1 進路指導の基本的な考え方
(1) 進路選択を「生き方の選択」ととらえ、生徒自身のよさや希望を、より良い形
で活かすことができる進路を、保護者の皆様と共に探っていきます。
(2) 各担任、学年職員はもとより、学校全体で進路指導にあたります。
(3) 進路選択の主体は、あくまで生徒(と保護者)です。
※ 「生き方の選択」としての進路選択
☆ 「本人の希望」がないところに「進路」はない。
☆ 進路選択は「これからの人生のスタート」であって、「中学校生活のゴール」
ではない。
2 進路決定に関する最近の動向
生徒自身と保護者が進路決定までの過程に積極的に関わり、決定していくのが現在の流れ
です。後述しますが、生徒・保護者が進路情報をすすんでに集めることや、学校説明会・体
験入学等への積極的な参加、生徒本人が志望理由等を明確にしておくことなどが、進路希望
の実現のために必要不可欠になってきています。「中学校の役割」と「生徒本人・保護者の
役割」が分担されてきているのです。
※ 中学校の役割とは・・・
・ 進路決定の基本的な考え方や進路希望の大枠に対する相談とアドバイス
・ 進路情報を集める方法についての相談とアドバイス
・ 入試の手続き、願書等の書き方等の原則の指導
・ 入試におけるマナー、面接の受け方の指導
・ 個別の相談(心身面等を含めて)
・ 県公立高校の入試に関する手続き(出願から発表まで)
・ 職安を経由した就職関係の手続き(結合相談から発表まで)
・ 調査書、推薦書等の作成・発行
・ 中学校経由で示される進路情報の提供 など
3 進路選択の具体的な進め方
(1)生徒自身が自分の進路を真剣に考える
① 生徒一人ひとりが自らの生き方を真剣に考え、自分自身のよさを見つけながら、将来
についての夢や希望を持ちながら進路について考える姿勢を持っていきましょう。
② 特に進学希望者は、上級学校をよく知り、「何のために進学するのか」「なぜその学校
を選ぶのか」を明確にしておくことが大切です。
(2)保護者と共に進路希望を考える
① 進路希望は、必ず、保護者と共に考えていってほしいと思います。まず自分の希望を
持ち、そのうえで保護者の意見や考えにもよく耳を傾け、両者で話し合いを深めながら
希望を固めていってください。
② 進路希望については、生徒・保護者間で日常的に話し合えることが理想ですが、特に
進路希望調査の際には、生徒・保護者でじっくり話し合ってみてください。
なお、進路希望調査は、5月、7月、9月、11月の4回実施します。
(3)三者面談等で担任のアドバイスを受ける
① 三者面談を、7月、11月、12月の3回実施します。
7月 ・・・ 進路希望についての、おおまかな方向性について話題にします。また、
夏休みの過ごし方(生活・学習・学校説明会などへの参加、等)につい
ても確認します。
11月 ・・・ 進路希望について、具体的に学校名を出して検討、決定していきたい
と思います。
12月 ・・・ 調査書の評定が確定しています。それを資料にして受験校を決定して
いきます。
② 進路希望の決定について分からないことや迷っていることがあったら、三者面談以外、
ふだんから遠慮なく担任の先生に相談してみるとよいと思います。
(4)「調査書作成願い」を提出する
① 12月に「調査書作成願い」をご提出願います。この提出により、「受験する学校や企
業等が確定」となります。
4 高校入試のしくみ
☆ 県公立高校の入試について
(1) 日程
◇ 願書提出 ・・・ 2月19日(金)・22日(月)
◇ 志願先変更 ・・・ 2月24日(水)・25日(木)
◇ 選抜試験 ・・・ 3月2日(水) ~ 学力検査
3月3日(木) ~ 実技検査(芸術系学科等)
面接(一部の学校)
◇ 入学許可候補者発表 ・・・ 3月10日(木)
(2) 出願・学力検査・発表などについての注意事項
① 出願について
・ 入学者の募集は、(1)で示した一度だけです。この入試で欠員が出た場合は、
3月下旬に欠員補充が出ますが、欠員が出なければ、募集はこの一度だけです。
・ 県内の公立高校(県立・市立)は、どの地域の高校にも出願できます。
ただし、出願できるのは、全日制・定時制をふくめて1校だけです。
・ 出願に際して、第2志望を認める高校もあります。(春日部東高校「普通」と
「人文」、春日部女子高校「普通」と「外国語」など)
・ 志願先変更が認められるのは、(1)で示した期間に一度だけです。
② 選抜試験について
・ 学力検査は、基本的には、国語・数学・社会・理科・英語の5教科・500点
満点で実施されます。
だだし、「傾斜配点」を実施する学校・学科もあります。(例・・・「外国語科」
で、英語を200点満点にして、全体を600点満点にする等)
・ 「学力検査重視」の学校と、「調査書重視の学校」があります。
・ 面接は、実施する学校と実施しない学校があります。
・ 実技検査は、芸術系、体育系の学科・コースで実施されます。
・ 不登校生徒を対象にした特別な選抜方法も用意されています。
③ 入学許可候補者発表(合格発表)について
・ 各高等学校において、合格者の受検番号が掲示されます。
・ 県公立高校は、合格したら、必ずその学校に入学しなければなりません。
☆ 私 立 高 校 の 入 試 に つ い て
私立高校の受験は、出願、受験、発表、入学手続きなど、高校によって異なるこ
とがたくさんあります。各高校の募集要項などを手に入れ、よく読んで確認するよ
うにしてください。
(1)単願受験と併願受験
① 単願受験
・ 「合格したら必ず入学する」ことを確約して行う受験です。
・ 単願で合格すれば、必ずその学校で3年間を過ごすことになるのですから、
説明会などに積極的に参加して、その学校の特色をよく研究・検討しましょう。
☆ 教育方針 ☆ 授業カリキュラム ☆入学金や授業料
☆ 学校生活や行事・部活動 ☆通学方法や通学時間 等々
② 併願受験
・ 第一希望ではない受験のことです。
・ 第一希望校に合格すれば、そちらに入学するわけですから、併願受験の場合、
合格しても必ず入学するかどうか分からない受験です。しかし、その高校に入学
する可能性もあるわけですから、第一希望と同じ考えをもって、きちんと検
討して決めてください。
・ 併願受験は、合格基準が単願受験よりも厳しくなるので注意しましょう。
(2)推薦入試と一般入試
① 推薦入試
・ 高校によって、推薦の方法(中学校長推薦、保護者推薦、自己推薦など)や、推薦
区分(単願・A推薦、併願・B推薦など)、推薦の基準などが異なります。各高校の募
集要項で必ず確認しなければなりません。
② 一般入試
・ 一般入試にも、「単願」と「併願」があります。推薦入試での募集割合が高い学校で
は、一般入試の募集枠が少なくなってしまうので注意が必要です。
※ 私立高校の入試のしくみは、たいへん複雑なケースが多くなっています。同じ種別の
受験でも、受験日が複数設けられていることもあります。なかには、10種類程度の受験
の仕方が可能な学校もあります。自分の条件にもっとも合った試験を選ぶことが大切に
なってきます。
5 学校説明会などへの参加について
「学校説明会」などは、生徒にとっては、大切な情報収集の機会です。参加したこ
とによって、その学校のすべてを理解したつもりになってしまうことは危険ですが、
学校の様子を自分の目で見て、学校の雰囲気を肌で感じることは、とても大切なこと
です。パンフレットなどでは分からなかったことが見えてくることも多いでしょう。
また、高校にとっては、生徒の「意欲」をはかる機会であることも理解しておいて
下さい。説明会などへの参加は、その高校への入学意欲の表れとして受け止められる
こともあり、その意味では、生徒が自分の意欲をアピールできる機会ともいえます。
(1)「学校説明会」「体験入学」など
・ 生徒・保護者を対象に、県公立高校、私立高校ともに実施しています。
・ 面接で、参加の有無や参加しての感想を問われることもあるようです。また、私立
高校では、参加回数を得点化している学校もあります。必ず参加することが必要です。
(2)「個別相談会」
・ 生徒・保護者を対象に、多くの私立高校で実施しています。
・ 校外テストの結果などを求められることが多く、それを資料に、受験の合否の可能
性等について言及してくれます。私立高校の場合、個別相談会への参加が、大きく合
否に影響するといってよいようです。
※ 夏休み終了までには、「学校説明会」「体験入学」に、最低でも2校は参加してみてください。
6
進路選択にあたっての確認とお願い
(1) 3年1学期のうちに、「進路希望の大枠」を決定する
各学校の説明会・体験入学等が、夏休みから本格化します。そして、それらの参加が
入試結果に影響します。従って、夏休み前には「進路の大枠」を決定し、夏休みには進
路決定に向けて具体的に行動しなければなりません。
進路希望の大枠とは・・・
☆ 将来へのある程度の希望や見通し
☆ 中学卒業後は、働き始めるのか、学び続けるのか?
・ 働く道ならば、職種は?
・ 学び続けるのならば、校種(高校・専門学校・高等専門学校など)は?
高校ならば、公立・私立? 学科は?
(2)「進路情報」は生徒・保護者が中心となって集めてください。
最近の入試は非常に複雑化しており、「中学校には通知されず、直接連絡をとった生
徒や保護者のみに提供される情報」も多くなりました。受験を考えている学校には、
是非直接連絡をとって情報を集めてください。
収集について
・ どんな情報を集めたらいいか。
① 自分の夢・希望につながる勉強ができるか
② 校風、教育方針、学校の雰囲気はどんな感じか
③ 充実した高校生活が送れるか
④ 卒業後の進路状況・大学合格状況はどうか
⑤ 通学時間はどれくらいかかるか
⑥ 学費はどれくらいかかるか
・ どのようにして情報を集めたらいいか
⑦ 体験入学(夏休み中心)に参加する
⑧ 文化祭(6~11月ごろ)に出かけてみる
⑨ 学校(入試)説明会に参加する
⑩ 個別相談会に参加する
⑪ 各校のホームページを見る
⑫ 学校紹介のイベントに参加する
7.調査書について
①各教科の学習の記録
各教科についての成績による「評定」です。いわゆる「内申点」とよばれるもので、1年、
2年、3年の評定がそれぞれ5段階で記入されます
(各学年の評定合計は9教科×5=45点)。
3年の評定は1・2学期の成績によって 記入されます。
②総合的な学習の時間の記録
3年の1,2学期の学習を中心に、学習の状況や成果などについての評価が文章で記入されま
す。
③特別活動の記録
どんな委員(係)をやったかという学級活動のほか、生徒会活動、部活動、英検・漢検・
数検等の検定、学校内外におけるボランティア活動や文化活動などの特別活動が記入され
ます。
④出欠の記録
各学年の欠席日数とその主な理由です。
⑤その他
※ このように調査書は①~④と「その他」の5項目からなり、選抜の重要資料とされますが、
中でも「各教科の学習の記録」が重視されています。
<調査書の各学年の学習の記録の取り扱いの違いについて>
○「各教科の学習の記録の評定」が1年、2年、3年全て併記されます
調査書(いわゆる内申書)には、各学年各教科(9教科)の学習の記録が記載されます。
また各学年の評定を同等に扱うのか、特定の学年の評定を重視するのかといった、
調査書の取り扱いは各高等学校で定められます。
例えば、1年:2年:3年を1:1:2で扱う学校では、3年の成績が1・2年の
成績の2倍に評価されることになります。
各学校の評定の取り扱いについては「進路の手引き」を参照してください。
<全生徒にかかわること>
○調査書の内容の事前通知を確認して下さい
調査書の内容は、事前に保護者に通知されます。(2学期終業式の日に配布の予定
です)
体験入学・説明会について
(保護者の方へ)
体験入学や説明会とは、中学生やその保護者を対象に授業のシステムや設備、部活動などを見学し
たり、実際に参加する機会をいいます。外側からだけでなく、学校の内部に入って見学できるため、
学校について詳しく知ることが出来ます。また、実際の授業を体験して雰囲気を知り、自分にあった
学校選択の重要な資料とすることもできます。
入試説明会では、入試概要の説明を詳しく話してくれます。受験までにどんな勉強をしたらよいか
等、いろいろな質問にも答えてくれます。
積極的に体験入学、説明会に参加させて下さい。なお、これは単なる体験入学、説明会ではないと
思ってください。面接試験の一つでもあるので、ご家庭でもできるだけ参加させていただきたいと思
います。また、保護者説明会には、積極的に参加していただければと思います。
注意事項
1 開始時刻に遅れないように出発させてください。
2 忘れ物をしないように声を掛けてください。
・学校によって持ち物が違います。お知らせのプリント類がありましたら読ませてください。
・持ち物に指示がない場合は、交通費、筆記用具、メモ帳、上履き、上履きを入れる袋を持って
行かせてください。
3 身だしなみを整えさせてください。
・言葉遣い、態度(会釈など)は、一朝一夕に身に付くものではありません。普段から気を付けさ
せていただきたいと思います。
・頭髪、シャツのボタン、スカート丈などこの機会にぜひ、整えさせてください。
特に上履きには注意してください。あまりに汚れていたり、かかとが踏みつぶされているもの
はさけた方がよいかと思います。また、ピアス等のアクセサリーも同様です。
4 申し込みの手順
(1) どの学校の体験入学、説明会があるのか確認します。
お知らせは、教室棟1階進路学習室の廊下等に掲示してあります。
(2) 希望するものがあったら、申し込み方法を確認します。
各自で申し込む場合は、直接上級学校に申し込んでください。(はがきやFAX用紙がある場
合もあります)
中学校でまとめて申し込む場合は、校内締切を決めて中学校で申し込みます。
*谷原中専用の申し込み用紙に該当事項を記入し、進路担当に提出してください。
2部同じものを書き、一部は自分用として保管するようになります。
体験入学・説明会の参加について
(生徒のみなさんへ)
みなさんは、これから中学卒業後のコースをどうするか、具体的にどの学校どの職場にするのかな
どを考え、親や先生などに相談し、決定することになります。
そこで、情報収集することが大切です。その一つに体験入学や説明会があります。実際に自分の足
で学校や職場に出向き、説明を聞いたり、体験をしたりしてきます。学校の場所、様子、雰囲気、印
象(校舎、校庭、設備、部活動、制服など)もしっかり見て、進路決定に役立てて欲しいと思います。
前向きな態度で参加しましょう。
1 申し込みの手順
(1) どの学校の体験入学、説明会があるのか確認します。
お知らせは、1階昇降口横の掲示板及び、教室棟1階進路学習室の廊下に掲示してあります。
また、まとめて進路ニュースで知らせます。
(2) 希望するものがあったら、申し込み方法を確認します。
各自で申し込む場合は、直接上級学校に申し込んでください。
中学校でまとめて申し込む場合は、中学校で申し込みます。
*中学校を通じて申し込む場合は、申し込み用紙に必要事項を記入してください。
2部同じものを書き、切らずに担任の先生に提出してください。本人控え用は家の人に必ず
見せてください。
2 当日、中学校の教員は一緒に行きません。しっかりした態度、服装(制服)等で参加して下さい。
3 時間に余裕を持って参加しましょう。
できるだけ、交通機関を使い、所要時間も調べておきましょう。
4 忘れ物をしないようにしましょう。
指示されたものを持っていく。なければ筆記用具とメモ帳と上履き。
5 やむを得ず欠席、遅刻する場合は、保護者(または本人)が直接上級学校に連絡してください。{天
候(台風)等で開催が疑問視される場合も保護者が連絡をとってください。}
※ 県立高校の体験入学・学校見学会等一覧は『埼玉県立総合教育センター』のホームページから
「平成27 年度 学校説明会(平成 28 年度入試向け)」をご覧ください。