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金属燃料サイクルの実用性評価

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Academic year: 2021

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(1)プロジェクト課題. 金属燃料サイクルの実用性評価 背景・目的 金属燃料サイクル(図 1)は、当研究所が米国をはじめ欧州、国内の諸機関との共同研 究を活用しつつ開発を進めてきた革新的な高速炉(FBR)サイクル技術で、ウラン(U) とプルトニウム(Pu)の合金を燃料とし、冶金的に再処理(乾式再処理)と燃料製造を 行うものである。この技術の利点は、熱伝導の良い合金燃料を用いるため高速炉の安全性 や燃焼効率の向上が望めること、原理的に Pu 分離が困難な再処理技術のため核拡散抵抗 性が高いこと、半減期が長いマイナーアクチニド(MA)* 1 を回収・燃焼できるので廃棄 物負担が低減されることなどで、システムとしての高い経済性も期待されている。近年、 成長が著しいアジア諸国(インド、韓国、中国など)でも高速炉サイクルの実用化技術に 金属燃料サイクルが選定され、世界的に注目を集めている。一方、わが国では、酸化物燃 料と湿式再処理からなる高速炉サイクルを主概念とし、金属燃料サイクルはそれを超える 可能性があるが実績が乏しいとして副概念として位置付けられている。本課題では、高速 炉での照射試験や実使用済燃料試験、工学装置開発などを行い、実証的なデータの蓄積を 図る。. 主な成果 1.MA を添加した金属燃料のフェニックス高速炉での照射試験 金属燃料高速炉の MA 燃焼効率に着目し、欧州超ウラン元素研究所(JRC−ITU)と 共同で仏国フェニックス炉で照射した MA 添加金属燃料(図 2)の分析を進めた。核 分裂による燃料の膨張(スエリング)が顕著となる燃焼度 2 5 MWd / kg まで照射し た燃料では、MA を添加していない金属燃料と同様の照射特性が得られ、照射期間を 通じて燃料健全性が保たれていることを確認した[L 0 9 0 1 1]。 2.乾式リサイクル(乾式再処理、燃料製造)工学装置の開発* 2 湿式再処理と異なり、乾式再処理では数トン/年程度の小規模の施設でも高い経済 性が期待でき、基数を増やすことで大容量化が可能なことから、数トン/年規模の工 学的実証は実用化の最重要ステップである。そこで、リサイクル主要機器(還元、精製、 燃料製造)の 1 トン/年規模の工学試験装置を設計、製作した(図 3)。 3.乾式法による使用済プルサーマル(MOX)燃料からのアクチニド回収実証 JRC−ITU と共同で、少量の使用済軽水炉 MOX 燃料の乾式再処理による U、Pu、 MA の回収に成功した(図 4)。使用済プルサーマル燃料から U と Pu だけでなく、MA を伴に回収し、廃棄物の負担低減が期待できることを実証したのは世界で始めての成 果である。 * 1:ネプツニウム、アメリシウム、キュリウムなどウランより重く、非常に長期間、放射線や熱を発する元素。 * 2:本研究の一部は、特別会計に関する法律(エネルギー対策特別会計)に基づく文部科学省からの受託事 業として、電力中央研究所が実施した平成 21 年度「実用化に向けた金属燃料サイクルの工学技術実証に 関する研究開発」の成果である。. 22.

(2) 原子力技術 原子力技術 原子力技術 原子力技術. ③. ③ ③. ②. ①. ② ②. ① ①. 図 1 原子燃料サイクルにおける金属燃料サイクル 図 1 原子燃料サイクルにおける金属燃料サイクル 図 1 原子燃料サイクルにおける金属燃料サイクル 軽水炉サイクルと高速炉サイクルが乾式再処理により有機的につながったことが特徴。 図 1 原子燃料サイクルにおける金属燃料サイクル 軽水炉サイクルと高速炉サイクルが乾式再処理により有機的につながったことが特徴。 ①、②、③は主な成果 1、2、3 にそれぞれ対応する技術を示す。 軽水炉サイクルと高速炉サイクルが乾式再処理により有機的につながったことが特徴。 ①、②、③は主な成果 1、2、3 にそれぞれ対応する技術を示す。 軽水炉サイクルと高速炉サイクルが乾式再処理により有機的につながったことが特徴。 ①、②、③は主な成果 1、2、3 にそれぞれ対応する技術を示す。 ①、②、③は主な成果 1、2、3 にそれぞれ対応する技術を示す。. 図2 フェニックス炉で照射した金属燃料ピン 図2 フェニックス炉で照射した金属燃料ピン 図 2 フェニックス炉で照射した金属燃料ピン 図2 フェニックス炉で照射した金属燃料ピン. (a). (a) (a). (b). (b) (b). U. U. U. 図 3 開発した乾式再処理の工学規模試験装置 図 4 使用済 MOX 燃料から回収した 図(a)3 酸化物燃料を金属に還元する装置 開発した乾式再処理の工学規模試験装置 図 4 使用済 MOX 燃料から回収した ウラン 図 3 開発した乾式再処理の工学規模試験装置 図 4 使用済 MOX 燃料から回収した (a) 酸化物燃料を金属に還元する装置 ウラン 図(b) 3 開発した乾式再処理の工学規模試験装置 図 4 使用済 MOX 燃料から回収した 還元した金属燃料から U を回収する電解精製装置 (a) 酸化物燃料を金属に還元する装置 ウラン (b) 還元した金属燃料から U を回収する電解精製装置 (a)酸化物燃料を金属に還元する装置 ウラン MOX 還元物から、右側 左側のルツボの (b)本装置により、工学ホット試験に向け、スケールアップと処理速 還元した金属燃料から U を回収する電解精製装置 左側のルツボの MOX 還元物から、右側 本装置により、工学ホット試験に向け、スケールアップと処理速 (b)還元した金属燃料から U を回収する電解精製装置 左側のルツボの MOX 還元物から、右側 の鉄棒に を回収。針状結晶が特徴。 度、信頼性の向上を実証することが可能となった。 左側のルツボの U MOX 還元物から、右側 本装置により、工学ホット試験に向け、スケールアップと処理速 の鉄棒に U を回収。針状結晶が特徴。 度、信頼性の向上を実証することが可能となった。 本装置により、工学ホット試験に向け、スケールアップと処理 の鉄棒に U を回収。針状結晶が特徴。 の鉄棒に U を回収。針状結晶が特徴。 度、信頼性の向上を実証することが可能となった。 2 速度、信頼性の向上を実証することが可能となった。. 2. 2. 23.

(3)

参照

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