▶ 年中無休 (24 x 7) の技術サポート: マイクロソフトのサーバーおよびデスクトップ製品に関するイン シデント サポートを電話や Web で 24 時間いつでも提供します。 ▶ エンタープライズ ソース ライセンス プログラム: 内部開発とサポート用に Windows のソース コー ドを利用できます。 ▶ E ラーニング: エンド ユーザーと IT プロフェッショナル向けに、各自のペースで学習できる対話型 トレーニングをインターネットやイントラネットを通して提供します。 ▶ トレーニング受講券: IT プロフェッショナルや開発者向けの詳細な技術トレーニングに参加できます。 年次分割払い: ライセンスとソフトウェア アシュアランスの購入費用を 3 年間の均等な分割払いにす ることができます。 メモ: ▶ 上記の権利は Windows に対してのみ適用され、その他のソフトウェアに関するライセンス要件は引 き続き適用されます。 ▶ 特典の利用資格は、ボリューム ライセンスのプログラムおよび製品によって異なります。各プログラ ムおよび製品の利用資格を確認するには、マイクロソフト ボリューム ライセンス製品条項を参照して ください。

次に、Windows Software Assurance や Windows VDA の購入オプションについて説明します。 デバイス単位での Windows Software Assurance と Windows VDA のライセンス購入

Windows Software Assurance のライセンスをデバイス単位で購入するには、以下の方法があります。 ▶ ボリューム ライセンスで Windows 10 Enterprise へのアップグレード権のライセンスを購入する

と、ソフトウェア アシュアランスも含まれています。

▶ Enterprise Agreement、Enterprise Subscription Agreement、Open Value、Open Value Subscription、Enrollment for Education Solutions など、特定のボリューム ライセンス プログラ ムの Windows Enterprise ライセンスには、ソフトウェア アシュアランスが自動的に含まれていま す。

▶ Windows 10 Education へのアップグレード権には、ソフトウェア アシュアランスが含まれていま す。

Windows Software Assurance の適用外または対象外のデバイス (Windows 10 Pro デバイスやシン ク ライアントなど) がある場合は、それらのデバイス用に Windows VDA サブスクリプション ライセンスを 購入すると、Windows Software Assurance の特典の多くを利用できます。

ユーザー単位での Windows Software Assurance と Windows VDA のライセンス購入

Windows Software Assurance と Windows VDA のライセンスは、ユーザー単位で購入できます。ユー ザー単位のライセンスでは、デバイスではなく特定の個人に対してライセンスが付与され、ライセンスを取 得した個人が任意のデバイスで使用権を使うことができます。ユーザーが Windows ライセンス ソリュー ションの中心となり、あらゆるデバイスで Windows を展開してアクセスできるため、Windows のライセ ンス管理が容易になります。

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デバイス単位のライセンス  すべてのデバイスが個別にライセンスされる必要がある  ライセンスされたデバイスは複数のユーザーが使用できる ユーザー単位のライセンス  すべてのユーザーが個別にライセンスされる必要がある  ライセンスされたユーザーは複数のデバイスを使用できる

ユーザー単位で Windows にアクセスするためのライセンスは、Windows Software Assurance per User、

Windows VDA per User、Windows Software Assurance per User アドオンの 3 つのオプションを利用

して取得できます。 以下は 3 つのオプションの比較です。 メモ: 「プライマリ ユーザーのプライマリ デバイス」とは、ユーザーがデバイスのプライマリ ユーザーであ り、かつそのデバイスがそのユーザーのプライマリ業務デバイスであることを意味します。 Windows Software Assurance per User

Windows VDA per User

Windows Software Assurance per User アドオン デバイス単位の Windows Software Assurance に 追加した場合 デバイス単位の Windows VDA に追 加した場合 ライセンス要件 プライマリ ユーザー のプライマリ デバイ スが Windows 7/8/8.1/10 Pro、 Enterprise、または Education のライセ ンスを取得済みであ ること デバイスの要件な し。すべてのユー ザーに割り当て可 能 プライマリ ユーザ ーのプライマリ デ バイスが Windows Software Assurance の対象 であること プライマリ ユーザー のプライマリ デバイ スが Windows VDA の対象であること ライセンス モデ ル ユーザー単位。デバイスの制限なし Windows Enterprise のロ ーカル インストール Windows 7/8/8.1/10 Pro、Enterprise、Education のすべてのデバイス、または 10.1 インチ以下の Windows タブレット VDI アクセスと Windows To Go すべてのデバイス 適切なオプションの選択方法は以下のとおりです。 ▶ Windows Software Assurance per User

以下のすべてに該当する場合、Windows Software Assurance per User が適切です。  ユーザーが、Windows 10 Pro/Enterprise/Education、または Windows 8/8.1

Pro/Enterprise、または Windows 7 Professional/Enterprise のライセンスを取得した 1 台以 上のデバイスのプライマリ ユーザーである

 そのデバイスが、ユーザーのプライマリ業務デバイスである

(15)

Windows VDA per User

以下のいずれかに該当する場合、Windows VDA per User が適切です。

 ユーザーが、Windows 10 Pro/Enterprise/Education、または Windows 8/8.1

Pro/Enterprise、または Windows 7 Professional/Enterprise のライセンスを取得したデバイス のプライマリ ユーザーではない

 ユーザーが、Windows 10 Pro/Enterprise/Education、または Windows 8/8.1

Pro/Enterprise、または Windows 7 Professional/Enterprise のライセンスを取得したデバイス を使用しているが、そのデバイスはユーザーのプライマリ業務デバイスではない

メモ: Windows VDA per User は、ユーザーが Windows 10 Pro/Enterprise/Education、または Windows 8/8.1 Pro/Enterprise、または Windows 7 Professional/Enterprise のライセンスを取得 したプライマリ デバイスのプライマリ ユーザーである必要がないため、最も制限が少ないオプション です。Windows VDA per User でユーザー全員にライセンスを取得すると、ユーザーのデバイスでオ ペレーティング システムのライセンスを追跡することなく、すべてのユーザーが Windows

Enterprise にアクセスできるようになります (ソフトウェアをローカル インストールするデバイスを 除く)。

Windows Software Assurance per User アドオン

以下のいずれかに該当する場合、Windows Software Assurance per User アドオンが適切です。  ユーザーが、有効な Windows Software Assurance の対象となるプライマリ デバイスのプライ

マリ ユーザーである

 有効な Windows VDA の対象となるプライマリ デバイスのプライマリ ユーザーである Windows Software Assurance per User アドオンでは、既存の投資分が割引された価格で、 Windows Software Assurance per User または Windows VDA per User の特典すべてを利用でき ます。既に Windows Software Assurance の対象となっているプライマリ デバイスのプライマリ ユーザーに Windows Software Assurance per User アドオンのライセンスを付与すると、そのユー ザーは、Windows Software Assurance per User の特典をすべて利用できるようになります。既に Windows VDA の対象となっているプライマリ デバイスのプライマリ ユーザーに Windows

Software Assurance per User アドオンのライセンスを付与すると、そのユーザーは Windows VDA per User の特典をすべて利用できるようになります。

基盤となるデバイス ライセンス

Windows Software Assurance Windows VDA アドオン ライセンス Windows Software Assurance per User アドオン

(16)

以下は、ユーザー単位の適切なオプションを選択するためのフロー チャートです。

Windows Software Assurance および Windows VDA 経由での Windows Enterprise へのアクセ ス権

Windows Software Assurance と Windows VDA を通じて提供される最も魅力的な特典は、Windows Enterprise への柔軟なアクセス権です。アクセス権の概要については以下の表をご確認ください。さらなる 詳細については、マイクロソフト ボリューム ライセンス製品条項の「ソフトウェア アシュアランス特典」 セクションを参照してください。 Windows Enterprise への アクセス権 ユーザー単位 デバイス単位 ソフトウェア アシュアランス VDA アシュアランス ソフトウェア VDA ローカル インストール Windows 7/8/8.1/10 Pro、 Enterprise、または Education の ライセンス取得済みのすべてのデバ イス、および画面サイズが 10.1 イ ンチ以下の Windows タブレット ライセンス取得済 みデバイスのみ ライセンス取得済み デバイスのみ (Windows 7/8/8.1/10 Pro、 Enterprise、または Education のライ センスを取得済みで あること) 仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) または Windows To Go 経由のリモート アクセス すべてのデバイス オフィス以外の場所で使用する企業所有でない デバイス (ローミング使用権を使用) Windows Enterprise の永続的な使用権 ライセンス取得済みのデバイスでは、ソフトウェア アシュアランスの契約期間終了後にも Windows Enterprise を永続的に使用することができます (サブスクリプション ライセンスで Windows Enterprise へのアップグレード権を取得した場合を除く)。Windows Software Assurance per User アドオンを利用 している場合、アドオンを利用するための要件としてユーザーのプライマリ デバイスが既に Windows Software Assurance の対象となっているため、この場合も、ライセンス取得済みのデバイスには スタート いいえ いいえ いいえ いいえ はい はい はい はい ユーザーはデバイスの プライマリ ユーザーですか? デバイスはユーザーのプライマ リ業務デバイスですか? Windows SA または VDA で ライセンスされたデバイスですか? デバイスに対象 OS が 含まれていますか? Windows Enterprise SA per User アドオン Windows Enterprise SA

(17)

Windows Enterprise の永続的な使用権があります。また、ソフトウェア アシュアランスの契約期間内であ れば、Windows Enterprise アップグレード ライセンスを新しいデバイスに移行することもできます。 Windows Software Assurance の契約期限終了後は、ソフトウェア アシュアランスの契約期限終了時点で 有効だった LTSB と過去の LTSB に対し、永続的な使用権が維持されます。

Windows Software Assurance per User を利用している場合は、基盤となる Windows Software Assurance 付き Windows Enterprise アップグレード ライセンスがないため、永続的使用権は付与されま せん。

Microsoft Desktop Optimization Pack

Microsoft Desktop Optimization Pack (MDOP) は、デスクトップ仮想化の活用、Windows デバイスのよ り詳細な管理、より高度なシステム回復機能の提供を実現できる、企業ユーザー向けのテクノロジ スイート です。MDOP は Windows Software Assurance と Windows VDA サブスクリプションの特典として提供 されています (2015 年 8 月 1 日以降)。

メモ: 2015 年 8 月 1 日以前に契約した MDOP なしの Windows Software Assurance または

Windows VDA サブスクリプションを利用している場合は、次回の契約更新時に MDOP が利用できるよう になります。

Windows Software Assurance または Windows VDA のライセンスをデバイス単位で購入する場合、 MDOP サブスクリプションもデバイス単位でライセンスが付与され、ライセンス取得済みの各デバイスにサ ブスクリプションが適用されます。Windows Software Assurance または Windows VDA のライセンス をユーザー単位で購入する場合、または、ユーザー単位の Windows アドオンを使用している場合は、 MDOP サブスクリプションもユーザー単位でライセンスが付与され、ライセンスを取得した各ユーザーが利 用しているすべてのデバイスにサブスクリプションが適用されます。MDOP の詳細については、 https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/bb899442 を参照してください。

Windows To Go の権利

Windows To Go を使用すると、ユーザーは生産性を損なうことなく身軽に移動できるようになります。ま た、企業が新しい Bring Your Own PC (個人所有の PC の活用) シナリオを導入したり、セキュリティを 維持しながらも臨時スタッフが速やかに作業を開始できるようにすることができます。

Windows To Go を使用することで、IT 管理者は LOB アプリ、設定、企業データを含む企業の Windows イメージを、互換性のある USB ストレージ デバイスによりユーザーに提供できます。企業または個人が所 有しているサポート対象の PC (Windows 7、Windows 8/8.1、または Windows 10 ロゴ認定取得済み) で Windows To Go をブートして実行すれば、その PC でも Windows 10 の優れたエクスペリエンスを 同様に使用できます。

Windows To Go の権利

▶ Windows Software Assurance または Windows VDA サブスクリプションが適用されるサポート対 象のデバイスには、Windows To Go を実行するライセンスがあります。

▶ 職場のデバイスに Windows Software Assurance または Windows VDA のライセンスがある場 合、そのデバイスのプライマリ ユーザーはローミング使用権を使って、自宅や外出先で会社所有では ないサポート対象の PC (個人所有の PC やホテルのビジネス センターの PC など) で Windows To Go を実行することができます。

▶ Windows Software Assurance per User または Windows VDA per User のライセンスを取得して いるユーザーは、同ユーザーが使用する場合に限り、サポート対象の任意のデバイスで Windows To Go を実行することができます。 メモ: Windows To Go を使用するには、会社のキー管理サービス (KMS) サーバーを使用するか Active Directory ベースのボリューム ライセンス認証を使用して、ボリューム ライセンス認証を実行する必要が あります。詳細については、「ボリューム ライセンス認証」セクションを参照してください。

(18)

Windows 10 のダウングレード権

Windows 10 ではなく、以前の Windows バージョンを使用する権利 (「ダウングレード権」) の内容 は、ライセンスの取得方法によって異なります。 PC にプレインストール (OEM) ボリューム ライセンス OEM の場合、ダウングレード権は Windows 8.1 およ び Windows 7 の同等のエディションへのダウングレー ドに制限されます。 ボリューム ライセンスの場合、ダウングレード権は非常 に柔軟で、以前のすべてのバージョンにダウングレードで きます。 ダウングレードする バージョン OEM の プレインストール ボリューム ライセンス

Windows 10 Pro Windows 10 Pro Windows 10 Enterprise Windows 10 Education Windows 8/8.1 Enterprise Windows 8.1 Pro Windows 7 Enterprise Windows 7 Professional Windows Vista Enterprise Windows Vista Business Windows XP Pro Windows 2000 Professional Windows 95/98/NT Windows Embedded 8/8.1 Industry Pro/Enterprise Windows Embedded POSReady 2009/7 Windows Embedded for Point of Service

OEM により Windows 10 Pro がプレインストールされた PC を購入した場合は、Windows 8.1 Pro また は Windows 7 Professional にダウングレードすることができます。Windows Vista、Windows XP、また はそれ以前のバージョンにダウングレードする必要がある場合、これらのバージョンへのダウングレード権は ボリューム ライセンスでのみ取得できます。OEM のプレインストール ライセンスでは利用できません。 メモ: ▶ Windows 7 Ultimate へのダウングレード権はありません。 ▶ Windows XP のサポートは 2014 年 4 月 8 日をもって終了しました。

ボリューム ライセンス認証

(19)

Windows 製品のライセンス認証は、お客様が使用している Windows が適正にライセンス認証されている ことを確認するためのテクノロジです。Windows 10 のすべてのエディションでは、製品のライセンス認証 が必要です。 ボリューム ライセンス認証はボリューム ライセンス プログラムの対象となるコンピューターに適用されま す。企業ユーザーは認証プロセスを自動化し、ユーザーに対して透過的に実行することができます。このツ ールはライセンス認証のみに使用され、ライセンスの請求や課金に使用されることはありません。 キー管理サービスおよびマルチ ライセンス認証キーによるライセンス認証 キー管理サービス (KMS) は、企業が社内でホストするサービス (KMS) を使い、企業の環境内でコンピュ ーターのライセンス認証を実行できるサービスです。マルチ ライセンス認証キー (MAK) は、マイクロソフ トがホストするライセンス認証サービスを使い、コンピューターを一度限りライセンス認証するために使用 します。企業の環境内で 2 種類のキーのいずれか一方または両方を使ってコンピューターをライセンス認証 することができますが、KMS でライセンス認証していないデバイスはすべて、MAK を使用する必要があり ます。

Microsoft Active Directory によるライセンス認証

Active Directory ベースのライセンス認証では、Windows 10 または Windows Server 2012 R2 コンピ ューターがドメインに接続されている限り、コンピューターのセットアップ中に自動的かつ透過的にライセ ンス認証が実行されます。ドメインのメンバーとして定期的にドメイン コントローラーにアクセスする限 り、これらのクライアントのライセンス認証は維持されます。

ボリューム ライセンス認証の詳細については、 https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/dd197314.aspx を参照してください。

Get Genuine Windows Agreement

完全な Windows ライセンスを取得する最もコスト効率のよい方法は、ライセンスがプレインストールされ た新しい PC を購入することです。とはいえ、ソフトウェアが偽造品だった場合や、基盤となる対象オペレ ーティング システムがないコンピューターにボリューム ライセンスの Windows アップグレード ライセ ンスを適用した場合など、準拠に関する問題があった場合は、ボリューム ライセンスで解決することができ ます。

正規品の Windows Pro ライセンスをボリューム ライセンスで購入するには、GGWA for Small and Medium Organizations と GGWA for Large Organizations の 2 種類の Get Genuine Windows Agreement (GGWA) を利用できます。教育機関のお客様は、GGWA for Academic Organizations を通じ て Windows 10 Home ライセンスを購入できます。 中、小規模組織のお客様 向け GGWA 大規模組織のお客様向け GGWA 教育機関向けのお客様向け GGWA 対象 ユーザー 小規模企業、中規模市 場、政府機関のお客様 中規模市場、PC のインストール ベースが大きい大規模な 企業や政府機関のお客様 教育機関のお客様 チャネル マイクロソフト販売代理 店から購入 マイクロソフト ライセンス ソリューション プロバイダ ー、またはマイクロソフトか ら直接購入 教育機関向けマイクロソフト 販売代理店から購入

(20)

詳細 ▶ 今後合法的に購入す ることを約束 (契約 なし) ▶ ライセンスの譲渡不 可 ▶ ボリューム ライセ ンスのダウングレー ド権を利用可能 ▶ マイクロソフト販売 代理店を通じて購入 した場合はサポート あり ▶ 監査の条項が含まれる契 約に事前に合意 ▶ 今後 Windows ソフト ウェアを入手する場合、 合法的なソフトウェアを 入手することを約束 ▶ 一度限りの注文 ▶ ライセンスの譲渡不可 ▶ 既存または新規のビジネ スおよびサービス基本契 約が必要 ▶ ボリューム ライセンス のダウングレード権を利 用可能 ▶ マイクロソフトまたはマ イクロソフト ライセン ス ソリューション プロ バイダーから購入した場 合はサポートあり ▶ 今後合法的に購入するこ とを約束 (契約なし) ▶ ライセンスの譲渡不可 ▶ 教育機関向け Windows アップグレード ボリュ ーム ライセンスが必要 ▶ ダウングレード権の利用 不可。教育機関向けボリ ューム ライセンスでの み利用可 ▶ ダウンロードの場合も購 入の場合もメディアやビ ットの提供なし ▶ マイクロソフト販売代理 店を通じて購入した場合 はサポートあり

Get Genuine オプションの詳細については、 http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/genuine/business#T1=tab01 を参照してください。

(21)

ボリューム ライセンス プログラムで購入できる Windows 製品

マイクロソフト ボリューム ライセンスでは、組織がソフトウェア ライセンスを購入するのに役立つカスタ ムのプログラムを提供しています。マイクロソフト ボリューム ライセンス プログラムでは、さまざまな組 織のタイプ、規模、購入方法に合わせて設計された手頃な価格の柔軟なソリューションが用意されており、 ライセンスを容易に管理することができます。デスクトップ PC の数が 5 台の組織でも、数千台規模の組 織でも、お客様のニーズにぴったりのマイクロソフト ボリューム ライセンス プログラムをご利用いただけ ます。 ボリューム ライセンス プログラムで購入可能な Windows デスクトップ製品 提供形態 License Open Open Value & Subscripti on Select Plus1 とマ イクロ ソフト製品 / サービス契 約 (MPSA) Enterprise Agreemen t & Subscripti on (Campus and School Agreement の) Enrollment for Education Solutions School Enrollment Windows 10 Pro への アップグレード権 Windows 10 Enterprise へのアップグレード権 2015 Windows 10 Enterprise へのアップグレード権 + SA Windows 10 Education + SA 2 Windows Software Assurance per User Windows Software Assurance per User アドオン

Windows VDA per Device

Windows VDA per User Windows 8/8.1 の サイドローディング

1 Select Plus の販売は、2015 年 7 月 1 日をもって終了しました。既存の Select Plus 商業契約を通して注文できるのは、2016 年 7 月 1 日までです。Select Plus にとって 代わるマイクロソフト製品/サービス契約 (MPSA) は、契約のしくみを向上するものであり、より柔軟で容易な購入プラットフォームや新しい資産管理システムとツールを提供しま す。詳細については、http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/licensing-programs/select.aspx#tab=4 を参照してください。

(22)

ボリューム ライセンスでのライセンス取得方法 マイクロソフト ボリューム ライセンスを通じてフル パッケージ製品の最新のマイクロソフト テクノロジ を割引価格で入手するには、お客様のマイクロソフト担当者またはマイクロソフト パートナーにお問い合わ せください。 マイクロソフト ボリューム ライセンス販売代理店が、ソフトウェア アシュアランス入手をお手伝いしま す。ソフトウェア アシュアランスは、どのマイクロソフト ボリューム ライセンス プログラムでもご注文 いただけます。マイクロソフト ボリューム ライセンス販売代理店のお問い合わせ先: ▶ 米国にお住まいの方は、(800) 426-9400 に電話でお問い合わせいただくか、 https://pinpoint.microsoft.com/ja-JP/ にアクセスしてください。 ▶ カナダにお住まいの方は、マイクロソフト リソース センター (877) 568-2495 に電話でお問い合わ せください。 ▶ 米国およびカナダ以外の地域にお住まいの方は、居住国内のマイクロソフト オフィスまでお問い合わ せください。お住いの地域のライセンス情報については、 http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/worldwide.aspx でご確認ください。

© 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.

このドキュメントに記載された内容は情報の提供のみを目的としています。明示または黙示にかかわらず、この内容に関してマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとしま す。この情報はライセンスを受けた製品を正しくご使用いただくためのガイドであり、お客様との契約ではありません。ボリューム ライセンス契約に基づきライセンスを受けた製 品の使用については、当該契約に定める契約条件に規定されます。この情報と契約の間に齟齬がある場合は、契約の条項が優先されます。マイクロソフト販売代理店を通じて取得す るライセンスの価格は、販売代理店によって決定されます。

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