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共同海損精算論(二)-香川大学学術情報リポジトリ

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Academic year: 2021

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(1)

投荷の如き共同海技犠牲に因り滅失したる積荷に於ても、中間港に於て繋却せられたる積荷に於ても、叉損傷

して到達したる樺荷に於ても、その儀牡の前に畢猫鯨損たる損啓を被りゐたるとき、又は犠牲の後に別の原因で

受けたる損害がある場合には、識別の可能むる限り雨着の損害を区別し、共同嘩損額に棍滑せられざるやう精算

せねぼならぬ︵戸張撃士前抱竺五五菜し。更に投荷の後他の積荷に畢弼梅損を生ぜし寄賛より推して、犠牲がなかっ たとするも、在胎せぼ成る程度の損害を生ずべき必定ありと考へらる1場合には、このあり得べき損害額をも共同

海技額より拉除するを以て穏富とすべし。然し、この最後の場合に於ては、果して畢狗梅損の蟄生すべきこと必定

籍 仙 節 第 山 項 第 二 項 発 三項 第四現 常温 項 共同晦損精解論

共同海損精算諭 ︵二︶

共同海視たるべき親書額 船舶の共同海視たるペき親書額 積荷の共同海視たるぺき親書額 運賃の共同海視たるべき扱者額 壁用の共同海視たるべき額 親書及び費用に封する利子 前 前戯及び本兢

久 J

武 三

︵こ五五︶ 入山

(2)

︵二空ハ︶ 八こ

策七撃 第三鮨

なりやを立誇することは至難であるから、多くは理論の問題たるに止変り、嘗際忙於ては殆ど掟除が行はれぎる

に至るであらう井上撃士前抱竺五哀︶りこれ等の詳細に放て

ある︵エeck−SS.u念γ∴㍑か︶。而して、ヨーク・アントワープ規定十大條はかくの如き取扱につき全然沈獣を守って ゐるが、論者の中には積極的に之む排斥するものなりと毒張するものがある︵村昭博士述共同海損講義要領三両翼、

藤本博士著共同海鹿細東〓∩二き。尤も、斯くの如き見離扁二八九〇年規定十六億の解繹として主張せられたるも

のではあるが、この鮎に関しては山九二川年規定上ハ傑も全然哲規定を踏襲してゐるのであるから、藍息まで空

言して櫨く嬰がある。論者に依れば、ヨーク。アントワープ規定は、積荷の共同海損賠償観は船舶が到達したる

時若くは航海の終了したる日に於ける状態のみを梗準として精算すべき旨を規定したりとなし、従って共同海損

行為望糾後に於ける損奮を考慮することを排斥する壁息なりとなすのである。接するに、土ハ健を斯くの如く読

み且つ推論することは先にも述べたる如く到底首骨し得ざるも、立法者は劃八九〇年規定の制定に際して、或は

斯くの如き見解を保樽したるならん。然し、叫九二凶年規定に於ては、同様なる解繹を固執すれば却て他の規定

とも矛盾するを以て、最早許すことを得ない。即ち、船舶の共同梅損繊につき規定せる十八億第二項に於ては、

明文を以て共同涯損にあらざる揖審の修繕見積鯛を路除すべき旨を規定せるを以て、土ハ傑第血項を論者の尭張

する如く解するに於ては、船舶の共同海損額の算定との問に均衡を待ざることゝなる︵戸張畢士前拐帯三九真︶。

(3)

共同握損犠牲に因って被りたる積荷の滅失又は損傷に封する賠償は以上述べたるが如くであるが、正常に積込 まれなかった積荷に劃しては、例外的取扱として次の妙き制裁規定がある。

第一便 投

荷 授荷ハ、ソノ貨物ガ承認セラレクル商慣習二捉ツテ遅速セラレクルニアラズンバ、共同海損トシテ賠償ヲ 受クルコトヲ得ズ。 第†九億 無申告著クハ虚偽ノ中骨ヲナシクル積荷 胎辛苦クハソノ代理人ノ風説ナクシテ積込ミグル積荷、叉ハ舷積ノ際故意二虎僻ノ申告ヲナシクル積荷㌢ 生ジクル損害ハ、之ヲ北へ同寝棺卜認メズ。但シ斯ル積荷ガ保存セラレタル場合ニ♪、共同梅損ヲ分捲スペキ 雷ヲ有ス。 賠啓三際シ意志芯依り規驚ノ償叡以下ノ慣爾ヲ似テ申告セラレタル積荷二生ジクル輯寄ハ、ソノ中骨セラ レクル慣覇二於≠賠償セラルべク、但シ斯ル積荷ハソノ硯賓ノ低額二於テ分拾スべキモノトス。 前者の規定は.先に共同海損の成立すべき主なる場合を詮明するに際して述べたるが如く、仙八九〇年規定の 同僚を改正したるものであり、後者の規定は山九二四年規定に於て新に附加せられたるものであるが、雨着とも 同様の規定は我商法を始め、何れの囲の商法にも等しく存するところのものである︵日露ェハ望ハ傑及び六四人條、猪 繭七〇八條︶。以下次の如き項目の下に之を詮明する。 共同海損蛤錐論 ︵ニ五七︶ 八三

(4)

︵叫︶ 甲 板 貨 物 甲板横は概して商慣習に反する運送であるから、斯る貨物が投符せらる1も二九二閏年規定第〓備に依っ て共同海損として賠償を受くることを得ない。而して、その甲板貨物の投荷が共同悔損として取扱ふべから ざる所以に就ては、既に共同海損の成立論忙於て述べたるが如くである。猫逸商法及び我商法に於ては、甲 板貨物に加へたろ損害は分揺するを要せすと規定し︵日商六讐ハ條二項、猫商七〇八條︶、山九二四年規定の如く 投荷に限定せすして、甲板貨物の絶ての犠牲を除外する如く解せらる1も、喝逸忙於ける多くの啓者の主張 するところに依れぼ、規定の主旨は甲板積のために生じたろ損害、概して富へば投荷の如き損害のみを臍償 せずとなすものである。従って甲板積と無紺係に生じたる損害、例へぼ航海中燃料の紋乏したるに際して之 に充常せられたるに因る積荷の損害の如き、或は船舶の修絆費を麦耕せんがために欝却せられたるに因りて 生じたる損害の如きものは、甲板下の積荷の場合と同様に共同海損として肝償するを穏富とすべし︵エ2Ck、 SS●N彗︼い品◆Schaps−S●思N・︶。 ︵二︶▼船主、船長、又はその代輔人に無断で積込まれたる貨物 これは謂ゆる投込貨物であつて、胎内の或る者と聯絡を探り運賃を免れんとするものである。仙九二錫年 規定は、斯る貨物に生じたる損害を共同海技と認めすとなす。我商法に於ては、船荷詑辞その他梢荷の憤格 を評定するに足るぺき書類なくして税込みたる荷物に加へたる損害は利害関係人に於て分槍するを要せすと 第七金 策 三渋 〇一五入︶ 入四

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なすも、亦同様の主旨である︵日商六望ハ條、猫輌七〇八條こ項︶。蓋し、斯る貨物はその損審額の算定に困難あ るぺく、且つ投込貨物の如き不正貨物に封して之む共同海技として賠償するの必要もないからである。然し、 救助せられたる瘍合には他の積荷と同様に、後に述ぶべき共同海技の分培養務を発るペからざるものとす ︵日商六四六條三項︶。 ︵三︶ 恩典日録に記載せざる船舶儀典 これに就てはヨーク∵ァγトワープ規定には規定せざるも、我商法及び伊図南法等に於て規窟がある。投 込貨物と同様に損害額算定の国雄を慮り、殊に屈具は概して胎真の財産なるが紋忙犠牲に関する船長の誇明 の控除を恐れて、之に加へたる損害は亦分渡するを要せすとなす。然し、保存せられたる場合には前岡橙分 塘義務はある︵日商六四六健二塀及び三項︶︵エ只kこ.u鍔︶。 ︵閃︶ 賠積の際品名の詐柄せられたる貨物 これは貨幣、有偶語券、その他の高慣品忙於て、運賃の低廉を目的として行はるゝことあり。或は船積を禁 じ又は取扱を別にせらるゝ禁制品又は危険品を普通貨物として積込まんがために行はるゝことあり︵戸張撃士 前端書芸八苦。その何れたるを間はす、船長が之を犠牲に供するに貰っては特殊の貨物としての考慮を須 ゐず、普通貨物として取扱ふのであるから、それ以上の傾額を以で賠償することは却って不衡平を衆す。否 品名詐稲に封する罰則として、我商法を始め猫逸商法た於ても豆二九二四年規定に於ても、竃も分始の要な 共同海損精算論 ︵二五九︶ 入五

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菟竜巻 第三班 ︵二六〇︶ 八六 きことを規定してゐる︵日商六四七條二項、猫商七〇入條二義︶。然し、救助せられたる場合には勿論賓際の個格 を以て分祷せねばならぬ。白金が錫として姶痍せられたる場合に於ても、白金の慣格に於て分槍の義務があ る︵刀udO声p ︼Nこ。 ︵五︶ 姶積の際殊更に蜜際の慣覇より低き倍額を以て申告せられたる貨物 この低唱中骨は、兜の品名詐術の場合と同じく運賃の低廉を目的として馬さる1ものであるが、胎毒に於 ても荷物の蜜酒夢二々調査し得るものでないから、斯る不正は可成り多く行はれてゐる。而して、品名詐稲 の場合とはその間多少趣を異にする事情があるから、ヨーク・アントワープ規定に於ては制裁を軽くし、賠 償を全然経否することなく、その低い申告低額を標準として賠慣をなすことにしてゐる。我商法六銅八倦も 亦同様に規定してゐる。これに反して、共同海抜の分櫓をなす場合にはその蜜際の倍額に擦るぺきものであ り、ヨーク・アントワープ規定に於ても之を明言してゐる。 ︵六︶ 胎疏の際殊更に葦際の債叡より高き憤叡を以て申告せられたる貨物 これは締着と混反酎の場合であり、ヨーク・アント∴ワープ規定には何等規定せざるも、共同梅損の賠償琴 は資際の償覇に依るべきや勿論である。而して、その分培すべき偵繊は我商法六拘几保革二項に依れば、そ の中骨せられたる高き憤叡に依るペきものとせられてゐるが、ヨーク。アントワープ規蜃の、吉日は之に制裁 を加ヘザして、嘗際の僧額に擦らしむるものであらう︵β張拳士前抱寄血五九頁︶。

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第三礪 運賃の共同梅損たるべき損害覇 道賃の共同海損が如何にして生するかは、共同潟損の主なる場合を詭明するに際して詳述したるが如く、船積 が址ハ同海技行為に因って滅失毀拭したるがために生することあり、或は船舶の滅失若くはその航海不能の場合に 於ても生する。而して、遷迭打焉さへ完了せば蛤主に於て取得し得べかりしものが、共同梅損行岳正閏り取得し 得ざるに至りたろ金額を以てその階位覿とする。 運賃の北ハ同源損たる賠償観は、距離運賃の認めらるゝ場合と黙らざる額介とに於て異なる。蓋し、船舶の航栴 不能に因り避難港等に於て航海の中絶を見たる場合、運賃殊に向沸起悠の申幾許の覇の招集ありやは、違法人が 距離相常の運賃の請求樺ありや否やに依って異なるひ我商法六仙三億及びhハニハ條に於ては、船舶が航海の途中 陀於て沈没したるとき、又は修補すること能はぎるとき等に於ては遅速契約は終了し、船主又は傭船者は遅速の 知合に應じて運賃を請求し得る旨を規定してゐる。弼逸商法六二二條に於ても亦同様である。これ、単著の謂ゆ る割合運賃︵Pユ︶1a訂ぎi巻こ又は距離運賃︵D落当N訂‖ht︶である。英囲に於ては、運送を完了するにあらすん ぼ∵叉の運賃と躍も請求することを碍すとなし、謂ゆる距離運賃を認めない。従ってこの場合には、船主の央ひ たる運賃即ち向梯運賃の全額が共同梅損賠償繊である。これに反して、距離運賃の認めらるト邦閣に於ては、船 主の失ひたる軍票は向構造膚と距離運賃との差融なるを以て、その址ハ同握拭牌償揖も亦この差額なるに叶ならぬ。 共同海硯糖認論 ︵二六こ 入七

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︵二六ニ︶ 八八 第七巻 第三兢 〓阪に共同渥損の精算は、山九二四年規定G條の原則に依れぼ、航路の地及び時を標準とすべきものなるが、 この原則を造賃に通用して精算することは至難である。蓋し∵航海が目的港まで械行せられすして中間港に於て 終了する場合、この地を梗準として運賃の損失額を測定せんとするならば距離運賃に依るべく、発航海部分に射 する遥質の損失を賠償すべき要なかるべし。然し、防虫に於ては斯くの如き航海の短縮にか1わらず、通常燃料 及び姶良の給食料の如き航海費の大部分を距離相常に箇約し得ざる関係にあるを以て、彼に封しあまりに酷であ る。寧ろ、遅迭契約上の絶運賃の全額を梗準とし、これよりその獲得のため常然支出すべかりし費用にして犠牲 の結兼その支出を免れた牒もの、例へば積荷の陸揚費用の如きものを控除したる残顧を以て、共同海技額となす を衡率とする。即ち、我商法元ぬ七條に於ても斯くの如く規定し、一九二四年規定十東條節二項も亦同様に次の 如く規定してゐる。 第千束傑 運賃ノ損失 積荷ノ滅失叉ハ毀損ヨリ生ズル運賃ノ損失ハ、共同梅按行惑一−因ツテ生ジクルカ、叉ハ該積荷ノ損昏ガ共 同海損トシテ賠償セラル、場合一岬於テ、之ヲ共同海損卜認ム。 造貿ヲ収得スべキ老ガ、ソノ獲得ノタメ雷然支出スべカリシ費用−1シテ、犠牲ノ結範ソノ支出ヲ免レタル モノハ、英ノ額ヲ絶運賃ノ損失覇ヨワ控除ス。 本棟第一項は共同梅損の成立に関する規定であり、第二項は鼓に謂ゆる精算に関する規定である。而して、

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の第二項は二九二四年規定に於て新に追加せられたるものなるが、英国に於ては海損精算人の茸務規定に於て、 夙に採用せられゐたるところのものである︵RudO︼”−P.芦︶。 本條の草贋に於ては、蘭次の如き規定を存した。 航海ノ欄綬セラレタル場合二於テ、犠牲貨物一㌦代エテ新二運送シタル貨物ヨリ取得スべキ運賃ハ、共同海 損額ヨけ差引カルべキモノトス。但シ、斯クノ如キ運賃ヲ取得スルガタメニ現賛二要シタル費用ヲ拉除シ、 且ツ新貨物ノ蒐集並工船積ノタメーーノミ特一︻要シタル滞胎一l封スル拉除ヲ行ヒクル残額ヲ以テスべキモノト ス。 この追加規定は叫九州二年共同梅損国際法典草案︵ロ﹁aft夏er邑iOna六〇dere−at茸tOGeコera−きera笥一q−N.︶ 第六実の規定を躇襲したるものであつて、極めて衡平に適したるものである。惟ふに、航海の途中に於て投荷が 行はれて、船蛤に飴裕を生じたるが如き場合に於て、船主がこの船般の飴裕を利用して新に貨物を積込み運賃を 拉待したりとせよ。それにも拘らす、投荷に因つて失ひたる運賃の全額を共同海技と認め、新道貿につき何等の 拉除を残さゞるならば、胎主を不落に利せしむるものなるべし。されば、英国の茸務に於ても、新貨物の積込が 投荷に因って生じたることの明かなる限り捧除が行はれてゐる。これに反して、新貨物に依って利用せられたる 船艇の飴裕が必ずしも投荷に因って生じたるにあらすして、給慮が常初より浦載せられてゐなかったことに原因 するならば軽除が行はるべきではない。而して、ルードルフ氏の遊ぶるところに依れぼ、新貨物が犠牲のために 共同海税鮪筑論 ︵lこハ三︶ 八九

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入航したる避難港に於て積込まれたる場合に於ても異なることなし完u旨蒜も.声︶。 草案の追加規定は、スも・ツクホルムの合議に於て充分に論議せられたるが、遼に採用せられなかった。然し、 規定の主旨が理論的に排斥せられたるがためにあらす、之む條文として規定サるよりも、各個の場合に於て精算 人の裁量に委するを以て、寧ろ特殊の場合にも街中を得ペしと考へられたるに依るのである︵RudO完−P.芦︶。 傭船を以て個横道迭の行はれたる坂合に於て、鼓此謂ゆる運賃の共同梅損たるべき額は傭船料を標準とするか、 或は偶桟道篤郎ち船荷詮券上の道貿を標準とすべきやの疑問がある。曾て猫逸に於ては、何れか高き方の造賃を 榛準とすべきことを主張する宥があつた︵∩。Sank、﹁ehrbunhd川Sエaコ宣srenhts−Sどt官r=∞0000ーS.u芦亨OtOkOl訂︼ S・空○ヅ芸p︶。然し、この詮は共同梅揖の本旨を忘れたるものである。精算の目的は先にも緻詮したるが如く、 犠牲に因って直接の損害を受けたる者をして、航路地に於て犠牲なかりしと同叫の財産状態忙回復せしめんとす るものなるが、この精算の本旨に添はぎる謬諭である。今恨払、傭胎料こ興凰にして船荷誇券上の運賃八千囲な りしとせよ。犠牲なくトて航海が無事に完了したりとせば、傭船者は﹁蘭画を賠主に麦塊払、九千囲を荷主より 受領して差額二千園を損失すべき場合である。然るに、論者の如く、高き方の運賃即ち傭船料叫萬園を共同海損 として取扱ふ吃於ては、傭胎者は雷然被るペかりし二千園の損失を免れ、精算の結娼不雷の利得を受けたること ゝなる。英して然らば、本例の如き場合に於七も、船荷詮参上の渾賃を標準とすべきである。而して、常にこの運賃 を以て共同海損鯛となすことにより精算の本旨に適したる衡平なる結果が得られるのである芸eckこ.u∽〇.︶。叉 第七容 第三離 ︵二六四︶ 九〇

(11)

共同危険圃倦の構成上より見るも、亦常然に賠荷許券上の遥質ならざるペからザ。何となれば、これに利害踊係 を有する者は、船舶の利益を代表する船舶所有者と運賃の利益を代表する運送人と種苗の利益を代表する荷主と の三者なるが、その運送人の代表する運賃の利益といふは、彼が荷主に封して運送む提供することに因りて取得 する遥貿即ち船荷誇穿上の運賃たるや云ふ空でもない。蓋し、傭船料は彼が船舶所有者に劃して支沸ふものであ って、肪舶桝有者の利益でこそあれ、僻胎者の財産利益ではない。而して、僻賠契約の布無及び内容は、荷主の 関知せざるところなるを以て、怖紙料は共同危険阿鰻の外に於て船舶囲有者の有する利益たるに過ぎざるもので あり、共同梅損の精算に於て考慮せらるペき限りのものではない︵戸張率土著共同海税の理論と賛務二ハ入賞、井上聾 士新共同海損要論仙六仙煮︶。 共同海損摘罪論 ︵t二ハ五︶ 九州

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